JP2001112999A - パチンコ機 - Google Patents

パチンコ機

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JP2001112999A
JP2001112999A JP2000326556A JP2000326556A JP2001112999A JP 2001112999 A JP2001112999 A JP 2001112999A JP 2000326556 A JP2000326556 A JP 2000326556A JP 2000326556 A JP2000326556 A JP 2000326556A JP 2001112999 A JP2001112999 A JP 2001112999A
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path
prize
plate
foul
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JP2000326556A
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English (en)
Inventor
Atsushi Kashiwagi
敦詞 柏木
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Mitsuboshi Inc
Original Assignee
Mitsuboshi Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機のファール球、球抜きの球を相互
に干渉しないようにして、球詰まりの発生を防止する。 【解決手段】 パチンコ機の前面枠体2の前面に設けら
れたファール球を導出する凹状ファール球導出路31
を、前記前面枠体の前面側で前記賞球導出口とは独立
し、該前面枠体の背面側に形成されたアウト球排出通路
50とは隔壁51で分離して球受け下皿10と連通し、
かつ、打球供給皿8より球受け下皿に球抜きする球抜き
装置の凹状球抜き導出路32を、前記ファール球導出路
とは導出される球が相互に干渉しないように間隔をおい
て並設し、前面枠体の前面に取外し可能な前板を当てて
ファール球導出路と球抜き導出路を構成したものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はパチンコ機の側枠
に装着する前面枠体に賞球、アウト球、ファール球、球
抜きの球を導出する導出路を独立して設け、特に球受け
下皿に導出されるファール球、球抜き球が相互に干渉し
ないようにして球詰まりの発生を防止するパチンコ機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のパチンコ機においては、前面枠の
下方ほぼ中央に球受け下皿に連通する下皿口が開設され
て、その下皿口に背面の機構基板に設けた賞球導出経路
から賞球を導出する賞球導出路が設けられ、その賞球導
出路に発射時に打ち損ないのファール球を導出するファ
ール球通路と、打球供給皿の球を抜く球抜き通路とを前
後に並設されたものがある(特開平9−117553号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のパチン
コ機においては、前面枠の下方中央に設けられた賞球導
出路にファール球通路と球抜き通路とが前後に並設され
ているので、導出される球が賞球導出路の導出口の同じ
位置の前後に導出されるために球が相互に干渉し、球詰
まりを生ずる不都合があった。
【0004】この発明は上記した問題点を解決するもの
で、ファール球導出路と球抜き導出路とを間隔をおいて
並設した構成とし、ファール球、球抜きの球を相互に干
渉しないようにして球詰まりの発生を防止できるパチン
コ機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する手段】この発明の請求項1のパチンコ
機は、入賞の発生に対応して賞球を球受け皿に放出する
賞球導出経路を賞球払出し装置が装着される機構基板に
設けるとともに、該機構基板の賞球導出経路よりの賞球
を複数箇所に開口した賞球導出口より打球供給皿と球受
け下皿とに導出する賞球導出路を設けた前面枠体におい
て、該前面枠体の前面に設けられた打球発射レールより
打ち出された打球への付勢力が少ないファール球を導出
する凹状ファール球導出路を、前記前面枠体の前面側で
前記賞球導出口とは独立し、該前面枠体の背面側に形成
されたアウト球排出通路とは隔壁で分離して打球発射レ
ールの打球誘導面下方に配置された球受け下皿と連通す
るように形成し、かつ、打球供給皿より球受け下皿に球
抜きする球抜き装置の凹状球抜き導出路を、前記ファー
ル球導出路とは導出される球が相互に干渉しないように
間隔をおいて並設し、該凹状のファール球導出路と球抜
き導出路を形成した前面枠体の前面に取外し可能な前板
を取付けてファール球導出路と球抜き導出路を構成した
ことを特徴とするものである。
【0006】この第1の発明の構成による作用は、凹状
ファール球導出路をパチンコ機の前面枠体に機構基板の
賞球を導出する賞品球導出口とは独立し、背面のアウト
球排出通路と隔壁で前後に分離して形成し、かつ打球供
給皿より球受け下皿に球抜きする球抜き装置の凹状球抜
き導出路を、前記ファール球導出路とは導出される球が
相互に干渉しないように間隔をおいて並設し、前面枠体
の凹状のファール球導出路と球抜き導出路と前面の取外
し可能な前板とによりファール球導出路と球抜き導出路
を構成したので、賞品球導出口と、アウト球排出通路と
ファール球導出路、球抜き導出路を完全に分離し、ファ
ール球、球抜き球が相互に干渉しないようにし、ファー
ル球導出路と球抜き導出路における球詰まりの発生を防
止することができる。
【0007】
【発明の実施形態】この発明の実施形態を図面に基づい
て説明する。図1はパチンコ機の正面図、図2は同縦断
面図、図3は側枠に備えた前面枠体の前面側の斜視図、
図4は前面枠体の正面図、図5は球受け下皿付き第二前
板を装着した前面枠体の前面側斜視図、図6は第一前板
の背面側斜視図、図7は要部拡大斜視図、図8は機構基
板の背面図、図9は機構基板を取付けた前面枠体の背面
図、図10は打球供給通路と球抜き装置の要部拡大断面
図、図11は打球供給装置の断面図、図12は球抜き装
置の操作部を示す断面図である。
【0008】パチンコ機の全体構造図1乃至図3におい
て、パチンコ機は側枠(木枠)1と、該側枠1の一側に
開閉自在に軸支されかつ合成樹脂製前面枠体2と、該前
面枠体の前面上部には遊技盤5の遊技領域を囲いうる遊
技開口が形成され、遊技面の外周に沿って前面装飾部が
設けられ、背面のガラス板収容枠取付け部に金属製ガラ
ス板収容枠4が装着された前面板3と、その前面下部に
開閉自由に設けられかつ打球供給皿8(上皿)が固着さ
れる第一前板7と、該第一前板の下方の前面枠体2に球
受け下皿10(下皿)が固定される第二前板9、操作ハ
ンドル12等から構成されている。又、前記前面枠体2
は遊技盤5を嵌合する遊技面収容開口21が設けられ、
その開口の背面から遊技盤5が当てられ、その遊技盤5
の背面に機構基板6が開閉係脱可能に設けられる。
【0009】側枠側枠1は木製板材で枠組みし、その一
側上下に軸支部材11が備えられ、合成樹脂製前面枠体
2が開閉自由に軸支される。この側枠1の開放側の内側
上下に鍵装置と係脱して前面枠体2を開閉するための係
止金具が取付けられている。
【0010】前面枠体図3および図4に基づいて、前面
枠体2を説明する。前面枠体2は合成樹脂によって一体
成形されるもので、その上部に遊技盤の遊技領域を規制
する円形渦巻き状の誘導レールの外周面に合致する円形
の開口21を有する主枠体20と、主枠体20の前面側
の上部の表示体収容部に装着する表示体発光部ホルダー
37と、遊技盤5の誘導レール13の下部前面を覆う球
誘導レールカバー体22が形成されている。該前面枠体
2の下部の板状部23には、第一前板7の背面に相当す
る位置に、発射レールユニット収容部26が形成されて
打球発射レール25等からなる発射レールユニット24
が装着され、その発射レールユニット24とは反対側に
第一前板7の前面に取付ける打球供給皿8に背面の機構
基板6に備えたセーフ球検出器の信号により賞球払出し
装置から賞球導出経路を通じて払出される賞球を排出す
る賞球ユニット収容部27と、球嵌まり込み防止縁28
aを有する球嵌まり込み防止板28とが構成されてい
る。また、第二前板9の背面に相当する位置には、背面
の機構基板6に備えた賞球払出し装置から払出される賞
球で打球供給皿がいっぱいとなって溢れた球を導出する
溢れ球通路73が球受け下皿収容部54の溢れ球導出口
30に連通して設けられている。その右側には前面枠体
2の背面側に取付けられる打球発射装置46の前面側調
整部露出用透孔33が透設されている。
【0011】賞球ユニット収容部27の賞球導出口29
は、機構基板6の背面に備えられる賞球払出し装置から
払出される賞球を排出する賞球通路67に賞球流出口7
2が関連設置され、セーフ球入賞時に賞球払出し装置か
ら払出される賞球が賞球流出口72から該賞球導出口2
9を介して第一前板7の打球供給皿取付け部52に装着
した打球供給皿8内の賞球排出口53から排出される。
又、前記賞球流出口72の側方から賞球通路67に連続
して第二前板9の球受け下皿10まで、上皿が賞球で一
杯になり機構基板の賞球流出口72より溢れた球を導出
する溢れ球通路73、溢れ球導出口30が構成され、第
二前板9の球受け下皿10内の溢れ球排出口55と連通
されている。50は前面枠体2の背面に設けられた遊技
盤5のアウト球排出路133から排出されるアウト球を
排出するアウト球排出通路である。
【0012】図5、図7および図8に示すように、この
前面枠体2において、打球発射レール25より打ち出さ
れた打球への付勢力が少ないファール球を導出するファ
ール球導出路31が、前記賞球導出口29とは独立し、
前面枠体2の背面側に設けられた遊技盤5のアウト球排
出路133から排出されるアウト球を排出するアウト球
排出通路50とは隔壁51で分離して打球発射レール2
5の打球誘導面下方に球受け下皿10と連通して設けら
れ、かつ球抜き装置120の球を球受け下皿10に導出
する球抜き導出路32が該ファール球導出路31とは導
出される球が相互に干渉しないように間隔をあけて前面
に並設される。ファール球導出路31は前面枠体2の発
射レール25と、遊技盤5に設けられた球誘導レール1
3との間に、背面のアウト球排出通路50と隔壁51で
分離して前面側に凹状に形成される。実施形態では、フ
ァール球導出路31はアウト球排出通路50の隔壁51
と、前面側の球嵌まり込み防止板28との間に凹状に設
け、かつ第二前板9を当てる板状部23には前面側に前
記導出路31が中途より前方へ傾斜状として球受け下皿
10の溢れ球導出口30まで凹状に形成されている。
【0013】後述の球抜き装置120から球抜きをする
球抜き導出路32は球受け下皿10に前記ファール球導
出路31とは導出される球が相互に干渉しないように一
定の間隔を存して並設されている。すなわち、球抜き導
出路32は第二前板9の当たる板状部23に前記ファー
ル球導出路31の右側に一定の間隔をあけ、球受け下皿
10まで若干斜めに凹状として形成されている。球抜き
導出路32の上端球受け口32aが後述の打球供給装置
110を組み込んだケース体100の球抜き口103、
球抜き通路104の直下に臨ませるように開口され、か
つ下端は球受け下皿10内の球抜き排出口56に連通す
るように設けられ、打球供給皿8に貯めた球を下皿に抜
くとき、球抜き装置120の押し釦121を操作するこ
とにより打球供給皿の球が前面枠体2に設けられた球抜
き導出路32より第二前板9の球受け下皿10内に開口
された球抜き排出口56を介して該下皿10に導出され
る。
【0014】なお、前面枠体2の主枠体20の前面側に
は周囲に若干巾狭の前面板3が合致する周壁35が形成
され、その枠体20の上部に遊技盤5の遊技領域を形成
する円形渦巻き状の誘導レール13の外周面に合致する
ほぼ円形の遊技面収容開口21が形成され、その周囲に
遊技盤周辺の否遊技面を包み隠すとともに遊技盤領域外
の表示部を兼ねる遊技盤面部分隠蔽部36が形成され、
該遊技面収容開口21に誘導レール13を臨ませて主枠
体の背面側に遊技盤5が装着されている。該主枠体20
の遊技盤面部分隠蔽部36には、その上部に表示手段の
表示体38を備えた表示体発光部ホルダー37が装着さ
れた表示体収容部39と、その表示体収容部とは距離間
隔を存して側方に別の表示体40が装着される表示体収
容部41と、前記開口21の下方の板状部23には遊技
盤5に設けられた球誘導レール13の側端部を覆接する
球誘導レールカバー体22と、下部に第一前板7、第二
前板9が装着され、かつ発射レールユニット収容部26
と、賞球ユニット収容部27と、球嵌まり込み防止縁2
8aを有する球嵌まり込み防止板28を取付ける取付け
部等が設けられている。
【0015】前面枠体2の下部の板状部23の一側には
打球供給皿付き前板7の第一軸支手段42が形成され、
前面板3と第一前板7を枢支する第一軸支部材43が設
けられている。図1に示すように前面板3が前面枠体2
の前面に一側を支点として開閉可能に備え、他側を鍵装
置で前面枠体2に係脱可能とされ、かつ第一軸支部材4
3に開閉自由に軸支される第一前板7の錠装置44が係
脱される錠係受板45が発射レールユニット収容部26
の右側位置の係受板取付け部45aに設けられ、第一前
板7が錠装置44の操作により開閉可能に設けられてい
る。該前面枠体2は一側において側枠1に軸支手段11
により開閉自在に取付けられ、他側に設けた鍵装置を側
枠1の係止板に係脱する構造とされている。
【0016】前面枠体2の背面には打球発射装置46の
打球発射装置取付け基板47を位置決め指定して装着す
るための取付け基板収容部が形成され、発射装置の前面
枠体2における所定位置への装着が前面枠体2に形成さ
れた位置決め溝と取付けボスとにより所定位置に正確に
案内され固着される。打球発射装置60は打球発射装置
取付け基板47に打球槌48が軸支され、該打球槌48
には弾発力を付与する付勢手段が装設され、かつ操作ハ
ンドル12の操作レバーの回動操作により打球槌48の
弾発力が調整され、操作レバーの操作により起動するモ
ータの駆動によりカムの作用で打球槌48のカム係受体
が回動されて、打球槌48が付勢手段に抗して弾発さ
れ、前記発射レール25の発射部位に第一前板7の背面
に取付けた打球供給装置120から発射レール25の発
射位置にパチンコ球が一球づつ供給され、打球槌48の
作動で打球が発射される。
【0017】機構基板図8および図9において、前面枠
体3に装着した遊技盤5の背面を覆うように遊技盤背面
側に装備されるとともにパチンコ機内に収容された前面
枠体2に対して開閉可能にされ、固定手段で止められる
機構基板6を示す。機構基板6は、合成樹脂製ベース体
60の中央部に遊技盤5の背面の中央制御回路基板13
1等が露出する四角形の開口61が形成され、該ベース
体60の背面上部に賞球タンク62が、その下部にタン
クレール63を構成する合成樹脂製タンクレールカバー
64が取着され、前記賞球タンク62から賞球通路器体
66へ賞球を流下させる賞球誘導路65が構成される。
又賞球通路器体66は賞球通路67、球切れ検出装置6
8および賞球タンクの球抜き装置69等を備え、その下
部に球払出し装置71を有する球払出し駆動ユニット7
0が装着される。該球払出し駆動ユニット70の球払出
し装置71は球貸し要求や入賞の発生に伴って所定個数
の賞球(貸し球)を払出す回転体および回転体を駆動す
るモータが収納され後述のセーフ球誘導路82でセーフ
球を逐一球切りして検出するセーフ球検出装置83にお
けるセーフ球通過の信号に基づき所定個数づつ、例えば
15個づつ賞球が払出されるものである。
【0018】球払出し駆動ユニット70の下流側の賞球
経路には、前面枠体2の賞球導出口29に通ずる基板正
面側に開口した賞球流出口72が設けられ、かつその賞
球経路に連続して賞球流出口72の側方から前面枠体2
の溢れ球導出口30まで溢れ球通路73が設けられ、合
成樹脂製覆い蓋部材75が覆設され、球払出し装置71
から払出された賞球は、通常は賞球通路の排出口の直下
の下流側に設けた賞球流出口72に落下してその賞球流
出口72から前面枠体2の賞球導出口29を通じて第一
前板8の上皿9に払出される。遊技盤5の入賞装置に入
賞して大当たり等により、多量の賞球が払出され、第一
前板8の上皿9が賞球で満杯となった時は、賞球流出口
72に賞球が一杯に詰まり、続いて球払出し装置71か
ら払出される賞球は賞球流出口72の側方から下方にか
けて形成された溢れ球通路73に溢れて下方に流下し、
その溢れ球通路73の末端が前面枠体2の溢れ球導出口
30、第二前板9の溢れ球排出口55を通じて球受け下
皿収容部54の下皿10に導かれる。
【0019】なお、機構基板のベース体60の開口61
の下部には、遊技盤5背面のセーフ球集合通路132か
ら転出して来る複数のセーフ球を集合するセーフ球集合
樋80と、セーフ球集合路81と、該セーフ球集合路8
1に連通されセーフ球検出装置83へ集合されたセーフ
球を一条に整列して導出するセーフ球誘導路82とが立
ち上り壁により分離して同一面に形成され、合成樹脂製
蓋部材75が覆設されてセーフ球集合路81、セーフ球
導出路82等が構成されている。さらに、セーフ球検出
装置収容部83aにセーフ球検出装置83、満たん検出
装置取付け部84aに満たん検出装置84が取着されて
いる。ベース体60の正面側には、前面枠体2の背面に
取付ける側に、下部にアウト球排出通路85が賞球経
路、溢れ球通路73、球抜き通路74、セーフ球集合路
81等と立体交差し直交状に形成され、遊技盤5の裏面
下方のアウト球排出路133、前面枠体2のアウト球排
出通路50を通じ、転出されたアウト球を回収してパチ
ンコ機外へ排出される。
【0020】第一前板 図1および図6において、第一前板7は、合成樹脂製の
長方形状板材で、その前面に打球供給皿8の打球供給皿
取付け部52が設けられ、かつその背面一側に前記前面
枠体2の前面側の賞球ユニット収容部27の賞球導出口
29に臨ませる筒状の賞球排出口53が形成され、かつ
又中央には打球供給皿8の供給通路部90に打球を流入
させる角形の上部通孔91が透設され、その通孔91の
下方の近接位置に球抜き板92のガイド長孔93が透設
される。この前板は前面枠体の板状部に開閉自由に備え
られている。第一前板7の裏側には、打球供給装置11
0と球抜き装置120の球抜き板が組み込まれたケース
本体100が取着される。
【0021】図6、図10および図11に示すように、
ケース本体100には内部上部に流入口101に連通す
る打球供給通路部102がゆるやかな傾斜状に設けら
れ、該打球供給通路部102の終端と打球供給装置11
0との間にパチンコ球を落下させる球抜き口103が形
成され、該球抜き口103の直下にケース本体100の
底面を開口して下方へパチンコ球を落下させる球抜き通
路104が鉛直に形成され、打球供給通路102の直下
に該打球供給通路に沿ってガイド長孔93に合致する長
溝105とが設けられ、長溝105を通じて球抜き口1
03に前記球抜き板92が摺動自由に設けられている。
【0022】図10および図11において、この球抜き
板92は後述の球抜き装置120の作用部材122の長
孔124に挿入する突部92aと、ガイド孔94に嵌合
するガイド部92bと、ガイド長孔93、長溝105に
挿入する球受け部92cとが形成され、突部92aは作
用部材121の長孔122に係合され、前記打球供給皿
8の側板部に左右方向へ往復移動自在に支持されてお
り、その前側の球受け部92cは第一前板7のガイド長
孔93及びケース本体100の長溝105から内部に臨
ませて打球供給通路部102の一部を構成している。す
なわち、球抜き板92は、第一前板7のガイド長孔93
とケース本体100の長溝105を通じて打球供給通路
部102の終端に突出させて位置させ、球抜き口103
を閉止時には球抜き板92が長溝105の左側へ移動さ
れ、打球供給通路部102から打球供給制御部材111
への供給通路を構成せしめ、球抜き口103を開放時に
は球抜き板92が長溝105の右側へ移動され、球抜き
板92が打球供給通路部102の下方に引き込ませ、球
抜き口103の全体が開口され、打球供給通路102に
待機されているパチンコ球が球抜き口103から球抜き
通路104を通じて下方へ落下するようにしてある。
【0023】図12において、球抜き装置120は押し
釦121、作用部材122、球抜き板92等からなり、
打球供給皿8の側板部の前面に備えられる。すなわち、
押し釦121が軸123により上下に押圧自在に軸支さ
れ、その直下に上部一端が押し釦作用部122aとし、
かつ下部に縦に長孔124を形成した作用部122bと
した作用部材122が側板部に軸125により揺動自在
に軸支される。この作用部材122の長孔124に側板
のガイド孔126を通じて前記球抜き板92の突起92
aを臨ませて係合させ、押し釦121で作用部材123
により上下方向へ押圧自在に軸支され、ガイド孔126
に沿って摺動される。而して、押し釦121を押圧して
作用部材122の上部作用部122aを押すと作用部材
122は長孔124と球抜き板92の突部92aの係合
部がガイド孔126に沿って移動して回動され、球抜き
板92を球抜き口103を開放する位置に移動させるこ
とができる構成としてある。前記操作部材とレバー部材
とによる球抜き操作手段を説明したが、球抜き操作手段
はこの構成に限られるものではない。
【0024】図11において、前記打球供給装置110
は、ケース体100の一側に発射レール25の発射部に
対応する開口部を設け、該開口部に打球供給制御部材1
11を設けている。この打球供給制御部材111は円形
の合成樹脂製回転体で、支軸112で回動自由に支持さ
れ、かつ自然状態では下方に回動するように重心が置か
れている。また、打球供給制御部材111は打球供給通
路部102、球抜き板92の先端の打球待機部でパチン
コ球を上面で受け止める球受け止部113と、上方に回
動されたとき球受け止部113から落下するパチンコ球
を受け入れて保持し、かつ下方に回動されたときそのパ
チンコ球を発射レール25の発射部に送り出す球受け凹
部114が形成されている。
【0025】第二前板 図1および図5において、第二前板9も合成樹脂製の長
方形板材で、前面枠体2の第一前板7の下方に平行にね
じ等で取外し可能に固定される。この第二前板9には前
面に、前記前面枠体2の板状部23に設けた溢れ球通路
73、溢れ球導出口30より誘出されたパチンコ球を貯
留する球受け下皿10が取付けられ、その下皿10の取
付け面には前面枠体2の溢れ球導出口30と合致する位
置に中央の溢れ球排出口55と、それとは別に球抜き導
出路32の下端開口と合致する位置に球抜き排出口56
とが干渉しない位置に設けられている。凹状ファール球
導出路と凹状球抜き導出路を前面に間隔おいて並設した
板状部に前板を当ててファール球導出路と球抜き導出路
が構成される。
【0026】また、溢れ球球受け下皿10の底面には、
貯留されたパチンコ球をパチンコ機の機外へ開放する第
二の球抜き装置140が備えられている。すなわち、下
皿の底面には下皿球抜き開口141が開設され、該下皿
球抜き開口141を開閉する球抜き開口用遮蔽板142
を摺動可能に備え、操作レバー143の操作で遮蔽板1
42が摺動されて球抜き開口141が開閉される構造と
されている。
【0027】このように構成したパチンコ機のパチンコ
球の導出路の作用を詳細に説明する。機構基板6の賞球
払出し装置から賞球排出経路を通じて払出される賞球
は、賞球流出口72から前面枠体2の賞球導出口29を
通じて第一前板7の打球供給皿8に払出され、その打球
供給皿が賞球で一杯となって、賞球流出口72から溢れ
た溢れ球は側方の溢れ球通路73を通じて溢れ球導出口
30より溢れ球排出口55を通じて球受け下皿10へ放
出される。打球発射レールより打ち出された打球への付
勢力が少ないファール球はファール球誘導路31を介し
て球受け下皿10へ放出され、従って、溢れ球通路73
の導出口30で溢れ球と干渉することなく放出できる。
打球供給皿8に貯留されるパチンコ球は、皿部の打球供
給通路部90によって一列に整列されながら第一前板7
の通孔91及び第一前板7裏側のケース本体100の流
入口101を通って打球供給通路部102に流入する。
そして、打球供給通路部102、球抜き板92に供給さ
れたパチンコ球は打球供給装置110に導かれて供給制
御部材111の球受け止部113上面で受け止められ
る。この際に球受け止部113上のパチンコ球は球抜き
底板92の先端に当接して球抜き口103への落下が阻
止される。打球供給皿8内のパチンコ球を下部の球受け
皿10に抜き取るには、押し釦121を押圧して作用部
材122をコイルばねの付勢に抗して回動させる。これ
によって、球抜き板92が作用部材122の縦長孔12
4に係合する突起92aを介して矢印方向に移動し球抜
き口103を開放する。このため、打球供給皿8内のパ
チンコ球は打球供給通路102を通過して球抜き口10
3から直下の球抜き通路部104に落下し、さらに前面
枠体2の前面に設けた前記球抜き導出路32を介し球抜
き排出口56を通じて球受け下皿10に排出される。従
って、前記ファール球導出路31から導出されるファー
ル球と相互に干渉することがなく、溢れ球通路73の出
口における球詰まりを生ずることがない。
【0028】以上の実施形態を示したが、この発明はこ
の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸
脱しない範囲で、様々な形態を実施しうるものである。
【0029】
【発明の効果】この発明の請求項1によれば、パチンコ
機の前面枠体に機構基板の賞球導出経路よりの賞球を賞
球導出口より打球供給皿と球受け下皿とに導出する賞球
導出路とは独立し、背面のアウト球排出通路とファール
球導出路を隔壁で分離して形成し、かつ該凹状のファー
ル球導出路と球抜き導出路を相互に干渉しない位置に並
設することにより、ファール球、球抜き球が相互に干渉
しなくなるので、球詰まりの発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のパチンコ機の正面図である。
【図2】同縦断面図である。
【図3】側枠に備えた前面枠体の前面側の斜視図であ
る。
【図4】前面枠体の正面図である。
【図5】球受け下皿付き第二前板を装着した前面枠体の
前面側斜視図である。
【図6】第一前板の背面側斜視図である。
【図7】要部拡大斜視図である。
【図8】機構基板の背面図である。
【図9】機構基板を取付けた前面枠体の背面図である。
【図10】打球供給路と球抜き装置の要部拡大断面図で
ある。
【図11】打球供給装置の断面図である。
【図12】球抜き装置の操作部を示す断面図である。
【符号の説明】
2…前面枠体、5…遊技盤、6…機構基板、7…第一前
板、8…打球供給皿、9…第二前板、10…球受け下
皿、29…賞球導出口、30…溢れ球導出口、31…フ
ァール球導出路、32…球抜き導出路、46…打球発射
装置、50…アウト球排出通路、51…隔壁、73…溢
れ球通路、92…球抜き板、103…球抜き口、120
…球抜き装置、121…押し釦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入賞の発生に対応して賞球を球受け皿に
    放出する賞球導出経路を賞球払出し装置が装着される機
    構基板に設けるとともに、該機構基板の賞球導出経路よ
    りの賞球を複数箇所に開口した賞球導出口より打球供給
    皿と球受け下皿とに導出する賞球導出路を設けた前面枠
    体において、該前面枠体の前面に設けられた打球発射レ
    ールより打ち出された打球への付勢力が少ないファール
    球を導出する凹状ファール球導出路を、前記前面枠体の
    前面側で前記賞球導出口とは独立し、該前面枠体の背面
    側に形成されたアウト球排出通路とは隔壁で分離して打
    球発射レールの打球誘導面下方に配置された球受け下皿
    と連通するように形成し、かつ、打球供給皿より球受け
    下皿に球抜きする球抜き装置の凹状球抜き導出路を、前
    記ファール球導出路とは導出される球が相互に干渉しな
    いように間隔をおいて並設し、 該凹状のファール球導出路と球抜き導出路を形成した前
    面枠体の前面に取外し可能な前板を当ててファール球導
    出路と球抜き導出路を構成したことを特徴とするパチン
    コ機。
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JP2006061595A (ja) * 2004-08-30 2006-03-09 Naito Shokai:Kk パチンコ遊技機
JP4621457B2 (ja) * 2004-08-30 2011-01-26 株式会社内藤商会 パチンコ遊技機

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