JP2001103534A - パケット交換セルラ無線通信ハンドオーバシステム - Google Patents

パケット交換セルラ無線通信ハンドオーバシステム

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JP2001103534A JP2000248126A JP2000248126A JP2001103534A JP 2001103534 A JP2001103534 A JP 2001103534A JP 2000248126 A JP2000248126 A JP 2000248126A JP 2000248126 A JP2000248126 A JP 2000248126A JP 2001103534 A JP2001103534 A JP 2001103534A
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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＧＰＲＳおよびＥＧＰＲＳにおいて、ハンド
オーバ中のＲＴ伝送に対して満足なＱｏＳを提供する。 【解決手段】 移動局３２とネットワークのセルとの間
の無線伝送を、そのセルから別のセルにハンドオーバす
るセルラ無線通信システムが実現される。移動局３２
は、ネットワークに関連する次のような複数の動作モー
ドを有する。ａ）ネットワークに測定結果を報告しない
移動局制御自律再選択モード。ｂ）測定結果報告をネッ
トワークに送信する移動局制御自律セル再選択モード。
ｃ）移動局からネットワークに測定結果報告を行うネッ
トワーク制御セル再選択モード。ｄ）移動局からネット
ワークに測定結果報告を行うネットワーク制御リアルタ
イムセル選択モード。モードｃ）で、移動局３２は、ロ
ーカルな基準に応じて、パケットセル変更要求メッセー
ジをネットワークに送信することも可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラ無線通信ハ
ンドオーバ方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】パケット交換セルラ無線通信システムで
は、移動局は、時分割多重サイクルの選択されたタイム
スロット中に、離散的なパケットとして、選択されたセ
ルとの間でデータを送受信する。他の移動局は、多重化
されたサイクルにおける他のスロットを使用する。移動
局が別のセルに移動すると、古いセルから新しいセルに
データパケットを送信するためにハンドオーバを行う。
【０００３】ＥＴＳＩ（欧州電気通信標準化協会：Euro
pean Transmission Standards Institute）標準を使用
して、ＧＰＲＳ(General Packet Radio Service)または
ＥＧＰＲＳ(Enhanced General Packet Radio Service)
を提供する場合、ハンドオーバ中のリアルタイム（Ｒ
Ｔ：Real Time）サービスは維持することができない。
ＥＧＰＲＳは主に、ノンリアルタイム（ＮＲＴ：Non-Re
al Time）データフローのために設計されたものである
からである。このため、セルハンドオーバ期間中、ハン
ドオーバが行われる前にデータフローは完全に停止し、
ハンドオーバが完了した後にのみ再開される。このよう
な条件下でのサービス品質（ＱｏＳ）の信頼性は、無線
（Ｕｍ）インタフェースを通じて、破損したパケットを
再送して、正しいパケット転送の確認応答を用いて保証
される。
【０００４】この方式において、あるセルから別のセル
へデータフローの制御を転送する決定は、ネットワーク
ではなく移動局によってなされる。
【０００５】この状況では、リアルタイム伝送中のパケ
ットフローは中断され、ハンドオーバが行われるときの
長い遅延のために、データは失われる。このことは、フ
ローのエンドユーザにとって迷惑である。
【０００６】ＥＧＰＲＳのもとでは、移動局は、特定の
セルにおける伝送品質が悪くなりつつあることを判定す
ると、より良い伝送品質を有する別のセルに切り替え
る。これを行うため、以下の手続きを実行する。 １） 直ちに、ダウンリンク（ＤＬ：downlink）上の復
号を中止し、アップリンク（ＵＬ：uplink）上の送信を
中止することによって、進行中のすべての「一時」ブロ
ックフロー（ＴＢＦ："temporary" block flow）を中断
する。 ２） 測定報告に関連するすべての移動局タイマを停止
する。 ３） 移動局は、新しいセルに対するすべての関連する
ＲＬＣ／ＲＡＣ(RadioLink Control/Random Access Con
trol)手続きに従い、選択されたセルに切り替える。す
なわち、ＰＡＣＨ／ＰＲＡＣＨ(Packet Access Channel
/Packet RandomAccess Channel)チャネル上でパケット
チャネル要求を実行することによって、自分自身を新し
いセルに再アタッチする。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】これらの手続きの最終
的な結果は、データフローが完全に中断することであ
る。また、移動局は、データフローを再確立するため
に、新しいセルにおいてリソースを競合しなければなら
ないことにより、データフローを再開することができる
前に遅延がさらに増大することがある。このように、Ｇ
ＰＲＳおよびＥＧＰＲＳに対する現在の標準は、ハンド
オーバ中のＲＴ伝送に対して満足なＱｏＳを提供してい
ない。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、移動局
とマルチセルネットワークの１つのセルとの間の無線伝
送から、該移動局と該ネットワークの別のセルとの間の
無線伝送へのハンドオーバを行うパケット交換セルラ無
線通信ハンドオーバシステムが実現される。ネットワー
クは、移動局に対して、与えられたセルのリストに対す
る測定をさせその測定結果を報告をさせる報告手段と、
測定結果を所定基準と比較することによってセルを選択
する選択手段と、選択されたセルに該移動局をハンドオ
ーバさせるハンドオーバ手段とを有する。
【０００９】さらに、本発明によれば、移動局とマルチ
セルネットワークの１つのセルとの間の無線伝送を、該
１つのセルから該ネットワークの別のセルにハンドオー
バするセルラ無線通信システムが実現される。移動局
は、ネットワークに関連する次のような複数の動作モー
ドを有する。 ａ）ネットワークに測定結果を報告しない移動局制御自
律再選択。 ｂ）測定結果報告をネットワークに送信する移動局制御
自律セル再選択。 ｃ）移動局からネットワークに測定結果報告を行うネッ
トワーク制御セル再選択。 ｄ）移動局からネットワークに測定結果報告を行うネッ
トワーク制御リアルタイムセル選択。
【００１０】さらに、本発明によれば、移動局とマルチ
セルネットワークの１つのセルとの間の無線伝送から、
該移動局と該ネットワークの別のセルとの間の無線伝送
へのハンドオーバを行うセルラ通信ハンドオーバシステ
ムが実現される。ネットワークは、移動局に対して、選
択されたセルへのハンドオーバをさせるハンドオーバ手
段を有する。移動局は、移動局との間での伝送における
平均トークスパートを確立する平均トークスパート手段
と、移動局の送信器および受信器の所定のタイプの活動
を監視する活動監視手段と、該活動監視手段が平均トー
クスパートの期間に対応する期間の活動を検知している
間にハンドオーバ動作を遅延させるように作用する遅延
手段とを有する。
【００１１】
【発明の実施の形態】現在の（Ｅ）ＧＰＲＳ標準は、あ
る程度の組み込まれたフレキシビリティを有する。この
フレキシビリティにより、ネットワークは、移動局（Ｍ
Ｓ：mobile station）にどの測定を要求するかを示すこ
と（Packet Measurement Order）、移動局がその測定結
果をネットワークに報告すること（Packet Measurement
Report）、および、移動局に対して、与えられたセル
を再選択させること（Packet Cell Change Order）が可
能である。ハンドオーバ管理は、ハンドオーバ遅延を少
なくするために、ほとんどは基地局コントローラ（ＢＳ
Ｃ：Base Station Controller）の制御下で実行され
る。
【００１２】ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳにおけるＲＴハンド
オーバは、サービス側ＧＰＲＳサポートノード（ＳＧＳ
Ｎ：Servicing GPRS Support Node）において、ＧＰＲ
Ｓ／ＥＧＰＲＳのためにＧＳＭ(Global System for Mob
ile Communications)呼設定手続きを採用することによ
って達成される。このことは、ＲＴ ＧＰＲＳ／ＥＧＰ
ＲＳハンドオーバの手続きは、ＧＳＭの呼設定手続きと
同じになることを意味する。すなわち、移動通信交換セ
ンタ（ＭＳＣ：Mobile Switching Centre）間およびＭ
ＳＣ内で要求されるシグナリングが、ＳＧＳＮにおける
ＧＰＲＳのために採用される（サービス側ＧＰＲＳモー
ド）。この理由は、ハンドオーバにおけるＱｏＳを保証
するのは、ハンドオーバチャネルの設定であるからであ
る。すなわち、移動局が新しいセルに移動することを予
想してチャネルが準備されなければならない。ＧＳＭと
ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳの間で微妙に違うのは、ＭＳＣ間
ハンドオーバではチャネルがＭＳＣoldとＭＳＣnewの間
に設定されるのに対して、ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳでは、
新しいデータフローは、ＳＧＳＮoldとＳＧＳＮnewの間
で設定されなければならないことである。ハンドオーバ
の実際のメカニズムは新しい。これは、現在のＧＰＲＳ
／ＥＧＰＲＳセル再選択とＧＳＭハンドオーバメカニズ
ムの融合であるからである。
【００１３】ＲＴ ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳにおけるハン
ドオーバを実行するため、擬似ＧＳＭハンドオーバ法が
採用される。擬似ＧＳＭハンドオーバを行うためには、
移動局は、測定結果をネットワークに報告しなければな
らない。さらに、ネットワークは、移動局を、規定のセ
ルにハンドオーバさせなければならない（事実上、セル
再選択をさせなければならない）。これは、移動局が、
ネットワーク制御（ＮＣ：network controlled）２モー
ドで動作することを必要とする。現在、ＮＣフィールド
は２ビットのフィールドである。このフィールドが、移
動局の報告およびハンドオーバの特性を設定する。
【００１４】本発明の場合、ＮＣフィールドは、新しい
モードＮＣ３を定義するように３ビットに拡大される。
このモードは、ＲＴ ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳハンドオー
バモードである。すなわち、このモードでは、移動局
は、ハンドオーバのための要求をネットワークに通知す
ることも可能となる。移動局へ、初期Packet Measureme
nt Orderに続いて、Packet Measurement OrderまたはPa
cket Cell Change Orderのいずれかを送ることにより、
ＮＣモードが設定される。新しいＮＣフィールドの定義
については後述する。
【００１５】ＮＣ2（ＮＣ3）では、移動局は、与えられ
たセルのリストについて測定を行いその測定結果を報告
するように指示される。選択される自然な測定対象は、
ハンドオーバ測定を実行するためにＧＳＭ移動局が現在
実行しているものであろう。これを行うため、Packet M
easurement Reportメッセージに新しい測定結果報告リ
スト、すなわち、NC handover Measurement Report str
uctを定義する。
【００１６】移動局は、測定結果をネットワークに報告
する。すると、ネットワークは、ネットワーク固有のハ
ンドオーバ基準に基づいて、与えられた移動局について
ハンドオーバを行うべきかどうかを判断する。あるい
は、別法として、移動局が、ローカルな基準に基づい
て、ハンドオーバが必要かどうかを判断する。この別法
は、ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳ移動局自律性をセル再選択に
おいて保持する。移動局が、ハンドオーバが必要である
と判断すると、Packet Cell Change Requestメッセージ
を送信することによってこのことを通知する。ＲＴ Ｇ
ＰＲＳ／ＥＧＰＲＳハンドオーバの開始に対するシグナ
ルフローを図３に示す。ハンドオーバのその後のシグナ
リングは、ＧＳＭのものと同じままである。ＩＮＴＲＡ
およびＩＮＴＥＲ ＳＧＳＮハンドオーバの例をそれぞ
れ図４および図５に示す。
【００１７】これを実現するための、基地局コントロー
ラ３０の構造および移動局３２の構造を図１に示す。
【００１８】図からわかるように、基地局コントローラ
３０は、パケット測定命令ユニット３４を有する。パケ
ット測定命令ユニット３４は、プロンプタ３６からの周
期的プロンプトに応答して、送信器３８およびアンテナ
４０を通じてパケット測定命令(packet measurement or
der)を移動局３２へ送出する。その結果として得られる
パケット測定結果報告(packet measurement result)
は、移動局３２からアンテナ４０および受信器４２を通
じて受信される。この報告は、バッファ４４に格納さ
れ、比較器４６によって、基準ユニット４８に格納され
ているしきい値と比較される。セルの変更が許可される
と、比較器４６は、パケットセル変更命令ユニット５０
に指示し、パケットセル変更命令ユニット５０は、送信
器３８を通じて移動局へ必要な命令を送信する。受信器
４２の出力は、トリガユニット５１に接続される。トリ
ガユニット５１は、移動局からのセル変更要求を検出す
ると、プロンプタ３６に対して、パケット測定命令ユニ
ットを動作させるよう指示する。
【００１９】移動局３２は、アンテナ５２、送信器５４
および受信器５６を有する。パケットセル変更ユニット
５８は、受信器５６の出力に接続され、適当なパケット
セル変更命令に応答して、切り替えユニット６０に対し
て、送信器５４および受信器５６を新しいセルに切り替
えるように指示する。
【００２０】パケット測定結果報告器６８は、受信器５
６の出力に接続され、信号強度監視ユニット６２から得
られるパケット測定結果報告を、送信器５４およびアン
テナ５２を通じて基地局コントローラ３０へ送信する。
信号強度監視ユニット６２は、受信器５６の出力に接続
され、信号強度を監視する。比較器６４は、監視された
レベルを、基準ユニット６６に格納されている基準レベ
ルと比較して、パケットセル変更要求を生成し、送信器
５４およびアンテナ５２を通じて基地局コントローラへ
送信する。
【００２１】ＲＴ ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳ呼接続中のハ
ンドオーバの際に移動局によってなされるアクションに
関して、ここでは、Voice over GPRS（ＶｏＧＰＲＳ）
の例を用いる。移動局は、ＶｏＧＰＲＳポーリングモー
ドで動作していると仮定する。すなわち、移動局は、ア
クティブである場合、専用のパケットデータトラフィッ
クチャネル（ＰＤＴＣＨ：Packet Data Traffic Channe
l）を有し、そうでない場合は、ポーリングされるのを
待機する受動（パッシブ）フェーズにあり、送信準備完
了したＲＴデータを有している可能性がある。
【００２２】移動局は、Packet Cell Change Orderメッ
セージを受信した場合、信号強度が依然としてＭＳとネ
ットワークの間の無線通信を可能にするものである限
り、即座にはハンドオーバしない。ハンドオーバの開始
は、移動局がPacket Cell Change Orderを受信したとき
にどのフェーズにあるかに依存する。移動局は、能動
（アクティブ）フェーズにある場合、ハンドオーバタイ
マＴHOを開始する。ＴHOは、平均トークスパートに等し
い期間を有する。移動局は、時間ＴHOが満了するまでに
受動フェーズに入らない場合、与えられたセルにハンド
オーバする。しかし、移動局が受動フェーズにある場
合、または、タイマＴHOが満了する前に受動フェーズに
入った場合、直ちにハンドオーバが開始する。このよう
にして、一時ブロックフロー（ＴＢＦ：Temporary Bloc
k Flow）に関するハンドオーバが簡単化される。ハンド
オーバ中に管理する（アップリンク）フローが１つ少な
くなるからである。すなわち、音声トラフィックの統計
性を用いて、この種のサービスのＲＴハンドオーバ特性
を支持し改善する。これは、移動局にとって有益であ
る。移動局は、アップリンクおよびハンドオーバ伝送の
管理に必要な追加処理の負担が不要となるからである。
すなわち、移動局は、ハンドオーバ伝送のスケジューリ
ングのみをすればよい。
【００２３】受動フェーズでは、移動局は、新しいセル
のタイムスロットおよび周波数（この情報は、Packet C
ell Change Orderメッセージに含まれる）に再同調す
る。次に、移動局は、Packet Cell Change Orderメッセ
ージで与えられたハンドオーバ参照番号を含むHandover
Accessバーストメッセージを送信する。ハンドオーバ
参照番号は、ＳＧＳＮnewによって生成される一意的な
番号である。ＳＧＳＮnewは、移動局がハンドオーバし
ていることを認識する。これは、与えられたチャネル上
で４個のHandover Accessバーストメッセージがすばや
く続けて（連続するバーストで、２０ｍｓ間）送信され
るからである。これで、移動局は、アップリンク上の同
じタイムスロットでＳＧＳＮnewに送信すること、また
は、次のダウンリンクタイムスロットでポーリングされ
ることの準備が完了する。この動作を図６に示す。注
意：Packet Cell Change Orderのシグナリングは、音声
サービスから盗まれたダウンリンクフレームで行われ
る。
【００２４】この手続きを行うための移動局の構造を図
２に示す。
【００２５】図示のように、受信器２および送信器４
は、共通のアンテナ６に接続される。パケット測定結果
報告器８は、受信器２に接続され、ネットワークからの
コマンドによって活性化されると、送信器４を通じてネ
ットワークにパケット測定結果報告を返す。
【００２６】パケットセル変更器１０は、受信器２に接
続され、受信されたパケットセル変更命令に応答して、
コマンド信号を生成する。このコマンド信号は、第１の
ＡＮＤゲート１２を通じて切り替えユニット１４に供給
される。切り替えユニット１４は、送信器４および受信
器２に対して、新しいセルに切り替え（再同調）を行う
ように指示する。活動モニタ１６は、受信器２の出力お
よび送信器４の入力に接続され、活動が検出されるとき
に出力信号を供給する。この出力信号は、インバータ１
８を通じて、ＡＮＤゲート１２の他方の出力に送られ、
活動が検出されたときにゲート１２を閉じるように作用
する。活動モニタ１６の出力はゲート２０にも送られ
る。ゲート２０は、変更器１０の出力に接続され、その
出力はタイマ２２に接続される。このタイマの期間は、
平均トークスパート検出器２４によって設定される。平
均トークスパート検出器２４は、受信器２の出力および
送信器４の入力に接続され、平均トークスパート期間の
測定値を出力する。タイマ２２の出力は、切り替えユニ
ット１４に接続される。こうして、切り替えユニット１
４は、前述のように、新しいセルへの切り替え（再同
調）を行う。
【００２７】理解されるように、上述のシステムは、現
在のＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳ標準で与えられるようなパケ
ットフローの完全な放棄および再確立を必要としないハ
ンドオーバのメカニズムを提供することによって、ＧＰ
ＲＳ／ＥＧＰＲＳにおけるリアルタイムワイヤレスパケ
ット交換サービスのためのハンドオーバを実現する。こ
のメカニズムにより、ハンドオーバ中もパケットフロー
を継続することが可能となるため、ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲ
Ｓのようなリアルタイムワイヤレスパケット交換方式の
ための従来の方法によって提供されるサービス品質が改
善される。
【００２８】ＲＴハンドオーバワイヤレスパケット交換
サービスは、ハンドオーバを支援するようにＲＴトラフ
ィックの統計的性質を組み込むことによって実現され
る。これは、移動局にタイマＴHOを実装することによ
り、および、新しいシグナリングあるいはメッセージ要
素を実装することにより、行われる。
【００２９】ＲＴ ＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳハンドオーバ
をサポートするために、現在のＧＰＲＳ／ＥＧＰＲＳ無
線リソース（ＲＲ：Radio Resource）メッセージに対す
るいくつかの追加および変更が必要である。主要な変更
は、移動局が、移動局およびネットワーク（Ｎ／Ｗ）に
よって行われる測定の結果の報告およびその受信への応
答の方法にある。NETWORK_CONTROL_ORDERフィールドの
長さを３ビットに再定義してＲＴ ＧＰＲＳハンドオー
バ動作専用の新しいＮＣフィールドを組み込むことを可
能にすることにより、この変更を実現する。NETWORK_CO
NTROL_ORDERフィールドの再定義を表１に示す。
【００３０】
【表１】
【００３１】移動局は、モードＮＣ3で動作していると
き、Packet Cell Change Requestメッセージをネットワ
ークに送信することによってハンドオーバを要求する能
力が与えられる。このハンドオーバは、移動局に、Pack
et Cell Change Orderを受信した場合にセル再選択をさ
せることによって、ＮＣ3およびＮＣ2モードで実行され
る。なお、注意すべき点であるが、移動局は、スタンバ
イ状態(Standby State)およびレディ状態(Ready State)
にあるとき、自律的セル再選択を実行する。
【００３２】Packet System Information Type 13、Pac
ket Measurement OrderまたはPacket Cell Change Orde
rメッセージのいずれかを送信することによりＮＣモー
ドを設定する。これらのメッセージは、ＲＴハンドオー
バを収容するために再構成が必要である。Packet Measu
rement Orderへの主要な変更は、NC Measurement Param
etersフィールドにおいて行われる。このフィールドに
おける変更は、ハンドオーバを実行するためにＧＳＭ移
動局によって実行される測定の種類を反映する。この新
しい構造は以下のように定義される。
【００３３】 ＜Packet Measurement Orderの内容＞：：＝ ＜MESSAGE_TYPE: bit(6)＞ ＜PMO_INDEX: bit(3)＞ ＜PMO_COUNT: bit(3)＞ ｛０＜Global TFI: Global TFI IE＞ ｜１＜TLLI: bit(32)＞｝ ｛０｜１＜NC Measurement Parameters: NC Measurement Parameters struct ＞｝ ｛０｜１＜EXT Measurement Parameters: EXT Measurement Parameters struc t＞｝ ＜予備のパディング＞；
【００３４】この変更は、上記と同様にしてPacket Sys
tems Information Type 5メッセージでも行われる。
【００３５】Packet Cell Change Orderは、さらに多く
の変更を必要とする。このメッセージに含まれる主なも
のは、ＢＳＩＣフィールドによって与えられる特定の基
地局に対するハンドオーバ参照番号(handover referenc
e number: HO_REFERENCE_N)、タイミング進行(timing a
dvance)、新しいタイムスロットおよび周波数が移動局
に渡されるようにするためのものである。このメッセー
ジへの他の追加および変更は、Referenced Addressフィ
ールドに対するものであり、アップリンクおよびダウン
リンクのＴＦＩにおける変更、および、移動局ＩＰアド
レスにおける可能性のある変更を反映する。Packet Cel
l Change OrderおよびReferenced Addressの構造体への
変更は以下のように定義される。
【００３６】 ＜Packet Cell Change Orderメッセージの内容＞：：＝ ＜MESSAGE_TYPE: bit(6)＞ ＜PAGE_MODE: bit(2)＞ ＜Referenced Address: Referenced Address struct＞ ＜ARFCN: bit(10)＞ ＜BSIC: bit(6)＞ ＜HO_REFERENCE_N: bit(8)＞ ｛０｜１＜TIMING_ADVANCE: bit(16)＞｝ ＜CHANNEL_TS_N: bit(3)＞ ＜CHANNEL_FN: bit(10)＞ ＜NETWORK_CONTROL_ORDER: bit(3)＞ ｛０｜１＜NC Measurement Parameters: NC Measurement Parameters struct ＞ ＜NC Frequency List: NC Frequency List struct＞｝ ＜予備のパディング＞；
【００３７】
【００３８】
【００３９】移動局が、測定を行う与えられた基地局(B
SIC_NEW)へのセル再選択を要求することができるために
は、新しいメッセージPacket Cell Change Requestが必
要である。このメッセージは、ＮＣ3動作モードで許容
される。このメッセージは２つの理由で含められる。第
１には、ＧＰＲＳのもともとの自律的セル再選択原理に
準拠するためであり、第２には、システムに追加のフレ
キシビリティ要素を提供するためである。この新しいメ
ッセージの定義を以下に示す。
【００４０】 ＜Packet Cell Change Requestメッセージの内容＞：：＝ ＜MESSAGE_TYPE: bit(6)＞ ＜PAGE_MODE: bit(2)＞ ｛０＜Global TFI: Global TFI IE＞ ｜１＜TLLI: bit(32)＞｝ ＜BSIC_NEW: bit(6)＞ ＜予備のパディング＞；
【００４１】ＲＲメッセージに要求される最後の変更
は、Packet Measurement Reportメッセージに対するも
のである。ここでの主要な変更は、新しいパケット測定
結果報告構造体であるNC Handover Measurement struct
の定義にある。この構造体は、ＧＳＭ移動局によってハ
ンドオーバ報告で使用されるのと同じ測定結果報告要素
を含む。Packet Measurement Reportメッセージへの変
更およびこの報告構造体の定義は以下の通りである。
【００４２】 ＜Packet Measurement Reportメッセージの内容＞：：＝ ＜MESSAGE_TYPE: bit(6)＞ ＜TLLI: bit(32)＞ ｛０｜１＜PS15_CHANGE_MARK: bit(2)＞｝ ｛００＜NC Measurement Report: NC Measurement Report struct＞ ｜０１＜NC Handover Measurement Report: NC Handover Measurement Report struct＞ ｜１０＜EXT Measurement Report: EXT Measurement Report struct＞｝；
【００４３】 ＜NC Handover Measurement Report struct＞：：＝ ｛０｜１＜MEASUREMENT_VALID: bit(1)＞ ＜RXLEV_FULL_SERVING_CELL: bit(6)＞ ＜RXLEV_SUB_SERVING_CELL: bit(6)＞ ＜RXQUAL_FULL_SERVING_CELL: bit(3)＞ ＜RXQUAL_SUB_SERVING_CELL: bit(3)＞ ＜NUMBER_OF_NC_MEASUREMENTS: bit(3)＞ ｛＜BCH_FREQ_N: bit(5)＞ ＜RXLEV_N: bit(6)＞ ＜BSIC_N: bit(6)＞｝＊（ｖａｌ（ＮＣ測定結果の数））＊６｝；
【００４４】
【発明の効果】以上述べたごとく、本発明によれば、Ｇ
ＰＲＳおよびＥＧＰＲＳにおいて、ハンドオーバ中のＲ
Ｔ伝送に対して満足なＱｏＳを提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】移動局の一部および基地局コントローラの一部
のブロック図である。
【図２】移動局の一部のブロック図である。
【図３】リアルタイムＧＰＲＳまたはＥＧＰＲＳハンド
オーバの開始を示すフロー図である。
【図４】ＳＧＳＮ内ハンドオーバを示すフロー図であ
る。
【図５】ＳＧＳＮ間ハンドオーバを示すフロー図であ
る。
【図６】受動フェーズハンドオーバアクセスを示すタイ
ミング図である。
【符号の説明】
２ 受信器 ４ 送信器 ６ アンテナ ８ パケット測定結果報告器 １０ パケットセル変更器 １２ ＡＮＤゲート １４ 切り替えユニット １６ 活動モニタ １８ インバータ ２０ ゲート ２２ タイマ ２４ 平均トークスパート検出器 ３０ 基地局コントローラ ３２ 移動局 ３４ パケット測定命令ユニット ３６ プロンプタ ３８ 送信器 ４０ アンテナ ４２ 受信器 ４４ バッファ ４６ 比較器 ４８ 基準ユニット ５０ パケットセル変更命令ユニット ５１ トリガユニット ５２ アンテナ ５４ 送信器 ５６ 受信器 ５８ パケットセル変更ユニット ６０ 切り替えユニット ６２ 信号強度監視ユニット ６４ 比較器 ６６ 基準ユニット ６８ パケット測定結果報告器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596077259 600 Ｍｏｕｎｔａｉｎ Ａｖｅｎｕｅ, Ｍｕｒｒａｙ Ｈｉｌｌ， Ｎｅｗ Ｊｅ ｒｓｅｙ 07974−0636Ｕ．Ｓ．Ａ. (72)発明者 コンスタンティン ラス イギリス、スウィンドン、トーンフォード ドライブ 48 (72)発明者 コンスタンティノス サマラス イギリス、スウィンドン、ロッドバーン、 モンタグ ストリート 53 (72)発明者 ルイス ギン サムエル イギリス、スウィンドン、アベイ ミー ズ、スタンデン ウェイ 82 (72)発明者 フィオナ クレア アンガラッド サマー ビル イギリス、ミルブルック プレイス、ミル ブルック コート、フラット ４ (72)発明者 ジャン ジュン ウ イギリス、リーディング、ハンティングト ン クロース 32 (72)発明者 ラン−ホン ヤン イギリス、ＳＮ７ ７ＳＳ、ファリングト ン、キングス レーン、ホーソーンズ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 移動局とマルチセルネットワークの１つ
    のセルとの間の無線伝送から、該移動局と該ネットワー
    クの別のセルとの間の無線伝送へのハンドオーバを行う
    パケット交換セルラ無線通信ハンドオーバシステムにお
    いて、 前記ネットワークは、 移動局に対して、与えられたセルのリストに対する測定
    をさせ測定結果を報告をさせる報告手段と、 前記測定結果を所定基準と比較することによってセルを
    選択する選択手段と、 選択されたセルに前記移動局をハンドオーバさせるハン
    ドオーバ手段とを有することを特徴とするパケット交換
    セルラ無線通信ハンドオーバシステム。
  2. 【請求項２】 前記移動局は、ローカルな基準から、ハ
    ンドオーバが必要かどうかを判断し、前記ネットワーク
    に対して、前記報告手段、前記選択手段および前記ハン
    ドオーバ手段を用いてハンドオーバを行うことを要求す
    る手段を有することを特徴とする請求項１に記載のシス
    テム。
  3. 【請求項３】 移動局とマルチセルネットワークの１つ
    のセルとの間の無線伝送を、該１つのセルから該ネット
    ワークの別のセルにハンドオーバするセルラ無線通信シ
    ステムにおいて、 前記移動局は、前記ネットワークに関連する複数の動作
    モードを有し、該複数の動作モードは、ａ）ネットワー
    クに測定結果を報告しない移動局制御自律再選択モー
    ド、ｂ）測定結果報告をネットワークに送信する移動局
    制御自律セル再選択モード、ｃ）移動局からネットワー
    クに測定結果報告を行うネットワーク制御セル再選択モ
    ード、および、ｄ）移動局からネットワークに測定結果
    報告を行うネットワーク制御リアルタイムセル選択モー
    ド、を含むことを特徴とするセルラ無線通信システム。
  4. 【請求項４】 モードｃ）において、前記移動局は、セ
    ル変更の必要性を示すローカルな基準に応じて、パケッ
    トセル変更要求メッセージを前記ネットワークに送信す
    るように動作することを特徴とする請求項３に記載のシ
    ステム。
  5. 【請求項５】 前記移動局は、前記ネットワークから送
    信されたパケットセル変更命令を受信した場合、モード
    ｃ）またはｄ）を採用して所定のセルを再選択するよう
    強制されることを特徴とする請求項３に記載のシステ
    ム。
  6. 【請求項６】 移動局とマルチセルネットワークの１つ
    のセルとの間の無線伝送から、該移動局と該ネットワー
    クの別のセルとの間の無線伝送へのハンドオーバを行う
    セルラ通信ハンドオーバシステムにおいて、 前記ネットワークは、前記移動局に対して、選択された
    セルへのハンドオーバをさせるハンドオーバ手段を有
    し、 前記移動局は、 前記移動局との間での伝送における平均トークスパート
    を確立する平均トークスパート手段と、 前記移動局の送信器および受信器の所定のタイプの活動
    を監視する活動監視手段と、 前記活動監視手段が平均トークスパートの期間に対応す
    る期間の活動を検知している間にハンドオーバ動作を遅
    延させるように作用する遅延手段とを有することを特徴
    とするセルラ通信ハンドオーバシステム。
  7. 【請求項７】 前記遅延手段は、前記平均トークスパー
    ト手段によって設定される期間を有するタイマを有する
    ことを特徴とする請求項６に記載のシステム。
  8. 【請求項８】 前記ネットワークは、前記移動局に対し
    て、与えられたセルのリストの測定をさせ測定結果を報
    告をさせる報告手段を有することを特徴とする請求項６
    または７に記載のシステム。
  9. 【請求項９】 前記ネットワークは、前記測定結果を基
    準ユニットによって提供される基準値と比較することに
    よってセルを選択する選択手段を有することを特徴とす
    る請求項６に記載のシステム。
  10. 【請求項１０】 前記移動局は、ローカルな基準から、
    ハンドオーバが必要かどうかを判断し、前記ネットワー
    クに対して、前記報告手段、前記選択手段および前記ハ
    ンドオーバ手段を用いてハンドオーバを行うことを要求
    する手段を有することを特徴とする請求項９に記載のシ
    ステム。
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