JP2001109060A - カメラホルダー - Google Patents
カメラホルダーInfo
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- JP2001109060A JP2001109060A JP28138199A JP28138199A JP2001109060A JP 2001109060 A JP2001109060 A JP 2001109060A JP 28138199 A JP28138199 A JP 28138199A JP 28138199 A JP28138199 A JP 28138199A JP 2001109060 A JP2001109060 A JP 2001109060A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pedestal
- vibration
- camera
- frame
- fixture
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Accessories Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘリコプタなどの強振系内からでもカメラに
よる良質な映像を撮れる装置を提供する。 【構成】 取付部4を設けた固定具1の下部に、防振手
段を介して上部枠8を吊り下げる。その上部枠8の前後
両側に変形自在な前部枠12および後部枠18を設け、
前後両部枠12,18の下部にはカメラCを乗せるため
の台座28を架設する。台座28は、前後両部枠12,
18の下縁を成す底部リンク15,21上に弾性部材2
9を介して支持し、この台座28と固定具1との左右両
側を屈曲自在な関節アーム33で繋ぐ。そして、ヘリコ
プタなどの振動系の部位に取付部4を結合して固定し、
台座28上に設置したカメラCによる撮影を可能にす
る。
よる良質な映像を撮れる装置を提供する。 【構成】 取付部4を設けた固定具1の下部に、防振手
段を介して上部枠8を吊り下げる。その上部枠8の前後
両側に変形自在な前部枠12および後部枠18を設け、
前後両部枠12,18の下部にはカメラCを乗せるため
の台座28を架設する。台座28は、前後両部枠12,
18の下縁を成す底部リンク15,21上に弾性部材2
9を介して支持し、この台座28と固定具1との左右両
側を屈曲自在な関節アーム33で繋ぐ。そして、ヘリコ
プタなどの振動系の部位に取付部4を結合して固定し、
台座28上に設置したカメラCによる撮影を可能にす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、振動下でカメラを
共振させることなく保持できるようにした装置に係わ
り、特に飛行中のヘリコプタからでもカメラによる良質
な映像を撮れるようにしたカメラホルダーに関する。
共振させることなく保持できるようにした装置に係わ
り、特に飛行中のヘリコプタからでもカメラによる良質
な映像を撮れるようにしたカメラホルダーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオカメラなどで撮影される映
像の良質化を図るため、所謂手振れ防止機能を備えたカ
メラが知られ、一般に広く普及しているが、その種の機
能をもつカメラでも走行中の自動車内からでは良質の映
像を撮ることは難しく、撮られた映像の多くは上下にぶ
れるなどして非常に見にくいものであった。
像の良質化を図るため、所謂手振れ防止機能を備えたカ
メラが知られ、一般に広く普及しているが、その種の機
能をもつカメラでも走行中の自動車内からでは良質の映
像を撮ることは難しく、撮られた映像の多くは上下にぶ
れるなどして非常に見にくいものであった。
【0003】そこで、走行中の自動車内などからでもカ
メラによる良質な映像が撮れるようにするべく、特願平
7−170041号などに記載されるようなカメラの保
持装置を開発し、実用に供してきた。その種の装置は、
概して車内のサンバイザに吊り下げられるハンガと、そ
の底部に吸振ゴムを介して支持した台座とを有して成る
ものであり、その台座上にカメラが着脱可能とされてい
る。
メラによる良質な映像が撮れるようにするべく、特願平
7−170041号などに記載されるようなカメラの保
持装置を開発し、実用に供してきた。その種の装置は、
概して車内のサンバイザに吊り下げられるハンガと、そ
の底部に吸振ゴムを介して支持した台座とを有して成る
ものであり、その台座上にカメラが着脱可能とされてい
る。
【0004】そして、その種の装置によれば、自動車の
走行振動がカメラに伝わることなく良質の映像を撮れる
として、家族旅行などの際に賞用されている。
走行振動がカメラに伝わることなく良質の映像を撮れる
として、家族旅行などの際に賞用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上記のよう
な装置でもヘリコプタなどの強振系内からでは良質の映
像を撮れないという欠点があった。
な装置でもヘリコプタなどの強振系内からでは良質の映
像を撮れないという欠点があった。
【0006】本発明は以上のような事情に鑑みて成され
たものであり、その目的とする処はヘリコプタなどの強
振系内からでも良質の映像を撮ることのできる軽便な装
置を提供することにある。
たものであり、その目的とする処はヘリコプタなどの強
振系内からでも良質の映像を撮ることのできる軽便な装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、振動系の部位に結合するための取付部を設け
た固定具と、この固定具の下部に防振手段を介して吊り
下げられる上部枠と、この上部枠の前後両側にそれぞれ
中央部をピン接合して揺動自在に設けた揺動リンクを各
々上縁とする変形自在な前部枠および後部枠と、この前
後両部枠の上部を連接する連接アームと、その前後両部
枠の下部に架設される台座と、前記固定具の左右両側か
ら連接アームを経て台座の両側に接続する屈曲自在な関
節アームとを含み、この関節アームは前記固定具と連接
アームと台座とにそれぞれ吸振材を介して接続されると
共に、前記台座はカメラを固定する締結部を有して前後
両端が前後両部枠の下縁を成す底部リンク上に弾性部材
を介して支持されることを特徴とするカメラホルダーを
提供するものである。
するため、振動系の部位に結合するための取付部を設け
た固定具と、この固定具の下部に防振手段を介して吊り
下げられる上部枠と、この上部枠の前後両側にそれぞれ
中央部をピン接合して揺動自在に設けた揺動リンクを各
々上縁とする変形自在な前部枠および後部枠と、この前
後両部枠の上部を連接する連接アームと、その前後両部
枠の下部に架設される台座と、前記固定具の左右両側か
ら連接アームを経て台座の両側に接続する屈曲自在な関
節アームとを含み、この関節アームは前記固定具と連接
アームと台座とにそれぞれ吸振材を介して接続されると
共に、前記台座はカメラを固定する締結部を有して前後
両端が前後両部枠の下縁を成す底部リンク上に弾性部材
を介して支持されることを特徴とするカメラホルダーを
提供するものである。
【0008】ここで、防振手段は、固定具に装置される
平行軸と上部枠に装置される平行軸とを互いに引き合う
ようゴムベルトで連結して成り、固定具には取付部のほ
か該取付部を接続するブラケットが設けられ、その取付
部とブラケットとの間に吸振ゴムが介在される。
平行軸と上部枠に装置される平行軸とを互いに引き合う
ようゴムベルトで連結して成り、固定具には取付部のほ
か該取付部を接続するブラケットが設けられ、その取付
部とブラケットとの間に吸振ゴムが介在される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の適用例を図面に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るカメラホル
ダーの好適な一例を示した斜視図、図2は同装置を示し
た正面図、図3は同側面図である。これらの図におい
て、1は最上部に設けられる固定具であり、これはコ字
形の断面をもつ遮蔽板2と、その上面より突出するブラ
ケット3と、これに接続する取付部4などから構成され
る。このうち、取付部4は半円筒形をした一対の半割体
4A,4Bをヒンジ5で連結して成るクランプであり、
これは遮蔽板2の上面に対して傾斜状に固定される。特
に、一方の半割体4Bには図2に示すよう水平軸6が形
成されており、その水平軸6がブラケット3を貫通して
ネジ止めされている。尚、7は取付部4とブラケット3
との間に設けた粘弾性を示すリング状の吸振ゴムであ
り、これは取付部4の水平軸6上でブラケット3の両側
に挟み込まれている。
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るカメラホル
ダーの好適な一例を示した斜視図、図2は同装置を示し
た正面図、図3は同側面図である。これらの図におい
て、1は最上部に設けられる固定具であり、これはコ字
形の断面をもつ遮蔽板2と、その上面より突出するブラ
ケット3と、これに接続する取付部4などから構成され
る。このうち、取付部4は半円筒形をした一対の半割体
4A,4Bをヒンジ5で連結して成るクランプであり、
これは遮蔽板2の上面に対して傾斜状に固定される。特
に、一方の半割体4Bには図2に示すよう水平軸6が形
成されており、その水平軸6がブラケット3を貫通して
ネジ止めされている。尚、7は取付部4とブラケット3
との間に設けた粘弾性を示すリング状の吸振ゴムであ
り、これは取付部4の水平軸6上でブラケット3の両側
に挟み込まれている。
【0010】又、8は後述する防振手段を介して固定具
1の下部に吊り下げられる上部枠であり、これはZ字状
に折れ曲がる左右一対のブリッジアーム9,9を側縁と
して、その各両端を前面プレート10と後面プレート1
1とで連結することにより構成される。
1の下部に吊り下げられる上部枠であり、これはZ字状
に折れ曲がる左右一対のブリッジアーム9,9を側縁と
して、その各両端を前面プレート10と後面プレート1
1とで連結することにより構成される。
【0011】12は前面プレート10に接続される方形
状の前部枠であり、これは上縁を成す揺動リンク13
と、その両端から下方に向けて延びる左右一対の側面リ
ンク14,14と、その下部を連接して下縁を成す底部
リンク15とで構成される。特に、この前部枠12はそ
れら各リンク13〜15の一端を互いにピン16にて接
合することにより変形自在な4節リンクを構成し、この
うち上縁を成す揺動リンク13は前面プレート10に其
の中央部をピン17にて接合して左右に揺動可能とされ
ている。
状の前部枠であり、これは上縁を成す揺動リンク13
と、その両端から下方に向けて延びる左右一対の側面リ
ンク14,14と、その下部を連接して下縁を成す底部
リンク15とで構成される。特に、この前部枠12はそ
れら各リンク13〜15の一端を互いにピン16にて接
合することにより変形自在な4節リンクを構成し、この
うち上縁を成す揺動リンク13は前面プレート10に其
の中央部をピン17にて接合して左右に揺動可能とされ
ている。
【0012】又、18は後面プレート11に接続される
後部枠であり、この後部枠18も前部枠12と同様に後
面プレート11に中央部をピン19にて接合して成る揺
動自在な揺動リンク20を上縁として、変形自在な方形
状の4節リンクを構成している。尚、21は後部枠18
の下縁を成す底部リンク、22は揺動リンク20と底部
リンク21との両端を連接する側面リンクであり、それ
ら各リンク20〜22の一端は互いにピン23にて接合
してある。尚、前後両部枠12,18はブリッジアーム
9の両端の高さが異なっている分だけ上下に位置がずれ
ている。
後部枠であり、この後部枠18も前部枠12と同様に後
面プレート11に中央部をピン19にて接合して成る揺
動自在な揺動リンク20を上縁として、変形自在な方形
状の4節リンクを構成している。尚、21は後部枠18
の下縁を成す底部リンク、22は揺動リンク20と底部
リンク21との両端を連接する側面リンクであり、それ
ら各リンク20〜22の一端は互いにピン23にて接合
してある。尚、前後両部枠12,18はブリッジアーム
9の両端の高さが異なっている分だけ上下に位置がずれ
ている。
【0013】24は、それら前後両部枠12,18の上
部を連接する連接アームであり、この連接アーム24は
中央部に長孔25を有して、長手方向両端が前後両部枠
の側面リンク14,22にピン26にて接合されてい
る。尚、この連接アーム24は前後両部枠12,18の
左右両側にあって各々傾斜状に設けられ、前後両部枠1
2,18との接合部分には図2に示すよう粘弾性を示す
ゴム製の座板27が介在される。
部を連接する連接アームであり、この連接アーム24は
中央部に長孔25を有して、長手方向両端が前後両部枠
の側面リンク14,22にピン26にて接合されてい
る。尚、この連接アーム24は前後両部枠12,18の
左右両側にあって各々傾斜状に設けられ、前後両部枠1
2,18との接合部分には図2に示すよう粘弾性を示す
ゴム製の座板27が介在される。
【0014】又、前後両部枠12,18の下部には、カ
メラCを載せるための台座28が架設される。特に、こ
の台座28も前後両部枠12,18の間に傾斜状にして
架設され、その前後両端が前後両部枠12,18の下縁
を成す底部リンク15,21の両側に設けた弾性部材2
9で支持されている。そして、この台座28は其の中央
部に設けられるナット30と、このナットにねじ込まれ
る固定ネジ31とで成る締結部32を有してカメラCを
所定方向に向けたまま固定することができる。
メラCを載せるための台座28が架設される。特に、こ
の台座28も前後両部枠12,18の間に傾斜状にして
架設され、その前後両端が前後両部枠12,18の下縁
を成す底部リンク15,21の両側に設けた弾性部材2
9で支持されている。そして、この台座28は其の中央
部に設けられるナット30と、このナットにねじ込まれ
る固定ネジ31とで成る締結部32を有してカメラCを
所定方向に向けたまま固定することができる。
【0015】尚、図1〜図3において、33は固定具1
の左右両側から台座28に向けて延びる関節アームであ
り、この関節アーム33は固定具1と連接アーム24と
の中間部を繋ぐ上部節33Aと、この上部節の一端に接
合する中間節33Bと、この中間節の一端に接合する下
部節33Cと、台座28の下方で左右の下部節33Cを
繋ぐ連結節33Dと、下部節33Cと前部枠の側面リン
ク14とを繋ぐ補助節33Eとで構成され、それら各節
33A〜33Eが互いに接合部で屈曲するようにしてあ
る。尚、補助節33Eは前部枠12に接続することに限
らず、下部節33Cと前部枠12および後部枠18の少
なくとも一方とを接続するようにしてもよい。
の左右両側から台座28に向けて延びる関節アームであ
り、この関節アーム33は固定具1と連接アーム24と
の中間部を繋ぐ上部節33Aと、この上部節の一端に接
合する中間節33Bと、この中間節の一端に接合する下
部節33Cと、台座28の下方で左右の下部節33Cを
繋ぐ連結節33Dと、下部節33Cと前部枠の側面リン
ク14とを繋ぐ補助節33Eとで構成され、それら各節
33A〜33Eが互いに接合部で屈曲するようにしてあ
る。尚、補助節33Eは前部枠12に接続することに限
らず、下部節33Cと前部枠12および後部枠18の少
なくとも一方とを接続するようにしてもよい。
【0016】ここで、以上のように構成されるカメラホ
ルダーの各部の構成をより詳細に説明する。先ず、図4
は固定具1の部分を部分的に破断して示した拡大図であ
る。この図で明らかなように、遮蔽板2の裏面にはブラ
ケット3を形成する取付金具40が固定され、その取付
金具40に3つの平行軸41A,41B,41Cが通さ
れている。一方、上部枠8を構成するブリッジアーム9
には別の取付金具42が架設されており、この取付金具
42にも固定具1側に装置した各平行軸41A〜41C
と並行する3つの平行軸43A,43B,43Cが通さ
れている。そして、その双方の各々中間に位置する平行
軸41C,43Cに粘弾性を示す円筒状の吸振ゴム4
4,45を填め込むと共に、その吸振ゴム44,45の
外周と他の各平行軸41A,41B,43A,43Bと
に粘弾性を示すゴムベルト46をループ状に掛け回し、
そのゴムベルト46で固定具1側の各平行軸41A〜4
1Cと上部枠8側の各平行軸43A〜43Cとを互いに
引き合うよう連結して、固定具1から上部枠8に伝わる
振動を緩和し得る防振手段を構成している。
ルダーの各部の構成をより詳細に説明する。先ず、図4
は固定具1の部分を部分的に破断して示した拡大図であ
る。この図で明らかなように、遮蔽板2の裏面にはブラ
ケット3を形成する取付金具40が固定され、その取付
金具40に3つの平行軸41A,41B,41Cが通さ
れている。一方、上部枠8を構成するブリッジアーム9
には別の取付金具42が架設されており、この取付金具
42にも固定具1側に装置した各平行軸41A〜41C
と並行する3つの平行軸43A,43B,43Cが通さ
れている。そして、その双方の各々中間に位置する平行
軸41C,43Cに粘弾性を示す円筒状の吸振ゴム4
4,45を填め込むと共に、その吸振ゴム44,45の
外周と他の各平行軸41A,41B,43A,43Bと
に粘弾性を示すゴムベルト46をループ状に掛け回し、
そのゴムベルト46で固定具1側の各平行軸41A〜4
1Cと上部枠8側の各平行軸43A〜43Cとを互いに
引き合うよう連結して、固定具1から上部枠8に伝わる
振動を緩和し得る防振手段を構成している。
【0017】図5は、その防振手段を示した正面図であ
る。この図で明らかなように、各平行軸41A〜41
C,43A〜43Cは、取付金具40,42を挟んで各
々その両側に突出し、このうち平行軸41C,43Cに
はスペーサ47,48を介して吸振ゴム44,45が左
右に2つずつ設けられていると共に、そのスペーサ4
7,48の相互間でそれぞれゴムベルト46が掛け回さ
れている。又、固定具1側の取付金具40には、各平行
軸41A〜41Cに直交して支軸49が設けられてい
る。図4から明らかなように、その支軸49は取付金具
40の左右両側に突出し、これに吸振材として粘弾性を
示す円筒状のゴム管50を介して関節アームの上部節3
3Aの一端が接続されている。
る。この図で明らかなように、各平行軸41A〜41
C,43A〜43Cは、取付金具40,42を挟んで各
々その両側に突出し、このうち平行軸41C,43Cに
はスペーサ47,48を介して吸振ゴム44,45が左
右に2つずつ設けられていると共に、そのスペーサ4
7,48の相互間でそれぞれゴムベルト46が掛け回さ
れている。又、固定具1側の取付金具40には、各平行
軸41A〜41Cに直交して支軸49が設けられてい
る。図4から明らかなように、その支軸49は取付金具
40の左右両側に突出し、これに吸振材として粘弾性を
示す円筒状のゴム管50を介して関節アームの上部節3
3Aの一端が接続されている。
【0018】又、図6に示すように、その上部節33A
の他の一端は円筒状のゴム管51を介して連接アーム2
4に接続されている。尚、このゴム管51も粘弾性を示
す吸振材であり、これは連接アーム24に形成した長孔
25を通る接続用のネジピン52の外周に填め込まれて
いると共に、そのネジピン52はゴム管51を収めた外
胴53を長孔25に填め込むことにより該長孔25に沿
って摺動可能に保持されている。そして、関節アームを
構成する中間節33Bは、その一端がネジピン52をも
って上部節33Aと接続されている。
の他の一端は円筒状のゴム管51を介して連接アーム2
4に接続されている。尚、このゴム管51も粘弾性を示
す吸振材であり、これは連接アーム24に形成した長孔
25を通る接続用のネジピン52の外周に填め込まれて
いると共に、そのネジピン52はゴム管51を収めた外
胴53を長孔25に填め込むことにより該長孔25に沿
って摺動可能に保持されている。そして、関節アームを
構成する中間節33Bは、その一端がネジピン52をも
って上部節33Aと接続されている。
【0019】次に、図7は台座28の部分を示す。この
図で明らかなように、中間節33Bの他の一端は下部節
33Cの一端に接続され、その下部節33Cの他の一端
は連結節33Dの両端に接続されている。そして、連結
節33Dは、その長手方向両側が台座28の裏面に設け
たブラケット54にゴム紐55を介して接続されてい
る。尚、このゴム紐55も粘弾性を示す吸振材であり、
これは台座28を支持する弾性部材29が縮小しようと
するときに伸長力を受け、弾性部材29の変形による台
座28の振動を打ち消すような働きをする。又、この図
から明らかなように、下部節33Cと前部枠の側面リン
ク14とを繋ぐ補助節33Eは、その一端が粘弾性を示
す吸振ゴム56を介して側面リンク14に接続されてい
る。
図で明らかなように、中間節33Bの他の一端は下部節
33Cの一端に接続され、その下部節33Cの他の一端
は連結節33Dの両端に接続されている。そして、連結
節33Dは、その長手方向両側が台座28の裏面に設け
たブラケット54にゴム紐55を介して接続されてい
る。尚、このゴム紐55も粘弾性を示す吸振材であり、
これは台座28を支持する弾性部材29が縮小しようと
するときに伸長力を受け、弾性部材29の変形による台
座28の振動を打ち消すような働きをする。又、この図
から明らかなように、下部節33Cと前部枠の側面リン
ク14とを繋ぐ補助節33Eは、その一端が粘弾性を示
す吸振ゴム56を介して側面リンク14に接続されてい
る。
【0020】一方、図8に示すように、台座28を支持
する弾性部材29は、摺動自在にして嵌合した内筒60
と外筒61との内部に収められている。尚、この弾性部
材29も粘弾性を示す円筒状のゴム材から成る。そし
て、この弾性部材29は内筒60と外筒61と共に底部
リンク15,21上にボルト62とナット63とで一体
に組付けられ、このうち外筒61の上面に台座28の脚
部28Aがボルト62とナット63とで締め付けられ
る。
する弾性部材29は、摺動自在にして嵌合した内筒60
と外筒61との内部に収められている。尚、この弾性部
材29も粘弾性を示す円筒状のゴム材から成る。そし
て、この弾性部材29は内筒60と外筒61と共に底部
リンク15,21上にボルト62とナット63とで一体
に組付けられ、このうち外筒61の上面に台座28の脚
部28Aがボルト62とナット63とで締め付けられ
る。
【0021】ここで、以上のように構成されるカメラホ
ルダーは、例えば図9に示すようにヘリコプタのスキッ
ド64に取り付けられ、飛行中のヘリコプタからカメラ
Cによる良質な映像を撮影することができる。尚、本装
置は予めスキッドの支柱65に取付部4を結合して固定
し、台座28上にはカメラCをレンズが下向きになるよ
うにして固定する。そのカメラCによる撮影中には、ヘ
リコプタの機体にロータの振動が伝播するが、固定具1
に伝わる振動は吸振ゴム7により緩和され、固定具1か
ら上部枠8に伝わる振動は防振手段により更に減衰され
る。そして、上部枠8に伝播した振動も弾性部材29に
より吸収されるため、台座28にはヘリコプタの振動は
殆ど伝わらず、この台座28上に固定されるカメラCは
静止状態に保たれる。特に、ヘリコプタが加減速、離着
陸、及び旋回するとき、その反力に起因する台座28の
横揺れ(ローリング)、縦揺れ(ピッチング)、及び鉛
直軸回りの捩れは前後両部枠12,18の変形、関節ア
ーム33の剛性ならびに屈曲などにより緩和される。
尚、関節アーム33は吸振材としてのゴム管50,5
1、ゴム紐55、及び吸振ゴム56を介し、固定具1、
連接アーム24、台座28、及び前部枠12に接続され
ていることから、固定具1の振動が関節アーム33を介
して台座28に伝播することはない。
ルダーは、例えば図9に示すようにヘリコプタのスキッ
ド64に取り付けられ、飛行中のヘリコプタからカメラ
Cによる良質な映像を撮影することができる。尚、本装
置は予めスキッドの支柱65に取付部4を結合して固定
し、台座28上にはカメラCをレンズが下向きになるよ
うにして固定する。そのカメラCによる撮影中には、ヘ
リコプタの機体にロータの振動が伝播するが、固定具1
に伝わる振動は吸振ゴム7により緩和され、固定具1か
ら上部枠8に伝わる振動は防振手段により更に減衰され
る。そして、上部枠8に伝播した振動も弾性部材29に
より吸収されるため、台座28にはヘリコプタの振動は
殆ど伝わらず、この台座28上に固定されるカメラCは
静止状態に保たれる。特に、ヘリコプタが加減速、離着
陸、及び旋回するとき、その反力に起因する台座28の
横揺れ(ローリング)、縦揺れ(ピッチング)、及び鉛
直軸回りの捩れは前後両部枠12,18の変形、関節ア
ーム33の剛性ならびに屈曲などにより緩和される。
尚、関節アーム33は吸振材としてのゴム管50,5
1、ゴム紐55、及び吸振ゴム56を介し、固定具1、
連接アーム24、台座28、及び前部枠12に接続され
ていることから、固定具1の振動が関節アーム33を介
して台座28に伝播することはない。
【0022】以上、本発明に係るカメラホルダーをヘリ
コプタに装置する場合を例にして説明したが、振動系と
してラジコン飛行機などの無人操縦機、自動車などの車
両、船舶、又は地上設置物などにも装置することができ
る。尚、上記例ではヘリコプタから地上の映像を撮れる
よう台座28を傾斜状に装置しているが、本装置を取り
付ける対象物によって台座28を水平状に設けてもよ
い。又、吸振材や弾性部材として上記のようなゴムのほ
か、オイルダンパ、金属バネ、又はそれらを組み合わせ
たものを利用することもできる。
コプタに装置する場合を例にして説明したが、振動系と
してラジコン飛行機などの無人操縦機、自動車などの車
両、船舶、又は地上設置物などにも装置することができ
る。尚、上記例ではヘリコプタから地上の映像を撮れる
よう台座28を傾斜状に装置しているが、本装置を取り
付ける対象物によって台座28を水平状に設けてもよ
い。又、吸振材や弾性部材として上記のようなゴムのほ
か、オイルダンパ、金属バネ、又はそれらを組み合わせ
たものを利用することもできる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば強振する物体にもカメラを共振せずして装置でき
るようにしてあることから、小型のヘリコプタなどから
でもぶれの少ない良質の映像を撮影することができる。
特に、固定具を一次振動源として、上部枠を含む二次振
動源を一次振動源に防振手段を介して吊り下げた構造と
していることから、二次振動源に対する振動の伝わりを
大幅に減少させることができる。
よれば強振する物体にもカメラを共振せずして装置でき
るようにしてあることから、小型のヘリコプタなどから
でもぶれの少ない良質の映像を撮影することができる。
特に、固定具を一次振動源として、上部枠を含む二次振
動源を一次振動源に防振手段を介して吊り下げた構造と
していることから、二次振動源に対する振動の伝わりを
大幅に減少させることができる。
【0024】又、二次振動源を成す前後両部枠を変形自
在とする一方、その下部に設けられるカメラ設置用の台
座を弾性部材で支持したことから、台座に伝わる振動を
完全に防止してカメラを静止状態に保つことができ、し
かも台座上に設置されたカメラは前後両部枠により保護
されるので撮影中の破損を防止できる。
在とする一方、その下部に設けられるカメラ設置用の台
座を弾性部材で支持したことから、台座に伝わる振動を
完全に防止してカメラを静止状態に保つことができ、し
かも台座上に設置されたカメラは前後両部枠により保護
されるので撮影中の破損を防止できる。
【0025】更に、固定具と台座を関節アームで繋いで
いることから、振動系の移動などにに伴う台座のがたつ
きを減らしてカメラを安定させることができ、しかも関
節アームは固定具や台座に吸振材を介して接続している
から、固定具の振動が関節アームを介して台座に伝播す
るのを防止できる。
いることから、振動系の移動などにに伴う台座のがたつ
きを減らしてカメラを安定させることができ、しかも関
節アームは固定具や台座に吸振材を介して接続している
から、固定具の振動が関節アームを介して台座に伝播す
るのを防止できる。
【図1】本発明に係るカメラホルダーの好適な一例を示
した斜視図
した斜視図
【図2】同装置の正面図
【図3】同装置の側面図
【図4】固定具の部分を示した部分拡大断面図
【図5】防振手段の一例を示した側面図
【図6】関節アームの一端部を示した部分断面図
【図7】台座の部分を破断して示した部分断面側面図
【図8】台座を支持する弾性部材の装置例を示した部分
拡大断面図
拡大断面図
【図9】本装置をヘリコプタのスキッドに装置した状態
を示す概略図
を示す概略図
1 固定具 2 遮蔽板 3 ブラケット 4 取付部 7 吸振ゴム 8 上部枠 12 前部枠 13 揺動リンク 14 側面リンク 15 底部リンク 18 後部枠 20 揺動リンク 21 底部リンク 22 側面リンク 24 連接アーム 28 台座 29 弾性部材 32 締結部 33 関節アーム 41A〜41C 平行軸 43A〜43C 平行軸 46 ゴムベルト 50,51 ゴム管(吸振材) 55 ゴム紐(吸振材)
Claims (3)
- 【請求項1】 振動系の部位に結合するための取付部を
設けた固定具と、この固定具の下部に防振手段を介して
吊り下げられる上部枠と、この上部枠の前後両側にそれ
ぞれ中央部をピン接合して揺動自在に設けた揺動リンク
を各々上縁とする変形自在な前部枠および後部枠と、こ
の前後両部枠の上部を連接する連接アームと、その前後
両部枠の下部に架設される台座と、前記固定具の左右両
側から連接アームを経て台座の両側に接続する屈曲自在
な関節アームとを含み、この関節アームは前記固定具と
連接アームと台座とにそれぞれ吸振材を介して接続され
ると共に、前記台座はカメラを固定する締結部を有して
前後両端が前後両部枠の下縁を成す底部リンク上に弾性
部材を介して支持されることを特徴とするカメラホルダ
ー。 - 【請求項2】 防振手段は、固定具に装置される平行軸
と上部枠に装置される平行軸とを互いに引き合うようゴ
ムベルトで連結して成る請求項1記載のカメラホルダ
ー。 - 【請求項3】 固定具に取付部と該取付部を接続するブ
ラケットとが設けられ、その取付部とブラケットとの間
に吸振ゴムが介在されて成る請求項1記載のカメラホル
ダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28138199A JP2001109060A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | カメラホルダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28138199A JP2001109060A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | カメラホルダー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001109060A true JP2001109060A (ja) | 2001-04-20 |
Family
ID=17638356
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28138199A Pending JP2001109060A (ja) | 1999-10-01 | 1999-10-01 | カメラホルダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001109060A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200467694Y1 (ko) | 2012-05-31 | 2013-07-01 | 폴 티. 장 | 카메라 홀더 |
CN104149985A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-11-19 | 储德江 | 一种基于并联机构的自稳航拍云台 |
CN105691628A (zh) * | 2016-04-15 | 2016-06-22 | 吉林大学 | 一种机载云台 |
CN107466284A (zh) * | 2016-10-31 | 2017-12-12 | 深圳市大疆灵眸科技有限公司 | 云台、拍摄设备、增稳系统及移动载体 |
CN107672777A (zh) * | 2017-09-18 | 2018-02-09 | 深圳市道通智能航空技术有限公司 | 无人机及其减振装置 |
WO2020001284A1 (zh) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | 深圳市道通智能航空技术有限公司 | 一种安装座、云台组件及其无人飞行器 |
-
1999
- 1999-10-01 JP JP28138199A patent/JP2001109060A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200467694Y1 (ko) | 2012-05-31 | 2013-07-01 | 폴 티. 장 | 카메라 홀더 |
CN104149985A (zh) * | 2014-04-03 | 2014-11-19 | 储德江 | 一种基于并联机构的自稳航拍云台 |
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CN107672777A (zh) * | 2017-09-18 | 2018-02-09 | 深圳市道通智能航空技术有限公司 | 无人机及其减振装置 |
WO2020001284A1 (zh) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | 深圳市道通智能航空技术有限公司 | 一种安装座、云台组件及其无人飞行器 |
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