JP2001115970A - 液体充填装置 - Google Patents
液体充填装置Info
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Reciprocating Pumps (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シリンダ内周面とピストン外周面とのクリア
ランスを通して圧縮空気に含まれる水分がポンプ室のブ
レーキ油に混入するのを防止することができる液体充填
装置を提供する。 【解決手段】 シリンダ12内に区画されたポンプ側シ
リンダ室12Aと駆動側シリンダ室12Bに、第1ピス
トン17と第2ピストン20を上下方向の往復動可能に
収容し、第1ピストン17と第2ピストン20を連結ロ
ッド23により連結する。前記第1ピストン17により
ポンプ側シリンダ室12Aをポンプ室18と大気室19
に区画し、第2ピストン20により駆動側シリンダ室1
2Bを往行側駆動室21と復行側駆動室22に区画す
る。大気室19は区画壁16に設けた大気圧導入ポート
16cにより大気と連通する。前記復行側駆動室22に
供給される圧縮空気に含まれる水分は大気室19により
ポンプ室18内のブレーキ油に混入されることはない。
ランスを通して圧縮空気に含まれる水分がポンプ室のブ
レーキ油に混入するのを防止することができる液体充填
装置を提供する。 【解決手段】 シリンダ12内に区画されたポンプ側シ
リンダ室12Aと駆動側シリンダ室12Bに、第1ピス
トン17と第2ピストン20を上下方向の往復動可能に
収容し、第1ピストン17と第2ピストン20を連結ロ
ッド23により連結する。前記第1ピストン17により
ポンプ側シリンダ室12Aをポンプ室18と大気室19
に区画し、第2ピストン20により駆動側シリンダ室1
2Bを往行側駆動室21と復行側駆動室22に区画す
る。大気室19は区画壁16に設けた大気圧導入ポート
16cにより大気と連通する。前記復行側駆動室22に
供給される圧縮空気に含まれる水分は大気室19により
ポンプ室18内のブレーキ油に混入されることはない。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の油圧ブ
レーキ回路等の液圧作動回路や油圧シリンダ、油圧モー
タ等の液圧機器に作動液体を充填する装置に関するもの
である。
レーキ回路等の液圧作動回路や油圧シリンダ、油圧モー
タ等の液圧機器に作動液体を充填する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、液体充填装置として、トロコイド
ポンプ等の回転式のポンプにより貯留タンク内の液体を
吸い上げて充填対象へ圧送する方法が用いられている。
この方法には、ポンプの吸い上げ側が負圧となるので、
管路の継ぎ手部分やポンプのシール部分等から空気が吸
い込まれ、これがポンプの攪拌作用により細かい気泡と
なって液体中に分散して混入することがあり、このまま
充填されると液圧機器が作動不良を生じる。
ポンプ等の回転式のポンプにより貯留タンク内の液体を
吸い上げて充填対象へ圧送する方法が用いられている。
この方法には、ポンプの吸い上げ側が負圧となるので、
管路の継ぎ手部分やポンプのシール部分等から空気が吸
い込まれ、これがポンプの攪拌作用により細かい気泡と
なって液体中に分散して混入することがあり、このまま
充填されると液圧機器が作動不良を生じる。
【0003】上記問題を解消するため、ピストン式のポ
ンプにより貯留タンク内の液体を吸い上げて充填対象に
圧送する方法が用いられている。このピストン式の液体
充填装置には、ピストンを駆動するために、ピストンの
背面に圧縮空気を供給するとともに、シリンダ外部に設
けたコイルスプリングによりピストンを戻すように構成
されている。この方法によれば、吸い上げ側が負圧にな
るのを抑制して空気の吸い込みを抑制でき、細かい気泡
が作動液体中に混入するのをなくすことができる。
ンプにより貯留タンク内の液体を吸い上げて充填対象に
圧送する方法が用いられている。このピストン式の液体
充填装置には、ピストンを駆動するために、ピストンの
背面に圧縮空気を供給するとともに、シリンダ外部に設
けたコイルスプリングによりピストンを戻すように構成
されている。この方法によれば、吸い上げ側が負圧にな
るのを抑制して空気の吸い込みを抑制でき、細かい気泡
が作動液体中に混入するのをなくすことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ピストン式の液体充填装置には、ピストンを境界として
ポンプ室と空気の供給室とが形成されているため、圧縮
空気中に含まれる水分がピストンとシリンダとのクリア
ランスを通して作動液体中に混入する。作動液体に水分
が混入されると、液体の沸点の温度が低下するので、液
圧機器が作動不良を生じる恐れがあるという問題があっ
た。
ピストン式の液体充填装置には、ピストンを境界として
ポンプ室と空気の供給室とが形成されているため、圧縮
空気中に含まれる水分がピストンとシリンダとのクリア
ランスを通して作動液体中に混入する。作動液体に水分
が混入されると、液体の沸点の温度が低下するので、液
圧機器が作動不良を生じる恐れがあるという問題があっ
た。
【0005】この発明の目的は、上記従来の技術に存す
る問題点を解消して、液体中に圧縮空気に含まれる水分
が混入するのを防止することができるピストン式の液体
充填装置を提供することにある。
る問題点を解消して、液体中に圧縮空気に含まれる水分
が混入するのを防止することができるピストン式の液体
充填装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、シリンダ内部のシリン
ダ室にポンプ室を区画形成する第1ピストンを収容する
とともに、駆動室を区画形成する第2ピストンを収容
し、前記第1及び第2ピストンを連結ロッドにより連結
し、前記第1及び第2ピストンの間に大気室を設け、前
記ポンプ室には液体の吸入及び吐出ポートを設け、前記
駆動室には圧縮空気供給源からの圧縮空気を供給して第
2ピストンを第1ピストンとともに往行させる空気供給
ポートを設け、さらに、前記第2ピストン又は連結ロッ
ドには該ピストンを復行させる復行手段を設けたことを
要旨とする。
めに、請求項1に記載の発明は、シリンダ内部のシリン
ダ室にポンプ室を区画形成する第1ピストンを収容する
とともに、駆動室を区画形成する第2ピストンを収容
し、前記第1及び第2ピストンを連結ロッドにより連結
し、前記第1及び第2ピストンの間に大気室を設け、前
記ポンプ室には液体の吸入及び吐出ポートを設け、前記
駆動室には圧縮空気供給源からの圧縮空気を供給して第
2ピストンを第1ピストンとともに往行させる空気供給
ポートを設け、さらに、前記第2ピストン又は連結ロッ
ドには該ピストンを復行させる復行手段を設けたことを
要旨とする。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、シリンダの内部に区画壁を設けてシリンダ室をポン
プ側及び駆動側シリンダ室に区画し、前記ポンプ側シリ
ンダ室には第1ピストンを、前記駆動側シリンダ室には
第2ピストンを往復動可能に収容し、前記第1及び第2
ピストンを前記区画壁を貫通する連結ロッドにより連結
し、前記第1ピストンと前記区画壁との間に大気室を設
け、第1ピストンとシリンダの蓋板との間にポンプ室を
設け、前記第2ピストンとシリンダの底板との間に往行
側駆動室を設け、第2ピストンと区画壁との間に復行手
段を構成する復行側駆動室を設け、前記往行側駆動室及
び復行側駆動室に対し圧縮空気供給源から切換弁、管路
及び空気供給ポートを介して圧縮空気を切り換え供給す
るように構成したことを要旨とする。
て、シリンダの内部に区画壁を設けてシリンダ室をポン
プ側及び駆動側シリンダ室に区画し、前記ポンプ側シリ
ンダ室には第1ピストンを、前記駆動側シリンダ室には
第2ピストンを往復動可能に収容し、前記第1及び第2
ピストンを前記区画壁を貫通する連結ロッドにより連結
し、前記第1ピストンと前記区画壁との間に大気室を設
け、第1ピストンとシリンダの蓋板との間にポンプ室を
設け、前記第2ピストンとシリンダの底板との間に往行
側駆動室を設け、第2ピストンと区画壁との間に復行手
段を構成する復行側駆動室を設け、前記往行側駆動室及
び復行側駆動室に対し圧縮空気供給源から切換弁、管路
及び空気供給ポートを介して圧縮空気を切り換え供給す
るように構成したことを要旨とする。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
において、前記連結ロッドの上側突出部は前記シリンダ
の蓋板に形成した貫通孔に貫通支持されていることを要
旨とする。
において、前記連結ロッドの上側突出部は前記シリンダ
の蓋板に形成した貫通孔に貫通支持されていることを要
旨とする。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
において、前記連結ロッドは前記シリンダの両端部に位
置する蓋板及び底板に連結した案内ロッドの外周に摺動
可能に嵌合した筒状のものであることを要旨とする。
において、前記連結ロッドは前記シリンダの両端部に位
置する蓋板及び底板に連結した案内ロッドの外周に摺動
可能に嵌合した筒状のものであることを要旨とする。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項1におい
て、前記復行手段は、前記連結ロッド及び第1、第2ピ
ストンを常には復行方向へ付勢する付勢手段であること
を要旨とする。
て、前記復行手段は、前記連結ロッド及び第1、第2ピ
ストンを常には復行方向へ付勢する付勢手段であること
を要旨とする。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項5におい
て、前記付勢手段は、区画壁と第2ピストンとの間の往
行側駆動室に介在されたコイルバネであることを要旨と
する。
て、前記付勢手段は、区画壁と第2ピストンとの間の往
行側駆動室に介在されたコイルバネであることを要旨と
する。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項5におい
て、前記付勢手段は、シリンダの内部において前記区画
壁を省略して往行側駆動室内に取り付けたストッパと第
2ピストンとの間に介在されたコイルバネであることを
要旨とする。
て、前記付勢手段は、シリンダの内部において前記区画
壁を省略して往行側駆動室内に取り付けたストッパと第
2ピストンとの間に介在されたコイルバネであることを
要旨とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
施形態を図1及び図2に基づいて説明する。
【0014】基台11の上面には有蓋底円筒状のシリン
ダ12が立設され、このシリンダ12は円筒状のシリン
ダ本体13と、該シリンダ本体13の上端部に螺合固定
された蓋板14と、シリンダ本体13の下端部に螺合固
定された底板15とにより構成されている。前記シリン
ダ本体13の上下方向に関して中央部には区画壁16が
嵌入固定され、前記シリンダ12内を上部に位置するポ
ンプ側シリンダ室12Aと、下部に位置する駆動側シリ
ンダ室12Bとに区画形成している。なお、前記区画壁
16の固定はシリンダ本体13の外周から螺合した図示
しないボルトにより行われる。
ダ12が立設され、このシリンダ12は円筒状のシリン
ダ本体13と、該シリンダ本体13の上端部に螺合固定
された蓋板14と、シリンダ本体13の下端部に螺合固
定された底板15とにより構成されている。前記シリン
ダ本体13の上下方向に関して中央部には区画壁16が
嵌入固定され、前記シリンダ12内を上部に位置するポ
ンプ側シリンダ室12Aと、下部に位置する駆動側シリ
ンダ室12Bとに区画形成している。なお、前記区画壁
16の固定はシリンダ本体13の外周から螺合した図示
しないボルトにより行われる。
【0015】前記ポンプ側シリンダ室12A内には第1
ピストン17が上下方向の往復動可能に収容され、ポン
プ側シリンダ室12Aを上部に位置するポンプ室18と
下部に位置する大気室19とに区画している。前記駆動
側シリンダ室12B内には第2ピストン20が上下方向
の往復動可能に収容され、該第2ピストン20により駆
動側シリンダ室12Bは下部に位置する往行側駆動室2
1と、上部に位置する復行側駆動室22とに区画形成し
ている。
ピストン17が上下方向の往復動可能に収容され、ポン
プ側シリンダ室12Aを上部に位置するポンプ室18と
下部に位置する大気室19とに区画している。前記駆動
側シリンダ室12B内には第2ピストン20が上下方向
の往復動可能に収容され、該第2ピストン20により駆
動側シリンダ室12Bは下部に位置する往行側駆動室2
1と、上部に位置する復行側駆動室22とに区画形成し
ている。
【0016】前記第1ピストン17と第2ピストン20
は、前記区画壁16の中心部に上下方向に形成した貫通
孔16aを貫通する連結ロッド23により連結されてい
る。前記連結ロッド23の上部は蓋板14の中心部に形
成した貫通孔14aを通って外部に突出されている。前
記連結ロッド23の突出部23aは、蓋板14の上面に
取り付けた軸支筒24によって往復摺動可能に支持され
ている。
は、前記区画壁16の中心部に上下方向に形成した貫通
孔16aを貫通する連結ロッド23により連結されてい
る。前記連結ロッド23の上部は蓋板14の中心部に形
成した貫通孔14aを通って外部に突出されている。前
記連結ロッド23の突出部23aは、蓋板14の上面に
取り付けた軸支筒24によって往復摺動可能に支持され
ている。
【0017】前記蓋板14には吸入ポート14bが前記
ポンプ室18と外部を連通するように形成され、この吸
入ポート14bは吸入管路31を介して液体としてのブ
レーキ油を貯留するための油タンク32に接続されてい
る。吸入管路31には吸入弁としての機能を有する第1
逆止弁33が設けられ、ポンプ室18内のブレーキ油が
油タンク32側へ逆流するのを防止するようにしてい
る。
ポンプ室18と外部を連通するように形成され、この吸
入ポート14bは吸入管路31を介して液体としてのブ
レーキ油を貯留するための油タンク32に接続されてい
る。吸入管路31には吸入弁としての機能を有する第1
逆止弁33が設けられ、ポンプ室18内のブレーキ油が
油タンク32側へ逆流するのを防止するようにしてい
る。
【0018】前記蓋板14の吐出ポート14cには吐出
管路34が接続され、該吐出管路34の先端部は自動車
の油圧ブレーキ回路35のリザーブタンク36に設けた
キャップ37に接続されている。前記吐出管路34の途
中には吐出弁としての機能を有する第2逆止弁38が設
けられ、リザーブタンク36側からブレーキ油がポンプ
室18へ逆流するのを防止するようにしている。
管路34が接続され、該吐出管路34の先端部は自動車
の油圧ブレーキ回路35のリザーブタンク36に設けた
キャップ37に接続されている。前記吐出管路34の途
中には吐出弁としての機能を有する第2逆止弁38が設
けられ、リザーブタンク36側からブレーキ油がポンプ
室18へ逆流するのを防止するようにしている。
【0019】前記区画壁16には前記大気室19とシリ
ンダ12外部の大気とを連通する大気圧導入ポート16
cが形成されている。前記底板15には空気供給ポート
15aが前記往行側駆動室21と連通するように形成さ
れ、この空気供給ポート15aには空気供給管路41が
接続され、圧縮空気供給源としてのエアコンプレッサ4
2から送られる圧縮空気を往行側駆動室21内に供給可
能である。又、前記区画壁16には空気供給ポート16
bが復行側駆動室22と連通するように形成され、この
空気供給ポート16bには空気供給管路43が接続さ
れ、エアコンプレッサ42の圧縮空気を復行側駆動室2
2に供給可能である。前記空気供給管路41,43とエ
アコンプレッサ42との間には、往行用ポート44aと
復行用ポート44bとを有する手動切換弁44が接続さ
れ、エアコンプレッサ42の圧縮空気を往行側駆動室2
1又は復行側駆動室22に切り替え供給するようになっ
ている。
ンダ12外部の大気とを連通する大気圧導入ポート16
cが形成されている。前記底板15には空気供給ポート
15aが前記往行側駆動室21と連通するように形成さ
れ、この空気供給ポート15aには空気供給管路41が
接続され、圧縮空気供給源としてのエアコンプレッサ4
2から送られる圧縮空気を往行側駆動室21内に供給可
能である。又、前記区画壁16には空気供給ポート16
bが復行側駆動室22と連通するように形成され、この
空気供給ポート16bには空気供給管路43が接続さ
れ、エアコンプレッサ42の圧縮空気を復行側駆動室2
2に供給可能である。前記空気供給管路41,43とエ
アコンプレッサ42との間には、往行用ポート44aと
復行用ポート44bとを有する手動切換弁44が接続さ
れ、エアコンプレッサ42の圧縮空気を往行側駆動室2
1又は復行側駆動室22に切り替え供給するようになっ
ている。
【0020】なお、前記区画壁16、第1ピストン1
7、第2ピストン20の外周面には、シールリングが設
けられている。蓋板14の貫通孔14a、区画壁16と
第1ピストン17の貫通孔16a,17aにもシールリ
ングが設けられている。
7、第2ピストン20の外周面には、シールリングが設
けられている。蓋板14の貫通孔14a、区画壁16と
第1ピストン17の貫通孔16a,17aにもシールリ
ングが設けられている。
【0021】次に、前記のように構成した液体充填装置
について、その動作を説明する。図1は第1ピストン1
7及び第2ピストン20が上死点に移動されるととも
に、手動切換弁44が第2ピストン20を上死点に保持
する往行用ポート44aに切り換え配置された状態を示
す。大気室19は大気圧導入ポート16cにより大気と
常時連通されている。
について、その動作を説明する。図1は第1ピストン1
7及び第2ピストン20が上死点に移動されるととも
に、手動切換弁44が第2ピストン20を上死点に保持
する往行用ポート44aに切り換え配置された状態を示
す。大気室19は大気圧導入ポート16cにより大気と
常時連通されている。
【0022】この状態において、手動切換弁44のポー
トが第2ピストン20を下死点に移動する復行用ポート
44bに切り換えられると、エアコンプレッサ42から
圧縮空気が空気供給管路43、空気供給ポート16bを
介して復行側駆動室22内に供給される。そして、往行
側駆動室21と連通する空気供給管路41が大気に開放
されるので、第2ピストン20が下死点に向かって移動
される。これにより連結ロッド23を介して第1ピスト
ン17が上死点から図2に示す下死点に向かって移動さ
れる。
トが第2ピストン20を下死点に移動する復行用ポート
44bに切り換えられると、エアコンプレッサ42から
圧縮空気が空気供給管路43、空気供給ポート16bを
介して復行側駆動室22内に供給される。そして、往行
側駆動室21と連通する空気供給管路41が大気に開放
されるので、第2ピストン20が下死点に向かって移動
される。これにより連結ロッド23を介して第1ピスト
ン17が上死点から図2に示す下死点に向かって移動さ
れる。
【0023】図2に示すように前記第1ピストン17及
び第2ピストン20が下死点に移動される過程におい
て、油タンク32内の液体が吸入管路31、第1逆止弁
33及び吸入ポート14bを通してポンプ室18内に吸
入される。この動作の終了後、再び手動切換弁44が復
行用ポート44bから往行用ポート44aに切り換えら
れると、エアコンプレッサ42から圧縮空気が空気供給
管路41を介して往行側駆動室21内に供給され、復行
側駆動室22は大気に開放されるので、第2ピストン2
0が上死点に向かって移動され、これにより連結ロッド
23を介して第1ピストン17が下死点から上死点に向
かって移動される。従って、ポンプ室18内に吸い込ま
れたブレーキ油は吐出ポート14cから吐出管路34及
び第2逆止弁38を通して油圧ブレーキ回路35のリザ
ーブタンク36内に充填される。
び第2ピストン20が下死点に移動される過程におい
て、油タンク32内の液体が吸入管路31、第1逆止弁
33及び吸入ポート14bを通してポンプ室18内に吸
入される。この動作の終了後、再び手動切換弁44が復
行用ポート44bから往行用ポート44aに切り換えら
れると、エアコンプレッサ42から圧縮空気が空気供給
管路41を介して往行側駆動室21内に供給され、復行
側駆動室22は大気に開放されるので、第2ピストン2
0が上死点に向かって移動され、これにより連結ロッド
23を介して第1ピストン17が下死点から上死点に向
かって移動される。従って、ポンプ室18内に吸い込ま
れたブレーキ油は吐出ポート14cから吐出管路34及
び第2逆止弁38を通して油圧ブレーキ回路35のリザ
ーブタンク36内に充填される。
【0024】前記手動切換弁44の両ポートの切り換え
動作を手動で交互に行うことにより、第1ピストン17
が上下方向に往復動され、油タンク32内のブレーキ油
がリザーブタンク36に適量充填される。
動作を手動で交互に行うことにより、第1ピストン17
が上下方向に往復動され、油タンク32内のブレーキ油
がリザーブタンク36に適量充填される。
【0025】次に、前記のように構成した液体充填装置
の効果を構成とともに列記する。 (1)前記実施形態では、区画壁16と第1ピストン1
7との間に大気室19を設け、該大気室19を区画壁1
6に設けた大気圧導入ポート16cにより常時大気と連
通するように構成した。このため、前記往行側駆動室2
1及び復行側駆動室22に供給される圧縮空気中に含ま
れる水分が第1ピストン17の外周面とシリンダ本体1
3の内周面により形成される微少なクリアランスを通し
てポンプ室18内に侵入し、ブレーキ油に混入されるこ
とを防止することができる。このためブレーキ油の水分
混入による沸点の低下を抑制して液圧ブレーキ回路の作
動不良を回避することができる。
の効果を構成とともに列記する。 (1)前記実施形態では、区画壁16と第1ピストン1
7との間に大気室19を設け、該大気室19を区画壁1
6に設けた大気圧導入ポート16cにより常時大気と連
通するように構成した。このため、前記往行側駆動室2
1及び復行側駆動室22に供給される圧縮空気中に含ま
れる水分が第1ピストン17の外周面とシリンダ本体1
3の内周面により形成される微少なクリアランスを通し
てポンプ室18内に侵入し、ブレーキ油に混入されるこ
とを防止することができる。このためブレーキ油の水分
混入による沸点の低下を抑制して液圧ブレーキ回路の作
動不良を回避することができる。
【0026】(2)前記実施形態では、第1ピストン1
7及び第2ピストン20を連結する連結ロッド23の上
部を蓋板14の貫通孔14aから外部に突出するように
構成したので、第1ピストン17及び第2ピストン20
の往復運動を連結ロッド23により安定して円滑に行う
ことができる。
7及び第2ピストン20を連結する連結ロッド23の上
部を蓋板14の貫通孔14aから外部に突出するように
構成したので、第1ピストン17及び第2ピストン20
の往復運動を連結ロッド23により安定して円滑に行う
ことができる。
【0027】(3)前記実施形態では、吸入管路31に
第1逆止弁33を、吐出管路34に第2逆止弁38を設
けたので、油タンク32の油をリザーブタンク36に簡
単な構成により円滑に供給することができる。
第1逆止弁33を、吐出管路34に第2逆止弁38を設
けたので、油タンク32の油をリザーブタンク36に簡
単な構成により円滑に供給することができる。
【0028】(4)前記実施形態では、シリンダ本体1
3の内部に区画壁16を嵌合固定し、区画壁16に設け
た大気圧導入ポート16cにより大気室19を大気と連
通するようにした。このため大気圧導入ポートをシリン
ダ本体13に直接形成する構成と比較して、大気室19
の容積を大きく設定することができる。
3の内部に区画壁16を嵌合固定し、区画壁16に設け
た大気圧導入ポート16cにより大気室19を大気と連
通するようにした。このため大気圧導入ポートをシリン
ダ本体13に直接形成する構成と比較して、大気室19
の容積を大きく設定することができる。
【0029】次に、この発明の別の実施形態を図3〜図
6に基づいて順次説明する。なお、以下の実施形態にお
いて前記実施形態と同一の機能を有する部材については
同一の符号を付して説明を簡略化した。
6に基づいて順次説明する。なお、以下の実施形態にお
いて前記実施形態と同一の機能を有する部材については
同一の符号を付して説明を簡略化した。
【0030】○ 図3に示す実施形態は、区画壁16の
貫通孔16aを緩く貫通する案内ロッド51の上端部を
蓋板14の貫通孔14aに貫通してナットにより固定す
るとともに、案内ロッド51の下端部を底板15の貫通
孔15bに貫通してナットにより固定している。又、前
記第1ピストン17と第2ピストン20を連結する連結
ロッド23Aは円筒状に構成され、その上端外周部は第
1ピストン17に螺合固定され、下端外周部は第2ピス
トン20に螺合固定されている。そして、この連結ロッ
ド23Aは、案内ロッド51の外周面に沿って上下方向
に往復摺動するようになっている。
貫通孔16aを緩く貫通する案内ロッド51の上端部を
蓋板14の貫通孔14aに貫通してナットにより固定す
るとともに、案内ロッド51の下端部を底板15の貫通
孔15bに貫通してナットにより固定している。又、前
記第1ピストン17と第2ピストン20を連結する連結
ロッド23Aは円筒状に構成され、その上端外周部は第
1ピストン17に螺合固定され、下端外周部は第2ピス
トン20に螺合固定されている。そして、この連結ロッ
ド23Aは、案内ロッド51の外周面に沿って上下方向
に往復摺動するようになっている。
【0031】この実施形態においては、案内ロッド51
の上下両端部がシリンダ12から外部に突出しない構成
としたので、専有スペースを小さくすることができると
ともに、外部からの塵埃等の不純物のシリンダ内への侵
入を阻止して、ブレーキ油に不純物が混入するのを防止
でき、さらに摺動部の耐久性を向上することができる。
の上下両端部がシリンダ12から外部に突出しない構成
としたので、専有スペースを小さくすることができると
ともに、外部からの塵埃等の不純物のシリンダ内への侵
入を阻止して、ブレーキ油に不純物が混入するのを防止
でき、さらに摺動部の耐久性を向上することができる。
【0032】又、連結ロッド23Aが案内ロッド51に
沿って摺動するので、第1ピストン17と第2ピストン
20の往復運動を安定して円滑に行うことができる。 ○ 図4に示す実施形態は、図3に示す実施形態におい
て、復行側駆動室22内に復行手段を構成する復行用コ
イルバネ52を収容するとともに、空気供給管路43及
び空気供給ポート16bを省略し、区画壁16に大気圧
導入ポート16cとは別の大気圧導入ポート16dを形
成している。
沿って摺動するので、第1ピストン17と第2ピストン
20の往復運動を安定して円滑に行うことができる。 ○ 図4に示す実施形態は、図3に示す実施形態におい
て、復行側駆動室22内に復行手段を構成する復行用コ
イルバネ52を収容するとともに、空気供給管路43及
び空気供給ポート16bを省略し、区画壁16に大気圧
導入ポート16cとは別の大気圧導入ポート16dを形
成している。
【0033】又、図4は手動切換弁44の復行用ポート
44bが作動位置にあって、第2ピストン20が下死点
に保持されている。この状態において、手動切換弁44
が往行用ポート44aに切り換えられると、エアコンプ
レッサ42から往行側駆動室21内に圧縮空気が供給さ
れ、第2ピストン20が上死点に向かって移動される。
一方、手動切換弁44が往行用ポート44aから復行用
ポート44bに切り換えられると、第1ピストン17が
復行動作される。この過程では、復行用コイルバネ52
の蓄勢力により第2ピストン20が上死点から下死点に
移動され、連結ロッド23Aを介して第1ピストン17
が上死点から下死点に移動される。
44bが作動位置にあって、第2ピストン20が下死点
に保持されている。この状態において、手動切換弁44
が往行用ポート44aに切り換えられると、エアコンプ
レッサ42から往行側駆動室21内に圧縮空気が供給さ
れ、第2ピストン20が上死点に向かって移動される。
一方、手動切換弁44が往行用ポート44aから復行用
ポート44bに切り換えられると、第1ピストン17が
復行動作される。この過程では、復行用コイルバネ52
の蓄勢力により第2ピストン20が上死点から下死点に
移動され、連結ロッド23Aを介して第1ピストン17
が上死点から下死点に移動される。
【0034】この実施形態では、ポンプ室18と往行側
駆動室21との間に大気室19と、大気圧雰囲気の復行
側駆動室22が設けられているので、往行側駆動室21
からポンプ室18への水分の侵入をより確実に防止する
ことができる。
駆動室21との間に大気室19と、大気圧雰囲気の復行
側駆動室22が設けられているので、往行側駆動室21
からポンプ室18への水分の侵入をより確実に防止する
ことができる。
【0035】○ 図5に示す実施形態は、区画壁16を
省略するとともに復行用コイルバネ52の上端をシリン
ダ本体13の内周面に対し大気室19を兼用する復行側
駆動室22に位置するように固定したストッパ53によ
り係止し、シリンダ本体13に大気圧導入ポート13a
を形成している。その他の構成は図4に示す構成と同様
である。
省略するとともに復行用コイルバネ52の上端をシリン
ダ本体13の内周面に対し大気室19を兼用する復行側
駆動室22に位置するように固定したストッパ53によ
り係止し、シリンダ本体13に大気圧導入ポート13a
を形成している。その他の構成は図4に示す構成と同様
である。
【0036】この実施形態では、復行側駆動室22が大
気室19と同一の機能を奏するので、往行側駆動室21
内の圧縮空気に含まれる水分が第1ピストン17のクリ
アランスを通してポンプ室18側に移行することを防止
することができる。
気室19と同一の機能を奏するので、往行側駆動室21
内の圧縮空気に含まれる水分が第1ピストン17のクリ
アランスを通してポンプ室18側に移行することを防止
することができる。
【0037】○ 図6に示す実施形態は、図3に示す実
施形態において案内ロッド51を省略したものである。
この実施形態においては、部品点数を低減し構成を簡素
化することができる。
施形態において案内ロッド51を省略したものである。
この実施形態においては、部品点数を低減し構成を簡素
化することができる。
【0038】○ 図示しないが、図4に示す実施形態に
おいて、案内ロッド51を省略してもよい。この実施形
態においては、部品点数を低減し構成を簡素化すること
ができる。
おいて、案内ロッド51を省略してもよい。この実施形
態においては、部品点数を低減し構成を簡素化すること
ができる。
【0039】○ 図示しないが、自動車の油圧ブレーキ
回路以外の液圧作動回路や油圧シリンダ、油圧モータ等
の液圧機器に作動液体を充填する装置に具体化すること
もできる。
回路以外の液圧作動回路や油圧シリンダ、油圧モータ等
の液圧機器に作動液体を充填する装置に具体化すること
もできる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜7記載
の発明は、液体中に圧縮空気に含まれる水分が混入する
のを抑制することができ、このため作動油等の液体の水
分混入による沸点の低下を抑制して液圧機器の作動不良
を回避することができる。
の発明は、液体中に圧縮空気に含まれる水分が混入する
のを抑制することができ、このため作動油等の液体の水
分混入による沸点の低下を抑制して液圧機器の作動不良
を回避することができる。
【0041】請求項2記載の発明は、第1及び第2ピス
トンを連結する連結ロッドが区画壁に形成した貫通孔に
支持されているので、両ピストンの往復動を円滑に行う
ことができる。
トンを連結する連結ロッドが区画壁に形成した貫通孔に
支持されているので、両ピストンの往復動を円滑に行う
ことができる。
【0042】請求項3記載の発明は、連結ロッドがシリ
ンダの一端部に設けた蓋板を貫通して外部に突出されて
いるので、両ピストンの往復運動を安定して行うことが
できる。
ンダの一端部に設けた蓋板を貫通して外部に突出されて
いるので、両ピストンの往復運動を安定して行うことが
できる。
【0043】請求項4記載の発明は、筒状の連結ロッド
がシリンダの両端部に位置する蓋板及び底板に連結した
案内ロッドの外周に沿って摺動可能に嵌合されているの
で、両ピストンの往復運動を安定して行うことができ
る。又、専有スペースを小さくすることができるととも
に、外部からの塵埃等の不純物のシリンダ内への侵入を
阻止して、ブレーキ油に不純物が混入するのを防止で
き、さらに摺動部の耐久性を向上することができる。
がシリンダの両端部に位置する蓋板及び底板に連結した
案内ロッドの外周に沿って摺動可能に嵌合されているの
で、両ピストンの往復運動を安定して行うことができ
る。又、専有スペースを小さくすることができるととも
に、外部からの塵埃等の不純物のシリンダ内への侵入を
阻止して、ブレーキ油に不純物が混入するのを防止で
き、さらに摺動部の耐久性を向上することができる。
【0044】請求項5記載の発明では、復行手段が連結
ロッド及び第1、第2ピストンを常には復行方向へ付勢
する付勢手段により構成されているので、圧縮空気中に
含まれる水分のポンプ室側への侵入をより確実に防止す
ることができる。
ロッド及び第1、第2ピストンを常には復行方向へ付勢
する付勢手段により構成されているので、圧縮空気中に
含まれる水分のポンプ室側への侵入をより確実に防止す
ることができる。
【0045】請求項6記載の発明は、付勢手段を区画壁
と第2ピストンとの間の往行側駆動室に介在されたコイ
ルバネとしたので、構成を簡素化することができる。請
求項7記載の発明は、シリンダの内部において区画壁を
省略して往行側駆動室内に取り付けたストッパと第2ピ
ストンとの間に介在されたコイルバネを付勢手段とした
ので、シリンダの軸方向の長さを短くして小型化を図る
ことができる。
と第2ピストンとの間の往行側駆動室に介在されたコイ
ルバネとしたので、構成を簡素化することができる。請
求項7記載の発明は、シリンダの内部において区画壁を
省略して往行側駆動室内に取り付けたストッパと第2ピ
ストンとの間に介在されたコイルバネを付勢手段とした
ので、シリンダの軸方向の長さを短くして小型化を図る
ことができる。
【図1】 この発明を自動車のブレーキ油の充填装置に
具体化した一実施形態を示すピストン往行状態の縦断面
図。
具体化した一実施形態を示すピストン往行状態の縦断面
図。
【図2】 ピストンが復行した状態を示す縦断面図。
【図3】 この発明の別の実施形態を示す縦断面図。
【図4】 この発明の別の実施形態を示す縦断面図。
【図5】 この発明の別の実施形態を示す縦断面図。
【図6】 この発明の別の実施形態を示す縦断面図。
12…シリンダ、12A…ポンプ側シリンダ室、12B
…駆動側シリンダ室、14…蓋板、14a…貫通孔、1
4b…吸入ポート、14c…吐出ポート、15…底板、
15a…空気供給ポート、16…区画壁、16b…空気
供給ポート、17…第1ピストン、18…ポンプ室、1
9…大気室、20…第2ピストン、21…往行側駆動
室、22…復行側駆動室、23,23A…連結ロッド、
23a…上側突出部、42…圧縮空気供給源としてのエ
アコンプレッサ、44…切換弁、51…案内ロッド、5
2…付勢手段としてのコイルバネ、53…ストッパ。
…駆動側シリンダ室、14…蓋板、14a…貫通孔、1
4b…吸入ポート、14c…吐出ポート、15…底板、
15a…空気供給ポート、16…区画壁、16b…空気
供給ポート、17…第1ピストン、18…ポンプ室、1
9…大気室、20…第2ピストン、21…往行側駆動
室、22…復行側駆動室、23,23A…連結ロッド、
23a…上側突出部、42…圧縮空気供給源としてのエ
アコンプレッサ、44…切換弁、51…案内ロッド、5
2…付勢手段としてのコイルバネ、53…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F04B 23/00 F04B 21/00 P F15B 15/00 Z N 21/02 B Fターム(参考) 3H071 AA03 BB01 BB04 CC28 CC33 CC34 CC41 CC42 DD12 DD13 DD14 DD31 DD42 DD51 DD60 DD72 DD73 DD82 DD89 3H075 AA01 BB03 BB12 CC16 CC29 CC34 CC35 CC36 DA20 DA30 DB10 DB50 3H081 AA03 BB03 HH10
Claims (7)
- 【請求項1】 シリンダ(12)内部のシリンダ室にポ
ンプ室(18)を区画形成する第1ピストン(17)を
収容するとともに、駆動室(21)を区画形成する第2
ピストン(20)を収容し、前記第1及び第2ピストン
(17,20)を連結ロッド(23,23A)により連
結し、前記第1及び第2ピストンの間に大気室(19)
を設け、前記ポンプ室(18)には液体の吸入及び吐出
ポート(14b,14c)を設け、前記駆動室(21)
には圧縮空気供給源(42)からの圧縮空気を供給して
第2ピストン(20)を第1ピストン(17)とともに
往行させる空気供給ポート(15a)を設け、さらに、
前記第2ピストン( 20)又は連結ロッド(23,2
3A)には該ピストン(20)を復行させる復行手段
(22,16b,42,43,44,52)を設けた液
体充填装置。 - 【請求項2】 請求項1において、シリンダ(12)の
内部に区画壁(16)を設けてシリンダ室をポンプ側及
び駆動側シリンダ室(12A,12B)に区画し、前記
ポンプ側シリンダ室(12A)には第1ピストン(1
7)を、前記駆動側シリンダ室(12B)には第2ピス
トン(20)を往復動可能に収容し、前記第1及び第2
ピストン(17,20)を前記区画壁(16)を貫通す
る連結ロッド(23,23A)により連結し、前記第1
ピストン(17)と前記区画壁(16)との間に大気室
(19)を設け、第1ピストン(17)とシリンダ(1
2)の蓋板(14)との間にポンプ室(18)を設け、
前記第2ピストン(20)とシリンダ(12)の底板
(15)との間に往行側駆動室(21)を設け、第2ピ
ストン(20)と区画壁(16)との間に復行手段を構
成する復行側駆動室(22)を設け、前記往行側駆動室
(21)及び復行側駆動室(22)に対し圧縮空気供給
源(42)から切換弁(44)、管路(41,43)及
び空気供給ポート(15a,16b)を介して圧縮空気
を切り換え供給するように構成した液体充填装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、前記連結ロッ
ド(23)の上側突出部(23a)は前記シリンダ(1
2)の蓋板(14)に形成した貫通孔(14a)に貫通
支持されている液体充填装置。 - 【請求項4】 請求項1又は2において、前記連結ロッ
ド(23A)は前記シリンダ(12)の両端部に位置す
る蓋板(14)及び底板(15)に連結した案内ロッド
(51)の外周に摺動可能に嵌合した筒状のものである
液体充填装置。 - 【請求項5】 請求項1において、前記復行手段は、前
記連結ロッド(23,23A)及び第1、第2ピストン
(17,20)を常には復行方向へ付勢する付勢手段
(52)である液体充填装置。 - 【請求項6】 請求項5において、前記付勢手段(5
2)は、区画壁(16)と第2ピストン(20)との間
の往行側駆動室(22)に介在されたコイルバネ(5
2)である液体充填装置。 - 【請求項7】 請求項5において、前記付勢手段(5
2)は、シリンダ(12)の内部において前記区画壁
(16)を省略して往行側駆動室(22)内に取り付け
たストッパ(53)と第2ピストン(20)との間に介
在されたコイルバネ(52)である液体充填装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29518299A JP2001115970A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 液体充填装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29518299A JP2001115970A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 液体充填装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001115970A true JP2001115970A (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=17817285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29518299A Pending JP2001115970A (ja) | 1999-10-18 | 1999-10-18 | 液体充填装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001115970A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102536721A (zh) * | 2010-12-27 | 2012-07-04 | 赵宝元 | 往复式气动水泵 |
CN101592144B (zh) * | 2008-05-30 | 2012-07-25 | 台湾磁原科技股份有限公司 | 抽取装置及方法 |
JP5622910B1 (ja) * | 2013-09-30 | 2014-11-12 | 株式会社ナカリキッドコントロール | 液体吐出ポンプ |
CN105626505A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-06-01 | 广东粤东机械实业有限公司 | 用于食品灌装的充填泵 |
CN111005852A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-14 | 宁波真格液压科技有限公司 | 一种高度集成的往复式柱塞泵 |
-
1999
- 1999-10-18 JP JP29518299A patent/JP2001115970A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101592144B (zh) * | 2008-05-30 | 2012-07-25 | 台湾磁原科技股份有限公司 | 抽取装置及方法 |
CN102536721A (zh) * | 2010-12-27 | 2012-07-04 | 赵宝元 | 往复式气动水泵 |
CN102536721B (zh) * | 2010-12-27 | 2016-04-20 | 王学武 | 往复式气动水泵 |
JP5622910B1 (ja) * | 2013-09-30 | 2014-11-12 | 株式会社ナカリキッドコントロール | 液体吐出ポンプ |
CN105626505A (zh) * | 2016-01-25 | 2016-06-01 | 广东粤东机械实业有限公司 | 用于食品灌装的充填泵 |
CN105626505B (zh) * | 2016-01-25 | 2018-02-02 | 广东粤东机械实业有限公司 | 用于食品灌装的充填泵 |
CN111005852A (zh) * | 2019-12-30 | 2020-04-14 | 宁波真格液压科技有限公司 | 一种高度集成的往复式柱塞泵 |
CN111005852B (zh) * | 2019-12-30 | 2021-06-15 | 河北恒盛泵业股份有限公司 | 一种高度集成的往复式柱塞泵 |
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040420 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041130 |