JP2001114100A - 車両用制御装置 - Google Patents

車両用制御装置

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JP2001114100A
JP2001114100A JP29961699A JP29961699A JP2001114100A JP 2001114100 A JP2001114100 A JP 2001114100A JP 29961699 A JP29961699 A JP 29961699A JP 29961699 A JP29961699 A JP 29961699A JP 2001114100 A JP2001114100 A JP 2001114100A
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JP
Japan
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wind tunnel
control device
vehicle
communication
cooling air
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Yuji Ide
勇治 井手
Yoshihiro Yamaguchi
芳廣 山口
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Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】箱体の外形を増やすことなく、電気機器の寿命
の低下を防ぐことのできる車両用制御装置を得ること。 【解決手段】電動送風機6から吐出した冷却空気を排出
口1dから排出する風洞5Aの周りに対して、縦断面が
逆U字状の連通密封室4Aを形成して、下端の密封室3
Aと連通させる。密封室3Aに収納されたフィルタコン
デンサ8A,8Bで加熱された内部の冷却空気は、連通
密封室4Aに導いて、箱体1Aの外周と風洞5Aとの間
に形成された広い表面積の放熱板で冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両に搭載さ
れる車両用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、図示しない車両の床下に懸架さ
れる従来の車両用制御装置の一例を示す縦断面図、図13
は、図12のE−E断面図である。図12及び図13におい
て、車両用制御装置の箱体1Eは、軟鋼板から外形が長
方形に製作され、車側側(しゃそくがわ)となる右側に
は、図示しない網板とエアフルタが取り付けられた吸入
口1aが設けられている。
【0003】この吸入口1aの内側には、電動送風機6
が送風口側のフランジ部を左側に向けて収納され、この
フランジ部は、仕切り板1bに固定されている。この仕
切り板1bの左側には、上下を仕切る中仕切板1eが水
平に設けられ、この中仕切板1eの中央部に形成された
貫通穴には、アルミニウム製の冷却フィン9が貫設さ
れ、この冷却フィン9の下面には、複数のゲートターン
オフサイリスタ7(以下、単に半導体素子と表現す
る。)が取り付けられている。
【0004】この半導体素子7の右側には、フィルタコ
ンデンサ8Bが密封室3Cに収納され、半導体素子7の
左側にもフィルタコンデンサ8Aが収納されている。中
仕切板1eの上部に形成された風洞5Gの左端には、図
示しない網板が取り付けられて排出口1dを形成してい
る。
【0005】このように構成された車両用制御装置にお
いては、電動送風機6によって、右側の吸入口1aから
矢印で示すように吸入された冷却空気は、電動送風機6
の吹出口から風洞5Gに排出され、この排出された冷却
空気は、矢印で示すように左側の車側側に流下して、左
端の排出口1dから外部に排出される。
【0006】この結果、半導体素子7の熱は、この熱を
吸収した冷却フィン9を構成する放熱板から風洞5Gを
吹き抜ける冷却空気に伝達され、この冷却空気とともに
外部に放出される。
【0007】一方、密封室3Cの両側に収納されたフィ
ルタコンデンサ8A,8Bの熱は、密封室3Cの内部の
空気に伝達され、この結果この内部の空気は対流となっ
て内部を環流し、この環流する空気の熱は矢印で示すよ
うに中仕切板1eや箱体1Eの側板及び床板に伝達され
る。
【0008】ところで、車両用制御装置においては、ま
すます高速化する車両のために、小形軽量化が要求され
るとともに、保守の頻度を減らすことが要請される。そ
のため、箱体1Eの外形は、半導体素子7やフィルタコ
ンデンサ8A,8Bを高密度に収納することによって小
形化の要請に応えている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
構成された車両用制御装置においては、半導体素子のス
イッチングによって発生する熱で密封室3Cに収納され
たフィルタコンデンサ8A,8Bの温度が上がり、特性
が低下するだけではなく寿命も短くなるおそれがある。
【0010】すると、前述した保守・点検の頻度を増や
さなければならない。そこで、本発明の目的は、箱体の
外形を増やすことなく、電気機器の寿命の低下を防ぐこ
とのできる車両用制御装置を得ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応する発明
は、車両の床下又は床上に搭載された箱体の車側側の片
側に収納された電動送風機と、この電動送風機の吐出口
側に形成された風洞と、この風洞の下側に隣接され風洞
に放熱器が突き出た電気機器が収納される機器室とを備
えた車両用制御装置において、機器室と連通する連通室
を風洞の外周に形成したことを特徴とする。
【0012】請求項2に対応する発明は、機器室と連通
室の冷却空気を循環させる強制循環ファンを設けたこと
を特徴とする。請求項3に対応する発明は、連通室の一
部を形成する箱体の外壁又は連通室と風洞を仕切る隔壁
に冷却フィンを貫設したことを特徴とする。
【0013】請求項4に対応する発明は、冷却フィンの
風洞側の間隔を小とし、連通室側の間隔を大としたこと
を特徴とする。請求項5に対応する発明は、風洞と機器
室を仕切る隔壁にヒートパイプを貫設したことを特徴と
する。
【0014】請求項6に対応する発明は、電動送風機か
ら吐出された冷却空気が貫流する補助風洞を連通室と機
器室の間に形成したことを特徴とする。請求項7に対応
する発明は、車両の床上に設置された箱体の片側に縦風
洞が形成され、この縦風洞に放熱器が突き出た電気機器
が収納される機器室が縦風洞に隣接された車両用制御装
置において、機器室と連通する連通室を風洞の外周に形
成し、風洞の上部に排気ファンを設けたことを特徴とす
る。
【0015】このような手段によって、請求項1に対応
する発明では、機器室の電気機器で加熱された冷却空気
を風洞の外周の連通室に導いて、広い冷却面積を備えた
連通室で冷却する。請求項2に対応する発明では、機器
室の電気機器で加熱された冷却空気を強制循環ファンに
よって連通室を環流させて、広い表面積の連通室で強制
冷却する。
【0016】請求項3に対応する発明では、機器室の電
気機器で加熱された冷却空気を連通室に導くとともに、
この連通室の隔壁に貫設された冷却フィンで冷却する。
請求項4に対応する発明では、機器室の電気機器で加熱
された冷却空気を連通室に導くとともに、この連通室の
風洞側の隔壁に貫設されこの風洞の内部に突き出たフィ
ンの間隔が狭い冷却フィンによって冷却する。
【0017】請求項5に対応する発明では、機器室の電
気機器で加熱された冷却空気の一部を連通室に導いて冷
却するとともに、他の一部はヒートパイプによって風洞
内の冷却空気に放出する。
【0018】請求項6に対応する発明では、機器室の電
気機器で加熱された冷却空気を連通室に導くとともに、
この連通室と隣接する補助風洞との間の隔壁で冷却す
る。請求項7に対応する発明では、電気機器から風洞に
突き出た放熱器の熱を、排気ファンで吸入され風洞から
排出される冷却空気に放出して冷却する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の車両用制御装置の
一実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明
の車両用制御装置の第1の実施の形態を示す縦断面図
で、従来の技術で示した図12に対応し、請求項1に対応
する図である。また、図2は、図1のA−A断面図で、
同じく図13に対応する図である。
【0020】図1及び図12において、前述した従来の技
術で示した図12及び図13と異なるところは、冷却フィン
9を冷却する風洞の上部と側面に小形の連通密封室を形
成し、下側の密封室に連通させたことで、他は従来の技
術で示した図12及び図13と同一である。
【0021】すなわち、外形が従来の技術で示した図12
及び図13と同様に長方形の箱体1Aの風洞5Aの上部と
図2において左右には、両側の下端が下側の密封室3A
と連通する図2においては逆U字状の連通密封室4Aが
形成されている。この結果、冷却フィン9の上端と連通
密封室4Aの上部の底板との間隔は、従来の図13と比べ
て狭くなっている。
【0022】このように連通密封室4Aが風洞5Aの周
囲に形成された車両用制御装置においては、フィルタコ
ンデンサ8A,8Bで加熱された密封室3Aの冷却空気
は、連通密封室4Aの図2において左右から連通密封室
4Aの上部に上昇する。
【0023】すると、この冷却空気は、風洞5Aの両側
の仕切板と箱体1Aの外板で冷却されながら上昇して連
通室4Aの上部に達し、この上部において、風洞5Aの
天井板1cと箱体1Aの天井板とで冷却され、再び連通
室4Aの両側の連通部から密封室3Aに流下する。
【0024】したがって、従来の車両用制御装置の密封
室だけでなく、風洞5Aの両側とこの両側の連通室を形
成する箱体の側板並びに、風洞5Aの天井板と箱体の天
井板を加えた広い放熱面積で冷却されるので、密封室3
Aの冷却空気の温度上昇を抑えることができ、この密封
室3Aに収納されたフィルタコンデンサ8A,8Bの温
度上昇を抑えることができるので、このフィルタコンデ
ンサ8A,8Bの特性の低下を防ぎ、寿命を延ばし、保
守・点検の頻度を減らすことができる。
【0025】図3は、本発明の車両用制御装置の第2の
実施の形態を示す縦断面図で、前述した第1の実施の形
態で示した図1に対応し、請求項2に対応する図であ
る。また、図4は、図3のB−B断面図で、同じく図2
に対応する図である。
【0026】図3及び図4において、前述した第1の実
施の形態で示した図1及び図2と異なるところは、連通
密封室の両側の下部に小形の送風機を設けて、連通密封
室の冷却空気を強制循環させたことで、他は前述した第
1の実施の形態で示した図1及び図2と同一である。
【0027】すなわち、第1の実施の形態で示した図1
及び図2と同様に長方形の箱体1Aの風洞5Aの周囲に
形成された連通密封室4Aの両側の下端の下側には、小
形の送風機10A,10Bが対称的に取り付けられ、このう
ち、図4において左側の複数の送風機10Aは吐出側を上
向きにして、右側の送風機10Bは下向きにしてそれぞれ
取り付けられている。これらの送風機10A,10Bの外枠
と風洞5Aの底板との間は、仕切板10aで塞がれてい
る。
【0028】このように連通密封室4Aの両側の入口に
送風機10A,10Bが取り付けられた車両用制御装置にお
いては、フィルタコンデンサ8A,8Bで加熱された密
封室3Aの冷却空気は、図4において左側の送風機10A
によって吸入されて連通密封室4Aの左側から強制的に
送り込まれた後、図2の矢印で示すように右側に流れ、
連通密封室4Aの右端から流下し、右側の送風機10Bで
密封室3Aの内部に環流される。
【0029】したがって、密封室3Aの内部の冷却空気
は、左右の送風機10A,10Bで強制循環され冷却される
冷却空気で冷却されるので、密封室3Aの冷却空気の温
度上昇を更に抑えることができ、この密封室3Aに収納
されたフィルタコンデンサ8A,8Bの温度上昇も更に
抑えることができるので、このフィルタコンデンサ8
A,8Bの特性の低下を更に防ぎ、寿命を延ばすことが
できる。
【0030】図5は、本発明の車両用制御装置の第3の
実施の形態を示す縦断面図で、前述した第1及び第2の
実施の形態で示した図1及び図2に対応し、請求項3に
対応する図である。また、図6は、図5のC−C断面図
で、同じく図2及び図4に対応する図である。
【0031】図5及び図6において、前述した第1,第
2の実施の形態で示した図1,2及び図3,4と異なる
ところは、図3及び図4で示した連通密封室と同形の連
通密封室4Bの壁面に小形の吸放熱フィンを取り付けた
ことで、他は第2の実施の形態で示した図3及び図4と
同一である。
【0032】すなわち、第2の実施の形態で示した図3
及び図4と同一構造の箱体1Bの連通密封室4の上部の
天井板と底板には、図6に示すように複数のひだが上下
に形成された吸放熱フィン11Aが貫設されている。
【0033】このように連通密封室4Bの上下に吸放熱
フィン11Aが貫設された車両用制御装置においては、フ
ィルタコンデンサ8A,8Bで加熱された密封室3Aの
冷却空気は、上昇して連通室4Bの図6において左右か
ら連通密封室4Bの上部に上昇する。
【0034】すると、この冷却空気は、この連通密封室
5Bの上下の吸放熱フィン11Aの内側に突き出たひだで
冷却され、連通密封室4Bの両側の連通部から密封室3
Aに流下する。
【0035】この結果加熱された吸放熱フィン11Aの熱
は、この吸放熱フィン11Aの外側に突き出たひだから、
箱体1Bの天井板の更に外側と風洞5Bの冷却空気に放
出されるので、密封室3Aの冷却空気の温度上昇を抑え
ることができ、この密封室3Aに収納されたフィルタコ
ンデンサ8A,8Bの温度上昇を抑えることができるの
で、このフィルタコンデンサ8A,8Bの特性の低下を
防ぎ、寿命を延ばすことができる。
【0036】なお、この第3の実施の形態においても、
前述した第2の実施の形態で示した図4と同様に、連通
密封室4Bの下端の両側に送風機を設けて、強制循環さ
せてもよい。
【0037】図7は、本発明の車両用制御装置の第4の
実施の形態を示す縦断面図で、前述した実施の形態で示
した図2,図4,図6に対応し、請求項4に対応する図
である。但し、箱体の図形は、板厚を示さず省略してい
る。
【0038】図7において、前述した第3の実施の形態
で示した図5及び図6と異なるところは、冷却フィン9
のひだの間隔を変えたことで、他は第3の実施の形態で
示した図5及び図6と同一である。
【0039】すなわち、外形が第3の実施の形態で示し
た図5及び図6と同一の吸放熱フィン11Cの風洞5A側
のひだは、連通密封室4B及び箱体1Bの天井板に貫設
された吸放熱フィン11Bのひだと比べてひだの間隔が狭
くなっている。
【0040】このような吸放熱フィン11Cが風洞5Bの
天井板に貫設された車両用制御装置においては、吸放熱
フィン11Cの風洞5B側に形成されたひだは、電動送風
機で突出された流速の速い冷却空気によって各ひだの間
の対向面にも冷却空気が流れて冷却される。すると、こ
の冷却空気は、再び連通室4Bの両側の連通部から密封
室3Aに流下する。
【0041】したがって、連通密封室4Bによる冷却空
気の冷却効果が上がるので、密封室3Aの冷却空気の温
度上昇を抑えることができ、この密封室3Aに収納され
たフィルタコンデンサ8A,8Bの温度上昇を抑えるこ
とができるので、このフィルタコンデンサ8A,8Bの
特性の低下を防ぎ、寿命を延ばすことができる。
【0042】なお、この第4の実施の形態においても、
前述した第2の実施の形態で示した図4と同様に、連通
密封室4Bの下端の両側に送風機を設けて、強制循環さ
せてもよい。
【0043】図8は、本発明の車両用制御装置の第5の
実施の形態を示す縦断面図で、前述した実施の形態で示
した図1,図3,図5及び図7に対応し、請求項5に対
応する図である。
【0044】図8において、前述した実施の形態で示し
た図1,図3,図5及び図7と異なるところは、連通密
封室の冷却空気を冷却するヒートパイプを風洞と密封室
の間に貫設したことで、他は前述した実施の形態で示し
た図1,図3,図5及び図7と同一である。すなわち、
連通密封室の上流端となる右端と下側の密封室3Aの仕
切板には、ヒートパイプ12が貫設されている。
【0045】このように密封室3Aと風洞5Aの間にヒ
ートパイプ12が貫設された車両用制御装置においては、
フィルタコンデンサ8A,8Bで加熱された密封室3A
の冷却空気の一部は、風洞5Aから密封室3Aに下部の
吸熱部が突き出たヒートパイプ12の吸熱部のフィンから
冷媒に伝達され、この冷媒の熱は、風洞5Aの内部に突
き出た放熱部のフィンから風洞5に突出された冷却空気
に放出される。
【0046】したがって、従来の車両用制御装置の密封
室3Aの冷却空気の温度上昇を抑えることができ、この
密封室3Aに収納されたフィルタコンデンサ8A,8B
の温度上昇を抑えることができるので、このフィルタコ
ンデンサ8A,8Bの特性低下を防ぎ、寿命を延ばすこ
とができる。
【0047】図9は、本発明の車両用制御装置の第6の
実施の形態を示す縦断面図で、前述した実施の形態で示
した図1,図3,図5,図7及び図8に対応し、請求項
6に対応する図である。
【0048】図9において、前述した実施の形態で示し
た図1,図3,図5,図7及び図8と異なるところは、
連通密封室4Bの上部と風洞との間に補助風洞を形成し
たことで、他は前述した図1と同一である。
【0049】すなわち、連通密封室4Bの上部とこの下
側の風洞5Cとの間には、電動送風機6から突出された
冷却空気の一部が左端の排出口1dを経て外部に排出さ
れる補助風洞5Dが形成されている。この結果、冷却フ
ィンの上端と補助風洞5Cの底板との間隔は、第1の実
施の形態の図1と比べて狭くなっている。
【0050】このように補助風洞5Dが風洞5Cと連通
密封室4Bの間に形成された車両用制御装置において
は、連通通封室4Bの風洞5Cからの熱影響を減らし、
温度上昇を抑えることができる。
【0051】したがって、密封室3Aの冷却空気の温度
上昇を抑えることができ、この密封室3Aに収納された
フィルタコンデンサ8A,8Bの温度上昇を抑えること
ができるので、このフィルタコンデンサ8A,8Bの特
性の低下を防ぎ、寿命を延ばすことができる。
【0052】なお、この実施の形態でも、連通密封室4
Bの両側の下端に強制循環用の送風機を設けてもよく、
上記第1〜第6の実施の形態では、箱体は車両の床下に
設けた側で説明したが、車両の床上に設けてもよい。
【0053】図10は、本発明の車両用制御装置の第7の
実施の形態を示す縦断面図で、前述した実施の形態と異
なり、車両の床上に設置された場合を示す図で、請求項
7に対応する図である。また、図11は、図10のD−D断
面図である。
【0054】図10及び図11において、前述した実施の形
態で示した図1〜図9と異なるところは、箱体は縦長と
なっており、排気ファンが風洞の上部に収納されている
ことで、第1の実施の形態で示した図1及び図2の電動
送風機6及びこの電動送風機6を収納する収納室を省い
た構成となっている。
【0055】すなわち、外形が前述した実施の形態で示
した図1〜図9で示した箱体1A,1B及び箱体1と比
べて小形の箱体1Dに形成された風洞5Eの上部には、
排気ファン13が収納されている。その他の半導体素子7
やフィルタコンデンサ8A,8Bの配置は、第1の実施
の形態で示した図1及び図2と同一であるが、風洞5E
の下部には、図示しないエアフィルタ付の吸入口が形成
されている。
【0056】このように風洞5Eが形成された車両用制
御装置においては、半導体素子7の熱を吸収した冷却フ
ィン9の熱は、排気ファン13によって風洞5Eの下部の
吸入口から吸入され上端の排出口から排出される冷却空
気で冷却される。したがって、前述した実施の形態と同
様に電気機器を冷却することができ、設置床面積が狭い
ので、車両の床上に設置することができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1に対応する発明によれば、車両
の床下又は床上に搭載された箱体の車側側の片側に収納
された電動送風機と、この電動送風機の吐出口側に形成
された風洞と、この風洞の下側に隣接され風洞に放熱器
が突き出た電気機器が収納される機器室とを備えた車両
用制御装置において、機器室と連通する連通室を風洞の
外周に形成することで、機器室の電気機器で加熱された
冷却空気を風洞の外周の連通室に導いて、広い冷却面積
を備えた連通室で冷却したので、箱体の外形を増やすこ
となく、電気機器の寿命の低下を防ぐことのできる車両
用制御装置を得ることができる。
【0058】請求項2に対応する発明によれば、機器室
と連通室の冷却空気を循環させる強制循環ファンを設け
たることで、機器室の電気機器で加熱された冷却空気を
強制循環ファンによって連通室を環流させて、広い表面
積の連通室で強制冷却したので、箱体の外形を増やすこ
となく、電気機器の寿命の低下を防ぐことのできる車両
用制御装置を得ることができる。
【0059】請求項3に対応する発明によれば、連通室
の一部を形成する箱体の外壁又は連通室と風洞を仕切る
隔壁に冷却フィンを貫設することで、機器室の電気機器
で加熱された冷却空気を連通室に導くとともに、この連
通室の隔壁に貫設された冷却フィンで冷却したので、箱
体の外形を増やすことなく、電気機器の寿命の低下を防
ぐことのできる車両用制御装置を得ることができる。
【0060】請求項4に対応する発明によれば、冷却フ
ィンの風洞側の間隔を小とし、連通室側の間隔を大とす
ることで、機器室の電気機器で加熱された冷却空気を連
通室に導くとともに、風洞側の画壁貫設されこの風洞の
内部に突き出たフィンの間隔が狭い冷却フィンによって
冷却したので、箱体の外形を増やすことなく、電気機器
の寿命の低下を防ぐことのできる車両用制御装置を得る
ことができる。
【0061】請求項5に対応する発明によれば、風洞と
機器室を仕切る隔壁にヒートパイプを貫設することで、
機器室の電気機器で加熱された冷却空気の一部を連通室
に導いて冷却するとともに、他の一部はヒートパイプに
よって風洞内の冷却空気に放出したので、箱体の外形を
増やすことなく、電気機器の寿命の低下を防ぐことので
きる車両用制御装置を得ることができる。
【0062】請求項6に対応する発明によれば、電動送
風機から吐出された冷却空気が貫流する補助風洞を連通
室と機器室の間に形成することで、機器室の電気機器で
加熱された冷却空気を連通室に導くとともに、この連通
室と隣接する補助風洞との画壁で冷却したので、箱体の
外形を増やすことなく、電気機器の寿命の低下を防ぐこ
とのできる車両用制御装置を得ることができる。
【0063】請求項7に対応する発明によれば、車両の
床上に設置された箱体の片側に縦風洞が形成され、この
縦風洞に放熱器が突き出た電気機器が収納される機器室
が縦風洞に隣接された車両用制御装置において、機器室
と連通する連通室を風洞の外周に形成し、風洞の上部に
排気ファンを設けることで、電気機器から風洞に突き出
た放熱器の熱を排気ファンで吸入され風洞から排出され
る冷却空気に放出して冷却したので、箱体の外形を増や
すことなく、電気機器の寿命の低下を防ぐことのできる
車両用制御装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用制御装置の第1の実施の形態を
示す従断面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】本発明の車両用制御装置の第2の実施の形態を
示す従断面図。
【図4】図3のB−B断面図。
【図5】本発明の車両用制御装置の第3の実施の形態を
示す従断面図。
【図6】図5のC−C断面図。
【図7】本発明の車両用制御装置の第4の実施の形態を
示す従断面図。
【図8】本発明の車両用制御装置の第5の実施の形態を
示す従断面図。
【図9】本発明の車両用制御装置の第6の実施の形態を
示す従断面図。
【図10】本発明の車両用制御装置の第7の実施の形態
を示す従断面図。
【図11】図10のD−D断面図。
【図12】従来の車両用制御装置の一例を示す縦断面
図。
【図13】図12のE−E断面図。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E…箱体、1a…吸入口、
1b…仕切り板、1c…天井板、1d…排出口、1e…
中仕切板、3A,3B,3C…密封室、4A,4B,4
C…連通密封室、5A,5B,5C,5D,5E,5
F,5G…風洞、6…電動送風機、7…半導体素子、8
A,8B…フィルタコンデンサ、9…冷却フィン、10
A,10B…送風機、11A,11B…吸放熱フィン、12…ヒ
ートパイプ、13…排気ファン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 芳廣 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の床下又は床上に搭載された箱体の
    車側側の片側に収納された電動送風機と、この電動送風
    機の吐出口側に形成された風洞と、この風洞の下側に隣
    接され前記風洞に放熱器が突き出た電気機器が収納され
    る機器室とを備えた車両用制御装置において、前記機器
    室と連通する連通室を前記風洞の外周に形成したことを
    特徴とする車両用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記機器室と前記連通室の冷却空気を循
    環させる強制循環ファンを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の車両用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記連通室の一部を形成する前記箱体の
    外壁又は前記連通室と前記風洞を仕切る隔壁に冷却フィ
    ンを貫設したことを特徴とする請求項1ないし請求項2
    記載の車両用制御装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却フィンの前記風洞側の間隔を小
    とし、前記連通室側の間隔を大としたことを特徴とする
    請求項請求項3記載の車両余制御装置。
  5. 【請求項5】 前記風洞と前記機器室を仕切る隔壁にヒ
    ートパイプを貫設したことを特徴とする請求項1ないし
    請求項4記載の車両用制御装置。
  6. 【請求項6】 前記電動送風機から吐出された冷却空気
    が貫流する補助風洞を前記連通室と前記機器室の間に形
    成したことを特徴とする請求項1ないし請求項2記載の
    車両用制御装置。
  7. 【請求項7】 車両の床上に設置された箱体の片側に縦
    風洞が形成され、この縦風洞に放熱器が突き出た電気機
    器が収納される機器室が前記縦風洞に隣接された車両用
    制御装置において、前記機器室と連通する連通室を前記
    風洞の外周に形成し、前記風洞の上部に排気ファンを設
    けたことを特徴とする車両用制御装置。
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