JP2001113584A - 多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法 - Google Patents

多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法

Info

Publication number
JP2001113584A
JP2001113584A JP2000243972A JP2000243972A JP2001113584A JP 2001113584 A JP2001113584 A JP 2001113584A JP 2000243972 A JP2000243972 A JP 2000243972A JP 2000243972 A JP2000243972 A JP 2000243972A JP 2001113584 A JP2001113584 A JP 2001113584A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin foam
polyolefin
layer
foam sheet
multilayer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000243972A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsunori Nodono
光紀 野殿
Tatsuma Kuroda
竜磨 黒田
Takeo Kitayama
威夫 北山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2000243972A priority Critical patent/JP2001113584A/ja
Publication of JP2001113584A publication Critical patent/JP2001113584A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • B29C47/92

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】有機溶剤の残留もなく、しかも気泡の破壊もな
く表面の平滑性、発泡倍率が高くて真空成形性等の2次
加工性にも優れた多層ポリオレフィン発泡シートの製造
方法を提供する。 【解決手段】ポリオレフィン発泡層構成材料を押し出す
第1押出機3とポリオレフィン非発泡層構成材料を押し
出す第2押出機5とが、1基の押出ダイス7に接続され
ており、第1押出機は発泡剤供給装置6を備え、ポリオ
レフィン発泡層構成樹脂材料を溶融し、発泡剤と混合し
て前記ポリオレフィン発泡層構成材料とする溶融混練工
程、ポリオレフィン非発泡層構成材料を溶融する溶融工
程、及び押出ダイスにおいて前記ポリオレフィン発泡層
構成材料と前記ポリオレフィン非発泡層構成材料を溶融
状態で大気圧下に共押出して前記ポリオレフィン発泡層
構成材料を発泡させる共押出工程を有する製造方法とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層ポリオレフィ
ン発泡シートの製造方法に関するものであり、具体的に
は表面が平滑でかつ真空成形性に優れた多層ポリオレフ
ィン発泡シートの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】カップ、トレー、その他電子レンジにて
加熱する調理食品であるホームミールリプレースメント
(HMR)の容器としては、軽量性、加熱後に手で触れ
ることができるように断熱性を有する発泡体が使用さ
れ、現在はポリスチレン発泡体が使用されている。
【0003】しかし、ポリスチレンの耐熱性は未だ十分
ではなく、これに代わるものとしてポリオレフィン系樹
脂発泡体、とりわけ耐熱性の高いポリプロピレン発泡体
への関心が高まっている。
【0004】ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオ
レフィンの発泡体は公知である。公知のポリオレフィン
発泡体としては、アゾジカルボンアミド系化合物、ニト
ロソ化合物等の化学発泡剤を使用した発泡体、プロパン
やブタン等の低沸点脂肪族炭化水素を発泡剤として使用
した発泡体、炭酸ガスを使用した発泡体が知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、化学発泡剤の
使用はコスト的に好ましいものではない。一方、炭酸ガ
スを発泡剤として使用すると発泡工程において破泡しや
すく、発泡体を製造すること自体が難しい。発泡体とす
ることが比較的容易なポリプロピレンも知られている
が、そのようなポリプロピレンを使用して、従来の製造
方法により炭酸ガス発泡して得られた発泡体シートは真
空成形性が十分でないために例えば食品容器を真空成形
すると破泡が起こり、外観の低下、厚みの均一性の低
下、強度、断熱性の低下等の問題が発生する。また公知
の炭酸ガス発泡ポリプロピレン発泡体シートは、表面の
粗度が大きいシートしか得られないために、HMR等の
食品容器とした場合、蓋シートとの間のシールに問題が
生じやすいという問題も有している。真空成形性、表面
の外観を改善しようとすると、発泡倍率の低い発泡体し
か得られなかった。
【0006】発泡倍率を高く維持して外観等を改善する
方法としては、ポリオレフィン発泡層を作成し、これに
接着剤を使用して非発泡シートないしはフィルムをラミ
ネートする方法、ポリオレフィン発泡層と非発泡シート
ないしはフィルムを熱融着する方法により表面に非発泡
層を設ける技術が公知である。
【0007】しかし、接着剤を使用した多層発泡シート
は、使用する接着剤に含まれる有機溶剤が残留し、食品
収納容器としては使用することができない。また熱融着
法によれば、発泡倍率の高い発泡層構成シートを使用し
ても、その気泡が破壊されて発泡倍率が低下し、断熱性
の低下が起こる等の問題を発生する。
【0008】本発明の目的は、有機溶剤の残留がなく、
また気泡の破壊もなく、表面の平滑性が高くて真空成形
性等の2次加工性にも優れた高発泡倍率の多層ポリオレ
フィン発泡シートの製造方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも1
層のポリオレフィン発泡層と少なくとも1層のポリオレ
フィン非発泡層を備えた多層ポリオレフィン発泡シート
の製造方法であって、前記ポリオレフィン発泡層構成材
料を押し出す第1押出機と前記ポリオレフィン非発泡層
構成材料を押し出す第2押出機とが、1基の押出ダイス
に接続されており、前記第1押出機はシリンダーに発泡
剤を供給する発泡剤供給装置を備えており、前記第1押
出機において、ポリオレフィン発泡層構成樹脂材料を溶
融し、溶融された前記ポリオレフィン発泡層構成樹脂材
料と前記発泡剤供給装置より供給される発泡剤とを混合
して前記ポリオレフィン発泡層構成材料とする溶融混練
工程、前記第2押出機において、前記ポリオレフィン非
発泡層構成材料を溶融する溶融工程、及び前記ダイスに
おいて前記ポリオレフィン発泡層構成材料と前記ポリオ
レフィン非発泡層構成材料を溶融状態で大気圧下に共押
出して前記ポリオレフィン発泡層構成材料を発泡させる
共押出工程を有することを特徴とするものである。
【0010】上記の構成を有する製造方法により、ポリ
オレフィン発泡層の少なくとも片面にポリオレフィン非
発泡層が一体的に形成される結果、得られる多層ポリオ
レフィン発泡シートは、真空成形性に優れたものとな
る。
【0011】共押出工程において、複数の樹脂形成材料
が溶融状態で積層されて押し出されるが、積層後のダイ
ス内での滞留時間は0.1〜20秒が好適であり、0.
5〜15秒であることがより好ましい。
【0012】上述の多層ポリオレフィン発泡シートは、
ポリオレフィン発泡層の両面にポリオレフィン非発泡層
が存在する、非発泡層/発泡層/非発泡層という構成で
あることが好適であり、発泡シートの両面の平滑性が良
好となり、しかもいずれの面を真空側にして真空成形を
行っても成形性が良好である。
【0013】なお、ここで共押出とは、ポリオレフィン
発泡層構成材料が発泡する前にポリオレフィン発泡層構
成材料と前記ポリオレフィン非発泡層構成材料を積層融
着して押出すことをいう。
【0014】本発明の多層ポリオレフィン発泡シートの
ポリオレフィン非発泡層構成材料としては、長鎖分岐ポ
リプロピレン、長鎖分岐ポリオレフィン系接着性樹脂か
ら選択される少なくとも1種を使用することが好まし
く、該長鎖分岐ポリプロピレン又は長鎖分岐ポリオレフ
ィン系接着性樹脂は、分岐度指数[A]が0.20≦
[A]≦0.98を充たすものであることが好ましい。
【0015】分岐度指数[A]が0.20≦[A]≦
0.98を充たす長鎖分岐ポリプロピレンないし長鎖分
岐ポリオレフィン系接着性樹脂は溶融状態での強度が高
く、この非発泡樹脂層を表面に設けることにより、内部
の発泡層において発泡剤により形成された気泡(セル)
に起因する凹凸、またセルの破壊による凹凸の発生を防
止する効果が発現される結果、表面平滑性が高く、真空
成形性等の2次加工性にも優れた発泡倍率の高い多層ポ
リオレフィン発泡シートが得られるものと考えられる。
【0016】長鎖分岐ポリプロピレンないし長鎖分岐ポ
リオレフィン系接着性樹脂の分岐度指数[A]は、0.
30≦[A]≦0.90の範囲にあることがより好まし
く、0.40≦[A]≦0.80の範囲にあることが、
表面平滑性、真空成形性等の2次加工性が優れている点
で特に好ましい。
【0017】なお、分岐度指数は長鎖分岐の程度を示す
ものであり、下記の式において定義される数値である。 分岐度指数 [A] =〔η〕Br/〔η〕Lin ここで、〔η〕Brはその長鎖分岐ポリプロピレン又は
長鎖分岐ポリオレフィン系接着性樹脂の固有粘度であ
り、〔η〕Linは重量平均分子量が実質的に同じであ
る対応する直鎖状のポリプロピレン又はポリオレフィン
の固有粘度である。例えば、長鎖分岐ポリプロピレンの
場合、〔η〕Brはその長鎖分岐ポリプロピレンの固有
粘度であり、〔η〕Linは、その長鎖分岐ポリプロピ
レンと重量平均分子量が実質的に同じである主としてア
イソタクチックの半結晶性直鎖状ポリプロピレンの固有
粘度である。また、長鎖分岐ポリエチレン系接着性樹脂
の場合、〔η〕Linはその長鎖分岐ポリエチレン系接
着性樹脂と重量平均分子量が実質的に同じである高密度
ポリエチレンの固有粘度であり、長鎖分岐ポリプロピレ
ン系接着性樹脂の場合、〔η〕Linはその長鎖分岐ポ
リプロピレン系接着性樹脂と重量平均分子量が実質的に
同じ主としてアイソタクチックの半結晶性直鎖状ポリプ
ロピレンの固有粘度である。
【0018】固有粘度は固有粘度数としても知られてお
り、その最も一般的な意味において、ポリマー分子の溶
液粘度を増強する能力の尺度である。固有粘度は溶解さ
れるポリマー分子の大きさと形に依存する。従って、非
直鎖状ポリマーを実質的に同じ重量平均分子量の直鎖状
ポリマーと比較する時、固有粘度は非直鎖状ポリマー分
子のコンフィギュレーションを示す数値である。即ち、
上記の固有粘度の比は非直鎖状ポリマーの枝別れ分岐度
の尺度を示すものであり、分岐度指数とした。長鎖分岐
ポリプロピレンないし長鎖分岐を有するポリオレフィン
系接着性樹脂の固有粘度の測定方法は、エリオット等
〔J.App.Poly.Sci.,14,2947-2963(1970)〕が記載されて
いる。本明細書中に於いて、各場合の固有粘度は、テト
ラリン又はオルトジクロロベンゼンに溶解した試料につ
いて135℃において測定したものである。
【0019】なお、重量平均分子量(Mw)は種々の方
法で測定できる。好ましく用いられる方法は、GPC法
やM.L.McConnelによって、American Laboratory,May,63
-75(1978) に発表されている方法である低角度レーザー
光散乱光度測定法である。
【0020】本発明の多層ポリオレフィン発泡シートの
製造方法において、前記押出ダイスとしてサーキュラー
ダイスを使用し、共押出工程は、前記ポリオレフィン発
泡層構成材料と前記ポリオレフィン非発泡層構成材料を
筒状にて共押出することが好適な態様である。
【0021】全体に均一で発泡倍率の高い発泡シートの
作成が可能で、しかも比較的小口径のダイスの使用で幅
の広い発泡シートを製造することができる。
【0022】前記共押出工程は、押出ダイスより押し出
される樹脂量をQ(kg/h)、ダイスリップ口径をW
(mm)としたとき、10≧Q/W≧0.3を充たす条
件で行われることが好適であり、さらに好ましくは、Q
/Wは0.5以上である。
【0023】Q/Wが0.3未満の場合は、気泡の粗大
化やスジ状の外観不良が発生することがあり、10を超
えると設備費用が高くなる。
【0024】共押出工程後に、共押出された多層ポリオ
レフィン発泡シートを拡大装置により押出方向に対して
直角方向に拡大する拡大工程が設けられていることが好
適である。
【0025】拡大工程により、単なる押出のみでは製造
が困難な厚みの薄いシートを容易に製造することができ
る。また押出後に拡大するため、小口径の押出機を使用
して幅の広いシートを製造することが可能である。
【0026】サーキュラーダイスを使用して筒状に押し
出された多層発泡体シートを簡便に、かつ均一に拡大す
ることが容易であることから、前記拡大装置は、マンド
レルであることが好適である。
【0027】押出ダイスとしてTダイス等のフラットダ
イスを使用する場合、拡大装置としては、クリップテン
ター、ピンテンター等のテンターを使用することが好ま
しい態様である。
【0028】前記拡大工程における拡大率は、1.5〜
4.5倍であることが好ましい。
【0029】本発明の多層ポリオレフィン発泡シートの
製造方法においては、製造された多層ポリオレフィン発
泡シートをさらに2層以上積層する積層工程を有するこ
とが好適な態様である。
【0030】積層工程を設けることによって、非発泡層
を中間層とした発泡層が2層以上形成され、少なくとも
非発泡層/発泡層/非発泡層/発泡層、好ましくは非発
泡層/発泡層/非発泡層/発泡層/非発泡層という構
成、ないし非発泡層/発泡層/非発泡層/非発泡層/発
泡層/非発泡層という構成を有する多層ポリオレフィン
発泡シートが連続的に製造可能である。このような積層
された多層ポリオレフィン発泡シートは、さらに優れた
真空成形性を有する。
【0031】前記積層工程は、押出後の多層ポリオレフ
ィン発泡シートを折り畳んで重畳し、圧着ローラーを使
用して積層する工程であることが好ましい。また筒状に
て形成された発泡シートにおいては、そのまま、もしく
は長さ方向の少なくとも1箇所にて切開して(切開工
程)積層することが好ましい。
【0032】本発明においては、さらに押出後の多層ポ
リオレフィン発泡シートを減圧室を通過させて発泡層の
発泡倍率を高める減圧工程が設けられていることが好適
な態様である。
【0033】高発泡倍率の発泡層を有し、しかも表面が
平滑で外観の良好な発泡シートを得ることができる。
【0034】前記減圧工程の前には、さらに押し出され
た多層ポリオレフィン発泡シートを予熱する予熱工程が
設けられていることが好ましく、より高発泡倍率の発泡
層を有する多層ポリオレフィン発泡シートをえることが
可能となる。
【0035】本発明においては、さらに、発泡シートを
引き取る引取装置が設けられており、発泡シートの引取
速度が発泡シートの押出線速度の1.2倍以上であるこ
とが好ましく、かかる構成によっても発泡倍率を高める
効果が得られる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。本発明の多層ポリオレフィン発泡シート
の製造方法の1例を図面により説明する。この例は、発
泡層として炭酸ガスを発泡剤として使用したポリプロピ
レンを使用し、非発泡層としては、長鎖分岐ポリプロピ
レンを使用し、非発泡層/発泡層/非発泡層の3層構造
の発泡ポリプロピレンシートの製造例を示したものであ
る。
【0037】図1は本発明の多層ポリオレフィン発泡シ
ートの製造装置の1例を示したものである。製造装置1
は、発泡層を押し出す第1押出機3、非発泡層を押し出
す第2押出機5、押出ダイス7(以後、単にダイスとす
る場合もある)、マンドレル9、及び引取装置の例とし
て引取ローラー11を備えている。
【0038】第1押出機3には、発泡剤である炭酸ガス
を供給する発泡剤供給装置の例であるポンプ6が設けら
れている。第1押出機3のホッパー(図示せず)に投入
されたポリプロピレン樹脂は、シリンダー内での溶融工
程において溶融され、スクリューによりダイス7方向に
送られる。炭酸ガスは十分に樹脂の溶融がされた時点で
溶融樹脂に供給され、さらに均一に分散されてダイス7
に送り込まれる。発泡剤供給装置の設置位置は、ペレッ
トとして供給される樹脂が十分溶融していないと、発泡
剤がペレットの空隙を通じてホッパーから漏洩し、ダイ
ス7に近過ぎると発泡剤の混合が不均一となる。従っ
て、発泡剤の供給位置は、シリンダーの中央部であるこ
とが好適である。第1押出機3として公知のベント型押
出機を使用し、ベント孔から炭酸ガスを加圧供給する構
成は、特に押出機を改良する必要がなく、好適な態様で
ある。
【0039】上記の例においては、いずれも単軸押出機
を使用した例を示したが、少なくとも一方、好ましくは
発泡層構成材料を押し出す押出機に2軸押出機等を使用
することも可能である。
【0040】非発泡層を構成する長鎖分岐ポリプロピレ
ンは第2押出機5により溶融されてダイス7に送り込ま
れる。ダイス7は、内部構造が多層シート形成に適した
構造であれば、特にその種類は限定されず、Tダイス、
コートハンガーダイス等のフラットダイス、ストレート
型ダイス、クロスヘッドダイス等のサーキュラーダイス
等が例示される。ただし、上述のようにサーキュラーダ
イスの使用がより好適であり、図1の例はサーキュラー
ダイスを使用した例である。
【0041】ダイス7から筒状で押し出された多層ポリ
オレフィン発泡シートは、マンドレル9を使用した拡大
工程により、押出方向に対して直角方向に拡大され、所
定の直径のチューブ15に成形され、冷却後、引取ロー
ラー11により折り畳んで引き取られる。これを折り畳
み部両端にて切開すると2枚の3層構造の発泡体シート
が得られ、筒状シートの1箇所で切開すると幅の広い発
泡体シートが得られる。
【0042】得られた3層構造の発泡シートを2枚重ね
て積層すると、非発泡層/発泡層/非発泡層/発泡層/
非発泡層の構造を有する、非発泡層を3層(中間の非発
泡層中にに非発泡層の積層部が形成されて4層に観察さ
れる場合がある)有する発泡シートが得られる。積層
は、この例のように熱融着によることが簡便であり、好
ましい。上記の例においては、引取ローラー11が圧着
ローラーとして作用している。
【0043】ダイスの構造の好適な実施形態を図2に断
面を示した。この例において使用したダイスは、サーキ
ュラーダイスである。ダイス7には、発泡層を形成する
樹脂の流路23a、23bと、非発泡層を形成する樹脂
の流路24、24a、24b、24c、24dが形成さ
れている。
【0044】ダイス7の樹脂流路方向の源流側端部には
第1押出機3のヘッド21が接続され、源流側側部には
第2押出機5のヘッド22が接続されている。ヘッド2
1から供給された発泡層を形成する溶融樹脂は、まず流
路23aに入り、ダイス出口方向に送られる。その途中
でパスPを通過して分岐され、流路23bに送られる。
【0045】一方、非発泡層を形成する溶融樹脂は第2
押出機5のヘッド22から供給され、流路24にて24
a、24bに分割され、発泡層の両面を被覆するように
流路23bの両面に積層するように供給され25aにお
いて複層化される。流路24a、24bに供給される溶
融樹脂は、パスPに類似した分割流路(図示せず)を通
して、流路23aの発泡層の両面を被覆するように24
c、24dに供給され、25bにおいて複層化される。
【0046】25a、25bにおいて3層構造の円筒状
となった溶融樹脂は、ダイス出口26から押し出され
る。この大気圧への開放により、発泡層構成樹脂中の炭
酸ガスが膨張し、気泡が形成されて発泡層が形成され
る。
【0047】発泡倍率を高めるために、ダイスより押し
出されたシートないしチューブを真空チャンバーを通過
させてさらに発泡をすすめることも好適な態様である。
チューブを長さ方向に切開すると3層構造のシートが得
られる。
【0048】図3に示した例は、図1に示した例に、さ
らに減圧室20を設置し、これを利用して減圧工程を設
けたものであり、12は引取装置である。
【0049】図4には、図1に示した引取ローラー11
の後側に加熱装置24及び加熱した発泡シートの発泡倍
率を高める減圧室20、引取装置12が設けられた例を
示した。
【0050】本発明に使用する原料について説明する。
発泡層を構成するポリオレフィンとしては、エチレン、
プロピレン、ブテンなどの単独重合体又はこれらの二種
以上のモノマーを使用した共重合体、さらにはこれらの
モノマーの少なくとも1種と他のモノマーとの共重合体
があげられる。共重合体の例としては、エチレン−α−
オレフィン共重合体、プロピレン−α−オレフィン共重
合体などが例示される。
【0051】ポリエチレン(PE)ないしはエチレンと
他のモノマーの共重合体、即ちエチレン系樹脂として
は、例えば低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン等
のポリエチレン;エチレン−プロピレン共重合体、エチ
レン−ブテン−1共重合体、エチレン−4−メチル−1
−ペンテン共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合
体、エチレン−オクテン−1共重合体等のエチレン−α
−オレフィン共重合体;エチレン−メチルメタクリレー
ト共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの、一
種以上のビニルモノマーから誘導される繰り返し単位と
エチレンから誘導される繰り返し単位とからなるエチレ
ン系共重合体、及びそれらの混合物が挙げられる。
【0052】プロピレン−α−オレフィン共重合体とし
ては、プロピレン−α−オレフィンブロック共重合体、
プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体などのプ
ロピレン系重合体及びそれらの混合物が挙げられる。プ
ロピレン−α−オレフィンブロック共重合体、プロピレ
ン−α−オレフィンランダム共重合体のα−オレフィン
としては、例えばエチレン、ブテン−1、オクテン−1
等の炭素数2、4〜10のα−オレフィンが挙げられ
る。
【0053】上記に例示されたポリオレフィンのなかで
も、発泡体の均一性が高く、本発明の多層ポリオレフィ
ン発泡シートとして真空成形性が特に優れたものが得ら
れることから、(a)長鎖分岐ポリプロピレン(P
P)、(b)第1段階で固有粘度が5dl/g以上の結
晶性PPを合成し、第2段階で固有粘度が3dl/g未
満の結晶性PPを連続的に合成し、第1段階のPPが
0.05〜25wt%で、全体として固有粘度が3dl
/g未満、Mw/Mnが10未満のポリプロピレン等が
好適な原料として例示できる。(a)の市販品としては
ポリプロピレンPF814(モンテル社製)がある。
【0054】ポリオレフィン発泡層を構成するポリオレ
フィンは1種類でもよく、2種類以上の混合物であって
もよい。またポリオレフィン発泡層は、本発明の特性を
著しく損なわない限り、熱可塑性エラストマーを含有し
てもよい。
【0055】発泡層を形成するために使用する発泡剤
は、環境への影響等を考慮すると、水、炭酸ガス等の不
活性物質であることが好適である。特に発泡層構成樹脂
としてポリプロピレンを使用する場合は、炭酸ガスの使
用が好適である。
【0056】非発泡層を形成する長鎖分岐ポリプロピレ
ンは、上述のモンテル社製品が市販品として入手可能で
あり、好適に使用できる。非発泡層の厚さは、表面の平
滑性、即ち外観が良好であれば特に限定されるものでは
ないが、1μm以上であり、より好ましくは10μm以
上、さらに好ましくは50μm以上であることが好適で
あることが好適である。厚みの上限値は、多層ポリオレ
フィン発泡シート全体の厚み、用途等に応じて適宜設定
される。厚過ぎると発泡層の特性が十分発揮されなくな
る。
【0057】本発明において非発泡層とは、発泡倍率が
1.0倍以上1.5倍以下、好ましくは1.0〜1.1
倍の層であり、発泡層とは発泡倍率が1.5倍を超え、
好ましくは2.5〜40倍の層である。発泡倍率が2.
5倍未満であれば発泡体としての特性、具体的には軽量
性、断熱性等が十分ではなくなり、40倍を超えると製
造が困難になると共に真空成形の際の破泡が抑制できな
くなる。発泡倍率は、使用する発泡剤の添加量、発泡体
シート成形後の減圧加工等により調整可能である。
【0058】非発泡層を形成する長鎖分岐を有するポリ
オレフィン系接着性樹脂としては、 1)不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸無水物、エポ
キシ基含有ビニルモノマー、不飽和カルボン酸エステ
ル、ビニルエステルから構成されるモノマー群から選ば
れる1種以上のモノマーとオレフィンモノマーとの共重
合体、2)不飽和カルボン酸又はその酸無水物をグラフ
ト化した酸変性オレフィン系重合体等が例示される。
【0059】前記1)不飽和カルボン酸、不飽和カルボ
ン酸無水物、エポキシ基含有ビニルモノマー、不飽和カ
ルボン酸エステル、ビニルエステルから構成されるモノ
マー群から選ばれる1種以上のモノマーとオレフィンモ
ノマーとの共重合体の例としては、エチレン−(メタ)
アクリル酸共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共
重合体金属架橋物、エチレン−グリシジルメタクリレー
ト共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレート−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−グリシジルメタクリレー
ト−(メタ)アクリル酸メチル共重合体、エチレン−
(メタ)アクリル酸エステル共重合体、エチレン−(メ
タ)アクリル酸エステル−無水マレイン酸共重合体、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等が例示される。
【0060】また、前記2)不飽和カルボン酸又はその
酸無水物をグラフト化した酸変性オレフィン系重合体の
例としては、無水マレイン酸グラフト変性エチレン系重
合体、無水マレイン酸グラフト変性プロピレン系重合体
が例示される。
【0061】非発泡層を構成する長鎖分岐ポリプロピレ
ンないし長鎖分岐ポリオレフィン系接着性樹脂は、これ
らから選択される1種類でもよく、2種類以上の混合物
であってもよい。また非発泡層は、本発明の特性を著し
く損なわない限り、熱可塑性エラストマーを含有しても
よい。
【0062】本発明における多層発泡ポリオレフィンシ
ートを構成する樹脂には、適当な他の添加剤を配合する
ことが好適である。このような添加剤の例としては、日
本科学情報により出版されている「ポリマー添加剤の分
離・分析技術 別冊」に記載されているような各種添加
剤が使用でき、例えば酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸
収剤、防曇剤、防霧剤、可塑剤、帯電防止剤、滑剤、着
色剤、充填剤、核剤、あるいは他の高分子化合物を挙げ
ることができる。これらを本発明の作用効果が阻害され
ない範囲内で配合することができる。
【0063】本発明の製造方法により得られる多層ポリ
オレフィン発泡シートは、各種の用途に使用可能であ
り、具体的には、電子レンジ対応容器(HMR)を含む
食品容器、断熱材、スポーツ用具や梱包材等の緩衝材、
絶縁材、車両天井材等の自動車部品、シール材、建材、
航空宇宙産業分野における軽量性、断熱性等が要求され
る樹脂を使用する用途等が例示される。
【0064】
【実施例】発泡層構成材料としてポリプロピレン(住友
化学工業製)を使用し、非発泡層構成材料として長鎖分
岐ポリプロピレンPF814(モンテル社製)を使用
し、図1に示した製造装置を使用して多層ポリプロピレ
ン発泡シートを作製した。
【0065】使用した押出機は、発泡層構成材料を押し
出す第1押出機として50mmΦの2軸押出機を、また
非発泡層構成材料を押し出す第2押出機として32mm
Φの単軸押出機を、それぞれ使用した。また押出ダイス
としては、2種の材料を3層のチューブ状に押し出すこ
とが可能な図2に示した押出口径が90mmΦのサーキ
ュラーダイスを使用し、押出ダイスには押し出したチュ
ーブ状積層発泡体を拡大するための最大直径210mm
のマンドレルを接続した。
【0066】発泡層構成材料のポリプロピレンには、核
剤として樹脂100重量部に対して1重量部のハイドロ
セロール(ベイリンガーインゲルハイムケミカルズ社
製)をブレンドして第1押出機のホッパーに投入し、樹
脂の溶融が進行したシリンダー中央部近傍にて発泡剤と
して炭酸ガス1重量部を高圧で注入し、原料と炭酸ガス
を十分に混練した状態で押出ダイスに送り込んだ。押出
ダイス内で発泡層構成材料と非発泡層構成材料を溶融状
態で積層した後チューブ状で押し出し、マンドレルに沿
って拡大(ブローアップ)と冷却を行った。次いで形成
されたチューブ状の多層ポリプロピレン発泡シートをカ
ッターにて1箇所切開し、チューブを開いて平シート状
として引取ローラーにより引き取った。
【0067】得られた多層ポリプロピレン発泡シート
は、非発泡層/発泡層/非発泡層の3層構造であり、幅
が650mm、厚さが1mm、発泡倍率は4倍、幅方向
拡大率が2倍、長さ方向の拡大率が1.2倍であった。
この多層ポリプロピレン発泡シートは、表面の平滑性、
並びに真空成形性は、いずれも良好であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する製造装置の例を示した図
【図2】本発明において使用することが好適なサーキュ
ラーダイスの断面形状を示した図
【図3】減圧室を設けた製造装置の例を示した図
【図4】減圧室の前に加熱装置を設けた例を示した図
【符号の説明】
3 第1押出機 5 第2押出機 7 押出ダイス 6 発泡剤供給装置 9 マンドレル 11 引取ローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/32 B32B 27/32 E // B29K 23:00 B29K 23:00 105:04 105:04 B29L 7:00 B29L 7:00 9:00 9:00

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1層のポリオレフィン発泡層
    と少なくとも1層のポリオレフィン非発泡層を備えた多
    層ポリオレフィン発泡シートの製造方法であって、 前記ポリオレフィン発泡層構成材料を押し出す第1押出
    機と前記ポリオレフィン非発泡層構成材料を押し出す第
    2押出機とが、1基の押出ダイスに接続されており、前
    記第1押出機はシリンダーに発泡剤を供給する発泡剤供
    給装置を備えており、前記第1押出機において、ポリオ
    レフィン発泡層構成樹脂材料を溶融し、溶融された前記
    ポリオレフィン発泡層構成樹脂材料と前記発泡剤供給装
    置より供給される発泡剤とを混合して前記ポリオレフィ
    ン発泡層構成材料とする溶融混練工程、前記第2押出機
    において、前記ポリオレフィン非発泡層構成材料を溶融
    する溶融工程、及び前記ダイスにおいて前記ポリオレフ
    ィン発泡層構成材料と前記ポリオレフィン非発泡層構成
    材料を溶融状態で大気圧下に共押出して前記ポリオレフ
    ィン発泡層構成材料を発泡させる共押出工程とを有する
    ことを特徴とする多層ポリオレフィン発泡シートの製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記押出ダイスがサーキュラーダイスで
    あり、前記共押出工程は、前記ポリオレフィン発泡層構
    成材料と前記ポリオレフィン非発泡層構成材料を筒状に
    て共押出することを特徴とする請求項1に記載の多層ポ
    リオレフィン発泡シートの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記共押出工程は、押出ダイスより押し
    出される樹脂量をQ(kg/h)、ダイスリップ口径を
    W(mm)としたとき、 10≧Q/W≧0.3 を充たす条件で行われる請求項1又は2に記載の多層ポ
    リオレフィン発泡シートの製造方法。
  4. 【請求項4】 共押出工程後に、共押出された多層ポリ
    オレフィン発泡シートを拡大装置により押出方向に対し
    て直角方向に拡大する拡大工程が設けられていることを
    特徴とする請求項2又は3に記載の多層ポリオレフィン
    発泡シートの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記拡大装置がマンドレルである請求項
    4に記載の多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記拡大工程における拡大率が1.5〜
    4.5倍である請求項4又は5に記載の多層ポリオレフ
    ィン発泡シートの製造方法。
  7. 【請求項7】 さらに、製造された多層ポリオレフィン
    発泡シートを2層以上積層する積層工程を有する請求項
    1〜6のいずれかに記載の多層ポリオレフィン発泡シー
    トの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記積層工程は、押出後の多層ポリオレ
    フィン発泡シートを折り畳んで重畳し、圧着ローラーを
    使用して積層することを特徴とする請求項7に記載の多
    層ポリオレフィン発泡シートの製造方法。
  9. 【請求項9】 筒状にて押出された多層ポリオレフィン
    発泡シートを、そのままで、もしくは長さ方向の少なく
    とも1箇所にて連続的に切開して重畳、積層する請求項
    7又は8に記載の多層ポリオレフィン発泡シートの製造
    方法。
  10. 【請求項10】 さらに、押出された多層ポリオレフィ
    ン発泡シートを減圧室を通過させて発泡層の発泡倍率を
    高める減圧工程を有する請求項1〜9のいずれかに記載
    の多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法。
  11. 【請求項11】 積層工程の前に、押出された多層ポリ
    オレフィン発泡シートを予熱する予熱工程がさらに設け
    られている請求項7〜10のいずれかに記載の多層ポリ
    オレフィン発泡シートの製造方法。
JP2000243972A 1999-08-12 2000-08-11 多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法 Pending JP2001113584A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000243972A JP2001113584A (ja) 1999-08-12 2000-08-11 多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22854199 1999-08-12
JP11-228541 1999-08-12
JP2000243972A JP2001113584A (ja) 1999-08-12 2000-08-11 多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001113584A true JP2001113584A (ja) 2001-04-24

Family

ID=26528315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000243972A Pending JP2001113584A (ja) 1999-08-12 2000-08-11 多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001113584A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024207A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Fp Corp 熱成形用積層シート及び積層樹脂製容器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014024207A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Fp Corp 熱成形用積層シート及び積層樹脂製容器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU749141B2 (en) Thermoformable polypropylene foam sheet
US20040213983A1 (en) Multilayer polyolefin foamed sheet and method and apparatus for producing the same
JP2002166511A (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡シート
US6492015B1 (en) Composite sheet having foamed polycarbonate resin layer and non-foamed polycarbonate resin layer
KR20120116406A (ko) 수지 발포 시트
US20020098339A1 (en) Polyolefin resin foamed sheet and production method thereof
JP2001348454A (ja) 熱可塑性樹脂シートおよび容器
US20210299995A1 (en) Method of making coextruded crosslinked polyolefin foam with polyamide cap layers
KR20110100167A (ko) 발포 시트 및 발포 수지 용기
JP4540101B2 (ja) 帯電防止性ポリプロピレン系樹脂積層発泡シート
JP2008274031A (ja) 帯電防止性樹脂組成物および熱可塑性樹脂製多層シート
JP2002219781A (ja) ポリプロピレン系樹脂の積層発泡成形品とその製造に用いる積層発泡体およびその製造方法
JP2002166510A (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡シート
JP2001113585A (ja) 積層発泡体の製造方法
JP2001113584A (ja) 多層ポリオレフィン発泡シートの製造方法
US20210299994A1 (en) Coextruded crosslinked polyolefin foam with polyamide cap layers
WO1999014266A1 (fr) Materiau de resine pour le moulage de mousse, feuille de mousse obtenue et son procede de fabrication
JP2002011838A (ja) ポリプロピレン系樹脂積層発泡体とそれを用いた成形品
JP2001191391A (ja) 発泡熱可塑性樹脂シートの製造装置、発泡熱可塑性樹脂シートの製造方法及び発泡熱可塑性樹脂シート
KR20040081343A (ko) 적층 발포 시이트의 제조 방법
JP2002166460A (ja) ポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法
JP2001113654A (ja) 多層ポリオレフィン発泡シート
JP7310392B2 (ja) 発泡シートの製造方法
JP4032990B2 (ja) 多層発泡シートの製造装置、および多層発泡シートの製造方法
JP3178027B2 (ja) 中芯発泡多層シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070112