JP2001103566A - 携帯型電話機、サーバ、情報処理方法及び情報処理用ソフトウェアを記録した記録媒体 - Google Patents

携帯型電話機、サーバ、情報処理方法及び情報処理用ソフトウェアを記録した記録媒体

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JP2001103566A
JP2001103566A JP28009199A JP28009199A JP2001103566A JP 2001103566 A JP2001103566 A JP 2001103566A JP 28009199 A JP28009199 A JP 28009199A JP 28009199 A JP28009199 A JP 28009199A JP 2001103566 A JP2001103566 A JP 2001103566A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯型電話機の特性にとりわけ適し、スクリ
プトの作成や移動のような複雑な情報処理を容易に行う
情報処理の技術を提供する。 【解決手段】 携帯型電話機の端末T1,T2における
定型的な処理や複雑な処理をスクリプトで自動制御する
ことにより、ユーザは煩雑な操作手順から解放される。
キーボードやマウスなどを持たない携帯型電話機におい
ても、送話用マイクを経てキーワードを認識させたり、
数字キーなどのスイッチを操作することで容易にスクリ
プトを作成することが可能となる。スクリプトの移動や
実行を電波状態や移動先のシステム構成などと密接に連
携させて管理することで、効率的かつ確実にスクリプト
を実行させることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型電話機に関
する情報処理の技術の改良に関するもので、特に、携帯
型電話機の特性にとりわけ適し、スクリプトの作成や移
動のような複雑な情報処理を容易に行うようにしたもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやワーク
ステーションといったコンピュータの分野では、記憶容
量や処理能力の著しい向上により、遠隔利用やネットワ
ーキングのような複雑高度な利用技術が発達しつつあ
る。一例として、電話交換システムなどを動作をスクリ
プトで制御する技術や(特開平6−284193)、特
開平7−182174のように、パーソナルコンピュー
タ間においてスクリプトを移動させることにより、エー
ジェントやプロセスと呼ばれる処理を移動させる技術も
知られている。また、広く一般向けの技術として、コン
ピュータグラフィックス表示されるペットが電子メール
を運ぶように見せかけるソフトウェアなども知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近では、
デジタル通信技術の発達により、携帯電話やPHSなど
携帯可能な電話機(本出願において「携帯型電話機」と
総称する)の技術も普及している。この技術は、PDC
(Personal Digital Cellular )方式の携帯電話回線や
PHS回線の基地局を分散配置して無線ネットワークを
構築し、携帯型電話機の端末同士や、端末と一般加入電
話などとの間で、回線交換などの通信を実現するもので
あり、端末の小型・軽量・集約化は著しいものがある。
【0004】このような携帯型電話機は、携帯用の小型
端末で無線による公衆回線を利用するという条件のた
め、電源・入出力装置・記憶容量・処理能力・回線の安
定性・セキュリティなどの限界がある一方、トーン信号
や音声の処理を含むデジタル通信機能に優れる、といっ
た特性がある。しかしながら、上記のような携帯型電話
機の特性にとりわけ適した情報処理の技術は従来知られ
ていなかった。
【0005】例えば、携帯型電話機を使った情報処理の
技術として、一定長までの電子メールなどの文字列を他
の端末やインターネットと交換したり、小さな専用ホー
ムページを表示する程度のものは知られていた。しか
し、この種の従来技術では、必要な操作はその都度全て
ユーザがステップごとに繰り返す必要があり、スクリプ
トやプロセス移動のような複雑な情報処理を容易に行う
技術は従来知られていなかった。
【0006】本発明は、上記のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたもので、その目的は、携帯
型電話機の特性にとりわけ適し、スクリプトの作成や移
動のような複雑な情報処理を容易に行う情報処理の技
術、すなわち携帯型電話機、サーバ、情報処理方法及び
情報処理用ソフトウェアを記録した記録媒体を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、電波によって少なくとも音声通
信を行うための携帯型電話機において、与えられたスク
リプトを解釈実行するための手段と、前記スクリプト
を、外部との間で実行状態を継続して移動させるための
移動手段と、少なくとも前記電波による通信状態に基づ
いて、前記スクリプトの実行又は外部との移動の少なく
とも一方の状態を管理するための手段と、を備えたこと
を特徴とする。また、本発明の他の態様は、請求項1記
載の携帯型電話機において、音声認識又はスイッチ操作
の少なくとも一方によって前記スクリプトを作成するた
めの手段を備えたことを特徴とする。請求項8の発明
は、上記他の態様を方法という観点から把握したもの
で、携帯型電話機において電波によって少なくとも音声
通信を行うための情報処理方法において、音声認識又は
スイッチ操作の少なくとも一方によってスクリプトを作
成するためのステップと、与えられたスクリプトを解釈
実行するためのステップと、前記スクリプトを、外部と
の間で実行状態を継続して移動させるためのステップ
と、少なくとも前記電波による通信状態に基づいて、前
記スクリプトの実行又は外部との移動の少なくとも一方
の状態を管理するためのステップと、含むことを特徴と
する。請求項10の発明は、上記他の態様及び請求項8
の発明を、コンピュータのソフトウェアを記録した記録
媒体という観点から把握したもので、コンピュータを用
いて、携帯型電話機に電波によって少なくとも音声通信
を行わせるための情報処理用ソフトウェアを記録した記
録媒体において、そのソフトウェアは前記コンピュータ
に、音声認識又はスイッチ操作の少なくとも一方による
スクリプトの作成を受け付けさせ、与えられたスクリプ
トを解釈実行させ、前記スクリプトを、外部との間で実
行状態を継続して移動させ、少なくとも前記電波による
通信状態に基づいて、前記スクリプトの実行又は外部と
の移動の少なくとも一方の状態を管理させることを特徴
とする。請求項1,8,10の発明では、携帯型電話機
における定型的な処理や複雑な処理をスクリプトで自動
制御することにより、ユーザは煩雑な操作手順から解放
される。また、スクリプトを携帯型電話機間や携帯型電
話機とサーバなどとの間で移動させ、実行状態を継続し
て処理を再開させることにより、移動型エージェントの
機能を実現し、携帯型電話機を用いるユーザ間でのコミ
ュニケーションの多様性を拡張することができる。特
に、スクリプトの移動や実行を電波状態や移動先のシス
テム構成などと密接に連携させて管理することで、効率
的かつ確実にスクリプトを実行させることが可能とな
る。例えば、電波状態が悪いときは発信を延期したり、
移動やデータ転送中に、瞬断の可能性があるハンドオー
バ(基地局切替)を検知すると移動などを再実行するな
どが考えられる。また、上記他の態様及び請求項8,1
0の発明では、キーボードやマウスなどを持たない携帯
型電話機においても、送話用マイクを経てキーワードを
認識させたり、数字キーなどのスイッチを操作すること
で容易にスクリプトを作成することが可能となる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1記載の携帯型
電話機において、前記移動手段は、移動に必要なプロト
コルを実行するためのプロトコルスタックを、認証に基
づいて外部からダウンロードするように構成されたこと
を特徴とする。請求項2の発明では、移動に必要なプロ
トコルスタックを、予め用意しておくのではなく、必要
なときに外部のサーバなどからダウンロードすること
で、携帯型電話機の小さな記憶容量でもスクリプトの移
動を利用した複雑な情報処理が可能となる。また、サー
バがユーザを認証したりその逆を行い、認証された相手
とだけダウンロードを行うことで、セキュリティが確保
される。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
携帯型電話機において、前記移動手段は、トーン信号を
用いて前記移動を行うように構成されたことを特徴とす
る。請求項3の発明では、トーン信号という電話固有の
機能を活用することでスクリプトの移動が容易かつ確実
に実現される。
【0010】また、本発明の他の態様は、請求項1から
3のいずれか1つに記載の携帯型電話機において、前記
各スクリプトは、スクリプトの属性を格納したスクリプ
トプロファイルを備えたことを特徴とする。この態様で
は、強制終了用コードなどスクリプトごとの属性を、ス
クリプトに備えられた所定のプロファイルに格納するこ
とで、スクリプトが他の携帯型電話機などへ移動して
も、スクリプトに関する属性管理や処理が容易になる。
【0011】請求項4の発明は、請求項1から3のいず
れか1つに記載の携帯型電話機において、携帯型電話機
内に記憶された通信先データにアクセスすることによっ
て、前記スクリプト中に記述された名称を、発信可能な
通信先に変換するように構成されたことを特徴とする。
本発明の他の態様は、請求項4の発明を方法という観点
から把握したもので、請求項8記載の携帯型電話機にお
いて、記憶された通信先データにアクセスすることによ
って、前記スクリプト中に記述された名称を、発信可能
な通信先に変換することを特徴とする。請求項4及びこ
の態様では、例えばスクリプト中に知人の名前を記述す
るだけで、それが携帯型電話機の通信先データと照合さ
れ、必要な電話番号や電子メールアドレスに変換される
ので、スクリプトの作成や利用が容易になる。
【0012】請求項5の発明は、請求項1から5のいず
れか1つに記載の携帯型電話機において、予め決められ
たトーン信号が与えられた場合に、前記スクリプトの実
行を停止するように構成されたことを特徴とする。請求
項5の発明では、スクリプトを実行している自分の携帯
電話や他人の携帯型電話機などに、キー操作などによ
り、予め決められた強制終了用コードなどのトーン信号
を与えることで、スクリプトの実行を停止できる。この
ため、スクリプトの誤りや不都合を作成者が発見した場
合や、通話機能など携帯型電話機の資源を他の用途に使
いたい場合や、スクリプト実行による電池消耗が大きい
場合などでも、事情に合わせて容易にスクリプトの実行
を中断することが可能となる。
【0013】請求項6のサーバは、送信元の携帯型電話
機から送信されたスクリプトを実行することによってエ
ージェントを活動させるための手段と、前記スクリプト
中の命令に基づいて、予め決められたサービスを前記エ
ージェントに対して提供するための手段と、前記実行の
結果を送信元に返送することによって前記エージェント
を帰還させるための手段と、を備えたことを特徴とす
る。請求項9の情報処理方法は、請求項6の発明を方法
という観点から把握したもので、サーバにおいて、送信
元の携帯型電話機から送信されたスクリプトを実行する
ことによってエージェントを活動させるためのステップ
と、前記スクリプト中の命令に基づいて、予め決められ
たサービスを前記エージェントに対して提供するための
ステップと、前記実行の結果を送信元に返送することに
よって前記エージェントを帰還させるためのステップ
と、を含むことを特徴とする。請求項6,9の発明で
は、エージェントがサーバに一旦移動し、そこで提供さ
れるサービスを利用し結果を端末に持ち帰ることで、サ
ービス利用のための煩雑な操作手順を自動化するだけで
なく、電波状態が不安定な場合でもサービスが確実に利
用可能になり、また、ユーザは通信時間や通信料金の節
約をすることが可能となる。
【0014】請求項7の発明は、請求項6記載のサーバ
において、スクリプト伝達のための形式を送信先に合わ
せて変換するように構成されたことを特徴とする。請求
項7の発明では、サーバがプロトコル変換用ゲートウェ
イのように機能するので、携帯型電話機同士でスクリプ
トを伝達して移動させたり、スクリプトをサービス提供
サーバから携帯型電話機に伝達して移動させることでエ
ージェントを帰還させるような場合に、スクリプトの伝
達方法を相手方に合わせて変換することができ、本発明
の適用対象が拡大される。例えば、送信者がメールとし
て送ったスクリプトについて、受信者の端末がメール受
信機能を持っていなかったような場合でも、サーバがそ
のスクリプトをトーン信号に変換して伝達するなどが可
能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態(実施
形態と呼ぶ)について、図面を参照して具体的に説明す
る。なお、従来技術と共通の部分については従来技術も
用いられるものとし、また、各図について、すでに登場
した部材と同じ部材には同じ符号をつけ、説明は省略す
る。
【0016】また、本実施形態は、この明細書の記載に
沿ったソフトウェアによってコンピュータを制御するこ
とで実現可能であり、この場合、ソフトウェアは、コン
ピュータに組み込まれたCPUなどの物理的装置を活用
することで本発明の作用効果を実現する。但し、本発明
の具体的な実現態様は各種変更可能であり、例えばある
機能を、回路の構成やCPUの処理能力などに応じ、L
SIなどの物理的な電子回路で実現する場合も、ソフト
ウェアで実現する場合も考えられる。
【0017】また、ソフトウェア自体の形式も、コンパ
イラやインタプリタ、スクリプトなど各種あり、この発
明を実現する上記ソフトウェアを記録したコンピュータ
による読み取り可能な記録媒体例えばROMチップパッ
ケージやCD−ROMなどは、単独でもこの発明の一態
様である。また、本発明は、サーバなどの特に示さない
部分や処理についても、各種通信回線や伝送・交換機器
を用いたLAN、WANなどのコンピュータネットワー
ク上に構成でき、そのような態様を含むものである。
【0018】以上のように、コンピュータによる本発明
の実現態様は各種考えられるので、以下では、各機能を
実現する仮想的回路ブロックにより、本発明と実施形態
とを説明する。
【0019】〔1.構成〕本実施形態は、図1に示すよ
うに、携帯電話などのネットワークNを経て、サーバS
1や端末T1,T2が相互に音声通信などの情報通信を
行う例である。
【0020】〔1−1.全体構成〕このうちネットワー
クNは、サービス地域内に分散配置された基地局を用い
た無線通信網と、この無線通信網に接続された交換網と
を備え、例えばサーバS1は前記交換網に直収サーバな
どとして常時接続するなどの例が考えられる。また、各
端末T1,T2は、電波によって少なくとも音声通信と
デジタルデータ通信と、を行うための携帯型電話機であ
り、必要に応じて、端末T1,T2側又はネットワーク
N側からの呼により、ネットワークNとの間に接続を確
立して通信を行う。
【0021】これらサーバS1、端末T1,T2はそれ
ぞれ、プラットフォームP(P1,P2)と、他の構成
部分B(B1,B2)とを有する。このうちプラットフ
ォームPは、本発明におけるスクリプトに関する処理を
行う部分である。また、他の構成部分Bは、例えば端末
T1,T2の構成部分B1では、リチウムイオンバッテ
リー、アンテナ、無線送受信回路、CODECなどの処
理回路、制御用の組込みソフトウェアなどであり、例え
ばサーバS1の構成部分B2では、大容量のメモリ、ハ
ードディスクドライブ、OS、サーバソフトウェアなど
のアプリケーションソフトウェアなどである。いずれの
場合も、プラットフォームPは、処理の必要に応じて他
の構成部分Bの持つ機能を利用するように構成されてい
る。
【0022】また、各プラットフォームPは、与えられ
たスクリプトを実行し、このようなスクリプトの実行
は、各プラットフォームP上でエージェントAが動作し
ている状態とみなすことができる。なお、エージェント
とは、エージェント指向技術におけるソフトウェアの構
成単位であり、状況に応じて自律的に動作するものであ
る。
【0023】〔1−2.プラットフォームの構成〕次
に、プラットフォームP(P1,P2)の具体的な構成
を図2に示す。すなわち、プラットフォームPは、ユー
ザからの入力機能部1と、スクリプト作成機能部2と、
エージェント保管機能部3と、スクリプト解釈実行機能
部4と、スクリプト移動機能部5と、ユーザへの出力機
能部6と、スクリプト外部機能モジュール部7と、実行
移動制御部8と、を備えている。
【0024】このうち、ユーザからの入力機能部1は、
音声入力装置である送話用マイクロフォンや英数キー・
その他の機能キーなどの入力装置及びそれらのドライバ
・ソフトウェアであり、従来のような端末の操作の他
に、スクリプト作成などに用いられる。すなわち、スク
リプト作成機能部2は、このようなユーザからの入力機
能部1を利用し、音声認識又はスイッチ操作の少なくと
も一方によってスクリプトを作成するための手段であ
る。
【0025】また、図2に示すように、各スクリプトS
は、スクリプトの属性を格納したスクリプトプロファイ
ルSPを備えている。ここで、スクリプトプロファイル
の例を示す。
【0026】 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 属性 値 利用目的 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− スクリプト作成者 氏名または電話番号 ユーザ認証等に使用 スクリプト作成日 年月日時分秒 スクリプトサイズ byte スクリプト名称 スクリプトの名前 スクリプト変更許可 true/false スクリプト強制終了 トーン信号の組み合わせ 強制終了に使用 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
【0027】このように、スクリプトプロファイルSP
については、スクリプト作成者の氏名や電話番号を記録
し、通信などの相手側による認証に利用させたり、スク
リプト強制終了用のコードとなるトーン信号の組合せを
記録するなどいろいろな用途が考えられるが、上記のス
クリプトプロファイルSPは一例にすぎず、具体的な属
性は自由に拡張・変更可能であることは言うまでもな
い。
【0028】このようにスクリプトプロファイルSPを
備えたスクリプトSが各プラットフォームP上で実行さ
れたり、プラットフォームP間で実行状態を保持したま
ま移動することにより、エージェントAの活動や移動が
実現される。そして、エージェント保管機能部3は、こ
のようなエージェントAすなわち各スクリプトSと対応
するスクリプトプロファイルSPとを格納することによ
り、エージェントAを保管するための部分である。
【0029】また、スクリプト解釈実行機能部4は、与
えられたスクリプトを解釈実行するための手段である。
また、スクリプト移動機能部5は、スクリプトを、外部
との間で実行状態を継続して移動させるための移動手段
である。すなわち、スクリプト解釈実行機能部4は、ス
クリプトから取り出した命令文が所定の形式の例えば
「go」命令だった場合は、スクリプト移動機能部5を
呼び出し、このように呼び出されるスクリプト移動機能
部5は、移動に必要なプロトコルを実行するためのプロ
トコルスタックを、認証に基づいて外部からダウンロー
ドするように構成されている。
【0030】また、スクリプトを他の端末などに移動さ
せる具体的な手段は自由であり、例えば、電子メールや
トーン信号で伝達したり、ゲートウェイなどの中継サー
バがスクリプトの伝達形式を例えばトーン信号から電子
メールに変換して他の端末に移動させたり、音声通話中
にデジタル信号を活用しバックグラウンドでスクリプト
を移動させたり、端末に接続しているパーソナルコンピ
ュータ(以下PCと呼ぶ)などを経由して、有線の一般
加入電話回線で送受信したり、自由に定義することがで
きる。
【0031】また、ユーザへの出力機能部6は、音声出
力装置である受話用スピーカや液晶ディスプレイなどの
出力装置及びそれらのドライバ・ソフトウェアであり、
従来のような端末における情報出力の他、スクリプトの
内容・実行状態・実行結果などの情報出力に用いられ
る。なお、各端末T1,T2はさらに、図示しない処理
装置として、マイクロコンピュータを構成するCPUや
メモリ、必要な2次記憶装置などを備えている。
【0032】また、スクリプト外部機能モジュール部7
は、スクリプトで利用可能なその他の機能を備えた部分
であり、例えば、端末内に記憶された電話帳や住所録な
どの通信先データにアクセスすることによって、スクリ
プトS中に記述された名称を、発信可能な通信先に変換
したり、また予め決められたトーン信号が与えられた場
合に、スクリプトSの実行を停止したりする機能を実装
することが考えられる。
【0033】また、他にも、通話記録から料金を計算し
たり、作成したスクリプトを外部のサーバなどに保存し
たり、必要に応じてダウンロードしたり、キャリヤ(回
線業者)のサーバなどが提供する各種情報サービスにア
クセスするなどの機能を実装することが考えられる。
【0034】また、実行移動制御部8は、少なくとも端
末が通信に利用している電波による通信状態に基づい
て、スクリプトSの実行及び外部との移動を管理するた
めの手段である。
【0035】〔1−3.サーバの役割〕また、サーバS
1のプラットフォームも同様に構成されるが、サーバS
1では、プラットフォームのスクリプト解釈実行機能部
は、送信元から送信されたスクリプトを実行することに
よってエージェントを活動させるための手段としての役
割を果たす。また、サーバS1におけるスクリプト解釈
実行機能部は、スクリプト中に予約語として使われてい
る検索命令などを、他の構成部分の例えばサーバソフト
ウェアに渡すことにより、スクリプト中の命令に基づい
て、予め決められたサービスをエージェントAに対して
提供するための手段としての役割も果たす。また、サー
バS1のスクリプト移動機能部は、スクリプト実行の結
果を送信元に返送することによってエージェントAを帰
還させるための手段としての役割を果たす。
【0036】〔2.作用〕上記のように構成された本実
施形態は、次のように作用する。 〔2−1.スクリプトの作成と保存〕まず、ユーザは、
端末T1,T2の英数キーまたは音声を用いて、スクリ
プトを記述することができる。特に、ユーザからの入力
機能部1及びスクリプト作成機能部2の作用により、送
話用マイクロフォンから入力される音声を認識すること
によってスクリプトを記述することが望ましい。この場
合、スクリプト内で使われるコマンドなどの用語は数に
限りがあるため、他の汎用的な音声認識の場合と異な
り、認識用辞書データのデータサイズや認識エンジンの
アルゴリズムはコンパクトになるので、ASICなどに
よるチップ化すなわちIC化も容易であり、音声認識に
より、ユーザのキー入力の手間を省くなど、操作性が大
幅に向上する利点が得られる。
【0037】なお、エージェントを実現するスクリプト
の具体的な言語体系は自由に選択することができ、スク
リプト解釈実行機能部4の実装次第で変更可能である
が、例えば、数字や数字同士の組合せに意味を持たせる
などして、数字0−9のみで表現可能なスクリプト言語
が望ましい。
【0038】また、PC上で作成したスクリプトを端末
T1,T2へ入力してもよく、このようにスクリプトを
端末T1,T2に入力する態様としては、例えば、PC
と携帯電話をケーブルで接続して送信したり、PCから
スクリプトを電子メールなどの形で端末T1,T2へ転
送するなどが考えられる。
【0039】また、作成したスクリプトは、エージェン
ト保管機能部3の作用により、エージェントが作成した
ユーザが自ら利用している端末(自端末と呼ぶ)上のプ
ラットフォームP1に保存することができる。また、サ
ービスを提供するサーバS1などのプラットフォームP
2にスクリプトSをアップロードして保存しておき、実
行したいときに、スクリプトプロファイルSPに記録さ
れたスクリプト名を指定することで、端末T1,T2へ
ダウンロードすることもできる。
【0040】なお、この場合、スクリプトプロファイル
SPは、少なくとも、スクリプト名すなわちエージェン
ト名や、スクリプト作成者や例えばその電話番号などを
含む必要があるが、いくつかのスクリプトのスクリプト
プロファイルSPをまとめて1組のデータとして構成し
たり、そのようなデータの組を、アップロードしてある
スクリプトのリストとして端末側に保存しておくなども
考えられる。
【0041】そして、ユーザは上記のようないずれかの
態様で、スクリプトを作成したりダウンロードした後、
そのスクリプトSの実行を、ユーザからの入力機能部1
を介してプラットフォームP1のスクリプト解釈実行機
能部4に指示する。この場合、プラットフォームP1の
スクリプト解釈実行機能部4は、指定されたスクリプト
Sについて、インタープリット(逐次解釈実行)し、ま
たはコンパイルによりプラットフォーム固有の実行形式
に変換した後、スクリプトの実行を開始する。
【0042】〔2−2.スクリプト実行の実例〕次に、
スクリプトの実行について、実例に沿って説明する。な
お、各実例におけるスクリプトの言語仕様はあくまで一
例であり、適宜変更して実施することが可能である。
【0043】〔2−2−1.スクリプトの実例1〕実例
1は、作成したスクリプトを、自分の端末上でマクロ
(定義済手順)として自動実行することを前提としたも
のであり、具体的なスクリプトは、 である。
【0044】すなわち、本スクリプトは、例えばユーザ
AがユーザBに電話をかける際に、ユーザBに対応する
電話番号1か、電話番号2か、またはE−Mailでの
連絡か、を自動選択するものである。つまり、上記スク
リプトの2行目の「call」命令は、例えばスクリプ
ト外部機能モジュール部7のうちこの命令に対応する部
分を呼び出すことで、電話機固有の機能である「電話を
かける」動作を実行する。なお、上記スクリプトでは、
call命令の第1引数が電話番号を表し、4行目で指
定されている第2引数(60)は呼び出し待ち秒数を表
す。この呼び出し待ち秒数はオプションとして指定さ
れ、省略されると所定のデフォルト値が使われる。
【0045】また、上記スクリプト最終行の「mai
l」命令は、例えばスクリプト外部機能モジュール部7
のうちこの命令に対応する部分を呼び出すことで、電子
メール送信すなわち「E−mailを送信する」動作を
実行する。なお、上記スクリプトでは、mail命令の
第1引数が送信先mailアドレスを、第2引数が送信
する内容すなわち本文を表す。なお、タイトルと本文を
別々の引数で指定したり、送信元のメールアカウント、
CCやBCCなどを指定できるようにしてもよい。
【0046】そして、上記スクリプトによる処理として
は、まず「090−」で始まる相手の携帯電話に電話
し、電波の受信状態が悪いなどの理由から電話が繋がら
ない場合は、次に「03−」で始まる相手の加入電話に
電話する。さらに、60秒間の呼び出しを行っても相手
が出ない場合は、相手のmailアドレスにE−mai
lを送信することになる。
【0047】〔2−2−2.スクリプトの実例2〕次の
実例2は、図1のルートR1に示すように、指定された
サーバから必要な情報を取得して戻ってくるものであ
り、具体的なスクリプトは、 というものである。
【0048】本スクリプトは、スクリプト自身すなわち
エージェントが、サービスを提供しているサーバ(サー
ビス提供サーバと呼ぶ)に移動し、そこで提供されてい
るサービスにアクセスし、検索結果など必要な情報を取
得後にユーザの端末に戻り、結果を表示するものであ
る。
【0049】すなわち、上記スクリプト中の「go」命
令は、プラットフォームPのスクリプト移動機能部5を
呼び出し、スクリプトを「電話回線を通じて移動させ
る」動作を実行するもので、上記スクリプトでは、go
命令の第1引数が移動先を表している。したがって、上
記スクリプトの1行目は、サービス提供サーバ(eki.AB
C.co.jp )にスクリプト自身が移動することを意味して
いる。このようなサーバ名はDNSによってIPアドレ
スに変換されるが、命令の引数として「202.33.96.52」
のようにIPアドレスを直接指定できるようにしてもよ
い。
【0050】なお、上記スクリプトの3行目「go b
ack」は、ユーザの端末にスクリプト自身が移動する
ことを意味している。また、上記の例では、サービス提
供サーバ(eki.ABC.co.jp )は、電車での経路情報を提
供しているサーバであるものとし、「get from
A to B」の形式の命令にしたがって、A駅から
B駅への経路情報を返す命令をサポートしているものと
する。
【0051】さらに、上記スクリプト4行目のshow
命令は、スクリプト外部機能モジュール部7の該当機能
やユーザへの出力機能部6を呼び出すことにより、サー
バで取得してきた情報を端末のディスプレイなどの出力
装置に「出力する」動作を実行する。
【0052】上記のようなスクリプトは、まずサービス
提供サーバ(eki.ABC.co.jp )に移動し、そこで提供さ
れているサービスである経路情報提供サービスにアクセ
スし、その結果として選られた経路情報一覧を持ってユ
ーザの端末に戻り、結果をディスプレイに表示するとい
う処理を、全て自動的に実行することになる。
【0053】また、このようにスクリプトが移動する場
合、スクリプト移動機能部5は、移動先にスクリプトを
メールとして送信するか、トーン信号の組み合わせとし
て伝達するか、トーン信号をトリガとしたブートストラ
ップにおいて、必要なプロトコルスタックをサーバなど
からダウンロードしたうえで、そのプロトコルに基づい
て送信するか、を選択する。なお、プロトコルスタック
とは、TCP/IPのような特定のプロトコルの階層を
実現するための情報であり、表現形式は問わない。
【0054】また、このような選択については、ユーザ
がデフォルト設定やその都度パラメータで指定すること
もできるし、スクリプト移動機能部5が、電波などの状
況や送信先のスペックなどに基づいて自動的に選択する
こともできる。
【0055】〔2−2−3.スクリプトの実例3〕この
実例3は、図1のルートR2に示すように、知り合いの
端末にメッセージを表示するもので、具体的なスクリプ
トは、 である。
【0056】本スクリプトは、スクリプト自身が相手の
端末に移動し、そこでハートマークを表示するもので、
上記スクリプト1行目のgo命令は、プラットフォーム
P1のスクリプト移動機能部5を呼び出すことで、スク
リプトを「電話回線を通じて移動させる」動作を実行す
る。
【0057】また、2行目の「show」命令は、例え
ばスクリプト外部機能モジュール部7の該当部分を呼び
出し、端末のディスプレイなどの出力装置に「出力す
る」動作を実行する。上記スクリプトでは、show命
令の第1引数が表示する内容を表しており、Heart
Markはハートマークを点滅表示する予約語であり、
実際にはいろいろなマークごとに異なった予約語を定義
しておけばよい。
【0058】同様に、所定の命令やパラメータにより所
望のメロディーを奏でさせるような実施態様も可能であ
り、そのようにすれば、電話の発信者側が所望の着信メ
ロディーを送り込むこともできる。
【0059】上記スクリプトによる処理では、まずスク
リプト自身が指定された電話番号をもつ携帯電話に移動
し、そのディスプレイにハートマークを表示する。
【0060】なお、スクリプト移動機能部5は、例え
ば、サーバS1のようなサービス提供サーバを介して相
手の端末に移動するか、相手の端末に直接移動するか
を、選択するものとする。この場合、選択は、ユーザが
事前設定やスクリプトごとの指定をすることも可能であ
るし、スクリプト移動機能部5が電波状況などの条件に
応じて自動的に選択することも可能である。
【0061】そして、上記のようにサービス提供サーバ
を介する場合は、そのサーバをプロトコル変換用ゲート
ウェイのように利用することで、例えばスクリプトの伝
達方法を相手方に合わせて変換することができる。これ
により、送信者がメールとして送ったスクリプトについ
て、受信者の端末がメール受信機能を持っていなかった
ような場合でも、サーバがそのスクリプトをトーン信号
に変換して伝達するなどが可能となる。
【0062】〔2−3.スクリプト実行時の例外処理
等〕続いて、上記のようなスクリプト実行における例外
処理や、スクリプト外部機能モジュール部7に実装され
た機能の利用などの例を示す。
【0063】〔2−3−1.通信状況に応じた例外処理
の例〕例えば、端末T1,T2のプラットフォームP1
上でスクリプトSが実行途上にある時に、その端末への
電波の送受信状態が悪化した場合や、その端末への電波
が基地局切替などによりハンドオーバした場合や、その
地域の基地局の回線が満杯などの場合もありうる。
【0064】このような場合、プラットフォームPの実
行移動制御部8はそれを自動的に検知し、そのスクリプ
トSの実行を継続するか、延期するか、再実行するか、
中止するか、などを判断する。また、この場合、その端
末のユーザに対して、そのスクリプトSの実行を継続す
るか、延期するか、再実行するか、中止するか、を問合
わせるようにしてもよい。
【0065】具体的には、例えばスクリプトSがある端
末上に閉じた処理、すなわち端末T1やT2上で完結で
きる処理を行っていた場合は、通信状況に影響を受けな
いため、電波状態が変化しても実行は継続することがで
きる。また、スクリプトSについて他の端末またはサー
バS1などへの移動処理を行おうとしていた場合は、実
行は延期され、一定時間後に自動的に再開すればよい。
【0066】また、スクリプトSについて他の端末また
はサーバS1などへの移動処理の途中で回線が切れるな
どして処理が中断された場合は、移動処理は再実行され
る。また、一旦は実行を延期したが、一定時間以上経過
しても通信状況が悪い状態が継続しているような場合
は、実行を中止するようにしてもよい。
【0067】〔2−3−2.スクリプト中断の例〕ま
た、実行移動制御部8やスクリプト外部機能モジュール
部7への実装及びそれらの作用により、ユーザは、自ら
利用している端末上や、それ以外の端末(他端末と呼
ぶ)上又はサーバ上などで実行させているスクリプト
を、トーン信号の組合わせを用いて強制的に中止するこ
とができる。すなわち、自端末上のプラットフォームP
は、予め決められたトーン信号を受け取ると、自端末上
で動作中または過去に動作したことのあるスクリプトS
のスクリプトプロファイルSPを参照する。
【0068】この場合、例えばスクリプト解釈実行機能
部4などの作用により、自端末上で動作中または過去に
動作したことのあるスクリプトSについて、スクリプト
の実行履歴としてスクリプトプロファイルSPが保存し
ておき、そのようなスクリプトプロファイルSP中の
「強制終了」属性に記録されたトーン信号と、受け取っ
たトーン信号を比較して、該当するスクリプトを発見す
る。
【0069】そして、そのスクリプトが自端末上で動作
していた場合は、その実行を強制終了する。また、その
スクリプトが既に他端末やサーバなどに移動した後であ
った場合は、移動先の端末やサーバなどに、受け取った
トーン信号を転送する。
【0070】なお、このようにして、新たにトーン信号
を受け取った転送先の端末やサーバ上のプラットフォー
ムの動作は、上記プラットフォームと同様であり、これ
によって、スクリプト移動経路を追跡して強制終了する
処理が可能となる。
【0071】〔2−3−3.スクリプト外部機能モジュ
ールの利用例〕次に、プラットフォームPのスクリプト
外部機能モジュール部7に、例えば、端末上の住所録や
電話帳のデータから該当項目を検索し読み出して利用す
ることで、スクリプトのgo命令で指定されている相手
先の名前を、実行時に電話番号に変換する機能を実装し
た例を示す。このようにすれば、スクリプトの作成が容
易になる、ユーザの電話番号記述ミスをなくし、データ
の一元管理を可能とする、などの効果が得られる。
【0072】具体的には、例えば、次のようなスクリプ
ト例では、「川村」という名前による指定を、電話帳デ
ータを参照することで、「03-xxxx-yyyy」のような具体
的な電話番号に変換することができる。
【0073】
【0074】〔2−3−4.スクリプト移動の他の例〕
また、スクリプトの移動については、例えばユーザが端
末で音声通信を行っている時に、その音声通信の相手先
がスクリプトで指定されている移動先と一致するような
場合、音声通信の合間にトーン信号または他のプロトコ
ルを用いて、スクリプトを移動させることが考えられ
る。このようにすれば、通信時間の節約や再接続の手間
を省くなどの利点が得られる。
【0075】また、例えばスクリプトが移動する際に、
自端末がデータのやり取りなどのために信号ケーブルな
どでPCに接続され、そのPCがさらに有線電話回線に
接続されているような場合、接続しているPCを経由し
有線電話回線でスクリプトを送受信することも考えられ
る。このようにすれば、電波状態の変動に影響を受けず
安定した回線で送受信ができる、電話料金を節約でき
る、などの利点が得られる。
【0076】〔2−3−5.セキュリティの確保〕ま
た、スクリプトが移動する場合、すでに説明したよう
に、スクリプト移動機能部5は、トーン信号をトリガと
したブートストラップにおいて、特定のプロトコルスタ
ックをサーバなどからダウンロードしたうえで、そのプ
ロトコルに基づいてスクリプトのデータを送信すること
もできる。
【0077】そして、本実施形態ではこの際に、例えば
サーバ側から、接続してきたユーザのユーザ認証を行
い、認証されたユーザにだけ適切なプロトコルスタック
をダウンロードさせることにより、セキュリティを維持
することができる。例えば、自社ネットワークへの接続
に専用プロトコルを用いなければならない場合、接続し
ようとする者は、そのような認証にパスし適切なプロト
コルを入手しなければ、ネットワーク接続自体が確立で
きない。
【0078】この場合、認証過程を避けて、すなわち迂
回してなんらかの接続をすること自体が不可能になり、
パケットフィルタリングやプロキシといったファイアウ
ォールのみの場合と比べ、セキュリティが一層向上す
る。
【0079】また、スクリプトを端末やサーバ上で実行
させる場合、その端末やサーバのプラットフォームP
が、スクリプトSのスクリプトプロファイルSPの一属
性として記録されているスクリプト作成者の情報を参照
し、自プラットフォーム上での実行可否を決定すること
も可能である。
【0080】〔2−4.処理手順の例〕以上のような処
理手順を単純化した例を図3のフローチャートに示す。
この手順は、あるプラットフォームにおいて、作成し、
ダウンロードし又は移動してきたスクリプトを実行する
ものである(ステップ1)。具体的には、実行終了とな
るまで(ステップ3)、スクリプト中に記述された命令
を1つずつ取り出して(ステップ2)、次のような処理
を行う。
【0081】すなわち、情報交換やスクリプト移動のた
めに他のプラットフォームPとの通信が必要な場合は
(ステップ4)、通信状態が良好になるまで待ち(ステ
ップ5,6)、取り出した命令が移動命令で、かつ、プ
ロトコルスタックのダウンロードが必要な場合は(ステ
ップ7)、認証にパスした上で(ステップ8,9)ダウ
ンロードを行う(ステップ10)。
【0082】そのうえで、命令で指定されたプラットフ
ォームP上での処理や、通信や、スクリプト移動を実行
するが(ステップ11)、認証にパスしなかったような
場合は異常終了となる。
【0083】〔3.効果〕以上説明したように、本実施
形態では、プラットフォームPの作用により、携帯型電
話機である端末T1,T2における定型的な処理や複雑
な処理をスクリプトSで自動制御することにより、ユー
ザは煩雑な操作手順から解放される。また、本実施形態
では、スクリプト移動機能部5の作用により、スクリプ
トSを端末T1,T2間や端末T1,T2とサーバS1
などとの間で移動させ、実行状態を継続して処理を再開
させることにより、移動型エージェントの機能を実現
し、端末T1,T2を用いるユーザ間でのコミュニケー
ションの多様性を拡張することができる。
【0084】特に、本実施形態では、実行移動制御部8
の作用により、スクリプトの移動や実行を電波状態や移
動先のシステム構成などと密接に連携させて管理するこ
とで、効率的かつ確実にスクリプトを実行させることが
可能となる。
【0085】また、本実施形態では、ユーザからの入力
機能部1及びスクリプト作成機能部2の作用により、キ
ーボードやマウスなどを持たない携帯型電話機において
も、送話用マイクを経てキーワードを認識させたり、数
字キーなどのスイッチを操作することで容易にスクリプ
トを作成することが可能となる。
【0086】また、本実施形態では、スクリプト移動機
能部5の作用により、移動に必要なプロトコルスタック
を、予め用意しておくのではなく、必要なときに外部の
サーバS1などからダウンロードすることで、携帯型電
話機の小さな記憶容量でもスクリプトの移動を利用した
複雑な情報処理が可能となる。また、サーバがユーザを
認証したりその逆を行い、認証された相手とだけダウン
ロードを行うことで、セキュリティが確保される。
【0087】また、本実施形態では、強制終了用コード
などスクリプトごとの属性を、スクリプトSに備えられ
た所定のプロファイルSPに格納することで、スクリプ
トが他の携帯型電話機などへ移動しても、スクリプトに
関する属性管理や処理が容易になる。
【0088】また、本実施形態では、スクリプト外部機
能モジュール部7などの作用により、例えばスクリプト
中に知人の名前を記述するだけで、それが携帯型電話機
の通信先データと照合され、必要な電話番号や電子メー
ルアドレスに変換されるので、スクリプトの作成や利用
が容易になる。
【0089】また、本実施形態では、実行移動制御部8
などの作用により、スクリプトを実行している自分の携
帯電話や他人の携帯型電話機などに、キー操作などによ
り、予め決められた強制終了用コードなどのトーン信号
を与えることで、スクリプトの実行を停止できる。この
ため、スクリプトの誤りや不都合を作成者が発見した場
合や、通話機能など携帯型電話機の資源を他の用途に使
いたい場合や、スクリプト実行による電池消耗が大きい
場合などでも、事情に合わせて容易にスクリプトの実行
を中断することが可能となる。
【0090】また、本実施形態では、エージェントA が
サーバS1に一旦移動し、そこで提供されるサービスを
利用し結果を端末に持ち帰ることで、サービス利用のた
めの煩雑な操作手順を自動化するだけでなく、電波状態
が不安定な場合でもサービスが確実に利用可能になり、
また、ユーザは通信時間や通信料金の節約をすることが
可能となる。
【0091】〔4.他の実施の形態〕なお、本発明は、
上記格実施形態に限定されるものではなく、次に例示す
るような他の実施形態も含むものである。例えば、サー
バS1や端末T1,T2やネットワークNなどの具体的
な種類、数、構成、プロトコルや通信の種類などは自由
に変更することができ、また、スクリプトプロファイル
やプロトコルスタックのダウンロードなどは必須ではな
い。また、図2の機能ブロック図に示した構成は例示に
すぎず、以上に説明したような各機能をどの部分にどの
ように実装するかは、具体的な要求定義やシステム構成
に合わせて適宜決定すればよい。
【0092】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯型電話機の特性にとりわけ適し、スクリプトの作成
や移動のような複雑な情報処理を容易に行う情報処理の
技術、すなわち携帯型電話機、サーバ、情報処理方法及
び情報処理用ソフトウェアを記録した記録媒体を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の概略的構成を示すブロック
図。
【図2】本発明のプラットフォーム及びエージェントの
具体的構成を示す機能ブロック図。
【図3】本発明の実施形態における処理手順の一例を示
すフローチャート。
【符号の説明】
A…エージェント B1,B2…他の構成部分 N…ネットワーク P(P1,P2)…プラットフォーム S1…サーバ SP…スクリプトプロファイル R1,R2…ルート T1,T2…端末 1…ユーザからの入力機能部 2…スクリプト作成機能部 3…エージェント保管機能部 4…スクリプト解釈実行機能部 5…スクリプト移動機能部 6…ユーザへの出力機能部 7…スクリプト外部機能モジュール部 8…実行移動制御部
フロントページの続き (72)発明者 大須賀 昭彦 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 株式会社 東芝柳町工場内 Fターム(参考) 5K033 AA03 CA17 DA19 5K067 AA33 AA34 BB04 EE02 EE10 EE16 GG11 HH21 HH23 KK13

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電波によって少なくとも音声通信を行う
    ための携帯型電話機において、 与えられたスクリプトを解釈実行するための手段と、 前記スクリプトを、外部との間で実行状態を継続して移
    動させるための移動手段と、 少なくとも前記電波による通信状態に基づいて、前記ス
    クリプトの実行又は外部との移動の少なくとも一方の状
    態を管理するための手段と、 を備えたことを特徴とする携帯型電話機。
  2. 【請求項2】 前記移動手段は、移動に必要なプロトコ
    ルを実行するためのプロトコルスタックを、認証に基づ
    いて外部からダウンロードするように構成されたことを
    特徴とする請求項1記載の携帯型電話機。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、トーン信号を用いて前
    記移動を行うように構成されたことを特徴とする請求項
    1又は2記載の携帯型電話機。
  4. 【請求項4】 携帯型電話機内に記憶された通信先デー
    タにアクセスすることによって、前記スクリプト中に記
    述された名称を、発信可能な通信先に変換するように構
    成されたことを特徴とする請求項1から3のいずれか1
    つに記載の携帯型電話機。
  5. 【請求項5】 予め決められたトーン信号が与えられた
    場合に、前記スクリプトの実行を停止するように構成さ
    れたことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに
    記載の携帯型電話機。
  6. 【請求項6】 送信元の携帯型電話機から送信されたス
    クリプトを実行することによってエージェントを活動さ
    せるための手段と、 前記スクリプト中の命令に基づいて、予め決められたサ
    ービスを前記エージェントに対して提供するための手段
    と、 前記実行の結果を送信元に返送することによって前記エ
    ージェントを帰還させるための手段と、 を備えたことを特徴とするサーバ。
  7. 【請求項7】 スクリプト伝達のための形式を送信先に
    合わせて変換するように構成されたことを特徴とする請
    求項6記載のサーバ。
  8. 【請求項8】 携帯型電話機において電波によって少な
    くとも音声通信を行うための情報処理方法において、 音声認識又はスイッチ操作の少なくとも一方によってス
    クリプトを作成するためのステップと、 与えられたスクリプトを解釈実行するためのステップ
    と、 前記スクリプトを、外部との間で実行状態を継続して移
    動させるためのステップと、 少なくとも前記電波による通信状態に基づいて、前記ス
    クリプトの実行又は外部との移動の少なくとも一方の状
    態を管理するためのステップと、 含むことを特徴とする情報処理方法。
  9. 【請求項9】 サーバにおいて、 送信元の携帯型電話機から送信されたスクリプトを実行
    することによってエージェントを活動させるためのステ
    ップと、 前記スクリプト中の命令に基づいて、予め決められたサ
    ービスを前記エージェントに対して提供するためのステ
    ップと、 前記実行の結果を送信元に返送することによって前記エ
    ージェントを帰還させるためのステップと、 を含むことを特徴とする情報処理方法。
  10. 【請求項10】 コンピュータを用いて、携帯型電話機
    に電波によって少なくとも音声通信を行わせるための情
    報処理用ソフトウェアを記録した記録媒体において、 そのソフトウェアは前記コンピュータに、 音声認識又はスイッチ操作の少なくとも一方によるスク
    リプトの作成を受け付けさせ、 与えられたスクリプトを解釈実行させ、 前記スクリプトを、外部との間で実行状態を継続して移
    動させ、 少なくとも前記電波による通信状態に基づいて、前記ス
    クリプトの実行又は外部との移動の少なくとも一方の状
    態を管理させることを特徴とする情報処理用ソフトウェ
    アを記録した記録媒体。
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