JP2001110106A - 磁界変調ヘッド組立用治具および磁界変調ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁界変調ヘッド組立用治具および磁界変調ヘッドの製造方法

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JP2001110106A
JP2001110106A JP28725899A JP28725899A JP2001110106A JP 2001110106 A JP2001110106 A JP 2001110106A JP 28725899 A JP28725899 A JP 28725899A JP 28725899 A JP28725899 A JP 28725899A JP 2001110106 A JP2001110106 A JP 2001110106A
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JP
Japan
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head
magnetic field
coil bobbin
field modulation
positioning
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JP28725899A
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English (en)
Inventor
Sunao Tomita
直 冨田
Shigeo Nakayama
茂雄 中山
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Nippon Chemi Con Corp
Original Assignee
Nippon Chemi Con Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁界変調ヘッドの組立時にヘッドコアの中心
部をレーザ光ピックアップの光軸上に精度よく容易に位
置合わせすることのできる磁界変調ヘッド組立用治具お
よび磁界変調ヘッドの製造方法を提供する。 【解決手段】 ベース32と、このベース32上にヘッドア
ームの基端部を位置決めするヘッドアーム位置決め部34
と、このヘッドアーム位置決め部34から所定距離Lを隔
てた位置にコイルボビンを位置決めするコイルボビン位
置決め部36とからなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気記録装置の
磁界変調ヘッドを組み立てる際に使用される磁界変調ヘ
ッド組立用治具および磁界変調ヘッドの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、光磁気記録装置の磁界変調ヘッ
ドは、図5に示されるように、板ばね等の弾性板からな
るヘッドアーム10と、このヘッドアーム10の先端部に設
けられたヘッド本体12とから構成され、ヘッドアーム10
の基端部には、同アーム10を光磁気記録装置14にねじ止
めするためのねじ止め孔16が穿設されている。
【0003】図6は、図5に示したヘッド本体12の断面
図を示している。同図に示されるように、ヘッド本体12
はヘッドスライダ18を備えており、このヘッドスライダ
18は光磁気記録装置14にセットされた光磁気ディスク20
(図5参照)上を相対移動するように前述したヘッドア
ーム10の先端部に取り付けられている。また、ヘッド本
体12はコイル22aとボビン22bとからなるコイルボビン
22を備えており、このコイルボビン22はその中心孔22c
が光磁気ディスク20のディスク面に対して垂直となるよ
うに上記ヘッドスライダ18内に組み込まれている。さら
に、ヘッド本体12は磁性材からなるヘッドコア24を備え
ており、このヘッドコア24の中心磁極部24aはコイルボ
ビン22の中心孔22cに挿入されて光磁気記録装置14のレ
ーザ光ピックアップ26(図5参照)と対向している。
【0004】このように構成される磁界変調ヘッドは、
通常、ヘッドコア24の中心磁極部24aがレーザ光ピック
アップ26の光軸26a上に位置するように組み立てられる
が、コイルボビン22等の構成部品に許容範囲を越える寸
法上の誤差があると、ヘッドアーム10の固定点からヘッ
ドコア24の中心磁極部24aまでの距離L(図5参照)が
大きく変化し、磁界変調ヘッドの組立精度が損なわれ
る。特に、近年では情報をより高速に記録することので
きる磁界変調ヘッドが求められており、これを実現する
ためにはコイル22aの巻き数を減らすと共にヘッドコア
24のサイズを小さくする必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヘッド
コア24のサイズを小さくすると、コイルボビン22とヘッ
ドコア24との嵌め合い許容誤差も小さくなることから、
磁界変調ヘッドの組立時にヘッドコア24の中心部24aを
レーザ光ピックアップ26の光軸26a上に精度よく位置合
わせすることが困難となる。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、磁界変調ヘッドの組立時にヘッドコアの中心部をレ
ーザ光ピックアップの光軸上に精度よく容易に位置合わ
せすることのできる磁界変調ヘッド組立用治具および磁
界変調ヘッドの製造方法を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る磁界変調ヘッド組立用治具は、ベース
と、このベース上にヘッドアームの基端部を位置決めす
るヘッドアーム位置決め部と、このヘッドアーム位置決
め部から所定距離を隔てた位置にコイルボビンを位置決
めするコイルボビン位置決め部とからなることを特徴と
する。
【0008】前記ヘッドアーム位置決め部は、ヘッドア
ームの基端部に設けられたねじ止め孔を位置決めする第
1位置決めピンをベース上に有することが好ましい。ま
た、前記コイルボビン位置決め部は、磁界変調ヘッドの
組立時にコイルボビンの中心孔が挿入される第2位置決
めピンを有することが好ましく、前記第2位置決めピン
はベース上に固定された位置決め台の上面に設けられる
ことが好ましい。
【0009】また、本発明に係る磁界変調ヘッドの製造
方法は、ヘッドアームとレーザ光ピックアップとが対向
する位置が相対的に位置決めされるよう前記ヘッドアー
ムの基端部を基準位置に位置決めし、次いで前記レーザ
光ピックアップと対向する位置を基準として、前記ヘッ
ドスライダに前記コイルボビンを取り付け固定した後、
前記コイルボビンの中心孔に前記ヘッドコアを挿入する
工程を含むことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0011】図1は本発明の一実施形態に係る磁界変調
ヘッド組立用治具の側面図で、図2は同組立用治具の平
面図である。図1及び図2に示されるように、磁界変調
ヘッド組立用治具30は、平板状のベース32と、このベー
ス32上にヘッドアーム10の基端部を位置決めするための
ヘッドアーム位置決め部34と、このヘッドアーム位置決
め部34から所定の距離Lを隔てた位置にコイルボビン22
を位置決めするためのコイルボビン位置決め部36とから
構成されている。
【0012】上記ヘッドアーム位置決め部34はヘッドア
ーム10の基端部に設けられたねじ止め孔16(図5照)を
ベース32上に位置決めするための第1位置決めピン38を
有しており、この第1位置決めピン38はベース32の上面
に立設されている。
【0013】一方、コイルボビン位置決め部36は磁界変
調ヘッドの組立時にコイルボビン22の中心孔22cが挿入
される第2位置決めピン40を有しており、この第2位置
決めピン40はベース32上に固定された位置決め台42の上
面に立設されている。
【0014】このように構成される磁界変調ヘッド組立
用治具30を用いて磁界変調ヘッドを組み立てる場合は、
磁界変調ヘッド組立用治具30を使用する前にヘッドアー
ム10の先端部にヘッドスライダ18を従来と同様の方法で
取り付けておく。そして、ヘッドアーム10の先端部にヘ
ッドスライダ18を取り付けたならば、ヘッドアーム10の
ねじ止め孔16を磁界変調ヘッド組立用治具30の第1位置
決めピン38に差し込み、この第1位置決めピン38でヘッ
ドアーム10の基端部をベース32上の基準位置に位置決め
する。次に、ヘッドスライダ18が取り付けられたヘッド
アーム10の先端部を磁界変調ヘッド組立用治具30の位置
決め台42上に載置した後、磁界変調ヘッド組立用治具30
の第2位置決めピン40にコイルボビン22の中心孔22aを
差し込む。
【0015】図3は磁界変調ヘッド組立用治具30のベー
ス32上にヘッドアーム10をセットした状態を示す図で、
図4は磁界変調ヘッド組立用治具30の第2位置決めピン
40にコイルボビン22を差し込んだ状態を示す図である。
図3及び図4から明らかなように、ヘッドアーム10のね
じ止め孔16(基端部)を第1位置決めピン38でベース32
上の基準位置に位置決めした後、第2位置決めピン40に
コイルボビン22を差し込むと、コイルボビン22の中心孔
22cが第2位置決めピン40によって所定位置(磁界変調
ヘッドを光磁気記録装置に取り付けた際にコイルボビン
22の中心孔22cがレーザ光ピックアップ26の光軸26a上
に位置する位置)に位置決めされる。
【0016】したがって、コイルボビン22を第2位置決
めピン40に差し込んだ状態でコイルボビン22をヘッドス
ライダ18に半田付け、接着等の方法で固定した後、ヘッ
ドスライダ18に固定されたコイルボビン22を第2位置決
めピン40から引き抜き、コイルボビン22の中心孔22cに
ヘッドコア24を嵌め込むことにより、ヘッドコア24の中
心部24aをレーザ光ピックアップ26の光軸26a上に精度
よく容易に位置合わせすることができる。
【0017】また、前述した実施形態においては、ヘッ
ドアーム位置決め部34がヘッドアーム10の基端部に設け
られたねじ止め孔16を位置決めする第1位置決めピン38
をベース32上に有して構成されているので、構成の複雑
な位置決め手段を用いることなくヘッドアーム10の基端
部をベース32上に固定でき、これによりヘッドコア24の
中心部24aをレーザ光ピックアップ26の光軸26a上に精
度よく容易に且つ簡単な構成で位置合わせすることがで
きる。
【0018】また、前述した実施形態においては、コイ
ルボビン位置決め部36が磁界変調ヘッドの組立時にコイ
ルボビン22の中心孔22cが挿入される第2位置決めピン
40を有して構成されているので、構成の複雑な位置決め
手段を用いることなくコイルボビン22を所定位置に位置
決めすることができ、これによりヘッドコア24の中心部
24aをレーザ光ピックアップ26の光軸26a上に精度よく
容易に且つ簡単な構成で位置合わせすることができる。
【0019】なお、本発明に係る磁界変調ヘッド組立用
治具を用いて磁界変調ヘッドを組み立てる場合には、ヘ
ッドスライダ18にコイルボビン22を組み込んだ際にヘッ
ドスライダ18とコイルボビン22との間に0.1mm〜0.5mm
程度の隙間がX及びY方向に形成されるようにヘッドス
ライダ18および/又はコイルボビン22の寸法を設定して
おくと、より容易にヘッドコア24の中心部24aをレーザ
光ピックアップ26の光軸26a上に位置合わせすることが
できる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、磁界変調ヘッドの組立時にヘッドコアの中
心部をレーザ光ピックアップの光軸上に精度よく容易に
位置合わせすることのできる磁界変調ヘッド組立用治具
を提供できる。そして、請求項2乃至請求項4記載の発
明によれば、磁界変調ヘッドの組立時にヘッドコアの中
心部をレーザ光ピックアップの光軸上に精度よく容易に
且つ簡単な構成で位置合わせすることのできる磁界変調
ヘッド組立用治具を提供できる。また、請求項5記載の
発明によれば、磁界変調ヘッドの組立時にヘッドコアの
中心部をレーザ光ピックアップの光軸上に精度よく容易
に位置合わせすることのできる磁界変調ヘッドの製造方
法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁界変調ヘッド組立
用治具の側面図である。
【図2】図1に示す磁界変調ヘッド組立用治具の平面図
である。
【図3】図1に示す磁界変調ヘッド組立用治具のベース
上にヘッドアームをセットした状態を示す図である。
【図4】図1に示す磁界変調ヘッド組立用治具の第2位
置決めピンにコイルボビンを差し込んだ状態を示す図で
ある。
【図5】磁界変調ヘッドの概略構成を説明するための図
である。
【図6】図4に示すヘッド本体の断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドアーム 12 ヘッド本体 14 光磁気記録装置 16 ねじ止め孔 18 ヘッドスライダ 20 光磁気ディスク 22 コイルボビン 24 ヘッドコア 26 レーザ光ピックアップ 32 ベース 34 ヘッドアーム位置決め部 36 コイルボビン位置決め部 38 第1位置決めピン 40 第2位置決めピン 42 位置決め台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光磁気記録装置にその基端部が固定され
    るヘッドアームと、前記光磁気記録装置にセットされた
    光磁気ディスク上を相対移動するように前記ヘッドアー
    ムの先端部に取り付けられるヘッドスライダと、前記光
    磁気ディスクのディスク面に対しその中心孔が垂直とな
    るように前記ヘッドスライダ内に組み込まれるコイルボ
    ビンと、このコイルボビンの前記中心孔に嵌合して前記
    光磁気記録装置のレーザ光ピックアップと対向するヘッ
    ドコアとからなる磁界変調ヘッドを組み立てる際に使用
    されるものであって、 ベースと、このベース上に前記ヘッドアームの基端部を
    位置決めするヘッドアーム位置決め部と、このヘッドア
    ーム位置決め部から所定距離を隔てた位置に前記コイル
    ボビンを位置決めするコイルボビン位置決め部とからな
    ることを特徴とする磁界変調ヘッド組立用治具。
  2. 【請求項2】 前記ヘッドアーム位置決め部は、前記ヘ
    ッドアームの基端部に設けられたねじ止め孔を前記ベー
    ス上に位置決めする第1位置決めピンを有することを特
    徴とする請求項1記載の磁界変調ヘッド組立用治具。
  3. 【請求項3】 前記コイルボビン位置決め部は、前記磁
    界変調ヘッドの組立時に前記コイルボビンの中心孔が挿
    入される第2位置決めピンを有することを特徴とする請
    求項1記載の磁界変調ヘッド組立用治具。
  4. 【請求項4】 前記第2位置決めピンは、前記ベース上
    に固定された位置決め台の上面に設けられていることを
    特徴とする請求項3記載の磁界変調ヘッド組立用治具。
  5. 【請求項5】 光磁気記録装置にその基端部が固定され
    るヘッドアームと、前記光磁気記録装置にセットされた
    光磁気ディスク上を相対移動するように前記ヘッドアー
    ムの先端部に取り付けられるヘッドスライダと、前記光
    磁気ディスクのディスク面に対しその中心孔が垂直とな
    るように前記ヘッドスライダ内に組み込まれるコイルボ
    ビンと、このコイルボビンの前記中心孔に嵌合して前記
    光磁気記録装置のレーザ光ピックアップと対向するヘッ
    ドコアとからなる磁界変調ヘッドを製造する方法であっ
    て、 前記ヘッドアームと前記レーザ光ピックアップとが対向
    する位置が相対的に位置決めされるよう前記ヘッドアー
    ムの基端部を基準位置に位置決めし、次いで前記レーザ
    光ピックアップと対向する位置を基準として、前記ヘッ
    ドスライダに前記コイルボビンを取り付け固定した後、
    前記コイルボビンの中心孔に前記ヘッドコアを挿入する
    工程を含むことを特徴とする磁界変調ヘッドの製造方
    法。
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