JP2001111453A - スペクトラム拡散受信機 - Google Patents

スペクトラム拡散受信機

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JP2001111453A
JP2001111453A JP28478299A JP28478299A JP2001111453A JP 2001111453 A JP2001111453 A JP 2001111453A JP 28478299 A JP28478299 A JP 28478299A JP 28478299 A JP28478299 A JP 28478299A JP 2001111453 A JP2001111453 A JP 2001111453A
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JP
Japan
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circuit
synchronous detection
phase
output
signal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28478299A
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Toshihiro Hattori
敏弘 服部
Masayuki Ishikawa
正幸 石川
Yoshinori Tounozawa
義則 湯野沢
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Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DLL回路30による同期追従が正常に動作
しているかを精度よく判定できるようにする。 【解決手段】 同期検波回路20から出力される、パイ
ロットシンボルの復調信号から、シンボルエラーレート
(SER)またはビットエラーレート(BER)を測定
し、その測定値を閾値と比較して、DLL回路30が正
常に動作しているか否かを判定する判定回路40を設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトラム拡散
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、符号分割多元接続(CDMA)方
式を用いた通信方式では、送信時に、情報シンボルが、
拡散符号によってスペクトラム拡散され、搬送波によっ
て直交変調されて送信される。また、受信機において
は、受信信号が、準同期検波回路によって準同期検波さ
れる。この準同期検波された準同期検波信号は、複数の
フィンガの各々で、送信に用いた拡散符号と同じ拡散符
号によって逆拡散され、さらにチャネル推定を用いて同
期検波が行われる。各フィンガからの同期検波出力、す
なわち復調信号は、コンバイナで合成される。
【0003】また、フィンガの各々には、拡散符号の同
期追従を行うためにDLL(Delay Locked
Loop)回路が設けられている。このDLL回路
は、位相が1/2チップ進んだ拡散符号を用いて準同期
検波信号を逆拡散した相関値の大きさと、位相が1/2
チップ遅れた拡散符号を用いて準同期検波信号を逆拡散
した相関値の大きさに基づき、両相関値の大きさの差が
0になるように、拡散符号の位相を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したフィンガの各
々には、DLL回路が正常に同期追従制御を行っている
かを判定する判定回路が設けられている。この判定回路
としては、逆拡散回路から出力される相関値の電力(相
関値の実数部と虚数部をそれぞれ2乗して加算したも
の)を求め、その測定値を所定の閾値と比較し、相関値
の電力が所定の閾値より大きければ、DLL回路が正常
に同期追従動作していると判定するものが用いられる。
【0005】しかしながら、上記した判定回路では、相
関値の電力を比較するための閾値を精度よく決めるのが
難しいという問題がある。これは、逆拡散回路から出力
される相関値の電力が小さくても、正しく信号を受信し
ている場合があるためである。従って、相関値の電力を
用いたのでは、同期追従が正常に動作しているかを精度
よく判定することができないという問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みたもので、同期追
従が正常に動作しているかを精度よく判定できるように
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明では、同期検波手段(20)
から出力される、パイロットシンボルの復調信号に基づ
いて位相制御手段(30)が正常に動作しているか否か
を判定する判定手段(40)を設けたことを特徴として
いる。
【0008】このようにパイロットシンボルの復調信号
に基づいて位相制御手段(30)が正常に動作している
か否かを判定しているから、逆拡散回路(10)から出
力される相関値の電力が小さいような場合であっても、
同期追従が正常に動作しているかを精度よく判定するこ
とができる。
【0009】上記した判定手段(40)は、具体的に
は、請求項2に記載の発明のように、パイロットシンボ
ルの復調信号からシンボルエラーレートまたはビットエ
ラーレートを測定し、その測定値を閾値と比較して、位
相制御手段(30)が正常に動作しているか否かを判定
する。
【0010】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に、本発明の一実施形態にか
かるスペクトラム受信機における1つのフィンガの構成
を示す。
【0012】受信機において、受信された信号は、図示
しない準同期検波回路に入力され、この準同期検波回路
で受信信号の準同期検波が行われて、同期検波信号が出
力される。この準同期検波信号は、同相成分(実数部)
I、直交成分(虚数部)Qの複素数で表現される各フィ
ンガにおいて、準同期検波信号は、逆拡散回路20に入
力される。逆拡散回路20は、複素乗算回路11と積分
器12、13から構成されており、送信に用いたのと同
じコード、同位相の拡散符号Ci、Cq(Ciは実数
部、Cqは虚数部)の複素共役と準同期検波信号を複素
乗算回路11で複素乗算し、その実数部Iを積分器12
で相関検出(1シンボル長積分)するとともに虚数部Q
を積分器13で相関検出して、逆拡散信号(相関値)を
出力する。
【0013】この出力された逆拡散信号は、同期検波回
路20に入力される。同期検波回路20は、チャネル推
定回路21と複素乗算回路22から構成されている。チ
ャネル推定回路21は、パイロットシンボル(既知の位
相情報を有し、スロット毎に複数個配置されたもの)D
i、Dq(Diは実数部、Dqは虚数部)の複素共役と
逆拡散信号の複素乗算を行い、過去数回の乗算結果の平
均をとってチャネル推定値を求める。複素乗算回路22
は、チャネル推定回路21によって求められたチャネル
推定値の複素共役と逆拡散信号とを複素乗算し、同期検
波出力、すなわち復調信号を出力する。
【0014】また、上記した準同期検波信号は、DLL
回路30に入力される。このDLL回路30は、位相が
所定値、例えば1/2チップ進んだ進相の拡散符号を用
いて準同期検波信号を逆拡散した逆拡散信号(相関値)
と、位相が1/2チップ遅れた遅相の拡散符号を用いて
準同期検波信号を逆拡散した逆拡散信号(相関値)を用
い、両相関値の大きさ(パワーもしくは電力)を求め
て、その差が0になるように、拡散符号Ci、Cqの位
相を制御する。
【0015】このため、DLL回路30では、拡散符号
Ci、Cqに対し位相が1/2チップ進んだ進相の拡散
符号Ci(τ+0.5)、Cq(τ+0.5)を用い、
その複素共役と準同期検波信号を複素乗算回路301で
複素乗算し、その実数部を積分器302で相関検出する
とともに虚数部を積分器303で相関検出する。そし
て、積分器302の出力を二乗器304で二乗し、積分
器303の出力を二乗器305で二乗して、両二乗結果
を加算器306で加算する。このことにより、位相が1
/2チップ進んだ拡散符号Ci(τ+0.5)、Cq
(τ+0.5)と準同期検波信号の相関値の大きさが得
られる。
【0016】また、拡散符号Ci(τ)、Cq(τ)に
対し位相が1/2チップ遅れた遅相の拡散符号Ci(τ
−0.5)、Cq(τ−0.5)を用い、複素乗算回路
307、積分器308、309にて準同期検波信号を遅
相の拡散符号を用いて逆拡散する。そして、積分器30
8の出力を二乗器310で二乗し、積分器309の出力
を二乗器311で二乗して、両二乗結果を加算器312
で加算する。このことにより、位相が1/2チップ遅れ
た拡散符号Ci(τ−0.5)、Cq(τ−0.5)と
準同期検波信号の相関値の大きさが得られる。
【0017】なお、上記したτは、このDLL回路30
によって位相制御される拡散符号Ci、Cqの位相差を
示している。同期がとれているときには位相差τは0に
なる。
【0018】加算器306と加算器312のそれぞれの
出力は、加算器313に入力される。加算器313は、
加算器306の出力と加算器312の出力の差、すなわ
ち1/2チップ位相が進んだところの相関値の大きさ
と、1/2チップ位相が遅れたところの相関値の大きさ
の差DLL(τ)を求める。相関値の大きさは、図2に
示すように、同期がとれて位相差τが0のとき最も大き
くなる。このとき、1/2チップ位相が進んだところの
相関値の大きさと、1/2チップ位相が遅れたところの
相関値の大きさは等しくなり、加算器313の出力DL
L(τ)は0になる。しかし、位相がずれていると、1
/2チップ位相が進んだところの相関値の大きさと、1
/2チップ位相が遅れたところの相関値の大きさに差が
生じ、加算器313の出力DLL(τ)は0にならず、
所定の大きさをもつことになる。
【0019】加算器313の出力DLL(τ)は、ロー
パスフィルタ(LPF)314を介して位相制御拡散符
号発生器315に入力される。この位相制御拡散符号発
生器315では、加算器313の出力DLL(τ)が0
になるように、拡散符号Ci(τ)、Cq(τ)、Ci
(τ+0.5)、Cq(τ+0.5)、Ci(τ−0.
5)、Cq(τ−0.5)を生成する。このことによ
り、加算器313の出力DLL(τ)が0になるよう
に、すなわち1/2チップ位相が進んだところの相関値
の大きさと、1/2チップ位相が遅れたところの相関値
の大きさとが等しくなるように、拡散符号の位相追従制
御が行われる。
【0020】また、各フィンガには、DLL回路30が
正常に同期追従制御を行っているかを判定する判定回路
40が設けられている。この判定回路40は、同期検波
回路20から出力される、パイロットシンボルの復調信
号を用いて、そのシンボルエラーレート(SER)、す
なわちIQ平面上の象限誤り率を測定し、それを所定の
閾値と比較して、SERが所定の閾値より小さければ、
DLL回路30が正常に同期追従動作していると判定す
る。
【0021】この判定回路40の処理を図3に示すフロ
ーチャートに従って説明する。まず、同期検波回路20
から出力される、パイロットシンボルの復調信号を用い
てSERを測定し(ステップ41)、測定されたSER
を閾値と比較する(ステップ42)。
【0022】そして、SERが閾値より小さいことを判
定したとき、すなわちDLL回路30が正常に同期追従
動作していると判定したときには、位相制御拡散符号発
生器315に上記したDLL制御を許可する指示信号を
出力する(ステップ43)とともに、この受信機全体の
制御を行うコントローラ100にフィンガ動作が正常で
ある旨の信号を出力する(ステップ44)。
【0023】しかし、SERが閾値以上であることを判
定したとき、すなわちDLL回路30が正常に同期追従
動作していないと判定したときには、位相制御拡散符号
発生器315に拡散符号の位相を固定する信号を出力す
る(ステップ45)とともに、コントローラ100にフ
ィンガが正常に動作していない旨の信号を出力する(ス
テップ46)。このことにより、位相制御拡散符号発生
器315では、出力する拡散符号の位相をそれまでと同
じに固定して出力する。また、コントローラ100は、
各フィンガからの復調信号を合成するコンバイナ(図示
せず)に、正常に動作していない旨の信号が出力された
フィンガからの復調信号を無視、すなわち合成に用いな
いように指示する。このことにより、コンバイナ出力精
度が悪くなるのを防止することができる。
【0024】なお、コントローラ100は、判定回路4
0からフィンガが正常に動作していない旨の信号が一定
時間以上継続して出力されると、サーチャー(図示せ
ず)に、そのフィンガの同期タイミングを取り直すよう
に指示する。このことにより、そのフィンガでの復調が
再度行えるようになる。
【0025】以上述べたように、この実施形態のものに
よれば、パイロットシンボルの復調後のデータから測定
されるSERを所定の閾値と比較して、DLL回路30
が正常に動作しているか否かを判定するようにしている
から、逆拡散回路10から出力される相関値の電力が小
さいような場合であっても、同期追従が正常に動作して
いるかを精度よく判定することができる。
【0026】なお、上記した実施形態では、SERを用
いてDLL回路30が正常に同期追従制御を行っている
かを判定するものを示したが、SERの代わりに、パイ
ロットシンボルのビットエラーレート(BER)を用い
るようにしてもよい。
【0027】また、図1に示す各構成要素は、ハードウ
ェアにより構成されるものに限らず、ソフトウェアによ
って構成することもできるため、各構成要素は、それぞ
れの機能を実現する手段として把握される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるスペクトラム受信
機の部分的な構成を示す図である。
【図2】位相差と相関値の大きさの関係を示す図であ
る。
【図3】判定回路40の処理を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
10……逆拡散回路、20…同期検波回路、30…DL
L回路、40…判定回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 正幸 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 湯野沢 義則 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 5K022 EE02 EE36

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号の準同期検波信号を拡散符号を
    用いて逆拡散する逆拡散手段(10)と、 この逆拡散手段(10)の出力を同期検波して復調信号
    を出力する同期検波手段(20)と、 前記拡散符号の位相を制御する位相制御手段(30)
    と、 前記同期検波手段から出力される、パイロットシンボル
    の復調信号に基づいて前記位相制御手段が正常に動作し
    ているか否かを判定する判定手段(40)とを備えたこ
    とを特徴とするスペクトラム拡散受信機。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は、前記パイロットシンボ
    ルの復調信号からシンボルエラーレートまたはビットエ
    ラーレートを測定し、その測定値を閾値と比較して、前
    記位相制御手段が正常に動作しているか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のスペクトラム拡散受
    信機。
JP28478299A 1999-10-05 1999-10-05 スペクトラム拡散受信機 Withdrawn JP2001111453A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100575710B1 (ko) * 2002-07-20 2006-05-03 엘지전자 주식회사 업링크 동기 검출방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100575710B1 (ko) * 2002-07-20 2006-05-03 엘지전자 주식회사 업링크 동기 검출방법

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20061205