JP2001113626A - 装飾部材及びその製造方法 - Google Patents

装飾部材及びその製造方法

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JP2001113626A
JP2001113626A JP29946199A JP29946199A JP2001113626A JP 2001113626 A JP2001113626 A JP 2001113626A JP 29946199 A JP29946199 A JP 29946199A JP 29946199 A JP29946199 A JP 29946199A JP 2001113626 A JP2001113626 A JP 2001113626A
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恭之 鈴木
Katsumi Makino
克己 牧野
Hatsuo Yamada
初雄 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、模様シートを基材上に強固かつ均
等に結合させることを目的とするものである。 【解決手段】 アルミニウム又はアルミニウム合金製の
基材11の表面を粗面化し、さらにその表面にアルマイ
ト層42を未封孔の状態で形成し、このアルマイト層4
2に模様シートの熱可塑性樹脂層13を溶着させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばエレベー
タの乗場の戸、かごの戸及びかご室壁等に使用される装
飾パネルなど、アルミニウム又はアルミニウム合金製の
基材上に着色模様を形成する装飾部材及びその製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばエレベータの乗場の戸、か
ごの戸及びかご室壁等の金属装飾パネルを製造する場
合、表面に下地塗装が施された金属製の基材上に、接着
剤により模様シートを貼り付ける方法がある。また、こ
の方法に用いられる模様シートは、透明なポリエステル
フィルム上にインク受容層を形成し、このインク受容層
に顔料インクによる着色模様を印刷することにより製作
される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の金
属装飾パネルの製造方法においては、模様シートと下地
塗装層とを接着剤により接着しているが、単に接着する
だけでは十分な接着力が得られず、また大面積の模様シ
ートを全体に均等に接着するのは難しく、模様シートと
下地塗装層とをより強固かつ均等に接着する必要があっ
た。
【0004】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、模様シートを
基材上に強固かつ均等に結合させることができる装飾部
材及びその製造方法を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る装
飾部材の製造方法は、熱可塑性樹脂シート上に接着剤層
を介してインク受容層を接着し、かつインク受容層に着
色模様を印刷することにより、模様シートを製作する工
程、アルミニウム又はアルミニウム合金製の基材の表面
を粗面化するとともに、未封孔の状態のアルマイト層を
基材の表面に形成する工程、熱可塑性樹脂シートがアル
マイト層に接合されるように模様シートを基材に重ねる
工程、及び模様シートを加熱することにより熱可塑性樹
脂シートをアルマイト層に溶着させる工程を含むもので
ある。
【0006】請求項2の発明に係る装飾部材の製造方法
は、透明な親水性樹脂と、この親水性樹脂に混入され、
凝集した状態の二次粒子径が400nm以下の顔料微粒
子とを有するインク受容層を用いたものである。
【0007】請求項3の発明に係る装飾部材の製造方法
は、模様シートを製作する工程で、光を乱反射する乱反
射層を熱可塑性樹脂層上に形成し、乱反射層上に接着剤
層を介してインク受容層を接着するものである。
【0008】請求項4の発明に係る装飾部材の製造方法
は、模様シートを製作する工程で、多数の微小な凹凸を
有するセパレータの表面にインク受容層を塗布し、この
後セパレータを剥離することによりインク受容層の表面
に多数の微小な凹凸を形成するものである。
【0009】請求項5の発明に係る装飾部材の製造方法
は、模様シートが重ねられた基材を、排気通路を有する
真空排気台上に載置するとともに、通気性を有するシー
ト状の弾性体を介して模様シート上にシート状のカバー
を被せる工程、及び排気通路を介して真空排気台とカバ
ーとの間を排気することにより、弾性体及びカバーを介
して模様シートを基材に押し付け、熱可塑性樹脂シート
をアルマイト層に密着させる工程を、模様シートを加熱
する工程の前に含むものである。
【0010】請求項6の発明に係る装飾部材の製造方法
は、模様シート上にカバーを被せる工程で、長繊維によ
り構成され通気性を有する長繊維シートを、模様シート
とカバーとの間に介在させるものである。
【0011】請求項7の発明に係る装飾部材の製造方法
は、長繊維により構成された弾性体を用いたものであ
る。
【0012】請求項8の発明に係る装飾部材は、表面が
粗面化されているとともに未封孔の状態のアルマイト層
が表面に形成されているアルミニウム又はアルミニウム
合金製の基材、アルマイト層上に溶着されている熱可塑
性樹脂層、この熱可塑性樹脂層上に接着剤層を介して接
着され、着色材による着色模様が形成されているインク
受容層、及びこのインク受容層上に形成されている透明
な保護膜層を備えたものである。
【0013】請求項9の発明に係る装飾部材は、アルマ
イト層の結晶の孔に染料を入れることによりアルマイト
層が染色されているものである。
【0014】請求項10の発明に係る装飾部材は、熱可
塑性樹脂層と接着剤層との間に、光を乱反射する乱反射
層を設けたものである。
【0015】請求項11の発明に係る装飾部材は、透明
樹脂と、この透明樹脂に混合され、光を乱反射する多数
の反射片とを有する乱反射層を用いたものである。
【0016】請求項12の発明に係る装飾部材は、透明
な親水性樹脂と、この親水性樹脂に混入され、凝集した
状態の二次粒子径が400nm以下の顔料微粒子とを有
するインク受容層を用いたものである。
【0017】請求項13の発明に係る装飾部材は、熱可
塑性樹脂層、接着剤層及びインク受容層を透明とし、基
材の表面に、粗面化により設けられた微小な凹凸による
模様を形成したものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による製
造方法により製造された装飾部材の断面図であり、ここ
ではエレベータ用の装飾パネルの例を示している。図に
おいて、パネル形状に折曲加工されたアルミニウム又は
アルミニウム合金製の基材11の表面は、微小な凹凸が
形成され粗面化されている。粗面化された基材11の表
面には、アルマイト層42が形成されている。
【0019】アルマイト層42上には、不透明な熱可塑
性樹脂層13が形成されている。熱可塑性樹脂層13上
には、接着剤層14を介して透明なインク受容層15が
接着されている。インク受容層15には、着色材として
の顔料インクによる着色模様16が形成されている。イ
ンク受容層15上には、透明な保護膜層17が形成され
ている。
【0020】保護膜層17は、例えばポリウレタン系樹
脂、アクリル系樹脂、スチロール系樹脂、ABS系樹
脂、AS系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエステル系樹
脂、又はポリエチレン系樹脂などの塗料や樹脂からなっ
ている。
【0021】次に、図2は図1の装飾部材を製造するた
めに使用される模様シート18の要部断面図である。図
において、熱可塑性樹脂シート13A上には、接着剤層
14を介してインク受容層15が接着されている。イン
ク受容層15には、着色模様16が印刷されている。
【0022】次に、図2の模様シート18の製造方法に
ついて説明する。まず、図3に示すように、セパレータ
としてのポリエステルフィルム19の表面にインク受容
層15の材料となる樹脂が塗布される。この樹脂を乾燥
させることにより、インク受容層15が形成される。ま
た、ここで使用されるポリエステルフィルム19の表面
は、図4に示すように、微小な凹凸が一面に形成されて
いる状態、いわゆるマット(mat)な状態になってい
る。
【0023】この後、図5に示すように、インク受容層
15上に接着剤層14が塗布され、さらにその上に、図
6に示すように、熱可塑性樹脂シート13Aが接着され
る。この接着後、乾燥工程を経てシート積層体20が巻
き取られる。
【0024】この後、図7に示すように、巻き取られた
シート積層体20からポリエステルフィルム19が剥離
されるとともに、露出された硬化前のインク受容層15
上に着色模様16が印刷され、図2に示した模様シート
18が製造される。このとき、着色模様16の印刷は、
コンピュータ21に接続されたインクジェットプリンタ
22により行われる。また、ポリエステルフィルム19
の剥離により露出されたインク受容層15の表面には、
図8に示すように、ポリエステルフィルム19のマット
な表面状態が写し取られている。
【0025】次に、模様シート18を用いた装飾部材の
製造方法について説明する。まず、基材11の表面が粗
面化される。粗面化の方法としては、ヘアライン加工、
サンディング加工、サンドブラスト加工、エッチング加
工、ローレット加工又はプレス加工などの方法がある。
また、これらの加工を適宜組み合わせてもよい。粗面化
された基材11の表面には、アルマイト層42が形成さ
れる。
【0026】アルマイト層42を形成する場合、まず室
温から沸点くらいまでの間の温度に設定され浴槽に入れ
られたアセトン、界面活性剤、又はアルコールなどの中
に、基材11を数分から数十分程度浸漬することによ
り、基材11の脱脂を行う。次に、スプレーにより基材
11に水道水を噴射したり、又は水道水中に基材11を
浸漬したりすることにより、基材11を水洗する。この
場合の水道水の温度は、室温程度でよい。続いて、電解
質水溶液中に基材11を浸漬し、陽極酸化法によりアル
マイト層42が形成される。この後、数分から数十分
間、基材11が乾燥される。
【0027】次に、アルマイト層42上の所定の位置に
模様シート18が重ねられる。このとき、模様シート1
8の熱可塑性樹脂シート13Aがアルマイト層42に接
合される。そして、熱可塑性樹脂シート13Aとアルマ
イト層42との間が真空圧着され、さらに熱可塑性樹脂
シート13Aが加熱溶融される。
【0028】溶融された熱可塑性樹脂シート13Aは、
再び常温に戻されることにより硬化して熱可塑性樹脂層
13となり、アンカー効果でアルマイト層42に溶着さ
れる。これにより、着色模様16が形成されたインク受
容層15も、接着剤層14及び熱可塑性樹脂層13を介
してアルマイト層42の表面に強固に固着される。ま
た、インク受容層15は加熱硬化され、これにより着色
模様が定着される。
【0029】次に、熱硬化性のクリヤ塗料がインク受容
層15上に塗布され、加熱硬化されることにより、保護
膜層17が形成される。この保護膜層17のクリヤ塗料
は、その加熱硬化温度が熱可塑性樹脂層13の溶融温度
よりも低くなるように選択されている。最後に、保護膜
層17の表面が研磨されて平面度が高められ、図1に示
した断面を有する装飾部材が完成される。
【0030】次に、模様シート18を基材11に真空圧
着する工程について具体的に説明する。まず、図9は図
1の装飾部材を製造するために使用される真空排気台を
示す斜視図である。図において、平板状の真空排気台3
1は、基材11が載置される平面部31a、この平面部
31aに設けられている複数の凹部31b、これらの凹
部31b内を排気するための複数の排気通路31cとを
有している。平面部31aの周縁部には、平面部31a
の気密を保つためのパッキン32が全周に渡って連続し
て設けられている。
【0031】図10は図9の真空排気台31を有する装
飾部材の製造装置、即ち真空圧着装置の要部を示す分解
斜視図である。真空排気台31の側面部には、排気通路
31cを排気ポンプ(図示せず)に接続するための複数
本の排気パイプ33が接続されている。平面部31a上
には、基材11に模様シート18を重ねてなるパネル体
34が載置される。このパネル体34においては、模様
シート18の熱可塑性樹脂シート13Aがアルマイト層
42に接合されている。
【0032】パネル体34上には、通気性を有するシー
ト状の弾性体35が被せられる。この弾性体35の材料
としては、例えばシリコンゴムスポンジ、テフロンスポ
ンジ、ポリアミドスポンジ、シリコン繊維シート、テフ
ロン繊維シート、ポリアミド繊維シート、硝子繊維シー
ト、硝子繊維綿、ステンレススチールウール、チタンウ
ール、又はアルミウールなど、樹脂、硝子、金属等の耐
熱性と柔軟性とを備えたものが使用される。
【0033】弾性体35上には、全周に渡ってパッキン
32に接し平面部31aとの間を気密に保つシート状の
カバー36が被せられる。このカバー36としては、例
えばゴムシート、ポリエチレンシート、又はシリコンシ
ートなどが使用される。カバー36の周縁部は、押さえ
枠37とパッキン32との間に挟持される。押さえ枠3
7の材料としては、例えば金属、FRP、ポリアミド樹
脂、又はセメントなど、十分な剛性、耐熱性を有するも
のが使用される。
【0034】図11は図10の真空圧着装置の組立状態
を示す斜視図である。真空排気台31及び押さえ枠37
の組立体の側部には、押さえ枠37をパッキン32に押
し付ける複数の押さえ金38が装着される。各押さえ金
38には、ばね等の加圧調整機構39が設けられてい
る。
【0035】なお、例えば図12に示すように、押さえ
枠37の一辺と真空排気台31の一辺とをヒンジ機構に
より接続してもよく、真空排気台31に対する押さえ枠
37の位置合わせが容易となり、作業性が向上する。ま
た、押さえ枠37と真空排気台31とをパンタグラフ機
構(図示せず)等により接続してもよい。
【0036】次に、図13は図10の真空圧着装置の組
立状態を示す断面図であり、この状態ではまだ真空引き
は開始されていない。この状態から、排気ポンプが駆動
され、排気通路31cを通して凹部31b内が真空引き
される。これにより、カバー36と真空排気台31との
間の空気が排出され、図14に示すように、カバー36
が大気圧でパネル体34に押し付けられ、弾性体35が
圧縮される。また、模様シート18とアルマイト層42
との間も脱気され、密着性が向上する。
【0037】この後、真空引きしたままの状態で真空圧
着装置が乾燥炉(図示せず)に入れられ、パネル体34
が真空圧着装置とともに加熱される。このような加熱に
より、カバー36の柔軟性は増し、より微細な部分まで
カバー36が大気圧でパネル体34に押し付けられる。
これにより、模様シート18は、弾性体35を介して基
材11の表面に均等な圧力で押し付けられる。従って、
模様シート18が十分かつ均等な強度で基材11上に圧
着される。
【0038】このような装飾部材の製造方法によれば、
基材11の表面を粗面化し、さらにその表面にアルマイ
ト層42を形成しているため、熱可塑性樹脂層13の基
材11への接着性が向上し、これにより模様シート18
を基材に強固に結合することができる。
【0039】ここで、図15は図1の基材11の表面を
模式的に示す断面斜視図である。アルマイト層42は、
透明な六角形の結晶により構成されている。各結晶に
は、直径1500nm程度の孔42aが形成されてい
る。これらの孔42aを封孔しない状態、即ち未封孔の
状態でアルマイト層42を形成し、このアルマイト層4
2に模様シート18を真空圧着して、熱可塑性樹脂シー
ト13Aを溶着させることにより、孔42aに熱可塑性
樹脂層13が入り込み、アンカー効果が得られると考え
られる。
【0040】また、アルマイト層42は、一般の下地塗
装などとは異なり、層が表面を覆う程度、即ち極めて薄
い層でも有効に作用するため、基材11の表面の物理的
形状に影響しないか、又は影響しにくい。
【0041】また、実施の形態1では、真空排気台31
上にパネル体34を載置し、その上から弾性体35及び
カバー36を被せてカバー36内を真空排気するように
したので、模様シート18を基材11に均等に圧着する
ことができ、作業性及び品質を向上させることができ
る。
【0042】さらに、実施の形態1では、模様シート1
8の表面に位置するインク受容層15の表面がマットな
状態であるため、摩擦係数が高く、弾性体35及びカバ
ー36の横滑りが防止され、真空引きによる加圧力が模
様シート18に良好に伝えられ、模様シート18の伸び
や皺の発生を抑えて、模様シート18を基材11に均等
に押し付けることができる。
【0043】さらにまた、インク受容層15の表面をマ
ットにしたので、インク受容層15の表面積が大きくな
り、顔料などの着色成分を除いた水分などの溶剤が、従
来よりも数倍早く吸収、分散、乾燥される。これによ
り、記録密度を高くすることができ、繊細でメリハリの
ある美しい画像を提供することができる。
【0044】また、ポリエステルフィルム19のマット
な表面状態をインク受容層15に写し取るようにしたの
で、インク受容層15の表面をマットな状態にするのが
容易である。
【0045】なお、実施の形態1では、熱可塑性樹脂シ
ート13A及び熱可塑性樹脂層13を不透明なものとし
たが、透明であってもよい。この場合、アルマイト層4
2の質感を着色模様16の下地として利用することがで
きる。また、この場合、アルマイト層42の結晶の孔4
2aに染料を入れることにより、アルマイト層42を染
色してもよい。
【0046】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2について説明する。装飾部材の断面構造は、図1と
同様である。この例では、インク受容層15が、凝集し
た状態の二次粒子径が400nm以下の顔料微粒子を透
明な親水性樹脂に均等に混入することにより構成されて
いる。また、インク受容層15の親水性樹脂には、紫外
線吸収剤及び光安定化剤が含有されている。他の構成及
び製造方法は、実施の形態1と同様である。
【0047】このようなインク受容層15、即ち顔料微
粒子を親水性樹脂に混入したインク受容層15では、顔
料微粒子が互いに凝集することにより、二次粒子内に微
細な空隙を形成することができ、また微粒子自体も多孔
質のものであるため、顔料微粒子を親水性樹脂に混入し
たインク受容層15を用いていることにより、インク受
容層15の膜厚を厚くせずに吸水率を高くすることがで
き、着色模様16の色の濃度を上げることができる。逆
に言えば、インク受容層15を薄くして、エレベータ等
の用途で特に要求される不燃性を高めることができる。
【0048】ここで、インク受容層15の吸水率は、単
に膜厚を厚くすることにより高くすることもできるが、
基材11上の樹脂の量が増えるため、不燃材としては好
ましくない。また、インク受容層15を透明とする場
合、単に膜厚を厚くすると、不燃材としての問題に加え
て、透明度が落ちるという問題も生じる。しかし、上記
のような顔料微粒子は、二次粒子径が可視光線の波長以
下(即ち400nm以下)であることにより透明であ
り、従って高い透明度を保ちつつ吸水率を高くすること
ができる。
【0049】さらに、インク受容層15の親水性樹脂に
紫外線吸収剤及び光安定化剤を含有させることにより、
紫外線の脱色作用に対して耐光性を向上させることがで
き、長期にわたって着色模様16の劣化を抑制すること
ができる。
【0050】実施の形態3.次に、図16はこの発明の
実施の形態3による装飾部材の断面図である。この例で
は、熱可塑性樹脂層13と接着剤層14との間に、光を
乱反射する乱反射層51が設けられている。この乱反射
層51は、光を乱反射する多数の反射片が透明樹脂に混
合されて構成されている。透明樹脂としては、例えばポ
リウレタン系樹脂、アクリル系樹脂、スチロール系樹
脂、ABS系樹脂、AS系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、又はポリエチレン系樹脂などの塗料や
樹脂が使用される。
【0051】また、反射片としては、アルミニウムやス
テンレス鋼等の金属、又はパールマイカ片が使用され
る。さらにパールマイカ片としては、雲母、鱗片、又は
樹脂や硝子の小片に金属膜を蒸着したものなどが使用さ
れる。例えば、樹脂や硝子の小片に、ニッケル、酸化チ
タン、又は酸化インジウム錫などの金属を蒸着すること
により、パールマイカ片が得られる。
【0052】乱反射層51は、熱可塑性樹脂シート13
Aの一方の面上に、印刷、吹き付け、ロールコート、又
はブレードコートなどの手法により形成される。乱反射
層51を形成する場合、透明樹脂と反射片とを予め混合
したものを塗布しても、また透明樹脂をコートした後に
反射片を上から振り掛けたりしてもよい。他の構成及び
製造方法は、実施の形態1と同様である。
【0053】このような装飾部材では、インク受容層1
5の下地に乱反射層51が設けられているが、乱反射層
51に含まれる反射片は、そのサイズや表面状態に応じ
て、入射する光線を乱反射するため、薄い模様シート1
8を使用しているにも拘わらず、外観に深みが生じる。
【0054】また、反射片のサイズ、表面状態、密度な
どの選択により、質感に変化を持たせることができる。
さらにまた、樹脂の小片に金属を蒸着した反射片を用い
る場合、乱反射の度合いを容易に調整することができ
る。また、1枚のパネルの中で、部分的に密度を変化さ
せたり、反射体の配分により模様を描いたりすることも
できる。
【0055】なお、実施の形態3では、透明樹脂に反射
片を混合した乱反射層51を示したが、熱可塑性樹脂シ
ート13Aの表面に、ニッケル、酸化チタン、酸化イン
ジウム錫などの金属を直接蒸着することにより乱反射層
を形成することも可能である。
【0056】実施の形態4.次に、図17はこの発明の
実施の形態4による装飾部材の製造方法を示す断面図で
ある。この例では、基材11上に模様シート18を真空
圧着する際、弾性体35と模様シート18のインク受容
層15との間に通気性のある長繊維シート41が介在さ
れる。この長繊維シート41は、長繊維により構成され
たシートである。また、ここでは、熱可塑性樹脂シート
13Aとして、透明なものを使用している。他の製造方
法は、実施の形態1と同様である。
【0057】このような長繊維シート41を介在させる
ことにより、真空圧着時に弾性体35がインク受容層1
5に付着するのが防止される。また、このような付着を
防止する場合、一般的にはインク受容層15上に剥離効
果のある薬剤を塗布する方法が用いられるが、インク受
容層15上には後工程で保護膜層17が塗布されるた
め、剥離効果のある薬剤を塗布する方法では、保護膜層
17の密着性に悪影響が出る。これに対して、長繊維シ
ート41を用いる方法によれば、保護膜層17の密着性
への影響もない。
【0058】なお、実施の形態4では長繊維シート41
を弾性体35とは別に設けたが、弾性体35を長繊維に
より構成してもよい。また、弾性体35の一方の面には
長繊維シート41が接合され一体化されたシートを用い
てもよい。
【0059】なお、実施の形態1〜4では、基材11の
表面を粗面化した後にアルマイト層42を形成したが、
アルマイト層42やその孔42aが失われない方法を採
れば、アルマイト層42を形成した後に粗面化を行って
もよい。
【0060】また、実施の形態1〜4ではパネル状の装
飾部材を示したが、装飾部材の形状はこれに限定される
ものではない。
【0061】実施の形態5.さらに、基材11の表面を
粗面化する場合、例えば図18に示すように、微小な凹
凸の差11A,11Bによる模様を形成してもよく、模
様シート18の着色模様16と重ねられたときに独特の
模様とすることができる。この場合、熱可塑性樹脂層1
3、接着剤層14及びインク受容層15は透明である。
【0062】このような粗面化による模様形成方法とし
ては、マスキング等により基材11の表面を複数の領域
に分割し、それぞれの領域に対してサンドショットの粒
径を変化させる方法や、サンディングやヘアラインの方
向を変化させる方法などが考えられる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
装飾部材の製造方法は、基材の表面を粗面化するととも
に、基材の表面にアルマイト層を形成し、粗面化された
アルマイト層に熱可塑性樹脂シートを溶着させるように
したので、模様シートを基材に強固に結合することがで
きる。
【0064】請求項2の発明の装飾部材の製造方法は、
透明な親水性樹脂と、この親水性樹脂に混入され、凝集
した状態の二次粒子径が400nm以下の顔料微粒子と
を有するインク受容層を用いたので、インク受容層の膜
厚を厚くせずに吸水率を高くすることができ、着色模様
の色の濃度を上げることができる。また、インク受容層
を薄くして、不燃性を高めることができる。
【0065】請求項3の発明の装飾部材の製造方法は、
模様シートを製作する工程で、光を乱反射する乱反射層
を熱可塑性樹脂層上に形成し、乱反射層上に接着剤層を
介してインク受容層を接着するので、質感に変化を持た
せ、深みのある着色模様を表現することができる。
【0066】請求項4の発明の装飾部材の製造方法は、
模様シートを製作する工程で、多数の微小な凹凸を有す
るセパレータの表面にインク受容層を塗布し、この後セ
パレータを剥離することによりインク受容層の表面に多
数の微小な凹凸を形成するので、インク受容層の表面積
が大きくなり、顔料などの着色成分を除いた水分などの
溶剤が、従来よりも数倍早く吸収、分散、乾燥される。
これにより、記録密度を高くすることができ、繊細でメ
リハリのある美しい画像を提供することができる。
【0067】請求項5の発明の装飾部材の製造方法は、
模様シートが重ねられた基材を、排気通路を有する真空
排気台上に載置するとともに、通気性を有するシート状
の弾性体を介して模様シート上にシート状のカバーを被
せ、この後、排気通路を介して真空排気台とカバーとの
間を排気するようにしたので、模様シートを基材に強固
かつ均等に圧着し溶着することができ、作業性及び品質
を向上させることができる。
【0068】請求項6の発明の装飾部材の製造方法は、
模様シート上にカバーを被せる工程で、長繊維により構
成され通気性を有する長繊維シートを、模様シートとカ
バーとの間に介在させるようにしたので、真空圧着時に
弾性体がインク受容層に付着するのが防止される。
【0069】請求項7の発明の装飾部材の製造方法は、
弾性体を長繊維により構成したので、真空圧着時に弾性
体がインク受容層に付着するのが防止される。
【0070】請求項8の発明の装飾部材は、基材の表面
を粗面化するとともに、基材の表面にアルマイト層を形
成し、粗面化されたアルマイト層に熱可塑性樹脂層を溶
着させるようにしたので、模様シートを基材に強固に結
合することができる。
【0071】請求項9の発明の装飾部材は、アルマイト
層の結晶の孔に染料を入れることによりアルマイト層が
染色されているので、着色模様の背景として染色された
アルマイト層の独特の質感を利用することができる。
【0072】請求項10の発明の装飾部材は、熱可塑性
樹脂層と接着剤層との間に、光を乱反射する乱反射層を
設けたので、質感に変化を持たせ、深みのある着色模様
を表現することができる。
【0073】請求項11の発明の装飾部材は、透明樹脂
と、この透明樹脂に混合され、光を乱反射する多数の反
射片とを有する乱反射層を用いたので、反射片のサイ
ズ、表面状態、密度などの選択により、質感に容易に変
化を持たせることができる。
【0074】請求項12の発明の装飾部材は、透明な親
水性樹脂と、この親水性樹脂に混入され、凝集した状態
の二次粒子径が400nm以下の顔料微粒子とを有する
インク受容層を用いたので、インク受容層の膜厚を厚く
せずに吸水率を高くすることができ、着色模様の色の濃
度を上げることができる。また、インク受容層を薄くし
て、不燃性を高めることができる。
【0075】請求項13の発明の装飾部材は、基材の表
面に、粗面化により設けられた微小な凹凸による模様を
形成したので、基材表面の模様と着色模様とを重ねた独
特の模様を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による製造方法によ
り製造された装飾部材の断面図である。
【図2】 図1の装飾部材を製造するために使用される
模様シートの要部断面図である。
【図3】 図2の模様シートの製造途中の状態を示す斜
視図である。
【図4】 図3のポリエステルフィルム及びインク受容
層の断面図である。
【図5】 図3のインク受容層上に接着剤層を塗布する
工程を示す斜視図である。
【図6】 図5の接着剤層上に熱可塑性樹脂シートを接
着する工程を示す斜視図である。
【図7】 図6の工程の後にインク受容層に着色模様を
印刷する工程を示す斜視図である。
【図8】 図7のシート積層体からポリエステルフィル
ムを剥離する様子を拡大して示す断面図である。
【図9】 図1の装飾部材を製造するために使用される
真空排気台を示す斜視図である。
【図10】 図9の真空排気台を有する真空圧着装置の
要部を示す分解斜視図である。
【図11】 図10の真空圧着装置の組立状態を示す斜
視図である。
【図12】 図10の真空圧着装置の組立状態の他の例
を示す斜視図である。
【図13】 図10の真空圧着装置の組立状態を示す断
面図である。
【図14】 図13の真空圧着装置を真空引きした状態
を示す断面図である。
【図15】 図1の基材の表面を模式的に示す断面斜視
図である。
【図16】 この発明の実施の形態3による装飾部材の
断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態4による装飾部材の
製造方法を示す断面図である。
【図18】 この発明の実施の形態5による装飾部材の
製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
11 基材、13 熱可塑性樹脂層、13A 熱可塑性
樹脂シート、14 接着剤層、15 インク受容層、1
6 着色模様、18 模様シート、19 ポリエステル
フィルム(セパレータ)、42 アルマイト層、51
乱反射層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 初雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 4D075 AE03 BB02Y CB02 CB36 DB07 DB20 DB31 DC19 EA02 EB22 EC11 EC53 4F100 AA19D AB10C AB31C AK01A AK01B AR00B AR00E BA04 BA05 BA07 BA10B BA10C BA13 CA13B CB00 EJ392 EJ912 GB08 HB31B JB05B JB16A JD14B JN01B JN06E

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂シート上に接着剤層を介し
    てインク受容層を接着し、かつ上記インク受容層に着色
    模様を印刷することにより、模様シートを製作する工
    程、 アルミニウム又はアルミニウム合金製の基材の表面を粗
    面化するとともに、未封孔の状態のアルマイト層を上記
    基材の表面に形成する工程、 上記熱可塑性樹脂シートが上記アルマイト層に接合され
    るように上記模様シートを上記基材に重ねる工程、及び
    上記模様シートを加熱することにより上記熱可塑性樹脂
    シートを上記アルマイト層に溶着させる工程を含むこと
    を特徴とする装飾部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 インク受容層は、透明な親水性樹脂と、
    この親水性樹脂に混入され、凝集した状態の二次粒子径
    が400nm以下の顔料微粒子とを有していることを特
    徴とする請求項1記載の装飾部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 模様シートを製作する工程では、光を乱
    反射する乱反射層を熱可塑性樹脂層上に形成し、上記乱
    反射層上に接着剤層を介してインク受容層を接着するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の装飾部材
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 模様シートを製作する工程では、多数の
    微小な凹凸を有するセパレータの表面にインク受容層を
    塗布し、この後上記セパレータを剥離することにより上
    記インク受容層の表面に多数の微小な凹凸を形成するこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記
    載の装飾部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 模様シートが重ねられた基材を、排気通
    路を有する真空排気台上に載置するとともに、通気性を
    有するシート状の弾性体を介して上記模様シート上にシ
    ート状のカバーを被せる工程、及び上記排気通路を介し
    て上記真空排気台と上記カバーとの間を排気することに
    より、上記弾性体及び上記カバーを介して上記模様シー
    トを上記基材に押し付け、上記熱可塑性樹脂シートを上
    記アルマイト層に密着させる工程を、 上記模様シートを加熱する工程の前に含むことを特徴と
    する請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の装飾部
    材の製造方法。
  6. 【請求項6】 模様シート上にカバーを被せる工程で
    は、長繊維により構成され通気性を有する長繊維シート
    を、上記模様シートと上記カバーとの間に介在させるこ
    とを特徴とする請求項5記載の装飾部材の製造方法。
  7. 【請求項7】 弾性体は長繊維により構成されているこ
    とを特徴とする請求項5記載の装飾部材の製造方法。
  8. 【請求項8】 表面が粗面化されているとともに未封孔
    の状態のアルマイト層が上記表面に形成されているアル
    ミニウム又はアルミニウム合金製の基材、 上記アルマイト層上に溶着されている熱可塑性樹脂層、 この熱可塑性樹脂層上に接着剤層を介して接着され、着
    色材による着色模様が形成されているインク受容層、及
    びこのインク受容層上に形成されている透明な保護膜層
    を備えていることを特徴とする装飾部材。
  9. 【請求項9】 アルマイト層の結晶の孔に染料を入れる
    ことにより上記アルマイト層が染色されていることを特
    徴とする請求項8記載の装飾部材。
  10. 【請求項10】 熱可塑性樹脂層と接着剤層との間に
    は、光を乱反射する乱反射層が設けられていることを特
    徴とする請求項8記載の装飾部材。
  11. 【請求項11】 乱反射層は、透明樹脂と、この透明樹
    脂に混合され、光を乱反射する多数の反射片とを有して
    いることを特徴とする請求項10記載の装飾部材。
  12. 【請求項12】 インク受容層は、透明な親水性樹脂
    と、この親水性樹脂に混入され、凝集した状態の二次粒
    子径が400nm以下の顔料微粒子とを有していること
    を特徴とする請求項8ないし請求項11のいずれかに記
    載の装飾部材。
  13. 【請求項13】 熱可塑性樹脂層、接着剤層及びインク
    受容層は透明であり、基材の表面には、粗面化により設
    けられた微小な凹凸による模様が形成されていることを
    特徴とする請求項8記載の装飾部材。
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EP1721733A1 (en) * 2004-03-03 2006-11-15 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Decorative member and process for producing the same

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