JP2001103948A - 粉付機におけるレシーブユニットと、それを使用する粉付機 - Google Patents

粉付機におけるレシーブユニットと、それを使用する粉付機

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JP2001103948A
JP2001103948A JP29012299A JP29012299A JP2001103948A JP 2001103948 A JP2001103948 A JP 2001103948A JP 29012299 A JP29012299 A JP 29012299A JP 29012299 A JP29012299 A JP 29012299A JP 2001103948 A JP2001103948 A JP 2001103948A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 材料の表面に粉体を均一に付着させる。 【解決手段】 主搬送コンベヤ21、副搬送コンベヤ2
2を組み込む筐体25に対し、レシーブタンク15内に
分配部材12を備えるレシーブユニット10を搭載す
る。レシーブユニット10は、分配部材12を介してレ
シーブタンク15の前後から粉体を排出し、主搬送コン
ベヤ21、副搬送コンベヤ22上の材料に粉体を供給す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パン粉等の粉体
を材料に付着させる粉付工程において、製品の歩留りを
向上させることができる粉付機におけるレシーブユニッ
トと、それを使用する粉付機に関する。
【0002】
【従来の技術】大量のコロッケや、えび、魚、肉等のフ
ライ材料(以下、単に材料という)にパン粉や、スター
チ、小麦粉等の粉体を自動的に付けるとき、粉付機を使
用することがある。
【0003】粉付機は、箱形の筐体にレシーブユニット
を搭載して構成されており、筐体には、材料を搬送する
コンベヤが組み込まれている。そこで、このものは、コ
ンベヤを回転走行させるとともに、レシーブユニットを
作動させることにより、筐体内において、コンベヤ上の
材料に粉体を付着させることができる。なお、レシーブ
ユニットは、コンベヤ上の1箇所において、コンベヤ上
の材料に粉体を供給することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、レシーブユニットは、コンベヤ上の1箇所にお
いて粉体を材料に供給するだけであるから、材料の表面
に粉体を均一に付着させることが難しく、製品の歩留り
が必ずしも良好でないという問題があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の問題に鑑み、粉体を前後に分配する分配部材を設け
ることによって、材料の表面に粉体を均一に付着させて
製品の歩留りを向上させることができる粉付機における
レシーブユニットと、それを使用する粉付機を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、粉体を収容する
レシーブタンクと、レシーブタンクに組み込む分配部材
とを備えてなり、分配部材は、レシーブタンクに投入さ
れる粉体を前後に分配して排出させることをその要旨と
する。
【0007】なお、分配部材は、粉体の前後の分配比を
調節可能にすることができ、分配部材の下方には、粉体
を前後に搬送する一対の搬送コンベヤを配設することが
できる。
【0008】また、少なくとも一方の搬送コンベヤの下
方には、孔明きの揺動板を配設することができ、レシー
ブタンクは、分配部材の上方に選別コンベヤを備えるこ
とができる。
【0009】第2発明の構成は、材料搬送用の主搬送コ
ンベヤを組み込む筐体に第1発明に係るレシーブユニッ
トを搭載することをその要旨とする。
【0010】なお、筐体は、搬送面が高さ調節可能な副
搬送コンベヤを主搬送コンベヤの前方に配設してもよ
い。
【0011】また、筐体内の粉体をレシーブユニットに
回収する回収機構を付設してもよい。
【0012】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、分配部材
は、レシーブタンクに投入される粉体を前後に分配して
レシーブタンクの前後から下方に排出させることができ
るから、レシーブタンクの下方において前後方向に搬送
される材料に対し、前後2箇所において粉体を供給し、
粉体を均一に付着させることができる。なお、分配部材
は、断面上向きの山形に形成することができ、両側の斜
面は、直線状、曲線状のいずれであってもよい。
【0013】分配部材は、粉体の前後の分配比を調節設
定することにより、材料に合わせて所定位置に所定量の
粉体を排出させることができる。なお、分配部材は、前
後に揺動させ、または前後に平行移動させ、あるいは付
属の上向きのガイド板の傾き角を変更することにより分
配比を調節することができる。
【0014】分配部材の下方に配設する搬送コンベヤ
は、それぞれ分配部材からの粉体を前方、後方に搬送
し、粉体の排出位置を適切に設定することができる。
【0015】搬送コンベヤの下方に孔明きの揺動板を設
ければ、粉体は、揺動板の孔を介し、前後左右に広く散
布するようにして落下させることができ、材料に対する
付着効率を向上させることができる。なお、揺動板は、
搬送コンベヤを利用して上下に揺動させてもよく、専用
の駆動源を介して揺動させてもよい。
【0016】分配部材の上方に設ける選別コンベヤは、
レシーブタンクに投入される粉体中の異物を選別して外
部に排出する。
【0017】第2発明の構成によるときは、主搬送コン
ベヤを組み込む筐体に第1発明に係るレシーブユニット
が搭載されているから、レシーブユニットからの粉体が
主搬送コンベヤ上の2箇所に供給され、主搬送コンベヤ
上の材料に対して均一な粉付けを実現するとともに、筐
体の全長をコンパクトにまとめることができる。
【0018】主搬送コンベヤの前方に配設する副搬送コ
ンベヤは、搬送面を主搬送コンベヤと同一高さにして搬
送距離を長くする他、搬送面を主搬送コンベヤのそれよ
り低くセットすることにより、主搬送コンベヤからの材
料を落下させて上下反転させることができる。なお、副
搬送コンベヤは、全体を昇降させ、または前後に揺動さ
せて、主搬送コンベヤに対する搬送面の相対高さを調節
することができる。
【0019】回収機構を付設すれば、回収機構は、筐体
内の粉体をレシーブユニットに回収して再利用すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って発明の実施の
形態を説明する。
【0021】粉付機は、主搬送コンベヤ21を組み込む
筐体25と、筐体25に搭載するレシーブユニット10
とを主要部材してなる(図1、図2)。
【0022】筐体25は、前部、後部、上部開放の箱形
に形成され、図示しないキャスタ付きの脚27a、27
aを有するベースフレーム27上に設置されている。ま
た、ベースフレーム27には、筐体25の前部を支持す
る補助フレーム27bが付設されている。
【0023】レシーブユニット10は、選別コンベヤ1
1と、分配部材12と、前後の搬送コンベヤ13、13
とをレシーブタンク15に上から順に組み込んで形成さ
れている。レシーブタンク15は、上下開放の角形のホ
ッパ状に形成されており、筐体25上に固定されてい
る。レシーブタンク15の前後の側面下部には、シャッ
タ15e、15eが組み付けられており、各シャッタ1
5eは、前後の搬送コンベヤ13、13の搬送面との間
隔dを調節設定することができる。なお、搬送コンベヤ
13、13の先端部は、それぞれレシーブタンク15の
前面、後面に突出し、カバー15fがかけられている。
【0024】選別コンベヤ11は、レシーブタンク15
の最上部において、レシーブタンク15を左右に横断す
るようにして配設されている(図2、図3)。
【0025】選別コンベヤ11は、サイドフレーム11
c、11cの両端部に配設するローラ11a、11aに
コンベヤネット11bを巻き掛けて構成されており、サ
イドフレーム11c、11cは、コンベヤネット11b
の上部の搬送面より高く突出している。なお、サイドフ
レーム11c、11cは、底板11c1 を介して連結さ
れている。一方のローラ11aは、チェーン11eを介
し、サイドフレーム11c、11c上のブラケット11
fに搭載するモータ11dに連結されており、ブラケッ
ト11fには、コンベヤネット11b上に垂下する長い
可撓性の仕切板11gがサイドフレーム11c、11c
間を閉じるようにして付設されている。選別コンベヤ1
1は、レシーブタンク15の一方の側壁に突設する係合
ブラケット15aにサイドフレーム11c、11cの一
端を掛け、他方の側壁の上端に形成する凹部15bに他
端を掛けることにより、レシーブタンク15の最上部に
着脱可能に装着されている。なお、コンベヤネット11
bの回転走行方向は、図3の矢印K1a方向となってい
る。
【0026】分配部材12は、断面上向きの山形に形成
され、左右のブラケット板12b、12bを貫通する支
持ロッド12cを介し、選別コンベヤ11と平行に配置
されている。分配部材12は、支持ロッド12cの軸端
にねじ込むねじ部材12e、12eを介してレシーブタ
ンク15内に揺動自在に組み付けられており、各ブラケ
ット板12bには、円弧状の長孔15cを介してレシー
ブタンク15の外面に突出する操作ロッド12dが付設
されている。そこで、分配部材12は、ねじ部材12
e、12eを緩め、操作ロッド12d、12dを介して
前後に揺動させることができ(図1の矢印K1 方向)、
ねじ部材12e、12eを締めることにより、選別コン
ベヤ11に対して頂部を任意に偏移させて固定すること
ができる。
【0027】前後の搬送コンベヤ13、13は、分配部
材12の下方に前後方向に配設されている(図1、図
3)。
【0028】各搬送コンベヤ13は、ローラ13a、1
3aにコンベヤネット13bを巻き掛けて形成されてお
り、コンベヤネット13bは、レシーブタンク15の内
幅相当に形成されている。なお、コンベヤネット13b
の上部の搬送面は、ローラ13a、13a間に配設する
支持板13cを介して支持されている。搬送コンベヤ1
3、13は、減速機13d1 付きの共通のモータ13d
に連結されている。すなわち、後部の搬送コンベヤ13
は、チェーン13eを介して一方のローラ13aがモー
タ13dに連結されており、前部の搬送コンベヤ13
は、ギヤ13f1、13f2 を介して一方のローラ13
aがモータ13dに連結されている。そこで、搬送コン
ベヤ13、13は、モータ13dを介してそれぞれのコ
ンベヤネット13b、13bを前方または後方に向けて
回転走行させることができる(図1、図3の各矢印K2
a、K2b方向)。
【0029】後部の搬送コンベヤ13の下方には、揺動
板14が付設されている(図1、図4)。揺動板14
は、多数の孔14a、14a…が一面に形成されてお
り、棒状のウェイト14bが下辺の裏面側に付設され、
係合片14c、14c…が上辺に沿って形成されてい
る。また、揺動板14は、左右の係合ブロック14d、
14dを介し、筐体25内に水平に架設する係合ロッド
14eに対して上下に揺動自在に、しかも着脱可能に装
着されている。そこで、揺動板14は、係合片14c、
14c…が搬送コンベヤ13のコンベヤネット13bに
対して下側から係合することにより、コンベヤネット1
3bの回転走行によって上下に揺動させることができる
(図4の矢印K3 方向)。
【0030】主搬送コンベヤ21は、筐体25に組み込
むローラ21a、21b、21c、21dにコンベヤネ
ット21eを順に巻き掛けて形成されている(図1)。
なお、ローラ21a、21b、21c、21dは、それ
ぞれ筐体25の後下部、中間上部、中間下部、前下部に
配置されており、ローラ21cは、ローラ21bより後
方に配置されている。主搬送コンベヤ21は、ローラ2
1a、21b間に斜め上向きの搬送面を形成しており、
ローラ21a、21b間には、コンベヤネット21eを
支持する斜め上向きの支持板21fが設けられている。
また、支持板21fの前方には、コンベヤネット21e
の水平部分に対して下から接触する断面多角形の回転体
21gがローラ21bとの間に配設されている。なお、
コンベヤネット21eの下部部分は、ローラ21d、2
1aを介し、筐体25の底面に近接して配置されてい
る。
【0031】筐体25には、主搬送コンベヤ21の後部
をカバーするガイドカバー28a、筐体25の後端を閉
じるシャッタ28bが組み込まれている(図1、図
5)。
【0032】ガイドカバー28aは、先端部を円弧状に
湾曲させる透明板材であって、左右のブラケット28a
1 、28a1 、筐体25の側壁に突設する支持ピン28
a2、28a2 を介して回転自在に支持されている。ガ
イドカバー28aは、支持ピン28a2 、28a2 のま
わりに回転させて上下に開閉することができ(図5の矢
印K4 方向、実線、二点鎖線)、下方に閉じるとき、主
搬送コンベヤ21のローラ21aと同心円状になって先
端が筐体25の底面に到達する。シャッタ28bは、筐
体25の後端の左右のガイドレール28b2 、28b2
に対して上下に摺動可能に差し込まれている。また、筐
体25の後端には、筐体25の底面に開口する下向きの
排出口29が形成されている。ただし、図5には、一方
のブラケット28a1 、支持ピン28a2 、ガイドレー
ル28b2 のみが図示されている。
【0033】筐体25には、ローラ21bに至る主搬送
コンベヤ21の搬送面の前方に副搬送コンベヤ22が組
み込まれている(図6、図7)。
【0034】副搬送コンベヤ22は、後部のローラ22
a、前部のローラ22b、中間部のローラ22c、22
d、22d…、22eにコンベヤネット22fを巻き掛
けて形成されている。なお、ローラ22a、22bは、
サイドフレーム22g、22gの両端に回転自在に装着
されており、ローラ22c、22eは、サイドフレーム
22g、22gに対して外側から係合するブラケット2
2h、22hにより回転自在に支持されている。また、
スプロケット状のローラ22d、22d…は、共通の軸
22d1 に装着され、軸22d1 は、ブラケット22
h、22hを貫通して筐体25の両側壁により回転自在
に支持されている。なお、各ブラケット22hは、上下
のレール部22h1 、22h1 を介してサイドフレーム
22gを前後動自在に保持している。
【0035】各サイドフレーム22gの中間部には、長
孔22k1 を有するリンク22kの一端が回転自在に連
結されており、リンク22kは、長孔22k1 に挿入す
るボルト22k2 を介し、筐体25の側壁に上下動可能
に固定することができる。なお、リンク22k、22k
は、それぞれスペーサ22k3 付きの係合ピン22k4
をサイドフレーム22gの対応する係合孔に挿入し(図
7、図8)、ブラケット22h、22hとともに、副搬
送コンベヤ22を任意の傾き角に設定することができる
(図1、図7の実線、二点鎖線)。すなわち、副搬送コ
ンベヤ22は、ローラ22d、22d…の軸22d1 の
まわりにブラケット22h、22h、サイドフレーム2
2g、22gを回転させて前後に揺動させ(図7の矢印
K5 方向)、搬送面を主搬送コンベヤ21の搬送面と同
一高さにする連続位置(同図の二点鎖線)と、搬送面を
主搬送コンベヤ21のそれより低くして後部を主搬送コ
ンベヤ21の下方に挿入する段差位置(同図の実線)と
の間に高さ調節することができる。
【0036】主搬送コンベヤ21、副搬送コンベヤ22
は、中間軸24を介して共通のモータ23に連結されて
いる(図6)。主搬送コンベヤ21のローラ21d、副
搬送コンベヤ22のローラ22d、22d…は、それぞ
れチェーン21d1 、22d2 を介して中間軸24に連
結され、中間軸24は、チェーン24aを介してモータ
23に連結されている。そこで、主搬送コンベヤ21、
副搬送コンベヤ22は、モータ23を介して同一方向に
同期して回転駆動することができる。ただし、副搬送コ
ンベヤ22は、主搬送コンベヤ21より約10〜15%
程度走行速度を速く設定してもよい。
【0037】筐体25には、水平方向のコンベヤスクリ
ュ31、垂直方向のコンベヤスクリュ32を有する回収
機構30が付設されている(図2、図9)。
【0038】コンベヤスクリュ31は、主搬送コンベヤ
21の支持板21fの下方において、筐体25を横切っ
て配設されており、コンベヤスクリュ31の後側には、
ガイド板31cが付設されている。なお、ガイド板31
cは、筐体25の底面との間に、主搬送コンベヤ21の
コンベヤネット21eが通る間隙d1 を形成している。
コンベヤスクリュ31の一端は、コンベヤスクリュ32
を収納するガイド筒33を介し、コンベヤスクリュ32
の下部と交錯している。コンベヤスクリュ31、32
は、それぞれカップリング31a、32aを介してモー
タ31b、32bに連結されており、モータ31bは、
筐体25の外部に配設され、モータ32bは、ガイド筒
33の上端に下向きに搭載されている。
【0039】ガイド筒33の下部には、シャッタ33a
付きの排出口33bが下向きに形成され、上部には、選
別コンベヤ11上に開口する投入口33cが斜め下向き
に形成されている。なお、ガイド筒33は、補強用の連
結材33dを介して筐体25の上部に連結されている。
【0040】かかる粉付機は、次のようにして作動す
る。
【0041】副搬送コンベヤ22は、粉付け予定の材料
に合わせて、たとえば連続位置(図1の二点鎖線)にセ
ットし、筐体25は、ガイドカバー28aを下方に閉じ
て、シャッタ28bを閉じる。また、レシーブユニット
10は、分配部材12の頂部の位置を適切にセットし、
レシーブタンク15の前後のシャッタ15e、15eを
介して間隔d、dを設定する。また、レシーブタンク1
5、筐体25は、それぞれ図示しない蓋材を介して上面
を閉じる。
【0042】図示しない起動スイッチを操作し、主搬送
コンベヤ21、副搬送コンベヤ22、コンベヤスクリュ
31、32、選別コンベヤ11を作動させ、粉体を副搬
送コンベヤ22側から筐体25内に徐々に投入すると、
主搬送コンベヤ21は、ローラ21d、21a間の下部
部分を介して筐体25内の粉体をコンベヤスクリュ31
に向けて搬送し(図1の矢印Kb1方向)、回収機構30
は、コンベヤスクリュ31を介して粉体をガイド筒33
側に搬送し(図2、図9の矢印Kb2方向)、コンベヤス
クリュ32を介して粉体を上方に垂直搬送して投入口3
3cからレシーブタンク15に投入することができる
(図2の矢印Kb3方向)。また、選別コンベヤ11は、
回収機構30からの粉体を分配部材12上に落下させ
(同図の矢印Kb4方向)、分配部材12は、選別コンベ
ヤ11からの粉体を所定の分配比に前後に分配して搬送
コンベヤ13、13の支持板13c、13c上に落下さ
せ、粉体をレシーブタンク15内に貯留する。
【0043】所定量以上の粉体がレシーブタンク15に
貯留されると、搬送コンベヤ13、13、回転体21g
を作動させ、主搬送コンベヤ21の後部に材料を搬入す
る。そこで、主搬送コンベヤ21は、支持板21fに沿
って材料を副搬送コンベヤ22に向けて搬送し(図1の
矢印Ka1方向)、副搬送コンベヤ22は、主搬送コンベ
ヤ21からの材料を筐体25の前部に製品として搬出す
ることができる(同図の矢印Ka2方向)。
【0044】このとき、主搬送コンベヤ21は、ガイド
カバー28aを介して筐体25内の粉体を支持板21f
上に送り込むことにより、コンベヤネット21e上の材
料の下面に粉体を付着させる。また、後部の搬送コンベ
ヤ13は、揺動板14上に粉体を落下させ、揺動板14
は、孔14a、14a…を介して主搬送コンベヤ21上
の材料の上面に粉体を落下させて付着させ、前部の搬送
コンベヤ13は、副搬送コンベヤ22上に移載された材
料の上面に再び粉体を掛けて付着させることができる。
すなわち、レシーブユニット10は、分配部材12、搬
送コンベヤ13、13を介してレシーブタンク15から
の粉体を前後の2箇所から排出させることができる。な
お、回転体21gは、コンベヤネット21eに接触しな
がら回転し、コンベヤネット21eを上下に振動させて
材料の余分な粉体を除去する。
【0045】レシーブユニット10から排出され、材料
に付着しなかった粉体は、筐体25内に貯留され、筐体
25内の粉体の一部は、回収機構30を介してレシーブ
ユニット10に回収される。そこで、選別コンベヤ11
は、回収機構30からの粉体に混入する粉体の塊や材料
の破片等の異物を選別し、コンベヤネット11bを介し
て外部に排出するとともに(図2の矢印Kb5方向)、正
規の粉体だけを分配部材12上に落下させる。また、こ
のとき、可撓性の仕切板11gは、粉体が外部に飛散す
ることを防止して異物の排出を許容する。
【0046】副搬送コンベヤ22は、段差位置(図1の
実線)にセットすることにより、主搬送コンベヤ21か
らの材料を上下反転させ、前部の搬送コンベヤ13から
の粉体を材料の下面や側面にも付着させることができ
る。なお、材料の粉付処理が終了すると、シャッタ28
bを開くとともに、ガイドカバー28aを上方に開いて
筐体25の後部を開放し、シャッタ33aを開いてガイ
ド筒33の下部の排出口33bを開放させた上、主搬送
コンベヤ21、コンベヤスクリュ31、32を作動させ
ることにより、排出口29、33bを介して筐体25内
の粉体を外部に自動的に排出させることができる。
【0047】以上の説明において、主搬送コンベヤ2
1、副搬送コンベヤ22には、それぞれの前部に回転ブ
ラシを付設し、回転ブラシを介してコンベヤネット21
e、22fに付着する異物を除去することができる。ま
た、揺動板14は、前後の搬送コンベヤ13、13の双
方の下方に設けてもよく、または、これを省略してもよ
い。
【0048】
【他の実施の形態】分配部材12は、断面山形の本体板
12gの頂部に上向きのガイド板12fを組み合わせて
形成してもよい(図10)。本体板12gは、その下端
が水平に形成され、裏面下部のブラケット12g1 、1
2g1 を介し、レシーブタンク15に架設する前後の支
持ロッド12g2 、12g2 により支持されている。ガ
イド板12fは、ヒンジ12f1 、12f1 を介して本
体板12gの頂部に前後に揺動自在に立設されており、
係合孔12f2 付きのブロック体12f3 が一端に付設
されている。
【0049】レシーブタンク15の一方の側壁には、固
定のナット15gにねじ込むねじ付きのピン12h1 を
介して略半円状の連結板12hが装着されており、ピン
12h1 には、レバー12h2 が付設されている。ま
た、連結板12hの外周部分には、操作ノブ12h4 付
きのロッド12h3 が組み付けられており、ロッド12
h3 は、レシーブタンク15の側壁に形成する円弧状の
長孔15hを介してガイド板12fの係合孔12f2 に
挿入されている。
【0050】そこで、ガイド板12fは、ピン12h1
を緩めて連結板12hを解放し、長孔15hに沿って操
作ノブ12h4 を左右に移動操作することにより前後に
揺動させ、前後の傾き角を変更することができ(図10
の矢印K7 方向)、このときの連結板12hは、ガイド
板12fの傾き角に拘らず、長孔15hを閉じることが
できる。なお、ガイド板12fは、レバー12h2 を介
してピン12h1 を締めることにより、任意の傾き角に
固定することができる。また、分配部材12は、操作ノ
ブ12h4 を介してロッド12h3 をブロック体12f
3 から抜き取り(同図の矢印K8 方向)、レシーブタン
ク15から上方に取り外すことができる。ただし、操作
ノブ12h4 には、ロッド12h3 をブロック体12f
3 側に付勢するばねが内蔵されている。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この出願に係る第
1発明によれば、レシーブタンクに分配部材を組み込む
ことによって、レシーブタンクは、分配部材を介して粉
体を前後に分配し、前後の2箇所から粉体を排出して材
料に供給することができるから、材料の表面に粉体を均
一に付着させることができ、粉付工程における製品の歩
留りを向上させることができるという優れた効果があ
る。
【0052】第2発明によれば、材料搬送用の主搬送コ
ンベヤを組み込む筐体に第1発明に係るレシーブユニッ
トを搭載することによって、第1発明の効果を実現する
とともに、筐体の全長をコンパクトにまとめることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成縦断面説明図
【図2】 図1のX−X線矢視相当拡大断面図
【図3】 レシーブユニットの分解斜視図
【図4】 要部拡大斜視説明図(1)
【図5】 要部拡大斜視説明図(2)
【図6】 要部拡大斜視説明図(3)
【図7】 図6のY1 −Y1 線矢視相当拡大断面図
【図8】 図6のY2 −Y2 線矢視相当拡大断面図
【図9】 図2のZ−Z線矢視相当拡大断面図
【図10】 他の実施の形態を示す要部拡大分解斜視図
【符号の説明】
10…レシーブユニット 11…選別コンベヤ 12…分配部材 13…搬送コンベヤ 14…揺動板 14a…孔 15…レシーブタンク 21…主搬送コンベヤ 22…副搬送コンベヤ 25…筐体 30…回収機構

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を収容するレシーブタンクと、該レ
    シーブタンクに組み込む分配部材とを備えてなり、該分
    配部材は、前記レシーブタンクに投入される粉体を前後
    に分配して排出させることを特徴とする粉付機における
    レシーブユニット。
  2. 【請求項2】 前記分配部材は、粉体の前後の分配比を
    調節可能であることを特徴とする請求項1記載の粉付機
    におけるレシーブユニット。
  3. 【請求項3】 前記分配部材の下方には、粉体を前後に
    搬送する一対の搬送コンベヤを配設することを特徴とす
    る請求項1または請求項2記載の粉付機におけるレシー
    ブユニット。
  4. 【請求項4】 少なくとも一方の前記搬送コンベヤの下
    方には、孔明きの揺動板を配設することを特徴とする請
    求項3記載の粉付機におけるレシーブユニット。
  5. 【請求項5】 前記レシーブタンクは、前記分配部材の
    上方に選別コンベヤを備えることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれか記載の粉付機におけるレシー
    ブユニット。
  6. 【請求項6】 材料搬送用の主搬送コンベヤを組み込む
    筐体に請求項1ないし請求項5のいずれか記載のレシー
    ブユニットを搭載してなる粉付機。
  7. 【請求項7】 前記筐体は、搬送面が高さ調節可能な副
    搬送コンベヤを前記主搬送コンベヤの前方に配設するこ
    とを特徴とする請求項6記載の粉付機。
  8. 【請求項8】 前記筐体内の粉体を前記レシーブユニッ
    トに回収する回収機構を付設することを特徴とする請求
    項6または請求項7記載の粉付機。
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