JP2001112561A - 弾性伸縮棒 - Google Patents

弾性伸縮棒

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JP2001112561A
JP2001112561A JP2000239901A JP2000239901A JP2001112561A JP 2001112561 A JP2001112561 A JP 2001112561A JP 2000239901 A JP2000239901 A JP 2000239901A JP 2000239901 A JP2000239901 A JP 2000239901A JP 2001112561 A JP2001112561 A JP 2001112561A
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Tsuguoki Kato
亜興 加藤
Takashi Shibuya
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Kowa Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 長さの調節に要する時間を短縮し、しかも、
その長さが変化してもその押圧力が変化せず、以て、地
震などの振動を吸収する能力が一定とされ、伸縮自在で
着脱が容易な弾性伸縮棒を提供する。 【解決手段】 外筒2内に、少なくとも、固定挟持体4
または鍔体31、遊動挟持体5、前記固定挟持体または
鍔体と遊動挟持体とで挟持された押圧体6および中心柱
3が装着され、かつ、該中心柱に発条33が嵌入された
弾性伸縮棒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は弾性伸縮棒に関し、
さらに詳細には、地震などの際の家具類の転倒を防止す
るための突っ張り棒、鉄丸くぎおよびねじくぎなどの各
種の釘類を使用できない場所に取り付けられまたは各種
の釘類を使用する必要のないカーテンロッド、カーテン
ポール、カーテンレール、テンションポール、布巾掛け
またはタオル掛けなど(これらを総称して以下 カーテ
ンロッド類 と記すこともある)などに好適に使用され
る弾性伸縮棒に係わる。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】従来、食
器棚、和箪笥、洋服箪笥、整理箪笥、戸棚および本棚な
どの家具類の、地震などの際の転倒を防止するために、
これらの家具類と天井板および壁のそれぞれとの間に嵌
入され、発条の作用によって伸縮せしめられて、地震な
どの振動を吸収する、所謂、突っ張り棒が広く使用され
ている。
【0003】しかしながら、従来、使用されていた突っ
張り棒は、その内周面に雌螺子が刻設された外筒と、該
外筒内に嵌入せしめられ、その外周に前記の外筒の雌螺
子と螺合せしめられる雄螺子が刻設された内筒との間に
コイルスプリングが装着されており、この突っ張り棒は
その内筒を外筒内で螺動せしめて往復動せしめることの
みにより所望の長さに調節されるが、そのために、この
突っ張り棒の長さを調節するために長時間を要してい
た。また、この突っ張り棒は、その長さに応じて内部に
装着されたコイルスプリングの長さが変化し、これによ
って突っ張り棒の押圧力が変化するために、地震などの
振動を吸収する能力を一定にすることができなかった。
【0004】また、タイル張りの浴室、台所および室内
などにおいて二本の柱間、相対する壁面間、相対する框
間および相対する窓枠間などの二個の固定物間にカーテ
ンロッド類が嵌装されるが、従来は、カーテンロッド類
はその両端を鉄丸くぎおよびねじくぎなどの各種の釘類
ならびに接着剤などのそれぞれで二個の固定物などの表
面に固着されている。
【0005】しかしながら、このようにして固着される
カーテンロッド類などは、その長さが二個の固定物間の
間隔の大きさと正確に等しくなければならないし、仮
に、固着時に正確に等しくされていても、温度変化によ
る膨張、収縮によるカーテンロッド類の長さおよび/ま
たは二個の固定物間の間隔の大きさの変動によって、ま
たは地震などや長期間にわたる家屋の歪みなどによっ
て、カーテンロッド類の両端の固着部が外れたり、カー
テンロッド類それ自体が弯曲せしめられ、使用できなく
なるに至る。
【0006】また、カーテンロッド類が固着される二個
の固定物が、浴室のようなタイル張りである場合には釘
類で固着することができず接着剤で固着しなければなら
ないし、また、塗り壁などに固着する場合には釘類は抜
け易く、従って、接着剤で固着せざるをえない。このよ
うにして接着剤を使用して固着された場合には、カーテ
ンロッド類を取り外したあとに接着剤が付着し、また
は、塗り壁が剥離するなどにより見苦しくなる。
【0007】さらに、二個の固定物が客間および居間な
どの二本の柱および相対する框および相対する窓枠であ
る場合には、カーテンロッド類は、通常は、釘類で固着
されるが、固着されたカーテンロッド類を取り外した場
合には、釘類の孔などの痕跡が残って見苦しくなる。さ
らにまた、このように固着されたカーテンロッド類は、
半永久的に使用されるものであって、このようなカーテ
ンロッド類は一時的に固着して使用するには適していな
い。このようなことに起因して、従来のカーテンロッド
類は、その用途および使用範囲などが制限されたいた。
【0008】本発明者らは、従来の突っ張り棒における
長さの調節に長時間を要し、かつ、その長さの変化に対
応してその押圧力が変化して、地震などの振動を吸収す
る能力を一定にすることができなかったとの欠点を解消
し、長さの調節に要する時間を短縮し、しかも、その長
さが変化してもその押圧力が変化せず、以て、地震など
の振動を吸収する能力が一定とされた突っ張り棒および
用途および使用範囲などに制限がなく、着脱が容易なカ
ーテンロッド類などに好適に使用される弾性伸縮棒を提
供すべく、鋭意、研鑚を重ねた結果、本発明に到達し
た。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、外
筒と該外筒内に嵌入せしめられた内筒とを有し、該内筒
の内部端には該内部端にその長軸線方向に移動可能に係
合せしめられた中心柱を有し、該中心柱の中間部には鍔
体が設けられ、該中心柱には、その鍔体と内筒の内部端
との間に発条が装着され、該中心柱の前記発条が装着さ
れた反対側には螺子が刻設され、かつ、該中心柱の螺子
が刻設された側には固定挟持体と、前記螺子と螺合せし
められた遊動挟持体とが設けられ、該固定挟持体と該遊
動挟持体とによって挟持された押圧体を有し、該遊動挟
持体は前記内筒の回動に伴って外筒内をその長軸線方向
に往復動せしめられ、該遊動挟持体の往復動に伴って前
記押圧体が前記外筒の横断面の半径方向に往復動せしめ
られることを特徴とする弾性伸縮棒である。
【0010】
【発明の実施の態様】本発明の弾性伸縮棒は、内筒と外
筒とを有している。しかして、内筒は、その外径が外筒
の内径よりも僅かに小さく、外筒内に摺動可能に嵌入せ
しめられている。外筒および内筒の材質は、いずれも、
所定の機械強度を有してさえいればよく、特に制限はな
く、通常は、金属製とされているが、合成樹脂製である
ことを妨げない。また、外筒および内筒は、いずれも、
その外周面が塗装され、もしくは、合成樹脂皮膜により
被覆されていてもよく、または、木目などの模様がプリ
ント印刷されていてもよい。外筒が合成樹脂製である場
合には、不透明乃至透明のいずれであってもよい。
【0011】内筒の外筒内の先端(以下 内部端 と記
す)と係合せしめて中心柱が連設されている。中心柱は
その中間部に鍔体が設けられている。中心柱には、その
端部と内筒の内部端とが係合せしめられた箇所(以下
係合部 と記す)と、前記鍔体との間に、発条が装着さ
れている。
【0012】本発明において、発条とは外筒の長軸線方
向に伸縮可能な弾性体として定義される。発条としてコ
イルスプリング、円錐コイルバネ、渦巻ばねおよび板ば
ねなどを使用し得るが、就中、コイルスプリングが最も
好ましい。コイルスプリングは、研削クローズドエン
ド、テーパクローズドエンド、研削オープンエンドまた
はテーパオープンエンドのものが好ましいが、無研削ク
ローズドエンド、無研削オープンエンド、無研削タンジ
ェントテールエンドまたは無研削ビッグテールエンドの
ものであってもよい。なお、これらのコイルスプリング
はJIS(日本工業規格)B103−69に収載されて
いる。また、板ばねは、外筒の長軸線に対して並行にま
たは垂直にして使用することもできる。コイルスプリン
グはその中心孔に中心柱を挿通せしめて外筒内に装着さ
れている。
【0013】鍔体は中心柱に装着された発条を支承し得
るものであればよく特に制限はないが、中心柱に該中心
柱と同心的に設けられた鍔体が好ましい。鍔体は、通常
は、円状の板体および正多角状の板体などとされるが、
中心柱の外周面から半径方向に同一平面上に放射状に突
設せしめられた複数の突起であってもよい。なお、複数
の突起同士の中心角は、通常は、互いに等しくされる。
鍔体の直径または最長対角線(対角線および頂点とその
対辺との間隔のうち最長のものをいう 以下同様)の長
さは、外筒の内径と実質的に等しいか、または、僅かに
小さくされていることが好ましい。また、鍔体は中心柱
の所定の位置に停止せしめられるように設けられている
が、中心柱に固着されまたは中心柱と一体とされていて
もよく、後者が好ましい。
【0014】中心柱と内筒の内部端との係合により中心
柱は内筒の回動と連動して回動せしめられる。また、中
心柱の固定後には、前記発条は内筒の長軸線方向への往
復動によって圧縮・復元せしめられる。中心柱と内筒の
内部端との係合の手段(以下係合手段 と記すこともあ
る)は中心柱を内筒の回動と連動するように内筒の内部
端と接続せしめ得るものであればよく、特に制限はない
が、通常は、たとえば、中心柱の少なくとも係合部の直
径上に細長い貫通孔を穿設し、他方、内筒の内部端の直
径上にも貫通孔を穿設し、前記中心柱に穿設された細長
い貫通孔と該内筒の内部端に穿設された貫通孔とにピン
を挿通せしめて互いに係合せしめることができ、しかも
好ましい。また、内筒の内部端に底板を設け、該底板に
中心柱の先端を固着せしめまたは該底板に穿設され中心
孔に中心柱の先端を挿通せしめて、これを係合手段とす
ることもできる。また、内筒と中心柱とを係合筒を介し
て接続せしめることもできる。
【0015】中心柱の鍔体を境界として前記発条が装着
された反対側は雄螺子が刻設された螺子部とされ、中心
柱の螺子部には固定挟持体と遊動挟持体とが挿通せしめ
られている。固定挟持体および遊動挟持体は、それぞれ
互いに逆向きとされ中心に貫通孔が穿設された円錐台
体、または何れか一方が円筒体乃至円盤体とされるが前
者が好ましい。なお、円錐台体はその下部(下底に接す
る部分)が円柱状とされていてもよい。
【0016】固定挟持体には、その中心に中心柱の螺子
部に刻設された雄螺子の外径より大きい径の貫通孔が穿
設されており、該貫通孔に前記中心柱が挿通せしめられ
て設けられているものおよび前記中心柱の端部に固着さ
れているものがある。実用上、前者が好ましい。また、
後者の場合には、中心柱と固定挟持体とを一体とするこ
とができる。
【0017】遊動挟持体には、その中心に、前記中心柱
の螺子部に刻設された雄螺子と螺合せしめられる雌螺子
が周面に刻設された貫通孔が穿設されている。遊動挟持
体は、内筒と連動して中心柱を回動せしめることによっ
て該中心柱の長軸線方向に往復動せしめられる。
【0018】固定挟持体および遊動挟持体の少なくとも
一方は、外周面が斜面とされている。固定挟持体および
遊動挟持体の両者がいずれもその外周面が斜面とされて
いることが好ましい。この斜面の傾斜角は該斜面の母線
と中心柱の長軸線方向とのなす角として定義され、鋭角
とされていることが好ましい。また、この斜面は外方ま
たは内方に小さな曲率で弯曲せしめられていてもよい。
【0019】中心柱において、遊動挟持体が固定挟持体
よりも下方(発条とは反対側 以下同様)に設けられて
いる場合には、中心柱を回動せしめて遊動挟持体を該中
心柱の長軸線方向に往復動せしめる際に該中心柱の下端
からの該遊動挟持体の脱落を防止するために、中心柱の
下端部にストッパーを設けることが好ましい。
【0020】該ストッパーは、中心柱の下端部の外周面
乃至は端縁に固着されまたは好ましくは一体に設けられ
た突起である。該突起は、その外方の先端から中心柱の
中心までの長さが、中心柱の半径よりも大きくされてい
る。突起の数は複数とされるが、通常は、2個または3
個が好ましい。また、複数の突起同士の中心角は均等と
されることが好ましい。突起は可撓性であることが好ま
しい。また、突起はその外方の先端を上方に向けて弯曲
せしめることが好ましい。また、ストッパーとして、前
記の突起に替えて円盤などの板体とすることを妨げな
い。
【0021】固定挟持体および遊動挟持体の両者によっ
て押圧体が挟持されている。押圧体として、固定挟持体
の外周面と遊動挟持体の外周面と外筒の内周面とによっ
て形成された空間(この空間を以下 挟持空間 と記す
こともある)に外筒の横断面(長軸線に垂直な断面 以
下同様)上に、放射状に、複数個が互いに連結せしめら
れ、または、独立せしめられて配列せしめられている押
圧体(以下 分割押圧体 と記す)がある。複数個の分
割押圧体の連結は、たとえば、複数個の分割押圧体を紐
帯などで連結せしめることにより可能である。外周面が
斜面とされた固定挟持体および/または遊動挟持体の先
端部は前記の分割押圧体と中心柱の螺子部の外周面との
間に楔状に介入せしめられる。
【0022】固定挟持体と遊動挟持体とによって挟持さ
れた分割押圧体は、遊動挟持体の長軸線方向への移動に
伴って外筒の横断面の半径上を移動せしめられるもので
あればよい。分割押圧体の代表例は、前記挟持空間にお
ける外筒の内径よりも小さい外径を有し、かつ、前記挟
持空間の長さよりも短くされ、通常は、(イ)中間部に
おいて直径が小さくされた貫通孔が中心に穿設され、該
貫通孔の内周面は二方向について斜面とされた円筒体が
長軸線方向に分割されたもの、(ロ)上端縁と下端縁と
において直径が互いに相違する貫通孔が中心に穿設され
該貫通孔の内周面は斜面とされている円筒体が長軸線方
向に分割されたものおよび(ハ)球体などである。分割
押圧体のうち、就中、前記(イ)の分割押圧体が好まし
い。
【0023】また、分割押圧体の外周面に、摩擦抵抗を
大きくするために多数の小さな凹凸、突条または条溝を
設けることが好ましい。なお、前記(イ)および(ロ)
のそれぞれの分割押圧体における貫通孔の斜面の傾斜角
は、該分割押圧体の斜面と接触せしめられる前記固定挟
持体および遊動挟持体のそれぞれの斜面の傾斜角と実質
的に等しいかまたは小さくされることが好ましいが、実
質的に等しくされることが特に好ましい。
【0024】分割押圧体は、前記のように、互いに独立
せしめられていてもよく、また、たとえば、紐帯などに
よって互いに連結せしめられていてもよい。前記(イ)
および(ロ)のそれぞれの円筒体において、該円筒体を
切り込み線で長軸線方向に分割する際に該円筒体の周壁
の一部を残し、残された一部の周壁を(イ)および
(ロ)のそれぞれの分割押圧体の複数を連結せしめる紐
帯とすることができる。この円筒体において残された一
部は、端縁であることが好ましいが、中間部であっても
よい。
【0025】分割押圧体と、固定挟持体および遊動挟持
体のいずれか一方とを一体とすることができる。たとえ
ば、一端が有底で他端が無底で、その周壁が無底側の端
縁に向けてその長軸線方向に複数に分割された(分割さ
れた周壁を以下 分割周壁と記す)形状の円筒体があ
る。この分割周壁は可撓性を有している。この円筒体に
おいて、底面および分割周壁が、それぞれ固定挟持体お
よび分割押圧体に相当する。この場合には、遊動挟持体
は分割周壁、すなわち、分割押圧体相当部の内方を長軸
線方向に移動せしめられ、前記分割押圧体相当部の先端
部を外筒の横断面の半径方向に移動せしめる。この遊動
挟持体はその外周面が小さい曲率で外方へ弯曲せしめら
れた斜面とすることが好ましい。
【0026】遊動挟持体は中心柱と共廻りしてはならな
い。そのためには、使用時において、中心柱の鍔体に当
接せしめられて設けられた固定挟持体は、常に、分割押
圧体に、また、分割押圧体は遊動挟持体に当接せしめら
れており、互いに当接せしめられた中心柱の鍔体、固定
挟持体、分割押圧体および遊動挟持体は、これらの摩擦
抵抗によって、遊動挟持体は中心柱の回動に伴って中心
柱と共廻りすることなく中心柱の長軸線方向に往復動せ
しめられる。
【0027】中心柱を回動せしめて遊動挟持体を中心柱
の長軸線方向へ往復動せしめる場合に、遊動挟持体の中
心柱との共廻り防止を、一層、確実なものとするため
に、該遊動挟持体の外周面に、その先端部を外筒の内周
面に当接せしめる可撓性の突出片を放射状に突設するこ
とが好ましい。しかして、該突出片の長さは、遊動挟持
体の外周面と外筒の内周面との間隙の大きさよりも大き
くされる。突出片の数は、2個以上、好ましくは、2〜
6個程度、特に好ましくは、3〜4個程度とされる。ま
た、突出片同士の中心角は、通常は、等しくされる。さ
らに、突出片は遊動挟持体と一体に設けられていてもよ
い。
【0028】また、遊動挟持体を、分割押圧体を介して
固定挟持体と当接せしめることなく往復動せしめること
ができる。この場合にも、遊動挟持体の中心柱との共廻
りを防止するための構造を執らしめなければならない。
その構造の代表例として、前記の遊動挟持体の外周面に
突設された複数の突出片および外筒の内周面に長軸線方
向に設けられた少なくとも1条の突条もしくは突起また
は条溝と、遊動挟持体の外周面に設けられ前記の外筒の
内周面の突条もしくは突起または条溝と係合せしめられ
る条溝または突条もしくは突起を挙げることができる。
この場合には、外筒の内周面に長軸線方向に設けられる
突条もしくは突起または条溝は、分割押圧体との当接箇
所を避けて設けられることが好ましい。中心柱、固定挟
持体、遊動挟持体および分割押圧体はそれらの材質に特
に制限はないが、機械強度が大きく、摩擦係数が小さ
く、しかも、軽量であることが好ましく、通常は、合成
樹脂製であり、就中、ポリアセタール樹脂製のものが特
に好ましいが、一部または全部を合成ゴムおよび天然ゴ
ムなどの可塑性材料製とすることもできる。
【0029】内筒および外筒のそれぞれの外部の端縁
(以下 外部端縁 と記す)の開口は、通常は、閉塞さ
れているが、開放されていることを妨げない。閉鎖に
は、好ましくは、キャップが使用される。キャップの形
状には特に制限はないが、通常は、有底円筒または有底
中空円錐台とされる。装着時の安定性が大きいことから
有底中空円錐台とすることが好ましい。また、キャップ
の底面は摩擦係数を大きくするために、多数の小さい凹
凸または条溝もしくは突条を設けることが好ましい。
【0030】外筒の内方端縁(外部端縁の反対側の端縁
以下同様)における外筒の内周面と内筒の外周面との
間隙はジョイントによって閉塞されている。キャップお
よびジョイントはそれぞれその材質には特に制限はない
が、通常は、合成樹脂製とされる。なお、本発明の弾性
伸縮棒において、内筒の外部端縁同士もしくは外筒の外
部端縁同士または内筒および外筒のそれぞれの外部端縁
を互いに当接せしめて複数の弾性伸縮棒を連結せしめる
ことができる。
【0031】押圧体として分割押圧体が使用された本発
明の弾性伸縮棒は、(1)食器棚および和箪笥などの家
具類と天井板または壁との間隔ならびに二本の柱間、相
対する壁面間、相対する框間および相対する窓枠間など
の二個の固定物間の間隔など(食器棚および和箪笥など
の家具類と天井板または壁との間隔ならびに二本の柱
間、相対する壁面間、相対する框間および相対する窓枠
間などの二個の固定物間の間隔などを総称して以下 対
面間隔 と記す)の大きさよりも弾性伸縮棒の長さが長
くなるように、分割押圧体の外周面が外筒の内周面から
離間せしめられて中心柱が自由状態にある弾性伸縮棒
(外筒中で内筒が摺動可能な状態にある弾性伸縮棒 以
下同様)の内筒を外筒内で摺動せしめその長軸線方向に
往復動せしめて弾性伸縮棒の長さを調節して、対面間隔
の大きさよりも長い所定の長さとする。
【0032】自由状態において所定の長さに調節された
弾性伸縮棒の長さと対面間隔との差の大きさを変化せし
めることによって該弾性伸縮棒の押圧の大きさを変化せ
しめることができる。たとえば、前記の差を大きくする
に伴って弾性伸縮棒の押圧力は増大せしめられる。
(2)所定の長さに調節された弾性伸縮棒は、その内筒
を回動せしめ、これと連動せしめて中心柱を回動せしめ
ることにより、遊動挟持体は固定挟持体に接近せしめら
れる。
【0033】(3)分割押圧体と中心柱の外周面との間
に楔状に介入せしめられている遊動挟持体の先端部およ
び/または固定挟持体の先端部は、逐次、押込まれてそ
の厚さを増し、分割押圧体は外筒の横断面上を半径方向
に外方へ移動せしめられ、該分割押圧体の外周面は外筒
の内周面に密着せしめられて停止し、中心柱は外筒内に
固定され弾性伸縮棒は固定状態(外筒中で内筒が固定さ
れた状態 以下同様)とされるに至る。
【0034】(4)発条の弾性の大きさに抗して内筒を
外筒内にさらに押込んで固定状態にある弾性伸縮棒の長
さを対面間隔の大きさよりも短くし、短くされた弾性伸
縮棒を家具類と天井板または壁ならびに柱などの二個の
固定物との間などに嵌入せしめ、次いで、内筒を押込み
から解放して、内筒および外筒のそれぞれのキャップの
底面を家具類および天井板または壁ならびに柱などの二
個の固定物のそれぞれの表面に当接せしめて弾性伸縮棒
の装着を完了する。この際に発条は圧縮せしめられ、そ
の弾性によって弾性伸縮棒の装着状態は保持される。ま
た、この弾性伸縮棒を突っ張り棒として使用した場合に
は、地震の振動は発条に吸収される。この弾性伸縮棒を
カーテンポール類として使用した場合には、温度変化お
よび長期間にわたる家屋の歪などに伴う対面間隔の大き
さの変化は発条の伸縮により吸収される。
【0035】このようにして、家具類と天井板または壁
との間および二個の固定物との間などのそれぞれの間に
装着された本発明の弾性伸縮棒は、(1)発条の弾性の
大きさに抗して内筒を外筒内に押込んでその長さが短縮
されて取外される。取外された弾性伸縮棒において、一
旦、圧縮されていた発条は復元する。(2)取外された
弾性伸縮棒は、その内筒は前記と逆方向に回動せしめら
れることにより、遊動挟持体は固定挟持体から離間せし
められて挟持空間は拡大され、分割押圧体はその外周面
が外筒の内周面から離間せしめられて、中心柱はその固
定状態から解除され、弾性伸縮棒は自由状態とされるに
至る。
【0036】本発明の弾性伸縮棒において、押圧体を弾
性筒体とし、かつ、固定挟持体を省略することができ
る。その他の構造は、押圧体が分割押圧体とされた前記
の弾性伸縮棒と本質的に異なる処はない。この弾性伸縮
棒は、少なくともその外筒が、たとえば、透明性は大き
いが、機械強度が小さい、たとえば、アクリル樹脂のよ
うな合成樹脂製である場合に好適である。弾性筒体の材
料としては、天然ゴムおよび合成ゴムなどのゴム類なら
びに合成樹脂などが好ましく、就中、合成ゴムが好まし
い。
【0037】弾性筒体の形状は、通常、円筒または円筒
の周壁が外方に膨出せしめられた太鼓状とされる。ま
た、太鼓状の筒体はその中心孔は内径が一定とされてい
てもよく、また、中央部が最大とされ内周面が外方に向
けて膨出せしめられていてもよい。後者の場合には中央
部の肉厚が最大とされていることが好ましい。なお、弾
性筒体の形状を正多角筒状乃至正多角形の外周面が膨出
または陥没せしめられた筒状または横断面形状が星型な
どの筒体とすることができる。弾性筒体の中心孔は中心
柱の螺子部を挿通せしめるものであれば特に制限はない
が、通常は、その横断面形状が円および多角形であるこ
とが好ましい。また、弾性筒体として無底筒体を丸めた
環体(以下 中空環体 と記す)を使用することができ
る。
【0038】弾性筒体はその外周の最長直径または最長
対角線が内筒の内径と実質的に等しいか乃至は内筒の内
径よりも小さくされるが、通常は、実質的に等しいか、
乃至は、僅かに小さくされることが好ましい。また、弾
性筒体の上部開口および/または下部開口に底板を設け
ることができる。この底板には中心柱の螺子部を挿通せ
しめるための孔が穿設されている。底板に穿設される孔
の大きさは、中心柱の螺子部の外径乃至弾性筒体の中心
孔の内径または多角形の対辺同士の間隔もしくは辺と該
辺に相対する頂点との間隔と実質的に等しくされる。遊
動挟持体は、弾性筒体を受支し得るものであればよく、
その形状には特に制限はないが、通常は、円盤、多角形
の板体、球体および半球体などが好ましい。
【0039】また、弾性筒体の変位を防止するために、
ガイドを設けることができ、しかも、好ましい。ガイド
は、通常は、鍔体の下面および/または遊動挟持体の上
面に突設された突起乃至板体である。ガイドは弾性筒体
の中心孔内に嵌入せしめられる。ガイドの形状および径
は、弾性筒体の中心孔または弾性筒体の底板に穿設され
た孔の形状および径と実質的に等しくされていることが
好ましいが、弾性筒体の変位を防止する限りにおいて小
さくされていてもよい。
【0040】鍔体の下面と弾性筒体との間に摩擦を減殺
する手段(以下 摩擦減殺手段 と記す)を介在せしめ
ることができ、しかも、好ましい。この摩擦を減殺する
手段を介在せしめることにより、内筒の回転に伴う鍔体
の回転によって生ずる弾性筒体の捩れによる変形および
変位を軽減乃至防止することができる。摩擦減殺手段の
代表例として、所謂、すべり軸受を挙げることができる
が、鍔体の下面と弾性体の上面に設けられた板体との両
者によって挟持された複数の小球体などを挙げることも
できる。また、鍔体を中心柱に対して回動自在に設けて
もよく、鍔体と弾性筒体の上面との間に、中心柱に対し
て回動自在とされた板体を介在せしめることもできる。
【0041】押圧体として弾性筒体が使用された本発明
の弾性伸縮棒において、鍔体と遊動挟持体とで挟持され
た弾性筒体をその長軸線方向に圧縮せしめることによ
り、該弾性筒体はその外径が拡大せしめられて、周壁は
外方に膨出せしめられ、周壁外周面が外筒の内周面に密
着せしめられ中心柱は固定されて、弾性伸縮棒は、押圧
体として分割押圧体が使用された前記の本発明の弾性伸
縮棒におけると同様にして、固定状態とされる。また、
この固定状態は、押圧体として分割押圧体が使用された
本発明の弾性伸縮棒におけると同様にして、鍔体と遊動
挟持体との間隔を広げることにより、弾性筒体の外径は
縮小してその周壁は外筒の内周面から離間せしめられて
中心柱は固定状態から解除されて弾性伸縮棒は自由状態
とされる。
【0042】
【実施例】本発明の弾性伸縮棒を図面に示された実施例
によって、さらに具体的に説明するが、本発明は実施例
に限定されるものではない。なお、図面は本発明の原理
を示すための模式図であって、寸法、相対的な大きさな
どは正確に表わされてなく、また、肉厚を省略している
場合もある。
【0043】図1および図2は、押圧体が分割押圧体と
された本発明の弾性伸縮棒の好ましい一実施態様を示し
ている。しかして、図1および図2は、発条としてコイ
ルスプリングが使用され、自由状態にある弾性伸縮棒お
よび固定状態にある弾性伸縮棒をそれぞれ示す。なお、
図2は挟持空間および中心柱の螺子部部分のみを示して
いる。また、図1および図2のそれぞれにおいてaは縦
断面図であり、bはaに示された弾性伸縮棒のB−B断
面拡大図である。さらに、図1cは図1aで示された弾
性伸縮棒のC−C断面における中心柱の断面図である。
但し、図1aおよび図2aのそれぞれにおいて、ピン、
コイルスプリングおよび中心柱はそれぞれ縦断面として
示されていない。
【0044】また、図3、図4および図5は、図1およ
び図2で示された本発明の弾性伸縮棒における固定挟持
体、遊動挟持体および分割押圧体をそれぞれ示してい
る。しかして、図3においてaおよびbはそれぞれ平面
図および正面図であり、また、図4においてaおよびb
はそれぞれ平面図および一部切欠正面図である。図5に
おいて、a、b、c、d、e、fおよびgはそれぞれ斜
視図、背面図、正面図、底面図、側面図、cに示された
分割押圧体のF−F断面図およびcに示された分割押圧
体のG−G断面図である。
【0045】図1および図2に示された本発明の弾性伸
縮棒は、それぞれ円筒である内筒 1と外筒 2とを有して
いる。しかして、内筒 1はその外径が外筒 2の内径より
も僅かに小さく、外筒 2内に摺動可能に嵌入せしめられ
ている。内筒 1および外筒 2はいずれも鋼鉄製の円筒で
あって外周面は合成樹脂皮膜により被覆されている。内
筒 1の内部端11と係合せしめてその長軸線方向に移動可
能な中心柱 3が連設されている。中心柱 3は円柱であ
り、その中間部に鍔体31が設けられている。鍔体31は径
が互いに異なる2枚の円盤が連接せしめられており、中
心柱 3と同心に、かつ、一体に設けられている。中心柱
3の係合部(図面上部)32には長軸線方向に細長い貫通
孔321が穿設されている。
【0046】他方、内筒 1の周壁の内部端11の上方(図
面において 以下同様)にはその同一直径上に貫通孔11
1、111が穿設されている。中心柱 3に穿設された細長い
貫通孔 321と内筒 1の周壁の内部端11の上方に穿設され
た貫通孔111、111とにピン12が挿通せしめられ、中心柱
3は内筒 1の内部端11とその長軸線方向に移動可能に係
合せしめられている。該ピン12の両端は内筒 1の周壁の
外側でかしめられている。中心柱 3の鍔体31の上面と係
合部32との間に中心柱 3をその中心孔に挿通せしめてコ
イルスプリング33が装着されており、コイルスプリング
33の下端は鍔体31の表面に受支されている。
【0047】中心柱 3の鍔体31を境界としてコイルスプ
リング33が装着された反対側(図面下部)は螺子部34と
されている。螺子部34の外周面には雄螺子341が刻設さ
れている。中心柱 3の螺子部34には固定挟持体 4と遊動
挟持体 5とが挿通せしめられている。中心柱 3の下端縁
にはストッパー35、35が該中心柱 3と一体に設けられて
いる。ストッパー35、35は半楕円状の突起であり、その
外方の先端から中心柱3の中心までの長さが、中心柱 3
の半径よりも大きくされ、中心柱 3の同一直径上に位置
せしめられており、可撓性に富み、さらのその外方の先
端を上方に向けて弯曲せしめられている。固定挟持体 4
は逆円錐台体であり、その斜面41の傾斜角は鋭角とされ
ており、また、その中心には中心柱 3の螺子部34の雄螺
子341の外径より大きい径の貫通孔42が穿設されてい
る。
【0048】遊動挟持体 5は下部が円柱とされた円錐台
体であり、その斜面51の傾斜角は鋭角とされており、そ
の中心には貫通孔52が穿設されており、貫通孔52の周面
には中心柱 3の螺子部34の雄螺子341と螺合せしめられ
る雌螺子521が刻設されている。また、遊動挟持体 5に
はその下部の円柱部の外周面に4個の可撓性の突出片5
3、…、53が、互いの中心角90°で、放射状に突設さ
れている。しかして、該突出片53の長さは、遊動挟持体
5の円柱部の外周面と外筒 2の内周面との間隙の大きさ
よりも大きくされており、突出片53の先端部は外筒 2の
内周面に、常時、当接せしめられている。これらの突出
片53、…、53によって遊動挟持体 5の中心柱3との共廻
りが防止されている。また、前記遊動挟持体 5は、中心
柱 3の下端縁に設けられたストッパー35、35によって、
中心柱 3から脱落することはない。
【0049】固定挟持体 4の斜面41、遊動挟持体 5の斜
面51および外筒 2の内周面に囲まれて、挟持空間21が形
成されている。挟持空間21において、固定挟持体 4の斜
面41と遊動挟持体 5の斜面51とによって分割押圧体6、
6、6が挟持されている。分割押圧体6、6、6は外筒 2の
同一横断面上に互いに独立せしめられて連設せしめられ
ている。分割押圧体 6は、中間部において直径が小さく
された貫通孔が中心に穿設され該貫通孔の内周面が二方
向について斜面61、62とされた円筒が長軸線方向に中心
角120°で三分割されたものである。しかして、斜面
61、62の傾斜角は、それぞれの斜面61、62と当接する固
定挟持体 4の斜面41および遊動挟持体 5の斜面51のそれ
ぞれの傾斜角と実質的に等しくされている。また、分割
押圧体 6の外周面63には分割押圧体 6の長軸線方向に垂
直な複数の条溝631,…,631が刻設されている。
【0050】固定挟持体 4の上底面(図面では上面)は
中心柱 3の鍔体31の下面に当接せしめられている。ま
た、固定挟持体 4、分割押圧体 6および遊動挟持体 5は
それぞれの斜面41と61、62と51において互いに当接せし
められている。これらの当接箇所における摩擦抵抗さら
には遊動挟持体 5の可撓性の突出片53、…、53の弾性お
よび外筒 2の内周面との摩擦によっても、遊動挟持体 5
は中心柱 3の回動に伴って共廻りすることなく、中心柱
3の長軸線方向に往復動せしめられる。固定挟持体 4の
斜面41および遊動挟持体 5の斜面51のそれぞれの先端部
は、分割押圧体 6の斜面61、62のそれぞれと中心柱 3の
螺子部34の外周面との間の間隙に楔状に介入せしめられ
ている。なお、中心柱 3、固定挟持体 4、遊動挟持体 5
および分割押圧体 6はいずれもポリアセタール樹脂製で
ある。
【0051】外筒 2の内方端縁における外筒 2の内周面
と内筒 1の外周面との間隙はジョイント22によって閉塞
されている。また、内筒 1および外筒 2のそれぞれの外
部端縁は、有底中空円錐台状のキャップ13、23で閉塞さ
れている。キャップ13、23のそれぞれの底面には複数の
同心円状の条溝131、…、131、231、…、231が刻設され
ている。なお、ジョイント22およびキャップ13、23はい
ずれも合成樹脂製である。
【0052】図1および図2に示された本発明の弾性伸
縮棒において、(1)内筒 1を外筒2内で摺動せしめ、
その長軸線方向に往復動せしめて自由状態にある弾性伸
縮棒(図1aおよびb)の長さを調節して、対面間隔の
大きさより長い所定の長さとする。
【0053】(2)所定の長さとされた弾性伸縮棒は、
その内筒 1を回動せしめ、これと連動せしめて中心柱 3
を回動せしめることにより、遊動挟持体 5は固定挟持体
4に接近せしめられる。
【0054】(3)分割押圧体 6の斜面61、62と中心柱
3の螺子部34の外周面との間の間隙に楔状に介入せしめ
られている固定挟持体 4の斜面41および遊動挟持体 5の
斜面51のそれぞれの先端部は、逐次、押込まれてその厚
さを増し、これに伴って分割押圧体 6は外筒 2の横断面
上を半径方向に外方へ移動せしめられ、分割押圧体 6の
外周面63は外筒 2の内周面に密着せしめられて停止し、
中心柱 3は外筒 2内の所望の位置に固定されるに至り、
弾性伸縮棒は固定状態(図2aおよびb)とされる。
【0055】(4)コイルスプリング33の弾性の大きさ
に抗して内筒 1を外筒 2内にさらに押込んで弾性伸縮棒
の長さを対面間隔の大きさよりも短くし、短くされた弾
性伸縮棒を家具類と天井板または壁との間、二個の固定
物の間などに嵌入せしめ、次いで、内筒 1を押込みから
解放して、内筒 1および外筒 2のキャップ13、23のそれ
ぞれの底面を家具類および天井板または壁、二個の固定
物の表面に当接せしめて弾性伸縮棒の装着を完了する。
この際に、コイルスプリング33は圧縮せしめられ、その
弾性によって弾性伸縮棒の装着状態は保持される。な
お、この弾性伸縮棒が突っ張り棒として使用された場合
には、地震の振動をコイルスプリング33が伸縮して吸収
する。また、この弾性伸縮棒がカーテンロッド類として
使用された場合には、温度変化および長期間にわたる家
屋の歪みなどによる相対間隔の大きさの変化はコイルス
プリング33の伸縮により吸収される。
【0056】このようにして、家具類と天井板または壁
との間および二個の固定物の間などのそれぞれに装着さ
れた本発明の弾性伸縮棒は、(1)コイルスプリング33
の弾性の大きさに抗して内筒 1を外筒 2内に押込んでそ
の長さが短縮されて取外される。この際に、一旦、圧縮
されていたコイルスプリング33は復元する。(2)取外
された弾性伸縮棒は、その内筒 1を前記と逆方向に回動
せしめ、これと連動せしめて中心柱 3を回動せしめるこ
とにより、遊動挟持体 5は固定挟持体 4から、逐次、離
間せしめられ、挟持空間21の大きさは拡大され分割押圧
体 6はその外周面63が外筒 2の内周面から離間せしめら
れて、中心柱 3はその固定状態から解除されて、弾性伸
縮棒は自由状態とされる。
【0057】図6乃至図9は、押圧体が分割押圧体とさ
れた本発明の弾性伸縮棒の他の態様を示す縦断面図であ
って、中心柱および挟持空間部分を示している。但し、
図6乃至図9において、中心柱および分割押圧体である
球体はそれぞれ縦断面として示されていない。すなわ
ち、図6に示された弾性伸縮棒は、遊動挟持体 7が、そ
の外周面に可撓性の突出片71、…、71が共廻り止めとし
て突設された円盤とされ、分割押圧体 8が、上端縁であ
る上面における開口の径が下端縁である下面における開
口の径よりも大きくされた逆円錐台状の貫通孔が穿設さ
れ、貫通孔の内周面が斜面81とされている円筒体が長軸
線方向に中心角120°で三分割されたもの(以下 分
割円筒体 と記す)とされている以外は、図1および図
2に示された本発明の弾性伸縮棒と本質的に相違する処
はない。なお、分割押圧体 8である分割円筒体の逆円錐
台状の貫通孔の内周面の斜面81の傾斜角は固定挟持体 4
の斜面41の傾斜角と実質的に等しくされている。
【0058】図6に示された弾性伸縮棒において、中心
柱 3の回動に伴って、遊動挟持体 7である円盤は中心柱
3と共廻りすることなく、固定挟持体 4である上部が円
柱とされた逆円錐台体に、逐次、接近せしめられ、分割
押圧体 8である分割円筒体の逆円錐台状の貫通孔の内周
面の斜面81と中心柱 3の螺子部34の外周面との間の間隙
に介入せしめられている固定挟持体 4の斜面41の先端部
は押込まれ、逐次、その厚さを増して、分割押圧体 8で
ある分割円筒体は遊動挟持体 7である円盤の表面を半径
方向に外方へ移動せしめられる。
【0059】外方へ移動せしめられた分割押圧体 8であ
る分割円筒体の外周面82は外筒 2の内周面に密着せしめ
られて停止し、中心柱 3は外筒 2内の所望の位置に固定
され、弾性伸縮棒は固定状態とされるに至る。図7に示
された弾性伸縮棒は、図6に示された弾性伸縮棒おいて
分割押圧体 8である分割円筒体に替えて分割押圧体 9が
球体とされている以外に本質的に相違する処はない。
【0060】図8に示された弾性伸縮棒は、図7に示さ
れた弾性伸縮棒における固定挟持体4である上部が円柱
とされた逆円錐台体および遊動挟持体 7である円盤を、
上部が円柱とされ、中心の貫通孔の内周面に中心柱 3の
螺子部34の雄螺子341と螺合せしめられる雌螺子101が刻
設され円柱部外周に溝が刻設された逆円錐台体を遊動挟
持体10とし、円盤を固定挟持体20とし、固定挟持体20と
された円盤が中心柱3の下端に固着せしめられて一体化
され、かつ、外筒 2の内周面には遊動挟持体10である上
部が円柱とされた逆円錐台体の円柱部に刻設された溝と
係合せしめられて中心柱 3との共廻りを防止するための
突条がガイド24として突設されている以外は本質的に相
違する処はない。しかして、ガイド24は、分割押圧体 9
である球体とは当接しない位置に設けられている。
【0061】図8に示された弾性伸縮棒において、中心
柱 3の回動に伴って、遊動挟持体10である上部が円柱と
された逆円錐台体は、ガイド24によって中心柱 3と共廻
りすることなく、中心柱 3の下部に固着せしめられた固
定挟持体20である円盤に、逐次、接近せしめられ、分割
押圧体 9である球体の内周面(中心柱 3に対面せしめら
れている面)と中心柱 3の外周面との間の間隙に介入せ
しめられている遊動挟持体10の斜面102の先端部は押込
まれて、逐次、その厚さを増して、分割押圧体9である
球体は固定挟持体20である円盤の表面を半径方向に外方
へ移動せしめられ、分割押圧体 9である球体の外周面は
外筒 2の内周面に密着せしめられて停止し、中心柱 3は
外筒 2内の所望の位置に固定され、弾性伸縮棒は固定状
態とされるに至る。
【0062】図9は分割押圧体と一体化された固定挟持
体(以下 固定押圧体 と記す)が装着された本発明の
弾性伸縮棒を示している。図9において、aおよびbは
弾性伸縮棒の中心柱部分の縦断面図であって、それぞれ
自由状態および固定状態を示している。但し、aおよび
bのそれぞれにおいて中心柱 3は縦断面として示されて
いない。cおよびdならびにeおよびfは自由状態なら
びに固定状態のそれぞれにおける弾性伸縮棒の固定押圧
体の平面図および縦断面図である。なお、図9におい
て、aおよびbは、それぞれ、長軸線を対称軸として左
右対称なので左半分は省略されて右半分のみが示されて
いる。
【0063】固定押圧体30は、その周壁が無底側の端縁
に向けてその長軸線方向に複数に分割されて分割周壁30
1とされ、かつ、底板302を有する円筒(以下 分割周壁
円筒体 と記す)である。なお、分割周壁301は可撓性
を有している。固定押圧体30である分割周壁円筒体にお
いて、分割周壁301および底板302はそれぞれ分割押圧体
および固定挟持体に相当する。また、傾斜角が鋭角とさ
れた斜面が小さい曲率で外方へ弯曲せしめられて膨出せ
しめられ(膨出せしめられた斜面を以下 膨出斜面401
と記す )た円錐台体(以下 斜面膨出円錐台体 と
記す)が遊動挟持体40とされている。該膨出斜面401下
部の周縁には可撓性の突出片402、…、402が突設されて
いる。しかして、突出片402の先端部は内筒 2の内周面
に当接せしめられ、遊動挟持体40の中心柱 3との共廻り
を防止している。
【0064】図9に示された弾性伸縮棒において、遊動
挟持体40である斜面膨出円錐台体の膨出斜面401の先端
部は固定押圧体30である分割周壁円筒体の分割周壁301
の内周面と中心柱 3の螺子部34の外周面との間の間隙に
楔状に介入せしめられている。中心柱 3の回動に伴っ
て、遊動挟持体40である斜面膨出円錐台体は、固定押圧
体30である分割周壁円筒体の底板302に接近せしめら
れ、遊動挟持体40である斜面膨出円錐台体はその膨出斜
面401の先端部が分割周壁301の内方に押込まれて、逐
次、厚さを増し、膨出斜面401によって、固定押圧体30
である分割周壁円筒体の分割周壁301の先端部は外筒 2
の横断面上を半径方向に外方へ移動せしめられ、分割周
壁301の先端部の外周面は膨出斜面401の表面と外筒 2の
内周面とによって挟まれて外筒 2の内周面に密着せしめ
られて停止し、中心柱 3は外筒 2内の所望の位置に固定
され、弾性伸縮棒は固定状態とされるに至る。
【0065】図10および図11はいずれも、発条とし
て板ばねが使用された本発明の弾性伸縮棒の中心柱の内
筒との係合部を示す。すなわち、図10は互いに対称に
重合せしめられた2枚の弓状に弯曲せしめられた板ばね
(以下 弓ばね と記す)が外筒内に該外筒の長軸線に
対して並行に装着された本発明の弾性伸縮棒の中心柱と
内筒との係合部を示し、aは前記の弓ばねの重合面に沿
って中心柱および内筒のそれぞれの中心を通過する切断
面である縦断面図、bは前記aと直交する縦断面図およ
びcは前記aで示された弾性伸縮棒のC−C断面図であ
る。
【0066】図10に示された弾性伸縮棒において、内
筒 1はその内部端11が底板14で閉塞されている。内筒 1
の下方には、係合筒50として有底円筒が連設せしめられ
ている。該係合筒50は、その径が前記内筒 1の径よりも
僅かに大きくされ、内筒 1と同心とされ、かつ、その上
部は前記内筒 1と重複せしめられており、底面には底板
501が設けられている。底板501は中心柱 3の上端縁と接
続せしめられており、該係合筒50自体および底板501
は、それぞれ、中央柱 3の係合部32および鍔体31に相当
する。
【0067】しかして、内筒 1の周壁における係合筒50
との重複部分には、その同一直径上で貫通孔111、111が
穿設されている。また、係合筒50の周壁の上部には内筒
1との重複部分から延在せしめられた細長い貫通孔50
2、502がその同一直径上に該係合筒50の長軸線方向に穿
設されている。内筒 1と係合筒501とは、貫通孔111、11
1と貫通孔502、502 とにピン12を挿通せしめて互いに係
合せしめられており、ピン12の両端は係合筒50の周壁の
外側でかしめられている。
【0068】係合筒 501の内部の中間部には底板 501と
平行なガイド板503が設けられている。ガイド板503の中
央には矩形の貫通孔5031が穿設されている。該貫通孔50
31には互いに対称に重合せしめられた弓ばね60、60が挿
通せしめられて係合筒50内に装着されている。該弓ばね
60、60は前記係合筒50の長軸線に対して並行に、すなわ
ち、外筒 2(図示されていない)の長軸線方向に装着さ
れ、一端は内筒 1の底板14の下面に、また、他端は係合
筒50の底板 501の上面に、それぞれ当接せしめられてい
る。
【0069】図10に示された弾性伸縮棒において、中
心柱 3が外筒 2内で固定された後に、内筒 1を係合筒50
内で貫通孔 502の長さの範囲内で往復動せしめることに
より、弓ばね60、60は弯曲、伸長せしめられ、その長さ
が変化せしめられる。
【0070】また、図11は2枚で1組とされた板ばね
(以下 二枚ばね と記す)の2組が外筒内に横(長軸
線に対して垂直 以下同様)に装着された本発明の弾性
伸縮棒の中心柱の内筒との係合部を示し、aは二枚ばね
の長軸線方向に垂直に中心柱および内筒の中心を通過す
る切断面である縦断面図、bは前記aと直交する縦断面
図およびcは前記aで示された弾性伸縮棒のC−C断面
図である。但し、図11aにおいてはピンおよび二枚ば
ねのそれぞれ、bにおいては二枚ばねは断面として示さ
れていない。
【0071】図11に示された弾性伸縮棒は、図10に
示された弾性伸縮棒とは、係合筒50内においてガイド板
503に替えてスペーサー504が設けられ、2枚の弓ばね6
0、60に替えて2組の二枚ばね70、70が設けられている
以外に異なる処はない。すなわち、図11に示された弾
性伸縮棒において、円板状のスペーサー504が係合筒50
内に係合筒50の長軸線方向に移動可能に設けられてい
る。しかして、係合筒50の周壁の内周面には同一直径上
に突条がガイド505、505として突設せしめられており、
他方、スペーサー 504の円周には同一直径上に条溝504
1、5041が設けられており、係合筒50のガイド505とスペ
ーサー504の条溝5041とは互いに嵌合せしめられ、前記
スペーサー504は係合筒50内を係合筒50の長軸線方向に
円滑に移動せしめられる。
【0072】二枚ばね70は2枚の板ばね701、701を一方
の短辺で互いに接続せしめたばねである。板ばね701は
小さい曲率で扁平なS字状に弯曲せしめられたものであ
る。2枚の板ばね701、701 は、その一方の短辺が互い
に接続され、他方の短辺は互いに離間せしめられて側面
の形状がピンセット状の二枚ばね70とされる。内筒 1の
底板14の下面とスペーサー504の上面とにより、また、
スペーサー504の下面と係合筒50の底板501の上面とによ
って、それぞれ1個の二枚ばね70がそれらの長軸線を横
(図面において 以下同様)に、かつ、互いに逆向きに
して挟持されている。
【0073】図11に示された弾性伸縮棒において、中
心柱 3が外筒 2内で固定された後に、内筒 1を係合筒50
内で貫通孔 502の長さの範囲内で往復動せしめることに
より、二枚ばね70の互いに離間せしめられた短辺同士の
間隔の大きさが変化せしめられるとともにスペーサー 5
04も係合筒50内を係合筒50の長軸線方向に往復動せしめ
られる。
【0074】図12は紐帯によって互いに連結せしめら
れた分割押圧体を示し、a、bおよびcは、それぞれ、
平面図、aで示された分割押圧体のB−B断面図および
底面図である。この分割押圧体は、自由状態にあり、図
1、図2および図5のそれぞれに示された分割押圧体が
紐帯で互いに連結せしめられたものに相当する。中間部
において直径が小さくされた貫通孔801が中心に穿設さ
れ、該貫通孔801の内周面は二方向について斜面802、80
3とされた円筒体80が2本で1組の2組計4本のスリッ
ト804、804、805、805により中心角90°で4分割され
ている。
【0075】しかして、2組のスリット804、804、80
5、805のうちの相対する1組のスリット 804、804 は該
円筒体80の周壁の上端縁を残し、他の相対する1組のス
リット805、805 は該円筒体80の周壁の下端縁を残し、
残された4箇所の周壁部分が紐帯806、…、806とされ、
スリット同士の間が分割押圧体807、808、807、808とさ
れる。分割押圧体807と分割押圧体807とは直径を対称軸
として互いに線対称に位置せしめられており、同様にし
て分割押圧体808と分割押圧体808とは互いに線対称に位
置せしめられている。なお、分割押圧体807、…、808の
外周面にはいずれも複数の突条809、…、809が突設され
ている。
【0076】図13および図14は、それぞれ前記図1
2に示された分割押圧体を挟持するための固定挟持体お
よび遊動挟持体を示す。図13および図14のそれぞれ
において、aは平面図、bはそれぞれaに示された固定
挟持体および遊動挟持体のB−B断面図である。すなわ
ち、図13に示された固定挟持体90は、上面が楕円とさ
れている以外は、図1、図2および図3のそれぞれに示
された 固定挟持体 4と本質的に異なる処はなく、斜面9
01を有し、かつ、中心にその長軸線方向に貫通孔902が
穿設されている。しかして、上面の楕円の長軸の長さは
外筒 2内周の横断面の直径よりも僅かに小さくされてい
る。
【0077】また、図14に示された遊動挟持体100
は、下面が楕円とされている以外は、図1、図2および
図4のそれぞれに示された遊動挟持体 5と本質的に異な
る処はなく、斜面1001を有し、かつ、中心にその長軸線
方向に貫通孔1002が穿設されており、該貫通孔1002の内
周面には中心柱 3の螺子部34の雄螺子341と螺合せしめ
られる雌螺子10021が刻設され、外周面下部には下面の
長軸線上に可撓性の突出片1003、1003が突設せしめられ
ている。しかして、下面の楕円の長軸の長さは外筒 2内
周の横断面の直径よりも僅かに小さくされている。
【0078】図15は、中心柱に前記図12乃至14に
示された分割押圧体、固定挟持体および遊動挟持体が装
着され、固定状態にある本発明の弾性伸縮棒の中心柱お
よび挟持空間部を示している。図15において、aは弾
性伸縮棒の中心柱乃至挟持空間部分の縦断部端面図であ
り、bは前記aに示された固定状態にある分割押圧体の
拡大平面図である。但し、図15aにおいて中心柱およ
びコイルスプリングはいずれも縦断部端面として示され
ていない。
【0079】すなわち、図15に示された弾性伸縮棒
は、図2に示された固定状態にある本発明の弾性伸縮棒
とは、固定挟持体 4、遊動挟持体 5および互いに独立せ
しめられた分割押圧体6、6、6のそれぞれを、前記図1
2乃至図14に示された固定挟持体90、遊動挟持体100
および紐帯806によって互いに連結せしめられた分割押
圧体807、808、807、808に替えた以外には本質的に異な
る処はない。なお、固定挟持体90と遊動挟持体100とは
それぞれの長軸線が互いに直交せしめられている。
【0080】図15に示された弾性伸縮棒において、内
筒 1(図示されていない)を回動せしめて、内筒 1に係
合せしめられた中心柱 3を回動せしめることにより遊動
挟持体100は中心柱 3の回動に伴って中心柱 3と共廻り
することなく中心柱 3の鍔体31に、逐次、接近せしめら
れ、挟持空間21の大きさは縮小される。中心柱 3の鍔体
31への遊動挟持体100 の接近に伴って、鍔体31、固定挟
持体90、分割押圧体807、808および遊動挟持体100 は、
鍔体31の下面、固定挟持体90の上面、固定挟持体90の斜
面 901、分割押圧体807、808の斜面802、803および遊動
挟持体100の斜面1001が互いに接触せしめられて、当接
せしめられる。
【0081】遊動挟持体100が中心柱 3の鍔体31にさら
に接近せしめられることにより、遊動挟持体100の斜面1
001の楕円の長軸線相当部はスリット804の下端に当接せ
しめられてスリット804の下端の幅は逐次拡大せしめら
れ、分割押圧体807、808はそのスリット804に隣接する
部分の下端が外方に押しやられ、該分割押圧体807、808
のスリット 804に接する部分の下端の外周面は外筒 2の
内周面と密着せしめられるに至る。
【0082】さらに、スリット805の上端は、固定挟持
体90の斜面901の楕円の長軸線相当部に当接せしめられ
て、スリット805の上端の幅は逐次拡大せしめられ、分
割押圧体807、808はそのスリット805に隣接する部分の
上端が外方に押しやられ、該分割押圧体807、808のスリ
ット805に隣接する部分の上端の外周面は外筒の内周面
と密着せしめられるに至る。このようにして、中心柱 3
は外筒 2内に固定せしめられこの弾性伸縮棒は固定状態
とされるに至る。
【0083】図16は、押圧体が弾性筒体とされた本発
明の弾性伸縮棒の好ましい一実施態様を示している。図
16においてaは自由状態にある該弾性伸縮棒の一部縦
断切欠正面図であり、bはaに示された該弾性伸縮棒の
B−B切断部端面図である。また、cは固定状態にある
該弾性伸縮棒の中心柱の螺子部部分の一部縦断切欠正面
図である。図16aおよびbのそれぞれにおいて、中心
柱ならびに固定挟持体および遊動挟持体ならびにコイル
スプリングはいずれも断面として表わされていない。
【0084】図16に示された弾性伸縮棒は、図1およ
び図2に示された弾性伸縮棒とは、押圧体として分割押
圧体を弾性筒体に替え、遊動挟持体として下部が円柱と
された円錐台体を円盤に替え、遊動挟持体である円盤は
突起と条溝とによる共廻り防止構造とされ、かつ、固定
挟持体が省略されており、内筒および外筒が共に透明な
アクリル樹脂製とされている以外には本質的に異なる処
はない。
【0085】すなわち、押圧体である弾性筒体110は鍔
体31と遊動挟持体 5である円盤とによって挟持されてい
る。弾性筒体110は合成ゴム製の無底円筒(以下 ゴム
円筒と記す)であり、その外径は外筒 2の内周よりも僅
かに小さくされている。弾性筒体110であるゴム円筒と
鍔体31および遊動挟持体 5である円盤とは互いに同心と
されている。また、外筒 2の内周面にはその長軸線方向
に条溝25が刻設されている。遊動挟持体 5である円盤の
外周面には突起54が突設せしめられており、該突起54
を、外筒 2の条溝25に係合せしめることにより、遊動挟
持体 5である円盤の中心柱 3との共廻りは防止されてい
る。
【0086】この弾性伸縮棒において、内筒 1を回動せ
しめて中心柱 3を回動せしめることにより、遊動挟持体
5である円盤は、鍔体31に接近せしめられ、鍔体31との
間隔は、逐次、縮小される。互いに接近せしめられた鍔
体31と遊動挟持体 5である円盤とによって弾性筒体110
であるゴム円筒はその長軸線方向に圧縮せしめられるこ
とにより、該弾性筒体110であるゴム円筒はその外径が
拡大せしめられて、周壁は外方に膨出せしめられ、周壁
外周面が外筒 2の内周面に密着せしめられ、中心柱 3は
固定され、弾性伸縮棒は固定状態とされるに至る。
【0087】また、この固定状態にある弾性伸縮棒は、
内筒 1を前記と逆方向に回動せしめて中心柱 3を回動せ
しめることにより、鍔体31と遊動挟持体 5である円盤と
の間隔は拡大され、弾性筒体110であるゴム円筒の拡大
せしめられた外径は縮小してその周壁は外筒 2の内周面
から、逐次、離間せしめられて、中心柱 3は固定状態か
ら解除され、弾性伸縮棒は自由状態とされるに至る。
【0088】図17に種々の態様の弾性筒体を示す。し
かして、a乃至dは縦断面図、eは斜視図およびfは一
部切欠斜視図である。すなわち、aは無底円筒状の弾性
筒体、bは、その両底面に、中心に孔が穿設された底板
が設けられた円筒状の弾性筒体、cは周壁の外周面が外
方に膨出せしめられ、その中心孔は内径が一定とされて
いる太鼓状の弾性筒体、dは周壁が外方に膨出せしめら
れその中心孔は中央部が最大とされ内周面も外方に向け
て膨出せしめられている太鼓状の弾性筒体、eは横断面
形状が星型の筒体である弾性筒体およびfは中空環体の
弾性筒体である。
【発明の効果】本発明の弾性伸縮棒は、その長さの調節
の所要時間は短縮され、かつ、その長さとは関係なしに
押圧力は一定であり、その用途および使用範囲に特に制
限はなく、伸縮自在で、かつ、着脱が容易で、しかも、
構造は単純であり、突っ張り棒およびカーテンロッド類
などとして好適に使用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】押圧体が分割押圧体とされ、発条としてコイル
スプリングが使用され、自由状態にある本発明の弾性伸
縮棒を示す。
【図2】押圧体が分割押圧体とされ、発条としてコイル
スプリングが使用され、固定状態にある本発明の弾性伸
縮棒を示す。
【図3】図1および図2のそれぞれに示された本発明の
弾性伸縮棒における固定挟持体を示す。
【図4】図1および図2のそれぞれに示された本発明の
弾性伸縮棒における遊動挟持体を示す。
【図5】図1および図2のそれぞれに示された本発明の
弾性伸縮棒における分割押圧体を示す。
【図6】本発明の他の態様の弾性伸縮棒の中心柱および
挟持空間部を示す。
【図7】本発明の他の態様の弾性伸縮棒の中心柱および
挟持空間部を示す。
【図8】本発明の他の態様の弾性伸縮棒の中心柱および
挟持空間部を示す。
【図9】本発明の他の態様の弾性伸縮棒の中心柱および
挟持空間部を示す。
【図10】発条として弓ばねが使用された本発明の弾性
伸縮棒の中心柱の内筒との係合部を示す。
【図11】発条として二枚ばねが使用された本発明の弾
性伸縮棒の中心柱の内筒との係合部を示す。
【図12】紐帯によって互いに連結せしめられた分割押
圧体を示す。
【図13】図12に示された分割押圧体を挟持するため
の固定挟持体を示す。
【図14】図12に示された分割押圧体を挟持するため
の遊動挟持体を示す。
【図15】図12乃至図14に示された分割押圧体、固
定挟持体および遊動挟持体が装着され、固定状態にある
本発明の弾性伸縮棒の中心柱および挟持空間部を示す。
【図16】押圧体が弾性筒体とされた本発明の弾性伸縮
棒を示す。
【図17】種々の態様の弾性筒体を示す。
【符号の説明】
1 内筒 11 内部端 111 貫通孔 12 ピン 13 キャップ 131 条溝 14 底板 2 外筒 21 挟持空間 22 ジョイント 23 キャップ 231 条溝 24 ガイド 25 条溝 3 中心柱 31 鍔体 32 係合部 321 貫通孔 33 コイルスプリング 34 螺子部 341 雄螺子 35 ストッパー 4 固定挟持体 41 斜面 42 貫通孔 5 遊動挟持体 51 斜面 52 貫通孔 521 雌螺子 53 突出片 54 突起 6 分割押圧体 61 斜面 62 斜面 63 外周面 631 条溝 7 遊動挟持体 71 突出片 8 分割押圧体 81 斜面 82 外周面 9 分割押圧体 10 遊動挟持体 101 雌螺子 102 斜面 20 固定挟持体 30 固定押圧体 301 分割周壁 302 底板 40 遊動挟持体 401 膨出斜面 402 突出片 50 係合筒 501 底板 502 貫通孔 503 ガイド板 5031 貫通孔 504 スペーサー 5041 条溝 505 ガイド 60 弓ばね 70 二枚ばね 701 板ばね 80 円筒体 801 貫通孔 802 斜面 803 斜面 804 スリット 805 スリット 806 紐帯 807 分割押圧体 808 分割押圧体 809 突条 90 固定挟持体 901 斜面 902 貫通孔 100 遊動挟持体 1001 斜面 1002 貫通孔 10021 雌螺子1003 突出片 110 弾性筒体

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒と該外筒内に嵌入せしめられた内筒
    とを有し、該内筒の内部端には該内部端にその長軸線方
    向に移動可能に係合せしめられた中心柱を有し、該中心
    柱の中間部には鍔体が設けられ、該中心柱には、その鍔
    体と内筒の内部端との間に発条が装着され、該中心柱の
    前記発条が装着された反対側には螺子が刻設され、か
    つ、該中心柱の螺子が刻設された側には固定挟持体と、
    前記螺子と螺合せしめられた遊動挟持体とが設けられ、
    該固定挟持体と該遊動挟持体とによって挟持された押圧
    体を有し、該遊動挟持体は前記内筒の回動に伴って外筒
    内をその長軸線方向に往復動せしめられ、該遊動挟持体
    の往復動に伴って前記押圧体が前記外筒の横断面の半径
    方向に往復動せしめられることを特徴とする弾性伸縮
    棒。
  2. 【請求項2】 発条がコイルスプリングである請求項1
    記載の弾性伸縮棒。
  3. 【請求項3】 鍔体が、中心柱に該中心柱と同心的に設
    けられた鍔である請求項1または2記載の弾性伸縮棒。
  4. 【請求項4】 固定挟持体が前記中心柱を挿通せしめら
    れ、中心柱の鍔体に当接せしめられて設けられた請求項
    1乃至3のいずれか1項記載の弾性伸縮棒。
  5. 【請求項5】 固定挟持体および遊動挟持体の少なくと
    も一方が、その外周面が斜面とされている請求項1乃至
    4のいずれか1項記載の弾性伸縮棒。
  6. 【請求項6】 固定挟持体および遊動挟持体の少なくと
    も一方の外周面である斜面の傾斜角が鋭角とされた請求
    項5記載の弾性伸縮棒。
  7. 【請求項7】 押圧体が分割押圧体である請求項1乃至
    6記載の弾性伸縮棒。
  8. 【請求項8】 分割押圧体が、中間部において直径が小
    さくされた貫通孔が中心に穿設され、該貫通孔の内周面
    が二方向について斜面とされた円筒体が長軸線方向に分
    割されたものである請求項7記載の弾性伸縮棒。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の分割押圧体において、貫
    通孔の内周面の斜面の傾斜角が、該斜面と接する固定挟
    持体および遊動挟持体のそれぞれの外周面である斜面の
    傾斜角と実質的に等しくされた弾性伸縮棒。
  10. 【請求項10】 固定挟持体が中心柱の鍔体と当接せし
    められ、かつ、固定挟持体、分割押圧体および遊動挟持
    体が互いに当接せしめられている請求項1乃至9のいず
    れか1項記載の弾性伸縮棒。
  11. 【請求項11】 遊動挟持体に可撓性の突出片が突設せ
    しめられた請求項1乃至10のいずれか1項記載の弾性
    伸縮棒。
  12. 【請求項12】 遊動挟持体の外周面および外筒の内周
    面のそれぞれに、互いに嵌合せしめられる突条もしくは
    突起および条溝のそれぞれ条溝および突条もしくは突起
    のそれぞれが設けられた請求項1乃至10のいずれか1
    項記載の弾性伸縮棒。
  13. 【請求項13】 中心柱の発条が装着された反対側の端
    部にストッパーが設けられた請求項1乃至12のいずれ
    か1項記載の弾性伸縮棒。
  14. 【請求項14】 押圧体が弾性筒体であり、かつ、固定
    挟持体が省略され、該弾性筒体は遊動挟持体が鍔体に接
    近せしめられることによりその周壁が外方に膨出せしめ
    られる請求項1記載の弾性伸縮棒。
  15. 【請求項15】 弾性筒体がゴム筒体である請求項14
    記載の弾性伸縮棒。
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