JP2001114640A - ゲル状化粧料 - Google Patents

ゲル状化粧料

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JP2001114640A
JP2001114640A JP29060699A JP29060699A JP2001114640A JP 2001114640 A JP2001114640 A JP 2001114640A JP 29060699 A JP29060699 A JP 29060699A JP 29060699 A JP29060699 A JP 29060699A JP 2001114640 A JP2001114640 A JP 2001114640A
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Saori Satou
さおり 佐藤
Misaki Ishida
美咲 石田
Shinji Hayashi
伸二 林
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用時ののびが良好であり、使用後のべたつ
きがなく肌への保湿効果が優れており、経時安定性に優
れるとともに肌にはりを与え、肌荒れ改善効果およびし
わ隠蔽効果に優れた皮膚用のゲル状化粧料を提供する。 【解決手段】 (A)木通またはレンゲソウ抽出エキス
を乾燥残留物として0.00005〜2重量%、(B)
多価アルコール0.1〜30重量%、(C)アニオン性
高分子0.01〜3重量%を含有することを特徴とする
ゲル状化粧料であり、またさらに(D)バラ科植物果実
果汁を0.01〜30重量%含むことを特徴とするゲル
状化粧料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は皮膚用のゲル状化粧
料に関し、さらに詳しくは、使用時ののびが良好であ
り、使用後のべたつきがなく肌への保湿効果が優れてお
り、経時安定性に優れるとともに肌にはりを与え、肌荒
れ改善効果およびしわ隠蔽効果に優れた皮膚用ゲル状化
粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】人の皮膚表面は皮脂膜に覆われており、
水分の蒸散が適度に抑制されている。肌の水分が不足す
ると肌荒れを生じやすくしわの原因にもなりやすいた
め、皮膚の水分を適切な範囲に保つことは、皮膚の健康
面から非常に大切なことである。洗顔や入浴時の洗浄で
皮脂膜は流れてしまい、肌の水分が失われやすくなるこ
とから、化粧水、乳液、クリーム、美容液等が肌の水分
を補うために使用されている。中でも油分フリータイプ
または油分の少ないタイプの化粧水、美容液等は乳液、
クリーム等を塗布した後のような油分特有のテカリが少
なく、塗布後のべたつき感が少ない。一般に、油分の少
ないタイプの化粧水、美容液等には保湿剤としてグリセ
リン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール
が配合されているが、一時的な保湿効果は認められるも
のの、持続性および使用時ののびという点で問題があっ
た。
【0003】水溶性高分子を添加することにより、保湿
効果の持続性および使用時ののびのよい化粧料が開発さ
れた(特開平5−229928号公報)が、肌へはりを
与える効果やしわ隠蔽効果は得られなかった。肌にはり
を与え、しわ隠蔽効果を得るためにソフトフォーカス剤
である無水珪酸等の微粒子を配合した化粧水、美容液な
ども開発された(特開平6−116131号公報、特開
平7−61914号公報および特開平9−151110
号公報)が、経時的に変色が認められる、あるいは水溶
性高分子のゲル構造を壊すという問題点があった。
【0004】一方、木通はアケビまたはその他同属植物
のことであり、蔓性の茎を採取し輪切りにして乾燥させ
たもの等が古来より漢方薬の成分として用いられてきた
生薬である。この生薬はストレス胃潰瘍発生予防効果
{薬第95巻179頁(1975年)}、利尿作用{C
hem. Phar. Bull. 第27巻1464頁
(1979年)}、抗炎症作用{日本薬学会第90年発
表会要旨集(1970年)}を有することが発表されて
いる。さらに、特開平10−7581号公報に木通抽出
エキスが皮膚保湿能力を高める作用を有することが示さ
れており、木通抽出エキスを含有した保湿効果の高い皮
膚外用剤が提案されている。また、レンゲソウはまめ科
の植物であり、古来よりその煎汁は解毒作用、消炎作用
に効果があるとして使用されてきた。レンゲソウ抽出エ
キスにおいても高い保湿作用、美白作用、細胞腑活作用
等を有することが判っている。しかし、これら木通抽出
エキスやレンゲソウ抽出エキスを配合した化粧料や皮膚
外用剤は、経時により着色や沈殿を生じて安定性が悪い
だけでなく、肌荒れ改善効果やしわ隠蔽効果が低かっ
た。従って、使用感に優れ、経時的な安定性がよく、肌
にはりを与え、肌荒れ改善効果やしわ隠蔽効果の高い化
粧料の提供が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、使用時のの
びが良好であり、使用後のべたつきがなく肌への保湿効
果が優れており、経時安定性に優れるとともに肌にはり
を与え、肌荒れ改善効果およびしわ隠蔽効果に優れた皮
膚用のゲル状化粧料を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(A)木通またはレンゲソウ抽出エキスを乾燥残留物と
して0.00005〜2重量%、(B)多価アルコール
0.1〜30重量%、(C)アニオン性高分子0.01
〜3重量%を含有することを特徴とするゲル状化粧料で
あり、またさらに、(D)バラ科植物果実果汁を0.0
1〜30重量%含むことを特徴とするゲル状化粧料であ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明に用いる木通抽出エキス
は、木通の蔓性の茎をそのままあるいは乾燥した後に抽
出したものである。また、レンゲソウ抽出エキスはマメ
科レンゲソウの全草または種子をそのままもしくは乾燥
した後に抽出したものである。抽出方法としては、炭化
水素、エステル、ケトン、エーテル、ハロゲン化炭化水
素、アルコールおよび水から選ばれる1種または2種以
上と共に加熱還流あるいは浸漬して抽出するが、好まし
くは水、エタノール、プロピレングリコール、イソプロ
ピルアルコールまたは1,3−ブチレングリコールの1
種または2種以上で抽出したものであり、更に好ましく
は水で抽出したものである。本発明の木通の抽出エキス
は抽出溶液そのものもしくはその濃縮物をいう。
【0008】配合量は組成物全量中に乾燥残留物として
0.00005〜2重量%であり、好ましくは0.00
01〜1.5重量%、更に好ましくは0.0005〜1
重量%である。0.00005重量%未満では保湿効
果、肌にはりを与える効果、肌荒れ改善効果、しわ隠蔽
効果等が弱くなり、2重量%を超えると経時安定性に問
題を生じるだけでなくコスト的に不利である。ただし、
本発明でいう乾燥残留物とは通常抽出エキスを105℃
で乾燥して溶媒を除去した時の残留物である溶質を指す
が、抽出溶媒が不揮発性の場合にはガスクロマトグラフ
や高速液体クロマトグラフ等により溶媒量を定量した値
から溶質量を計算値として求め、乾燥残留物量と見な
す。
【0009】本発明に用いる多価アルコールは分子内に
2個以上の水酸基を有し、かつ酸性基または塩基性基を
含まない化合物である。例えば、エチレングリコール、
ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,
2−ペンタンジオール等の2価アルコール、グリセリ
ン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビトール、マ
ルチトール等の3価以上のアルコールが挙げられ、好ま
しくはポリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジ
オール、グリセリンおよびジグリセリンである。
【0010】多価アルコールの配合量は化粧料全量中に
0.1〜30重量%であり、好ましくは0.5〜25重
量%、更に好ましくは1〜20重量%である。0.1重
量%未満では十分な保湿効果は得られない。30重量%
を超えると使用後のべたつき感を伴い、使用時ののびが
悪くなり使用感が重くなる。
【0011】本発明に用いるアニオン性高分子は、カル
ボキシビニルポリマー、アルキル変性カルボキシビニル
ポリマー(例えば、BF Goodrich社製 商品
名「カーボポール」および「ペムレン」、和光純薬(株)
製 商品名「ハイビスワコー等」)、ポリアクリル酸
(例えば東亜合成(株)製 商品名「アロン」)、ポリア
クリル酸ナトリウム(例えば日本純薬(株)製 商品名
「アロンビス」)、カルボキシメチルセルロース(例え
ば日本製紙(株)製 商品名「サンローズ」、ダイセル化
学工業(株)製 商品名「CMCダイセル」)カラギーナ
ン(例えば三栄源エフ・エフ・アイ(株)製 商品名「カ
ラギニン」)が挙げられ、これらは1種または2種以上
を組み合わせてもよい。特にカルボキシビニルポリマー
またはアルキル変性カルボキシビニルポリマーを用いる
ことがゲルの形成上好ましい。
【0012】アニオン性高分子の配合量は0.01〜3
重量%であり、好ましくは0.05〜2.5重量%、さ
らに好ましくは0.1〜2重量%である。0.01重量
%未満では十分な保湿効果が得られず、経時安定性も悪
い。3重量%を超えるとべたつき感が強くなる。
【0013】さらに、本発明においては(D)バラ科植
物果実果汁を加えることで、性能の優れたゲル状化粧料
を得ることができる。本発明に用いるバラ科植物果実果
汁としては例えばリンゴ、アンズ、モモ、スモモ、ナ
シ、ビワ、ウメ、イチゴ、キイチゴ、ヘビイチゴ、オラ
ンダイチゴ、オヘビイチゴ、トックリイチゴ、シマバラ
イチゴ、エビガライチゴ、フユイチゴ、カリン等があ
り、好ましくはリンゴ、アンズ、モモ、ナシ、イチゴで
あり、より好ましくはリンゴ、アンズである。これらの
果実を圧搾して果汁を得る。その果汁を濃縮し濃縮果汁
を使用してもよい。例えば、アンズ(本アンズ)の圧搾
汁を約7培濃縮したホーモフルーツアプリコット(エス
ペリス社製)およびリンゴ(西洋リンゴ)圧搾汁を約6
培濃縮したホーモフルーツアップル(エスペリス社製)
を使用することが可能である。
【0014】本発明のバラ科植物果実果汁は100%果
汁換算で組成物全量中に好ましくは0.01〜30重量
%であり、より好ましくは0.05〜25%、さらに好
ましくは0.1〜20%である。バラ科植物果実果汁を
用いることにより、肌にはりを与える効果、肌荒れ改善
効果およびしわ隠蔽効果が強くなる。ただし、濃縮果汁
を使用する場合にはその濃縮率から配合範囲を換算した
値とする。
【0015】本発明のゲル状化粧料には、アニオン性高
分子の中和剤としてアルカリ剤を用いることができる。
例えばトリエタノールアミンやL−アルギニン、水酸化
カリウム溶液等が挙げられる。添加量はアニオン性高分
子及びアルカリ剤の種類によって異なるが、カルボキシ
ビニルポリマーまたはアルカリ変性カルボキシビニルポ
リマーを用いた場合、トリエタノールアミン及びL−ア
ルギニンを同重量%添加することにより良好なゲル状化
粧料を得ることができる。
【0016】なお、本発明のゲル状化粧料には化粧料に
常用されている添加剤を本発明の性能を損なわない範囲
で配合することも可能である。例えば、エタノール、イ
ソプロピルアルコール等の低級アルコール、高級アルコ
ール、シリコーン誘導体、蛋白誘導体、スクワラン、ホ
ホバ油、オリーブ油、ヒマシ油、ラノリン、レシチン、
ミリスチン酸オクチルドデシル、脂肪酸等の油性基剤、
せっけん、アシルメチルタウリン塩、アミドエーテル硫
酸エステル塩等の陰イオン性界面活性剤、アミドアミノ
酸塩、アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等の
両性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アルカノールア
ミド等の非イオン性界面活性剤、塩化アルキルトリメチ
ルアンモニウム等の陽イオン性界面活性剤、アルキルジ
メチルアミンオキシド等の半極性界面活性剤、pH調製
剤である酸およびアルカリ、殺菌剤、キレート剤、抗酸
化剤、紫外線吸収剤、動植物由来の天然エキス、色素、
香料等を配合できる。
【0017】
【実施例】次に実施例によって本発明を更に詳細に説明
する。使用した木通抽出エキスは次のようにして調製し
た。すなわち、木通の茎乾燥後粉砕物30gに300m
lの水を加えて70℃に加熱し、還流しながら3時間温
浸した後濾過して木通抽出エキスを得た。なお、該エキ
スを105℃で乾燥させた時の乾燥残留物は1.3重量
%であった。レンゲソウ抽出エキスはファルコレックス
レンゲソウ(一丸ファルコス(株)製)を使用した。レン
ゲソウ抽出エキスを105℃で乾燥させた時の乾燥残留
物は1.1重量%であった。また、アンズ果汁は本アン
ズの圧搾汁を使用し、リンゴ果汁は西洋リンゴの圧搾汁
を使用した。
【0018】実施例1〜8および比較例1〜7 表2〜表3に示すゲル状化粧水を調製し、下記の方法に
より評価を行なった。ただし、添加成分として表1に示
す3成分を共通添加成分aとして使用した。結果を表2
〜表3に示す。
【0019】(1)使用時ののび 20名の女性をパネラーとし、洗顔した後に化粧水を使
用した時の感触について下記のように判定し、20名の
平均値を求めて、平均値1.5点以上を使用時の感触が
良好な化粧料であると評価した。 2点:使用時にべたつきがなく軽い感触で、のびが良好
であると感じた場合。 1点:使用時にややべたつきがありやや重い感触で、の
びがやや悪いと感じた場合。 0点:使用時にべたつきがあり重い感触でのびが悪いと
感じた場合。
【0020】(2)使用後のべたつき性 20名の女性をパネラーとし、洗顔した後に化粧水を使
用し、30分後の肌の感触について下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を使
用後の感触の良好な化粧料であると評価した。 2点:使用後のべたつき感が気にならなかった場合。 1点:使用後のべたつき感がやや気になった場合。 0点:使用後のべたつき感がかなり気になった場合。
【0021】(3)保湿効果 20名の女性をパネラーとし、洗顔した後に化粧水を使
用し、2時間後の肌のうるおいについて下記のように判
定し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を
保湿効果の良好な化粧料であると評価した。 2点:肌がうるおっていると感じた場合。 1点:やや肌がうるおっていると感じた場合。 0点:肌のうるおいが足りないと感じた場合。
【0022】(4)肌荒れ改善効果 肌荒れを生じた20名の女性をパネラーとし、化粧料を
一日2回ずつ連続2週間使用した時の肌の状態について
下記のように判定し、20名の平均値を求めて、平均値
1.5点以上を肌荒れ改善効果のある化粧料であると評
価した。 2点:肌荒れが明らかに改善されたと感じた場合。 1点:肌荒れがやや改善されたと感じた場合。 0点:肌の状態がほとんど変わらないもしくは肌荒れが
悪化したと感じた場合。
【0023】(5)しわ隠蔽効果 20名の女性をパネラーとし、洗顔した後に化粧料を使
用した時の肌の表面について下記のように判定し、20
名の平均値を求めて、平均値1.5点以上をしわ隠蔽効
果の良好な化粧料であると評価した。 2点:明らかにしわが目立たなくなると感じた場合。 1点:ややしわが目立たなくなると感じた場合。 0点:しわ隠蔽効果が無いと感じた場合。
【0024】(6)肌にはりを与える効果 20名の女性をパネラーとし、洗顔した後に化粧水を使
用し、2時間後の肌のはりについて下記のように判定
し、20名の平均値を求めて、平均値1.5点以上を保
湿効果の良好な化粧料であると評価した。 2点:肌にはりがあると感じた場合。 1点:やや肌にはりがあると感じた場合。 0点:肌のはりが足りないと感じた場合。
【0025】(7)経時安定性(色相) 化粧料を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃およ
び40℃で3ヶ月間保存し、その色相を観察して、下に
示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(色相の変化がない。) △:安定性やや不良(色相に僅かな変化がある。) ×:安定性不良(明らかに色相が変化している。)
【0026】(8)経時安定性(ゲル) 化粧料を透明ガラス容器に密封して−5℃、25℃およ
び40℃で3ヶ月間保存し、その状態を観察して、下に
示す3段階で評価した。 ○:安定性良好(調製直後と比較して変化がなく、ゲル
状である。) △:安定性やや不良(調製直後と比較してゲルがやや崩
れている。) ×:安定性不良(調製直後と比較してゲルが明らかに崩
れている。)
【0027】
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】本発明の実施例1〜8のゲル状化粧料は、
使用時ののびが良好であり、使用後のべたつきがなく肌
への保湿効果が優れており、経時安定性に優れるととも
に肌にはりを与え、肌荒れ改善効果およびしわ隠蔽効果
に優れていた。比較例1では(A)成分のかわりに異な
る植物抽出エキスが配合されていることから、保湿効
果、肌にはりを与える効果、肌荒れ改善効果、しわ隠蔽
効果が弱くなっている。比較例2では(A)成分が配合
されていないことから、保湿効果、肌にはりを与える効
果、肌荒れ改善効果、しわ隠蔽効果が弱くなっている。
比較例3では(A)成分が本発明の範囲よりも多く配合
されていることから、色相が変化しゲル状が維持できず
経時的安定性が悪い。比較例4では(B)成分が本発明
の範囲よりも少なく配合されていることから保湿効果が
悪く、比較例5では(B)成分が本発明の範囲よりも多
く配合されていることから、使用時ののびが悪く使用後
のべたつき感も強い。比較例6では(C)成分が本発明
の範囲よりも少なく配合されていることから、保湿効果
が弱く、ゲル状が維持できず経時安定性も悪い。比較例
7では(C)成分が本発明の範囲よりも多く配合されて
いることから、使用後のべたつき感が強くなる。
【0031】実施例9〜12 目元用ゲル状化粧料を調製し、(1)〜(8)の効果に
ついて実施例1〜8の方法により評価を行なった。ただ
し、添加成分として表4に示す3成分を共通添加成分b
として使用した。結果を表5に示す。
【表4】
【0032】
【表5】
【0033】実施例9〜12より、本発明のゲル状化粧
料はいずれも塗布後のべたつきがなく肌への保湿効果が
優れており、経時安定性に優れるとともに肌にはりを与
え、肌荒れ改善効果およびしわ隠蔽効果に優れていた。
【0034】実施例13〜16 ボディ用ゲル状化粧料を調整し、(1)〜(8)の効果
について実施例1〜8の方法により評価を行なった。た
だし、各評価において全身を洗浄し、全身に塗布して評
価を行った。また、添加成分として表6に示す3成分を
共通添加成分cとして使用した。結果を表5に示す。
【0035】
【表6】
【0036】実施例13〜16より、本発明のゲル状化
粧料はいずれも塗布後のべたつきがなく肌への保湿効果
が優れており、経時安定性に優れるとともに肌にはりを
与え、肌荒れ改善効果およびしわ隠蔽効果に優れてい
た。
【0037】実施例17〜20 ハンド用ゲル状化粧料を調整し、(1)〜(8)の効果
について実施例1〜8の方法により評価を行なった。た
だし、各評価において手を洗浄後、手に塗布して評価を
行った。また、添加成分として表7に示す3成分を共通
添加成分dとして使用した。結果を表8に示す。
【0038】
【表7】
【0039】
【表8】
【0040】実施例17〜20より、本発明のゲル状化
粧料はいずれも使用後のべたつきがなく肌への保湿効果
が優れており、経時安定性に優れるとともに肌にはりを
与え、肌荒れ改善効果およびしわ隠蔽効果に優れてい
た。
【0041】
【発明の効果】本発明のゲル状化粧料は使用時ののびが
良好であり、使用後のべたつきがなく肌への保湿効果が
優れており、経時安定性に優れるとともに肌にはりを与
え、肌荒れ改善効果およびしわ隠蔽効果に優れていた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)木通(モクツウ)またはレンゲソウ
    の抽出エキスを乾燥残留物として0.00005〜2重
    量%(B)多価アルコール0.1〜30重量%および
    (C)アニオン性高分子0.01〜3重量%を含有する
    ことを特徴とするゲル状化粧料。
  2. 【請求項2】(D)バラ科植物果実果汁を0.01〜3
    0重量%含むことを特徴とする請求項1記載のゲル状化
    粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230943A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Nitto Boseki Co Ltd ハンド用保湿液および容器入りハンド用保湿液製品
CN103610630A (zh) * 2013-12-13 2014-03-05 扈嘉正 一种具有祛皱修复功能的化妆用膏剂
JP2015127319A (ja) * 2013-11-29 2015-07-09 花王株式会社 皮膚外用剤

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