JP2001110366A - ランプ - Google Patents

ランプ

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JP2001110366A
JP2001110366A JP28364799A JP28364799A JP2001110366A JP 2001110366 A JP2001110366 A JP 2001110366A JP 28364799 A JP28364799 A JP 28364799A JP 28364799 A JP28364799 A JP 28364799A JP 2001110366 A JP2001110366 A JP 2001110366A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】棒状の発熱体の熱膨張を確実に吸収できるラン
プを提供する。 【解決手段】管形封体10の管軸に沿って配置された棒
状の発熱体30の両端に、封体両端の封止部11から封
体内に伸びる一対の内部リード棒23が電気的に接続さ
れたランプにおいて、発熱体の端部に導電性の給電ピン
24を接続するとともに、内部リード棒の先端部に円筒
状給電部23aを形成し、この円筒状給電部を給電ピン
にスライド自由に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状の発熱体を有
するランプに関し、更には、発熱体として炭素系物質を
使用するヒータランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】赤外線を多く放射するランプは、暖房用
や加熱・乾燥などの工業用などにヒータランプとして幅
広く利用されているが、従来のヒータランプは、管形封
体の管軸に沿ってタングステンからなるコイルフィラメ
ントが配置されたものが一般的であった。そして、通電
するとコイルフィラメントが発熱するが、発熱したタン
グステンのコイルフィラメントは可視光を多く放射し、
赤外線の放射率は30〜40%程度である。従って、赤
外線を利用するヒータランプとしては効率が必ずしも高
くない。
【0003】また、タングステンのコイルフィラメント
を使用するヒータランプは、点灯時に定格電流よりも大
きな電流が流れる突入電流が大きく、これに対処するた
めの保護回路が必要であった。更には、コイルフィラメ
ントを封体の管軸に保持するために、複数個のサポータ
によりコイルフィラメントを保持しているが、部品点数
が多くて組立に手間を要する不具合があった。
【0004】このため、最近では発熱体として棒状の炭
素系物質を使用するヒータランプが注目されている。黒
鉛などの結晶化炭素、アモルファス炭素、あるいはこれ
らの混合物からなる炭素系物質の赤外線放射率は80%
程度であってタングステンよりも赤外線を効率良く放射
するのでヒータランプの発熱体として優れている。ま
た、炭素系物質は負の抵抗温度特性を有し、温度上昇と
ともに抵抗値が低下するので、点灯時の突入電流も低く
なる。そして、棒状の炭素系物質は、両端を保持するこ
とによって封体の管軸に沿って配置できるので、複数個
のサポータが不要であり、部品点数が少なくて組立が簡
単である利点を有する。発熱体として棒状の炭素系物質
を使用するランプは、例えば特開平11−54092号
公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、棒状の発熱
体を有するランプを点灯すると、発熱体が熱膨張するの
で、この熱膨張を吸収する必要がある。図3は、棒状の
発熱体の熱膨張を吸収するための従来の構造を示す。封
体10端部の封止部11に埋設されたモリブデン箔21
に一端が溶接された内部リード棒23の先端にはコイル
固定部23bが形成され、このコイル固定部23bが棒
状の発熱体30の端部にかしめなどによりしっかりと固
定されている。これは、もし固定がルーズで、コイル固
定部23bが発熱体30の表面をスライドすると、炭素
系物質からなる発熱体30の表面が削られて電気的に接
触不良を起すためである。そして、内部リード棒23に
は、コイル固定部23bに続いて素線を3ターン程度巻
回したバネ部23cが形成されており、発熱体30が熱
膨張するとバネ部23cが収縮することにより熱膨張を
吸収する。
【0006】ここで、バネ部23cの伸縮性を良くする
ためには、例えばモリブデン素線からなる内部リード棒
23の線径を細くしてバネ定数を小さくする必要がある
が、入力電流が大きなランプの場合、線径が細いと、内
部リード棒23のバネ部23cも大きく発熱する。そし
て、バネ部23cが発熱して高温になると伸縮性が失わ
れて熱膨張吸収機能を発揮しなくなる。一方、内部リー
ド棒23の線径を太くして発熱しにくくすると、バネ定
数が大きくなって伸縮性が低下してしまう。そして、熱
膨張吸収機能が失われると、コイル固定部23bによる
接続個所が破壊して接触不良が生じて不点灯になった
り、棒状の発熱体30が湾曲して封体10に接触し、封
体10が溶損するなどの不具合が生じる。
【0007】そこで本発明は、棒状の発熱体の熱膨張を
確実に吸収できるランプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、管形封体の管軸に沿って配置された棒
状の発熱体の両端に、封体両端の封止部から封体内に伸
びる一対の内部リード棒が電気的に接続されたランプに
おいて、発熱体の端部に導電性の給電ピンを接続すると
ともに、内部リード棒の先端部に円筒状給電部を形成
し、この円筒状給電部を給電ピンにスライド自由に嵌合
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面に基づいて本発明の
実施の形態を具体的に説明する。図1は本発明の実施の
形態であるランプの一端側を示すが、図1において、石
英ガラスからなる管形の封体10の両端には封止部11
が形成されている。封体10の外径は、例えば10mm
φである。封止部11にはモリブデン箔21が埋設され
ており、一端がモリブデン箔21に溶接された外部リー
ド棒22が外部に伸び出している。また、同じく一端が
モリブデン箔21に溶接された内部リード棒23が封体
10の内部に伸び出している。内部リード棒23はモリ
ブデン棒からなり、その先端部にモリブデン棒を密に巻
回したコイル状の円筒状給電部23aが形成されてい
る。この円筒状給電部23aは、内部リード棒23の先
端に溶接された例えばモリブデン製のパイプ状のもので
あってもよい。
【0010】封体10の管軸に沿って棒状の発熱体30
が配置されている。発熱体30は、黒鉛などの結晶化炭
素、アモルファス炭素あるいはそれらの混合物からなる
炭素系物質を棒状に成形したものである。発熱体30の
端部には凹所が形成され、この凹所に、例えばモリブデ
ンからなる導電性の給電ピン24が圧入されて接続され
ている。発熱体30と給電ピン24は図2に示す固定コ
イル25により接続してもよい。そして、この給電ピン
24に内部リード棒23の円筒状給電部23aがスライ
ド自由に、かつ導通状態で嵌合されている。具体的に
は、コイル状の円筒状給電部23aは、給電ピン24と
同じ外径の丸棒にモリブデン棒を密に巻き付けて形成さ
れたものであり、従って、給電ピン24の外径と円筒状
給電部23aの内径はほぼ同じであるが、嵌合したとき
に容易にスライドするように、かつ導通性が損なわれな
い範囲で、円筒状給電部23aの内径が幾分大きくなっ
ている。封体10内には、希ガスや窒素ガスなどの不活
性ガスとともに微量のハロゲンガスが封入されており、
定格消費電力が、例えば200Wのハロゲンランプであ
る。
【0011】図2は他の実施の形態のランプの一端側を
示す。図2において、耐熱性非導電性体、例えばアルミ
ナからなる棒状の基体31が封体10の管軸に沿って配
置されており、基体31の端部に導電性の給電ピン24
が導電性の固定コイル25によって接続されている。そ
して、基体31の表面から固定コイル25の表面にかけ
て、便宜上点線で示すように、炭素32がコートされて
いる。つまり、耐熱性非導電性体の基体31とその表面
にコートされた導電性の炭素32により発熱体30を構
成している。そして、給電ピン24に内部リード棒23
の円筒状給電部23aがスライド自由に、かつ導通状態
で嵌合されている。
【0012】図1に示す実施の形態では、炭素系物質を
棒状に成形して発熱体30としたが、炭素系物質は抵抗
率が小さいので、ランプに要求される所定の抵抗値を得
るためには、細くて長い炭素棒にする必要があるが、長
さはランプ仕様により定まるので、発熱体の抵抗値を大
きくするためには炭素棒を非常に細くする必要がある。
そして、炭素系物質は本来脆い性質を有し、しかも径が
細いので、ランプに振動や衝撃が加わると発熱体である
炭素系物質が折損して不点灯になる不具合がある。しか
し、耐熱性非導電性体の基体31とその表面にコートさ
れた炭素32により発熱体30を構成すると、基体31
が強靱であるので、ランプに振動や衝撃が加わっても発
熱体30が折損しにくい利点がある。また、発熱体30
の抵抗値は、炭素32の膜厚を調整することにより任意
に設定することができる。
【0013】しかして、図1や図2に示すランプに通電
すると、発熱体30が発熱するが、炭素系物質の赤外線
放射率が高いので赤外線が効率よく放射され、また、点
灯時の突入電流も高くならないので、大きな保護回路が
必要ない、などの利点を有する。そして、点灯にともな
って棒状の発熱体30が熱膨張するが、発熱体30に接
続された給電ピン24に内部リード棒23の円筒状給電
部23aがスライド自由に嵌合されているので、発熱体
30の熱膨張に応じて給電ピン24が円筒状給電部23
a内を導通状態でスライドし、発熱体30の熱膨張を確
実に吸収することができる。また、給電ピン24がモリ
ブデンなどの導電体からなるので、スライドを繰り返し
ても給電ピン24と円筒状給電部23aの導通性が損な
われず、良好な通電性が維持される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、管形封
体の管軸に沿って配置された棒状の発熱体の両端に、封
体両端の封止部から封体内に伸びる一対の内部リード棒
が電気的に接続されたランプにおいて、発熱体の端部に
導電性の給電ピンを接続するとともに、内部リード棒の
先端部に円筒状給電部を形成し、この円筒状給電部を給
電ピンにスライド自由に嵌合したので、棒状の発熱体の
熱膨張を確実に吸収することが可能なランプとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】他の実施の形態を示す断面図である。
【図3】従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 封体 11 封止部 21 モリブデン箔 22 外部リード棒 23 内部リード棒 23a 内部リード棒の円筒状給電部 23b 内部リード棒のコイル固定部 23c 内部リード棒のバネ部 24 給電ピン 25 固定コイル 30 発熱体 31 基体 32 炭素

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管形封体の管軸に沿って配置された棒状
    の発熱体の両端に、封体両端の封止部から封体内に伸び
    る一対の内部リード棒が電気的に接続されたランプにお
    いて、 前記発熱体の端部に導電性の給電ピンが接続されるとと
    もに、該内部リード棒の先端部に円筒状給電部が形成さ
    れ、 前記円筒状給電部が該給電ピンにスライド自由に嵌合さ
    れたことを特徴とするランプ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002015842A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 赤外線電球及びそれを用いた装置
RU2404478C2 (ru) * 2006-02-27 2010-11-20 Лайтсорсез, Инк. Ультрафиолетовая лампа для устройств очистки воды
DE102014105769A1 (de) * 2014-01-28 2015-07-30 Heraeus Noblelight Gmbh Infrarotstrahler mit gleitgelagertem Heizfilament

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