JP2001110899A - 配線形成方法 - Google Patents

配線形成方法

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JP2001110899A
JP2001110899A JP29234199A JP29234199A JP2001110899A JP 2001110899 A JP2001110899 A JP 2001110899A JP 29234199 A JP29234199 A JP 29234199A JP 29234199 A JP29234199 A JP 29234199A JP 2001110899 A JP2001110899 A JP 2001110899A
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forming
film
via hole
wiring
resist film
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JP29234199A
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English (en)
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Toru Yoshie
徹 吉江
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 埋込配線形成工程におけるLowK膜の腐食
を防止可能な配線形成方法を提供する。 【解決手段】 下層配線102の材料にポリシリコンを
適用すると,ビアホール形成工程S5において下層配線
102表面でスパッタリングによってビアホール110
側壁にSiからなる側壁堆積物118aが形成される。
かかる側壁堆積物118aは,レジスト膜除去工程S6
におけるO−RIE時に酸素イオンにより酸化され
て,SiO膜となる。SiOはWFの浸食をほと
んど受けない。したがって,埋込配線形成工程S8にお
いて,側壁堆積物118aは,保護膜112とともにL
owK膜104の腐食を防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,多層型半導体装置
における配線形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の大規模集積回路(以下,「LS
I」という。)では,素子の高集積化に伴って下層配線
間隔の狭小化が進展しており,また使用される下層配線
もより細くより長くなっている。その結果,現在では,
素子の動作速度が下層配線遅延に律則されるようになっ
ている。以上の事情については,”C.H.Ting著
「Strategy to accelerate t
he implimentation of low
K ILD materials in ULSIin
terconnections」,Proc.of M
RS’95”に記載されている。かかる状況において素
子の動作速度を向上させるためには,下層配線遅延を低
減する技術が必要である。
【0003】従来,下層配線遅延を低減する技術の一つ
として,層間絶縁膜に低誘電率の材料を用いる技術が提
案されている。従来から知られている低誘電率材料に
は,例えば次のようなものがある。 (1)化学気相成長(Chemical Vapor
Deposition;以下,「CVD」という。)法
で形成したSiO膜(SiO)にフッ素を添加した
もの(SiOF)。 (2)CVD法で形成したSiO膜にアルキル基を添
加したもの。なお,かかる材料については,”Y.Ho
mma,et.al.,Ext.Abst.ofSSD
M’95,pp.154−156”に開示されている。 (3)”D.Tobben,et.al.,Proc.
of DUMIC’96”に開示される高分子有機膜。
フッ素添加酸化膜を除く以上例示した低誘電率材料は,
一般に,酸素中または酸素プラズマ中での熱処理に弱い
性質がある。
【0004】最近では,以上例示した低誘電率膜よりも
更に誘電率が低いLow−K膜が提案されている。ここ
で,Low−K膜とは,シルセスキオキサン(Sils
esquioxane;Si)を主材料とする膜
或いはSi−H基又はSi−CH基を有するシルセス
キオキサンを主材料とする膜をいう。すなわち,Low
−K膜は,シルセスキオキサンを骨格に有する酸化シリ
コン膜である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,Low
−K膜を現状のシリコンデバイスプロセスに適用する際
には,次のような問題がある。 (1)酸素プラズマによるアッシングを行うと,酸素プ
ラズマ中に生成する活性酸素により,Low−K膜内部
にまで酸化が進行する可能性がある。 (2)ビアホール内に形成される金属(メタル)堆積物
を除去するための有機剥離溶媒によって,Low−K膜
中のSi−CH基やSi−H基が分解される。 (3)WFガスによってエッチングされやすい。
【0006】現在,ビアホールへの埋込配線の形成に
は,一般に,W−CVDによってビアホールをW(タン
グステン)で埋め込みエッチバック法によってビアホー
ル部分にのみWを残す方法が採用される。かかる埋込配
線の形成では,W−CVDの際にLow−K膜に露出部
分があると,Low−K膜がCVD−Wの形成に使用さ
れるWFガスと激しく反応し腐食される。上述のよう
に,Low−K膜はWF ガスによってエッチングされ
やすいためである。かかる過程を図18に示す。
【0007】図18(a)に示すように,エッチングに
よりビアホール210を形成する際,TiNやAlから
なる下層配線202にスパッタリングが生じるため,T
iNやAl等の堆積物218がビアホール210側壁に
堆積する。その後レジスト膜208を酸素プラズマによ
ってアッシングすると,同図(b)に示すように,Ti
N/Alの側壁堆積物218が存在するために,ビアホ
ール210側壁に露出するLow−K膜204に不均一
な酸化が生じる。結果として,Low−K膜204の収
縮が起こりビアホール210が横に広がる。この様に膜
収縮が起きると,同図(c)に示すように,収縮により
上層の酸化膜206に隠れたLow−K膜204表面に
は,WFガスの腐食を防止する保護膜212の成膜が
困難となる。したがって,同図(d)に示すように,C
VD−W形成時にWFガスがLow−K膜204と直
接触れる結果となり,Low−K膜204の急激な腐食
が生じる。その結果,ビアホール210の幅が広がり,
下層配線202同士が短絡する配線短絡の可能性が生じ
る。
【0008】図19には,Low−K膜の膜構造を示
す。シルセスキオキサンタイプの酸化膜であるLow−
K膜は,篭型(図19(a)),梯子型(図19
(b)),又はその複合といった立体的な構造をとり,
膜の密度が低いため誘電率が低い。その性質上,膜内部
へのガス,溶液の侵入が容易であり,腐食の進行が非常
に速い。Low−K膜の腐食の例としては,例えば酸化
が挙げられる。シルセスキオキサンは,化学式でSi
と示されるように,通常の酸化膜SiOに対し酸
化度が低く,活性酸素により容易に酸化されSiO
変わる性質を持つ。
【0009】図20には,FTIRスペクトルによって
酸素プラズマによる膜の酸化の様子を示す。図20に示
すデータは,例えば,図21に示す酸素プラズマ装置2
20において励起した酸素プラズマによるLow−K膜
の酸化に関するデータである。なお,図21に示す酸素
プラズマ装置220は,ウェハ載置台234がフローテ
ィングされており,ウェハから例えば数10cm離れた
位置で酸素プラズマを励起し,気流の流れで拡散した活
性酸素によって膜酸化を生じさせる酸素プラズマアッシ
ング装置(ダウンフロウアッシャ)である。
【0010】従来の配線形成方法において,酸素プラズ
マ装置220を用いると,活性酸素は,Low−K膜内
部に容易に侵入する。結果,Low−K膜内の篭型Si
,Si−CH基,Si−H基が酸化され,Si
,Si−OH基,HOが生成する。ここで,Lo
w−K膜のSiOへの変化は膜の収縮を起こし,Lo
w−K膜におけるSi−OH基の生成は膜の吸湿性を高
める。その結果,従来の配線形成方法においては,図1
8に示すように,Low−K膜204の急激な酸化や腐
食が生じ,上層配線(図示せず。)の形成時に酸化部ま
たは腐食し吸湿した部分が脱ガス(水分放出)し,上層
配線が持ち上げられて断線の原因となる場合がある。
【0011】本発明は、従来の配線形成方法が有する上
記その他の問題点に鑑みて成されたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】発明者の知見によれば,
上記課題は,例えば下記(1)〜(4)の手法の採用に
よって,解決することができる。
【0013】(1)レジスト膜除去工程において,レジ
スト膜の除去に酸素プラズマの反応性イオンエッチング
(Reactive Ion Etching;RI
E)を適用する手法:酸素プラズマの反応性イオンエッ
チング(以下,「O−RIE」という。)では,ウェ
ハを載置した載置台の電位を制御することにより,生成
した酸素プラズマを電気的にウェハに引きつける構成が
採用される。したがって,酸素プラズマの反応性イオン
エッチングでは,酸素プラズマは,ウェハに向かう方向
に加速しながらウェハ表面に対し垂直に近い角度で照射
される。
【0014】この様にウェハ表面に略垂直に照射される
酸素プラズマによってレジスト膜が除去されると,ビア
ホール側壁に露出するLow−K膜の酸化はビアホール
の側方に拡がりづらい。したがって,本手法によれば,
Low−K膜の酸化が進行せず,Low−K膜の収縮に
よるビアホールの変形を防止することができる。結果と
して,例えばビアホールに埋込配線を形成する際におい
てLow−K膜の腐食を防止する保護膜をビアホール側
壁に確実に形成可能となる。
【0015】(2)埋込配線形成前に,ビアホール側壁
に露出するLow−K膜表面にSiO 膜またはSiN
膜を形成しておく手法:図22には,WFによるLo
w−K膜のエッチングレートを示す。図22に示すエッ
チングレートは,CVD−W成膜温度である430℃に
おいて,Low−K膜をWFガスに10秒間曝した時
のものである。図22に示すように,シルセスキオキサ
ンに属するMHSQ(MethylHydrogen
Silsesquioxane),MSQ(Methy
lSilsesquioxane)およびHSQ(Hy
drogen Silsesquioxane)では,
いずれも膜の腐食が起こっている。一方,通常のSiO
であるプラズマ酸化膜(P−TEOS SiO)で
は全く膜の腐食が起こっていない。以上の結果から分か
るように,Low−K膜表面を酸化させてSiOに変
化させたり,Low−K膜表面に別途SiO膜を形成
すれば,Low−K膜表面で,WFによる腐食の進行
を防止することができる。
【0016】また,SiN膜も,SiO膜同様,WF
によるエッチングは起こらない。よって,Low−K
膜表面を窒化させてSiNに変化させたり,Low−K
膜表面に別途SiN膜を形成すれば,Low−K膜表面
で,WFによる腐食の進行を防止することができる。
したがって,本手法のようにビアホール側壁に露出する
Low−K膜表面にSiN膜やSiO膜を形成してお
けば,埋込配線形成工程におけるLow−K膜の腐食を
防ぐことができる。
【0017】(3)ビアホール形成工程において,ビア
ホール内での金属配線の露出を防止する手法:図18に
示す従来の配線形成方法におけるLow−K膜204の
腐食は,ビアホールエッチング時に側壁に堆積した堆積
物218に大きく関係していると考えられる。すなわ
ち,ビアホール側壁に金属の堆積物218が存在する
と,Low−K膜204の完全酸化が起こらないため
に,Low−K膜204の収縮が起こり,膜腐食に至る
と考えられる。このことは,シリコン基板上にビアホー
ルを形成した場合には側壁堆積物がSi又はSiO
あるために,Low−K膜の腐食は起こらないというこ
とからも理解される。そこで,本手法のようにビアホー
ル形成工程においてビアホール内での金属配線の露出を
防ぎ,ビアホール側壁における金属堆積物の形成を防止
すれば,図18に示すようなLow−K膜の腐食を防ぐ
ことができる。
【0018】(4)レジスト膜除去工程前に,ビアホー
ル側壁の金属からなる側壁堆積物を除去しておく手法:
本手法によれば,上記(3)の手法と同様に,ビアホー
ル側壁における金属堆積物の形成を防止することができ
る。したがって,本手法を適用すると,Low−K膜の
腐食を防ぐことができる。
【0019】そこで,以上の観点に基づく本発明では,
多層型半導体装置における配線形成方法において,以下
の構成が採用される。
【0020】まず,請求項1に記載の発明では,基板上
にポリシリコンからなる下層配線のパターンを形成する
下層配線形成工程と,基板上に下層配線を被覆するLo
w−K膜を含む層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜の形成
工程と,層間絶縁膜上に下層配線の対応位置で開口する
パターンを有するレジスト膜を形成するレジスト膜形成
工程と,レジスト膜をエッチングマスクとして層間絶縁
膜に下層配線と導通をとるためのビアホールを形成する
ビアホール形成工程と,ビアホール形成工程後に行われ
酸素プラズマの反応性イオンエッチングによってレジス
ト膜を除去するレジスト膜除去工程と,レジスト膜除去
工程後に行われビアホールに埋込電極を形成する埋込電
極形成工程と,を含む構成が採用される。
【0021】請求項2に記載の発明では,基板上に金属
からなる下層配線と下層配線上に積層されるアモルファ
スシリコンからなるキャップ膜とを形成する下層配線形
成工程と,基板上に下層配線およびキャップ膜を被覆す
るLow−K膜を含む層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜
の形成工程と,層間絶縁膜上に下層配線の対応位置で開
口するパターンを有するレジスト膜を形成するレジスト
膜形成工程と,レジスト膜をエッチングマスクとして層
間絶縁膜に下層配線と導通をとるためのビアホールを形
成するビアホール形成工程と,ビアホール形成工程後に
行われ酸素プラズマの反応性イオンエッチングによって
レジスト膜を除去するレジスト膜除去工程と,レジスト
膜除去工程後に行われビアホールに埋込配線を形成する
埋込配線形成工程と,を含む構成が採用される。
【0022】請求項3に記載の発明では,シリコン基板
上にシリコン基板表面を被覆するLow−K膜を含む層
間絶縁膜を形成する層間絶縁膜の形成工程と,層間絶縁
膜上に開口パターンを有するレジスト膜を形成するレジ
スト膜形成工程と,レジスト膜をエッチングマスクとし
て層間絶縁膜にシリコン基板と導通をとるためのビアホ
ールを形成するビアホール形成工程と,ビアホール形成
工程後に行われ酸素プラズマの反応性イオンエッチング
によってレジスト膜を除去するレジスト膜除去工程と,
レジスト膜除去工程後に行われビアホールに埋込配線を
形成する埋込配線形成工程と,を含む構成が採用され
る。なお,開口パターンは,シリコン基板に形成された
導電領域の対応位置において開口する。
【0023】請求項4に記載の発明では,基板上に金属
からなる下層配線を形成する下層配線形成工程と,基板
上に下層配線を被覆するLow−K膜を含む層間絶縁膜
を形成する層間絶縁膜の形成工程と,層間絶縁膜上に下
層配線の対応位置で開口するパターンを有するレジスト
膜を形成するレジスト膜形成工程と,レジスト膜をエッ
チングマスクとして層間絶縁膜に下層配線と導通をとる
ためのビアホールを形成するビアホール形成工程と,ビ
アホール形成工程後に行われ酸素プラズマの反応性イオ
ンエッチングによってレジスト膜を除去するレジスト膜
除去工程と,レジスト膜除去工程後に行われビアホール
に埋込配線を形成する埋込配線形成工程と,を含み,ビ
アホール形成工程ではビアホールの底面に配線表面が露
出する前にエッチングを止めることにより配線上に層間
絶縁膜の残留膜を残し,当該残留膜は反応性イオンエッ
チングによって除去する構成が採用される。
【0024】請求項5に記載の発明は,基板上に金属か
らなる下層配線と下層配線上に積層される窒化ケイ素か
らなるストッパ膜とを形成する下層配線形成工程と,基
板上に下層配線およびストッパ膜を被覆するLow−K
膜を含む層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜の形成工程
と,層間絶縁膜上に下層配線の対応位置で開口するパタ
ーンを有するレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程
と,レジスト膜をエッチングマスクとしストッパ膜にお
いて進行が止まるエッチングによって層間絶縁膜に下層
配線と導通をとるためのビアホールを形成するビアホー
ル形成工程と,ビアホール形成工程後に行われビアホー
ル内のストッパ膜を除去してビアホール内に下層配線を
露出させるストッパ膜除去工程と,ビアホール形成工程
後に行われ酸素プラズマの反応性イオンエッチングによ
ってレジスト膜を除去するレジスト膜除去工程と,スト
ッパ膜除去工程及びレジスト膜形成工程の後に行われビ
アホールに埋込配線を形成する埋込配線形成工程と,を
含む構成が採用される。
【0025】請求項6に記載の発明では,基板上に下層
配線のパターンを形成する下層配線形成工程と,基板上
に下層配線を被覆するLow−K膜を形成するLow−
K膜形成工程と,Low−K膜上に下層配線の対応位置
で開口するパターンを有するレジスト膜を形成するレジ
スト膜形成工程と,レジスト膜をエッチングマスクとし
てLow−K膜に下層配線と導通をとるためのビアホー
ルを形成するビアホール形成工程と,ビアホール形成工
程後酸素プラズマの反応性イオンエッチングによってレ
ジスト膜を除去するとともに当該レジスト膜除去後に露
出するLow−K膜表面を酸化させるレジスト膜除去工
程と,レジスト膜除去工程後に行われビアホールに埋込
配線を形成する埋込配線形成工程と,を含む構成が採用
される。
【0026】請求項7に記載の発明では,基板上に下層
配線のパターンを形成する下層配線形成工程と,基板上
に下層配線を被覆するLow−K膜を含む層間絶縁膜を
形成する層間絶縁膜の形成工程と,層間絶縁膜上に下層
配線の対応位置で開口するパターンを有するレジスト膜
を形成するレジスト膜形成工程と,レジスト膜をエッチ
ングマスクとして層間絶縁膜に下層配線と導通をとるた
めのビアホールを形成するビアホール形成工程と,ビア
ホール形成工程後準高圧雰囲気における酸素プラズマの
反応性イオンエッチングによってレジスト膜を除去する
とともにビアホール側壁に露出するLow−K膜を表面
的に緻密化させるレジスト膜除去工程と,レジスト膜除
去工程後に行われビアホールに埋込配線を形成する埋込
配線形成工程と,を含む構成が採用される。
【0027】請求項8に記載の発明では,基板上に下層
配線のパターンを形成する下層配線形成工程と,基板上
に下層配線を被覆するLow−K膜を含む層間絶縁膜を
形成する層間絶縁膜の形成工程と,層間絶縁膜上に下層
配線の対応位置で開口するパターンを有するレジスト膜
を形成するレジスト膜形成工程と,レジスト膜をエッチ
ングマスクとして層間絶縁膜に下層配線と導通をとるた
めのビアホールを形成するビアホール形成工程と,準高
圧雰囲気における酸素プラズマの反応性イオンエッチン
グによってビアホール側壁に露出するLow−K膜を表
面的に緻密化させる緻密化工程と,緻密化工程後酸素プ
ラズマを利用してレジスト膜を除去するレジスト膜除去
工程と,レジスト膜除去工程後に行われビアホールに埋
込配線を形成する埋込配線形成工程と,を含む構成が採
用される。
【0028】ここで,レジスト膜除去工程では,請求項
9に記載の発明のように,酸素プラズマアッシングによ
ってレジスト膜を除去する構成を採用することができ
る。また,請求項10に記載の発明のように,下層配線
は金属からなり,さらにビアホール形成工程後緻密化工
程前に行われ有機溶媒によってビアホール側壁に堆積す
る下層配線の金属堆積物を除去する金属堆積物除去工程
を含む,構成を採用することができる。
【0029】請求項11に記載の発明では,基板上に金
属からなる下層配線のパターンを形成する下層配線形成
工程と,基板上に下層配線を被覆するLow−K膜を含
む層間絶縁膜を形成する層間絶縁膜の形成工程と,層間
絶縁膜上に下層配線の対応位置で開口するパターンを有
するレジスト膜を形成するレジスト膜形成工程と,レジ
スト膜をエッチングマスクとして層間絶縁膜に下層配線
と導通をとるためのビアホールを形成するビアホール形
成工程と,ビアホール形成工程後に行われ酸素プラズマ
の反応性イオンエッチングによってレジスト膜を除去す
るレジスト膜除去工程と,レジスト膜除去工程後に行わ
れ有機溶媒によってビアホール側壁に堆積する下層配線
の金属堆積物を除去する金属堆積物除去工程と,金属堆
積物除去工程後に行われ準高圧雰囲気における酸素プラ
ズマの反応性イオンエッチングによってビアホール側壁
に露出するLow−K膜を表面的に緻密化させる緻密化
工程と,緻密化工程後に行われビアホールに埋込配線を
形成する埋込配線形成工程と,を含む構成が採用され
る。
【0030】さらに,請求項12に記載の発明では,さ
らにビアホール形成工程後レジスト膜除去工程前に行わ
れビアホール側壁に露出するLow−K膜を表面的に窒
化する窒化工程を含む構成が採用される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下,本発明の好適なの実施の形
態について,添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0032】まず,本発明の実施の形態について具体的
に説明する前に,本発明を適用可能な配線形成方法の基
本的な流れについて,図1および図2を参照しながら説
明する。なお,図1および図2は,本発明を適用可能な
配線形成方法の概略的な流れを説明するための工程説明
図である。後述する各実施の形態にかかる配線形成方法
は,図1および図2に示す配線形成方法において,一部
の工程に工夫を加えたり,一部の工程を追加・削除等し
たものである。
【0033】図1および図2に示す配線形成方法では,
下層配線形成工程S1とLow−K膜形成工程S2と酸
化膜形成工程S3とレジスト膜形成工程S4とビアホー
ル形成工程S5とレジスト膜除去工程S6と保護膜形成
工程S7と埋込配線形成工程S8と上層配線形成工程S
9とが順次実施される。
【0034】(下層配線形成工程S1)図1に示すよう
に,下層配線形成工程S1では,基板100表面に下層
配線102のパターンを形成する。かかる下層配線10
2の形成は,まず基板100表面全体に下層配線102
の材料膜を成膜し,次に該材料膜をエッチングによりパ
ターニングすることによって,行うことができる。
【0035】(Low−K膜形成工程S2,酸化膜形成
工程S3)Low−K膜形成工程S2では,基板100
表面全体に下層配線102を被覆するLow−K膜10
4を成膜する。かかるLow−K膜104の成膜は,例
えばスピンコーティング法などの所定の塗布法によっ
て,行うことができる。酸化膜形成工程S3では,Lo
w−K膜104表面全体に酸化膜106を成膜する。酸
化膜106は例えばプラズマ酸化膜であり,その成膜は
例えばプラズマCVD法などの所定の成膜法によって行
うことができる。図1および図2に示す配線形成方法で
は,かかるLow−K膜形成工程S2と酸化膜形成工程
S3とによって,Low−K膜104と酸化膜106と
からなる層間絶縁膜が基板100上に形成される。すな
わち,Low−K膜形成工程S2および酸化膜形成工程
S3は,層間絶縁膜形成工程に相当する。
【0036】(レジスト膜形成工程S4)レジスト膜形
成工程S4では,酸化膜106表面に,下層配線102
の直上部において開口するパターンを有するレジスト膜
108を形成する。 (ビアホール形成工程S5)ビアホール形成工程S5で
は,レジスト膜108をエッチングマスクとして使用す
るエッチングにより下層配線102表面が内部に露出す
るビアホール110を形成する。かかるビアホール形成
工程S5では,形成されたビアホール110側壁にLo
w−K膜104が露出する。また,ビアホール形成工程
S5では,ビアホール110底部で生じるスパッタリン
グにより,例えば下層配線102の材料からなる側壁堆
積物(図示せず。)がビアホール110側壁に形成され
る。
【0037】(レジスト膜除去工程S6)図2に示すよ
うに,レジスト膜除去工程S6では,ウェハ1上からレ
ジスト膜108を除去する。かかるレジスト膜除去工程
S6では,酸素プラズマを利用してレジスト膜108の
除去が行われる。 (保護膜形成工程S7)保護膜形成工程S7では,ビア
ホール110側壁に露出するLow−K膜104表面に
保護膜112を成膜する。ここで,保護膜112は,例
えばTiNから形成することができる。
【0038】(埋込配線形成工程S8)埋込配線形成工
程S8では,ビアホール110底部で下層配線102と
接触接続する埋込配線114を形成する。埋込配線11
4は,例えばW−CVDおよびエッチバックによる平坦
化を介して,例えばW(タングステン)から形成するこ
とができる。 (上層配線形成工程S9)上層配線形成工程S9では,
ウェハ1表面に,ビアホール110の開口部で埋込配線
114と接触接続する上層配線116を形成する。
【0039】(第1の実施の形態)次に,図1および図
2と図3〜図5を参照しながら,第1の実施の形態につ
いて説明する。なお,図3は,本実施の形態におけるビ
アホール形成工程S5についての説明図である。また,
図4は,本実施の形態におけるレジスト膜除去工程S6
に適用可能な処理装置120の構成説明図である。図5
は,本実施の形態におけるレジスト膜除去工程S6につ
いての説明図である。
【0040】本実施の形態にかかる配線形成方法は,図
1および図2にかかる配線形成方法において,下層配線
形成工程S1とレジスト膜除去工程S6とに工夫を加え
たものである。
【0041】まず,本実施の形態にかかる配線形成方法
では,図1に示す下層配線形成工程S1において,下層
配線102の材料にポリシリコン(poly−Sili
con)を適用する。かかる構成を有する本実施の形態
の配線形成方法では,図3に示すように,ビアホール形
成工程S5において,ポリシリコンからなる下層配線1
02表面でスパッタリングが生じるため,形成されたビ
アホール110側壁には,Siの側壁堆積物118aが
形成される。
【0042】かかる側壁堆積物118aは,図2に示す
レジスト膜除去工程S6におけるO −RIE時(後
述)に,酸素イオンにより酸化されて,SiO膜とな
る。先に図22を用いて説明したように,SiOはW
の浸食をほとんど受けない。したがって,埋込配線
形成工程S8において,側壁堆積物118aは,保護膜
112とともにLow−K膜104の腐食を防ぐ。
【0043】また,本実施の形態にかかる配線形成方法
では,図2に示すレジスト膜除去工程S6において,レ
ジスト膜108の除去にO−RIEが適用される。こ
こで,図3および図4を参照しながら本実施の形態にか
かるレジスト膜除去工程S6について詳細に説明する。
【0044】図4に示すように,本実施の形態にかかる
レジスト膜除去工程S6では,処理装置120の処理室
124内に,ガス注入管122を介してOガスが導入
される。レジスト膜除去工程S6では,高周波電源12
6で生成された高周波電圧が対向電極128に印加され
る。したがって,処理室124内に導入されたOガス
は,対向電極128が形成する高周波電界によってプラ
ズマ化される。結果として,プラズマ励起領域130に
おいて,酸素プラズマが発生する。
【0045】レジスト膜除去工程S6では,例えば載置
台134を接地することにより,載置台134の電位が
所定の電位に固定される。したがって,発生した酸素プ
ラズマ(Oプラズマ)は,載置台134に引きつけら
れて載置台134上に載置されたウェハ1表面に対し略
垂直に照射される。結果として,酸素プラズマ中の酸素
イオン(O)とレジスト膜108との反応が生じ,ウ
ェハ1表面からレジスト膜108が除去される(図2の
S6参照)。
【0046】図5に示すように,本実施の形態にかかる
レジスト膜除去工程S6では,酸素プラズマに含まれる
酸素イオン(O)が,ウェハ1表面に略垂直な運動エ
ネルギを持ってレジスト膜108に衝突する。したがっ
て,ビアホール110側壁の酸化は,表面的にしか生じ
ず,Low−K膜104内部にまでは進行しない。結果
として,ビアホール110側壁に下層配線102の材料
が不均一に堆積していたとしても,Low−K膜104
の膜収縮という問題は生じづらい。
【0047】再び図3に示すように,処理後のガスや余
分なガス等は,排気部136から処理室124外部に排
出される。
【0048】以上説明したレジスト膜除去工程S6にお
けるO−RIEは,例えば以下の処理条件で実施する
ことができる。 プロセス圧力: 60mTorr 酸素流量: 30ccm 高周波電力: 1kW(6インチウェハの処理時) ウェハ温度: 100℃
【0049】以上説明したように,本実施の形態にかか
る配線形成方法では,下層配線102にポリシリコンを
用いる結果,ビアホール形成工程S5においてSiの側
壁堆積物118aが生成される。かかる側壁堆積物11
8aは,レジスト膜除去工程S6において酸化されSi
膜となり,埋込配線形成工程S8において保護膜1
12とともにLow−K膜104の保護膜として働く。
したがって,本実施の形態によれば,Low−K膜10
4の腐食の確率が低減し,工程の信頼性が向上する。な
お,かかる効果は,シリコン基板上にLow−K膜を積
層し当該Low−K膜にシリコン基板の導電領域表面を
露出させるビアホールを形成する場合にも得ることがで
きる。
【0050】さらに,本実施の形態にかかるレジスト膜
除去工程S6では,ウェハ1表面に対し略垂直の運動エ
ネルギを持つ酸素イオンがウェハ1に照射される。した
がって,ウェハ1表面のレジスト膜108のみが除去さ
れ,酸化膜106下に隠れたLow−K膜104には酸
素プラズマによる酸化が生じづらい。よって,本実施の
形態にかかる配線形成方法では,レジスト膜除去工程S
6において酸化によるLow−K膜104の収縮が生じ
づらく,保護膜形成工程S7においてビアホール110
側壁に確実に保護膜112を形成することができる。結
果として,本実施の形態によれば,埋込配線形成工程S
8において,WFによるLow−K膜104の腐食を
防ぐことができる。
【0051】さらにまた,本実施の形態にかかる配線形
成方法では,Low−K膜104の酸化が生じづらい為
に,Low−K膜104が疎水性に保たれる。結果とし
て,上層配線形成工程S9におけるLow−K膜104
の脱ガスが少なく,上層配線116の断線が防止され
る。
【0052】(第2の実施の形態)次に,図1および図
2と図6を参照しながら第2の実施の形態について説明
する。本実施の形態にかかる配線形成方法は,上記図1
および図2に示す配線形成方法において,下層配線形成
工程S1に工夫を加えたものである。
【0053】本実施の形態にかかる下層配線形成工程で
は,下層配線102上にアモルファスシリコン(以下,
「a−Si」という。)からなるキャップ膜102aを
形成する(図6参照)。本実施の形態にかかる下層配線
形成工程S1は,具体的には,次のように実施すること
ができる。
【0054】すなわち,まず,基板100表面全体に下
層配線102の材料,例えばAlやTiN等を成膜す
る。次に,該材料膜の表面全体に,キャップ膜102a
の材料であるa−Siを成膜する。a−Si膜の成膜
は,例えばスパッタリングによって行うことができる。
次に,下層配線102の材料膜とa−Si膜とをエッチ
ングによりパターニングする。結果として,下層配線1
02と下層配線102上に積層されたキャップ膜102
aとから成る積層体が形成される。
【0055】かかる構成を有する本実施の形態の配線形
成方法では,図6に示すように,ビアホール形成工程S
5において,ビアホール110側壁にSiの側壁堆積物
118bが形成される。かかる側壁堆積物118bは,
ビアホール110の開口時に,キャップ膜102a表面
で生じるスパッタリングによって形成される。
【0056】側壁堆積物118bは,レジスト膜除去工
程S6におけるO−RIE時に,酸素イオンにより酸
化されてSiOとなる。上述のように,SiOは,
WF の浸食をほとんど受けない。したがって,側壁堆
積物118bは,埋込配線形成工程S8において,保護
膜112とともに,Low−K膜104の腐食を防止す
る。
【0057】以上説明したように,本実施の形態にかか
る配線形成方法では,保護膜112と側壁堆積物118
bとがLow−K膜104の2重の保護膜として働く。
したがって,本実施の形態によれば,Low−K膜10
4の腐食の確率が低減し,工程の信頼性が向上する。
【0058】さらに,本実施の形態によれば,下層配線
102が例えばAl配線やTiN配線等の金属配線であ
る場合でも,ビアホール110側壁へのTiNやAlの
堆積を防ぐことができる。すなわち,本実施の形態によ
れば,金属配線上でLow−K膜の適用が可能となる。
本実施の形態は,かかる点で,シリコン基板またはポリ
シリコン上のLow−K膜以外には適用が難しい上記第
1の実施の形態と異なる。
【0059】(第3の実施の形態)次に,図1および図
2と図7を参照しながら第3の実施の形態について説明
する。本実施の形態にかかる配線形成方法は,図1およ
び図2に示す配線形成方法において,ビアホール形成工
程S5に工夫を加えたものである。
【0060】本実施の形態にかかる配線形成方法におい
て,ビアホール形成工程S5では,図7に示すように,
下層配線102表面が露出する前に,ビアホール110
の開口エッチングを止める。かかるビアホール形成工程
S5では,ビアホール110底部のLow−K膜104
表面に生じるスパッタリングによって,SiOからな
る側壁堆積物118cが形成される。さらに,本実施の
形態にかかる配線形成方法では,レジスト膜除去工程S
6におけるO−RIEのスパッタリングを利用して,
残留膜104aすなわちビアホール110の底部に残し
たLow−K膜104を除去する。
【0061】以上説明した本実施の形態にかかる配線形
成方法では,上記第2の実施の形態のキャップ膜102
a(図6参照)のようなビアホール形成工程S5におけ
る下層配線102表面の露出防止膜を,下層配線102
上に別途積層する必要がない。したがって,本実施の形
態によれば,上記第2の実施の形態と同様の効果を得な
がら,上記第2の実施の形態と比べて工程数の減少また
は工程の簡素化を図ることができる。
【0062】さらに,本実施の形態では,レジスト膜除
去工程S6におけるスパッタリングによって,残留膜1
04aを除去する。したがって,レジスト膜除去工程S
6では,ビアホール形成工程S5で十分に酸化が進んだ
SiOすなわち側壁堆積物118cが側壁に堆積し,
その後に露出する下層配線102の材料は,SiO
側壁堆積物118c上に堆積することとなる。したがっ
て,本実施の形態によれば,上記第2の実施の形態や第
3の実施の形態と同様,Low−K膜104がSiO
の側壁堆積物と保護膜112との2層に保護されること
となり,プロセスの信頼性が向上する。
【0063】(第4の実施の形態)次に,図1および図
2と図8および図9を参照しながら第4の実施の形態に
ついて説明する。本実施の形態にかかる配線形成方法
は,図1および図2に示す配線形成方法において,下層
配線形成工程S1に工夫を加え,さらにレジスト膜除去
工程S6と埋込配線形成工程S8との間にストッパ膜除
去工程を追加したものである。
【0064】本実施の形態にかかる配線形成方法では,
下層配線形成工程S1において,下層配線102上にS
iN(窒化ケイ素)からなるストッパ膜102bを形成
する(図8参照)。かかる下層配線形成工程S1は,具
体的には次のように実施することができる。すなわち,
まず,基板100表面全体に下層配線102の材料,例
えばAlやTiN等を成膜する。次に,該材料膜の表面
全体に,ストッパ膜102bの材料であるSiNを成膜
する。SiN膜の成膜は,例えばプラズマCVD法によ
って行うことができる。次に,下層配線102の材料膜
とSiN膜とをエッチングによりパターニングする。結
果として,下層配線102と下層配線102上に積層さ
れたストッパ膜102bとから成る積層体が形成され
る。なお,かかるビアホール形成工程S5では,ストッ
パ膜102b表面で生じるスパッタリングによって,S
iNからなる側壁堆積物118dが形成される。
【0065】SiNは,SiOやLow−K膜104
とは,エッチングメカニズムが違う。したがって,本実
施の形態にかかる配線形成方法では,図8に示すよう
に,ビアホール形成工程S5において,ビアホール11
0の開口エッチングが自動的にストッパ膜102b表面
で停止する。
【0066】図9に示すように,本実施の形態にかかる
ストッパ膜除去工程では,Low−K膜104およびS
iOがエッチングされにくいガス種でSiNのストッ
パ膜102bを除去する。なお,ストッパ膜除去工程
は,レジスト膜除去工程S6後埋込電極形成工程S8前
であれば,保護膜形成工程S7の前後いずれで行っても
構わない。
【0067】以上説明した本実施の形態にかかる配線形
成方法では,ビアホールエッチング時にエッチングが自
動的に終点するため,エッチング工程の管理が容易であ
る。また,ストッパ膜102bは,レジスト除去時のO
−RIEにおいて一部酸化されながらスパッタリング
されて,ビアホール110側壁にスパッタSiNとして
堆積する。すなわち,ビアホール110側壁には,側壁
堆積物118dが形成される。したがって,本実施の形
態によれば,上記第1の実施の形態〜第3の実施の形態
と同様,2重の保護膜による側壁保護効果も期待でき
る。
【0068】(第5の実施の形態)次に,主として,図
1および図2と図10を参照しながら第5の実施の形態
について説明する。本実施の形態にかかる配線形成方法
は,実質的に,図1および図2に示す配線形成方法から
酸化膜形成工程S3を削除したものである。したがっ
て,本実施の形態にかかる配線形成方法では,Low−
K膜104の上層に酸化膜106を形成していない状態
で,ビアホール形成工程S5が行われる。
【0069】さらに,本実施の形態にかかる配線形成方
法では,図10に示すように,レジスト膜除去工程S6
もLow−K膜104の上層に酸化膜106が形成され
ていない状態で行われる。かかるレジスト膜除去工程S
6では,レジスト膜108の除去後にLow−K膜10
4表面が直接酸素プラズマに曝されるため,Low−K
膜104表面の酸化と同時にLow−K膜104表面の
緻密化が起こる。結果として,Low−K膜104表面
に緻密層104b(例えば50nm程度)が形成され
る。かかる緻密層104bは,埋込配線形成工程S8に
おいてLow−K膜104の保護膜として働く。
【0070】以上説明したように,本実施の形態にかか
る配線形成方法では,酸化膜106を形成しないため
に,工程数が減少する。また,本実施の形態にかかる配
線形成方法によれば,Low−K膜104単体で層間絶
縁膜が形成できるため配線容量を低減することができ
る。
【0071】なお,本実施の形態にかかる配線形成方法
は,上記第1の実施の形態〜第4の実施の形態の何れか
にかかる手法と組み合わせることにより,ビアホール形
成工程S5でビアホール110底面に金属材料を露出さ
せない構成とすることが好適できる。この様な構成を採
用すれば,ビアホール形成工程S5においてビアホール
110の側壁はスパッタSiOやスパッタSiN等が
形成される。これらはW−CVD時のWFに対しLo
w−K膜104の保護膜として働く。以上のように,本
実施の形態にかかる配線形成方法は,上記第1の実施の
形態〜第4の実施の形態の何れかにかかる手法と組み合
わせることにより,工程の信頼性を向上させることがで
きる。なお,図11には,本実施の形態にかかる配線形
成方法を上記第2の実施の形態にかかる手法と組み合わ
せた場合におけるビアホール形成工程の様子を示す。
【0072】(第6の実施の形態)次に,主として,図
1および図2と図12を参照しながら第6の実施の形態
について説明する。本実施の形態にかかる配線形成方法
は,図1および図2に示す配線形成方法において,レジ
スト膜除去工程S6に工夫を加えたものである。
【0073】図12に示すように,本実施の形態にかか
る配線形成方法では,レジスト膜除去工程S6におい
て,プロセス圧力を準高圧に制御してO−RIEを行
う。かかるレジスト膜除去工程S6では,レジスト膜1
08の除去とともに,ビアホール110側壁に露出する
Low−K膜104表面を酸化させることができる。
【0074】ここで,準高圧とは,酸素イオンの相互衝
突により酸素イオンがウェハ1表面に対し若干斜めに入
射し,ビアホール110側壁を酸素イオンで照射するこ
とができる程度の圧力をいう。したがって,例えば処理
室圧力が100mTorr〜10000mTorrの状
態は,準高圧雰囲気に属する。なお,本実施の形態にか
かるレジスト膜除去工程S6では,処理室内圧力を例え
ば1000mTorr程度に設定することが好適であ
る。
【0075】この様にO−RIEのプロセス圧力を高
めに制御すると,酸素イオン同士が散乱するようにな
り,酸素イオンがウェハ1に対し垂直ばかりでなく斜め
にも入射する。結果として,ビアホール110側壁に露
出するLow−K膜104表面に酸素イオンが照射され
ることになり,Low−K膜104側壁に,緻密化した
SiO層,すなわち緻密層104c(例えば厚さ50
nm程度)が形成される。
【0076】なお,本実施の形態にかかるレジスト膜除
去工程S6では,準高圧のO−RIEを用いることに
より,酸素プラズマをウェハ1表面に対し垂直に近い角
度で入射させることができる。したがって,Low−K
膜104の緻密化は表面的にしか生じない。結果とし
て,本実施の形態にかかる配線形成方法では,Low−
K膜104には,保護膜112の段差被覆性を悪化させ
ない程度の膜収縮(例えば10nm程度の膜収縮)しか
起こらない。
【0077】以上説明した本実施の形態にかかる配線形
成方法では,埋込配線形成工程S8において緻密層10
4cがLow−K膜104の保護膜として作用する。し
たがって,本実施の形態によれば,プロセスの信頼性が
向上する。さらに,本実施の形態にかかる緻密層104
cは,WFによる浸食からLow−K膜104を保護
するのに十分な膜厚を有する。したがって,本実施の形
態によれば,ビアホール110開口時のスパッタリング
を利用してSiO膜を形成する上記第1の実施の形態
や第2の実施の形態と比べ,WF耐性が格段に向上す
る。特に,微細なビアホールを形成する場合には,保護
膜112に相当するバリアTiNの被覆性が低下しWF
がLow−K膜に侵入する可能性が高くなるため,本
実施の形態を適用することが非常に有効である。
【0078】なお,本実施の形態にかかる配線形成方法
は,上記第1の実施の形態〜第4の実施の形態の何れか
にかかる手法と組み合わせることにより,ビアホール形
成工程S5においてビアホール110底面に金属材料を
露出させない構成とすることができる。この様な構成を
採用すれば,ビアホール形成工程S5において金属が露
出しない対策が施されるため,バイアホール110の側
壁に,金属堆積物が無く均一な緻密層104cを形成す
ることができる。結果として,W−CVD時におけるL
ow−K膜104の腐食確率が低減する。なお,図13
には,本実施の形態にかかる配線形成方法を上記第2の
実施の形態にかかる手法と組み合わせた場合におけるビ
アホール形成工程の様子を示す。
【0079】(第7の実施の形態)次に,主として,図
1および図2と図14を参照しながら第7の実施の形態
について説明する。本実施の形態にかかる配線形成方法
は,図1および図2に示す配線形成方法において,ビア
ホール形成工程S5後レジスト膜除去工程S6前に図1
4に示す緻密化工程を追加したものである。
【0080】図14に示すように,本実施の形態にかか
る緻密化工程では,プロセス圧力を準高圧に制御してO
−RIEを行うことにより,ビアホール110側壁に
露出するLow−K膜104表面を酸化させる。この様
にO−RIEのプロセス圧力を高めに制御すると,酸
素イオン同士が散乱するようになり,酸素イオンがウェ
ハ1に対し垂直ばかりでなく斜めにも入射する。結果と
して,ビアホール110側壁に露出するLow−K膜1
04表面に酸素イオンが照射されることになり,当該L
ow−K膜104表面に緻密層104dが形成される。
【0081】なお,本実施の形態にかかる緻密化工程で
は,準高圧のO−RIEを用いることにより,酸素プ
ラズマが,ウェハ1表面に対し垂直に近い角度で入射す
る。したがって,Low−K膜104の緻密化は表面的
にしか生じない。結果として,本実施の形態にかかる配
線形成方法では,Low−K膜104には,保護膜11
2の段差被覆性を悪化させない程度の膜収縮(例えば1
0nm程度の膜収縮)しか起こらない。
【0082】本実施の形態にかかる配線形成方法におい
て,レジスト膜除去工程S6では,図21に示す酸素プ
ラズマ装置220(ダウンフローアッシャ)を用いる酸
素プラズマアッシングによりレジスト膜108を除去す
ることができる。本実施の形態にかかる配線形成方法で
は,図14に示す緻密化工程において緻密層104dが
形成されている。したがって,緻密層104dが形成さ
れたLow−K膜104は,図21に示す酸素プラズマ
装置220によるプロセスの如く,活性酸素が拡散して
くるようなプロセスを用いても活性酸素による酸化を受
けない。
【0083】以上説明した本実施の形態にかかる配線形
成方法では,埋込配線形成工程S8において緻密層10
4dがLow−K膜104の保護膜として作用する。し
たがって,本実施の形態によれば,プロセスの信頼性が
向上する。さらに,本実施の形態にかかる配線形成方法
では,レジスト膜除去工程S6においてレジスト膜10
8の除去が図21に示す酸素プラズマ装置220によっ
て行われる。図21に示す酸素プラズマ装置220は,
従来よりレジスト除去時に広く用いられたものである。
したがって,本実施の形態にかかる配線形成方法は,新
規設備を必要としないという利点を有する。また,図2
1に示す酸素プラズマ装置220は,レジスト除去能力
が高いため,工程時間の短縮が図ることができる。
【0084】さらに,本実施の形態にかかる緻密層10
4dは,WFによる浸食からLow−K膜104を保
護するのに十分な膜厚を有する。したがって,本実施の
形態によれば,ビアホール110開口時のスパッタリン
グを利用してSiO膜を形成する上記第1の実施の形
態や第2の実施の形態と比べ,WF耐性が格段に向上
する。特に,微細なビアホールを形成する場合には,バ
リアTiNの被覆性が低下しWFがLow−K膜に侵
入する可能性が高くなるため,本実施の形態を適用する
ことが非常に有効である。
【0085】なお,本実施の形態にかかる配線形成方法
は,上記第1の実施の形態〜第4の実施の形態の何れか
にかかる手法と組み合わせることにより,ビアホール形
成工程S5においてビアホール110底面に金属材料を
露出させない構成とすることができる。この様な構成を
採用すれば,ビアホール形成工程S5において金属が露
出しない対策が施されるため,バイアホール110の側
壁に,金属堆積物が無く均一な緻密層104dを形成す
ることができる。結果として,W−CVD時におけるL
ow−K膜104の腐食確率が低減する。なお,図15
には,本実施の形態にかかる配線形成方法を上記第2の
実施の形態にかかる手法と組み合わせた場合におけるビ
アホール形成工程の様子を示す。
【0086】(第8の実施の形態)次に,第8の実施の
形態について説明する。本実施の形態にかかる配線形成
方法は,上記第7の実施の形態にかかる配線形成方法に
おいてビアホール形成工程S5と緻密化工程(図14参
照)との間に,金属堆積物除去工程を含めたものと,略
同一の構成を有する。すなわち,本実施の形態にかかる
配線形成方法は,図1および図2に示す配線形成方法に
おいて,ビアホール形成工程S5後レジスト膜除去工程
S6前に金属堆積物除去工程と緻密化工程(図14参
照)とを追加したものである。
【0087】上述のように,下層配線102を例えばT
iNやAl等の金属から形成する場合には,ビアホール
形成工程S5において,ビアホール110側壁に金属堆
積物が形成される。本実施の形態にかかる金属堆積物除
去工程では,ビアホール110側壁に堆積した該金属堆
積物を有機溶媒によって除去する。ここで,有機溶媒と
しては,例えばアミン基を有する酸性の溶媒であってL
ow−K膜104中のSi−H基やSiCH基を分解し
ない有機溶媒を選択することが好適である。
【0088】本実施の形態にかかる配線形成方法では,
緻密化工程(図14参照)において,準高圧のO−R
IEでビアホール110側壁にSiO層が形成され
る。本実施の形態にかかる配線形成方法では,レジスト
膜除去工程S6において,図21に示す酸素プラズマ装
置220によりレジスト膜108を除去する。
【0089】以上説明した本実施の形態によれば,ビア
ホール110側壁の金属堆積物を有機アミン系の溶液で
除去する。したがって,本実施の形態によれば,金属堆
積物の形成を防止するための工程を増加したり或いは特
にプロセスの精度を高める必要が無いため,より簡便な
Low−K膜104の側壁酸化処理が可能となる。
【0090】(第9の実施の形態)次に,第9の実施の
形態について説明する。本実施の形態にかかる配線形成
方法は,図1およびレジスト膜除去工程S6後と保護膜
形成工程S7前に金属堆積物除去工程と緻密化工程(図
14参照)とを追加したものである。ここで,緻密化工
程と金属堆積物除去工程とは,この順に実施される。
【0091】本実施の形態にかかる配線形成方法では,
ビアホール形成工程S5の後,レジスト膜除去工程S6
においてO−RIEによりレジスト除去を行い,その
後,有機アミン系剥離液処理によりビアホール110側
壁の金属堆積物を除去し,その後,準高圧雰囲気でのO
−RIEによりビアホール110側壁に露出するLo
w−K膜104表面に緻密層を形成する。
【0092】以上説明した本実施の形態にかかる配線形
成方法では,有機剥離液処理する前にレジスト膜を除去
する。したがって,本実施の形態によれば,上記第9の
実施の形態と比較して,有機剥離液の寿命を大幅に向上
することができる。
【0093】(第10の実施の形態)次に,図1および
図2と図16を参照しながら,第10の実施の形態につ
いて説明する。本実施の形態にかかる配線形成方法は,
図1および図2に示す配線形成方法において,レジスト
膜除去工程S6後保護膜形成工程S7前に窒化工程を追
加したものである。
【0094】本実施の形態にかかる窒化工程では,図1
6に示すように,NHプラズマまたはNプラズマに
よりウェハ1を処理し,ビアホール110側壁に露出し
たLow−K膜104表面を窒化して,Low−K膜1
04表面にSiN膜104eを形成する。なお,本実施
の形態にかかる窒化工程において,プラズマによるウェ
ハ1の処理には,例えば,窒素プラズマアッシング,或
いは準高圧雰囲気のN −RIEやNH−RIE等を
適用することができる。
【0095】Low−K膜104表面を窒化させると,
Low−K膜104表面にWF耐性があるSiN膜が
形成される。したがって,本実施の形態のように,Lo
w−K膜104表面を窒化しSiN膜104eを形成す
れば,埋込配線形成工程S8におけるW−CVD時に,
Low−K膜104の腐食を防止する効果が大きくな
る。また,Low−K膜104の窒化には,側壁の酸化
のような膜の収縮する可能性が無い。したがって,本実
施の形態にかかる配線形成方法では,ビアホールの形状
に窒化工程の影響が出ず,保護膜形成工程S7において
保護膜112の確実な形成が可能となる。
【0096】なお,本実施の形態にかかる配線形成方法
では,例えば上記第1の実施の形態〜第4の実施の形
態,第8の実施の形態または第9の実施の形態の手法を
用いて,レジスト膜除去工程S6時に,ビアホール11
0側壁に金属堆積物がない状態を形成しておくことが好
適である。ビアホール110側壁に金属堆積物が無い状
況で窒化工程においてNHプラズマ処理またはN
ラズマ処理を行なうと,効果的にLow−K膜104表
面にSiN膜104eを形成することができるためであ
る。
【0097】(第11の実施の形態)次に,図1および
図2と図17を参照しながら,第11の実施の形態につ
いて説明する。本実施の形態にかかる配線形成方法は,
上記第6の実施の形態にかかる手法と上記第10の実施
の形態にかかる手法とを組み合わせものと実質的に同一
である。すなわち,本実施の形態にかかる配線形成方法
は,図1および図2に示す配線形成方法において,レジ
スト膜除去工程S6に工夫を加えるとともに,レジスト
膜除去工程S6後保護膜形成工程S7前に窒化工程を追
加したものである。
【0098】本実施の形態にかかるレジスト膜除去工程
では,プロセス圧力を準高圧に制御してO−RIEを
行うことにより,レジスト膜108の除去とともに,ビ
アホール110側壁に露出するLow−K膜104表面
を酸化させる(図12参照)。この様にO−RIEの
プロセス圧力を高めに制御すると,上述のように,酸素
イオン同士が散乱するようになり,酸素イオンがウェハ
1に対し垂直ばかりでなく斜めにも入射する。結果とし
て,ビアホール110側壁に露出するLow−K膜10
4表面に酸素イオンが照射されることになり,Low−
K膜104側壁に緻密層104fが形成される。
【0099】なお,本実施の形態にかかるレジスト膜除
去工程では,準高圧のO−RIEを用いることによ
り,酸素プラズマがウェハ1表面に対し垂直に近い角度
で入射される。したがって,Low−K膜104の緻密
化は表面的にしか生じない。結果として,本実施の形態
にかかる配線形成方法では,Low−K膜104には,
保護膜112の段差被覆性を悪化させない程度の膜収縮
(例えば10nm程度の膜収縮)しか起こらない。
【0100】さらに,本実施の形態にかかる窒化工程で
は,図17に示すように,NHプラズマまたはN
ラズマによりウェハ1を処理する。かかるプラズマ処理
により,ビアホール110側壁に露出したLow−K膜
104表面には,SiN膜104gと緻密層104fと
からなる2重の保護層が形成される。
【0101】上述のように,Low−K膜104の窒化
には,側壁の酸化のような膜の収縮する可能性が無い。
したがって,本実施の形態にかかる配線形成方法では,
ビアホールの形状に窒化工程の影響が出ず,保護膜形成
工程S7において保護膜112の確実な形成が可能とな
る。さらに,本実施の形態にかかる配線形成方法では,
保護膜112の裏にSiN/SiOの2重保護膜が形
成される。したがって,本実施の形態によれば,WF
ガスに対するバリア膜がTiN/SiN/SiOから
なる3重のバリア膜の形成が可能となり,信頼性が向上
する。
【0102】なお,本実施の形態にかかる配線形成方法
では,例えば上記第1の実施の形態〜第4の実施の形
態,第8の実施の形態または第9の実施の形態の手法を
用いて,レジスト膜除去工程S6時に,ビアホール11
0側壁に金属堆積物がない状態を形成しておくことが好
適である。ビアホール110側壁に金属堆積物が無い状
況で窒化工程においてNHプラズマ処理またはN
ラズマ処理を行なうと,効果的にLow−K膜104表
面に緻密層104fおよびSiN膜104gを形成する
ことができるためである。
【0103】以上,本発明にかかる好適な実施の形態に
ついて説明したが,本発明はかかる構成に限定されな
い。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された技術
思想の範囲内において,各種の修正例および変更例を想
定し得るものであり,それら修正例および変更例につい
ても本発明の技術範囲に包含されるものと了解される。
例えば,上記各の実施の形態にかかる手法を任意に組み
合わせて適用した配線形成方法に対しても,本発明は適
用することができる。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば,レジスト膜除去工程に
おいてレジスト膜の除去にO−RIEを用いる手法,
埋込配線形成前にLow−K膜表面にSiO膜または
SiN膜を形成しておく手法,ビアホール形成工程にお
いてビアホール内での金属配線の露出を防止する手法,
またはレジスト膜除去工程前にビアホール側壁の金属か
らなる側壁堆積物を除去しておく手法,或いはそれらを
組み合わせた手法を用いることによって,埋込配線形成
工程におけるLow−K膜の腐食を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な配線形成方法の概略的な流
れについての工程説明図である。
【図2】図1に示す配線形成方法についての他の工程説
明図である。
【図3】第1の実施の形態にかかるビアホール形成工程
についての説明図である。
【図4】第1の実施の形態にかかるレジスト膜除去工程
に適用可能な処理装置についての概略的な構成説明図で
ある。
【図5】第1の実施の形態にかかるレジスト除去工程に
ついての説明図である。
【図6】第2の実施の形態にかかるビアホール形成工程
についての説明図である。
【図7】第3の実施の形態にかかるビアホール形成工程
についての説明図である。
【図8】第4の実施の形態にかかるビアホール形成工程
についての説明図である。
【図9】第4の実施の形態にかかるストッパ膜除去工程
についての説明図である。
【図10】第5の実施の形態にかかるレジスト膜除去工
程についての説明図である。
【図11】第2の実施の形態にかかる手法と組み合わせ
た場合の第5の実施の形態にかかるレジスト膜除去工程
についての説明図である。
【図12】第6の実施の形態にかかるレジスト膜除去工
程についての説明図である。
【図13】第2の実施の形態にかかる手法と組み合わせ
た場合の第6の実施の形態にかかるレジスト膜除去工程
についての説明図である。
【図14】第7の実施の形態にかかる緻密化工程につい
ての説明図である。
【図15】第2の実施の形態にかかる手法と組み合わせ
た場合の第7の実施の形態にかかる緻密化工程について
の説明図である。
【図16】第10の実施の形態にかかる窒化工程につい
ての説明図である。
【図17】第11の実施の形態にかかる窒化工程につい
ての説明図である。
【図18】従来の配線形成方法の問題点についての説明
図である。
【図19】Low−K膜の膜構造についての模式図であ
る。
【図20】酸素プラズマによる膜酸化の様子を示すFT
IRスペクトル図である。
【図21】本発明に適用可能なプラズマアッシング装置
についての概略的な構成説明図である。
【図22】シルセスキオキサン系の膜及びSiO膜に
ついてWFによるエッチングレートを示すグラフ図で
ある。
【符号の説明】
1 ウェハ 100 基板 102 下層配線 104 Low−K膜 108 レジスト膜 110 ビアホール 112 保護膜 114 埋込配線 120 処理装置 102a キャップ膜 102b ストッパ膜 104a 残留膜 104b,104c 緻密層 104e SiN膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5F004 AA08 AA11 CA02 DA26 DB09 DB10 DB26 EA13 EA14 EA19 EA26 EA27 EB01 EB02 EB03 5F033 JJ19 KK04 KK05 KK08 KK33 NN05 NN07 PP06 QQ07 QQ09 QQ10 QQ13 QQ15 QQ21 QQ25 QQ26 QQ31 QQ37 RR04 RR21 SS15 SS21 TT04 TT07 XX18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:基板上にポリシリコンからなる下層配線のパ
    ターンを形成する,下層配線形成工程と;前記基板上に
    前記下層配線を被覆するLow−K膜を含む層間絶縁膜
    を形成する,層間絶縁膜の形成工程と;前記層間絶縁膜
    上に前記下層配線の対応位置で開口するパターンを有す
    るレジスト膜を形成する,レジスト膜形成工程と;前記
    レジスト膜をエッチングマスクとして,前記層間絶縁膜
    に前記下層配線と導通をとるためのビアホールを形成す
    る,ビアホール形成工程と;前記ビアホール形成工程後
    に行われ,酸素プラズマの反応性イオンエッチングによ
    って前記レジスト膜を除去する,レジスト膜除去工程
    と;前記レジスト膜除去工程後に行われ,前記ビアホー
    ルに埋込電極を形成する,埋込電極形成工程と;を含む
    ことを特徴とする,配線形成方法。
  2. 【請求項2】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:基板上に,金属からなる下層配線と前記下層
    配線上に積層されるアモルファスシリコンからなるキャ
    ップ膜とを形成する,下層配線形成工程と;前記基板上
    に前記下層配線および前記キャップ膜を被覆するLow
    −K膜を含む層間絶縁膜を形成する,層間絶縁膜の形成
    工程と;前記層間絶縁膜上に前記下層配線の対応位置で
    開口するパターンを有するレジスト膜を形成する,レジ
    スト膜形成工程と;前記レジスト膜をエッチングマスク
    として,前記層間絶縁膜に前記下層配線と導通をとるた
    めのビアホールを形成する,ビアホール形成工程と;前
    記ビアホール形成工程後に行われ,酸素プラズマの反応
    性イオンエッチングによって前記レジスト膜を除去す
    る,レジスト膜除去工程と;前記レジスト膜除去工程後
    に行われ,前記ビアホールに埋込配線を形成する,埋込
    配線形成工程と;を含むことを特徴とする,配線形成方
    法。
  3. 【請求項3】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:シリコン基板上に前記シリコン基板表面を被
    覆するLow−K膜を含む層間絶縁膜を形成する,層間
    絶縁膜の形成工程と;前記層間絶縁膜上に開口パターン
    を有するレジスト膜を形成する,レジスト膜形成工程
    と;前記レジスト膜をエッチングマスクとして,前記層
    間絶縁膜に前記シリコン基板と導通をとるためのビアホ
    ールを形成する,ビアホール形成工程と;前記ビアホー
    ル形成工程後に行われ,酸素プラズマの反応性イオンエ
    ッチングによって前記レジスト膜を除去する,レジスト
    膜除去工程と;前記レジスト膜除去工程後に行われ,前
    記ビアホールに埋込配線を形成する,埋込配線形成工程
    と;を含むことを特徴とする,配線形成方法。
  4. 【請求項4】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:基板上に,金属からなる下層配線を形成す
    る,下層配線形成工程と;前記基板上に前記下層配線を
    被覆するLow−K膜を含む層間絶縁膜を形成する,層
    間絶縁膜の形成工程と;前記層間絶縁膜上に前記下層配
    線の対応位置で開口するパターンを有するレジスト膜を
    形成する,レジスト膜形成工程と;前記レジスト膜をエ
    ッチングマスクとして,前記層間絶縁膜に前記下層配線
    と導通をとるためのビアホールを形成する,ビアホール
    形成工程と;前記ビアホール形成工程後に行われ,酸素
    プラズマの反応性イオンエッチングによって前記レジス
    ト膜を除去する,レジスト膜除去工程と;前記レジスト
    膜除去工程後に行われ,前記ビアホールに埋込配線を形
    成する,埋込配線形成工程と;を含み;前記ビアホール
    形成工程では,前記ビアホールの底面に前記配線表面が
    露出する前にエッチングを止めることにより,前記配線
    上に前記層間絶縁膜の残留膜を残し;当該残留膜は,前
    記反応性イオンエッチングによって除去する;ことを特
    徴とする,配線形成方法。
  5. 【請求項5】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:基板上に,金属からなる下層配線と前記下層
    配線上に積層される窒化ケイ素からなるストッパ膜とを
    形成する,下層配線形成工程と;前記基板上に前記下層
    配線および前記ストッパ膜を被覆するLow−K膜を含
    む層間絶縁膜を形成する,層間絶縁膜の形成工程と;前
    記層間絶縁膜上に前記下層配線の対応位置で開口するパ
    ターンを有するレジスト膜を形成する,レジスト膜形成
    工程と;前記レジスト膜をエッチングマスクとし前記ス
    トッパ膜において進行が止まるエッチングによって,前
    記層間絶縁膜に前記下層配線と導通をとるためのビアホ
    ールを形成する,ビアホール形成工程と;前記ビアホー
    ル形成工程後に行われ,前記ビアホール内の前記ストッ
    パ膜を除去して前記ビアホール内に前記下層配線を露出
    させる,ストッパ膜除去工程と;前記ビアホール形成工
    程後に行われ,酸素プラズマの反応性イオンエッチング
    によって前記レジスト膜を除去する,レジスト膜除去工
    程と;前記ストッパ膜除去工程及び前記レジスト膜形成
    工程の後に行われ,前記ビアホールに埋込配線を形成す
    る,埋込配線形成工程と;を含むことを特徴とする,配
    線形成方法。
  6. 【請求項6】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:基板上に下層配線のパターンを形成する,下
    層配線形成工程と;前記基板上に前記下層配線を被覆す
    る前記Low−K膜を形成する,Low−K膜形成工程
    と;前記Low−K膜上に前記下層配線の対応位置で開
    口するパターンを有するレジスト膜を形成する,レジス
    ト膜形成工程と;前記レジスト膜をエッチングマスクと
    して,前記Low−K膜に前記下層配線と導通をとるた
    めのビアホールを形成する,ビアホール形成工程と;前
    記ビアホール形成工程後,酸素プラズマの反応性イオン
    エッチングによって,前記レジスト膜を除去するととも
    に当該レジスト膜除去後に露出する前記Low−K膜表
    面を酸化させる,レジスト膜除去工程と;前記レジスト
    膜除去工程後に行われ,前記ビアホールに埋込配線を形
    成する,埋込配線形成工程と;を含むことを特徴とす
    る,配線形成方法。
  7. 【請求項7】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:基板上に下層配線のパターンを形成する,下
    層配線形成工程と;前記基板上に前記下層配線を被覆す
    る前記Low−K膜を含む層間絶縁膜を形成する,層間
    絶縁膜の形成工程と;前記層間絶縁膜上に前記下層配線
    の対応位置で開口するパターンを有するレジスト膜を形
    成する,レジスト膜形成工程と;前記レジスト膜をエッ
    チングマスクとして,前記層間絶縁膜に前記下層配線と
    導通をとるためのビアホールを形成する,ビアホール形
    成工程と;前記ビアホール形成工程後,準高圧雰囲気に
    おける酸素プラズマの反応性イオンエッチングによっ
    て,前記レジスト膜を除去するとともに前記ビアホール
    側壁に露出する前記Low−K膜を表面的に緻密化させ
    る,レジスト膜除去工程と;前記レジスト膜除去工程後
    に行われ,前記ビアホールに埋込配線を形成する,埋込
    配線形成工程と;を含むことを特徴とする,配線形成方
    法。
  8. 【請求項8】 多層型半導体装置における配線形成方法
    であって:基板上に下層配線のパターンを形成する,下
    層配線形成工程と;前記基板上に前記下層配線を被覆す
    る前記Low−K膜を含む層間絶縁膜を形成する,層間
    絶縁膜の形成工程と;前記層間絶縁膜上に前記下層配線
    の対応位置で開口するパターンを有するレジスト膜を形
    成する,レジスト膜形成工程と;前記レジスト膜をエッ
    チングマスクとして,前記層間絶縁膜に前記下層配線と
    導通をとるためのビアホールを形成する,ビアホール形
    成工程と;準高圧雰囲気における酸素プラズマの反応性
    イオンエッチングによって,前記ビアホール側壁に露出
    する前記Low−K膜を表面的に緻密化させる緻密化工
    程と;前記緻密化工程後,酸素プラズマを利用して前記
    レジスト膜を除去する,レジスト膜除去工程と;前記レ
    ジスト膜除去工程後に行われ,前記ビアホールに埋込配
    線を形成する,埋込配線形成工程と;を含むことを特徴
    とする,配線形成方法。
  9. 【請求項9】 前記レジスト膜除去工程では,酸素プラ
    ズマアッシングによって前記レジスト膜を除去すること
    を特徴とする,請求項8に記載の配線形成方法。
  10. 【請求項10】 前記下層配線は,金属からなり;さら
    に,前記ビアホール形成工程後前記緻密化工程前に行わ
    れ,有機溶媒によって,前記ビアホール側壁に堆積する
    前記下層配線の金属堆積物を除去する,金属堆積物除去
    工程を含む;ことを特徴とする,請求項8または9に記
    載の配線形成方法。
  11. 【請求項11】 多層型半導体装置における配線形成方
    法であって:基板上に金属からなる下層配線のパターン
    を形成する,下層配線形成工程と;前記基板上に前記下
    層配線を被覆する前記Low−K膜を含む層間絶縁膜を
    形成する,層間絶縁膜の形成工程と;前記層間絶縁膜上
    に前記下層配線の対応位置で開口するパターンを有する
    レジスト膜を形成する,レジスト膜形成工程と;前記レ
    ジスト膜をエッチングマスクとして,前記層間絶縁膜に
    前記下層配線と導通をとるためのビアホールを形成す
    る,ビアホール形成工程と;前記ビアホール形成工程後
    に行われ,酸素プラズマの反応性イオンエッチングによ
    って前記レジスト膜を除去する,レジスト膜除去工程
    と;前記レジスト膜除去工程後に行われ,有機溶媒によ
    って,前記ビアホール側壁に堆積する前記下層配線の金
    属堆積物を除去する,金属堆積物除去工程と;前記金属
    堆積物除去工程後に行われ,準高圧雰囲気における酸素
    プラズマの反応性イオンエッチングによって,前記ビア
    ホール側壁に露出する前記Low−K膜を表面的に緻密
    化させる緻密化工程と;前記緻密化工程後に行われ,前
    記ビアホールに埋込配線を形成する埋込配線形成工程
    と;を含むことを特徴とする,配線形成方法。
  12. 【請求項12】 さらに,前記ビアホール形成工程後前
    記レジスト膜除去工程前に行われ,前記ビアホール側壁
    に露出する前記Low−K膜を表面的に窒化する,窒化
    工程を含むことを特徴とする,請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8,9,10または11のいずれかに記載
    の配線形成方法。
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