JP2001108625A - 青果物外観検査装置 - Google Patents

青果物外観検査装置

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JP2001108625A
JP2001108625A JP28497399A JP28497399A JP2001108625A JP 2001108625 A JP2001108625 A JP 2001108625A JP 28497399 A JP28497399 A JP 28497399A JP 28497399 A JP28497399 A JP 28497399A JP 2001108625 A JP2001108625 A JP 2001108625A
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vegetables
fruits
fruit
vegetable
image processing
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JP28497399A
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Kanji Sato
勘次 佐藤
Toshihiro Yamashita
敏広 山下
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Nireco Corp
Original Assignee
Nireco Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 青果物の複数種類の外観検査が可能な青果物
外観検査装置を提供する。 【解決手段】 青果物1の外観を撮影しその種類に応じ
た特徴を画像処理して検査する装置において、青果物1
を撮影する撮像装置7と、青果物1を照明する照明装置
6と、青果物1の種類に応じた背景とする背景装置3
と、青果物1の種類毎の画像処理手順を格納したメモリ
9と、このメモリ9より青果物1の種類に応じた画像処
理手順を取込み、撮像装置7から取り入れた画像を処理
する画像処理装置10と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は青果物をその種類に
応じた外観検査を行なう装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スイカやメロン等の青果物の外観検査
は、従来経験者により行われてきた。しかし、人による
検査は経験に基づくため判定結果にばらつきが生ずるこ
とが多い。また長時間の判定では始めと終わりの方では
判定が異なるようなことも発生する。このため、最近、
画像処理技術を用いて機械的に検査する方法が採用され
るようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような機
械的装置は検査対象の青果物が、例えばスイカと言うよ
うに青果物の一種類に限定されている。青果物は出荷時
期が限定されているものが多く、一種類に検査が限定さ
れた装置の年間稼働率は低い。このため複数の種類の青
果物を1つの装置で検査できる外観検査装置が求められ
ている。
【0004】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、青果物の複数種類の外観検査が可能な青果物外観
検査装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するため、
請求項1の発明は、青果物の外観を撮影しその種類に応
じた特徴を画像処理して検査する装置において、青果物
を撮影する撮像装置と、青果物を照明する照明装置と、
青果物の種類に応じた背景とする背景装置と、青果物の
種類毎の画像処理手順を格納したメモリと、このメモリ
より青果物の種類に応じた画像処理手順を取込み、前記
撮像装置から取り入れた画像を処理する画像処理装置
と、を備える。
【0006】青果物は種類により外観の特徴が異なる。
例えばスイカは縞の状態で外観が左右され、メロンであ
れば網目の密度の状態により外観が左右される。このた
め青果物の種類に応じた画像処理手順をメモリに格納し
ておき、検査する種類が決まると対応する画像処理手順
を読み込んで処理する。画像処理では2値画像として外
観の特徴を判断するが、2値化するに当たり青果物の種
類と背景が重要な関係を有する。メロンのように明るい
色では背景を暗くし、スイカのようにやや暗い場合は背
景を明るくする。このように青果物の種類に応じて装置
を変化させることにより、複数種類の青果物の外観検査
を1つの装置で行なうことができる。
【0007】請求項2の発明では、前記撮像装置は青果
物の種類に応じて青果物との距離の調整が可能になって
いる。
【0008】青果物の種類に応じて青果物の大きさや撮
像範囲が異なる場合が多い。このため青果物と撮像装置
との距離を調節できるようにし、適切な画像を得ること
ができるようにする。
【0009】請求項3の発明では、前記照明装置は青果
物の種類に応じて照明色の変更が可能になっている。
【0010】青果物の種類に適した照明色がある場合が
ある。このため照明色を青果物の種類に応じて変えられ
るようにすることにより適切な画像が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の
構成を示す図である。図2は図1のX−X断面を示す。
検査対象の青果物1はベルトコンベア2の上を流れてく
る。ベルトコンベア2の両側には背景装置3が設けら
れ、この両背景装置3の頂部を結んで頂部覆い4が設け
られている。この頂部覆い4の前後にはカーテン5が設
けられ、青果物1を覆うようになっている。頂部覆い4
の内側には照明装置6が設けられ、青果物1を照明す
る。斜め側面および上部にはテレビカメラ7が設けら
れ、青果物1を撮影する。なお斜め側面には4個のテレ
ビカメラ7を設けた場合を示すが、2個としてもよい。
背景装置3および頂部覆い4にはカメラ覗き穴が設けら
れている。
【0012】背景装置3は青果物1側の色を白と黒の何
れかに変えられるようになっている。また照明装置6は
例えば白色光の蛍光灯と昼白色光の蛍光灯とを切換られ
るようになっている。テレビカメラ7は軸線方向に移動
できるようになっている。切換制御装置8は、入力装置
を備えており、検査対象の青果物の種類が入力されると
それに応じて背景装置3の背景の切換、照明装置6の蛍
光灯の切換、テレビカメラ7の移動を行なう。
【0013】メモリ9には青果物の種類に応じた画像処
理手順が格納されている。画像処理装置10は切換制御
装置8から青果物の種類を指示されると、メモリ9より
青果物の種類に応じた画像処理手順を読み出し、テレビ
カメラ7からの画像を処理し外観の検査を行なう。
【0014】図3は背景装置3の構造を示す図である。
2本のロール12を平行に設置し布13をベルト掛け
し、一方のロール12をモータ14で回転する。布13
は長さ方向半分は白、残り半分は黒となっており、モー
タ14の回転により、背景を白と黒にすることができ
る。なお布13には図示しないカメラ覗き穴が設けられ
ている。
【0015】図4は別の背景装置3を示す図である。一
方の面を白、他方の面を黒にした短冊板15の上下に図
示のように回転軸16を介してスプロケット17を設け
る。このような短冊板15をその幅のピッチで所定数配
置し、上下それぞれのスプロケット17にチェーン18
を掛け、1個のスプロケット17をモータ19で回転す
ることにより、背景を白と黒にすることができる。なお
短冊板15には図示しないカメラ覗き穴が設けられてい
る。
【0016】図5は照明装置の構成を示す図である。頂
部覆い4の下側に白色光の蛍光灯20と昼白色光の蛍光
灯21を交互に配置し、それぞれを電源に接続する。電
源を切り換ることにより蛍光灯を切り換える。例えば、
なすの場合は白色光が適しており、胡瓜は昼白色光が適
している。
【0017】次に画像処理装置10における外観検査に
ついて説明する。青果物の種類がメロンの場合、メロン
の表面にあるネットを2値画像で抽出しその密度を評価
する。またメロン独自の色合いの評価がなされる。スイ
カの場合は縞の評価、色合い、花落ちなどが検査項目と
なる。
【0018】これらの検査の一例としてスイカの縞の評
価方法について説明する。テレビカメラ7から得たアナ
ロク画像をデジタル画像に変換し、黒の縞と緑の地を2
値画像とする。図6はこの2値画像を示す。縞1aと地
1bと輪郭1cがあり、縞1aには小枝1dや飛び縞1
eなどがある。
【0019】先ず第1の外観評価として、縞の面積とス
イカ1の輪郭の面積比を特徴量とし、これより外観を評
価する。小枝1dや飛び縞1eも含めて縞1aの面積と
輪郭の面積との比(縞比率と称する)を算出する。画像
処理装置10は適切な縞比率の判定基準を有しており、
これに基づき算出した縞比率の評価を行なう。なお、4
個のカメラ7で得られた4個の画像について評価を行な
うが、最も悪い評価を対象のスイカの評価とする。
【0020】次に第2の評価として縞の本数を評価す
る。図7に示すように2値画像に水平線を所定の間隔で
複数本引き、各水平線に対して交差長Lを算出し、この
Lが所定長さ以上となる個数を求める。これにより細い
縞や小さな飛び縞1eの影響を除く。次に全ての水平線
により得られた個数の1水平線当たりの平均個数を求
め、これを縞本数とする。画像処理装置10は適切な縞
本数の判定基準を有しており、これに基づき算出した縞
本数の評価を行なう。なお、4個のカメラ3で得られた
4個の画像について評価を行なうが、縞比率と同様に、
最も悪い評価を対象のスイカの評価とする。
【0021】このように外観検査は青果物の種類毎にそ
の特徴を捉え基準に対する評価が行なわれる。
【0022】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
は、青果物の種類に応じて、背景や照明の切換、テレビ
カメラの位置の調整、画像処理手順の選択を可能にした
ので、1つの装置で複数の種類の青果物の外観検査を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体構成図である。
【図2】図1のX−X断面図である。
【図3】背景装置の構造図である。
【図4】別の背景装置の構造図である。
【図5】照明装置の構成を示す図である。
【図6】スイカの2値画像である。
【図7】スイカの縞の本数を算出する説明図である。
【符号の説明】
1 青果物 2 ベルトコンベア 3 背景装置 4 頂部覆い 5 カーテン 6 照明装置 7 テレビカメラ 8 切換制御装置 9 メモリ 10 画像処理装置 12 ロール 13 布 14 モータ 15 短冊板 16 回転軸 17 スプロケット 18 チェン 19 モータ 20,21 蛍光灯
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA49 AA51 AA58 BB05 BB07 BB15 CC00 FF42 GG03 GG16 GG21 HH12 HH14 JJ03 JJ05 JJ08 NN01 NN11 PP15 QQ04 QQ21 QQ23 QQ26 QQ42 RR06 2G051 AA05 BA01 BA08 BA20 CA04 CA07 CA08 CB01 DA06 EA11 EA14 EB01 ED21 5B057 AA15 BA02 BA19 BA25 BA26 DA03 5C054 CB00 CF07 FC01 FC05 FC15 FC16 GB12 HA05 HA11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 青果物の外観を撮影しその種類に応じた
    特徴を画像処理して検査する装置において、青果物を撮
    影する撮像装置と、青果物を照明する照明装置と、青果
    物の種類に応じた背景とする背景装置と、青果物の種類
    毎の画像処理手順を格納したメモリと、このメモリより
    青果物の種類に応じた画像処理手順を取込み、前記撮像
    装置から取り入れた画像を処理する画像処理装置と、を
    備えたことを特徴とする青果物外観検査装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置は青果物の種類に応じて青
    果物との距離の調整が可能になっていることを特徴とす
    る請求項1記載の青果物外観検査装置。
  3. 【請求項3】 前記照明装置は青果物の種類に応じて照
    明色の変更が可能になっていることを特徴とする請求項
    1記載の青果物外観検査装置。
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