JP2001108426A - 非接触式歪検査装置 - Google Patents

非接触式歪検査装置

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JP2001108426A
JP2001108426A JP28962499A JP28962499A JP2001108426A JP 2001108426 A JP2001108426 A JP 2001108426A JP 28962499 A JP28962499 A JP 28962499A JP 28962499 A JP28962499 A JP 28962499A JP 2001108426 A JP2001108426 A JP 2001108426A
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JP
Japan
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work
sliding surface
inspection apparatus
type strain
light
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JP28962499A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Tajima
泰彦 田島
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TOOVAN KOGYO KK
Original Assignee
TOOVAN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】被検査物を非接触で、光学的に歪検査すること
により,不良品が流れても詰まることはなく,ラインを
停止させることなく,連続的に高速度で処理でき,生産
性を向上できる非接触式歪検査装置を提供することにあ
る。 【解決手段】ワークAを滑走させる傾斜を有した滑走面
13と,滑走面13を挟んで一側に発光素子14,他側
に前記発光素子からの光を受光する受光素子14を備
え,滑走面13を通過するワークAの平面度を光学的に
非接触で検出する歪センサ16と,滑走面13に設けら
れ,歪センサ16によってワークAの平面度が設定範囲
内と判定した場合にはワークAを通過させ,設定範囲外
と判定した場合には滑走面13から排除する排除機構2
4とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば,自動車
の精密部品,精密機械部品の平面度を検査する非接触式
歪検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,自動車部品の生産ラインにおい
て,例えばクラッチプレート等のワークの平面度を検査
する歪検査装置は,図3及び図4に示すように構成され
ている。すなわち,図中,1は例えば40〜45°に傾
斜して設けられた滑走プレートであり,この表面は研磨
加工によって平滑に仕上られた滑走面2を有している。
この滑走面2の途中にはシム板3が設けられ,このシム
板3と滑走面2との間には隙間4が設けられている。シ
ム板3の一側には排除機構としてプッシャバー5が設け
られ,このプッシャバー5はエアシリンダ6によってシ
ム板3に対して進退自在に設けられている。
【0003】被検査物としてのワークAの肉厚が例えば
1mm±0.1という精度が要求されるとすると、前記
隙間4は1mm±0.1に設定され,滑走面2を滑走す
るワークAが隙間4を時間内に通過すれば良品、時間内
に通過せず,時間オーバーになったり,通過しなかった
場合には不良品と判断するようになっている。
【0004】シム板3の隙間4を通過する時間はタイマ
によって計測し,滑走面2を滑走するワークAが隙間4
を時間内に通過せず,時間オーバーになったり,通過し
なかった場合には不良品と判断し、エアシリンダ6が作
動してプッシャバー5が突出して不良品のワークAを滑
走面2の側方に排除するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ように構成された歪検査装置を部品の生産ラインのオン
ラインとすると,ワークAが隙間4に詰まった場合、ラ
インを停止せざるをえないため、量産に支障が出るとい
う問題がある。また、ワークAを隙間4に通すという接
触式であることから,ワークAに傷を付ける虞がある。
【0006】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、被検査物の平面度を
非接触で検査でき,不良品が発生しても,その不良品を
瞬時に排除でき,オンラインにおいてもラインを停止す
る必要がなく,生産性を向上できる非接触式歪検査装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は前記目的を達
成するために、請求項1は、被検査物を滑走させる傾斜
を有した滑走面と,前記滑走面を挟んで一側に発光素
子,他側に前記発光素子からの光を受光する受光素子を
備え,前記滑走面を通過する被検査物の平面度を光学的
に非接触で検出する歪センサと,前記滑走面に設けら
れ,前記歪センサによって被検査物の平面度が設定範囲
内と判定した場合には被検査物を通過させ,設定範囲外
と判定した場合には前記滑走面から排除する排除機構と
を具備したことを特徴とする非接触式歪検査装置にあ
る。
【0008】請求項2は、請求項1の前記歪センサを構
成する発光素子は,被検査物の肉厚方向に配列された複
数本の光ファイバーであることを特徴とする。
【0009】請求項3は、請求項1の前記排除機構は、
滑走面に対して突没自在な排除バーと,この排除バーを
突没駆動する駆動機構からなり,歪センサによって被検
査物の平面度が設定範囲外と判定した場合には滑走面か
ら突出して滑走する被検査物を滑走面から側方へ排除さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0010】前記構成によれば,傾斜する滑走面を被検
査物が滑走し、歪センサの発光素子と受光素子との間を
通過する際に,歪センサによって被検査物の平面度が光
学的に非接触で検出される。歪センサによって被検査物
の平面度が設定範囲内と判定した場合には排除機構が被
検査物を通過させるが、設定範囲外と判定した場合には
排除機構が被検査物を滑走面から排除する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0012】図1及び図2は非接触式歪検査装置の第1
の実施形態を示し、図1は装置の斜視図,図2は歪検査
の説明図である。被検査物としてのワークAは、例えば
自動車のクラッチプレートであり,このワークAの搬入
台11には金属製の滑走プレート12が40〜45°の
傾斜に設けられている。この滑走プレート12の滑走面
13は研磨加工によって平滑に仕上られ,ワークAが円
滑に滑走できるようになっている。
【0013】滑走面13、つまりワークAが通過する部
分を挟んで一側には発光素子14が設けられ,他側には
発光素子14からの光を受光する受光素子15が設けら
れ,滑走面13を通過するワークAの平面度を光学的に
非接触で検出する歪センサ16が構成されている。
【0014】発光素子14は滑走面13を滑走するワー
クAの肉厚方向に配列された複数本の極細の光ファイバ
ー17…を有しており,光源18から発光された光を複
数本のビームとして受光素子15に入力するようになっ
ている。受光素子15は各光ファイバー17…に対応し
て複数の受光部19に分割されており,各受光部19の
受光有無によってワークAの平面度(歪)を検出するよ
うになっている。
【0015】すなわち,発光素子14と受光素子15と
の間の滑走面13にワークAが存在しない場合には光フ
ァイバー17…からの光を受光素子15の受光部19が
受光するが、ワークAが存在すると,ワークAによって
光ファイバー17…からの光が一部遮られ,受光素子1
5の受光部19は受光する部分と受光しない部分とに区
分され,その受光量によってワークAの平面度が光学的
に非接触で検出されるようになっている。そして、受光
素子19の受光信号は電気信号に変換されて制御回路2
0に入力される。
【0016】また、滑走プレート12の下端部近傍,す
なわちワークAの滑走終端側にはワークAの滑走方向に
対して傾斜するスリット21が設けられている。このス
リット21には排除バー22が滑走面13に対して突没
自在に設けられている。排除バー22は滑走プレート1
2の裏面側に設けられた駆動機構としての電磁ソレノイ
ド23によって支持され、排除機構24を構成してい
る。そして、この電磁ソレノイド23は前記制御回路2
0からの駆動信号によってオン・オフし,オンによって
排除バー22を滑走面13から突出し,オフによって排
除バー22が没入して滑走面13と面一になるように設
定されている。
【0017】従って,排除バー22が没入しているとき
は,ワークAは排除機構24を通過するが,排除バー2
2が突出していると,滑走面13を滑走するワークAは
傾斜する排除バー22に衝突した後,その傾斜面にガイ
ドされながら滑走面13の側方に排除されるようになっ
ている。さらに,滑走プレート12の下端部にはコンベ
ア25が設けられ,歪検査が済んで良品と判断されたワ
ークAを次の工程に搬送するようになっている。
【0018】次に、前述のように構成された非接触式歪
検査装置の作用について説明する。平面度を検査しよう
とするワークAを搬入台11から滑走面13上を滑走さ
せると,ワークAは滑走途中で歪センサ16を通過す
る。このとき,発光素子14の光ファイバー17…から
複数本の光Lが発光しているが、ワークAによって光フ
ァイバー17…からの光Lが一部遮られ,受光素子15
の受光部19は受光する部分と受光しない部分とに区分
され,その受光量によってワークAの平面度が光学的に
非接触で検出される。この受光素子19の受光信号は電
気信号に変換されて制御回路20に入力される。
【0019】このとき、歪センサ16によってワークA
の平面度が設定範囲内(良品)と判定した場合には電磁
ソレノイド23はオフ状態にあり,ワークAは排除機構
24を通過してコンベア25に移載される。また、ワー
クAの平面度が設定範囲外(不良品)と判定した場合に
は歪センサ16から制御回路20に検出信号が入力さ
れ,制御回路20は電磁ソレノイド23に駆動信号が入
力される。
【0020】電磁ソレノイド23がオンとなり,排除バ
ー22が滑走面13から突出すると、滑走面13を滑走
するワークAは排除バー22に衝突した後,その傾斜面
に沿って滑走面13の側方に排除される。つまり、不良
品のワークAはコンベア25に移載されることなく,排
除されて不良品回収ボックス等に回収される。
【0021】このようにワークAを非接触で、光学的に
歪検査することにより,不良品が流れても詰まることは
なく,ラインを停止させることなく,連続的に高速度で
処理できる。因みに毎分20mの速度でワークAが通過
しても4/1000までの精度で歪を瞬時に検査でき
る。しかも、非接触であるため,ワークAが精密部品で
あっても傷を付ける虞もない。
【0022】なお、前記実施形態においては,生産ライ
ンに非接触式歪検査装置を入れた場合について説明した
が,単体としても使用できることは勿論である。また、
排除機構24は,電磁ソレノイド23によって突没する
排除バー22によって不良ワークAを排除するようにし
たが,この機構に限定されるものではない。
【0023】さらに、ワークAは自動車のクラッチプレ
ートについて説明したが,平面度検査を必要とするあら
ゆる精密部品の平面度検査に適用できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、被検査物を非接触で、光学的に歪検査することによ
り,不良品が流れても詰まることはなく,ラインを停止
させることなく,連続的に高速度で処理でき,生産性を
向上できる。しかも、非接触であるため,被検査物が精
密部品であっても傷を付ける虞もないという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す装置の斜視
図。
【図2】同実施形態の作用説明図。
【図3】従来の歪検査装置の斜視図。
【図4】図3のB−B線に沿う断面図。
【符号の説明】 13…滑走面 14…発光素子 15…受光素子 16…歪センサ 24…排除機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物を滑走させる傾斜を有した滑走
    面と,前記滑走面を挟んで一側に発光素子,他側に前記
    発光素子からの光を受光する受光素子を備え,前記滑走
    面を通過する被検査物の平面度を光学的に非接触で検出
    する歪センサと,前記滑走面に設けられ,前記歪センサ
    によって被検査物の平面度が設定範囲内と判定した場合
    には被検査物を通過させ,設定範囲外と判定した場合に
    は前記滑走面から排除する排除機構と,を具備したこと
    を特徴とする非接触式歪検査装置。
  2. 【請求項2】 前記歪センサを構成する発光素子は,被
    検査物の肉厚方向に配列された複数本の光ファイバーで
    あることを特徴とする請求項1記載の非接触式歪検査装
    置。
  3. 【請求項3】 前記排除機構は、滑走面に対して突没自
    在な排除バーと,この排除バーを突没駆動する駆動機構
    からなり,歪センサによって被検査物の平面度が設定範
    囲外と判定した場合には滑走面から突出して滑走する被
    検査物を滑走面から側方へ排除させるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の非接触式歪検査装置。
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