JP2001114654A - パーマネントウェーブ用第1剤 - Google Patents

パーマネントウェーブ用第1剤

Info

Publication number
JP2001114654A
JP2001114654A JP29668999A JP29668999A JP2001114654A JP 2001114654 A JP2001114654 A JP 2001114654A JP 29668999 A JP29668999 A JP 29668999A JP 29668999 A JP29668999 A JP 29668999A JP 2001114654 A JP2001114654 A JP 2001114654A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
permanent wave
present
hair
aminoalkanediol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29668999A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Yoshihara
秀樹 吉原
Kazuko Ogasawara
和子 小笠原
Ken Tabohashi
建 田保橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP29668999A priority Critical patent/JP2001114654A/ja
Publication of JP2001114654A publication Critical patent/JP2001114654A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時の刺激臭がなく、パーマネントウェー
ブ施術後に毛髪のすべり性、しなやかさが良好なパーマ
ネントウェーブ用第1剤を提供する。 【解決手段】 アルカリ剤として特定のアミノアルカン
ジオールを使用することを特徴とするパーマネントウェ
ーブ用第1剤を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパーマネントウェー
ブ用第1剤に関し、更に詳しくは主剤がチオグリコール
酸塩又はシステインであり、アルカリ剤としてアミノ酸
還元アミノアルカンジオールを利用したパーマネントウ
ェーブ用第1剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパーマネントウェーブ用第1剤
は、チオグリコール酸塩やシステインなどの還元剤を主
剤とし、アルカリ剤としてアンモニア、モノエタノール
アミンなどを加えたものが通常使用されている。このと
き、還元剤の作用を効果的に発現させるため過剰のアル
カリ剤を添加し、pH8〜10といったアルカリ性に調
整される。しかしながら、アルカリ剤としてアンモニア
を利用した場合、アンモニアの揮発性が高く施術中に刺
激臭が発生するという問題があった。
【0003】これを解決するために、アルカリ剤として
揮発性の低いモノエタノールアミン、2−アミノ−2−
メチル−1−プロパノール(特開昭60−38319)
などのアルカノールアミンを利用したパーマネントウェ
ーブ用第1剤が提案されている。しかしながら、これら
アルカノールアミンを利用したパーマネントウェーブ用
第1剤において刺激臭は改善されたものの、パーマネン
トウェーブ用第2剤(酸化剤)で処理した後の毛髪の柔
軟性(しなやかさ)やすべり性が悪く、風合いを損なう
という問題があった。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】本発明が解決しよう
とする課題は、パーマネントウェーブ施術時に刺激臭が
なく、施術後に毛髪の柔軟性やすべり性といった風合い
が良好なパーマネントウェーブ用第1剤を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者はかかる実状に
鑑み鋭意研究した結果、パーマネントウェーブ用第1剤
において、アルカリ剤としてアミノ酸還元アミノアルカ
ンジオールを利用することにより上記目的が達成される
ことを見いだし本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、下記一般式(1)で示さ
れるアミノアルカンジオールをアルカリ剤として利用す
ることを特徴とするパーマネントウェーブ用第1剤に関
する。
【0007】
【化2】
【0008】[但し、式(1)中、Rは−(CH
−OHまたは−CH(−OH)−CH を、nは1〜
3の整数を表す。]
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のパーマネントウェーブ用
第1剤に用いられる還元剤はチオグリコール酸塩または
システインなどが利用できる。チオグリコール酸は、通
常2〜7%濃度で使用され、好ましくは3〜6%程度で
ある。2%未満であるとウェーブ形成力や持続性が弱く
なる場合があり、7%を越えるとチオグリコール酸の作
用が強すぎて毛髪や皮膚に悪影響を及ぼす。またシステ
インの配合量は、全組成中3〜7.5重量%であること
が好ましい。3重量%未満であるとウェーブ形成力や持
続性が弱くなる場合があり、7.5重量%を越えると作
用が強すぎて毛髪や皮膚に悪影響を及ぼす。これら還元
剤は、それぞれ単独で使用しても良いし併用して使用し
ても良い。
【0010】次に本発明のアルカリ剤であるアミノアル
カンジオールについて詳細に説明する。本発明に利用さ
れるアミノアルカンジオールは上記一般式(1)で示さ
れる第1級アミノアルカンジオールであり、具体的に
は、2−アミノ−1,5−ペンタンジオール、2−アミ
ノ−1,4−ブタンジオール、2−アミノ−1,3−ブ
タンジオール、2−アミノ−1,3−プロパンジオール
である。これらは光学活性体及びラセミ体のいずれも用
いることができる。
【0011】上記第1級アミノアルカンジオールは、グ
ルタミン酸、アスパラギン酸、スレオニン、セリンのカ
ルボキシル基を還元することにより製造することがで
き、具体的には、対応するアミノ酸又はアミノ酸エステ
ル又はその塩などを有機溶媒又は水中で金属水素化物と
反応させることにより合成することができる。金属水素
化物の具体例としては水素化リチウムアルミニウム、水
素化ホウ素ナトリウムなどが挙げられる。またラネーニ
ッケルなどの金属触媒を利用して、対応するアミノ酸エ
ステルの高圧水素添加によって合成することもできる。
これらの方法で合成した第1級アミノアルカンジオール
は減圧蒸留法などにより精製して利用することもでき
る。
【0012】上記アミノアルカンジオールは単独で使用
しても2種類以上のアミノアルカンジオールを併用して
も良い。また上記効果を阻害しない範囲で従来使用され
るアンモニア、モノエタノールアミンなどを併用してp
Hを調整することもできる。本発明におけるパーマネン
トウェーブ用第1剤はのpHは8.0〜9.6程度が好
ましい。
【0013】また、本発明のパーマネントウェーブ用第
1剤には、必要に応じて他の成分を本発明の効果を阻害
しない範囲で添加することができる。このような成分と
しては、カチオン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両
性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、尿素、高級アル
コール、蛋白質加水分解物、酸性アミノ酸、中性アミノ
酸、防腐剤、着色剤、香料などがあげられる。
【0014】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0015】<2−アミノ−1,4−ブタンジオールの
製造例>四ツ口フラスコにテトラヒドロフラン350m
lを入れ0℃に冷却し水素化リチウムアルミニウム34
gを加えた。これに公知の方法により合成したアスパラ
ギン酸ジブチルエステル塩酸塩123gを加え還流下3
0分間反応させた。反応液を0℃に冷却し、イソプロパ
ノール193ml、水77mlを加えて析出した固体を
ろ過した。この固体をイソプロパノールにより数回抽出
し先のろ液と合わせて減圧濃縮し油状物を得た。これを
減圧蒸留して2−アミノ−1,4−ブタンジオール
(b.p.132℃、0.15mHg)を29g得た。
【0016】<官能評価>20cm、2gの毛束を一定
張力でロッドに巻き付け固定した。表1に示すパーマネ
ントウェーブ用第1剤を塗布し、35℃の恒温槽中に1
5分間放置した。水洗後、5%臭素酸ナトリウム水溶液
からなるパーマネントウェーブ用第2剤を塗布し、15
分後毛束をロッドからはずした。40℃の水に浸漬した
後乾燥させて10名のパネラーにより毛髪のすべり性、
しなやかさについて評価した。なお臭気評価は1剤の刺
激臭について評価した。評価は以下に示す基準により平
均値を算出し、平均値が2.5以上の場合を良好
(○)、2.4〜1.5の場合を普通(△)、1.4以
下の場合を不良(×)として行った。その評価結果を表
1に示す。
【0017】<評価基準> (使用時の刺激臭) 3:良い 2:普通 1:悪い (毛髪のすべり性) 3:すべり性がある 2:普通 1:きしむ (毛髪のしなやかさ) 3:しなやか 2:普通 1:ごわつく
【0018】
【表1】
【0019】表1から分かるようにアルカリ剤として本
発明のアミノアルカンジオールを使用したパーマネント
ウェーブ用第1剤で施術した方が、使用時の刺激臭もな
く、毛髪のすべり性、しなやかさが優れていることが分
かる。またウェーブ形成を目視により評価したが、本発
明品は対応する比較例と同様に良好であった。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば使用時に刺激臭がなく、
施術後に毛髪のすべり性、しなやかさが良好なパーマネ
ントウェーブ用第1剤を提供することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(1)で示されるアミノアルカ
    ンジオールをアルカリ剤として利用することを特徴とす
    るパーマネントウェーブ用第1剤。 【化1】 [但し、式(1)中、Rは−(CH−OHまたは
    −CH(−OH)−CH を、nは1〜3の整数を表
    す。]
JP29668999A 1999-10-19 1999-10-19 パーマネントウェーブ用第1剤 Pending JP2001114654A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29668999A JP2001114654A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 パーマネントウェーブ用第1剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29668999A JP2001114654A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 パーマネントウェーブ用第1剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001114654A true JP2001114654A (ja) 2001-04-24

Family

ID=17836820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29668999A Pending JP2001114654A (ja) 1999-10-19 1999-10-19 パーマネントウェーブ用第1剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001114654A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003146847A (ja) * 2001-08-30 2003-05-21 Nonogawa Shoji Kk 毛髪処理剤組成物およびその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003146847A (ja) * 2001-08-30 2003-05-21 Nonogawa Shoji Kk 毛髪処理剤組成物およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2825859B2 (ja) N―(メルカプトアルキル)―ω―ヒドロキシアルキルアミドおよび髪の毛の永続的変形法における還元剤としてのその使用
JPH03170411A (ja) アミノメルカプトアルキルアミドまたはその塩を還元剤とする髪の永続変形用還元組成物
JPH02196711A (ja) モノ又はポリヒドロキシアルキル基でn―モノ又はn,n―ジ置換された4―メルカプトブチルアミド及びそれを含有する毛髪のパーマネント変形用の還元剤
JP2002363042A (ja) 縮毛矯正方法
FR2692481A1 (fr) Composition cosmétique réductrice pour la déformation permanente des cheveux à base d'un mercaptoalkylamino-amide et procédé de déformation permanente des cheveux.
JPH08310920A (ja) 毛髪化粧料
US5173288A (en) Nail polish remover comprising acetone and hydrolyzed keratin
JP2000507272A (ja) N―分枝鎖アルキル置換メルカプトアセトアミドに基づく毛髪のパーマネント加工剤及び加工法、並びに、その製造方法
JP2006199692A (ja) パーマネントウエーブ加工用薬剤
JPH05262623A (ja) 毛髪化粧料
JP2001114654A (ja) パーマネントウェーブ用第1剤
JP2912504B2 (ja) 毛髪用洗浄剤組成物
US20050201964A1 (en) Composition to permanently reshape the hair containing at least one dicarboxydithiol
JP2008094830A (ja) 少なくとも一のカルボキシジチオールを含む毛髪のパーマネントリシェイプ用組成物
JP2876173B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH09255537A (ja) パーマネントウエーブ用第1剤
JP4932175B2 (ja) 毛髪処理剤
JP2006273729A (ja) 毛髪処理剤
EP0457521B1 (en) Nail polish remover
JP4046894B2 (ja) パーマネントウェーブ処理剤
JP3657909B2 (ja) 毛髪化粧料
JPS58113299A (ja) シヤンプ−組成物
JPH06264091A (ja) 洗浄剤組成物
JP2001199845A (ja) 毛髪化粧料
JPH0931050A (ja) ポリアルキレングリコールモノチオラクテート及びこれを含有するパーマネントウェーブ組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050927

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060214