JPS581963Y2 - 白熱電球 - Google Patents
白熱電球Info
- Publication number
- JPS581963Y2 JPS581963Y2 JP11484978U JP11484978U JPS581963Y2 JP S581963 Y2 JPS581963 Y2 JP S581963Y2 JP 11484978 U JP11484978 U JP 11484978U JP 11484978 U JP11484978 U JP 11484978U JP S581963 Y2 JPS581963 Y2 JP S581963Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light bulb
- filament
- thermistor
- cap
- incandescent light
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Resistance Heating (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は電源投入時におけるいわゆるラッシュカレン
トを防医した白熱電球に関する。
トを防医した白熱電球に関する。
白熱電球に用いられるタングステン製フィラメントは、
他の金属と同様に高温になるに従って抵抗が増大する性
質を有している。
他の金属と同様に高温になるに従って抵抗が増大する性
質を有している。
しかしてフィラメントは点灯時と非点灯時の温度差がき
わめて犬であり、フィラメントの定格抵抗値は点灯時に
おける値を基準として設定しであるため、非点灯時の抵
抗値は定格値よりもかなり小さい。
わめて犬であり、フィラメントの定格抵抗値は点灯時に
おける値を基準として設定しであるため、非点灯時の抵
抗値は定格値よりもかなり小さい。
したがって、電源投入時における冷温状態ではフィラメ
ントに過大電流いわゆるラッシュカレントが流れるため
、たとえばフィラメントと内部導線との接続部などのよ
うに局部的に抵抗値の高い箇所等が異常に発熱し1電球
の寿命を短くするなど様々な不具合を生じる。
ントに過大電流いわゆるラッシュカレントが流れるため
、たとえばフィラメントと内部導線との接続部などのよ
うに局部的に抵抗値の高い箇所等が異常に発熱し1電球
の寿命を短くするなど様々な不具合を生じる。
筐た高出力な白熱電球においては、上記ラッシュカレン
トによりブレーカのヒユーズを溶断したり、他の電気器
機の電圧低下の原因になることがあった。
トによりブレーカのヒユーズを溶断したり、他の電気器
機の電圧低下の原因になることがあった。
そこで上記不具合を解消するために、口金内において外
部導線とアイレット端子の間に負特性サーミスタを直列
に接続することによりラッシュカレントを防止したもの
が案出されたが\狭ハロ金内にサーミスタを収容するの
は構造上かなり難しく、筐た部品点数も多(なり、しか
もサーミスタ自体の発熱によってたと起ば口金内のベー
スセメントが劣化して口金の弛み、いわゆるルーズベー
スを生じることがあった。
部導線とアイレット端子の間に負特性サーミスタを直列
に接続することによりラッシュカレントを防止したもの
が案出されたが\狭ハロ金内にサーミスタを収容するの
は構造上かなり難しく、筐た部品点数も多(なり、しか
もサーミスタ自体の発熱によってたと起ば口金内のベー
スセメントが劣化して口金の弛み、いわゆるルーズベー
スを生じることがあった。
この考案は上記事情にもとづきなされたものでその目的
とするところは、ラッシュカレントラ防止できるととも
に、構造簡単にして部品点数が少な(、シかもサーミス
タの発熱によるベースセメント等の劣化も防止できる白
熱電球を提供しようとするものである。
とするところは、ラッシュカレントラ防止できるととも
に、構造簡単にして部品点数が少な(、シかもサーミス
タの発熱によるベースセメント等の劣化も防止できる白
熱電球を提供しようとするものである。
以下この考案の一実施例を図面にもとづき説明する。
図中1はガラス製のパルプ、2,2は内部導線、3はフ
ィラメント、4,4は外部導線である。
ィラメント、4,4は外部導線である。
また上記パルプ1の一端にはたと虹ばE26形のごとき
ねじ込み形の口金5が被冠されている。
ねじ込み形の口金5が被冠されている。
上記口金5はベースセメント6によってパルプ1に固定
されている。
されている。
筐た、10は上記口金5の開口端に溶着された絶縁ガラ
スであり、この絶縁ガラス10に本考案に係るアイレッ
ト端子11が取着されている。
スであり、この絶縁ガラス10に本考案に係るアイレッ
ト端子11が取着されている。
上記アイレット端子11は円板状の負特性ツーミスタ(
冷温状態では抵抗が犬き(、高温状態で抵抗が小となる
)からなるもので、その材質はたと起ば酸化ニッケル、
酸化マンガン、酸化コバルトの混合物である。
冷温状態では抵抗が犬き(、高温状態で抵抗が小となる
)からなるもので、その材質はたと起ば酸化ニッケル、
酸化マンガン、酸化コバルトの混合物である。
なお上記サーミスタは、常温(25℃)において抵抗値
が100Ω〜300Ω、温度係数が−4,7%/℃程度
のものが使用されている。
が100Ω〜300Ω、温度係数が−4,7%/℃程度
のものが使用されている。
そして上記rイレット端子11/li一方の外部導線4
に接続され、他方の外部導線4は口金本体5aに接続さ
れている。
に接続され、他方の外部導線4は口金本体5aに接続さ
れている。
次に上記構成の作用について説明する。
電球に電源を投入した直後においては、フィラメント3
は低温であるため点灯時に比べて抵抗がきわめて小であ
る。
は低温であるため点灯時に比べて抵抗がきわめて小であ
る。
たとえば100V、100wの電球においては冷温時の
フィラメント抵抗は70程度である。
フィラメント抵抗は70程度である。
したがって、フィラメント3に一時的に過大電流すなわ
もラッシュカレントが流れようとする。
もラッシュカレントが流れようとする。
しかるにこのような冷温状態においては、アイレット端
子11の負特性サーミスタの抵抗が犬であるため、フィ
ラメント3の抵抗値低下分が相殺され、上記ラッシュカ
レントの発生が防止される。
子11の負特性サーミスタの抵抗が犬であるため、フィ
ラメント3の抵抗値低下分が相殺され、上記ラッシュカ
レントの発生が防止される。
そして、フィラメント3が発光してその温度が2800
0に〜2900’Kになると、フィラメント3の抵抗は
100wの電球の場合的1000となり定格値に達する
とともに、サーミスタ製のアイレット端子11はフィラ
メント3による熱影響とサーミスタ自体の発熱によって
温度が上昇し、その抵抗値が著しく低下する。
0に〜2900’Kになると、フィラメント3の抵抗は
100wの電球の場合的1000となり定格値に達する
とともに、サーミスタ製のアイレット端子11はフィラ
メント3による熱影響とサーミスタ自体の発熱によって
温度が上昇し、その抵抗値が著しく低下する。
したがってフィラメント3の抵抗増加分はサーミスタの
抵抗低下分によって相殺される。
抵抗低下分によって相殺される。
したがって点灯中においては、フィラメント3はほぼ定
格電圧で発光でき)効率の低下は殆ど生じない。
格電圧で発光でき)効率の低下は殆ど生じない。
このように上記構成の電球によれば電源投入時のラッシ
ュカレントが防止されるため、従来の電球に比べて寿命
を著しく延ばすことができた。
ュカレントが防止されるため、従来の電球に比べて寿命
を著しく延ばすことができた。
たとえばサー□スタの寸法を直径10mm5厚さ2m%
B係数4200’ks温度係数−4,7%/℃として実
験を行った結果、電球の効率および寿命は次表のとおり
となった。
B係数4200’ks温度係数−4,7%/℃として実
験を行った結果、電球の効率および寿命は次表のとおり
となった。
この表からも明らかなように、この実施例電球によれば
効率の低下が僅かに生じるものの寿命が著しく延びるこ
とが判明した。
効率の低下が僅かに生じるものの寿命が著しく延びるこ
とが判明した。
さらに上記実施例によれば、アイレット端子11自体に
サーミスタが使用されているため、サーミスタに発生し
た熱はソケット側の端子金具を伝わり外部に放散し易(
、口金5内に熱のこもるのが防止される。
サーミスタが使用されているため、サーミスタに発生し
た熱はソケット側の端子金具を伝わり外部に放散し易(
、口金5内に熱のこもるのが防止される。
したがって口金5の温度上昇が防th−gれ、ベースセ
メント6の熱劣化が少くて済むものである。
メント6の熱劣化が少くて済むものである。
たとえば100Wの電球において、サー□スタを口金内
に収容した場合とアイレット端子に用いた場合とを比較
したところ、次表のようになった。
に収容した場合とアイレット端子に用いた場合とを比較
したところ、次表のようになった。
このように、アイレット端子1にサー□スタを用いた場
合には、サー□スタなしの場合と同程度の口金接着強度
を維持できることが判明した。
合には、サー□スタなしの場合と同程度の口金接着強度
を維持できることが判明した。
しかl−−ミスタをアイレット端子11に兼用させたも
のであれば、サーミスタを口金5内に収容する場合に比
べて構造が簡単であり部品点数が少くて済み、口金5を
小形化することも可能となる。
のであれば、サーミスタを口金5内に収容する場合に比
べて構造が簡単であり部品点数が少くて済み、口金5を
小形化することも可能となる。
なお、使用するサーミスタの特性は電球の出力等に応じ
て選択するものとする。
て選択するものとする。
また、アイレット端子11を絶縁ガラス10に取着する
手段としては、図示するような半埋め込みタイプのもの
5あるいは固定金具(図示せず)全使用したものであっ
てもよく、種々変形して実施可能である。
手段としては、図示するような半埋め込みタイプのもの
5あるいは固定金具(図示せず)全使用したものであっ
てもよく、種々変形して実施可能である。
以上詳述したようにこの考案によれば、アイレット端子
に負特性サーミスタを使用することにより、ラッシュカ
レントを防止できるとともに、サーミスタの発熱による
ベースセメント等の熱劣化を防止でき、しかも構造簡単
にして部品点数も少くて済むなどの効果を奏する。
に負特性サーミスタを使用することにより、ラッシュカ
レントを防止できるとともに、サーミスタの発熱による
ベースセメント等の熱劣化を防止でき、しかも構造簡単
にして部品点数も少くて済むなどの効果を奏する。
図面はこの考案の一実施例を示す白熱電球の縦断面図で
ある。 1・・・・・・パルプ、3・・・・・・フィラメント、
4・・・・・・外部導線、5・・・・・・口金、5a・
・・・・・口金本体、11・・・・・・アイレット端子
(負特性サーミスタ)。
ある。 1・・・・・・パルプ、3・・・・・・フィラメント、
4・・・・・・外部導線、5・・・・・・口金、5a・
・・・・・口金本体、11・・・・・・アイレット端子
(負特性サーミスタ)。
Claims (1)
- パルプの一端に口金を被冠し、フィラメントに連なる外
部導線の一方を上記口金のアイレット端子に接続すると
ともに、他方の外部導線をロ金本体ニ接続するものにお
いて、上記アイレット端子を負特性サー□スタで構成し
たことを特徴とする白熱電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11484978U JPS581963Y2 (ja) | 1978-08-22 | 1978-08-22 | 白熱電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11484978U JPS581963Y2 (ja) | 1978-08-22 | 1978-08-22 | 白熱電球 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5531248U JPS5531248U (ja) | 1980-02-28 |
JPS581963Y2 true JPS581963Y2 (ja) | 1983-01-13 |
Family
ID=29065955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11484978U Expired JPS581963Y2 (ja) | 1978-08-22 | 1978-08-22 | 白熱電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS581963Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-08-22 JP JP11484978U patent/JPS581963Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5531248U (ja) | 1980-02-28 |
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