JP2001105444A - 圧縮成形用金型 - Google Patents

圧縮成形用金型

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JP2001105444A
JP2001105444A JP25452299A JP25452299A JP2001105444A JP 2001105444 A JP2001105444 A JP 2001105444A JP 25452299 A JP25452299 A JP 25452299A JP 25452299 A JP25452299 A JP 25452299A JP 2001105444 A JP2001105444 A JP 2001105444A
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JP
Japan
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mold
air valve
air
compression molding
end portion
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JP25452299A
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English (en)
Inventor
Yoshio Fukumoto
芳男 福本
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エア弁の先端と空気流路の先端噴出口との間
に間隙が生じ、間隙に樹脂が侵入し、エア弁の作動不調
を起こす恐れのない圧縮成形用金型を提供する。 【解決手段】 雄型と雌型1との間にキャビティ11が
形成され、雌型に、離型用エア弁23の周囲にブッシュ
21が設けられた離型用エア弁装置2が設けられた圧縮
成形用金型において、ブッシュ21は先端部211と基
端部212との2部材により構成され、先端部211に
設けられた雄ねじが基端部212に設けられた雌ねじに
ねじ込まれることにより先端部211と基端部212と
が接合されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮成形用金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平4−5027号公
報に記載されているように、雄型と雌型との間に成形用
キャビティが形成された圧縮成形用金型が知られてい
る。
【0003】即ち、例えば、FRP浴槽のような深いF
RP成形品を成形する圧縮成形用金型においては、図1
0に示すように、雄型(イ)と雌型(ロ)とが設けら
れ、雄型(イ)と雌型(ロ)との間にキャビティ(ハ)
が形成され、キャビティ(ハ)において成形品(ニ)が
成形後、雌型(ロ)から成形された成形品(ニ)を離脱
するために、雌型(ロ)には離型用エア弁装置(ホ)が
設けられている。
【0004】離型用エア弁装置(ホ)は図8に示すよう
に、ブッシュ(ヘ)に空気流路(ト)が設けられ、空気
流路(ト)にはピン形エア弁(チ)が挿通され、エア弁
(チ)の基端にはピストン(リ)が設けられ、ピストン
(リ)は空気流路(ト)と連通するシリンダ(ヌ)内に
往復移動可能に設けられている。
【0005】キャビティ(ハ)に樹脂が未硬化状態であ
るときはエア注入口(ル)からのエア圧によりピストン
(リ)の上昇と共にエア弁(チ)の先端が空気流路
(ト)の先端噴出口を閉塞しているが、エア弁後退用エ
ア注入口(ヲ)にエアが注入されるとピストン(リ)の
下降と共に図9に示すように、エア弁(チ)の先端が空
気流路(ト)の先端噴出口から後退し、先端噴出口から
矢印aで示すようにエアが噴出し、成形品(ニ)を離型
できるようになっている。尚、(ワ)は底板、(カ)は
底板固定ボルト、(ヨ)は離型用エア弁装置固定ボルト
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな離型用エア弁装置においては、普段においては、エ
ア弁(チ)の先端により空気流路(ト)の先端噴出口が
閉塞されるためにエア弁(チ)の先端と空気流路(ト)
の先端噴出口とは密接に嵌合されている必要があるが、
磨耗によりエア弁(チ)の先端と空気流路(ト)の先端
噴出口との嵌合が緩やかなものとなり、図10に示すよ
うに、エア弁(チ)の先端と空気流路(ト)の先端噴出
口との間に間隙が生じ、間隙に樹脂(タ)が侵入し、エ
ア弁(チ)の作動不調を起こすことになる。
【0007】本発明は、従来の、離型用エア弁装置が設
けられた圧縮成形用金型における問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、上記の問題を
解決し、エア弁の先端と空気流路の先端噴出口との間に
間隙が生じ、間隙に樹脂が侵入し、エア弁の作動不調を
起こす恐れのない圧縮成形用金型を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の本発明の圧縮成形用金型は、雄型
と雌型との間にキャビティが形成され、雄型もしくは雌
型のいずれか少なくとも一方に、離型用エア弁の周囲に
ブッシュが設けられた離型用エア弁装置が設けられた圧
縮成形用金型において、ブッシュは先端部と基端部との
2部材により構成され、一方の部材に設けられた雄ねじ
が他方の部材に設けられた雌ねじにねじ込まれることに
より先端部と基端部とが接合されていることを特徴とす
るものである。
【0009】又、請求項2記載の本発明の圧縮成形用金
型は、請求項1記載の圧縮成形用金型において、先端部
と基端部との間にリングが設けられ、リングの中心孔に
は離型用エア弁が挿通され、リングの中心孔の周辺には
通気孔が設けられていることを特徴とするものである。
【0010】〔作用〕請求項1記載の本発明の圧縮成形
用金型においては、ブッシュは先端部と基端部との2部
材により構成され、一方の部材に設けられた雄ねじが他
方の部材に設けられた雌ねじにねじ込まれることにより
先端部と基端部とが接合されているので、先端部のみを
硬質材料により作成することにより磨耗を防止できる。
仮に長年の使用により磨耗しても先端部のみを交換する
ことができる。
【0011】又、請求項2記載の本発明の圧縮成形用金
型においては、先端部と基端部との間にリングが設けら
れ、リングの中心孔には離型用エア弁が挿通され、リン
グの中心孔の周辺には通気孔が設けられているので、長
年の使用により磨耗し、樹脂がエア弁の先端周囲から侵
入してもリングの通気孔を小径のものとすることにより
通気孔より奥への侵入を防止できる。仮に通気孔に樹脂
が侵入してもリングを取り外し、通気孔を容易に掃除す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は本発明の圧縮成形用金
型の一例の要部を示す断面図、図2は図1に示す金型を
分解した状態を示す断面図である。図1、2において、
1は本発明圧縮成形用金型の雌型であり、図示しない雄
型と雌型1との間に成形しようとする成形品の形状に対
応したキャビティ11が設けられている。
【0013】2は雌型1に設けられたエア弁装置であ
り、エア弁装置2は雌型1に設けられた取付孔12に挿
入され装着されている。21はエア弁装置2のブッシュ
であり、ブッシュ21は先端部211と基端部212と
により構成されている。基端部212の上端には雌ねじ
が設けられ、先端部211の下端には雄ねじが設けら
れ、先端部211の雄ねじ2111が基端部212の雌
ねじ2121にねじ込まれることにより先端部211と
基端部212とが接合されている。
【0014】先端部211と基端部212にはエア流路
22が設けられ、エア流路22内にはピン状エア弁23
が挿通されている。エア弁23の基端にはピストン24
が設けられ、ピストン24は基端部212の下端に設け
られたシリンダ213内を昇降できるようになってい
る。
【0015】普段は底板25に設けられたエア注入口2
51からのエア圧によりピストン24が上昇し、ピスト
ン24の上昇と共にエア弁23の先端がエア流路22の
上端のエア噴出口221を閉塞している。
【0016】エア弁後退用エア注入口252からのエア
圧によりピストン213の下降と共にエア弁23が下降
するとエア弁23の先端がエア流路22の上端のエア噴
出口221を開口すると共にエアがエア流路22の上端
のエア噴出口221から噴出してキャビティ11内に成
形された図示しない成形品を雌型1から離脱するように
なっている。2122は基端部212のねじ孔2123
にねじ込まれた止めねじであり、止めねじ2122によ
り基端部212に先端部211が固定されている。26
は底板固定ボルトである。
【0017】図1、2に示す本発明の圧縮成形用金型に
おいては、ブッシュ21は先端部211と基端部212
とにより構成され、先端部211の雄ねじ2111が基
端部212の雌ねじ2121にねじ込まれることにより
先端部211と基端部212とが接合されているので、
先端部211のみを硬質材料で作成することが可能であ
り、先端部211のエア流路22の先端噴出口221は
エア弁23との摩擦により容易には磨耗することがな
い。
【0018】仮に、長年の使用により先端部211の先
端噴出口221が磨耗したとしても先端部211を基端
部212から取り外すことにより容易に交換することが
できる。
【0019】図3は本発明の圧縮成形用金型の他の一例
の要部を示す断面図、図4は図3に示す圧縮成形用金型
の要部拡大断面図である。図3、4に示す圧縮成形用金
型においては、ブッシュ21の先端部212と基端部2
12との間に図4に拡大して示すように、図5に示すリ
ング27が設けられたものである。即ち、リング27に
は中心孔271が設けられ、中心孔271の周辺には複
数個の口径1.0mmの通気孔272、272・・が穿
設されている。
【0020】リング27の中心孔271にはエア弁23
が挿通され、エア弁23の周囲のエア流路22が上下の
エア溜まり2112、2124を介して連通されてい
る。
【0021】図3に示す本発明の圧縮成形用金型におい
ては、ブッシュ21の先端部212と基端部212との
間にリング27が設けられ、リング27の中心孔271
にはエア弁23が挿通され、エア弁23の周囲のエア流
路22が上下のエア溜まり2111、2124を介して
連通されているので、仮に、長年の使用により先端部2
11の先端噴出口221が磨耗し、樹脂がエア弁の先端
周囲から侵入してもリング27の通気孔272を小径の
ものとすることにより通気孔272より奥への侵入を防
止できる。仮に、図5に示すように、通気孔272に樹
脂3が侵入してもリング27を取り外し、通気孔272
から糸状の樹脂3を除去することにより通気孔272を
容易に掃除することができる。
【0022】以上、本発明を図示の実施例により説明し
たが、本発明の具体的な構成は、この実施例に限定され
るものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲の設計
変更等があっても本発明に含まれる。
【0023】例えば、エア弁離型装置2は図示の実施の
形態のように、雌型1に設ける代わりに雄型に設けるよ
うにしてもよい。又、図示の実施の形態のように、基端
部212に雌ねじ2121を設け、先端部211に雄ね
じ2111を設けて基端部212の雌ねじに先端部21
1の雄ねじをねじ込むようにする代わりに、基端部21
2に雄ねじを設け、先端部211に雌ねじを設けて基端
部212に雄ねじを先端部211の雌ねじにねじ込むよ
うにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の圧縮成形用金型
においては、先端部のみを硬質材料により作成すること
により磨耗を防止できるので、樹脂の侵入によるエア弁
の作動不調を防止することができる。仮に磨耗しても先
端部のみを交換することができるので、樹脂の侵入によ
るエア弁の作動不調を防止することができる。
【0025】又、請求項2記載の本発明の圧縮成形用金
型においては、長年の使用により磨耗し、樹脂がエア弁
の先端周囲から侵入してもリングの通気孔を小径のもの
とすることにより通気孔より奥への侵入を防止できる。
仮に通気孔に樹脂が侵入してもリングを取り外し、通気
孔を容易に掃除することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧縮成形用金型の一例の要部を示す断
面図。
【図2】図1に示す本発明の圧縮成形用金型のブッシュ
を分解して示す断面図。
【図3】本発明の圧縮成形用金型の他の一例の要部を示
す断面図。
【図4】図3に示す圧縮成形用金型の要部拡大断面図。
【図5】図3、4に示すリングの斜視図。
【図6】リングに樹脂が侵入した状態を示す斜視図。
【図7】従来の圧縮成形用金型を示す断面図。
【図8】図7のA部を拡大して示す断面図。
【図9】図8に示す圧縮成形用金型のエア噴出口からの
エア噴出状態を示す断面図。
【図10】図8に示す圧縮成形用金型のエア噴出口から
樹脂侵入状態を示す断面図。
【符号の説明】
1 雌型 11 キャビティ 2 エア弁離型装置 21 ブッシュ 211 先端部 2111 雄ねじ 2112 エア溜まり 212 基端部 2121 雌ねじ 2122 止めねじ 2123 ねじ孔 2124 エア溜まり 22 エア流路 221 エア噴出口 23 エア弁 24 ピストン 25 底板 251 エア注入口 252 後退用エア注入口 26 底板固定ボルト 27 リング 271 中心孔 272 通気孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄型と雌型との間にキャビティが形成さ
    れ、雄型もしくは雌型のいずれか少なくとも一方に、離
    型用エア弁の周囲にブッシュが設けられた離型用エア弁
    装置が設けられた圧縮成形用金型において、ブッシュは
    先端部と基端部との2部材により構成され、一方の部材
    に設けられた雄ねじが他方の部材に設けられた雌ねじに
    ねじ込まれることにより先端部と基端部とが接合されて
    いることを特徴とする圧縮成形用金型。
  2. 【請求項2】 先端部と基端部との間にリングが設けら
    れ、リングの中心孔には離型用エア弁が挿通され、リン
    グの中心孔の周辺には通気孔が設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の圧縮成形用金型。
JP25452299A 1999-08-04 1999-09-08 圧縮成形用金型 Withdrawn JP2001105444A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100556578B1 (ko) * 2002-09-30 2006-03-06 주식회사 림스텍 에어취출 구조를 갖는 실리콘 제품 성형장치

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KR100556578B1 (ko) * 2002-09-30 2006-03-06 주식회사 림스텍 에어취출 구조를 갖는 실리콘 제품 성형장치

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