JP2001109598A - プリントシステム - Google Patents

プリントシステム

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JP2001109598A
JP2001109598A JP28886699A JP28886699A JP2001109598A JP 2001109598 A JP2001109598 A JP 2001109598A JP 28886699 A JP28886699 A JP 28886699A JP 28886699 A JP28886699 A JP 28886699A JP 2001109598 A JP2001109598 A JP 2001109598A
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Kenichi Ishida
健一 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホストコンピュータとプリンタとの間で良好
に負荷分散を行い、高速なプリント処理を実現したプリ
ントシステムを提供する。 【解決手段】 プリンタドライバ13は、描画コマンド
の種類およびコマンドサイズについてホストコンピュー
タ1とプリンタ2の処理能力に関する重み係数からなる
負荷テーブルを備えている。アプリケーションプログラ
ム11からOS12を通じて描画コマンドが入力される
と、描画コマンドの種類及びコマンドサイズの情報か
ら、描画コマンドの処理にかかる負荷を予測する。そし
て、プリンタ2で処理を行うと効率が良い描画コマンド
はPDL等の形でプリンタ2へ送信し、ホストコンピュ
ータ1で処理を行う方がよい描画コマンドは、処理後に
中間データなどの形でプリンタ2へ送信する。これによ
って、描画コマンドの処理負荷を、描画コマンドの種類
及びコマンドサイズにより分散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストコンピュー
タおよびプリンタを有するプリントシステムに関するも
のであり、特に、描画コマンドの処理にかかる負荷をホ
ストコンピュータとプリンタに分散させたプリントシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のホストコンピュータおよびプリン
タを有するプリントシステムでは、プリンタにおいて記
録出力する情報の生成を、プリンタ側で行う場合とホス
トコンピュータで行う場合がある。プリンタ側において
記録出力する情報を生成する場合には、例えばPDL
(Page Description Languag
e)等の描画を指示する描画コマンドをホストコンピュ
ータからプリンタへ転送し、この描画コマンドをプリン
タで解釈し、実際の描画処理を行って記録出力する。こ
の方法では、ホストコンピュータからプリンタへ転送す
るデータ量が少なく、またホストコンピュータでは描画
処理を行わないためそれほどの負荷がかからない。しか
し、近年のホストコンピュータにおける描画性能の向上
やプリンタにおける解像度の向上及び記録速度の向上な
どによって、プリンタにおける描画処理の負荷は増大す
る一方である。
【0003】また、ホストコンピュータ側で記録出力す
る情報の生成を行う場合には、描画コマンドに対する描
画処理はホストコンピュータ側ですべて行われ、記録可
能なデータあるいは中間データがプリンタに転送され
る。この場合、プリンタには高度な描画処理の性能が要
求されない。また近年のホストコンピュータの性能向上
とともに、ホストコンピュータ側で描画処理を行うこと
も十分可能になってきている。しかし、描画処理後の記
録可能なデータあるいは中間データは、データ量が非常
に多い。そのため、ホストコンピュータからプリンタへ
の伝送路が障害となってプリンタの性能を十分に引き出
せない場合がある。
【0004】上述のように記録出力する情報の生成をホ
ストコンピュータ側で行うのかプリンタ側で行うのか
は、プリンタを接続し、あるいはプリンタのドライバを
インストールした時点で決定されてしまう場合が多い。
このような固定的な方法では、上述のような欠点を克服
できない。
【0005】例えば特開平10−40031号公報など
に記載されているように、ホストコンピュータとプリン
タとの間で、描画コマンドに対する処理をいずれで行う
かを自動的に選択するプリントシステムが考えられてい
る。上述の文献に記載されているプリントシステムで
は、ホストコンピュータおよびプリンタの処理能力や接
続方法、アプリケーションプログラムのタイプなどに対
し、それぞれ固定の評価点を設定しておく。そして印刷
ジョブが発生すると、設定しておいた評価点を判断基準
として、描画処理をホストコンピュータで行うのかある
いはプリンタで行うのかを判断して処理を切り替えてい
る。これによって、描画処理に対するある程度の負荷分
散が図られ、過度にプリンタに描画処理の負荷がかかっ
たり、過度に転送データ量が多くなるといった事態を回
避することが可能である。
【0006】しかし、上述の文献に記載されているプリ
ントシステムでは、1つのアプリケーションプログラム
に対して評価点は1つの固定された値である。そのた
め、例えばユーザの使用方法によって出力される描画デ
ータ形式が異なるようなアプリケーションプログラムに
おいても固定的に評価が行われてしまう。例えば、ホス
トコンピュータで描画処理を行うように評価点が設定さ
れているアプリケーションプログラムから、プリンタで
処理を行なった方が効率の良いグラフィックスデータの
みが出力された場合にも、ホストコンピュータで処理が
行われてしまう。そのため、印刷時の解像度を持つラス
ターデータなど、データ量の大きなデータ形式に変換さ
れてプリンタへ送信されるので、転送に時間がかかり、
印刷スループットが低下してしまう。
【0007】また逆に、プリンタで処理を行うように評
価点が設定されているアプリケーションから、ホストコ
ンピュータで処理を行った方が効率的なイメージデータ
が出力された場合でも、プリンタで処理を行うように描
画コマンドが送信されてしまう。そのため、実際に印刷
に必要でない情報まで含んでいる、データ量の大きな描
画データを転送するため、印刷スループットが低下して
しまう。具体例として、描画コマンドが各色8ビットの
階調をもつRGBカラーイメージであって、印刷に必要
な階調が1ビットのカラーイメージであった場合は、実
際に必要なデータ量の8倍のデータを送信していること
になる。さらに、描画コマンドが各色8ビットの階調を
もつRGBカラーイメージであって、印刷に必要な階調
が1ビットの白黒イメージであった場合は、実際に必要
なデータ量の24倍ものデータを送信していることにな
る。
【0008】このように、従来のプリントシステムで
は、記録出力する描画データ形式の変化についてはなん
ら考慮されておらず、負荷分散が不十分であるために印
刷スループットが低下するという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、ホストコンピュータとプリ
ンタとの間で良好に負荷分散を行い、高速なプリント処
理を実現したプリントシステムを提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ホストコンピ
ュータおよびプリンタを有するプリントシステムにおい
て、前記ホストコンピュータは、前記ホストコンピュー
タおよび前記プリンタの処理能力に関する処理能力情報
を管理する処理能力管理手段と、描画コマンドの処理及
び実行にかかる負荷を前記処理能力管理手段が管理する
前記処理能力情報と前記描画コマンドの種類およびコマ
ンドサイズに関する情報を用いて判定する負荷判定手段
と、前記負荷判定手段による判定結果に応じて前記描画
コマンドに対する処理を前記ホストコンピュータおよび
前記プリンタに分散する描画コマンド分配手段を備えて
いることを特徴とするものである。
【0011】このように本発明では、描画コマンドの種
類やコマンドサイズなどを加味して描画コマンドの処理
及び実行にかかる負荷を判定し、ホストコンピュータ及
びプリンタに負荷を分散する。これによって、プリンタ
側で処理を行った方が効率の良い描画コマンドについて
は確実にプリンタ側で処理を行うことができ、また、ホ
ストコンピュータ側の能力に応じて、ホストコンピュー
タ側で描画コマンドに対する処理を分担することがで
き、最適な負荷分散を実現することができる。そのた
め、プリントのスループットを向上させ、高速なプリン
ト処理が可能になる。
【0012】なお、負荷の判定を行う際には、描画コマ
ンドの種類およびコマンドサイズについて、ホストコン
ピュータおよび前記プリンタの処理能力に関する重み係
数を有した負荷テーブルを作成しておき、その負荷テー
ブルを用いることによって簡単に負荷の判定を行うこと
ができる。また、負荷の判定は、描画コマンドの種類の
傾向を学習し、学習結果に基づいて行うことが可能であ
る。
【0013】ホストコンピュータに分配された描画コマ
ンドについては、その描画コマンドの処理を描画コマン
ド分配手段で行い、例えば中間データとしてプリンタに
送ることができる。プリンタ側では、ホストコンピュー
タから送られてくる未処理の描画コマンドを受け取って
描画処理を行うとともに、ホストコンピュータで描画コ
マンドを処理した結果である中間データを受け取り、記
録出力すればよい。ホストコンピュータで処理を行った
方が好ましい描画コマンドについては処理済の中間デー
タを受け取るため、プリンタにおける負荷の増大は抑え
られる。また、プリンタ側で処理を行った方が好ましい
描画コマンドについては、描画コマンド自体が送られて
くるので、転送データ量の増大も抑えることができ、シ
ステムとして高速化することが可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は、本発明のプリントシステ
ムの実施の一形態を示すブロック図である。図中、1は
ホストコンピュータ、2はプリンタ、3は伝送路、11
はアプリケーションプログラム、12はOS、13はプ
リンタドライバ、21は描画処理部、22は中間データ
取得部、23はページバッファ、24はプリンタエンジ
ンである。また、図中の白抜きの矢線はデータの流れを
示している。ホストコンピュータ1とプリンタ2とは、
伝送路3で接続されている。伝送路3は、例えばホスト
コンピュータ1とプリンタ2とを直結するケーブルでも
よいし、あるいはLANや公衆回線などのネットワーク
であってもよい。
【0015】ホストコンピュータ1は、OS12によっ
てその動作が管理されている。アプリケーションプログ
ラム11は、OS12の管理のもとで動作し、各種の処
理を行うことができる。アプリケーションプログラム1
1は、少なくともOS12に対して描画コマンドを出力
し、プリンタ2にプリント出力を依頼することができ
る。OS12は、アプリケーションプログラム11から
プリンタ2へのプリント出力のための描画コマンドを受
け取ると、プリンタ2に対応するプリンタドライバ13
に描画コマンドを渡し、プリンタ2への出力を指示す
る。
【0016】プリンタドライバ13は、基本的にはOS
12から受け取った描画コマンドをプリンタ2に応じた
形式でプリンタ2に対して送出するものである。本発明
では、このプリンタドライバ13において、描画コマン
ドの処理及び実行に関する負荷分散を行う。
【0017】図2は、プリンタドライバに含まれる構成
の一例を示すブロック図である。図中、31は処理能力
管理部、32は負荷判定部、33は描画コマンド分配部
である。処理能力管理部31は、ホストコンピュータの
処理能力及び出力するプリンタ2の処理能力に関する情
報を取得し、管理している。ホストコンピュータの処理
能力は、例えばプリンタドライバ13のインストール時
あるいは任意の時点において、ベンチマークプログラム
などによって測定しておくことができる。また、プリン
タ2の処理能力については、プリンタ2に問い合わせた
り、予め設定しておくことができる。
【0018】負荷判定部32は、処理能力管理部31で
取得したホストコンピュータの処理能力及び出力するプ
リンタ2の処理能力に関する情報と、OS12から受け
取った描画コマンドの種類及びコマンドサイズをもと
に、描画コマンドの処理及び実行にかかる負荷を判定す
る。この負荷の判定には、描画コマンドの種類やコマン
ドサイズなどについて、ホストコンピュータ1およびプ
リンタ2の処理能力に関する重み係数を有した負荷テー
ブルを予め設定しておき、この負荷テーブルを用いて描
画コマンドごとの負荷判定を行うことができる。
【0019】図3は、負荷テーブルの一例の説明図であ
る。付加テーブルには、処理能力、負荷、描画コマンド
タイプ(描画コマンドの種類)、描画コマンドサイズに
ついて、それぞれの細分項目ごとにホストコンピュータ
1で処理を行う場合の重み係数とプリンタ2で処理を行
う場合の重み係数が登録される。図3に示した例では、
描画コマンドタイプ(描画コマンドの種類)ごとに、そ
れぞれ描画コマンドサイズで細分し、それぞれの細分項
目ごとにホストコンピュータ1で処理を行う場合の重み
係数とプリンタ2で処理を行う場合の重み係数を登録し
た例を示している。これによって、各描画コマンドタイ
プごとに描画コマンドサイズに応じた重み係数を設定し
て、各描画コマンドタイプ及び描画コマンドサイズに応
じた負荷分散を実現することができる。なお、図3では
重み係数が大きい方が、処理を効率よく実行できること
を示している。もちろん図3に示したような区分け及び
重み係数は一例であって、任意に設定可能である。本発
明ではこのように、描画コマンドタイプと描画コマンド
サイズに付いての重み係数を有している。そのため、描
画コマンドの特性に応じた負荷分散を可能にしている。
【0020】図2の描画コマンド分配部33は、負荷判
定部32における判定結果に従い、OS12から受け取
った描画コマンドについて、その描画コマンドに対する
処理負荷をホストコンピュータ1およびプリンタ2に分
散させる。すなわち、プリンタ2で処理を行った方が最
適な描画コマンドについてはプリンタ2へ送出する。こ
こでは一例として、PDLとしてプリンタ2に送出する
ものとする。また、ホストコンピュータ1で処理を行っ
た方が最適な描画コマンドについては、その描画コマン
ドについての処理を行ってからプリンタ2へ送出する。
ここでは一例として、処理結果を中間データとしてプリ
ンタ2に送出するものとする。もちろん、プリンタ2に
送出するデータ形式はPDLおよび中間データに限られ
るものではない。
【0021】図1に戻り、プリンタ2は、ホストコンピ
ュータ1から送られてくるPDLあるいは中間データを
受け取り、プリント出力する画像を構成して例えば用紙
等の被記録媒体上に画像を形成する。描画処理部21
は、ホストコンピュータ1から送られてくるPDLで記
述された描画コマンドを受け取り、その描画コマンドに
ついての描画処理を行ってページバッファ23に書き出
す。また中間データ取得部22は、ホストコンピュータ
1から送られてくる中間データを受け取り、その中間デ
ータをそのまま、あるいはプリント出力可能な形式に変
換して、ページバッファ23に書き出す。ページバッフ
ァ23には、描画処理部21及び中間データ取得部22
からプリント出力する1頁分の画像が書き込まれる。プ
リンタエンジン24は、ページバッファ23に書き込ま
れた画像を、例えば用紙等の被記録媒体上に形成して出
力する。
【0022】次に、本発明のプリントシステムの実施の
一形態における動作の一例について説明する。図4は、
本発明の本発明のプリントシステムの実施の一形態にお
けるホストコンピュータにおける処理の一例を示すフロ
ーチャートである。ホストコンピュータ1においてプリ
ンタ2を使用する前に、プリンタ2に対応するプリンタ
ドライバ13がインストールされる。ホストコンピュー
タ1にプリンタドライバ13がインストールされると、
プリンタドライバ13の処理能力管理部31は、例えば
ベンチマークプログラム等を用いてホストコンピュータ
1の処理能力に関する情報を取得する。また、出力対象
となるプリンタ2が決められると、あらかじめ用意され
ているプリンタの処理能力が記述されているデータファ
イルから、プリンタ2の処理能力情報を取得する。取得
したホストコンピュータ1及びプリンタ2の処理能力に
関する情報をもとに、例えば図3に示したような、それ
ぞれの処理能力によって重み付けされた負荷テーブルを
負荷判定部32に作成しておく。
【0023】S41において、アプリケーションプログ
ラム11からOS12を通してプリンタドライバ13へ
描画コマンドが出力されると、S42において、プリン
タドライバ13の負荷判定部32は、例えば負荷テーブ
ルを参照して、受け取った描画コマンドをホストコンピ
ュータ側で処理するか、プリンタ側で処理するかを判定
する。図5は、負荷判定部32における負荷判定処理の
一例を示すフローチャートである。負荷判定部32は、
S51において、受け取った描画コマンドを例えば「テ
キスト」、「グラフィックス」、「イメージ」、「その
他」等の種類に分類する。さらにS52において、受け
取った描画コマンドのコマンドサイズを取得する。
【0024】これらの情報を取得後、S53において、
負荷テーブルの該当する欄の重み係数をホストコンピュ
ータとプリンタについてそれぞれ取得し、それぞれの重
み係数の合計により、受け取った描画コマンドをホスト
コンピュータ側で処理するか、あるいはプリンタ側で処
理するかを判定する。図6は、負荷判定処理の具体例の
説明図である。例えば図3に示した負荷テーブルが設定
されている場合、描画コマンドタイプが「テキスト」、
描画コマンドサイズが200kBの描画コマンドが入力
されたとする。このとき、図3より処理能力及び負荷に
関するコンピュータの重み係数は、それぞれ74と2
6,プリンタの重み係数は17と83である。また、描
画コマンドタイプと描画コマンドサイズの組み合わせか
ら得られるコンピュータの重み係数は20、プリンタの
重み係数は80である。これらをまとめると図6に示す
ようになり、重みの合計は、コンピュータ側が111、
プリンタ側が189となる。これにより、この描画コマ
ンドはプリンタで処理した方が効率がよいものと判定す
ることができる。
【0025】S43において、負荷判定部32による判
定結果がホストコンピュータ側で処理を行う判定か、プ
リンタ側で処理を行う判定かを判断する。ホストコンピ
ュータ1で処理を行うと判定された描画コマンドは、S
44において、描画コマンド分配部33は描画コマンド
に基づいた描画処理を行い、この例では描画処理の結果
を中間データとして生成する。このままプリンタ2に転
送してもよいが、転送するデータ量が多くなるので、こ
の例ではS45において中間データを圧縮し、S46に
おいて、圧縮した中間データをプリンタ2に送信する。
【0026】負荷判定部32においてプリンタ側で処理
を行うと判定された描画コマンドについては、この例で
はS47において描画コマンドを所定のPDLによる記
述に変換し、S48において、PDLによる記述に変換
された描画コマンドをプリンタへ送信する。
【0027】S49において、アプリケーションプログ
ラム11による一連の描画コマンドの出力(ジョブ)が
終了したか否かを判定し、終了していなければS41へ
戻り、次の描画コマンドに対する処理を繰り返す。ジョ
ブの終了により図4に示すホストコンピュータ1におけ
る出力処理を終了する。
【0028】このように、描画コマンドの種類やコマン
ドサイズなどに応じて、描画コマンドの処理負荷をホス
トコンピュータ1とプリンタ2に分散させる。そのた
め、同じアプリケーションソフトウェアを利用しても、
例えばプリンタで処理を行なった方が効率の良いテキス
トデータやグラフィックスデータが出力される場合に
は、プリンタで描画処理が行われるようにPDLで記述
された描画コマンドがプリンタ2に出力される。また、
例えばホストコンピュータ1で処理を行った方が効率的
なイメージデータが出力された場合には、プリンタドラ
イバ13において描画処理を行って中間データがプリン
タ2に出力される。さらに、描画コマンドのコマンドサ
イズが小さければ転送してプリンタ2で描画処理を行っ
た方が効率的であるので、PDLで記述された描画コマ
ンドがプリンタ2に出力される。また、描画コマンドの
コマンドサイズが大きければ、転送にも時間がかかるし
プリンタ2における負荷も大きくなるため、ホストコン
ピュータ1で描画処理を行って中間データをプリンタ2
に出力することができる。このように描画コマンドの種
類やコマンドサイズによって負荷を分散することによっ
て、的確に描画処理の負荷を分散させることができ、印
刷スループットを向上させて高速なプリント処理が可能
になる。
【0029】図7は、本発明の本発明のプリントシステ
ムの実施の一形態におけるプリンタにおける処理の一例
を示すフローチャートである。S61においてホストコ
ンピュータ1からデータを受信すると、S62におい
て、受信したデータがPDLで記述された描画コマンド
であるか、既に描画処理を行った中間データであるかを
判定する。受信したデータが中間データであった場合に
は、この例では図4に示したように中間データは圧縮さ
れて転送されてくるので、S63において中間データ取
得部22は圧縮されている中間データを展開処理し、S
64において一旦中間データバッファ等に格納する。そ
の後、必要に応じてプリンタエンジン24でプリント出
力可能な形式に変換した後、S65においてページバッ
ファ23へ書き出し、S68においてページバッファ2
3上のデータと合成する。
【0030】受信したデータがPDLで記述された描画
コマンドである場合には、描画処理部21は、S66に
おいてPDLで記述された描画コマンドを解釈して描画
処理を行う。そして、描画処理で生成したデータをS6
7においてページバッファ23へ書き出し、S68にお
いてページバッファ23上のデータと合成する。
【0031】S69において、一連のPDLで記述され
た描画コマンドあるいは中間データによるジョブが終了
したか否かを判定し、終了していなければS61へ戻
り、次のデータを受信してそのデータについての処理を
行う。ジョブが終了したら、S70において、ページバ
ッファ23に格納されたデータをプリンタエンジン24
へ送り、被記録媒体上に画像を形成する。このようにし
てプリンタ2における処理を終了する。
【0032】なお、図7に示す例では、1つのジョブが
終了するまで、ページバッファ上にデータを蓄積した
が、例えば1ページ分や1バンド分などの所定の単位で
データが終了するごとにプリンタエンジン24へ送って
もよい。
【0033】次に、本発明のプリントシステムの実施の
一形態における動作の別の例について説明する。この例
では、描画コマンドの傾向を学習する機能を備えた例を
示している。図8は、本発明の本発明のプリントシステ
ムの実施の一形態におけるホストコンピュータにおける
処理の別の例を示すフローチャート、図9は、負荷判定
部32における負荷判定処理の別の例を示すフローチャ
ートである。図中、図4,図5と同様の処理を行うステ
ップには同じ符号を付して重複する説明を省略する。
【0034】図8のS81に示すように、アプリケーシ
ョンプログラム11からOS12を通してプリンタドラ
イバ13が受け取った描画コマンドの種類の頻度を学習
する。そしてS42において、プリンタドライバ13の
負荷判定部32が、受け取った描画コマンドをホストコ
ンピュータ側で処理するか、プリンタ側で処理するかを
判定する際に、それまでの学習結果を考慮して判定を行
う。すなわち、図9に示すように、S51において描画
コマンドを種類別に分類し、S52においてコマンドサ
イズを取得した後、S91において、それまでの学習結
果を取得する。そしてS53において、負荷テーブルに
格納されている重み係数とともに、学習した描画コマン
ドの種類の頻度を考慮して、描画コマンドをホストコン
ピュータ側で処理するか、プリンタ側で処理するかを判
定する。
【0035】このように描画コマンドの種類の傾向を学
習しておくことによって、例えば描画コマンドの種類に
偏りがある場合でも、ホストコンピュータ1の処理能力
とプリンタ2の処理能力が十分生かせるように、描画コ
マンドの処理負荷をホストコンピュータ1とプリンタ2
に分散させることが可能になる。
【0036】なお、図8のS81における学習処理で
は、例えば処理した描画コマンドの種類やコマンドサイ
ズなどに応じて、例えば図3に示すような負荷テーブル
の「描画コマンドタイプ」と、「描画コマンドサイズ」
で決定されるホストコンピュータ1及びプリンタ2の重
み係数を、ホストコンピュータ1の処理能力とプリンタ
2の処理能力が十分生かせるように逐次変更するように
構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、ホストコンピュータとプリンタの処理能力お
よび負荷などとともに、描画コマンドの種類とコマンド
サイズなどの情報も含めて、描画コマンドの処理をホス
トコンピュータとプリンタに振り分ける。これによっ
て、プリンタ側で処理を行った方が効率の良いデータは
確実にプリンタ側で処理を行うことができ、また、ホス
トコンピュータ側の能力に応じて、ホストコンピュータ
側で描画処理を分担することができる。そのため、従来
のように固定の基準で処理方法を判断する方式に比べ
て、印刷スループットを向上させ、高速なプリント処理
が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のプリントシステムの実施の一形態を
示すブロック図である。
【図2】 プリンタドライバに含まれる構成の一例を示
すブロック図である。
【図3】 負荷テーブルの一例の説明図である。
【図4】 本発明の本発明のプリントシステムの実施の
一形態におけるホストコンピュータにおける処理の一例
を示すフローチャートである。
【図5】 負荷判定部32における負荷判定処理の一例
を示すフローチャートである。
【図6】 負荷判定処理の具体例の説明図である。
【図7】 本発明の本発明のプリントシステムの実施の
一形態におけるプリンタにおける処理の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図8】 本発明の本発明のプリントシステムの実施の
一形態におけるホストコンピュータにおける処理の別の
例を示すフローチャートである。
【図9】 負荷判定部32における負荷判定処理の別の
例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…ホストコンピュータ、2…プリンタ、3…伝送路、
11…アプリケーションプログラム、12…OS、13
…プリンタドライバ、21…描画処理部、22…中間デ
ータ取得部、23…ページバッファ、24…プリンタエ
ンジン、31…処理能力管理部、32…負荷判定部、3
3…描画コマンド分配部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータおよびプリンタを有
    するプリントシステムにおいて、前記ホストコンピュー
    タは、前記ホストコンピュータおよび前記プリンタの処
    理能力に関する処理能力情報を管理する処理能力管理手
    段と、描画コマンドの処理及び実行にかかる負荷を前記
    処理能力管理手段が管理する前記処理能力情報と前記描
    画コマンドの種類およびコマンドサイズに関する情報を
    用いて判定する負荷判定手段と、前記負荷判定手段によ
    る判定結果に応じて前記描画コマンドに対する処理を前
    記ホストコンピュータおよび前記プリンタに分散する描
    画コマンド分配手段を備えていることを特徴とするプリ
    ントシステム。
  2. 【請求項2】 前記負荷判定手段は、前記描画コマンド
    の種類およびコマンドサイズについて前記ホストコンピ
    ュータおよび前記プリンタの処理能力に関する重み係数
    を有した負荷テーブルを備えていること特徴とする請求
    項1に記載のプリントシステム。
  3. 【請求項3】 前記負荷判定手段は、前記描画コマンド
    の種類の傾向を学習し、学習結果を用いて負荷の判定を
    行うことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    プリントシステム。
  4. 【請求項4】 前記描画コマンド分配手段は、前記ホス
    トコンピュータに分配された描画コマンドについて該描
    画コマンドの処理を行うことを特徴とする請求項1ない
    し請求項3のいずれか1項に記載のプリントシステム。
  5. 【請求項5】 前記プリンタは、前記ホストコンピュー
    タから送られてくる未処理の描画コマンドを受け取って
    描画処理を行う描画処理手段と、前記ホストコンピュー
    タから送られてくる前記ホストコンピュータで処理を行
    った結果である中間データを受け取る中間データ取得手
    段を有していることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか1項に記載のプリントシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008071346A (ja) * 2007-09-10 2008-03-27 Ricoh Co Ltd 画像処理装置
JP2009048465A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Sharp Corp 印刷システム
US8400654B2 (en) 2006-12-12 2013-03-19 Seiko Epson Corporation Print control apparatus, method and recording medium using selective conversion of printer setting data into PJL or PDL

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