JP2001106307A - 自動保管システム - Google Patents

自動保管システム

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JP2001106307A
JP2001106307A JP28591199A JP28591199A JP2001106307A JP 2001106307 A JP2001106307 A JP 2001106307A JP 28591199 A JP28591199 A JP 28591199A JP 28591199 A JP28591199 A JP 28591199A JP 2001106307 A JP2001106307 A JP 2001106307A
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JP28591199A
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Takashi Abe
高士 阿部
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Image Analysis (AREA)
  • General Factory Administration (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動加工、自動保管による省人化、パレット
レス保管による省スペース化、安価な装置を活用するこ
とによるローコスト化を図る。 【解決手段】 製品を搬送する搬送装置11と、製品を
保管する保管装置12と、製品を決められた位置および
姿勢に維持する位置決め装置13と、位置決めされた前
記製品を撮像する撮像装置14と、この撮像装置14よ
り入力された画像を処理して、製品の特徴量を抽出する
製品認識装置15と、抽出された特徴量に基づいて品番
を判定するとともに、その品番の製品を保管する保管装
置の棚番号を設定する工程管理装置16と、この工程管
理装置16からの品番情報と棚番号情報とに基づいて製
品を保管装置12に投入する製品投入・排出装置17と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、種々の品番が生産
ライン上をランダムに流れてくる製品を品番別に管理し
て保管する自動保管システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、製品(ワーク)を最大限に密
に、かつ無駄なく収納するための自動倉庫が提案されて
いる(特開平8−143112号公報参照)。
【0003】この自動倉庫では、搬入された複数種類の
ワークを種類別に収納するために、以下の処理を行って
いる。すなわち、予めワーク情報(品番、入数)を付与
したバーコードをワーク保管用の箱に貼り付けておく。
そして、このバーコードに対応したワークを作業者が選
択してその箱に投入し、ワーク投入後の箱をラインに搬
入する。これにより、ラインの所定位置に配置されてい
るバーコードリーダによって、箱に貼付されているバー
コードを読み取り、その読み取ったバーコードの情報に
基づいて、自動収納装置がその箱を倉庫内の所定の位置
に収納するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の自動
倉庫では、ワークの種類判別を行うために、バーコード
をワーク保管用の箱に貼り付けて、バーコードリーダで
読み取る必要があるため、バーコード印字装置、バーコ
ードリーダといった初期設備投資や、バーコード用ラベ
ルの部材費用、ラベル貼付費用といったランニングコス
トが必要となり、コストがかかるといった問題があっ
た。また、バーコードラベルを箱に貼り付けるといった
作業工数が増えるとともに、ワークの選別、箱への投
入、ワークの入った箱のラインへの投入は、いずれも作
業者が人為的に行ってるため、人件費がかかり、選別ミ
スも発生しやすいといった問題があった。
【0005】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、自動加工、自動保管による省人
化、パレットレス保管による省スペース化、安価な装置
を活用することによるローコスト化を図った自動保管シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の自動保管システムは、種々の品番が生産ラ
イン上をランダムに流れてくる製品を品番別に管理して
保管する自動保管システムであって、前記製品を搬送す
る搬送装置と、前記製品を保管する保管装置と、前記製
品を決められた位置および姿勢に維持する位置決め装置
と、位置決めされた前記製品を撮像する撮像装置と、こ
の撮像装置より入力された画像を処理して、製品の特徴
量を抽出する製品認識装置と、抽出された特徴量に基づ
いて品番を判定するとともに、その品番の製品を保管す
る前記保管装置の棚番号を設定する工程管理装置と、こ
の工程管理装置からの品番情報と棚番号情報とに基づい
て前記製品を前記保管装置に投入する製品投入装置とを
備えたことを特徴とする。
【0007】本発明の自動保管システムは、上流側にコ
ンベア方式の加工ラインが複数ラインあり、その後に各
ラインの合流点があるような生産ラインに適用されるも
のであり、その合流点と接続して、合流点から下流側の
ラインを形成するようになっている。この生産ライン
は、例えば管継手のようなプラスチック加工成形品の生
産ラインであり、各々の加工ラインでは、1日当たり5
品番程度を加工するが、1つの品番のみを連続して加工
し、その品番のロットが終了すると段取り作業を行っ
て、別の品番に切り替えるといった生産ラインの合流点
に接続されている。従って、加工ラインが例えば5ライ
ンあるとすれば、本発明の自動保管システムでは、同時
に5品種のワーク(製品)を受け付けることになるが、
各加工ラインでのワークの生産タイミングは同期化され
ておらず、その受け取り順序は不明である。
【0008】そのため、本発明の自動保管システムで
は、合流点を通過して流れてくるワーク(製品)の品番
をまず認識する必要がある。その認識手段として、本シ
ステムでは、搬送されてきたワーク(製品)を、位置決
め装置によって決められた位置および姿勢に維持し、こ
の状態で撮像装置により製品を撮像し、製品認識装置に
より画像処理を行って製品の特徴量を抽出し、その特徴
量から品番を判定(認識)するようになっている。そし
て、判定後はその判定した品番に基づいて、製品を保管
する棚番号を設定し、この品番情報と棚番号情報とに基
づいて、製品投入装置により製品を保管装置に投入す
る。
【0009】また、本発明の自動保管システムは、上記
構成に加え、前記工程管理装置からの品番情報に基づい
て、前記位置決め装置により位置決めされている製品に
その品番情報を印字する印字装置を備えたことを特徴と
する。
【0010】また、本発明の自動保管システムは、上記
各構成に加え、前記工程管理装置が当日の梱包計画情報
を有し、この工程管理装置からの前記棚番号情報と梱包
計画情報とに基づいて前記保管装置から製品を排出し、
完成品コンベアへ投入する製品排出装置を備えたことを
特徴とする。このように、保管装置への投入のみなら
ず、排出も行うことにより、製品の生産から出荷までを
完全自動化することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0012】図1は、本発明の自動保管システムの全体
構成を示すシステム構成図である。この自動保管システ
ムは、製品を搬送する搬送装置11と、製品を保管する
保管装置12と、製品を決められた位置および姿勢に維
持する位置決め装置13と、位置決めされた製品を撮像
する撮像装置14と、この撮像装置14より入力された
画像を処理して、製品の特徴量を抽出する製品認識装置
15と、抽出された特徴量に基づいて品番を判定すると
ともに、その品番の製品を保管する保管装置12の棚番
号を設定する工程管理装置16と、この工程管理装置1
6からの品番情報と棚番号情報とに基づいて製品を所定
の保管装置12に投入するとともに、工程管理装置16
からの棚番号情報と梱包計画情報とに基づいて保管装置
12から製品を排出し、完成品コンベアへ投入する製品
投入・排出装置17と、工程管理装置16からの品番情
報に基づいて製品にその品番情報をマーキング(印字)
する自動加工装置18とを備えている。また、搬送装置
11、保管装置12、位置決め装置13および製品投入
・排出装置17は、シーケンサ19によって制御されて
いる。
【0013】図2は、上記構成の自動保管システムが適
用される生産ラインの全体を示す概略図である。
【0014】この自動保管システムが適用される生産ラ
インは、上記した如く、プラスチック加工成形品である
管継手の生産ラインであり、図中、破線を挟んで右側に
各々の加工ラインとその合流点とが配置され、左側に本
発明の自動保管システムが配置されている。そして、図
中の符号1で示す位置に搬送装置11が配置されてお
り、符号2で示す位置が製品1個を切り出す切り出し位
置となっている。また、符号3で示す位置に位置決め装
置13が配置されており、符号4で示す位置に製品投入
・排出装置17が配置されている。そして、この製品投
入・排出装置17を介して一方の側(図2では下側)に
保管装置12が配置されており、製品投入・排出装置1
7を介して保管装置12と反対側に、保管装置12から
排出された製品を次工程に搬送する完成品コンベア21
が配置されている。
【0015】保管装置12としては、例えば従来からあ
る自動倉庫が適用可能であるが、この他にも、コンベア
を数本組み合わせて配置し、そのコンベア上に保管する
ようにしてもよい。本実施の形態では、保管装置12
は、3段×8列の24本の保管具(コンベア、ラック
等)によって構成されており、全体として製品を240
個保管可能な構成となっている。また、本実施の形態で
は、この保管具の各々を棚と呼び、棚には番地(棚番)
を付けることとする。例えば、3段の各段にA、B、C
の記号を付け、8列の各列に1、2、・・・、8の数字
を付けて、棚A−1、棚A−2、・・・、棚C−8とい
うように区別する。
【0016】図3(a)、(b)および図4(a)、
(b)は、このような生産ラインを流れる製品(プラス
チック加工成形品)Aの具体例を示している。この製品
Aは継手管であって、下水配水用のマスとして用いられ
るものである。
【0017】この継手管Aの基本構造は、垂直に立ち上
がった円筒状の立ち上がり部A1の周側部に、流入用の
枝管A2と、流出用の枝管A3とが設けられた構造とな
っている。そして、図3(a)、(b)は、この枝管A
2、A3が直線状に配置(枝管角度:0°)された品種
を示しており、図4(a)、(b)は、この枝管A2、
A3が直交するように配置(枝管角度:90°)された
品種を示している。継手管Aの種類としては、立ち上が
り部A1の加工方法として2種類(RR加工、DV加
工)、立ち上がり部A1の直径として2種類(200m
m、300mm)、枝管A2、A3の直径として3種類
(150mm、200mm、250mm)、枝管角度と
して7種類(0°〜90°の間で15°刻み)となって
おり、全体として2×2×3×7=84品種となってい
る。ここで、RR加工とは、立ち上がり部A1の直管部
分をゴム輪を装着できるようにプレス加工することであ
り、図3(a)、(b)および図4(a)、(b)は共
にRR加工された継手管Aを示している。また、DV加
工とは、立ち上がり部A1の直径を、差し込むハイプの
肉厚分だけ広げるようにプレス加工することである。
【0018】図5は、搬送装置11および位置決め装置
13周辺の概略図である。搬送装置11であるコンベア
111には、その搬送面上に、継手管Aを搬送方向(コ
ンベア流れ方向)Xに搬送しつつ、この搬送方向Xに対
して直交する方向Y(図5中左方向)に移動させるため
のガイド112が設けられている。そして、このガイド
112によってコンベア111の左端寄りに移動された
継手管Aは、コンベア111から位置決め装置13のコ
ンベア131に受け渡される。このとき、搬送コンベア
111は搬送コンベア131に比べてその送り速度(搬
送速度)が遅くなっているので、コンベア111の搬送
先端部まで搬送された継手管Aは、その一部がコンベア
131上に載ったとき、コンベア131に引き込まれる
ようにして、コンベア131に乗り移るようになってい
る。
【0019】このコンベア131の下方には、製品切り
出し用ストッパ132が上下移動可能に設けられてい
る。この製品切り出し用ストッパ132を、コンベア1
31の搬送面より上に上昇させることによって、コンベ
ア111上を連続して搬送されてくる継手管Aが、コン
ベア131に乗り移ったときに1個ずつ切り出し、位置
決め装置13の所定位置に搬送するようになっている。
【0020】位置決め装置13の所定位置には、上下方
向にのみ移動可能な1対の第1ローラ133、133
と、コンベア流れ方向Xに対して直交する方向(以下、
横方向という)Yに移動可能な1対の第2ローラ13
4、134と、回転駆動可能な1対の第3ローラ13
5、135とが配置されており、かつ第3ローラ13
5、135の近傍に姿勢決め用ストッパ136が設けら
れているとともに、自動加工装置18としてのレーザマ
ーカ181が配置されている。第1ローラ133、13
3、および第3ローラ135、135は、コンベア13
1の搬送面より下方位置に配置されており、第2ローラ
134、134はコンベア131の搬送面より上方位置
に配置されている。また、これら第1ローラ133、第
2ローラ134、第3ローラ135は上下動可能に設け
られており、必要なときのみコンベア131の搬送面上
に移動させるようになっている。
【0021】図6(a)〜(d)は、このような構成の
搬送装置11および位置決め装置13によって継手管A
の位置決めを行う動作過程を模式的に示している。
【0022】すなわち、送り速度の遅いコンベア111
から送り速度の速いコンベア131に継手管Aが乗り移
った瞬間に、製品切り出し用ストッパ132を上昇させ
て継手管Aを1個だけ切り出す(同図(a)参照)。次
に、切り出された継手管Aのストッパとして第1ローラ
133、133を上昇させ、この第1ローラ133、1
33によって継手管Aの立ち上がり部A1を受け止める
ことにより、継手管Aをコンベア流れ方向Xに対して位
置決めする(同図(b)参照)。コンベア流れ方向Xの
位置決めが終わると、第2ローラ134、134を降下
させて、継手管Aの例えば流出用の枝管A3を両側から
挟み込むように位置させ、この状態で第2ローラ13
4、134を横方向Yに移動させることにより、コンベ
ア流れ方向Xに直交する方向に継手管Aを位置決めす
る。同図(c)は、この位置決め過程を示している。こ
れにより、コンベア流れ方向Xと横方向Yとの位置決め
が終了したので、今度は第3ローラ135、135を上
昇させて、継手管Aの例えば流入用の枝管A2を両側か
ら挟み込むように位置させ、この状態で第3ローラ13
5、135を水平方向に回転駆動させることにより、継
手管Aを水平方向に回転駆動して、姿勢決め用ストッパ
136に当接させる(同図(d)参照)。これにより、
継手管Aが位置決めされる。
【0023】このように位置決めされた継手管Aの上方
位置に、図6では図示していないが撮像装置(画像セン
サ)14が配置されているので、この撮像装置14によ
って継手管Aを撮像し、製品認識装置15により画像処
理を行って継手管Aの特徴量を抽出し、その特徴量から
品番を判定(認識)する。そして、判定後はその判定し
た品番情報を、レーザマーカ181で継手管Aの所定箇
所に印字し、印字を終了すると、第1ローラ133、1
33を降下させ、第2ローラ134、134を後退させ
て、継手管Aを次工程に送るようになっている。
【0024】製品認識装置15は、本実施の形態では画
像処理装置であり、撮像装置14によって撮像された継
手管Aの画像を処理して、継手管Aの特徴量を抽出す
る。
【0025】図7(a)〜(c)は、この製品認識装置
15による特徴量の抽出処理の様子を示している。
【0026】すなわち、製品認識装置15では、継手管
Aの画像上に、同図(a)に示すように、長方形状の立
上径用ウインドウW1と、同じく長方形状の枝管径用ウ
インドウW2とを設定する。この2つのウインドウの位
置および大きさは固定的に設定する。そして、これらの
ウインドウW1、W2内の情報を2値化処理した後、立
ち上り部A1の径と枝管A3の径とを測定する。この測
定方法は、従来周知のロジックによって行うことができ
る。
【0027】次に、枝管角度を測定する。この枝管角度
の測定についても従来周知のロジックを利用して行うこ
とができる。例えば、流入用の枝管A2の中心軸L1
が、自動加工装置18の基準軸L2と一致している基準
姿勢において、継手管Aの画像上に、同図(b)に示す
ように、枝管角度測定用ウインドウW3を設定する。上
記した如く、継手管Aの枝管角度としては7種類(0
°、15°、30°、45°、60°、75°、90
°)であるので、この枝管角度測定用ウインドウW3
も、15°刻みに7つ設定する。この7つのウインドウ
W3−1〜W3−7の位置および大きさは固定的に設定
する。枝管角度の測定(基準軸L2に対して枝管A3が
何度傾斜しているかの測定)は、このように設定した7
つのウインドウW3−1〜W3−7の中のどのウインド
ウを、流出用の枝管A3が塞いでいるかで判断する。同
図(b)に示す継手管Aでは、90°の位置にあるウイ
ンドウW3−7と、75°の位置にあるウインドウW3
−6の2つのウインドウを塞いでいるので、この場合の
枝管A3の角度は90°であると判断される。本実施の
形態の継手管Aは、0°〜90°の間で15°刻みで枝
管角度が異なるので、このようなラフな測定でも、枝管
角度を正しく測定することが可能である。
【0028】つまり、製品認識装置15では、継手管A
の特徴量として、立ち上がり部A1の受口加工判別(R
R、DVの2種類)、立ち上り部A1の径(200m
m、300mmの2種類)、枝管A3の径(150m
m、200mm、250mmの3種類)、枝管角度(0
°、15°、30°、45°、60°、75°、90°
の7種類)の4項目の特徴量を抽出する。この4項目の
特徴量の情報は、工程管理装置16に転送される。
【0029】工程管理装置16は、当日の加工計画(加
工予定品番、数量、棚番号)や当日の梱包計画(梱包予
定品番、数量等)を作業者が入力できるようになってお
り、生産当日には、作業者によってこの加工計画や梱包
計画の情報が入力される。また、工程管理装置16は、
これらの情報(棚番号、保管品番、数量)をCTR等の
ディスプレイに表示する機能を有している。また、工程
管理装置16は、製品認識装置15によって抽出された
上記の特徴量に基づいて、位置決めされている継手管A
の品番を判定するとともに、入力されている加工計画情
報に基づいて、その判定された品番の継手管Aを保管す
る保管装置12の棚番号を設定し、その棚番号への投入
指示を製品投入・排出装置17に出力する。また、工程
管理装置16は、入力されている梱包計画情報に基づ
き、継手管Aを保管装置12から完成品コンベア21に
排出する指示を製品投入・排出装置17に出力する。
【0030】製品投入・排出装置17は、例えば自動搬
送台車によって実現されており、工程管理装置16から
の投入指示に基づいて継手管Aを保管装置12に投入す
るとともに、工程管理装置16からの排出指示に基づい
て保管装置12から継手管Aを排出し、完成品コンベア
21へ投入する。
【0031】次に、上記構成の自動保管システムによる
動作を、図8に示す動作ロジックを参照して説明する。
【0032】まず、作業者は、保管装置12の保管状況
(どの棚にどの品番が何個保管されているか)を工程管
理装置16によって確認して(S1)、当日の加工計画
と使用する棚番号とを工程管理装置16に入力する(S
2)。つまり、どの品番をいくつ加工してどの棚番号の
保管具に保管するかを入力する。また、作業者は、当日
の梱包計画(品番、数量)を工程管理装置16に入力す
る(S3)。
【0033】工程管理装置16は、この加工計画情報に
基づき、複数の加工ラインとその合流点に接続された本
自動保管システムとの全体を管理して、継手管Aの生産
を開始する。そのため、加工計画に従って前工程の各加
工ラインで加工された各種の継手管Aが、合流点に搬送
されてくる。搬送装置11では、このような複数の加工
ラインから搬送されてくる各種の継手管Aが、合流点で
衝突したり干渉したりしないように制御して、位置決め
装置13に順次搬送する(S11)。
【0034】搬送装置11上の継手管Aは、図5および
図6で詳細に説明したように、ガイド112によってラ
フな位置決めが行われた後(S12)、製品切り出し用
ストッパ132によって1個ずつ切り出され(S1
3)、次に第1ローラ133によってコンベア流れ方向
Xの位置決めが行われ(S14)、第2ローラ134に
よって横方向Yの位置決めが行われ(S15)、第3ロ
ーラ135によって加工側(印字側)となる流入側の枝
管A2が位置決めされる(S16)。
【0035】この状態で、位置決めされた継手管Aを撮
像装置14により撮像し(S17)、製品認識装置15
により画像処理を行って継手管Aの特徴量を抽出して、
工程管理装置16に転送する(S18)。工程管理装置
16は、この転送されてきた特徴量から品番を判定(認
識)し、その品番情報を自動加工装置18に転送する
(S19)。自動加工装置18は、この転送されてきた
品番情報を、レーザマーカ181で継手管Aの所定箇所
に印字する(S20)。また、工程管理装置16は、判
定した品番を、製品投入・排出装置17にも転送する。
【0036】一方、レーザマーカ181による印字を終
了すると、位置決め装置13は、第1ローラ133、1
33を降下させ、第2ローラ134、134を後退させ
て、継手管Aを製品投入・排出装置17へ払い出す(S
21)。
【0037】製品投入・排出装置17は、工程管理装置
16から転送されてきた品番情報と、加工計画に含まれ
るその品番の棚番号情報とに基づき、位置決め装置13
から受け取った継手管Aを保管装置12の該当する棚番
号に投入する(S22)。
【0038】本自動保管システムでは、このようなS1
1〜S22の動作を、搬送装置11上を順次搬送されて
くる継手管Aのそれぞれについて実行し、保管装置12
の該当する棚番号に継手管Aを順次保管するようになっ
ている。
【0039】一方、保管装置12に保管された継手管A
を梱包して出荷する梱包工程では、工程管理装置16か
ら製品投入・排出装置17に梱包計画情報が転送される
ので、製品投入・排出装置17は、この梱包計画情報に
従い、該当する棚番号から継手管Aを順次排出して完成
品コンベア21に投入し、その後の梱包工程に搬送する
ようになっている。
【0040】
【発明の効果】本発明の自動保管システムによれば、従
来のようなバーコード印字装置やバーコードリーダとい
った初期投資や、バーコード用ラベルの部材費用や貼付
費用といったランニングコストが不要となる。また、画
像センサを用いることにより、低価格で製品判定を行う
ことができるとともに、自動加工、自動保管による省人
化、パレットレス保管による省スペース化、安価な装置
を活用することによるローコスト化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動保管システムの全体構成を示すシ
ステム構成図である。
【図2】本発明の自動保管システムが適用される生産ラ
インの全体を示す概略図である。
【図3】(a)および(b)は製品の具体例である継手
管の1つの形状を示す平面図および正面図である。
【図4】(a)および(b)は製品の具体例である継手
管の他の形状を示す平面図および正面図である。
【図5】搬送装置および位置決め装置周辺の概略図であ
る。
【図6】(a)〜(d)は、搬送装置および位置決め装
置によって継手管の位置決めを行う動作過程を模式的に
示す説明図である。
【図7】(a)〜(c)は、製品認識装置による特徴量
の抽出処理の様子を示す説明図である。
【図8】本発明の自動保管システムによる動作ロジック
を示す説明図である。
【符号の説明】
11 搬送装置 12 保管装置 13 位置決め装置 14 撮像装置 15 製品認識装置 16 工程管理装置 17 製品投入・排出装置 18 自動加工装置 19 シーケンサ 21 完成品コンベア A 継手管(製品)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種々の品番が生産ライン上をランダムに
    流れてくる製品を品番別に管理して保管する自動保管シ
    ステムであって、 前記製品を搬送する搬送装置と、 前記製品を保管する保管装置と、 前記製品を決められた位置および姿勢に維持する位置決
    め装置と、 位置決めされた前記製品を撮像する撮像装置と、 この撮像装置より入力された画像を処理して、製品の特
    徴量を抽出する製品認識装置と、 抽出された特徴量に基づいて品番を判定するとともに、
    その品番の製品を保管する前記保管装置の棚番号を設定
    する工程管理装置と、 この工程管理装置からの品番情報と棚番号情報とに基づ
    いて前記製品を前記保管装置に投入する製品投入装置と
    を備えたことを特徴とする自動保管システム。
  2. 【請求項2】 前記工程管理装置からの品番情報に基づ
    いて、前記位置決め装置により位置決めされている製品
    にその品番情報を印字する印字装置を備えている請求項
    1に記載の自動保管システム。
  3. 【請求項3】 前記工程管理装置が当日の梱包計画情報
    を有し、この工程管理装置からの前記棚番号情報と梱包
    計画情報とに基づいて前記保管装置から製品を排出し、
    完成品コンベアへ投入する製品排出装置を備えている請
    求項1または2に記載の自動保管システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003104554A (ja) * 2001-09-28 2003-04-09 Sato Corp 物流管理システム
JP2005164550A (ja) * 2003-12-05 2005-06-23 Fujikin Inc バルブ品番又は継手品番選出治具及びバルブ品番又は継手品番選出装置

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