JP2001112854A - 高圧高温蒸気滅菌装置 - Google Patents

高圧高温蒸気滅菌装置

Info

Publication number
JP2001112854A
JP2001112854A JP29513099A JP29513099A JP2001112854A JP 2001112854 A JP2001112854 A JP 2001112854A JP 29513099 A JP29513099 A JP 29513099A JP 29513099 A JP29513099 A JP 29513099A JP 2001112854 A JP2001112854 A JP 2001112854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chamber
temperature steam
air
pressure
steam sterilizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29513099A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Chatani
勝 茶谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osada Research Institute Ltd filed Critical Osada Research Institute Ltd
Priority to JP29513099A priority Critical patent/JP2001112854A/ja
Publication of JP2001112854A publication Critical patent/JP2001112854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧高温蒸気滅菌装置において、冷却乾燥工
程時において、チャンバ内の温度分布を均一にして、局
所的に高温部が存在するようなことをなくし、より安全
性を高めた高圧高温蒸気滅菌装置を提供する。 【解決手段】 高圧高温蒸気減菌器10は、インスツル
メント13を収納するチャンバ11と、該チャンバ11
内に注入された水液を加熱し、発生した高圧高温蒸気に
より前記インスツルメント13を滅菌するためのヒータ
15とを有する。前記高圧高温蒸気滅菌器10の外部に
配設された該高圧高温蒸気滅菌器10の前記チャンバ1
1に空気を供給するためのエアーポンプ50と、前記高
圧高温蒸気滅菌器内に配設された回転羽根16とを有
し、乾燥工程時、前記エアーポンプ50を駆動し、該エ
アーポンプ50にし供給されるエアーにて前記回転羽根
16を回転し、前記チャンバ内を均一に冷却乾燥する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や診療所等に
おける注射用器具類や、メス,鉗子,ガーゼ,ピンセッ
ト等の外科的な治療用具のような、各種医療器具類の滅
菌消毒に用いられる高圧高温蒸気滅菌装置の改良に関
し、特に、乾燥時での乾燥状態を良くするため、具体的
には、乾燥時における滅菌室(チャンバ)内の温度分布
を均一にするようにした高圧高温蒸気滅菌装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】歯科治療に置いては、各種インスツルメ
ント、例えば、タービンハンドピース,コントラシャン
クハンドピース,マルチシリンジ,超音波スケラー等が
使用され、これらは、衛生上の観点から、各患者毎に滅
菌したものを使用するのが好ましい。そのため、従来よ
り、各医院にはオートクレーブ装置(高圧高温蒸気滅菌
装置)を準備しておき、一般的には、これらインスツル
メントを診療開始前に滅菌処理しておき、各患者に滅菌
処理したインスツルメントを使用するようにしている。
【0003】図2は、従来のオートクレーブ装置の一例
を説明するための図で、図中、1はケーシング本体、2
は開閉蓋で、図2(A)は開閉蓋2を閉じた状態、図2
(B)は開閉蓋2を開いた状態を示している。使用に当
っては、周知のように、開閉蓋2を開け、ケーシング本
体1のチャンバ3内に滅菌しようとするインスツルメン
トを入れた後、開閉蓋2を閉じ、該開閉蓋2がチャンバ
3内の蒸気圧により開かないように、開閉蓋2に設けら
れてなるロック機構4のハンドルを回転してロックボル
ト4aをケーシング本体1に設けられているロックねじ
穴4bに螺合し、これにより、開閉蓋2をケーシング1
にロックするようにしている。チャンバ3内には水が注
入されており、この水を加熱することにより蒸気を発生
し、チャンバ3内に高圧高温蒸気を発生するが、チャン
バ3内の水が不足しているときは、注水蓋5を開いて水
を補給した後、操作パネル6上の駆動スイッチを押す
と、チャンバ3内のヒータが加熱し、該チャンバ3内に
蒸気が発生し、時間の経過とともに高圧(約215kP
a)に達し、該高圧高温蒸気により、該チャンバ3内に
収容されたインスツルメントは、その内部機構にまでわ
たって滅菌される。
【0004】所定時間の間、チャンバ内を高圧高温蒸気
に保持し、インスツルメント等を滅菌し終った後、チャ
ンバ内からインスツルメントを取り出すのであるが、そ
の前に、チャンバ内の温度を下げるとともにチャンバ内
を乾燥して、インスツルメント取り出し時の火傷等を防
止するとともにインスツルメントに水滴等が付着するの
を防止するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述のごと
き高圧高温蒸気滅菌装置において、冷却乾燥工程時にお
いて、チャンバ内の温度分布を均一にして、局所的に高
温部が存在するようなことをなくし、より安全性を高め
た高圧高温蒸気滅菌装置を提供することを目的としてな
されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、イン
スツルメントを収納するチャンバを有するケーシング
と、前記チャンバ内に注入された水液を加熱し、発生し
た高圧高温蒸気により前記インスツルメントを滅菌する
ための加熱手段と、前記チャンバの開口部を気密に閉止
可能にするパッキングが開閉蓋を有する高圧高温蒸気滅
菌器と、前記高圧高温蒸気滅菌器の外部に配設された該
高圧高温蒸気滅菌器の前記チャンバに空気を供給するた
めのエアーポンプと、前記高圧高温蒸気滅菌器内に配設
された回転羽根とを有し、乾燥工程時、前記エアーポン
プを駆動し、該エアーポンプにし供給されるエアーにて
前記回転羽根を回転し、前記チャンバ内を均一に冷却す
るようにしたことを特徴としたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記エアーポンプからの空気を2分岐し、一方の空
気にて前記回転羽根を回転し、他方の空気を加熱し、そ
の加温空気を前記チャンバ内に収納されたインスツルメ
ントの下側に供給するようにしたことを特徴としたもの
である。
【0008】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記エアーポンプの吸気側にエアーフィルタ
を具備し、前記高圧高温蒸気滅菌器に供給する空気を除
菌することを特徴としたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による高圧高温蒸
気滅菌装置の一実施例を説明するための要部概略構成図
で、図中、10は本発明が適用される高圧高温蒸気滅菌
器で、該高圧高温蒸気滅菌器10内には、前述のよう
に、チャンバ(滅菌室)11が設けられており、該チャ
ンバ11内には、トレイ又は細孔を有する篭12、該ト
レイ又は篭12上に載置されたインスツルメント13、
トレイ載置用仕切板14、ヒータ15等が設けられてお
り、前述のように、トレイ又は篭12にインスツルメン
ト13を入れた状態で、該インスツルメント13をチャ
ンバ11内に収納し、ヒータ15を加熱して該ヒータ1
5上の水を蒸発させ、チャンバ11内を高圧高温蒸気に
してインスツルメント13を滅菌する。この高圧高温蒸
気の状態を所定時間維持した後、扉を開けてチャンバ内
のインスツルメント13をトレイごと取り出すが、その
前に、チャンバ11内を乾燥させて、インスツルメント
に付着している水滴等を取り除く。
【0010】20はチャンバ11内に乾燥空気を供給す
るためのヒータで、上述のごとくして、チャンバ11内
を高圧高温蒸気にして滅菌後、エアーポンプ50を駆動
し、該エアーポンプ50からパイプ30を通して送給さ
れるエアーをヒータ20で加熱し、その温風をチャンバ
11内に供給し、インスツルメントやトレイに付着して
いる水滴を取り去る。しかし、その際、チャンバ11内
の空気の移動が少なく、そのため、チャンバ11内の温
度分布にバラツキがあり、高温度のチャンバ内温度を迅
速に均一温度に低下させることができなかった。
【0011】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、特に、高圧高温蒸気滅菌器(オートクレー
ブ)において、乾燥工程時においてのチャンバ内の温度
分布に、簡単かつ安価な手段により、より迅速に均一に
低下して、被滅菌インスツルメントの温度を迅速に低下
させるとともに、該インスツルメント付着している水滴
を迅速に取り除くようにしたものである。
【0012】16は、本発明によってチャンバ11内に
付加された回転羽根であり、本発明においては、乾燥工
程時に該回転羽根16に、エアーポンプ50からパイプ
40を通してエアーを吹きつけ、該エアーによって回転
羽根16を回転させ、チャンバ11内の空気をかきま
ぜ、チャンバ11内の温度分布が均一になるようにし、
それによって、チャンバ11内のインスツルメントを迅
速に冷却し、かつ、該インスツルメントに付着している
水滴を取り除くようにしている。なお、60は0.3m
mΦ程度のファイバからなるフィルタで、該フィルタに
よって、高圧高温蒸気滅菌器10内への細菌等の混入を
防止するようにしている。なお、図には示していない
が、前述のごとくして、チャンバ11内にエアーを供給
するエアーパイプのチャンバ側給気口、及び、排気口1
7には弁を有し、これら弁は、常時は閉じられており、
乾燥工程時に開かれて、前述のようにして、チャンバ1
1内にエアーを供給し、かつ、排出するものであること
は容易に理解されよう。
【0013】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、高圧高温蒸気滅菌器において、乾燥工程時、
簡単かつ安価な構成で、つまりチャンバ内に回転羽根を
設けるだけでチャンバ内の温度を効果的に迅速に均等に
でき、もって、チャンバ内を迅速に冷却して該チャンバ
内のインスツルメントの取り出しを容易にするととも
に、該インスツルメントに付着している水滴を効果的に
取り除くことができ、非常に使用勝手のよい高圧高温蒸
気滅菌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による高圧高温蒸気滅菌装置の一例を
説明するための要部概略構成図である。
【図2】 本発明が適用される高圧高温蒸気滅菌器の一
例を説明するための図である。
【符号の説明】
10…高圧高温蒸気滅菌器、11…チャンバ(滅菌
室)、12…トレイ、13…インスツルメント、14…
トレイ載置用仕切板、15…ヒータ、16…回転羽根、
17…排気口、20…ヒータ、30,40…エアー供給
パイプ、50…エアーポンプ、60…フィルタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インスツルメントを収納するチャンバを
    有するケーシングと、前記チャンバ内に注入された水液
    を加熱し、発生した高圧高温蒸気により前記インスツル
    メントを滅菌するための加熱手段と、前記チャンバの開
    口部を気密に閉止可能にするパッキングが開閉蓋を有す
    る高圧高温蒸気滅菌器と、前記高圧高温蒸気滅菌器の外
    部に配設された該高圧高温蒸気滅菌器の前記チャンバに
    空気を供給するためのエアーポンプと、前記高圧高温蒸
    気滅菌器内に配設された回転羽根とを有し、乾燥工程
    時、前記エアーポンプを駆動し、該エアーポンプに供給
    されるエアーにて前記回転羽根を回転し、前記チャンバ
    内を均一に冷却するようにしたことを特徴とする高圧高
    温蒸気滅菌装置。
  2. 【請求項2】 前記エアーポンプからの空気を2分岐
    し、一方の空気にて前記回転羽根を回転し、他方の空気
    を加熱し、その加温空気を前記チャンバ内に収納された
    インスツルメントの下側に供給するようにしたことを特
    徴とする請求項1に記載の高圧高温蒸気滅菌装置。
  3. 【請求項3】 前記エアーポンプの吸気側にエアーフィ
    ルタを具備し、前記高圧高温蒸気滅菌器に供給する空気
    を除菌することを特徴とする請求項1又は2に記載の高
    圧高温蒸気滅菌装置。
JP29513099A 1999-10-18 1999-10-18 高圧高温蒸気滅菌装置 Pending JP2001112854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29513099A JP2001112854A (ja) 1999-10-18 1999-10-18 高圧高温蒸気滅菌装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29513099A JP2001112854A (ja) 1999-10-18 1999-10-18 高圧高温蒸気滅菌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001112854A true JP2001112854A (ja) 2001-04-24

Family

ID=17816683

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29513099A Pending JP2001112854A (ja) 1999-10-18 1999-10-18 高圧高温蒸気滅菌装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001112854A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508084A (ja) * 2003-10-17 2007-04-05 マイコ マシーネンバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 自動洗浄滅菌機における洗浄済の物品の冷却方法
JP2013075046A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Sanyo Electric Co Ltd 高圧蒸気滅菌器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508084A (ja) * 2003-10-17 2007-04-05 マイコ マシーネンバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 自動洗浄滅菌機における洗浄済の物品の冷却方法
JP4713484B2 (ja) * 2003-10-17 2011-06-29 マイコ マシーネンバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 自動洗浄滅菌機における洗浄済の物品の冷却方法
JP2013075046A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Sanyo Electric Co Ltd 高圧蒸気滅菌器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3714909B2 (ja) プラズマ消毒システム
JP2003521999A (ja) 内視鏡の殺菌方法
KR101946534B1 (ko) 소독 기능을 갖는 거치 장치 및 소독 기능을 갖는 시술 장치
CN104873994B (zh) 一种中低度危险性医疗器材的消毒加温装置及其使用方法
CN109908387A (zh) 一种麻醉科便携消毒装置
JP3515123B2 (ja) 外科用器具を洗浄および/または殺菌するための装置
JP2001112854A (ja) 高圧高温蒸気滅菌装置
JP2003260118A (ja) 滅菌装置
JP3276535B2 (ja) オートクレーブ装置
CN213048340U (zh) 一种新型中医针灸温针醒针消毒装置
JP2003339639A (ja) 内視鏡用滅菌装置
KR200227390Y1 (ko) 오존살균장치
KR101917575B1 (ko) 고효율 핸드피스 멸균기
JPH0919486A (ja) オートクレーブ装置
CN216091510U (zh) 一种医疗手术器械用的高温消毒装置
JPS60165957A (ja) 蒸気滅菌器による滅菌方法
JP2569251Y2 (ja) 滅菌装置
CN219001281U (zh) 一种手术器械消毒存放装置
JPH07299125A (ja) 高圧蒸気滅菌器
JPH06261918A (ja) ハンドピース滅菌装置
KR20020043739A (ko) 의료기구용 멸균장치
US11998645B2 (en) Treatment tool sterilizer for dental hospital with micro bubble type ozone water supply and sterilizing method using the same
US20210205486A1 (en) Treatment tool sterilizer for dental hospital with micro bubble type ozone water supply and sterilizing method using the same
JPH0938177A (ja) オートクレーブ装置
JP2917207B2 (ja) 歯科用タービン等の滅菌装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20031224