JP2001106252A - 容器の栓 - Google Patents

容器の栓

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JP2001106252A
JP2001106252A JP28633299A JP28633299A JP2001106252A JP 2001106252 A JP2001106252 A JP 2001106252A JP 28633299 A JP28633299 A JP 28633299A JP 28633299 A JP28633299 A JP 28633299A JP 2001106252 A JP2001106252 A JP 2001106252A
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JP
Japan
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container
packing
plug
main body
stopper
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Application number
JP28633299A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Sugiyama
広明 杉山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 嵌合品質を一定に維持することが可能であ
り、しかも内部のエアーを適度に抜くことが可能な容器
の栓を提供する。 【解決手段】 容器本体110の口部111に嵌入して
使用する容器の栓(中栓PL)において、前記栓は、前
記容器本体の口部に嵌入する本体部10と、該本体部に
外嵌し当該栓の頭部側に配置するパッキン20とを備え
てなり、前記本体部は、当該本体部の側面に沿って形成
した通気溝11aを備え、前記パッキンは通気用の微細
孔を備えている。容器本体が高温になり内圧が高くなっ
た場合には、内部のエアーが通気溝11aを通過してパ
ッキン20に到達し、更にパッキン20の通気孔を通過
して外部に抜けていくため、エアー抜けを確実に行うこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器の栓に関し、
特にトナー等を封入する容器の中栓に使用する場合に好
適な容器の栓に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の複写機用のトナー等を封
入する容器100の分解側断面図である。図6に示すよ
うに、容器100は、トナー等を入れる高密度ポリエチ
レン等からなる円筒型の容器本体110と、容器本体1
10の円筒型の口部111に嵌入する低密度ポリエチレ
ン等からなる中栓120と、容器本体110に中栓12
0を嵌入後に更に外嵌・螺入する円筒型の外キャップ1
30とを備えてなる。
【0003】図6において、符号112は容器本体の口
部111の外側に形成した雄ネジであり、符号121は
口部111に嵌入する中栓120の本体部であり、符号
122は中栓120の過度の嵌入を衝止する鍔部であ
り、符号131は外キャップ130を雄ネジ112に螺
入する雌ネジである。
【0004】ところで、例えば複写機にカセット式のト
ナー入り容器を装填する場合には、先ずトナー入りの容
器を振って内部のトナーのかたまりをバラバラにほぐし
均一化する必要がある。このトナー入り容器を振る際
に、トナー入り容器を高温下で保管していた場合などに
は、内部圧力(内圧)が上昇するため、トナーと共に容
器内部に封入されたエアー(空気)が適度に抜かれるよ
うにしておかないと、外キャップを外すと中栓が外れて
しまい、中味のトナーが噴出すという不都合がある。
【0005】そこで従来の解決策として、例えば、図7
(A)(B)に示すように、中栓120の本体部121
の側面に溝幅が5μm以下の微細な溝123を形成し、
エアー抜きが行われるようにした提案がある。溝幅を5
μm以下とした理由は、トナー粒子の大きさが5〜15
μmなので、粒子が容器外に漏れるのを防止するためで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記図
7に示した構造の中栓では、容器本体110と中栓12
0との嵌合品質(マッチング品質)を一定に維持するこ
とが困難であり、嵌合の度合がきついと内部のエアーを
十分に抜くことができず、逆に嵌合の度合が緩いと中味
のトナーが外部に漏れてしまうという不都合がある。
【0007】そこで本発明の課題は、嵌合品質を一定に
維持することが可能であり、しかも内部のエアーを適度
に抜くことが可能な容器の栓を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明は、容器本体の口部に嵌入して使用する容器の
栓において、前記栓は、前記容器本体の口部に嵌入する
本体部と、該本体部に外嵌し当該栓の頭部側に配置する
パッキンとを備えてなり、前記本体部は、当該本体部の
側面に沿って形成した通気用の微細な溝(通気溝)を備
え、前記パッキンは、通気用の微細孔(微細な通気孔)
を備えたことを特徴とする。
【0009】このようにすれば、例えば通気溝の幅をや
や大きくすると共に、微細孔の大きさを小さくし、内部
のエアーを確実に外部に漏れるようにすることができ
る。この場合、中味(例えばトナー)の一部は通気溝を
通過してパッキンまで到達するが、微細孔で停止するた
め、中味が外部に漏れることがない。しかも、本体部の
通気溝の幅はやや大きいので、容器本体の口部への嵌入
時に嵌合品質がバラツクことがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。なお、既に説明した部分には同一
符号を付し、重複記載を省略する。
【0011】(1)第1実施の形態 図1は本実施の形態を示す図であって、(A)は一部断
面を含む側面図、(B)は(A)のB−B線に沿う拡大
断面図、図2はエアー抜けの作用を説明する図である。
【0012】図1(A)(B)に示すように、中栓PL
はやや軟らかな低密度ポリエチレン製の略円形椀状の本
体部10と、次に説明する側面部11に嵌入するドーナ
ツ状のパッキン20とからなる。本体部10は、円筒状
の側面部11と、鍔部12と、底面部13と、容器本体
110の口部111(図6参照)にスムーズに嵌入する
ための斜面部14とを有する。側面部11の表面には、
中栓PLの嵌入方向に沿って縦方向に微細な通気溝11
aを形成する。通気溝11aの深さ及び幅は5μm〜5
0μmが好ましい。
【0013】また、パッキン20は、例えば発泡ポリウ
レタンの連続発泡体からなり、発泡倍率30〜50倍の
高発泡品であり、これには通気用の微細孔すなわち、微
細な通気孔(直径5μm以下)を形成しておく。ここ
に、発泡ポリウレタン連続発泡体の発泡倍率は10〜5
0倍が一般的な数値であるが、30〜50倍の高発泡率
であれば、通気孔をトナー粒子より小さくできるので、
トナー漏れを起すことがない。
【0014】次に作用を説明する。図2は、トナー入り
の容器本体110に中栓PLを嵌入した場合の要部側断
面図である。図2に示すように、容器本体110の内部
にはトナー(図示省略)が封入されている。この場合、
例えば容器本体110が高温下で保管されていると仮定
すると、容器本体110の内圧が高くなる。しかし高圧
のエアーは、符号Cで示すように、通気溝11aを通過
してパッキン20に到達し、更にパッキン20の通気孔
を通過して、符号Dで示すように、外部に抜けていく。
従って、エアー抜けを確実に行うことができるので、内
圧を低く抑えることができ、外キャップ130を外した
場合に中味のトナーが噴出することがない。
【0015】また、通気溝11aの溝幅が5μm〜50
μmと比較的広い幅なので、中栓PLを容器本体110
の口部111に嵌入する場合に通気溝11aが潰される
ことがなく、通気溝11aの通気機能を十分に果たすこ
とができる。
【0016】(1−1)第1変形例 図3は第1実施の形態の第1変形例の側面図である。本
変形例は、深さ及び幅が5μm〜50μmの通気溝11
bを中栓PL1の嵌入方向に対して斜めに形成した場合
である。この場合も第1実施の形態と同様に、通気溝1
1bとパッキン20の通気孔とにより通気機能が確保さ
れるので、中栓PL1が抜けて中味のトナーが噴出して
しまうことがない。また、中栓PL1の嵌入時に通気溝
11bが潰されることがなく、通気溝11bの通気機能
を十分に果たすことができる。
【0017】(1−2)第2変形例 図4は第1実施の形態の第2変形例の側面図である。本
変形例は、深さ及び幅が5μm〜50μmの通気溝11
cを中栓PL2の嵌入方向に対して2方向に斜めに形成
した場合である。この場合も第1実施の形態と同様に、
通気溝11cとパッキン20の通気孔とにより通気機能
が確保されるので、中栓PL2が抜けて中味のトナーが
噴出してしまうことがない。また、中栓PL2の嵌入時
に通気溝11cが潰されることがなく、通気溝11cの
通気機能を十分に果たすことができる。
【0018】(2)第2実施の形態 図5は本実施の形態の中栓PL3の側面図である。図5
に示すように、パッキン20と鍔部12との間にドーナ
ツ状(円環状かつ板状)の、表裏両面に粘着剤(感圧接
着剤)を塗布した両面粘着テープ30を介在させる。両
面粘着テープ30の例としては、軟質ポリ塩化ビニルフ
ィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム
などの基材の両面にアクリル系、ゴム系、シリコーン系
などの粘着剤を塗布したものが挙げられる。
【0019】このようにすれば、容器本体110への中
栓PL3の嵌入時におけるパッキン20の変形(捩れ
等)を防止することができ、通気溝と通気孔とによる通
気機能を、より確実なものとすることができる。なお、
前記実施の形態では容器本体の中味としてトナーの場合
を説明したが、トナー以外の各種微粒子を封入する容器
に本発明が適用可能であることは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る容器の
栓によれば、例えば通気溝の幅をやや大きくすると共
に、通気孔の大きさを小さくすることができ、内部のエ
アーが確実に外部に漏れるようにすることができる。ま
た中味(例えばトナー)の一部は通気溝を通過してパッ
キンまで到達するが、このパッキンの通気孔で停止され
るため、中味が外部に漏れることはない。しかも、本体
部の通気溝の幅はやや大きいので、容器本体の口部への
嵌入時に嵌合品質がバラツクことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す図であって、
(A)は一部断面を含む側面図、(B)は(A)のB−
B線に沿う拡大断面図である。
【図2】同第1実施の形態におけるエアー抜けの作用説
明図である。
【図3】同第1実施の形態の第1変形例の側面図であ
る。
【図4】同第1実施の形態の第2変形例の側面図であ
る。
【図5】本発明の第2実施の形態の側面図である。
【図6】従来例の分解側面図である。
【図7】従来例の不都合を説明する図であって、(A)
は中栓の側面図、(B)は中栓の拡大断面図である。
【符号の説明】
PL 中栓 PL1 中栓 PL2 中栓 PL3 中栓 10 本体部 11 側面部 11a 通気溝 11b 通気溝 11c 通気溝 12 鍔部 13 底面部 14 斜面部 20 パッキン 30 両面粘着テープ 100 容器 110 容器本体 111 口部 112 雄ネジ 120 従来の中栓 121 従来の中栓本体部 122 鍔部 130 外キャップ 131 雌ネジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の口部に嵌入して使用する容器
    の栓において、 前記栓は、前記容器本体の口部に嵌入する本体部と、該
    本体部に外嵌し当該栓の頭部側に配置するパッキンとを
    備えてなり、 前記本体部は、当該本体部の側面に沿って形成した通気
    溝を備え、 前記パッキンは、通気用の微細孔を備えたことを特徴と
    する容器の栓。
  2. 【請求項2】 前記形成した通気溝は、栓の嵌入方向に
    対して平行に形成したことを特徴とする請求項1記載の
    容器の栓。
  3. 【請求項3】 前記形成した通気溝は、栓の嵌入方向に
    対して斜めに形成したことを特徴とする請求項1記載の
    容器の栓。
  4. 【請求項4】 前記形成した通気溝は、栓の嵌入方向に
    対して、互いに逆の斜め方向に形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の容器の栓。
  5. 【請求項5】 前記パッキンは発泡材からなり、該発泡
    材の発泡倍率は30〜50倍であることを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれかに記載の容器の栓。
  6. 【請求項6】 前記栓は頭部側に鍔部を備え、該鍔部と
    パッキンとの間に両面粘着テープを介在させたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の容器
    の栓。
  7. 【請求項7】 前記栓を容器本体の口部に嵌入後、更に
    外キャップを螺入した状態で使用することを特徴とする
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の容器の栓。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014231362A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 花王株式会社 エアレス容器
JP2020104877A (ja) * 2018-12-27 2020-07-09 昭和電工パッケージング株式会社 容器用蓋材および包装体
JP2022183350A (ja) * 2020-05-29 2022-12-08 象印マホービン株式会社 複合部材及びその製造方法並びに飲料容器及びその製造方法

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