JP2001106106A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JP2001106106A
JP2001106106A JP28888199A JP28888199A JP2001106106A JP 2001106106 A JP2001106106 A JP 2001106106A JP 28888199 A JP28888199 A JP 28888199A JP 28888199 A JP28888199 A JP 28888199A JP 2001106106 A JP2001106106 A JP 2001106106A
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steering
torque
motor
electric power
calculating
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JP28888199A
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English (en)
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Hideki Shironokuchi
秀樹 城ノ口
Masakazu Moriyama
正和 森山
Yoshinori Chin
恵徳 陳
Eishin Nagano
英信 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別なセンサが不要で、路面の摩擦係数を求
めることが出来、求めた摩擦係数に基づき操舵力補助を
行う電動パワーステアリング装置の提供。 【解決手段】 舵輪(図示せず)に加わる操舵トルクを
検出するトルクセンサ10の検出値及び操向車輪と路面
との摩擦係数に基づき、操舵力補助用モータ24のモー
タ電流の目標値を決定し、モータ電流が目標値になるよ
うに、モータ24を回転駆動し、操舵力補助を行う電動
パワーステアリング装置。モータ24としてブラシレス
モータ24を備え、ブラシレスモータ24のロータの位
置を検出するロータ位置検出器14の検出値により、舵
輪の舵角速度を算出する舵角速度算出手段12と、トル
クセンサ10の検出値によりトルク変化を算出するトル
ク変化算出手段12と、それらが算出した舵角速度及び
トルク変化に基づき、摩擦係数を求める手段12とを備
えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、操舵トルクの検出
値及び操向車輪と路面との摩擦係数に基づいて、操舵力
補助用モータのモータ電流の目標値を決定し、モータ電
流が目標値になるように、前記モータを回転駆動し、操
舵力補助を行う電動パワーステアリング装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動パワーステアリング装置とし
て、例えば、特開平11−48998号公報には、ラッ
ク軸力に基づいて演算したタイヤと路面との摩擦係数を
用いて、摩擦係数が低い状態でも、不用意にステアリン
グを切り過ぎないような操舵を促すことが可能であり、
通常走行時の操舵フィーリングも悪化することがないパ
ワーステアリング装置が開示されている。
【0003】また、特開平5−213222号公報に
は、操舵軸に作用するトルクを検出するトルクセンサ
と、ハンドルの操舵角を検出する操舵角センサと、検出
された操舵角に基づいて、操舵角と予め決めた関係にあ
る基準セルフアライニングトルク(基準自動調心トル
ク)を決定する基準セルフアライニングトルク決定手段
とを備え、決定した基準セルフアライニングトルクと検
出したトルク(路面からの実際のセルフアライニングト
ルクを表す)とを比較することにより、路面摩擦係数の
大小を判定し、この判定に基づいて、路面摩擦係数の大
小に関係なく、運転者がいつも同じ操舵フィーリングで
ハンドルを戻し操作できる電動式パワーステアリング装
置のハンドル復元制御装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したような、(路
面)摩擦係数又はそれに関連する数値を求めて、それら
に基づき操舵補助を行う従来技術では、摩擦係数又はそ
れに関連する数値を求める為に、特別なセンサが必要で
あり、部品コストが掛かるという問題があった。本発明
は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、
特別なセンサを必要とせずに、操向車輪と路面との摩擦
係数を求めることが出来、求めた摩擦係数に基づき操舵
力補助を行う電動パワーステアリング装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】操舵補助力に対するステ
アリング(舵輪)の実際の応答は、「車両の重量(前軸
荷重)」及び「タイヤと路面との摩擦係数μ」で一義的
に定まると考えられる。例えば、図6(a)において、
時刻t0 ,t1 のアシスト(操舵補助)指令の変化(V
1 −V0 )に対する応答(ステアリング変位)は、摩擦
係数μが「1」であれば、図6(b)に示すように、
(P1 −P0 )となる。摩擦係数μが「0.5」であれ
ば、(P1 ´−P0 ´)となる。
【0006】ここで、変化に対する応答ΔP/ΔVから
摩擦係数μを求めるテーブルは、図7に示すように、車
両特性として事前に把握されている。また、アシスト指
令の変化ΔVは操舵トルクの検出値Tの変化dT/dt
(トルク変化)に、ステアリング変位は舵角センサの検
出値dの変化dθ/dt(舵角速度)に、それぞれ対応
している。従って、変化に対する応答ΔP/ΔV(=
(dθ/dt)/(dT/dt))から摩擦係数μを推
定出来、時刻t0 ,t1 において算定された値は、実際
の制御においては、時刻t1 ,t2 に反映される。
【0007】算定された摩擦係数μについては、例え
ば、図8に示すようなアシスト指令補正テーブルを用意
しておくことで、摩擦係数μが小さい場合でも、不用意
にステアリングを切り過ぎることを防止することが出来
る。図8において、(a)は強アシスト、(b)は中ア
シスト、(c)は弱アシストの場合であり、例えば、
「車両の重量(前軸荷重)」に応じて、(a)は重量大
のとき、(b)は重量中のとき、(c)は重量小のとき
のように切り換え、より高精度の操舵補助を行うことが
考えられる。この場合、前軸荷重の変化を詳しく把握す
る必要があるが、重量センサを設けることも考えられ
る。
【0008】尚、上述した説明では、説明を簡単にする
為に、過去1区間(時刻t0 ,t1)検出値により摩擦
係数μを推定するようにしているが、ノイズを除去する
為にも、実際には過去数区間(例えば4区間(t0 ,t
1 )(t1 ,t2 )(t2 ,t3 )(t3 ,t4 ))の
平均により推定する。
【0009】第1発明に係る電動パワーステアリング装
置は、舵輪に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ
を備え、該トルクセンサの検出値及び操向車輪と路面と
の摩擦係数に基づいて、操舵力補助用モータのモータ電
流の目標値を決定し、モータ電流が目標値になるよう
に、前記モータを回転駆動し、操舵力補助を行う電動パ
ワーステアリング装置において、前記舵輪の舵角を検出
する舵角センサと、該舵角センサが検出した舵角により
前記舵輪の舵角速度を算出する舵角速度算出手段と、前
記トルクセンサの検出値により操舵トルクの変化を算出
するトルク変化算出手段と、前記舵角速度算出手段が算
出した舵角速度及び前記トルク変化算出手段が算出した
トルク変化に基づき、前記摩擦係数を求める手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】この電動パワーステアリング装置では、ト
ルクセンサが舵輪に加わる操舵トルクを検出し、トルク
センサの検出値及び操向車輪と路面との摩擦係数に基づ
いて、操舵力補助用モータのモータ電流の目標値を決定
し、モータ電流が目標値になるように、モータを回転駆
動し、操舵力補助を行う。舵角センサが舵輪の舵角を検
出し、舵角速度算出手段は、舵角センサが検出した舵角
により舵輪の舵角速度を算出し、トルク変化算出手段
は、トルクセンサの検出値により操舵トルクの変化を算
出する。求める手段は、舵角速度算出手段が算出した舵
角速度及びトルク変化算出手段が算出したトルク変化に
基づき、操向車輪と路面との摩擦係数を求める。これに
より、特別なセンサを必要とせずに、操向車輪と路面と
の摩擦係数を求めることが出来、求めた摩擦係数に基づ
き操舵力補助を行う電動パワーステアリング装置を実現
することが出来る。
【0011】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置は、舵輪に加わる操舵トルクを検出するトルクセンサ
を備え、該トルクセンサの検出値及び操向車輪と路面と
の摩擦係数に基づいて、操舵力補助用モータのモータ電
流の目標値を決定し、モータ電流が目標値になるよう
に、前記モータを回転駆動し、操舵力補助を行う電動パ
ワーステアリング装置において、前記モータとしてブラ
シレスモータを備え、該ブラシレスモータのロータの位
置を検出するロータ位置検出器の検出値により、前記舵
輪の舵角速度を算出する舵角速度算出手段と、前記トル
クセンサの検出値によりトルク変化を算出するトルク変
化算出手段と、前記舵角速度算出手段が算出した舵角速
度及び前記トルク変化算出手段が算出したトルク変化に
基づき、前記摩擦係数を求める手段とを備えることを特
徴とする。
【0012】この電動パワーステアリング装置では、ト
ルクセンサが舵輪に加わる操舵トルクを検出し、トルク
センサの検出値及び操向車輪と路面との摩擦係数に基づ
いて、操舵力補助用モータのモータ電流の目標値を決定
し、モータ電流が目標値になるように、モータを回転駆
動し、操舵力補助を行う。操舵力補助用モータは、ブラ
シレスモータであり、そのロータの位置を検出するロー
タ位置検出器の検出値に基づき、その固定子に流れる電
流の経路を切り換え、回転磁界を発生させ回転する。舵
角速度算出手段は、ロータ位置検出器の検出値により、
舵輪の舵角速度を算出し、トルク変化算出手段は、トル
クセンサの検出値によりトルク変化を算出する。求める
手段は、舵角速度算出手段が算出した舵角速度及びトル
ク変化算出手段が算出したトルク変化に基づき、摩擦係
数を求める。これにより、専用のセンサを必要とせず
に、操向車輪と路面との摩擦係数を求めることが出来、
求めた摩擦係数に基づき操舵力補助を行う電動パワース
テアリング装置を実現することが出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面を参照しながら説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る電動パワーステア
リング装置の実施の形態1の要部構成を示すブロック図
である。この電動パワーステアリング装置は、操舵軸
(図示せず)に加えられたトルクを検出するトルクセン
サ10の検出トルクが、インターフェイス回路11を介
してマイクロコンピュータ12へ与えられ、車速を検出
する車速センサ20の検出信号が、インターフェイス回
路21を介してマイクロコンピュータ12へ与えられ
る。また、操舵軸の舵角を検出する舵角センサ22の舵
角信号が、インターフェイス回路23を介してマイクロ
コンピュータ12へ与えられる。
【0014】マイクロコンピュータ12から出力される
リレー制御信号がリレー駆動回路15へ入力され、リレ
ー駆動回路15はリレー制御信号に従ってフェイルセー
フリレー15aをオン又はオフさせる。マイクロコンピ
ュータ12から出力されるクラッチ制御信号はクラッチ
駆動回路16へ入力され、クラッチ駆動回路16はクラ
ッチ制御信号に従ってクラッチ19をオン又はオフさせ
る。クラッチ19の駆動電源は、フェイルセーフリレー
15aのモータ駆動回路13側端子から与えられる。
【0015】マイクロコンピュータ12は、検出トル
ク、車速、舵角及び後述するモータ電流に基づき、メモ
リ18内の車両特性テーブル18c、アシスト指令補正
テーブル18b及びトルク/電流テーブル18aを参照
することにより、モータ制御信号を作成し、作成したモ
ータ制御信号はモータ駆動回路13へ与えられる。モー
タ駆動回路13は、与えられたモータ制御信号に基づ
き、操舵補助用モータであるブラシレスモータ24を回
転駆動させる。ブラシレスモータ24が回転する際、レ
ゾルバ又はロータリエンコーダ等のロータ位置検出器1
4がそのロータ位置を検出し、モータ駆動回路13は、
この検出したロータ位置信号に基づき、ブラシレスモー
タ24を回転制御する。モータ駆動回路13に流れるブ
ラシレスモータ24のモータ電流は、モータ電流検出回
路17により検出され、マイクロコンピュータ12に与
えられる。
【0016】図2は、ブラシレスモータ24と、モータ
駆動回路13に含まれるその駆動回路の構成を示すブロ
ック図である。ブラシレスモータ24は、コイルA,
B,Cがスター結線された固定子24aと、コイルA,
B,Cが発生させる回転磁界により回転する回転子24
bと、この回転子(ロータ)24bの回転位置を検出す
るロータ位置検出器(ロータリエンコーダ)14とを備
えている。
【0017】モータ駆動回路13のスイッチング回路8
bは、直流電源端子と接地端子との間に、直列接続され
たトランジスタQ1,Q2と、逆方向に直列接続された
ダイオードD1,D2とが並列接続され、直列接続され
たトランジスタQ3,Q4と、逆方向に直列接続された
ダイオードD3,D4とが並列接続され、直列接続され
たトランジスタQ5,Q6と、逆方向に直列接続された
ダイオードD5,D6とが並列接続されている。
【0018】トランジスタQ1,Q2の共通接続節点
と、ダイオードD1,D2の共通接続節点とには、スタ
ー結線されたコイルAの他方の端子Uが接続され、トラ
ンジスタQ3,Q4の共通接続節点と、ダイオードD
3,D4の共通接続節点とには、スター結線されたコイ
ルBの他方の端子Vが接続され、トランジスタQ5,Q
6の共通接続節点と、ダイオードD5,D6の共通接続
節点とには、スター結線されたコイルCの他方の端子W
が接続されている。
【0019】ロータ位置検出器14が検出した、回転子
24bの回転位置は、ゲート制御回路8cに通知され
る。ゲート制御回路8cには、マイクロコンピュータ1
2から回転方向及び出力レベルの指示信号が与えられ
る。ゲート制御回路8cは、回転方向の指示と回転子2
4bの回転位置とに応じて、トランジスタQ1〜Q6の
各ゲートをオン/オフし、例えば、U−V,U−W,V
−W,V−U,W−U,W−V,U−Vのように、固定
子24aに流れる電流の経路を切り換え、回転磁界を発
生させる。回転子24bは、永久磁石であり、この回転
磁界から回転力を受け回転する。出力レベルである電流
値は、トランジスタQ1〜Q6のオン/オフをPWM
(Pulse Width Modulation)制御することにより増減制
御する。ダイオードD1〜D6は、トランジスタQ1〜
Q6のオン/オフにより発生するノイズを吸収するため
のものである。
【0020】以下に、このような構成の電動パワーステ
アリング装置の動作を、それを示す図3のフローチャー
トを参照しながら説明する。マイクロコンピュータ12
は、舵角センサ22が検出した舵角信号θを読込み(S
2)、読込んだ舵角信号θを微分して、舵角速度dθ/
dtを算出する(S4)。次に、マイクロコンピュータ
12は、トルクセンサ10が検出したトルク検出信号T
を読込み(S6)、読込んだトルク検出信号Tを微分し
て、トルク変化dT/dtを算出する(S8)。
【0021】マイクロコンピュータ12は、算出した
(S4,8)舵角速度dθ/dt及びトルク変化dT/
dtにより、(dθ/dt)/(dT/dt)を演算
し、演算した(dθ/dt)/(dT/dt)(=ΔP
/ΔV)から、図7に示すような車両特性テーブル18
cを参照して、操向車輪と路面との摩擦係数μを求める
(S10)。次に、マイクロコンピュータ12は、求め
た(S10)摩擦係数μから、図7に示すようなアシス
ト指令補正テーブル18bを参照して、アシスト係数
(操舵補助係数)を決定する(S12)。
【0022】次に、マイクロコンピュータ12は、モー
タ電流検出回路17が検出したモータ電流信号、及び車
速センサ20が検出した車速信号を読込む(S14,1
6)。マイクロコンピュータ12は、読込んだ(S1
6)車速信号及び読込んだ(S6)トルク検出信号か
ら、トルク/電流テーブル18aを参照して、モータ電
流を求め、求めたモータ電流に、決定した(S12)ア
シスト係数を乗じて目標モータ電流を算出する。
【0023】次いで、マイクロコンピュータ12は、算
出した目標モータ電流と、読込んだ(S14)モータ電
流信号とを比較し、ブラシレスモータ24に目標モータ
電流を流すべく、出力レベル及び回転方向を決定し(S
18)、出力レベル及び回転方向の指示信号をモータ駆
動回路13へ与える(S20)。モータ駆動回路13
は、与えられた出力レベル及び回転方向の指示信号に基
づき、ブラシレスモータ24を回転駆動させる。
【0024】実施の形態2.図4は、本発明に係る電動
パワーステアリング装置の実施の形態2の要部構成を示
すブロック図である。この電動パワーステアリング装置
は、実施の形態1において説明した図1の電動パワース
テアリング装置の要部構成から、舵角センサ22とイン
ターフェイス回路23とを省き、ブラシレスモータ24
(永久磁石同期電動機、スイッチドリラクタンスモー
タ、同期型スイッチドリラクタンスモータであっても良
い)のロータ位置検出器14が検出したロータ位置信号
が、マイクロコンピュータ12へも与えられている。そ
の他の構成は、図2のブラシレスモータ24及びモータ
駆動回路13の構成も含めて、実施の形態1の電動パワ
ーステアリング装置の要部構成(図1)と同様であるの
で、説明を省略する。
【0025】以下に、このような構成の電動パワーステ
アリング装置の動作を、それを示す図5のフローチャー
トを参照しながら説明する。マイクロコンピュータ12
は、ロータ位置検出器14が検出したロータ位置検出信
号θR を読込み(S22)、読込んだロータ位置検出信
号θR を微分して、舵角速度dθ/dt(=dθR /d
t)を算出する(S24)。ここで、ロータ位置検出信
号θR は舵角信号θに関連しており、舵角速度dθ/d
t=dθR /dtと見做すことができる。次に、マイク
ロコンピュータ12は、トルクセンサ10が検出したト
ルク検出信号Tを読込み(S26)、読込んだトルク検
出信号Tを微分して、トルク変化dT/dtを算出する
(S28)。
【0026】マイクロコンピュータ12は、算出した
(S24,28)舵角速度dθ/dt及びトルク変化d
T/dtにより、(dθ/dt)/(dT/dt)を演
算し、演算した(dθ/dt)/(dT/dt)(=Δ
P/ΔV)から、図7に示すような車両特性テーブル1
8cを参照して、操向車輪と路面との摩擦係数μを求め
る(S30)。次に、マイクロコンピュータ12は、求
めた(S30)摩擦係数μから、図7に示すようなアシ
スト指令補正テーブル18bを参照して、アシスト係数
(操舵補助係数)を決定する(S32)。
【0027】次に、マイクロコンピュータ12は、モー
タ電流検出回路17が検出したモータ電流信号、及び車
速センサ20が検出した車速信号を読込む(S34,3
6)。マイクロコンピュータ12は、読込んだ(S3
6)車速信号及び読込んだ(S26)トルク検出信号か
ら、トルク/電流テーブル18aを参照して、モータ電
流を求め、求めたモータ電流に、決定した(S32)ア
シスト係数を乗じて目標モータ電流を算出する。
【0028】次いで、マイクロコンピュータ12は、算
出した目標モータ電流と、読込んだ(S34)モータ電
流信号とを比較し、ブラシレスモータ24に目標モータ
電流を流すべく、出力レベル及び回転方向を決定し(S
38)、出力レベル及び回転方向の指示信号をモータ駆
動回路13へ与える(S40)。モータ駆動回路13
は、与えられた出力レベル及び回転方向の指示信号に基
づき、ブラシレスモータ24を回転駆動させる。
【0029】
【発明の効果】第1発明に係る電動パワーステアリング
装置によれば、特別なセンサを必要とせずに、操向車輪
と路面との摩擦係数を求めることが出来、求めた摩擦係
数に基づき操舵力補助を行う電動パワーステアリング装
置を実現することが出来る。
【0030】第2発明に係る電動パワーステアリング装
置によれば、専用のセンサを必要とせずに、操向車輪と
路面との摩擦係数を求めることが出来、求めた摩擦係数
に基づき操舵力補助を行う電動パワーステアリング装置
を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の実
施の形態の要部構成を示すブロック図である。
【図2】ブラシレスモータとその駆動回路の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明に係る電動パワーステアリング装置の動
作を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る電動パワーステアリング装置の実
施の形態の要部構成を示すブロック図である。
【図5】本発明に係る電動パワーステアリング装置の動
作を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る電動パワーステアリング装置の原
理を説明する為の説明図である。
【図7】変化に対する応答から摩擦係数を求めるテーブ
ル(車両特性テーブル)を説明する為の説明図である。
【図8】アシスト指令補正テーブルを説明する為の説明
図である。
【符号の説明】
10 トルクセンサ 12 マイクロコンピュータ(舵角速度算出手段、トル
ク変化算出手段、摩擦係数を求める手段) 13 モータ駆動回路 14 ロータ位置検出器 17 モータ電流検出回路 18a トルク/電流テーブル 18b アシスト指令補正テーブル 18c 車両特性テーブル(摩擦係数を求める手段) 22 舵角センサ 24 ブラシレスモータ(操舵力補助用モータ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B62D 119:00 B62D 119:00 (72)発明者 陳 恵徳 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 (72)発明者 永野 英信 大阪府大阪市中央区南船場三丁目5番8号 光洋精工株式会社内 Fターム(参考) 3D032 CC48 DA03 DA09 DA15 DA23 DA50 DA63 DA64 DA82 DC03 DC04 DC08 DC09 DD01 DD10 DD17 EB11 EC23 EC25 EC27 GG01 3D033 CA03 CA11 CA13 CA16 CA17 CA18 CA19 CA20 CA21

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵輪に加わる操舵トルクを検出するトル
    クセンサを備え、該トルクセンサの検出値及び操向車輪
    と路面との摩擦係数に基づいて、操舵力補助用モータの
    モータ電流の目標値を決定し、モータ電流が目標値にな
    るように、前記モータを回転駆動し、操舵力補助を行う
    電動パワーステアリング装置において、 前記舵輪の舵角を検出する舵角センサと、該舵角センサ
    が検出した舵角により前記舵輪の舵角速度を算出する舵
    角速度算出手段と、前記トルクセンサの検出値により操
    舵トルクの変化を算出するトルク変化算出手段と、前記
    舵角速度算出手段が算出した舵角速度及び前記トルク変
    化算出手段が算出したトルク変化に基づき、前記摩擦係
    数を求める手段とを備えることを特徴とする電動パワー
    ステアリング装置。
  2. 【請求項2】 舵輪に加わる操舵トルクを検出するトル
    クセンサを備え、該トルクセンサの検出値及び操向車輪
    と路面との摩擦係数に基づいて、操舵力補助用モータの
    モータ電流の目標値を決定し、モータ電流が目標値にな
    るように、前記モータを回転駆動し、操舵力補助を行う
    電動パワーステアリング装置において、 前記モータとしてブラシレスモータを備え、該ブラシレ
    スモータのロータの位置を検出するロータ位置検出器の
    検出値により、前記舵輪の舵角速度を算出する舵角速度
    算出手段と、前記トルクセンサの検出値によりトルク変
    化を算出するトルク変化算出手段と、前記舵角速度算出
    手段が算出した舵角速度及び前記トルク変化算出手段が
    算出したトルク変化に基づき、前記摩擦係数を求める手
    段とを備えることを特徴とする電動パワーステアリング
    装置。
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