JP2001103444A - パケット暗号化装置およびプログラム記録媒体 - Google Patents

パケット暗号化装置およびプログラム記録媒体

Info

Publication number
JP2001103444A
JP2001103444A JP28121699A JP28121699A JP2001103444A JP 2001103444 A JP2001103444 A JP 2001103444A JP 28121699 A JP28121699 A JP 28121699A JP 28121699 A JP28121699 A JP 28121699A JP 2001103444 A JP2001103444 A JP 2001103444A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packet
encryption
transport
start code
stream
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28121699A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Shimazaki
浩昭 島崎
Takafumi Ueno
孝文 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28121699A priority Critical patent/JP2001103444A/ja
Publication of JP2001103444A publication Critical patent/JP2001103444A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Storage Device Security (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 MPEG2トランスポートストリームが不正
にコピーされることを防止することができるとともに、
記録媒体の記録装置もしくは再生装置に暗号解読手段を
備えることなく特殊再生機能を実現することのできるパ
ケット暗号化装置を提供する。 【解決手段】 MPEG2トランスポートストリームを
構成するトランスポートパケットの一部の、少なくとも
同期符号を除いた部分に対し、トランスポートパケット
単位で暗号化を行い、前記暗号化の動作は、同一パケッ
トIDを持つトランスポートパケットに対し、暗号化を
行うパケットと暗号化を行わないパケットとが混在する
ように行い、前記同一パケットIDを持つトランスポー
トパケットのそれぞれに、暗号化が施されているか否か
を示す暗号化フラグを多重することを特徴とするパケッ
ト暗号化装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ等情
報処理装置において、ディジタルTV受信カード、DV
D−ROMドライブ等から出力されるディジタルAV
(オーディオ・ビジュアル)信号を暗号化した上で、ハ
ードディスク等の記録媒体に記録、もしくはバス上を転
送するためのパケット暗号化装置およびプログラム記録
媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のディジタル信号転送システムとし
ては、例えば特開平11−122550号広報に記載さ
れたディジタル信号転送システムがある。この先願広報
に開示されたシステムにおいては、ディジタル衛星放送
チューナから出力されるMPEG2トランスポートスト
リームを、有料放送の場合スクランブルを解除したの
ち、MPEG2トランスポートストリームのパケットを
パケットのIDによりフィルタし、フィルタ出力を一旦
バッファに貯えたのち、ホストバス経由でシステムメモ
リにDMA(Direct Memory Acces
s)転送している。
【0003】システムメモリにDMA転送された映像や
音声のパケットは、CPUで実行されるプログラムによ
り、パケットのペイロード部分を抜き出して、MPEG
2トランスポートストリームの、映像および音声各々の
PES(Packetized Elementary
Stream)を抽出している。さらに、抽出したP
ESをCPUで実行されるプログラムによってデコード
し、画像デコードの結果を画像表示部に転送すること
で、CRTに映像を表示している。また、音声デコード
の結果を音声再生部に転送することで、スピーカから音
声を鳴らしている。
【0004】このようなシステムにおいては、システム
メモリにDMA転送された映像や音声のパケットをハー
ドディスク(以下、HDDと略する)等の記録媒体に一
旦記録することにより、ディジタル信号の再生時刻を受
信時とは異ならせる、いわゆるタイムシフト機能を実現
することができる。
【0005】しかし、このような機能の実現は、一方
で、第3者による映像や音声の不正コピーを、容易に実
行させてしまうことにつながる。そこで、このような不
正コピーを防止する方法としては、MPEG2トランス
ポートストリームのパケットに対して暗号化を施すパケ
ット暗号化装置を用いることが考えられる。
【0006】パケット暗号化装置としては、例えば通信
衛星(以下、CSと略する)を用いたディジタル放送に
おける限定受信方式を実現するためのパケット暗号化装
置を用いることができる(例えば、「平成7年度 電気
通信技術審議会答申 諮問第74号「デジタル放送方式
に係る技術的条件」のうち12.2〜12.75GHz
を使用する衛星デジタル放送方式(27MHz帯域幅を
使用するもの)の技術的条件」、1995年)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような、従来のパ
ケット暗号化装置を用いた場合は、暗号化を行った後の
MPEG2トランスポートストリームが記録媒体に記録
されることになる。
【0008】一方、暗号化を行わずにMPEG2トラン
スポートストリームを記録媒体に記録した場合、再生す
る際にフレーム内符号化された画面(以下、I−pic
tureと略する)のみを再生することにより、早送り
再生、巻き戻し再生などの特殊再生を行うことが可能で
ある。
【0009】この場合、記録媒体への記録時にI−pi
ctureの記録位置情報を同時に記録媒体に記録す
る、もしくは記録媒体からの特殊再生時にI−pict
ureのデータのみを選択して出力するといった制御を
行うためには、MPEG2トランスポートストリームの
解析を行うことが必要になる。
【0010】ところが、暗号化を行った後のMPEG2
トランスポートストリームが入力された場合、特殊再生
の為には、記録装置もしくは再生装置において、MPE
G2トランスポートストリームの解析を行うために暗号
解読手段を備える必要があり、回路規模が増大するとい
う問題を生ずる。
【0011】本発明は前記問題点に鑑みなされたもので
あり、MPEG2トランスポートストリームが不正にコ
ピーされることを防止することができるとともに、記録
媒体の記録装置もしくは再生装置に暗号解読手段を備え
ることなく特殊再生機能を実現することのできるパケッ
ト暗号化装置およびプログラム記録媒体を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の本発明(請求項1に対応)はMPEG2ト
ランスポートストリームを、トランスポートパケット単
位で暗号化を行うパケット暗号化装置であって、前記暗
号化の動作は、同一パケットIDを持つトランスポート
パケットに対し、暗号化を行うパケットと暗号化を行わ
ないパケットとが混在するように行い、少なくとも前記
同一パケットIDを持つトランスポートパケットを含む
トランスポートパケットのそれぞれに、暗号化が施され
ているか否かを示す暗号化フラグを多重することを特徴
とするパケット暗号化装置である。
【0013】また、第2の本発明(請求項2に対応)
は、MPEGビデオストリームをペイロードに格納した
MPEG2トランスポートストリームの入力を受け、前
記MPEGビデオストリームのスタートコードを検出す
るスタートコード検出手段と、前記MPEG2トランス
ポートストリームを構成するトランスポートパケットを
選択的に暗号化するパケット選択暗号化手段と、全ての
前記トランスポートパケットに対し、暗号化が施されて
いるか否かを示す暗号化フラグを付加する暗号化フラグ
付加手段とを備え、前記パケット選択暗号化手段は、前
記スタートコードが検出された検出トランスポートパケ
ットおよび前記検出トランスポートパケットに続くn個
(nはn>1を満たす整数)のトランスポートパケット
以外のトランスポートパケットに暗号化を行うことを特
徴とするパケット暗号化装置である。
【0014】また、第3の本発明(請求項3に対応)
は、MPEGビデオストリームをペイロードに格納した
MPEG2トランスポートストリームの入力を受け、前
記MPEGビデオストリームのスタートコードを検出す
るスタートコード検出手段と、前記MPEG2トランス
ポートストリームを構成するトランスポートパケットを
選択的に暗号化するパケット選択暗号化手段と、全ての
前記トランスポートパケットに対し、暗号化が施されて
いるか否かを示す暗号化フラグを付加する暗号化フラグ
付加手段とを備え、前記パケット選択暗号化手段は、検
出したスタートコードがピクチャ・スタートコード(p
icture_start_code)である場合は、
前記ピクチャ・スタートコード及びそれに続く少なくと
も13ビットのデータを含むトランスポート・パケット
以外のトランスポート・パケットに暗号化を行うことを
特徴とするパケット暗号化装置である。
【0015】また、第4の本発明(請求項4に対応)
は、本発明のパケット暗号化装置の全部又は一部の手段
の全部又は一部の機能をコンピュータにより実行させる
ためのプログラムを記録したことを特徴とするプログラ
ム記録媒体である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態)図1に本発明の実施の形態におけるパケ
ット暗号化装置を用いたディジタル信号記録再生システ
ムのブロック図を示す。図1において、1は入力端子、
2はスイッチ、3は暗号化手段、4は第2の遅延手段、
5は暗号化フラグ付加手段、6は出力端子、7はスター
トコード検出手段、8はパケット同期検出手段、9は暗
号化パケット選択制御手段、10はパケット暗号化装
置、11は第1の遅延手段、20は記録再生装置、21
は入力端子、22は記録媒体、23はスタートコード検
出手段、24はストリーム解析手段、25は読み出し制
御手段、26は出力端子、27はスイッチ、30はパケ
ット復号装置、31は入力端子、32は暗号解読手段、
33はビデオデコーダ、34は出力端子である。ただ
し、本発明のパケット選択暗号化手段は、本実施の形態
においては、スイッチ2、暗号化手段3、第2の遅延手
段4、パケット同期検出手段8、暗号化パケット選択制
御手段9及び第1の遅延手段11により実現されてい
る。
【0017】以上のような構成を有する、本発明の実施
の形態におけるパケット暗号化装置の動作について、以
下説明を行う。
【0018】はじめに、入力端子1からは、MPEGビ
デオストリームをペイロードに格納したMPEG2トラ
ンスポートストリームが入力され、第1の遅延手段1
1、スタートコード検出手段7、パケット同期検出手段
8、暗号化パケット選択制御手段9に供給される。第1
の遅延手段11は、MPEG2トランスポートストリー
ムの入力を受けると、暗号化パケット選択制御手段9で
の処理時間に対応した分だけ遅らせた後、スイッチ2に
出力する。
【0019】パケット同期検出手段8は、トランスポー
トパケットのパケット同期を検出し、パケット同期信号
をスタートコード検出手段7及び暗号化パケット選択制
御手段9に出力する。また、スタートコード検出手段7
は、パケット同期信号を利用して、MPEG2トランス
ポートストリームのペイロードに格納されたMPEGビ
デオストリームに含まれるスタートコードを検出し、ス
タートコード検出信号を暗号化パケット選択制御手段9
に出力する。
【0020】暗号化パケット選択制御手段9は、スター
トコード検出手段7からのスタートコード検出信号、及
びパケット同期検出手段からのパケット同期信号に基づ
いてMPEG2トランスポートストリームを解析し、暗
号化を施す部分と暗号化を施さない部分とを選択して、
選択結果に合わせてスイッチ2を制御し、MPEG2ト
ランスポートストリームを暗号化手段3もしくは第2の
遅延手段4に供給する。また、暗号化パケット選択制御
手段9は、暗号化フラグ付加手段5を制御して、暗号化
フラグを暗号化手段3もしくは第2の遅延手段4から出
力されたMPEG2トランスポートパケットに付加す
る。
【0021】暗号化手段3は、入力されたMPEG2ト
ランスポートストリームに暗号化を施し、暗号化フラグ
付加手段5に出力する。ただし、ここで暗号化手段3
は、DESなどの暗号方式を実装したものである(例え
ば、「暗号のすべてがわかる本」技術評論社、151頁
〜159頁、1998年)。
【0022】第2の遅延手段4は、MPEG2トランス
ポートストリームに暗号化を施したものと、暗号化を施
さないものとが、スイッチ2に入力された順番と同じ順
番で、暗号化フラグ付加手段5に入力されるようにタイ
ミングを合わせるためのものであり、暗号化手段3での
暗号化処理に必要な時間と同じだけ、入力されたMPE
G2トランスポートストリームを遅延させる。
【0023】暗号化フラグ付加手段5は、暗号化フラグ
を暗号化手段3もしくは第2の遅延手段4から出力され
たMPEG2トランスポートパケットに付加し、暗号化
トランスポートストリームとして出力端子6を介して出
力する。
【0024】ここで図2に、MPEG2トランスポート
ストリームの構成を示す。トランスポートストリームは
188バイト固定長のトランスポートパケットによって
構成される。トランスポートパケットは同期符号(8ビ
ット)、誤り表示(1ビット)、ユニット開始表示(1
ビット)、トランスポート・パケット・プライオリティ
(1ビット)、パケットID(以下、PIDと略する。
13ビット)、スクランブル制御(2ビット)、アダプ
テーションフィールド制御(2ビット)、巡回カウンタ
(4ビット)、アダプテーションフィールド及びペイロ
ードからなる。
【0025】ある一つの情報ストリームは、同一のパケ
ットIDを持つトランスポートパケットに分割されてト
ランスポートストリームに多重される。通常のディジタ
ル放送においては、複数の情報ストリームがそれぞれ固
有のPIDを持ったトランスポートパケットとして、ト
ランスポートストリームに多重されている。例えば、図
2のトランスポートストリームで、映像1のPIDが1
01、映像2のPIDが201、音声1のPIDが10
2とすると、これらのトランスポートパケットが時間軸
多重された形になっている。
【0026】従って、コピー禁止にすべき、著作権保護
の必要な情報ストリームと、著作権保護の必要のない情
報ストリームとが一つのトランスポートストリームに多
重されている場合がある。暗号化パケット選択制御手段
9は、著作権保護の必要な情報ストリームに対応したパ
ケットIDのトランスポートパケットのみを暗号化す
る。本実施の形態では、映像1のみについて著作権保護
が必要であるものとして説明を行い、よって暗号化パケ
ット選択制御手段9は、スイッチ2がPID=101の
トランスポートパケットのみを暗号化手段3に出力し、
暗号化するように制御するものとする。
【0027】この場合、同一パケットIDを持つトラン
スポートパケット同士の間に異なるパケットIDを持つ
トランスポートパケットが送られてくるため、受信した
トランスポートパケットの処理を連続的に行うことはで
きない。そこで本実施の形態においては、暗号化パケッ
ト選択制御手段9は暗号化手段3を制御し、入力された
トランスポートストリームに対してトランスポートパケ
ット毎に完結するような暗号化処理を施して出力する。
このようなトランスポートパケット毎に完結する暗号化
は、従来の技術で述べた、CSを用いたディジタル放送
における限定受信方式を実現するためのパケット暗号化
装置においても用いられている。
【0028】さらに、暗号化パケット選択制御手段9
は、PID=101のトランスポートパケットの中で
も、I−pictureの検出に必要となるMPEGビ
デオストリームのピクチャヘッダ部分を含むトランスポ
ートパケットについては、暗号化手段3ではなく、遅延
手段4に供給するようにスイッチ2を制御することで、
暗号化処理を施さずに暗号化フラグ付加手段5に出力す
る。
【0029】ここで図3に、MPEGビデオストリーム
のピクチャヘッダ部分の構成を示す。MPEGビデオス
トリームにおいては、ヘッダの開始位置を示すために、
スタートコードと呼ばれる32ビットのデータが用いら
れる。この32ビットのうち、先頭からの24ビットは
16進数で00,00,01という値になっており、この
値はMPEGビデオストリームの他の部分では発生しな
いユニークなコードになっている。また残りの8ビット
は、このスタートコードが何の情報に関するスタートコ
ードであるかを識別するための値である。ピクチャスタ
ートコードにおいては、この8ビットは16進数で00
という値になっている。
【0030】ピクチャスタートコードに続く、ピクチャ
ヘッダの情報の中でpicture_coding_t
ypeと呼ばれる3ビットの情報が、この情報を含むピ
クチャがI、P、B及びD−pictureのいずれで
あるかを識別するための識別情報であり、I−pict
ureの検出のために必要な情報である。従って、この
3ビットを暗号解読手段なしに解読できるようにするた
めには、少なくともピクチャヘッダの先頭からpict
ure_coding_typeまで、すなわちピクチ
ャスタートコードとそれに続く13ビットの情報のいず
れにも暗号化を施さないようにする必要がある。
【0031】図4は、MPEG2トランスポートストリ
ーム内のピクチャヘッダの状態を示す概念図である。な
お、図4においては説明の簡単のため、他の情報ストリ
ームを格納したトランスポートパケットを省略し、PI
D=101のパケットのみが並んでいるものとして以下
説明を記述する。
【0032】図4において、40及び41がピクチャヘ
ッダを示す。ピクチャヘッダ40はトランスポートパケ
ット42に丸々格納されており、この場合にはトランス
ポートパケット42のみ暗号化を施さないようにすれば
よい。一方、ピクチャヘッダ41はトランスポートパケ
ット44及び45にまたがって格納されている。この場
合はトランスポートパケット44及び45の2つに暗号
化を施さないようにする必要がある。
【0033】暗号化パケット選択制御手段9は、スター
トコード検出手段7からのスタートコード検出信号、及
びパケット同期検出手段8からのパケット同期信号に基
づいてMPEG2トランスポートストリームを解析する
ため、ピクチャヘッダとトランスポートパケットの境目
との関係を正確に知ることができる。従って、最低必要
なトランスポートパケット(すなわち42、44及び4
5の3つ)のみに暗号化を施さないように、スイッチ2
を制御することが可能である。以下、この選択的な暗号
化の動作について、図5及び図6を用いて説明する。
【0034】図5にパケット同期検出手段8の構成例、
図6に暗号化パケット選択制御手段9の構成例をそれぞ
れ示す。図5において、60、61は入力端子、62は
同期符号照合回路、63はパケット長カウンタ、64、
65、66はANDゲート、67は復帰カウンタ、68
ははずれカウンタ、69はSR−FF、70、71、7
2は出力端子である。
【0035】入力端子60からはMPEG2トランスポ
ートストリームが入力される。また、入力端子61から
はMPEG2トランスポートストリームに同期したバイ
トクロックが入力される。同期符号照合回路62は、入
力されたMPEGトランスポートストリームを1バイト
ずつ抜き出して、その値が同期符号の16進数の値47
と一致するかどうか照合する。照合の結果、一致してい
れば一致検出パルスをANDゲート64に出力し、一致
していなければ不一致検出パルスをANDゲート65に
出力する。
【0036】パケット長カウンタ63は、入力されたバ
イトクロックをカウントアップして、パケット長周期、
すなわち同期符号周期で0に戻るとともに、同期符号位
置パルスをANDゲート64及び65に出力する。ま
た、パケット長カウンタ63のカウンタ値は出力端子7
2から出力される。
【0037】ANDゲート64からは、同期符号位置パ
ルスが示すMPEG2トランスポートストリーム中の1
バイトが同期符号と一致している場合に、パルスが出力
され、復帰カウンタ67をカウントアップさせるととも
に、はずれカウンタ68をリセットする。ANDゲート
65からは、同期符号位置パルスが示すMPEG2トラ
ンスポートストリーム中の1バイトが同期符号と一致し
ていない場合に、パルスが出力され、はずれカウンタ6
8をカウントアップさせるとともに、復帰カウンタ67
をリセットする。
【0038】復帰カウンタ67は所定の値、たとえば3
までカウントアップすると、同期復帰パルスを発生して
SR−FF69に出力する。この同期復帰パルスは、A
NDゲート64から3回連続でパルスが発生し、かつそ
の間にANDゲート65からは一度もパルスを発生しな
かった場合に出力される。すなわち、同期符号位置パル
スが示すMPEG2トランスポートストリーム中の1バ
イトが、同期符号と3回連続で一致している場合であ
る。同期復帰パルスが出力されると、SR−FFの出力
は同期検出OKを示すHレベルにセットされ、出力端子
70から同期検出結果として出力されるとともに、AN
Dゲート66にも出力される。ANDゲート66は同期
検出結果を反転論理で入力するため、ANDゲート66
からの出力は同期検出OKのときは常にLレベルにな
る。すなわち、ANDゲート66からパルスが発生しな
いので、パケット長カウンタ63にはリセットが掛から
ず、一定周期で安定して同期符号位置を示すパルスを出
力する。このパルスは出力端子71から出力される。
【0039】はずれカウンタ68もまた所定の値、たと
えば4までカウントアップすると、同期はずれパルスを
発生してSR−FF69に出力する。この同期はずれパ
ルスは、ANDゲート65から3回連続でパルスが発生
し、かつANDゲート64からは一度もパルスを発生し
なかった場合に出力される。すなわち、同期符号位置パ
ルスが示すMPEG2トランスポートストリーム中の1
バイトが、同期符号と4回連続で一致していなかった場
合である。同期はずれパルスが出力されると、SR−F
Fの出力は同期検出NGを示すLレベルにリセットさ
れ、出力端子70から同期検出結果として出力されると
ともに、ANDゲート66にも出力される。ANDゲー
ト66は同期検出結果を反転論理で入力するため、AN
Dゲート66からは同期符号照合回路62からANDゲ
ート64に出力されるパルスがそのまま出力される。
【0040】この場合、同期符号周期とは関係なく、M
PEG2トランスポートストリーム中に同期符号と一致
するバイトが見付かった時点でパケット長カウンタ63
にリセットが掛かる。パケット長カウンタ63は、この
時点からカウントアップを開始し、カウンタ値がパケッ
ト長に達したときに、次の同期符号位置を示すパルスを
発生する。この周期でMPEG2トランスポートストリ
ーム中の1バイトが同期符号と3回連続で一致すれば、
再度同期検出OKの状態に戻る。
【0041】以上の動作により、図5に示した同期符号
検出回路41は、MPEG2トランスポートストリーム
を構成するトランスポートパケットが固定長であること
よる同期符号の周期性を利用して、同期符号を安定して
検出することができる。さらに、同期符号の位置を示す
パルス及びパケット長カウンタ値を出力できる。これら
はパケット同期信号として、スタートコード検出手段7
及び暗号化パケット選択制御手段9に供給される。
【0042】スタートコード検出手段7は、トランスポ
ートパケットの同期符号の位置を示すパルス及びパケッ
ト長カウンタ値を用いて、トランスポートヘッダを読み
飛ばし、ペイロードの部分のみについて、16進数で0
0、00、01の順でデータが現れた場合にスタートコ
ード検出信号を出力する。
【0043】次に、図6は暗号化パケット選択制御手段
9の構成例である。図6において、80、81、82及
び83は入力端子、84はスタートコード識別手段、8
5はROMテーブル、86は第1の比較手段、87は第
2の比較手段、88はシフトレジスタ、89は出力端子
である。
【0044】入力端子80からは、MPEG2トランス
ポートストリームが入力される。また、入力端子81か
らは、スタートコード検出手段7から出力されたスター
トコード検出信号が出力される。入力端子82からはパ
ケット同期検出手段8から出力されたパケット長カウン
タ値が、また入力端子83からは同期符号位置パルスが
それぞれ入力される。
【0045】入力端子81から入力されたスタートコー
ド検出信号は、スタートコード識別手段84、第1の比
較手段86、第2の比較手段87及びシフトレジスタ8
8に入力される。入力端子80から入力されたMPEG
2トランスポートストリームは、スタートコード識別手
段84に入力される。スタートコード識別手段84はス
タートコード検出信号を用い、MPEG2トランスポー
トストリームを解析してスタートコードの種類を判定
し、ROMテーブル85を制御して、スタートコードの
種類に応じた第1の比較値及び第2の比較値を、第1の
比較手段86及び第2の比較手段87に出力させる。
【0046】このときスタートコードがトランスポート
パケットの終端近くに存在する場合、スタートコードが
あるトランスポートパケットと、その次のトランスポー
トパケットとに暗号化を施さないようにする必要があ
る。第1の比較値はスタートコードのあるパケットの、
次のパケットに暗号化を施すか否かを判定するための基
準値である。特にピクチャヘッダの場合は、ピクチャス
タートコードと、それに続く13ビットのデータについ
て暗号化を施さないようにする必要がある。そこで本実
施の形態では、ピクチャスタートコードに続く2バイト
(=16ビット)には暗号化を施さないようにする。
【0047】また、本実施の形態では、スタートコード
検出信号はスタートコードの4バイト目で出力されるも
のとする。このとき第1の比較値は、例えば、(トラン
スポートパケット最後のバイトにおけるパケット長カウ
ンタ値187)−(2バイト)=185に設定される。
【0048】第1の比較手段86は、スタートコード検
出信号が入力された時点での、第1の比較値とパケット
長カウンタ値とを比較し、パケット長カウンタ値が第1
の比較値よりも大きい場合、すなわち、スタートコード
がトランスポートパケットの終端近くにあり、これに続
く2バイトが次のトランスポートパケットに存在する場
合には、シフトレジスタ88の記憶素子D0に1を設定
する。これ以外の場合は、シフトレジスタ88にはデフ
ォルト値として0が入力される。
【0049】スタートコードがパケットの切れ目にまた
がって存在する場合、スタートコードの先頭バイトがあ
るトランスポートパケットと、その次のトランスポート
パケットとの両方に暗号化を施さないようにする必要が
ある。第2の比較値は、スタートコードが2つのパケッ
トにまたがっているかどうかを判定するための基準値で
ある。スタートコード検出信号がスタートコードの最後
の1バイト、すなわちスタートコード4バイト目に出力
されるものとすると、第2の比較値は3に設定される。
これはパケット長カウンタ値が0から開始されるためで
ある。
【0050】第2の比較手段86は、スタートコード検
出信号が入力された時点での、第2の比較値とパケット
長カウンタ値とを比較し、パケット長カウンタ値が第2
の比較値よりも小さい場合、すなわちスタートコードの
最初の1バイトが、スタートコード検出信号が入力され
た時点に入力端子80から入力されているトランスポー
トパケットよりも1つ前のトランスポートパケットにあ
った場合には、シフトレジスタ88の記憶素子D2に1
を設定する。
【0051】また、第1の比較手段86及び第2の比較
手段87における比較結果に関わらず、入力端子81か
らスタートコード検出信号が入力されると、シフトレジ
スタ88の記憶素子D1に1が設定される。シフトレジ
スタ88は以上の設定値を、入力端子83から入力され
た同期符号位置パルスをクロックとしてシフトし、記憶
素子D3にシフトされてきた値を暗号化パケット選択結
果として出力端子89から出力する。
【0052】ここで図7に、暗号化パケット選択制御手
段9の各部におけるタイミング図を示す。図7(a)は
入力端子80から入力されたMPEG2トランスポート
ストリーム、図7(b)は入力端子83から入力された
同期符号位置パルス、図7(c)は入力端子81から入
力されたスタートコード検出信号、図7(d)はシフト
レジスタ88に記憶されている値、図7(e)はシフト
レジスタ88から出力端子89を介して出力される暗号
化パケット選択結果、図7(f)は第1の遅延手段11
から出力され、スイッチ2に入力されるトランスポート
ストリームをそれぞれ示す。いずれも図中左から右に時
間が推移しているものとして示されている。ただし、第
1の遅延手段11においては、このタイミング図に合わ
せて入力ストリームが2パケット長分だけ遅延される。
【0053】図7(a)において、98、99はピクチ
ャスタートコードを示す。これらのピクチャスタートコ
ードをスタートコード検出手段7が検出すると、図7
(c)のようにスタートコードの4バイト目のタイミン
グでスタートコード検出信号が出力される。このスター
トコード検出信号がパケット内のどの位置にあるかによ
り、1つ前のパケットもしくは1つ後のパケットにも暗
号化を施さないようにする必要がある。この判定は、先
に説明したように第1の比較手段86及び第2の比較手
段87において行われるが、その結果に応じて複数のパ
ケットに対して暗号化の選択処理を行うためにシフトレ
ジスタ88及び第1の遅延手段11が用いられる。
【0054】図7(d)において、図7(c)にスター
トコート検出信号のパルスが出力されたことを受けて、
シフトレジスタ88の所定の記憶素子に1が設定され
る。スタートコード検出信号が発生した時点に入力され
ているパケット(図7(a)の90及び93)に暗号化
を施さないようにするため、記憶素子D1に1が設定さ
れる。ピクチャスタートコード98においては、ピクチ
ャスタートコードに続く13ビットの情報が暗号化され
るのを防ぐためであるが、これよりも時間軸上で一つ後
のパケット(図7(a)の91)も暗号化を施さないよ
うにする必要があり、記憶素子D0にも1が設定され
る。また逆に、ピクチャスタートコード99において
は、スタートコード検出信号が発生した時点に入力され
ているパケットよりも時間軸上で一つ前のパケット(図
7(a)の92)も暗号化を施さないようにする必要が
あるため、記憶素子D2にも1が設定される。
【0055】これらの設定値が図7(b)の同期符号位
置パルスによりシフトされると、図7(d)のように値
が推移し、図7(e)に示したような信号が暗号化パケ
ット選択結果として出力端子89より出力される。この
信号でスイッチ2を切り替えることにより、図7に示し
た第1の遅延手段11からの出力において、図(e)に
おいて信号値が1になっているパケット94、95、9
6及び97においては暗号化を施さないようにし、それ
以外のパケットでは暗号化を施すようにすることができ
る。
【0056】ここで再び図1に戻って説明を行う。暗号
化パケット選択制御手段9は、上記のようにトランスポ
ートパケットに暗号化を施すか否かを選択し、スイッチ
2を制御するとともに、暗号化フラグ付加手段5を制御
して暗号化フラグを付加する。このために、暗号化フラ
グ付加手段5ではトランスポートパケットに付加ヘッダ
を時間軸多重する。この様子を図8に示す。
【0057】図8に示したように、暗号化フラグ付加手
段5は各トランスポートパケットの前に付加ヘッダを時
間軸多重する。このとき、付加ヘッダのサイズは任意で
よいが、トランスポートパケットの同期符号長、および
同期符号の間隔が元々バイト単位で決められているの
で、付加ヘッダのサイズもバイト単位で決定した方が都
合がよい。例えば、付加ヘッダとして4バイトのデータ
を付加するようにすれば、暗号化フラグ付加手段5の出
力信号において、同期符号が188バイト+4バイト=
192バイト周期で発生することになる。暗号化フラグ
としては、この4バイトのうち1ビットを用いて暗号化
の有無を示せばよい。
【0058】再び図1に戻って、パケット暗号化装置1
0から出力された暗号化トランスポートストリームは、
記録再生装置20の入力端子21に入力され、記録媒体
22に記録される。記録再生装置20は早送り再生を行
う場合、ストリームの先頭から高速再生を行い、スター
トコード検出手段23及びストリーム解析手段24に暗
号化トランスポートストリームを供給する。なお、高速
再生を行っている間は、ストリーム検出手段24は、ス
イッチ27が暗号化トランスポートストリームを出力し
ないように設定する。
【0059】スタートコード検出手段23は、読み出さ
れた暗号化トランスポートストリームに含まれるスター
トコードを検出し、スタートコード検出信号をストリー
ム解析手段24に出力する。ストリーム解析手段24は
スタートコード検出信号に基づき、暗号化トランスポー
トストリームに含まれるピクチャヘッダを解析する。I
−pictureを検出した場合は、次のピクチャレイ
ヤ以上のスタートコードを検出するまで通常再生を行う
ように、読み出し制御手段25を介して記録媒体22を
制御する。また、ストリーム解析手段24は、通常再生
を行っている間は暗号化トランスポートストリームを出
力端子26経由で出力するようにスイッチ27を設定す
る。なお、本実施の形態においては、ビデオデコーダ3
3は、ストリームが入力されていない間は直前にデコー
ドした画像を表示しているものとする。
【0060】図9は、読み出し制御手段25における制
御の状況を示す概念図である。横軸は早送り再生開始か
らの時間経過を示し、縦軸は記録媒体22からの読み出
しアドレスを示す。なお、図9では、暗号化トランスポ
ートストリームは記録媒体22にリニアアドレス上で連
続して記録されているものとしている。
【0061】図9において、線形の変位101は通常再
生の場合の時間に対する読み出しアドレスの変化を表
す。これに対し、早送り再生を行う場合、最初は高速再
生を行うため読み出しアドレスが時間軸に対して早く進
行する。時刻102においてピクチャスタートコードが
検出されると通常再生に移行し、時刻103において次
のピクチャレイヤ以上のスタートコードが検出されるま
では線形の変位101と同じ傾きで読み出しアドレスが
進行する。図9の時刻102と時刻103との間で読み
出されるピクチャ、時刻104と時刻105との間で読
み出されるI−pictureのデータは、通常再生ス
トリームとして、出力端子26を介してパケット復号装
置30に送られる。従って、このI−pictureの
データは暗号解読手段32で暗号を解読され、ビデオデ
コーダ33で復号されて映像信号となり、出力端子34
から出力される。これにより、出力端子34にはI−p
ictureのみの早送り再生画像が出力される。
【0062】以上、本実施の形態においては、著作権保
護が必要であるトランスポートパケットのペイロード
は、スタートコード近辺以外のほとんどのデータについ
て暗号化されているので、パケット暗号化装置10から
出力された後、パケット復号装置30に入力されるまで
の経路でコピーされたとしても、その内容を第3者が見
ることはできず、不正コピーされずにすむ。また、記録
再生装置20でI−pictureのみの早送り再生ス
トリームが抜き出された出力においても、やはりスター
トコード近辺以外のほとんどのペイロードが暗号化され
ているので不正コピーされずに済む。
【0063】また、MPEGビデオストリームのピクチ
ャヘッダ部分を格納したMPEG2トランスポートパケ
ットには暗号化を施さないようにしたので、記録再生装
置20に改めて暗号解読手段を備えることなく、特殊再
生機能を実現することができる。
【0064】また、暗号化が施されているか否かを示す
暗号化フラグを付加するように構成したことにより、暗
号化が施されているMPEG2トランスポートパケット
のみを誤りなく暗号解読することができる。
【0065】この暗号化フラグは、暗号化トランスポー
トストリームにおいてビデオレイヤのスタートコードを
正確に検出するためにも有用である。すなわち、MPE
Gストリームにおいては、スタートコードと同じデータ
パターンは発生しないように規格が決められているが、
これを暗号化処理した場合にはスタートコードと同じデ
ータパターンが発生する可能性がある。この現象をスタ
ートコードエミュレーションと呼ぶ。スタートコードエ
ミュレーションが発生した場合は、単純にデータの並び
が16進数の00,00,01となっていることを検出
しただけでは、元々暗号化を行う前にはスタートコード
ではなかった誤った位置でスタートコード検出信号を発
生してしまうことになる。
【0066】しかし、本実施の形態においては、スター
トコードの含まれたトランスポートパケットは暗号化を
行わず、各トランスポートパケットに暗号化フラグが付
加されているので、暗号化トランスポートストリームか
らスタートコードを検出する際には、まず暗号化フラグ
を確認して、暗号化が施されていないトランスポートパ
ケットについてのみ00、00、01のパターンを照合
すればよい。このことにより、暗号化トランスポートス
トリームからスタートコードエミュレーションの影響を
受けることなく正確にスタートコードを検出することが
できる。
【0067】なお、本実施の形態においては、暗号化パ
ケット選択制御手段9において、スタートコードがトラ
ンスポートパケット内のどの位置で検出されるかを判定
して、暗号化を施さないパケットを選択するように構成
しているが、暗号化パケット選択制御手段9の処理を簡
略化するために、ピクチャスタートコードを含むパケッ
トと、次のパケットの2つを無条件に暗号化を施さない
ようにすることも可能である。すなわち、図4において
トランスポートパケット42、43、44、45の4つ
について暗号化を施さないようにするという方法であ
る。
【0068】図1において、入力端子1から、スタート
コード検出手段7以外の各手段へ供給するトランスポー
トストリームを遅らせることで、スタートコード検出信
号が、第1の遅延手段11に入力されるトランスポート
ストリームにおけるスタートコードの1バイト目で出力
されるようにすることができる。この場合は、スタート
コード検出信号が出力されたトランスポートパケット
と、その次のパケットを常に暗号化しないようにするこ
とで、第1の比較手段86及び第2の比較手段87にお
ける判定処理を省略することができる。
【0069】また、さらにピクチャ以外のスタートコー
ドについても同様に暗号化を施さないようにすることも
可能である。このようにすることにより、暗号化パケッ
ト選択制御手段9は入力されたトランスポートストリー
ムを解析する必要がなくなり、スタートコード検出手段
7がスタートコードを検出したトランスポートパケット
及びその次のパケットを自動的に暗号化を施さないよう
にして回路を簡略化することができる。
【0070】また、本発明の実施の形態において、記録
再生装置20において高速再生の際に読み出しアドレス
を制御するような構成をしめしたが、この部分は発明の
内容には直接関係なく、他の構成であっても問題はな
い。例えば高速再生の際には一定比率でデータを飛ばし
読みし、得られたデータの中からI−pictureの
データを拾い出すように構成してもよい。
【0071】また、本発明の実施の形態においては、本
発明のパケット暗号化装置を中心に説明したが、本発明
の記録媒体として、以上説明した各手段の機能の全部ま
たは一部、または、各ステップの全部または一部をコン
ピュータにより実行させるプログラムを格納する記録媒
体を用いてもよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明においては、入力
されたMPEG2トランスポートストリームのうち、著
作権保護の必要な部分のほとんどは暗号化されているの
で、不正コピーされずにすむ。
【0073】また、記録媒体の記録装置もしくは再生装
置に暗号解読手段を備えることなく特殊再生機能を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるパケット暗号化装
置を用いたディジタル信号記録再生システムのブロック
【図2】MPEG2トランスポートストリームの構成を
示す図
【図3】MPEGビデオストリームのピクチャヘッダ部
分の構成を示す図
【図4】MPEG2トランスポートストリーム内のピク
チャヘッダの状態を示す概念図
【図5】パケット同期検出手段8の構成例をしめすブロ
ック図
【図6】暗号化パケット選択制御手段9の構成例をしめ
すブロック図
【図7】暗号化パケット選択制御手段9の各部タイミン
グ図
【図8】暗号化フラグ付加手段5でトランスポートパケ
ットに付加ヘッダを時間軸多重する様子を示す概念図
【図9】図9は読み出し制御手段25における制御の状
況を示す概念図
【符号の説明】
1 入力端子 2 スイッチ 3 暗号化手段 4 第2の遅延手段 5 暗号化フラグ付加手段 6 出力端子 7 スタートコード検出手段 8 パケット同期検出手段 9 暗号化パケット選択制御手段 10 パケット暗号化装置 11 第1の遅延手段 20 記録再生装置 21 入力端子 22 記録媒体 23 スタートコード検出手段 24 ストリーム解析手段 25 読み出し制御手段 26 出力端子 27 スイッチ 30 パケット復号装置 31 入力端子 32 暗号解読手段 33 ビデオデコーダ 34 出力端子
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04L 11/20 102Z 5D044 7/08 H04N 7/08 Z 5J104 7/081 7/13 Z 5K030 7/24 Fターム(参考) 5B017 AA06 BA05 BA07 BB03 CA07 CA09 CA14 CA16 5C025 BA14 BA27 BA28 DA01 DA04 5C059 KK43 MA00 RB09 RC11 RC35 SS02 SS13 SS20 UA02 UA05 5C063 AA20 AB03 CA23 CA34 CA36 DA07 DA13 5C064 CA14 CA18 CC04 5D044 AB05 AB07 BC01 BC04 CC04 DE50 GK17 HL11 5J104 AA01 AA33 NA27 PA14 5K030 GA15 HA08 HB02 HB11 HB16 LA07 LD20

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MPEG2トランスポートストリーム
    を、トランスポートパケット単位で暗号化を行うパケッ
    ト暗号化装置であって、 前記暗号化の動作は、同一パケットIDを持つトランス
    ポートパケットに対し、暗号化を行うパケットと暗号化
    を行わないパケットとが混在するように行い、 少なくとも前記同一パケットIDを持つトランスポート
    パケットを含むトランスポートパケットのそれぞれに、
    暗号化が施されているか否かを示す暗号化フラグを多重
    することを特徴とするパケット暗号化装置。
  2. 【請求項2】 MPEGビデオストリームをペイロード
    に格納したMPEG2トランスポートストリームの入力
    を受け、 前記MPEGビデオストリームのスタートコードを検出
    するスタートコード検出手段と、 前記MPEG2トランスポートストリームを構成するト
    ランスポートパケットを選択的に暗号化するパケット選
    択暗号化手段と、 全ての前記トランスポートパケットに対し、暗号化が施
    されているか否かを示す暗号化フラグを付加する暗号化
    フラグ付加手段とを備え、 前記パケット選択暗号化手段は、 前記スタートコードが検出された検出トランスポートパ
    ケットおよび前記検出トランスポートパケットに続くn
    個(nはn>1を満たす整数)のトランスポートパケッ
    ト以外のトランスポートパケットに暗号化を行うことを
    特徴とするパケット暗号化装置。
  3. 【請求項3】 MPEGビデオストリームをペイロード
    に格納したMPEG2トランスポートストリームの入力
    を受け、 前記MPEGビデオストリームのスタートコードを検出
    するスタートコード検出手段と、 前記MPEG2トランスポートストリームを構成するト
    ランスポートパケットを選択的に暗号化するパケット選
    択暗号化手段と、 全ての前記トランスポートパケットに対し、暗号化が施
    されているか否かを示す暗号化フラグを付加する暗号化
    フラグ付加手段とを備え、 前記パケット選択暗号化手段は、検出したスタートコー
    ドがピクチャ・スタートコード(picture_st
    art_code)である場合は、前記ピクチャ・スタ
    ートコード及びそれに続く少なくとも13ビットのデー
    タを含むトランスポート・パケット以外のトランスポー
    ト・パケットに暗号化を行うことを特徴とするパケット
    暗号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のパ
    ケット暗号化装置の全部又は一部の手段の全部又は一部
    の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラ
    ムを記録したことを特徴とするプログラム記録媒体。
JP28121699A 1999-10-01 1999-10-01 パケット暗号化装置およびプログラム記録媒体 Pending JP2001103444A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28121699A JP2001103444A (ja) 1999-10-01 1999-10-01 パケット暗号化装置およびプログラム記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28121699A JP2001103444A (ja) 1999-10-01 1999-10-01 パケット暗号化装置およびプログラム記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001103444A true JP2001103444A (ja) 2001-04-13

Family

ID=17635992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28121699A Pending JP2001103444A (ja) 1999-10-01 1999-10-01 パケット暗号化装置およびプログラム記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001103444A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009085A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Mitsubishi Electric Corp デジタル信号記録装置および方法、デジタル信号再生装置および方法
WO2003034425A1 (en) * 2001-10-12 2003-04-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. Apparatus and method for reading or writing block-wise stored user data
JP2005109861A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Nec Corp トランスポートストリームの暗号化装置及び編集装置並びにこれらの方法
JP2007518294A (ja) * 2003-12-08 2007-07-05 デヤン・ファンデーション 動画ファイルの暗号化方法及びそれを利用したデジタル著作権の管理方法
JP2009521163A (ja) * 2005-12-23 2009-05-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データストリームを処理する装置及び方法
JP2009542166A (ja) * 2006-06-16 2009-11-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド 暗号化検証のための方法および装置
JP2010028821A (ja) * 2009-08-28 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp デジタル信号記録装置および方法、デジタル信号再生装置および方法
US7813249B2 (en) 2002-01-28 2010-10-12 Sony Corporation Information recording apparatus and method, information reproduction apparatus and method, information recording medium, program storage medium and program
US7831841B2 (en) 2002-09-04 2010-11-09 Panasonic Corporation Semiconductor device including encryption section, semiconductor device including external interface, and content reproduction method
US7861268B2 (en) 2005-07-04 2010-12-28 Lg Electronics Inc. Method of processing broadcast signal in television receiver and television receiver using the same
JP2011123946A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ及びディスク・ドライブにおけるデータ変換処理方法
JP2014042202A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 O F Networks Co Ltd 暗号化装置、暗号化復号装置及び暗号化システム
JP2014053024A (ja) * 2007-07-25 2014-03-20 Silicon Image Inc ネットワークにおけるストリーミングデータコンテンツ
WO2015178112A1 (ja) * 2014-05-19 2015-11-26 ソニー株式会社 情報処理装置、情報生成装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
WO2017062234A1 (en) * 2015-10-06 2017-04-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Mpeg transport frame synchronization

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003009085A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Mitsubishi Electric Corp デジタル信号記録装置および方法、デジタル信号再生装置および方法
WO2003034425A1 (en) * 2001-10-12 2003-04-24 Koninklijke Philips Electronics N.V. Apparatus and method for reading or writing block-wise stored user data
US7813249B2 (en) 2002-01-28 2010-10-12 Sony Corporation Information recording apparatus and method, information reproduction apparatus and method, information recording medium, program storage medium and program
US7831841B2 (en) 2002-09-04 2010-11-09 Panasonic Corporation Semiconductor device including encryption section, semiconductor device including external interface, and content reproduction method
US8407488B2 (en) 2002-09-04 2013-03-26 Panasonic Corporation Semiconductor device including encryption section, semiconductor device including external interface, and content reproduction method
US8719595B2 (en) 2002-09-04 2014-05-06 Panasonic Corporation Semiconductor device including encryption section, semiconductor device including external interface, and content reproduction method
US8122262B2 (en) 2002-09-04 2012-02-21 Panasonic Corporation Semiconductor device including encryption section, semiconductor device including external interface, and content reproduction method
US9208356B2 (en) 2002-09-04 2015-12-08 Panasonic Corporation Semiconductor device including encryption section, semiconductor device including external interface, and content reproduction method
US8243926B2 (en) 2003-09-30 2012-08-14 Nec Personal Computers, Ltd. Transport stream encryption device and its editing device and method for use therein
JP2005109861A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Nec Corp トランスポートストリームの暗号化装置及び編集装置並びにこれらの方法
JP2007518294A (ja) * 2003-12-08 2007-07-05 デヤン・ファンデーション 動画ファイルの暗号化方法及びそれを利用したデジタル著作権の管理方法
US8755524B2 (en) 2003-12-08 2014-06-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Motion picture file encryption method and digital rights management method using the same
US7861268B2 (en) 2005-07-04 2010-12-28 Lg Electronics Inc. Method of processing broadcast signal in television receiver and television receiver using the same
JP2009521163A (ja) * 2005-12-23 2009-05-28 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ データストリームを処理する装置及び方法
JP2009542166A (ja) * 2006-06-16 2009-11-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド 暗号化検証のための方法および装置
JP2014053024A (ja) * 2007-07-25 2014-03-20 Silicon Image Inc ネットワークにおけるストリーミングデータコンテンツ
JP2010028821A (ja) * 2009-08-28 2010-02-04 Mitsubishi Electric Corp デジタル信号記録装置および方法、デジタル信号再生装置および方法
JP2011123946A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv ディスク・ドライブ及びディスク・ドライブにおけるデータ変換処理方法
JP2014042202A (ja) * 2012-08-23 2014-03-06 O F Networks Co Ltd 暗号化装置、暗号化復号装置及び暗号化システム
WO2015178112A1 (ja) * 2014-05-19 2015-11-26 ソニー株式会社 情報処理装置、情報生成装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
JPWO2015178112A1 (ja) * 2014-05-19 2017-04-20 ソニー株式会社 情報処理装置、情報生成装置、情報記録媒体、および情報処理方法、並びにプログラム
US10535369B2 (en) 2014-05-19 2020-01-14 Sony Corporation Information processing device, information generation device, information recording medium, information processing method, and program
WO2017062234A1 (en) * 2015-10-06 2017-04-13 Microsoft Technology Licensing, Llc Mpeg transport frame synchronization
CN108141615A (zh) * 2015-10-06 2018-06-08 微软技术许可有限责任公司 Mpeg运输帧同步
US10032034B2 (en) 2015-10-06 2018-07-24 Microsoft Technology Licensing, Llc MPEG transport frame synchronization

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100517463B1 (ko) 데이터 스트림 프로세싱을 위한 시스템
KR100551460B1 (ko) 정보 처리 장치, 정보 처리 방법, 및 표시 매체
EP0874503B1 (en) Data transmitting and/or receiving apparatus, methods and systems for preventint illegal use of data
JP2001103444A (ja) パケット暗号化装置およびプログラム記録媒体
JP2001069106A (ja) ストリーム多重分離装置
US20080317436A1 (en) Digital signal recorder with selective encryption and key generation
JPH08340541A (ja) デジタルデータの伝送方法、伝送装置、記録方法、記録装置、再生方法、再生装置、記録再生方法及び記録再生装置
JPWO2011016241A1 (ja) 送信制御装置、受信制御装置、送信制御方法、受信制御方法、及び送信制御プログラム
JP2007511948A (ja) トリックプレイ信号の再生
JP2001086481A (ja) パケット分離装置、ディジタル信号転送システム、暗号化装置、媒体、および情報集合体
US8243926B2 (en) Transport stream encryption device and its editing device and method for use therein
KR100386590B1 (ko) 미디어 라우팅 장치
JP2000293936A (ja) ディジタル信号記録装置、再生装置、および記録媒体
KR100873762B1 (ko) 정보 처리 장치
JP4232549B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法、記録制限装置及び記録制限方法
JP2000217067A (ja) 送信装置、記録再生装置及びプログラム記録媒体
JP4288804B2 (ja) データ復号装置及びデータ復号方法
US7072572B2 (en) Method of and apparatus for merging bit streams for seamless reproduction, and recording medium for recording control information for bit stream merging
JP2003163890A (ja) データ転送制御装置及び電子機器
JP2004515022A (ja) 情報記録媒体のプログラム仕様情報提供方法
JP2004048127A (ja) デジタル信号記録再生装置、送受信装置及びその方法
US20060215996A1 (en) System, method, and apparatus for embedding personal video recording functions at picture level
JP2004120509A (ja) 記録再生装置
JP4582249B2 (ja) ディジタル信号記録方法及び装置
JP2007294093A (ja) ディジタル信号記録装置、再生装置、および記録媒体