JP2001104721A - 遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置 - Google Patents

遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置

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JP2001104721A
JP2001104721A JP32821599A JP32821599A JP2001104721A JP 2001104721 A JP2001104721 A JP 2001104721A JP 32821599 A JP32821599 A JP 32821599A JP 32821599 A JP32821599 A JP 32821599A JP 2001104721 A JP2001104721 A JP 2001104721A
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Susumu Matsue
進 松江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲームセンターやパチンコ店等で使用される
メダルやパチンコ玉に付着した汚れを除去する洗浄装置
で使用された洗浄水を浄化して再び洗浄装置へと還流さ
せることができる洗浄水浄化装置を提供すること。 【解決手段】 遊戯用メダル等の洗浄装置から排出され
た洗浄水を取り入れて浄化する浄化槽と、該浄化槽にて
浄化された水を洗浄装置へと還流させるポンプとを備え
てなり、前記浄化槽は有底筒状の浄化槽本体と、該浄化
槽本体の内部に配設された浄化フィルターからなり、該
浄化フィルターは浄化槽本体の内面と略密着して配設さ
れたスポンジからなる第一のフィルターと、周壁に洗浄
水の通過穴を有する筒状体及び該筒状体の周壁外面を被
覆する被覆材からなる第二のフィルターから構成されて
なることを特徴とする遊戯用メダル等の洗浄水浄化装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊戯用メダル等の洗
浄水浄化装置に関し、より詳しくはゲームセンターやパ
チンコ店等で使用されるメダルやパチンコ玉に付着した
汚れを除去する洗浄装置で使用された洗浄水を浄化して
再び洗浄装置へと還流させることができる洗浄水浄化装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ゲームセンターやパチンコ店等で使用さ
れるメダルやパチンコ玉は、長時間にわたって使用され
ることにより、手垢やゴミ、油等の汚れが表面に付着す
る。このようなメダルやパチンコ玉の汚れをそのまま放
置しておくと、遊戯中の客の手に付着するために不衛生
であって、客に不潔な印象を与えるため営業の面からも
好ましくない。そこで、従来は、使用後のメダルやパチ
ンコ玉を、定期的に専用の洗浄装置を使用して洗浄する
ことによって表面に付着した汚れを除去していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際に
は、洗浄装置によって洗浄された後のメダルやパチンコ
玉を触った場合、洗浄後であるにも関わらず手に汚れや
異物が付着することがあった。これは、洗浄装置にて使
用される洗浄水が長期間交換されないことによって、先
の洗浄により洗浄水に溶け出した汚れ成分や剥がれたメ
ッキ片がメダルやパチンコ玉の表面に再度付着すること
によるものである。勿論、このような不都合は、洗浄水
をこまめに交換することによって解消することが可能で
はあるが、大量のメダルやパチンコ玉を取り扱う店舗に
おいてはすぐに洗浄水が汚れてしまうために頻繁に洗浄
水の交換作業を行わなければならなかった。本発明はか
かる実情に鑑みてなされたものであって、ゲームセンタ
ー等で使用されるメダルやパチンコ玉等の洗浄装置にて
使用された洗浄水を浄化して再び洗浄装置へと還流させ
ることが可能であって、洗浄後における汚れの再付着を
防いでメダルやパチンコ玉を確実に清浄化することがで
きるとともに、洗浄水の交換回数を減らしてメンテナン
スに要する時間を大幅に短縮することができる遊戯用メ
ダル等の洗浄水浄化装置を提供せんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
遊戯用メダル等の洗浄装置において使用された洗浄水を
浄化して再び洗浄装置へと還流させるための洗浄水浄化
装置であって、前記洗浄装置から排出された洗浄水を取
り入れて浄化する浄化槽と、該浄化槽にて浄化された水
を洗浄装置へと還流させるポンプとを備えてなり、前記
浄化槽は有底筒状の浄化槽本体と、該浄化槽本体の内部
に配設された浄化フィルターからなり、該浄化フィルタ
ーは浄化槽本体の内面と略密着して配設されたスポンジ
からなる第一のフィルターと、周壁に洗浄水の通過穴を
有する筒状体及び該筒状体の周壁外面を被覆する被覆材
からなる第二のフィルターから構成されてなることを特
徴とする遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置に関する。請
求項2に係る発明は、前記第二のフィルターが、異なる
材料からなる2種類の帯状フェルトを円筒状体の周壁外
面に沿って巻回することにより構成されてなることを特
徴とする請求項1記載の遊戯用メダル等の洗浄水浄化装
置に関する。請求項3に係る発明は、前記浄化槽本体に
て浄化された洗浄水を排出するための排水口が、浄化槽
本体の内底面から上方に突出して形成されてなることを
特徴とする請求項1又は2記載の遊戯用メダル等の洗浄
水浄化装置に関する。請求項4に係る発明は、前記浄化
フィルターが、前記排水口を覆うように浄化槽本体の底
面に敷設された第三のフィルターを備えてなることを特
徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の遊戯用メダル
等の洗浄水浄化装置に関する。請求項5に係る発明は、
前記浄化フィルターを構成する第二のフィルターが一体
化構造とされてなることを特徴とする請求項1乃至4い
ずれかに記載の遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置に関す
る。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊戯用メダル
等の洗浄水浄化装置(以下、単に洗浄水浄化装置とい
う)の好適な実施形態について図面に基づいて説明す
る。本発明に係る洗浄水浄化装置は、遊戯用メダルやパ
チンコ玉等の汚れを落とすための洗浄装置(図示せず)
において使用された洗浄水を浄化して再び洗浄装置へと
還流させるための洗浄水浄化装置であって、図1は本発
明に係る洗浄水浄化装置の外観図、図2にその構成を概
略的に示す模式図である。
【0006】本発明に係る洗浄水浄化装置は、洗浄装置
から排出された洗浄水を取り入れて浄化する浄化槽
(1)と、該浄化槽(1)にて浄化された水を取り出し
て洗浄装置へと還流させるポンプ(2)と、浄化槽
(1)の底部とポンプ(2)の取り入れ口とを連結する
連結管(3)と、ポンプ(2)に供給する電力を制御す
る電源ボックス(4)と、ポンプ(2)の吐出口から出
た洗浄水を洗浄装置の洗浄槽(図示せず)内ヘと送るた
めの出湯管(5)と、ポンプ(2)を内部に収容するケ
ース(10)とから構成される。
【0007】図3は浄化槽(1)の一部切欠き分解図で
ある。浄化槽(1)は、上面が開放された有底円筒状の
浄化槽本体(6)と、該浄化槽本体(6)の内部に配設
される浄化フィルター(7)と、浄化槽本体(6)の円
筒状側面を覆うように外嵌される浄化槽カバー(8)
と、浄化槽本体(6)の上部開放面を塞ぐための蓋
(9)と、浄化槽本体(6)と蓋(9)との間に介在す
るパッキン(11)とから構成されている。尚、浄化槽
カバー(8)は4個のナイラッチ(77)により図1に
示す如くカバー(10)に固定される。浄化フィルター
(7)は、浄化槽本体(6)の内面と略密着して配設さ
れる円板状スポンジからなる第一フィルター(71)
と、この第一フィルター(71)の直下部に配置される
第二フィルター(72)と、浄化槽本体(6)の底面に
敷設される第三フィルター(78)とからなる。
【0008】第二フィルター(72)は、周壁に多数の
洗浄水通過穴(7a)を有する無底の円筒状体(73)
と、該円筒状体(73)の上部開放面を覆うように円筒
状体(73)と一体的に設けられた皿状円板(74)
と、該皿状円板(74)の上面中心に垂直に立設固定さ
れた垂設棒(75)と、円筒状体(73)の周壁外面を
被覆する被覆材(76)とから構成されている。皿状円
板(74)は皿を裏返したような形状をしており、上面
の中心寄り部分は平坦面となっているが周縁部には図4
に示す如く下向きの傾斜面が形成されている。そして、
この皿状円板(74)の外径は、浄化槽本体(6)の内
径よりも僅かに小さく形成されており、これによって第
一フィルター(71)を浸透通過した洗浄水は、皿状円
板(74)の傾斜面に沿って流れ、浄化槽本体(6)と
の隙間を通って流下するようになる。また、垂設棒(7
5)は浄化フィルター(7)の取り外しを容易にするた
めの把手としての役割と、蓋(9)を閉めたときに円筒
状体(73)を浄化槽本体(6)の底面に密着させるた
めの押圧体としての役割を果たし、第一フィルター(7
1)の中心に設けられた貫通穴に挿通される。
【0009】第二フィルター(72)の円筒状体(7
3)の周壁外面を覆う被覆材(76)は、異なる材料か
らなる2種類の帯状フェルト(76a)、(76b)か
らなり、帯状フェルト(76a)が円筒状体(73)の
周壁外面に沿って巻回され、巻回された帯状フェルト
(76a)表面に帯状フェルト(76b)が巻回される
ことで、第二フィルター(72)は二層構造フィルター
を構成している。このように第二フィルター(72)を
二層構造フィルターとした場合、帯状フェルト(76
b)で比較的粒径の大きな不純物を、帯状フェルト(7
6a)で比較的粒径の小さい不純物を除去するように構
成すると、優れた浄化機能を発揮することができる。帯
状フェルト(76a)、(76b)の材質は特に限定さ
れないが、帯状フェルト(76a)としては活性炭フェ
ルトを、帯状フェルト(76b)としてはポリエステル
ニードルフェルトを、それぞれ使用することが好まし
い。具体的には、帯状フェルト(76a)としてユニチ
カ株式会社製の活性炭フェルトD(商品名)(品番:R
MS−C045NB)が、帯状フェルト(76b)とし
て株式会社帝人製のテトロン(商品名)(品番:TT0
4,TX04)から構成されるポリエステルニードルフ
ェルトFYG450(商品名)がそれぞれ好適に使用さ
れる。また、帯状フェルト(76a)、(76b)に代
えて、目の粗さの異なる二種類の不織布を使用してもよ
い。
【0010】第三フィルター(78)は少なくとも円筒
状体(73)の外径よりも大きい直径を有する薄い円板
状のフィルターであって、その材料としては活性炭フェ
ルトやポリエステルフェルトを使用することが好まし
い。活性炭フェルトとしては上記した帯状フェルト(7
6a)と同じものが好適に使用され、ポリエステルフェ
ルトとしては株式会社ユニチカ製のデキシー乾式フェル
ト(商品名)(品番:ATS−B150)が好適に使用
される。
【0011】本発明に係る浄化装置では、浄化能力を保
つために定期的に浄化フィルター(7)の洗浄や交換が
必要となるが、この場合には垂設棒(75)を持ち上げ
ることによって浄化槽本体(6)から第一フィルター
(71)及び第二フィルター(72)を一緒に取り出し
た後、第一フィルター(71)を構成する円板状スポン
ジを垂設棒(75)から抜き取り、第二フィルター(7
2)の円筒状体(73)に巻回されている帯状フェルト
(76a)、(76b)の巻きを解いて取り外せばよ
い。また、第三フィルター(78)については、第一フ
ィルター(71)及び第二フィルター(72)を取り出
した後、浄化槽本体(6)から取り出すことができる。
【0012】尚、本発明においては、浄化フィルター
(7)を構成する第二フィルター(72)を一体化構造
とすることも可能である。これは、第二フィルター(7
2)の円筒状体(73)に巻回されている帯状フェルト
(76a)、(76b)を、その巻きが解けないように
円筒状体(73)と接着剤等により一体化させることに
より達成できる。このように、第二フィルター(72)
を一体化構造とした場合、浄化槽本体(6)を合成樹脂
等の安価な材料から構成し、フィルター交換の際には帯
状フェルト(76a)、(76b)のみを交換するので
はなく第二フィルター全体を交換するようにすれば、交
換作業の手間を大幅に削減することができる。また、第
二フィルター(72)の帯状フェルト(76a)、(7
6b)に代えて、円筒状の一体物に形成されたフィルタ
ーを使用する構成としてもよく、これによってもフィル
ター交換の手間を削減することができる。尚、この円筒
状のフィルターとしては、例えば株式会社ユニチカ製の
繊維状活性炭カートリッジフィルター(商品名:デキシ
ーカートリッジ)が好適に使用される。
【0013】図4は浄化槽本体(6)の内部構造を示す
概略断面図である。浄化槽本体(6)の周壁の上端近傍
には、洗浄装置から排出された洗浄水を浄化槽本体
(6)の内部に取り入れるための取り入れ口(61)が
設けられており、この取り入れ口(61)にはニップル
(62)が螺着されている。そして、このニップル(6
2)に洗浄装置の排水口との間を繋ぐホース(図示せ
ず)が連結されることによって、洗浄装置から排出され
た洗浄水が浄化槽本体(6)の内部に取り入れられる。
尚、この取り入れ口(61)は、取り入れた洗浄水を確
実に第一フィルター(71)に通過させるために、図示
の如く第一フィルター(71)の上面より上方位置に設
けられる。
【0014】浄化槽本体(6)の底部中心には、浄化槽
本体にて浄化された後の洗浄水を排出するための排水口
(63)が設けられており、この排水口(63)は図示
の如く浄化槽本体(6)の内底面から上方に突出して形
成されている。排水口(63)は浄化槽本体(6)の底
板に貫通孔を形成し、この貫通孔と連通するようにニッ
プル(64)を浄化槽本体(6)の底板から下方に突出
するように固定するとともに、浄化槽本体(6)の内底
面に貫通孔よりも大径の円筒状壁体(65)を固定する
ことにより構成されている。そして、第三フィルター
(65)は、この浄化槽本体(6)の内底面から上方に
突出した円筒状壁体(65)の上部開放面を覆い、且つ
第二フィルター(72)の円筒状体(73)の底面と浄
化槽本体(6)の内底面との間に介在されるように設け
られる。また、ニップル(64)の下方突出部には、図
2に示したように、ポンプ(2)の取り入れ口とを繋ぐ
連結管(3)が接続され、これにより浄化槽本体にて浄
化された後の洗浄水は、排水口(63)から連結管
(3)を通ってポンプ(2)へと送られる。
【0015】浄化槽本体(6)の外周面には、図3に示
す如く浄化槽本体(6)と蓋(9)とを固定するための
係合部材(65)が設けられている。この係合部材(6
5)は爪を回動させて四角形の枠状体を変位させる公知
のものであり、蓋(9)の外周面にはこの係合部材(6
5)の枠状体を引っ掛けることができる係合突起(9
1)が設けられている。尚、図では見えないが、これら
係合部材(65)及び係合突起(91)は1箇所のみで
はなく対向位置に2箇所づつ設けられている。
【0016】本発明に係る浄化装置において、少なくと
も浄化槽(1)、ポンプ(2)、連結管(3)及び出湯
管(5)は、85℃の高温水に耐え得るようなものが使
用される。これは、洗浄装置において、汚れを効果的に
除去するために75〜85℃の高温水が使用されること
が多いためである。例えば、連結管(3)、出湯管
(5)、浄化槽本体(6)、ニップル(62)、(6
4)、円筒状体(73)、皿状円板(74)及び垂設棒
(75)については、優れた耐熱性と耐食性を兼ね備え
たSUS304等のステンレス鋼から形成することが好
ましい。尚、前記した如く、第二フィルター(72)を
一体化構造とする場合には、浄化槽本体(6)をポリプ
ロピレンやポリカーボネイト等の高耐熱性を備えた合成
樹脂から形成するとよい。また、出湯管(5)は屈曲を
容易にするためにフレキシブル管とし、洗浄水の温度低
下を防ぐためにその外面を覆うように断熱カバーを取り
付けることが好ましい。
【0017】電源ボックス(4)は、ポンプ(2)を作
動及び停止させるためのスイッチ(41)と、ポンプ
(2)の作動時間を設定するためのタイマー(42)
と、ヒューズ(43)を備えており、電源コード(4
4)と接続されている。
【0018】次に、本発明に係る浄化装置の使用方法に
ついて説明する。本発明に係る浄化装置を使用するに際
しては、先ず浄化槽本体(6)の取り入れ口(61)に
螺着されたニップル(62)にホース(図示せず)の一
端部を接続し、このホースの他端部を洗浄装置(図示せ
ず)の排水口と接続し、浄化槽カバー(8)を取り外し
て浄化槽本体(6)の蓋(9)を外す。次いで、出湯管
(5)の先端部を洗浄装置の洗浄槽内に入れて位置決め
し、電源コード(44)のプラグをコンセントに差し込
んで、洗浄装置の排水口に設けられたバルブを3分の1
程度開く。すると、洗浄装置の洗浄槽内にある洗浄水は
ホースを通ってゆっくりと浄化槽本体(6)内へと取り
入れられるので、浄化フィルター(7)に洗浄水がしみ
込むまで少し(1〜2秒間程度)待った後、浄化槽本体
(6)の蓋(9)を閉じて浄化槽カバー(8)を取り付
ける。そして、タイマー(42)によりポンプ(2)の
作動時間を設定した後、スイッチ(41)をONにする
ことによって洗浄水の浄化が開始される。
【0019】取り入れ口(61)から浄化槽本体(6)
の内部へと取り入れられた洗浄水は、先ず第一フィルタ
ー(71)のスポンジに浸透することによって濾過さ
れ、これにより比較的大きな不純物が除去される。第一
フィルター(71)を浸透通過した洗浄水は、第二フィ
ルター(72)の皿状円板(74)の傾斜面に沿って流
れ、浄化槽本体(6)との隙間を通って流下し、通過穴
(7a)から円筒状体(73)の内部へと入り込む際に
帯状フェルト(76a)、(76b)を順次通過するこ
とによって微小な不純物が除去される。その後、この洗
浄水は排水口(63)から連結管(3)を通ってポンプ
(2)へと送られるが、その際に排水口(63)が浄化
槽本体(6)の内底面から上方に突出して形成されてい
ることによって、洗浄水は内底面から一定高さ以上の上
澄み部分のみが排水口(63)から排出されることとな
り、第一フィルター(71)及び第二フィルター(7
2)で除去しきれなかった不純物を排水口(63)から
排出せずに浄化槽本体(6)の内底面に溜めて除去する
ことができる。しかも、洗浄水は排水口(63)に流入
する際に第三フィルター(78)によって濾過されるの
で、排水口(63)から取り出される洗浄水は不純物が
極めて少ない清浄な洗浄水となる。
【0020】このようにして不純物が除去された浄化後
の洗浄水は、ポンプ(2)の内部を通って出湯管(5)
へと送り出され、出湯管(5)を通って洗浄装置の洗浄
槽内に還流されて、再びパチンコ玉やメダルの洗浄水と
して使用される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、遊戯用メダル等の洗浄装置において使用された洗
浄水を浄化して再び洗浄装置へと還流させるための洗浄
水浄化装置であって、前記洗浄装置から排出された洗浄
水を取り入れて浄化する浄化槽と、該浄化槽にて浄化さ
れた水を洗浄装置へと還流させるポンプとを備えてな
り、前記浄化槽は有底筒状の浄化槽本体と、該浄化槽本
体の内部に配設された浄化フィルターからなり、該浄化
フィルターは浄化槽本体の内面と略密着して配設された
スポンジからなる第一のフィルターと、周壁に洗浄水の
通過穴を有する筒状体及び該筒状体の周壁外面を被覆す
る被覆材からなる第二のフィルターから構成されてなる
ことを特徴とする遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置であ
るから、以下に述べるような効果を奏する。すなわち、
洗浄装置にて使用された洗浄水を浄化して再び洗浄装置
へと還流させることが可能であるため、洗浄水の交換回
数を減らしてメンテナンスに要する時間を大幅に短縮す
ることができるとともに、洗浄水に溜まった汚れがメダ
ル等の表面に再付着して客の手が汚れるといった不具合
を解消することができ、しかもフィルターの交換や洗浄
を容易に行うことができる。
【0022】請求項2に係る発明は、前記第二のフィル
ターが、異なる材料からなる2種類の帯状フェルトを円
筒状体の周壁外面に沿って巻回することにより構成され
てなることを特徴とする請求項1記載の遊戯用メダル等
の洗浄水浄化装置であるから、洗浄水が2種類の帯状フ
ェルトを通過することで、粒径の異なる不純物を効率良
く除去することができる。
【0023】請求項3に係る発明は、前記浄化槽本体に
て浄化された洗浄水を排出するための排水口が、浄化槽
本体の内底面から上方に突出して形成されてなることを
特徴とする請求項1又は2記載の遊戯用メダル等の洗浄
水浄化装置であるから、第一フィルター及び第二フィル
ターで除去しきれなかった不純物を浄化槽本体の内底面
に溜めて除去することができ、浄化性能により優れた装
置となる。
【0024】請求項4に係る発明は、前記浄化フィルタ
ーが、前記排水口を覆うように浄化槽本体の底面に敷設
された第三のフィルターを備えてなることを特徴とする
請求項1乃至3いずれかに記載の遊戯用メダル等の洗浄
水浄化装置であるから、洗浄水が排水口に流入する際
に、第一及び第二のフィルターで除去しきれなかった不
純物を除去することができ、浄化性能により一層優れた
装置となる。
【0025】請求項5に係る発明は、前記浄化フィルタ
ーを構成する第二のフィルターが一体化構造とされてな
ることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の遊
戯用メダル等の洗浄水浄化装置であるから、フィルター
交換の際に第二フィルター全体を交換するようにするこ
とで、交換作業の手間を大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る洗浄水浄化装置の外観図である。
【図2】本発明に係る洗浄水浄化装置の構成を概略的に
示す模式図である。
【図3】浄化槽の一部切欠き分解図である。
【図4】浄化槽本体の内部構造を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 浄化槽 2 ポンプ 6 浄化槽本体 63 排水口 7 浄化フィルター 71 第一フィルター 72 第二フィルター 7a 洗浄水通過穴 73 筒状体 76 被覆材 76a 帯状フェルト 76b 帯状フェルト 78 第三フィルター

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊戯用メダル等の洗浄装置において使用
    された洗浄水を浄化して再び洗浄装置へと還流させるた
    めの洗浄水浄化装置であって、前記洗浄装置から排出さ
    れた洗浄水を取り入れて浄化する浄化槽と、該浄化槽に
    て浄化された水を洗浄装置へと還流させるポンプとを備
    えてなり、前記浄化槽は有底筒状の浄化槽本体と、該浄
    化槽本体の内部に配設された浄化フィルターからなり、
    該浄化フィルターは浄化槽本体の内面と略密着して配設
    されたスポンジからなる第一のフィルターと、周壁に洗
    浄水の通過穴を有する筒状体及び該筒状体の周壁外面を
    被覆する被覆材からなる第二のフィルターから構成され
    てなることを特徴とする遊戯用メダル等の洗浄水浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第二のフィルターが、異なる材料か
    らなる2種類の帯状フェルトを円筒状体の周壁外面に沿
    って巻回することにより構成されてなることを特徴とす
    る請求項1記載の遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記浄化槽本体にて浄化された洗浄水を
    排出するための排水口が、浄化槽本体の内底面から上方
    に突出して形成されてなることを特徴とする請求項1又
    は2記載の遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置。
  4. 【請求項4】 前記浄化フィルターが、前記排水口を覆
    うように浄化槽本体の底面に敷設された第三のフィルタ
    ーを備えてなることを特徴とする請求項1乃至3いずれ
    かに記載の遊戯用メダル等の洗浄水浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記浄化フィルターを構成する第二のフ
    ィルターが一体化構造とされてなることを特徴とする請
    求項1乃至4いずれかに記載の遊戯用メダル等の洗浄水
    浄化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI768613B (zh) * 2019-12-26 2022-06-21 日商雅馬哈發動機智能機器控股股份有限公司 半導體晶片洗淨方法及半導體晶片洗淨裝置

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