JP2001111514A - デジタル信号の多重化・逆多重化システムと方法 - Google Patents

デジタル信号の多重化・逆多重化システムと方法

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JP2001111514A JP28370699A JP28370699A JP2001111514A JP 2001111514 A JP2001111514 A JP 2001111514A JP 28370699 A JP28370699 A JP 28370699A JP 28370699 A JP28370699 A JP 28370699A JP 2001111514 A JP2001111514 A JP 2001111514A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、多重化した信号にフレーム同期信号を
付与してフレーム同期を確立しているので、多重化での
フレーム同期信号源、逆多重化でのフレーム同期器が必
要で、また、伝送容量が増えてしまう。 【解決手段】 逆多重化した各信号が予め定められた出
力ポートに出力されるよう、逆多重化部1b,2bにお
ける各信号の出力ポートへの書き込みタイミング(出力
タイミング)を、位相遅延器1d,2dおよび端末装置
3a,4aを用いて変更・設定することにより、フレー
ム同期を行なう。これにより、信号を多重化する際にフ
レーム同期信号を付与する必要がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル信号を時
分割多重化(TDM:Time Division Multiplex)およ
び逆多重化(Demultiplex、「分離」とも言う)する技
術に係り、特に、デジタル信号の伝送効率を向上させる
のに好適なデジタル信号の多重化・逆多重化システムと
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報の通信を効率的に行うことを目的と
した技術として、例えば、丸山修孝著「わかりやすい通
信プロトコルの技術」(1997年、株式会社オーム社
発行)の第75頁〜第84頁に記載のように、情報をデ
ジタル信号に変換して時分割多重化して伝送する技術が
ある。尚、この時分割多重(TDM)とは、複数のデジ
タル信号を一定の時間(「タイムスロット」)毎に切り
替えて伝送することにより、1本の回線で複数チャネル
の通信を行う技術である。
【0003】このようなデジタル信号の時分割多重化に
係る従来の技術を、図4および図5を用いて説明する。
図4は、従来のデジタル信号を多重化・逆多重化して送
受信するシステムの構成例を示すブロック図であり、図
5は、図4におけるシステムによるデジタル信号の多重
化・逆多重化動作を示す説明図である。
【0004】図4において、40,50はデジタル信号
を多重化・逆多重化して相互に送受信する信号多重伝送
装置であり、41a〜41h,51a〜51hは信号多
重伝送装置40,50内に設けられた端末装置(図中、
「T」と記載)である。
【0005】信号多重伝送装置40,50には、端末装
置41a〜41h,51a〜51hから入力されるデジ
タル信号を時分割多重化する多重化部40a,50a
と、受信した多重化信号を各端末装置41a〜41h,
51a〜51h向けに逆多重化(分離)して出力する逆
多重化部40b,50b、および、これら多重化部40
a,50aと逆多重化部40b,50bでの多重化・逆
多重化処理に用いる信号を生成するクロック源40c,
50c、フレーム同期信号生成部40d,50d、フレ
ーム同期器40e,50eが設けられている。
【0006】尚、信号多重伝送装置40,50には、図
示していないデジタル信号の伝送制御を行なう送信部と
受信部が設けられている。
【0007】また、多重化部40a,50aおよび逆多
重化部40b,50bは、上述の丸山修孝著「わかりや
すい通信プロトコルの技術」(1997年、株式会社オ
ーム社発行)の第82,84頁に記載の図10,11に
示されるように、シフトレジスタ等を用いた一般的なも
のであり、その内部構成の詳細はここでは説明しない。
【0008】多重化部40a,50aは、8チャネル対
応であり、各端末装置41a〜41h,51a〜51h
に接続された8つの入力ポートと、図示していない送信
部に接続された1つの出力ポートを有し、各入力ポート
に入力された各端末装置41a〜41h,51a〜51
hからのデジタル信号を時分割多重化する。
【0009】すなわち、多重化部40a,50aは、ク
ロック源40c,50cからのクロックに基づき、複数
のデジタル信号を、そのデジタル信号のビットレートよ
りも高いビットレートを持つ一つの信号に時分割多重化
する。そして、時分割多重化した信号を出力ポートを介
して図示していない送信部に出力する。
【0010】また、逆多重化部40b,50bは、8チ
ャネル対応であり、各端末装置41a〜41h,51a
〜51hに接続された8つの出力ポートと、図示してい
ない受信部に接続された1つの入力ポートを有し、この
入力ポートを介して受信部から入力された信号(時分割
多重化された信号)を逆多重化する。
【0011】すなわち、逆多重化部40b,50bは、
受信部で受信した時分割多重化された信号に含まれるフ
レーム同期信号のフレーム同期器40e,50eによる
検出動作に基づき、多重化された信号を元の複数のデジ
タル信号に逆多重化(分離)する。そして、逆多重化し
た各信号を各出力ポートを介して各端末装置41a〜4
1h,51a〜51hに出力する。
【0012】以下、信号多重伝送装置40を送信側、信
号多重伝送装置50を受信側として、従来の多重化およ
び逆多重化処理を図5を用いて説明する。
【0013】図5に示すように、送信側となった図4の
信号多重伝送装置40の多重化部40aにおいて、8つ
の端末装置41a〜41hから8つのポートに入力され
た同じビットレートを持つデジタル信号は、ある時刻に
おけるそれぞれのビットA1,B1,C1,D1,E1,F
1,G1,H1が時間的に1/8に圧縮され、かつこれら
のビットがこの順番で一つのデジタル信号になるように
各タイムスロットに配置され一ビット列に多重化され
る。
【0014】そして、これらの多重化されたビット列A
1,B1,…,H1の後には、次のビット列A2,B2,…,
H2、さらにはA3,B3,…,H3と続くことになる。
これら一つのビット列はフレームと呼ばれ、これらのフ
レーム間の区切りをつけるために、ビット列の先頭にフ
レーム同期信号が付与される。
【0015】このフレーム同期信号は、図4のフレーム
同期信号生成部40dにおいてクロック源40cからの
クロックに同期して生成され、多重化部40aで多重化
されたビット列に付与される。
【0016】受信側となる図4の信号多重伝送装置50
では、フレーム同期器50eにより、受信部で受信した
各フレームからフレーム同期信号を検出して逆多重化部
50bに出力する。逆多重化部50bにおいては、到着
した各フレームを、フレーム同期器50eから出力され
るフレーム同期信号を参照して、A1,B1,…,H1の
順番に、各ビットを8つのポートに逆多重化し、8つの
端末装置51a〜51hに送出する。
【0017】このように、従来のデジタル信号を多重化
・逆多重化して送受信するシステムでは、まず、送信側
としての信号多重伝送装置40の多重化部40aにおい
て、フレーム間の区切りを付けるために、ビット列の先
頭にフレーム同期信号を付与する。
【0018】そして、受信側となる信号多重伝送装置5
0では、逆多重化部50bにおいて、到着した各フレー
ムを、フレーム同期器50eから出力されるフレーム同
期信号を参照して、A1,B1,…,H1の順番に、各ビ
ットを8つのポートに逆多重化し、8つの端末装置51
a〜51hに送出する。このことにより、例えば、端末
装置41aからの信号の全て(A1,A2,…)は、常
に、端末装置51aに伝送される。
【0019】このように従来のデジタル信号を時分割多
重化して伝送する技術では、フレーム同期信号を参照す
ることにより、受信側の信号多重伝送装置50におい
て、逆多重化部50bのポートを、送信側の信号多重伝
送装置40における多重化部40aのポートと一致させ
ることができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、フレーム同期を確立するため
に、多重化においてはフレーム同期信号源が、また逆多
重化においてはフレーム同期器が必要であり、装置の構
成が複雑で高価になるばかりでなく、伝送する信号にフ
レーム同期信号を付与した分だけ伝送容量が増加してし
まう点である。
【0021】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、装置構成を簡素化して低価格化を図ると共に伝
送効率の向上を図ることを可能とするデジタル信号の多
重化・逆多重化システムと方法を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のデジタル信号の多重化・逆多重化システム
と方法は、逆多重化した各信号が予め定められた出力ポ
ートに出力されるよう、逆多重化部における各信号の出
力ポートへの書き込みタイミング(出力タイミング)を
変更・設定することにより、フレーム同期を行なう。こ
れにより、信号を多重化する際にフレーム同期信号を付
与する必要がなくなる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明のデジタル信
号の多重化・逆多重化システムの構成例とそれを用いた
ネットワークシステムの構成例を示すブロック図であ
る。
【0024】本図1において、1,2は本発明の多重化
・逆多重化システムを具備しデジタル信号を多重化およ
び逆多重化(「分離」とも言う)して相互に送受信する
信号多重伝送装置であり、3a〜3h,4a〜4hは信
号多重伝送装置1,2のそれぞれに設けられた端末装置
(図中、「T」と記載)である。
【0025】信号多重伝送装置1,2には、端末装置3
a〜3h,4a〜4hから入力されるデジタル信号を時
分割多重化する多重化部1a,2aと、受信した多重化
信号を各端末装置3a〜3h,4a〜4h向けに逆多重
化(分離)して出力する逆多重化部1b,2b、およ
び、多重化部1a,2aと逆多重化部1b,2bでの多
重化・逆多重化処理に用いるクロック信号を生成するク
ロック源1c,2cが設けられている。
【0026】ここまでの構成は、従来の信号多重伝送装
置と同様であるが、本例の信号多重伝送装置1,2にお
いては、従来技術で用いたフレーム同期信号生成部とフ
レーム同期器が取り除かれ、新たに、位相遅延器1d,
2dが設けられている。本例では、この位相遅延器1
d,2dと端末装置3a,4aが本発明に係るタイミン
グ変更手段と制御手段を構成し、それぞれの組で同期制
御手段を構成する。
【0027】この位相遅延器1d,2dは、クロック源
1c,2cからのクロック信号に基づき、逆多重化部1
b,2bでの逆多重化処理においての各出力ポートへの
書き込みタイミング(出力タイミング)を、タイムスロ
ット単位で(例えば、1タイムスロット分だけ)遅延さ
せて変更する。
【0028】本例では、この位相遅延器1d,2dによ
る逆多重化部1b,2bの出力タイミングの変更制御
を、端末装置3a,4aにより、逆多重化部1b,2b
の出力ポートへの信号の出力状態を監視することにより
行う構成とする。例えば、端末装置3aは、逆多重化部
1bから出力される信号が、端末装置3aが接続された
出力ポートに正しく出力されるまで、位相遅延器1dに
指示して逆多重化部1bの出力タイミングを変更させ
る。
【0029】このようにして、本例では、逆多重化部1
b,2bで逆多重化した各信号が予め定められた出力ポ
ートに出力されるよう、逆多重化部1b,2bにおける
各信号の出力ポートへの書き込みタイミング(出力タイ
ミング)を変更・設定することにより、フレーム同期を
行なう。これにより、多重化部1a,2aにおいて、信
号を多重化する際にフレーム同期信号を付与する必要が
なくなる。
【0030】尚、信号多重伝送装置1,2には、図示し
ていないデジタル信号の伝送制御を行なう送信部と受信
部が設けられている。また、多重化部1a,2aおよび
逆多重化部1b,2bは、シフトレジスタ等を具備した
従来からある一般的なものを用いており、その内部構成
の詳細はここでは説明しない。
【0031】本例の多重化部1a,2aは、8チャネル
対応であり、各端末装置3a〜3h,4a〜4hに接続
された8つの入力ポートと、図示していない送信部に接
続された1つの出力ポートを有し、各入力ポートに入力
された各端末装置3a〜3h,4a〜4hからのデジタ
ル信号を時分割多重化する。
【0032】すなわち、多重化部1a,2aは、クロッ
ク源1c,2cからのクロックに基づき、複数のデジタ
ル信号を、そのデジタル信号のビットレートよりも高い
ビットレートを持つ一つの信号に時分割多重化する。こ
の時、多重化部1a,2aは、フレーム同期信号は付与
しない。そして、このように時分割多重化した信号(多
重信号)を出力ポートを介して図示していない送信部に
出力する。
【0033】また、逆多重化部1b,2bは、8チャネ
ル対応であり、各端末装置3a〜3h,4a〜4hに接
続された8つの出力ポートと、図示していない受信部に
接続された1つの入力ポートを有し、この入力ポートを
介して受信部から入力された信号(時分割多重化された
信号)を逆多重化する。
【0034】すなわち、逆多重化部1b,2bは、受信
部で受信した時分割多重化された信号(多重信号)を、
位相遅延器1d,2dを介してクロック源1c,2cか
ら出力されるクロック信号に基づき、元の複数のデジタ
ル信号に逆多重化(分離)する。そして、逆多重化した
各信号を各出力ポートを介して各端末装置3a〜3h,
4a〜4hに出力する。
【0035】このように逆多重化した各信号の出力先の
ポートが、予め定められた出力ポートに一致するよう、
例えば、信号多重伝送装置1,2の電源起動時等に、端
末装置3a,4aにより位相遅延器1d,2dを制御し
て、逆多重化部1b,2bの出力タイミングを設定して
おく。
【0036】このように、本例の信号多重伝送装置1,
2においては、位相遅延器1dを新たに設け、逆多重化
部1b,2bで逆多重化した各信号の出力先のポートが
予め定められた出力ポートに一致するようにフレーム同
期を行なうので、従来用いていたフレーム同期信号生成
部とフレーム同期器は不要となる。
【0037】以下、信号多重伝送装置1を送信側、信号
多重伝送装置2を受信側として、このような本例の信号
多重伝送装置1,2におけるデジタル信号の多重化およ
び逆多重化処理をさらに詳しく説明する。
【0038】例えば、信号多重伝送装置1において、端
末装置3aから送出された信号(デジタル信号)は、8
x1時間多重(時分割多重)を行なう多重化部1aによ
り他の端末装置3b〜3hからの信号と共に時分割多重
化され、信号多重伝送装置2に送信される。この時、多
重化部1aでは、従来のようなフレーム同期信号は付与
しない。
【0039】このようなフレーム同期信号が付加されて
いない多重信号を受信した信号多重伝送装置2では、1
x8時間分離(逆多重化)を行なう逆多重化部2bにお
いて、多重信号のビット列を到着順に端末装置4a〜4
hに振り分ける。本例ではビット列の区切りすなわちフ
レーム同期信号を用いていないので、端末装置3aから
の信号は必ずしも端末装置4aには振り分けられない。
これは多重化部2aから逆多重化部1bに信号が伝送さ
れる場合でも同様である。
【0040】例えば、図中の点線は、端末装置3aから
の信号が端末装置4cに振り分けられ、また、端末装置
4cからの信号が端末装置3dに振り分けられた場合の
信号の流れを示している。この場合、端末装置3aから
端末装置4cへの信号の多重化状態および分離(逆多重
化)の状態は、図2に示すようになる。
【0041】図2は、図1における信号多重伝送装置に
よるデジタル信号の多重化・逆多重化動作を示す説明図
である。図2に示すように、送信側となった図1の信号
多重伝送装置1の多重化部1aにおいて、8つの端末装
置3a〜3hから8つのポートに入力された同じビット
レートを持つデジタル信号は、ある時刻におけるそれぞ
れのビットA1,B1,C1,D1,E1,F1,G1,H1
が時間的に1/8に圧縮され、かつこれらのビットがこ
の順番で一つのデジタル信号になるように各タイムスロ
ットに配置され一ビット列に多重化される。
【0042】そして、これらの多重化されたビット列A
1,B1,…,H1の後には、次のビット列A2,B2,…,
H2、さらにはA3,B3,…,H3と続くことになる。
これら一つのビット列がフレームである。
【0043】本例の多重化部1aにおいては、これらの
フレーム間の区切りをつけるために従来ビット列の先頭
に付与していたフレーム同期信号は付与しない。そのた
め、第1のビット列(フレーム)の最後のビットH1の
後に直ちに、次のビット列(フレーム)の先頭のビット
A2が配置される。
【0044】このように、各ビット列を区切るためのフ
レーム同期信号が付与されていないので、端末装置3a
からの信号は必ずしも端末装置4aには振り分けられ
ず、本図で示すように、端末装置3aからの信号が端末
装置4cに振り分けられる。
【0045】さらに、図1において点線で示すように、
端末装置4cからの信号が端末装置3dに振り分けられ
る場合には、端末装置3aからの信号を受け取った端末
装置4cからの端末装置3aへの応答信号は、端末装置
3aではなく、端末装置3dに到着することになる。
【0046】図1に示す本例の信号多重伝送装置1で
は、このような不具合を回避するために、その起動時等
において、上述したように、逆多重化部1bの出力タイ
ミングを、タイムスロット単位で調整してフレーム同期
の設定を行なう。
【0047】以下、信号多重伝送装置1を送信側、信号
多重伝送装置2を受信側として、かつ、図3を用いて、
このようなフレーム同期の設定動作を説明する。図3
は、本発明のデジタル信号の多重化・逆多重化方法に係
る処理手順例を示すフローチャートである。
【0048】図3(a)は、図1の信号多重伝送装置1
の送信側としての処理動作、図3(b)は、図1の信号
多重伝送装置2の受信側としての処理動作を示してお
り、図3(b)において、受信側の信号多重伝送装置2
は既に起動中であるものとする。
【0049】図3(a)に示すように、送信側の信号多
重伝送装置1は、起動されると(ステップ301)、例
えば、端末装置3aから多重化部1aの第1の入力ポー
トに第1の信号(デジタル信号)を入力し(ステップ3
02)、時分割多重化して、受信側の信号多重伝送装置
2(既に起動済み)に送信する(ステップ303)。
尚、ここで送信される多重信号のフレーム(ビット列)
においては、第1の信号用のタイムスロット以外のタイ
ムスロットは空きスロットである。
【0050】この送信後、第1の信号に対応する応答信
号の返信までの時間の計数に用いるタイマのカウント動
作を開始して(ステップ304)、このタイマのカウン
ト値が予め定められた時間に達する前に、すなわち、タ
イムアウトとなる前に、応答信号を受信できるか否かを
監視する(ステップ305,306)。
【0051】タイムアウトとなれば、端末装置3aから
位相遅延器1dに対して、逆多重化部1bの出力タイミ
ングの変更、例えば、逆多重化部1bの出力タイミング
を1タイムスロット分だけ遅らせるように指示する(ス
テップ307)。そして、この変更した逆多重化部1b
の出力タイミングで、ステップ302からの処理を再度
繰り返す。
【0052】タイムアウト前に、応答信号を受信できれ
ば、この応答信号が出力された逆多重化部1bの出力ポ
ートが、端末装置3aに接続された出力ポート、すなわ
ち、第1の信号を入力した多重化部1aの入力ポートと
対をなすものであるか否かを照合する(ステップ30
8,309)。
【0053】対の出力ポートでなければ、ステップ30
7において、端末装置3aから位相遅延器1dに対し
て、逆多重化部1bの出力タイミングの変更、例えば、
逆多重化部1bの出力タイミングを1タイムスロット分
だけ遅らせるように指示し、この変更した逆多重化部1
bの出力タイミングで、ステップ302からの処理を繰
り返す。
【0054】対の出力ポートであれば、その時の逆多重
化部1bの出力タイミングをフレーム同期用として設定
する(ステップ310)。以降、この出力タイミングで
逆多重化部1bにおける逆多重化処理を行なうことでフ
レーム同期を行なうことができ、端末装置3aからの信
号に対応して返信されてくる信号は、端末装置3aに届
くようになり、通信が可能となる。
【0055】また、図3(b)に示すように、受信側の
信号多重伝送装置2は、送信側の信号多重伝送装置1か
らの第1の信号の受信を監視し(ステップ401)、受
信すると(ステップ402)、受信した第1の信号を、
逆多重化部2bで逆多重化して、その時点で設定されて
いる書き込みタイミング(出力タイミング)で、例え
ば、端末装置4cに出力する(ステップ403)。
【0056】第1の信号を受信した端末装置4cでは、
第1の信号の受信を通知する応答信号を生成して(ステ
ップ404)、多重化部2aの入力ポートに入力する
(ステップ405)。尚、この多重化部2aの入力ポー
トは、端末装置4cが接続された逆多重化部2bの出力
ポートと対である。
【0057】多重化部2aにおいて、端末装置4cから
の応答信号を時分割多重化して、通信多重伝送装置1に
送信する(ステップ406)。尚、ここで通信多重伝送
装置1に送信される多重信号のフレーム(ビット列)に
おいては、応答信号用のタイムスロット以外のタイムス
ロットは空きスロットである。また、フレーム同期信号
も付加されていない。
【0058】この図3での処理では、図1において点線
で示したように、端末装置3aからの信号は、端末装置
4cに届けられる。端末装置3aからの信号が、端末装
置4aに届くようにするためには、すなわち、端末装置
3aと端末装置4a間での通信を可能とするためには、
信号多重伝送装置2側において、起動後最初に受信する
多重信号の第1タイムスロットの信号、すなわち、端末
装置3aからの第1の信号が端末装置4aに出力される
よう、逆多重化部2bの出力タイミングを調整・設定す
れば良い。
【0059】以上、図1〜図3を用いて説明したよう
に、本例のデジタル信号の多重化・逆多重化システムと
方法では、逆多重化した各信号が予め定められた出力ポ
ートに出力されるよう、逆多重化部1b,2bにおける
各信号の出力ポートへの書き込みタイミング(出力タイ
ミング)を変更・設定することにより、フレーム同期を
行なう。
【0060】すなわち、端末装置3aが送出した信号に
対する応答信号が、所定時間内に端末装置3aに到着し
ない場合、端末装置3aは位相遅延器1dに対してクロ
ック信号の位相遅延量を変化させる制御信号を送る。
【0061】端末装置3aから制御信号を受け取った位
相遅延器1dは、予め決められた一定量の位相遅延変化
を行う。その結果、逆多重化部のクロックの位相が変化
し、逆多重化部1bにおいてビット列の区切りの位置が
変化して、逆多重化部1bにおいて逆多重化される信号
の端末装置3a〜端末装置3hへの振り分け方が変化す
る。
【0062】その場合においても、未だ端末装置3aが
送出した信号に対する応答信号が端末装置3aに到着し
ない場合には、再び位相遅延器1dに対して位相遅延の
変化を要求する。このルーチンを端末装置3aが送出し
た信号に対する応答信号が端末装置3aに到着するまで
繰り返すことにより、端末装置3a〜端末装置3hへ信
号を逆多重化するためのフレーム同期が確立する。
【0063】これにより、本例のデジタル信号の多重化
・逆多重化システムと方法では、信号を多重化する際に
フレーム同期信号を付与する必要がなくなる。その結
果、フレーム同期のための部品およびデータを削減する
ことができ、簡易で低価格かつ伝送効率の高い時分割多
重化・逆多重化システムと方法となる。
【0064】尚、本発明は、図1〜図3を用いて説明し
た例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々変更可能である。例えば、本例におい
ては、信号多重伝送装置1,2間での第1の信号に対応
する応答信号の受信に基づきフレーム同期設定を行なっ
ているが、各端末装置間の対応付けを、その識別情報に
基づきテーブル等を用いて管理することにより、第1の
信号の送信のみに基づき、逆多重化部1b,2bの出力
タイミングを調整・設定することで、フレーム同期設定
を行なうこともできる。
【0065】また、本例においては、信号多重伝送装置
1,2内に各端末装置3a〜3h,4a〜4hを設けた
構成としているが、各端末装置3a〜3h,4a〜4h
を、信号多重伝送装置1,2と別とする構成でも良い。
この場合、各端末装置3a,4aが行なっていた処理、
すなわち、フレーム同期確立のための第1の信号と応答
信号の送信や生成およびその出力の監視、ならびに、位
相遅延器1d,2dに対する逆多重化部1b,2bの出
力タイミングの変更指示などの制御を行なうためのソフ
トモジュールを信号多重伝送装置1,2に設ければ良
い。
【0066】また、本例においては、それぞれの多重化
部1a,2aのポート数が8個の場合を示したが、いか
なる個数のポート数の多重化部においても同様のフレー
ム同期の確立が可能である。また、本例においては、位
相制御のためにクロック遅延器を両方の多重化・逆多重
化システムに配置した例を示したが、一方の多重化・逆
多重化システムに配置する構成でも良い。尚、この場
合、送信側と受信側のそれぞれの端末装置の組合せは特
定されない。
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、従来の技術のように、
フレーム同期信号を参照することで多重化部と逆多重化
部のそれぞれのポートを一致させるフレーム同期を行な
うのではなく、逆多重化部での逆多重化の結果、各信号
が、所定の出力ポートに正しく出力されるように、逆多
重化部における出力ポートへの出力タイミング(書き込
みタイミング)を調整・設定することでフレーム同期を
確立しているので、フレーム同期を確立するために従来
用いていたフレーム同期信号源やフレーム同期器が不要
となり装置構成が簡素化され低価格化を図ることができ
ると共に、伝送する多重信号にフレーム同期信号を付与
しない分だけ伝送容量を削減でき伝送効率の向上を図る
ことができ、本発明のデジタル信号の多重化・逆多重化
システムと方法を用いて通信を行うネットワーク装置・
システム等の性能を向上させることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル信号の多重化・逆多重化シス
テムの構成例とそれを用いたネットワークシステムの構
成例を示すブロック図である。
【図2】図1における信号多重伝送装置によるデジタル
信号の多重化・逆多重化動作を示す説明図である。
【図3】本発明のデジタル信号の多重化・逆多重化方法
に係る処理手順例を示すフローチャートである。
【図4】従来のデジタル信号を多重化・逆多重化して送
受信するシステムの構成例を示すブロック図である。
【図5】図4におけるシステムによるデジタル信号の多
重化・逆多重化動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1,2:信号多重伝送装置、1a,2a:多重化部、1
b,2b:逆多重化部、1c,2c:クロック源、1
d,2d:位相遅延器、3a〜3h,4a〜4h:端末
装置(「T」)、40,50:信号多重伝送装置、40
a,50a:多重化部、40b,50b:逆多重化部、
40c,50c:クロック源、40d,50d:フレー
ム同期信号生成部、40e,50e:フレーム同期器、
41a〜41h,51a〜51h:端末装置
(「T」)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 界 義久 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 岡田 顕 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 坂本 尊 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 松岡 茂登 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K028 AA06 AA11 KK01 KK03 NN01 RR02 5K047 AA15 CC02 HH01 HH11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の入力ポートのそれぞれに入力した
    各デジタル信号をフレーム同期信号を付与することなく
    時分割多重化して一つの出力ポートから多重信号として
    出力する多重化手段と、一つの入力ポートに入力した上
    記多重信号から上記各デジタル信号を予め設定された出
    力タイミングで複数の出力ポートに順次に出力して逆多
    重化を行なう逆多重化手段と、該逆多重化手段から上記
    各デジタル信号が予め定められた出力ポートに出力され
    るよう上記逆多重化手段の上記各デジタル信号の出力ポ
    ートへの出力タイミングを変更してフレーム同期の設定
    を行う同期制御手段とを有することを特徴とするデジタ
    ル信号の多重化・逆多重化システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデジタル信号の多重化
    ・逆多重化システムにおいて、上記同期制御手段は、上
    記逆多重化手段の出力ポートへの出力タイミングをタイ
    ムスロット単位で変更するタイミング変更手段と、上記
    逆多重化手段から上記デジタル信号が予め定められた出
    力ポートに出力されるか否かを監視し、上記デジタル信
    号が予め定められた出力ポートに出力されるまで、繰り
    返し、上記タイミング変更手段を制御して上記逆多重化
    手段の上記出力タイミングをタイムスロット単位で変更
    させる制御手段とを有することを特徴とするデジタル信
    号の多重化・逆多重化システム。
  3. 【請求項3】 多重化手段において複数の入力ポートの
    それぞれに入力した各デジタル信号をフレーム同期信号
    を付与することなく時分割多重化して一つの出力ポート
    から多重信号として出力するステップと、逆多重化手段
    において一つの入力ポートに入力した上記多重信号から
    上記各デジタル信号を予め設定された出力タイミングで
    複数の出力ポートに順次に出力して逆多重化を行なうス
    テップと、上記逆多重化手段からの上記デジタル信号の
    出力先が予め定められた出力ポートであるか否かを判別
    するステップと、上記デジタル信号が予め定められた出
    力ポートに出力されるまで、上記逆多重化手段の上記各
    デジタル信号の出力タイミングをタイムスロット単位で
    繰り返し変更するステップとを有し、上記逆多重化手段
    から上記各デジタル信号が予め定められた出力ポートに
    出力されるように上記逆多重化手段の出力タイミングを
    設定してフレーム同期を行なうことを特徴とするデジタ
    ル信号の多重化・逆多重化方法。
  4. 【請求項4】 複数の入力ポートのそれぞれに入力した
    各デジタル信号をフレーム同期信号を付与することなく
    時分割多重化して一つの出力ポートから多重信号として
    出力する多重化手段と、一つの入力ポートに入力した上
    記多重信号を逆多重化して上記各デジタル信号を上記多
    重化手段の入力ポートと対をなす複数の出力ポートのそ
    れぞれから出力する逆多重化手段とを有する伝送装置を
    複数接続してなり、第1,第2の伝送装置間で、上記フ
    レーム同期信号を付与することなくデジタル信号を時分
    割多重化して送受信するネットワークシステムにおける
    デジタル信号の多重化・逆多重化方法であって、上記第
    1の伝送装置において、自多重化手段の第1の入力ポー
    トに入力した第1のデジタル信号を該多重化手段により
    フレーム同期信号を付与することなく時分割多重化して
    上記多重信号を生成し上記第2の伝送装置に送信するス
    テップと、上記第2の伝送装置において、上記第1の伝
    送装置から受信した上記多重信号を自逆多重化手段によ
    り逆多重化して上記第1のデジタル信号を第1の出力ポ
    ートに出力し、上記第1のデジタル信号に対応する応答
    信号を生成して上記第1の出力ポートと対をなす自多重
    化手段の入力ポートに入力し、上記応答信号をフレーム
    同期信号が付与されない多重信号として時分割多重化し
    て上記第1の伝送装置に送信するステップと、上記第1
    の伝送装置において、上記第2の伝送装置から受信した
    上記多重信号を自逆多重化手段で逆多重化して上記応答
    信号を予め設定された出力タイミングで出力ポートに出
    力すると共に、上記応答信号が上記第1の入力ポートと
    対をなす自逆多重化手段の第1の出力ポートから所定の
    時間内に出力されるか否かを監視し、所定の時間内に上
    記応答信号が上記自逆多重化手段の第1の出力ポートか
    ら出力されなければ、上記自逆多重化手段の上記出力タ
    イミングをタイムスロット単位で変更して上記自多重化
    手段の第1の入力ポートからの上記デジタル信号の入力
    と送信を行なうステップとを有し、上記第1の伝送装置
    において所定の時間内に上記応答信号が上記第1の出力
    ポートから出力されるまで、上記各ステップを繰り返し
    てフレーム同期の設定を行なうことを特徴とするデジタ
    ル信号の多重化・逆多重化方法。
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