JP2001109969A - 監視システム - Google Patents

監視システム

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JP2001109969A
JP2001109969A JP32308199A JP32308199A JP2001109969A JP 2001109969 A JP2001109969 A JP 2001109969A JP 32308199 A JP32308199 A JP 32308199A JP 32308199 A JP32308199 A JP 32308199A JP 2001109969 A JP2001109969 A JP 2001109969A
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signal
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monitoring
monitored
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JP32308199A
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English (en)
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Tsutomu Fujita
努 藤田
Masami Kanegae
正巳 鐘ケ江
Atsushi Sugano
淳 菅野
Chikatake Uchiumi
京丈 内海
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RIBAABERU KK
Original Assignee
RIBAABERU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】独居老人などの被監視者の状態を、被監視者の
プライバシイを損なうことなしに遠方から容易かつ確実
に監視することができる監視システムを提供する。 【解決手段】初期設定時の画像と所望時刻の画像が比較
され、一致した部分は「0」信号、不一致の部分は
「1」信号として、送信側サブシステム20から受信側
サブシステム30へ送信され、上記不一致の部分の画像
は加工変形された後に送信される。 【効果】被監視者を容易かつ確実に監視することがで
き、プライバシイの保護も良好である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視システムに関
し、詳しくは独居老人など被監視者の状態を、被監視者
のプライバシイを損することなしに、遠隔地から容易か
つ確実に監視することができる監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】高齢化が進み、独居が余儀なくされてい
る独居老人が急激に増加しているが、これら独居老人を
支援する家族などは、独居老人と離れて遠方で生活せざ
るを得ない状況にあることが多い。このような遠隔地に
独居する高齢者の安否を家族などが確認するには、従来
は電話やテレビ電話などの通信手段が利用されていた。
【0003】しかし、高齢者が電話やテレビ電話に応答
できない場合は、外部から監視撮像装置を起動させて高
齢者を撮像し、得られた画像を送信して監視することに
なるが、この場合、被監視者のプライバシイを保護する
ため、公開されている画像にはモザイク掛けなどの画像
処理を装置管理者が行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現在の電話などの通信
手段では、被監視者である高齢者自身がこれら通信手段
に応答しなければならない。したがって、非常事態が発
生し、高齢者が自分で応答できなくなってしまった場合
は、上記通信手段では、外部から安否を確認することは
不可能である。
【0005】また、正常な場合でも、高齢者の多くは聴
力が低下しており、電話などの通信装置から離れた場所
にいる場合などは、電話などの通信装置からの呼び出し
音に応答できない。したがって、このような場合は、被
監視者の安全を確認するには、監視を行っている家族な
どが、被監視者が居る現地に出かける他ない
【0006】さらに、従来の技術を用いて被監視者の安
否を遠方から確実に把握するには、被監視者を常時監視
する他ないが、これでは被監視者のプライバシイを保護
できないので、通常の場合は実施が困難であるのが現状
である。
【0007】本発明の目的は、上記従来の問題を解決
し、高齢者など被監視者自身の応答なしに、被監視者の
状態を遠隔地から容易かつ確実に把握することができ、
しかも被監視者のプライバシイを阻害しない監視システ
ムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の監視システムは、被監視者の監視に必要な監
視対象領域を撮像する画像送信側サブシステムと、当該
画像システムからの画像を通信回線を介して受信する画
像受信側サブシステムを有する監視システムであって、
上記画像送信側サブシステムは、上記監視対象領域を撮
像するための1個または複数個の撮像装置、上記被監視
者が存在しない上記監視対象領域を上記撮像装置によっ
て撮像して得られた第1の画像を記憶する手段、上記第
1の画像を記憶した後,所望の時間後に、上記撮像装置
が所望の位置に設置された所望の時間後に、上記撮像装
置によって撮像して得られた第2の画像と上記記憶する
手段に記憶された第1の画像を比較して所定の処理を行
う画像処理手段および上記第1の画像と第2の画像の一
致部分と不一致部分を、互いに異なる信号として上記画
像受信側サブシステムに送信する手段を有し、上記第1
の画像と第2の画像の不一致部分の画像は、所定の加工
をされた後に上記受信側サブシステムに送信されること
を特徴とする。
【0009】すなわち、本発明の監視システムの全体の
構成は、図1(a)に示したように、被写体2の近くに
配置された画像送信側サブシステム20と、被写体から
離れた場所にあり、監視者の近くに配置された画像受信
側サブシステム30が、通信回線40によって互いに接
続されている。上記画像送信側サブシステム20は、図
1(b)に示したように、CCDやMOS固体撮像素子
などからなる複数の撮像装置10−1〜10−n、送信
側記憶部5、送信側画像処理回路6および画像送信部7
を有しており、上記撮像装置10−1〜10−nは、そ
れぞれレンズ1、CCDやMOS固体撮像素子などから
なるエリアセンサ3およびCCU(camera co
ntrol unit)4を備えている。なお、図1
(b)では撮像装置10−1のみが図示されており、他
の撮像装置は図示が省略されている。また、下記説明で
は上記複数の撮像装置10−1〜10−nを撮像装置1
0と記した。
【0010】被写体2の像はレンズ1によってエリアセ
ンサ3に結像され、エリアセンサ3からの信号はCCU
4に送られて処理され、画像信号とされる。上記CCU
4からの画像信号は送信側記憶部5に入って記憶される
とともに、送信側画像処理回路6に直接入り、上記送信
側記憶部5に記憶されている画像信号と比較されて、所
定の演算処理が行われる。上記送信側演算処理回路6か
らの信号は画像送信部7に入り、外部端子8から通信回
線40を介して画像受信側サブシステム30に送信され
る。
【0011】上記画像受信側サブシステム30は、図1
(c)にその概要を示したように、上記通信回線40か
ら入力端子9を介して入力された信号を受ける画像受信
部31、受信した信号の一部である画像信号を記憶する
受信側記憶部32、受信した信号および受信側記憶部3
2からの信号を処理して、モニター34に画像信号を与
える受信側画像処理部33を具備している。
【0012】初期設定時など、被監視対象領域内に被監
視者が居ないときにおける、撮像装置10からの出力信
号は、まず送信側記憶部5に記憶される。上記初期設定
時より所望の時間が経過した後、または受信側からの指
示があったときは、撮像装置10による撮像が行われ、
撮像装置10からの出力画像信号と、上記初期設定時に
送信側記憶部5に記憶された信号は、画像処理回路6に
送られて両者が比較される。比較した結果、一致した部
分に対しては、信号なしを意味する「0」信号(low
level)が、一致しなかった部分に対しては、信
号ありを意味する「1」信号(high level)
が、それぞれ画像送信部7に送られる。画像送信部7で
は、これら「0」信号と「1」信号を合わせて出力信号
とされ、画像受信サブシステム30へ送信される。
【0013】被監視者が撮像領域(監視領域)内に入っ
てくると、被監視者の形態の部分が「1」信号になり、
例えば一定の輝度(黒レベルのみまたは白レベルのみな
ど)にするなど所望の加工をされて出力され、「0」信
号に対しては、送信側記憶部5の信号がそのまま出力さ
れて、例えば図5または図6に示した画像が受信側で観
察される。
【0014】すなわち、「1」信号の有無から、被監視
者の有無を容易かつ確実に知ることができ、しかも
「1」信号を一定の輝度、輪郭のみあるいは適当なハッ
チなど一様なパターンとすることにより、被監視者が誰
であるか不明になるので、被監視者のプライバシイは確
実に保護される。
【0015】上記所定の加工としてはいくつかの方法が
可能であり、例えば上記不一致部分の画像を、上記のよ
うに一定の輝度とする、輪郭のみとする、当該輪郭の解
像度を低くする若しくは所望のパターンによって上記輪
郭内を埋めるなどの方法を実施することができる。
【0016】また、上記不一致部分の画像そのものでは
なく、例えば頭部など被監視者の所望部分の位置に関す
る信号を上記受信側サブシステムに送信するようにして
も、被監視者の監視を行うことはできる。このようにす
れば、被監視者の画像そのものが受信側サブシステムの
モニターに表示されることはないので、被監視者のプラ
イバシイの保護がさらに良好になることはいうまでもな
い。上記所望部分としては、監視の態様によって適宜選
択できるが、上記不一致部分の画像の中心位置若しくは
その近傍とすることが実用上好ましい。
【0017】さらに、被監視者の監視に必要な監視対象
領域を撮像する画像送信側サブシステムと、当該画像送
信側サブシステムからの画像を通信回線を介して受信す
る画像受信側サブシステムを有する監視システムであっ
て、上記画像送信サブシステムは、上記監視対象領域を
所定時間ごとに順次撮像して複数の画像を得るための撮
像手段、上記複数の画像を記憶する手段と、当該記憶す
る手段に記憶された上記複数の画像を比較する手段と、
上記複数の画像の間の差異の有無を上記受信側サブシス
テムに送信する手段を有することを特徴とする監視シス
テムによっても、被監視者のプライバシイを極めて良く
保護することができる。
【0018】この場合における、上記送信側画像処理回
路6について説明する。上記送信側記憶部5に記憶され
た画像(例えば浴室)の監視において、図3に示した初
期設定画像と、図4に示した入浴中を示す被監視者が存
在する場合の画像との差を得るための送信側画像処理装
置回路6の構成の一例を図12に示した。
【0019】送信側記憶部5に記憶されている初期設定
画像からの信号および撮像装置10からの現在の画像信
号は、それぞれ第1の入力端子61および第2の入力端
子62を介して、送信側画像処理回路6に入力される。
入力された上記信号および画像信号は、第1の信号調整
器63および第2の信号調整器64によって、それぞれ
最大値や最小値、およびガンマ値やシェージングなどを
補正され、被監視者が存在する場合の画像(図4)のう
ち、背景となっている部分、すなわち、初期設定画像
(図3)と同一の部分は、初期設定画像の場合と同じ信
号になるようにされる。
【0020】上記第1および第2の信号調整器63、6
4によってそれぞれ調整された信号は、処理回路65に
入って比較され、両者の間に差が存在するときは「1」
信号が、差が存在しないときは「0」信号が、それぞれ
出力される。上記処理回路65による比較は、たとえば
比較回路、引き算回路または排他的論理和回路などを用
いて行うことができる。
【0021】送信側記憶部5と撮像装置10からの信号
は、時間的なずれが存在するため、照明条件や気温など
の外的要件の違いによって全く同一の画像を得ることは
困難であり、上記信号調整器63、64によって両画像
の差を小さくすることが必要である。
【0022】そのための第1の手段は、画像内に基準点
を設ける方法である。すなわち、撮像すべき領域内の所
望の位置に基準点を設け、上記第1および第2の画像内
における上記基準点の信号レベルを一致させる。例え
ば、図13に示したように、画像信号の設定を記憶画像
と撮像画像を合わせるため、画像の隅の画像処理の障害
にならない部分に、第1および第2の基準点24a、2
4bを配置して同時に撮像した。記憶されている初期設
定画像(図13)と、被監視者23がいる撮像画像(図
14)を上記第1および第2の信号調整器63、64に
よってそれぞれ調整する際に、図13における第1の基
準点24aからの信号と図14における第1の基準点2
4aからの信号を同一とし、さらに図13における第2
の基準点24bからの信号と図14における第2の基準
点24bからの信号を同一とした。
【0023】第2の手段は、画像信号を周囲の信号から
の差分値を算出する方法である。この場合、上記第1お
よび第2の画像から選択された画素からの信号値および
当該画素の近傍の複数の他の画素からの信号値がそれぞ
れ測定され、両信号値が比較されて両者の差分が求めら
れる。たとえば、図15に示したように、注目している
画素(I、J)からの信号を、画素(I、J)に隣接す
る上下左右の4個の位置にある画素(I+1、J)、
(I−1、J)、(I、J+1)、(I、J−1)の信
号と比較し、その差分を下記式(1)から求めた。式
(1)において、V(I、J)、V(I+1、J)、V
(I−1、J)、V(I、J+1)、V(I、J−1)
は、それぞれ上記各画素の信号を表す。
【0024】
【数1】
【0025】この処理を、第1および第2の信号調整器
63、64を用いて、記憶画像および撮像画像に対して
それぞれ行って処理回路65によって比較し、差がある
と認められた場合は「1」信号を発し、差がないと判断
されたときは「0」信号を発する。差の有無の判断は撮
像現場によって異なるが、通常の場合、10%〜30%
以上の差が認められた場合に差があると判断するように
すれば、誤報を発する恐れは極めて小さい。
【0026】画像位置演算回路66を用いて、被監視者
の位置を上記処理回路65からの「1」信号の位置から
求め、出力端子67から画像送信部7へ出力する。
【0027】本発明によれば、高齢者が倒れているか否
かを遠隔地から確認することができ、かつ肌を露出させ
ていることがわからないように加工した画像を送信でき
る。また、正常に行動しているのなら、正常であること
を連絡することが好ましいので、高齢者の動きを、でき
るだけ情報圧縮して送信する必要がある。そのために
は、自動的に高齢者の動きを摘出して、プライバシイを
侵害しない信号に自動変換して送信できる。また、家庭
内のどこにいるのかの監視になるので、カメラの数は複
数個配置し、制御する必要がある。
【0028】
【発明の実施の形態】〈実施例1〉 高齢者の安否を確認するための監視システムの例を説明
する。例えば炊事場、浴室、手洗い場、出入り口または
廊下など、住居内のいずれの場所に高齢者がいても撮像
できるように、撮像装置10を複数個用い、上記場所に
それぞれ設置される。送信側サブシステム20では、こ
れら複数個の撮像装置10を順次切り替えて撮像を行
い、必要に応じて、画像信号を送信側記憶部5に蓄積し
て記憶する。
【0029】撮像装置10を浴室内に設置した場合につ
いて説明する。本実施例では、図2に示したように、浴
室21の天井の一隅に撮像装置10を設置して、この撮
像装置10によって浴室21内を撮影し、得られた画像
情報(図3)を送信側記憶部5に送って記憶した。受信
側サブシステム30など、遠隔地からの指示によって浴
室21を撮像した場合、被監視者23である高齢者が入
浴中の場合は、図3に示した初期設定時の画像とは異な
り、図4に示した画像が撮像装置10によって撮像され
た。
【0030】初期設定の際における各撮像装置10の初
期設定画像(図3)が、送信側記憶装置5にあらかじめ
記憶されており、撮像装置10からの信号と、送信側記
憶部5に記憶されている信号とを画像処理回路6によっ
て比較し、一致した部分については、信号なしを意味す
る「0」信号を画像送信部7に送り、一致しなかった部
分については、信号ありを意味する「1」信号を画像送
信部7へ送った。画像送信部7では、これらを合わせて
出力信号とした。
【0031】本実施例では、被監視者23の形態の部分
が「1」信号として、一定の輝度で出力された。すなわ
ち、上記画像処理回路6による比較によって、送信側記
憶部5に記憶された初期設定画像(図3)とは異なる部
分のみを抜き出した画像(図7)が得られ、これを受信
側サブシステム30に送信した。この場合、上記抜き出
した画像の輪郭の内部を一色(黒色)のみとして送信し
てもよく(図7)、また、輪郭のみを送信したり(図
8)、輪郭の内部をハッチのような一様なパターンで埋
めて(図9)送信してもよい。
【0032】なお、上記説明では浴室21内の被監視者
23がいる部分を「1」信号とし、被監視者23がいな
い部分を「0」信号としたが、画像送信部7以下におけ
る信号論理によって決るのであるから、両信号を逆にし
てもよいことはいうまでもない。また、図10に示した
ように、輪郭部の解像度を低くして送信することも可能
である。被監視者23の存在を通知するために送信する
情報の画像フォーマット形式としては、図11に示した
形式Aのように、撮像装置番号と画像データを一対にし
た。
【0033】本実施例により、被監視者のプライバシイ
を損なうことなしに、浴室内の被監視者を容易かつ確実
に監視することができた。
【0034】〈実施例2〉 上記実施例1の場合と同様に、送信側サブシステム20
の有する撮像装置10を浴室21の一隅に設置して浴室
21内を撮像し(図2)、得られた画像(図3)を図1
(c)に示した上記送信側記憶部5に記憶させた。
【0035】次に、遠隔地に配置された受信側サブシス
テム30からの指示によって浴室21内を撮像した。こ
の際、被監視者が入浴中であれば、送信側記憶部5に記
憶された画像(図3)とは異なる画像(図4)が、撮像
装置10によって得られる。
【0036】撮像装置10からの信号と、送信側記憶部
5に記憶されている信号を、画像処理回路6によって比
較して、一致しなかった部分の画像の中心位置を求め、
画像送信部7に送った。画像送信部7は、上記中心位置
の垂直方向における位置、すなわち、中心位置がある走
査線番号と、中心位置のある水平方向のタイミングを、
撮像装置10の装認識番号と共に出力信号として送信
し、受信側サブシステム30の受信側記憶部33に記憶
した。本実施例では、被監視者23の形態の中心部を、
不一致部分の中心位置として画像送信部7から受信側サ
ブシステム30へ送信したが、中心部以外の部分であっ
てもよい。
【0037】複数個の撮像装置を使用した場合は、上記
出力信号の他に、各撮像装置10の番号が出力され、受
信側サブシステム30では、撮像装置10の番号に合わ
せて、受信側記憶部33の画像信号が選択される。被監
視者23の存在を通知するために送信される情報の画像
フォーマット形式としては、図11の形式Bに示したよ
うに、撮像装置番号と被監視者の中心位置を一対にし
た。
【0038】受信側サブシステム30では、例えば丸や
四角などの記号またはアニメーションのキャラクタな
ど、小型のパターンが受信画像処理部33において作ら
れる。これら小型のパターンは受信側受信部31の信号
と組み合わされ、さらに受信画像記憶部32に記憶され
ている画像と合わせて、モニター34に表示される。
【0039】本実施例によれば、被監視者が存在する位
置のみがモニターに表示され、被監視者の形態とは無関
係なので、被監視者のプライバシイが侵される恐れは全
くない。
【0040】〈実施例3〉 被監視者の状態を知る際に、被監視者が室外に出たと
か、入室したとかの情報があれば、被監視者の行動を把
握して安全を確認することが容易である。特に徘徊の恐
れがある高齢者や幼児に対して、本人の自主性を尊重し
ながら安全を監視するには、被監視者が危険な場所に出
ていないか否か、または、どのような場所で遊びや仕事
をしているかなどを、監視者が知るだけでも有用である
ことが多い。
【0041】そのためには、被監視者の入室や退室など
に関する情報が、自動的に送信されることが好ましく、
このような機能を有する画像送信側サブシステム20の
一例を図16に示した。
【0042】図16から明らかなように、本実施例の画
像送信側サブシステム20は、タイミング発生器25を
有しており、あらかじめ決められた一定時間T−1ごと
に、図17に示した起動信号列t0、t1、2、……、
tn−1、tn、……を発生して撮像装置10を起動
し、各起動信号発生時に得られた画像信号を、送信側記
憶部5に順次記憶させる。
【0043】たとえば時刻tnに撮像された画像と、そ
の時刻tnの一つ前の時刻tn−1に撮像されて送信側
記憶部5に記憶されている画像を、送信側画像処理回路
6によって比較して差異を求める。両画像の間に差異が
存在すれば、時刻tn−1と時刻tnの間に、撮像装置
10によって撮像された部屋に被監視者が入室または退
室したか、あるいは被監視者が上記部屋内で移動したか
のいずれかである。
【0044】初期設定時刻t0、時刻tn−1および時
刻tnにおける画像を、送信側記憶部5から送信側画像
処理回路6に読み込んで比較検討し、どの画像間に差異
が存在しているかを調べる。
【0045】その結果、時刻tn−1および時刻tnに
おける画像の間に差異が存在し、かつ、(1)時刻tn
−1における画像が、初期設定時刻t0における画像と
同一である場合は、時刻tn−1と時刻tnの間におけ
る入室、(2)時刻tnにおける画像が、初期設定時刻
t0における画像と同一である場合は、初期設定時刻t
0と時刻tn−1における入室と時刻tn−1と時刻t
nの間における退室、および(3)時刻tn−1および
時刻tnにおける画像が、いずれも初期設定時刻t0に
おける画像と差異が存在する場合は、初期設定時刻t0
後における入室と時刻tn−1と時刻tnの間における
室内での移動を、それぞれ示すものと判断される。
【0046】これらの判断が得られた際の情報、たとえ
ば差異が認識された時刻、差異を認識した撮像装置10
の名称と設置された位置、被監視者の入退室や室内での
移動などの情報を、上記送信側記憶部5に格納し、受信
側サブシステム30からの指示にしたがって、あるいは
所望時間ごとに送信する。被監視者の入退室や室内での
移動などの行動を示す情報は、被監視者が無事に活動し
ていることを示すものであるから、監視者にとっては好
ましい情報である。
【0047】上記差異が存在する場合、画像出力部7を
起動して、信号回路40を介して受信側サブシステム3
0に通報される情報としては、差異が認められた撮像装
置の番号や撮像位置のみであってもよい。受信側サブシ
ステム30に送られる情報が撮像装置の番号や撮像位置
のみでは、被監視者の状況は詳細には伝わらないが、定
時通信であれば、被監視者の行動を遠隔地にある受信側
で監視して、安全か否かを容易に把握することは可能で
あり、さらにプライバシイの保護には極めて有利であ
る。
【0048】
【発明の効果】上記説明から明らかなように、本発明に
よれば例えば被監視者の輪郭のみを送信すれば目的を達
成できる。そのため、必要な送信情報量は全体を送信す
る場合の約100分の1になり、画像圧縮効果が極めて
大きく、通信費用は著しく低減されるとともに、プライ
バシイの保護も良好に行われる。
【0049】さらに、記憶された浴室の画像を受信側で
もあらかじめ記憶しておけば、浴室内における被監視者
の位置のみではなく、正常な体位であるか、あるいは横
転して危険な状態にあるか等、被監視者の状態を知るこ
ともでき、実用上極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の監視システムの構成を示す図。
【図2】浴室内の配置の一例を示す図。
【図3】初期設定時の浴室の画像の一例を示す図。
【図4】被監視者が入浴中の画像の一例を示す図。
【図5】被監視者が入浴中の画像の一例を示す図(黒レ
ベル)。
【図6】被監視者が入浴中の画像の一例を示す図(白レ
ベル)。
【図7】被監視者の像を黒レベルとした例を示す図。
【図8】被監視者の像の輪郭のみとした例を示す図。
【図9】被監視者の像をモザイク処理した例を示す図。
【図10】被監視者の像の解像度を低くした例を示す
図。
【図11】画像データのフォーマットを示す図。
【図12】送信側画像処理回路の構成を示す図。
【図13】基準点を有する初期設定画像の一例を示す
図。
【図14】被監視者が居る場合の基準点の一例を示す
図。
【図15】画像信号と周囲の信号の差分を示す式を説明
するための図。
【図16】画像送信側サブシステムの一例を説明するた
めの図。
【図17】起動信号列のタイミングを説明するための
図。
【符号の説明】
1…レンズ、2…被写体、3…エリアセンサ、4…CC
U、5…送信側記憶部、6…送信側画像処理回路、7…
画像送信部、8…出力端子、9…入力端子、10…撮像
装置、20…画像送信側サブシステム、21…浴室、2
2…浴槽、23…被監視者、25…タイミング発生器、
31…画像受信部、32…受信側記憶部、33…受信側
画像処理部、34…モニター、61、62…入力端子、
63、64…信号調整器、65…処理回路、66…画像
位置演算回路、67…出力端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 AA02 CC02 CD03 CH02 CH03 CH08 CH09 FE09 FF03 GA00 GB02 GB05 HA12 HA19 5C087 AA09 AA19 BB11 BB46 BB74 DD03 DD24 EE14 EE18 EE20 FF01 FF04 GG02 GG08 GG11 GG18 GG20 GG23 GG30 GG37 GG43

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被監視者の監視に必要な監視対象領域を
    撮像する画像送信側サブシステムと、当該画像システム
    からの画像を通信回線を介して受信する画像受信側サブ
    システムを有する監視システムであって、上記画像送信
    サブシステムは、上記監視対象領域を撮像するための1
    個または複数個の撮像装置、上記被監視者が存在しない
    上記監視対象領域を上記撮像装置によって撮像して得ら
    れた第1の画像を記憶する手段、上記第1の画像を記憶
    した後、所望の時間後に、上記撮像装置によって撮像し
    て得られた第2の画像と上記記憶する手段に記憶された
    第1の画像を比較して所定の処理を行う画像処理手段お
    よび上記第1の画像と第2の画像の一致部分と不一致部
    分を、互いに異なる信号として上記画像受信側サブシス
    テムに送信する手段を有し、上記第1の画像と第2の画
    像の不一致部分の画像は、所定の加工をされた後に上記
    受信側サブシステムに送信されることを特徴とする監視
    システム。
  2. 【請求項2】 上記所定の加工は、上記不一致部分の画
    像を、一定の輝度とする、輪郭のみとする、当該輪郭の
    解像度を低くする若しくは所望のパターンによって上記
    輪郭内を埋めることであることを特徴とする請求項1に
    記載の監視システム。
  3. 【請求項3】 上記不一致部分の画像の所望部分の位置
    に関する信号が上記受信側サブシステムに送信されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の監視システム。
  4. 【請求項4】 上記所望部分は上記不一致部分の画像の
    中心位置若しくはその近傍であることを特徴とする請求
    項3に記載の監視システム。
  5. 【請求項5】 被監視者の監視に必要な監視対象領域を
    撮像する画像送信側サブシステムと、当該画像送信側サ
    ブシステムからの画像を通信回線を介して受信する画像
    受信側サブシステムを有する監視システムであって、上
    記画像送信サブシステムは、上記監視対象領域を所定時
    間ごとに順次撮像して複数の画像を得るための撮像手段
    と、上記複数の画像を記憶する手段と、当該記憶する手
    段に記憶された上記複数の画像を比較する手段と、上記
    複数の画像の間の差異の有無を上記受信側サブシステム
    に送信する手段を有することを特徴とする監視システ
    ム。
  6. 【請求項6】 撮像すべき領域内の所望位置に基準点を
    設け、上記第1および第2の画像内における上記基準点
    の信号レベルを一致させる手段を有することを特徴とす
    る請求項1から5のいずれか一に記載の監視装置。
  7. 【請求項7】 上記第1および第2の画像から選択さた
    画素からの信号値を、当該画素の近傍の複数の他の画素
    からの信号値を比較して差分を求める手段を有すること
    を特徴とする請求項1から6のいずれか一に記載の監視
    装置。
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