JP2004120509A - 記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】トランスポートストリームを記録媒体に記録する際に付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトより小さくし、この小さくした分を他の再生制御情報に有効利用することを目的とする。
【解決手段】トランスポートストリームを記録媒体に記録する際に付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“I,B,Pのフレーム種別を識別するための制御情報”/“特殊再生による不連続パケットの識別に用いるための制御情報”/“暗号鍵が切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”/“バッファのバンクが切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”を記録しておき、再生時にこれらの制御情報に基づいた制御を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】トランスポートストリームを記録媒体に記録する際に付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“I,B,Pのフレーム種別を識別するための制御情報”/“特殊再生による不連続パケットの識別に用いるための制御情報”/“暗号鍵が切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”/“バッファのバンクが切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”を記録しておき、再生時にこれらの制御情報に基づいた制御を行う。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トランスポートストリームを記録再生する記録再生装置に関し、特にタイムスタンプ付きトランスポートストリームを記録再生する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
送信局から送信されてくるトランスポートストリーム(MPEG2−TS)を記録する方法として、各TSパケットに対し、到来時刻情報としてのタイムスタンプを先頭部に付加して記録することが行われている(例えば、特許文献1参照)。このタイムスタンプは、記録したトランスポートストリーム(MPEG2−TS)を再生する際に、転送タイミングの制御に利用される。また、TSパケットのデータ長である188(=22×47)バイトよりも、4バイトのデータを付加した192(=26×3)バイトの方が蓄積データとして扱いやすいという理由から、各TSパケットに付加されるタイムスタンプのデータ長は主に4バイトが用いられている。
【0003】
しかしながら、トランスポートストリーム(MPEG2−TS)を再生する際の転送タイミングの制御に、4バイトものタイムスタンプは必要ない。
【特許文献1】
特開平09−1354248号公報(第9−11頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のトランスポートストリームの記録再生装置においては、4バイトものタイムスタンプを付加して記録媒体に記録していたため、188バイトに付加するデータをタイムスタンプ以外に有効に使うことができないという問題があった。
【0005】
この発明は、トランスポートストリームを記録媒体に記録する際に付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトより小さくし、この小さくした分を他の再生制御情報に有効利用することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを解析することにより前記各パケットがIフレーム,Bフレーム,Pフレームの内、いずれのフレームのパケットかを判定するフレーム判定手段と、前記フレーム判定手段による判定結果に応じて前記パケットが前記いずれのフレームかを示すフレーム種別情報を、前記各パケットに付加するフレーム種別情報付加手段と、前記到来時刻情報および前記フレーム種別情報とが付加されたパケットを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体から前記パケットを再生する再生手段と、前記再生手段により再生されたパケットが入力され、前記フレーム種別情報に基づく前記パケットを、前記到来時刻情報に基づいた時間に出力する出力手段と、前記出力手段から入力された前記パケットをデパケット化した後デコードするデコード手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0007】
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記到来時刻情報および前記フレーム種別情報とが付加されたパケットを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体から特殊再生に必要な前記パケットのみを選択して再生する特殊再生手段と、前記特殊再生手段により再生された不連続なパケットに、不連続であることを示す不連続情報を付加し、前記到来時刻情報に応じたタイミングで出力する不連続情報付加手段と、前記不連続情報付加手段から前記不連続情報が付加された前記パケットが入力され、前記パケットをデパケットすると共に前記不連続情報に応じてデコードするデコード手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段による暗号化に用いた暗号鍵の鍵更新情報を前記パケットに付加する更新情報付加手段と、前記暗号化手段により暗号化されたトランスポートストリーム,前記到来時刻情報および前記鍵更新情報を記録する記録手段と、前記記録媒体から前記暗号化されたトランスポートストリーム,前記到来時刻情報および前記鍵更新情報を再生する再生手段と、前記再生手段により再生された暗号化されているトランスポートストリームが入力され、このトランスポートストリームを前記暗号鍵および前記鍵更新情報に基づいて復号する復号手段と、前記復号手段にて復号されたストリームを前記到来時刻情報に応じたタイミングで出力する出力手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記タイムスタンプ付加手段により到来時刻情報が付加されたトランスポートストリームが入力され、このトランスポートストリームを任意のパケットの区切り目にて分割し、この分割されたパケットに前記分割の区切り目となったパケットを識別するための分割識別情報を付加する分割識別情報付加手段と、前記分割識別情報付加手段から入力されたトランスポートストリームを前記分割した点にて不連続になるように記録媒体へ記録する分割記録手段と、前記分割記録手段により前記記録媒体へ記録されたストリームを前記到来時刻情報と前記分割識別情報に基づいて再生する再生手段とを備えることを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
この第1の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“I,B,Pのフレーム種別を識別するための制御情報”を記録している。
【0011】
本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1を用いて説明する。
【0012】
図1は、記録媒体に記録されるときのデータの構造を示す図である。
図1において、右側188バイトのデータは放送により送られてくるトランスポートストリーム(MPEG2−TS)のデータであり、188バイトの大きさにパケット化されている。この188バイトのパケットデータを記録媒体に記録するときには、新たにこのパケットのタイムスタンプとして例えば30ビット、再生制御情報として2ビットを付加して記録媒体に記録する。これらタイムスタンプ(30[ビット])と再生制御情報(2[ビット])とを合わせると、4[バイト](4[バイト]×8[ビット/バイト]=32ビット)の大きさとなる。
【0013】
この第1の実施の形態においては、この制御情報としてI,B,Pのフレーム種別に利用している。3種類を判別できれば良いので2ビット用いている。
具体的には、付加するタイムスタンプを30ビットとし、I,B,Pのフレーム種別に2ビット(以後、“フレーム識別フラグ”と記す)を使用する。
次に、この発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図2を用いて詳細に説明する。
図2は、この発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図2において、記録再生装置200は、PIDフィルタ201と、タイムスタンプ生成部202と、ピクチャ検出部203と、データ管理部204と、記録媒体205と、パケット送出部206と、MPEGデコーダ207とを備えている。
【0014】
記録再生装置200における記録処理について説明する。
PIDフィルタ201は、入力された記録再生装置200の外部から入力されたトランスポートストリーム(以下、TSと記す)から、ユーザーの指示に応じたPID(プログラムID)をフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0015】
PIDフィルタ201は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部202へ出力する。
タイムスタンプ生成部202は内部に持っているタイマーを用いることにより、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として30ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+30ビット)、ピクチャ検出部203へ出力する。
【0016】
ピクチャ検出部203は、タイムスタンプ生成部202から入力されたデータのTSパケットの部分である188バイトを解析し、この188バイトのデータがI,B,Pの何れのフレーム種別なのかを判断し、更にこのフレーム種別に応じた2ビットのフレーム識別フラグを付加し(188バイト+30ビット+2ビット=192バイト)、データ管理部204へ出力する。
【0017】
データ管理部204は、ピクチャ検出部203から入力された2バイトのデータが付加されたTSパケットを記録媒体205に書き込む。
次に、記録再生装置200における再生処理について説明する。
再生時、データ管理部204は記録媒体205から1パケットにつき192バイトとなったデータを記録媒体205から読み出し、パケット送出部206へ出力する。
【0018】
パケット送出部206は、データ管理部204から入力されたデータからタイムスタンプに応じたタイミングにて188バイトのパケットのデータをMPEGデコーダ207へ出力する。
【0019】
MPEGデコーダ207は、パケット送出部206から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上が通常の記録および再生の動作である。
次に、記録再生装置200における特殊再生処理について説明する。
データ管理部204は、記録媒体205からパケットのデータを読み出す。
もし、Iフレームのみ出力する特殊再生の場合、記録時に188バイトのパケットに付加した2ビットからなるフレーム識別フラグを参照し、Iフレームのパケットのみをパケット送出部16へ出力する。
【0020】
これによりパケット送出部206は、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミング制御し、MPEGデコーダ207へパケットを出力する。
【0021】
MPEGデコーダ207は、パケット送出部206から入力されたIフレームに関するパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
【0022】
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分をI,B,Pのフレーム種別に利用することにより、特殊再生等でIフレームのみ出力することが容易になる。
【0023】
なお、タイムスタンプは32ビット無くても良い理由については実施の形態の欄の最後に記載する。
(第2の実施の形態)
この第2の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“特殊再生による不連続パケットの識別に用いるための制御情報”を記録している。
【0024】
具体的には、付加するタイムスタンプを31ビットとし、特殊再生による不連続パケットの識別に1ビット(以下、“特殊再生による不連続識別フラグ”と記す)を使用する。
【0025】
本発明の第2の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1と同じである。
【0026】
次に、この発明の第2の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図3を用いて詳細に説明する。
図3は、この発明の第2の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図3において、記録再生装置300は、PIDフィルタ301と、タイムスタンプ生成部302と、データ管理部304と、記録媒体305と、パケット送出部306と、MPEGデコーダ307とを備えている。
【0027】
記録再生装置300における記録処理について説明する。
PIDフィルタ301は、入力された記録再生装置300の外部から入力されたTSから、ユーザーの指示に応じたPIDをフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0028】
PIDフィルタ301は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部302へ出力する。
タイムスタンプ生成部302は内部に持っているタイマーを用いることにより、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として31ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+31ビット)、データ管理部304へ出力する。
【0029】
データ管理部304は、タイムスタンプ生成部302から188バイトのパケットに31ビットのデータが付加されたTSパケット入力され、この入力されたTSパケットに“特殊再生による不連続識別フラグ”を通常値の0にして付加し、1パケット192バイトで記録媒体24に書き込む。
【0030】
次に、記録再生装置300における再生処理について説明する。
再生時、データ管理部304は記録媒体305から1パケットにつき192バイトとなったデータを記録媒体305から読み出し、パケット送出部306へ出力する。
【0031】
パケット送出部306は、データ管理部304から入力されたデータからタイムスタンプに応じたタイミングにて188バイトのパケットのデータをMPEGデコーダ307へ出力する。
【0032】
MPEGデコーダ307は、パケット送出部306から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上が通常の記録および再生の動作である。
次に、記録再生装置300における特殊再生処理について説明する。
データ管理部304は、記録媒体305からIフレーム等の特殊再生に必要なパケットのデータのみを選択して読み出し、パケット送出部306へ出力する。
このデータ管理部304が、どのようにしてIフレーム等の特殊再生に必要なパケットのデータのみを選択して読み出すかについては、例えば第1の実施の形態のように、I,B,Pフレームを識別するためのデータが付加しても良いし、他にも従来から知られている種々の公知技術を用いて検出しても良い。
【0033】
このとき特殊再生に必要なパケットのみを抜き出すために、パケット送出部306へ出力するパケットのデータからなるストリームは不連続になる。
データ管理部304は、不連続になるパケットの場合、“特殊再生による不連続識別フラグ(1ビット)”を1にセットしてから、パケット送出部306へ出力する。
【0034】
パケット送出部306は、“特殊再生による不連続識別フラグ(1ビット)”を参照し、値が通常値の0であれば、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミングを制御し、MPEGデコーダ307へ188バイトのパケットのデータを出力する。反対にパケット送出部306は、“特殊再生による不連続パケットの識別フラグ(1ビット)”が1であれば、このパケットは不連続パケットであり、このタイムスタンプも不連続であるからタイムスタンプによる再生制御を一度リセットしてからMPEGデコーダ307へ188バイトのパケットのデータを出力する。また、Iフレームのみ出力する場合には、Iフレームの先頭パケットにおいて“特殊再生による不連続識別フラグ”を1にセットすることで、IフレームとIフレームの送出間隔の調整にも利用できる。
【0035】
MPEGデコーダ307は、パケット送出部306から入力された188バイトのパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分を特殊再生による不連続パケットの識別に利用することにより、特殊再生による不連続なパケットの処理が容易になる。
【0036】
また、特殊再生におけるIフレーム毎の送出間隔を制御することも容易になる。
なお、タイムスタンプは32ビット無くても良い理由については実施の形態の欄の最後に記載する。
(第3の実施の形態)
この第3の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“暗号鍵が切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”を記録している。
【0037】
具体的には、付加するタイムスタンプを31ビットとし、暗号鍵が切り替わるパケットの識別情報に1ビット(以下、“鍵変更フラグ”と記す)を使用する。
本発明の第3の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1と同じである。
【0038】
次に、この発明の第3の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図4を用いて詳細に説明する。
図4は、この発明の第3の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図4において、記録再生装置400は、PIDフィルタ401と、タイムスタンプ生成部402と、暗号化部410と、データ管理部404と、記録媒体405と、パケット送出部406と、MPEGデコーダ407とを備えている。
【0039】
記録再生装置400における記録処理について説明する。
PIDフィルタ401は、入力された記録再生装置400の外部から入力されたTSから、ユーザーの指示に応じたPIDをフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0040】
PIDフィルタ401は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部402へ出力する。
タイムスタンプ生成部402は、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として31ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+31ビット)、暗号化部410へ出力する。
【0041】
暗号化部410は、入力されたパケットのTSヘッダ以下(アダプテーションフィールドおよびペイロード)を、暗号鍵を用いて暗号化する。暗号鍵を変える場合は、“鍵変更フラグ”を1にセットし、暗号鍵を変えない場合は、“鍵変更フラグ”を0にセットして、データ管理部404へ出力する。データ管理部404は、暗号化部410から入力されたパケット(192バイト)を記録媒体405へ書き込む。
【0042】
次に、記録再生装置400における再生処理について説明する。
再生時、データ管理部404は、記録媒体405から記録されたパケットを読み出し、暗号化部410に出力する。
暗号化部410は、入力されたパケットの“鍵変更フラグ”が1の場合、復号鍵を切り替える。また、暗号化部410は、復号鍵を用いて復号したパケットをパケット送出部406へ出力する。
【0043】
パケット送出部406は、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミングを制御し、MPEGデコーダ407へ188バイトのパケットのデータを出力する。
【0044】
MPEGデコーダ407は、パケット送出部406から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分を暗号鍵が切り替わるパケットの識別情報に利用することにより、鍵の変更の制御が容易になる。
【0045】
なお、タイムスタンプは32ビット無くても良い理由については実施の形態の欄の最後に記載する。
(第4の実施の形態)
この第4の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“バッファのバンクが切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”を記録している。
【0046】
具体的には、付加するタイムスタンプを31ビットとし、バッファのバンクが切り替わるパケットの識別情報に1ビット(以下、“バンク変更フラグ”と記す)を使用する。
【0047】
本発明の第4の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1と同じである。
【0048】
次に、この発明の第4の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図5を用いて詳細に説明する。
図5は、この発明の第4の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図5において、記録再生装置500は、PIDフィルタ501と、タイムスタンプ生成部502と、データ管理部504と、バッファ510と、記録媒体505と、パケット送出部506と、MPEGデコーダ507とを備えている。
【0049】
バッファ510は、記録媒体505の書き込みサイズに合わせて複数のバンクで構成される。
図6に、バッファサイズ3Mバイト、バンクサイズ1Mバイトの場合の模式図を示す。
記録再生装置500における記録処理について説明する。
PIDフィルタ501は、入力された記録再生装置500の外部から入力されたTSから、ユーザーの指示に応じたPIDをフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0050】
PIDフィルタ501は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部502へ出力する。
タイムスタンプ生成部502は、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として31ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+31ビット)、データ管理部504へ出力する。
【0051】
データ管理部504は、入力されたパケット(192バイト)をバッファ510に順次出力する。
バッファ510は、データ管理部504から入力されたパケットを、バンク単位にて記録媒体505に書き込む。
データ管理部504は、記録しているストリームをファイル分割したい場合等に、“バンク変更フラグ”を1にセットしたパケットをバッファ510へ出力してから、バッファ510のバンクを次バンクに切り替える。
【0052】
図7に、バンク途中でバンク切り替えをした場合の模式図を示す。図7は、バッファのバンク1が一杯になる前に、バッファのバンクが切り替えられ、バンク単位で記録媒体に記録したためにTSパケットが不連続に記録された様子を示している。
【0053】
次に、記録再生装置500における再生処理について説明する。
再生時、記録媒体505に記録されたパケットは、バッファ510にバンク単位で読み出される。
データ管理部504は、バッファ510に読み出されたパケットを、順次、パケット送出部506へ出力する。このときパケットの“バンク変更フラグ”をチェックし、もし“バンク変更フラグ”が1の場合は、次のパケットは次バンクの先頭から読み出す。
【0054】
パケット送出部506は、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミングを制御し、MPEGデコーダ507へ188バイトのパケットのデータを出力する。
【0055】
MPEGデコーダ507は、パケット送出部506から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分をバッファのバンクが切り替わるパケットの識別情報に利用することにより、バッファのバンク変更の制御が容易になる。
【0056】
なお、上記4つの実施の形態にて示した制御情報は、組み合わせて利用しても良い。
上記4つの実施例を全て利用した場合、使用できるタイムスタンプのデータ長は、32ビットから27ビットに縮小される。27MHzのシステムクロック(System Time Clock)の下位27ビットをタイムスタンプに利用した場合、タイムスタンプは約2.9秒で一周する。記録するトランスポートストリームのレートが1Mbpsの場合、タイムスタンプが一周する約2.9秒間にTSパケットが約665パケット記録されることになり、パケットの転送タイミング制御に十分な値である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、トランスポートストリームに付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも小さくし、この小さくしたことにより空いた部分を識別情報に利用することにより、特殊再生等、他の制御を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録媒体に記録されるときのデータの構造を示す図。
【図2】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図3】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図4】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図5】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図6】バッファサイズ3Mバイト、バンクサイズ1Mバイトの場合のバッファの模式図。
【図7】バンク途中でバンク切り替えをした場合のバッファの模式図。
【符号の説明】
200,300,400,500…記録再生装置、201,301,401,501…PIDフィルタ、202,302,402,502…タイムスタンプ生成部、203…ピクチャ検出部、204,304,404,504…データ管理部、205,305,405,505…記録媒体、206,306,406,506…パケット送出部、207,307,407,507…MPEGデコーダ、410…暗号化部、510…バッファ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、トランスポートストリームを記録再生する記録再生装置に関し、特にタイムスタンプ付きトランスポートストリームを記録再生する記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
送信局から送信されてくるトランスポートストリーム(MPEG2−TS)を記録する方法として、各TSパケットに対し、到来時刻情報としてのタイムスタンプを先頭部に付加して記録することが行われている(例えば、特許文献1参照)。このタイムスタンプは、記録したトランスポートストリーム(MPEG2−TS)を再生する際に、転送タイミングの制御に利用される。また、TSパケットのデータ長である188(=22×47)バイトよりも、4バイトのデータを付加した192(=26×3)バイトの方が蓄積データとして扱いやすいという理由から、各TSパケットに付加されるタイムスタンプのデータ長は主に4バイトが用いられている。
【0003】
しかしながら、トランスポートストリーム(MPEG2−TS)を再生する際の転送タイミングの制御に、4バイトものタイムスタンプは必要ない。
【特許文献1】
特開平09−1354248号公報(第9−11頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のトランスポートストリームの記録再生装置においては、4バイトものタイムスタンプを付加して記録媒体に記録していたため、188バイトに付加するデータをタイムスタンプ以外に有効に使うことができないという問題があった。
【0005】
この発明は、トランスポートストリームを記録媒体に記録する際に付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトより小さくし、この小さくした分を他の再生制御情報に有効利用することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを解析することにより前記各パケットがIフレーム,Bフレーム,Pフレームの内、いずれのフレームのパケットかを判定するフレーム判定手段と、前記フレーム判定手段による判定結果に応じて前記パケットが前記いずれのフレームかを示すフレーム種別情報を、前記各パケットに付加するフレーム種別情報付加手段と、前記到来時刻情報および前記フレーム種別情報とが付加されたパケットを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体から前記パケットを再生する再生手段と、前記再生手段により再生されたパケットが入力され、前記フレーム種別情報に基づく前記パケットを、前記到来時刻情報に基づいた時間に出力する出力手段と、前記出力手段から入力された前記パケットをデパケット化した後デコードするデコード手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0007】
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記到来時刻情報および前記フレーム種別情報とが付加されたパケットを記録媒体に記録する記録手段と、前記記録媒体から特殊再生に必要な前記パケットのみを選択して再生する特殊再生手段と、前記特殊再生手段により再生された不連続なパケットに、不連続であることを示す不連続情報を付加し、前記到来時刻情報に応じたタイミングで出力する不連続情報付加手段と、前記不連続情報付加手段から前記不連続情報が付加された前記パケットが入力され、前記パケットをデパケットすると共に前記不連続情報に応じてデコードするデコード手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0008】
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを暗号化する暗号化手段と、前記暗号化手段による暗号化に用いた暗号鍵の鍵更新情報を前記パケットに付加する更新情報付加手段と、前記暗号化手段により暗号化されたトランスポートストリーム,前記到来時刻情報および前記鍵更新情報を記録する記録手段と、前記記録媒体から前記暗号化されたトランスポートストリーム,前記到来時刻情報および前記鍵更新情報を再生する再生手段と、前記再生手段により再生された暗号化されているトランスポートストリームが入力され、このトランスポートストリームを前記暗号鍵および前記鍵更新情報に基づいて復号する復号手段と、前記復号手段にて復号されたストリームを前記到来時刻情報に応じたタイミングで出力する出力手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0009】
また、上記の目的を達成するために、この発明においては、パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、前記タイムスタンプ付加手段により到来時刻情報が付加されたトランスポートストリームが入力され、このトランスポートストリームを任意のパケットの区切り目にて分割し、この分割されたパケットに前記分割の区切り目となったパケットを識別するための分割識別情報を付加する分割識別情報付加手段と、前記分割識別情報付加手段から入力されたトランスポートストリームを前記分割した点にて不連続になるように記録媒体へ記録する分割記録手段と、前記分割記録手段により前記記録媒体へ記録されたストリームを前記到来時刻情報と前記分割識別情報に基づいて再生する再生手段とを備えることを特徴とする記録再生装置を提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
この第1の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“I,B,Pのフレーム種別を識別するための制御情報”を記録している。
【0011】
本発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1を用いて説明する。
【0012】
図1は、記録媒体に記録されるときのデータの構造を示す図である。
図1において、右側188バイトのデータは放送により送られてくるトランスポートストリーム(MPEG2−TS)のデータであり、188バイトの大きさにパケット化されている。この188バイトのパケットデータを記録媒体に記録するときには、新たにこのパケットのタイムスタンプとして例えば30ビット、再生制御情報として2ビットを付加して記録媒体に記録する。これらタイムスタンプ(30[ビット])と再生制御情報(2[ビット])とを合わせると、4[バイト](4[バイト]×8[ビット/バイト]=32ビット)の大きさとなる。
【0013】
この第1の実施の形態においては、この制御情報としてI,B,Pのフレーム種別に利用している。3種類を判別できれば良いので2ビット用いている。
具体的には、付加するタイムスタンプを30ビットとし、I,B,Pのフレーム種別に2ビット(以後、“フレーム識別フラグ”と記す)を使用する。
次に、この発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図2を用いて詳細に説明する。
図2は、この発明の第1の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図2において、記録再生装置200は、PIDフィルタ201と、タイムスタンプ生成部202と、ピクチャ検出部203と、データ管理部204と、記録媒体205と、パケット送出部206と、MPEGデコーダ207とを備えている。
【0014】
記録再生装置200における記録処理について説明する。
PIDフィルタ201は、入力された記録再生装置200の外部から入力されたトランスポートストリーム(以下、TSと記す)から、ユーザーの指示に応じたPID(プログラムID)をフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0015】
PIDフィルタ201は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部202へ出力する。
タイムスタンプ生成部202は内部に持っているタイマーを用いることにより、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として30ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+30ビット)、ピクチャ検出部203へ出力する。
【0016】
ピクチャ検出部203は、タイムスタンプ生成部202から入力されたデータのTSパケットの部分である188バイトを解析し、この188バイトのデータがI,B,Pの何れのフレーム種別なのかを判断し、更にこのフレーム種別に応じた2ビットのフレーム識別フラグを付加し(188バイト+30ビット+2ビット=192バイト)、データ管理部204へ出力する。
【0017】
データ管理部204は、ピクチャ検出部203から入力された2バイトのデータが付加されたTSパケットを記録媒体205に書き込む。
次に、記録再生装置200における再生処理について説明する。
再生時、データ管理部204は記録媒体205から1パケットにつき192バイトとなったデータを記録媒体205から読み出し、パケット送出部206へ出力する。
【0018】
パケット送出部206は、データ管理部204から入力されたデータからタイムスタンプに応じたタイミングにて188バイトのパケットのデータをMPEGデコーダ207へ出力する。
【0019】
MPEGデコーダ207は、パケット送出部206から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上が通常の記録および再生の動作である。
次に、記録再生装置200における特殊再生処理について説明する。
データ管理部204は、記録媒体205からパケットのデータを読み出す。
もし、Iフレームのみ出力する特殊再生の場合、記録時に188バイトのパケットに付加した2ビットからなるフレーム識別フラグを参照し、Iフレームのパケットのみをパケット送出部16へ出力する。
【0020】
これによりパケット送出部206は、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミング制御し、MPEGデコーダ207へパケットを出力する。
【0021】
MPEGデコーダ207は、パケット送出部206から入力されたIフレームに関するパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
【0022】
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分をI,B,Pのフレーム種別に利用することにより、特殊再生等でIフレームのみ出力することが容易になる。
【0023】
なお、タイムスタンプは32ビット無くても良い理由については実施の形態の欄の最後に記載する。
(第2の実施の形態)
この第2の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“特殊再生による不連続パケットの識別に用いるための制御情報”を記録している。
【0024】
具体的には、付加するタイムスタンプを31ビットとし、特殊再生による不連続パケットの識別に1ビット(以下、“特殊再生による不連続識別フラグ”と記す)を使用する。
【0025】
本発明の第2の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1と同じである。
【0026】
次に、この発明の第2の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図3を用いて詳細に説明する。
図3は、この発明の第2の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図3において、記録再生装置300は、PIDフィルタ301と、タイムスタンプ生成部302と、データ管理部304と、記録媒体305と、パケット送出部306と、MPEGデコーダ307とを備えている。
【0027】
記録再生装置300における記録処理について説明する。
PIDフィルタ301は、入力された記録再生装置300の外部から入力されたTSから、ユーザーの指示に応じたPIDをフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0028】
PIDフィルタ301は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部302へ出力する。
タイムスタンプ生成部302は内部に持っているタイマーを用いることにより、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として31ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+31ビット)、データ管理部304へ出力する。
【0029】
データ管理部304は、タイムスタンプ生成部302から188バイトのパケットに31ビットのデータが付加されたTSパケット入力され、この入力されたTSパケットに“特殊再生による不連続識別フラグ”を通常値の0にして付加し、1パケット192バイトで記録媒体24に書き込む。
【0030】
次に、記録再生装置300における再生処理について説明する。
再生時、データ管理部304は記録媒体305から1パケットにつき192バイトとなったデータを記録媒体305から読み出し、パケット送出部306へ出力する。
【0031】
パケット送出部306は、データ管理部304から入力されたデータからタイムスタンプに応じたタイミングにて188バイトのパケットのデータをMPEGデコーダ307へ出力する。
【0032】
MPEGデコーダ307は、パケット送出部306から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上が通常の記録および再生の動作である。
次に、記録再生装置300における特殊再生処理について説明する。
データ管理部304は、記録媒体305からIフレーム等の特殊再生に必要なパケットのデータのみを選択して読み出し、パケット送出部306へ出力する。
このデータ管理部304が、どのようにしてIフレーム等の特殊再生に必要なパケットのデータのみを選択して読み出すかについては、例えば第1の実施の形態のように、I,B,Pフレームを識別するためのデータが付加しても良いし、他にも従来から知られている種々の公知技術を用いて検出しても良い。
【0033】
このとき特殊再生に必要なパケットのみを抜き出すために、パケット送出部306へ出力するパケットのデータからなるストリームは不連続になる。
データ管理部304は、不連続になるパケットの場合、“特殊再生による不連続識別フラグ(1ビット)”を1にセットしてから、パケット送出部306へ出力する。
【0034】
パケット送出部306は、“特殊再生による不連続識別フラグ(1ビット)”を参照し、値が通常値の0であれば、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミングを制御し、MPEGデコーダ307へ188バイトのパケットのデータを出力する。反対にパケット送出部306は、“特殊再生による不連続パケットの識別フラグ(1ビット)”が1であれば、このパケットは不連続パケットであり、このタイムスタンプも不連続であるからタイムスタンプによる再生制御を一度リセットしてからMPEGデコーダ307へ188バイトのパケットのデータを出力する。また、Iフレームのみ出力する場合には、Iフレームの先頭パケットにおいて“特殊再生による不連続識別フラグ”を1にセットすることで、IフレームとIフレームの送出間隔の調整にも利用できる。
【0035】
MPEGデコーダ307は、パケット送出部306から入力された188バイトのパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分を特殊再生による不連続パケットの識別に利用することにより、特殊再生による不連続なパケットの処理が容易になる。
【0036】
また、特殊再生におけるIフレーム毎の送出間隔を制御することも容易になる。
なお、タイムスタンプは32ビット無くても良い理由については実施の形態の欄の最後に記載する。
(第3の実施の形態)
この第3の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“暗号鍵が切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”を記録している。
【0037】
具体的には、付加するタイムスタンプを31ビットとし、暗号鍵が切り替わるパケットの識別情報に1ビット(以下、“鍵変更フラグ”と記す)を使用する。
本発明の第3の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1と同じである。
【0038】
次に、この発明の第3の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図4を用いて詳細に説明する。
図4は、この発明の第3の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図4において、記録再生装置400は、PIDフィルタ401と、タイムスタンプ生成部402と、暗号化部410と、データ管理部404と、記録媒体405と、パケット送出部406と、MPEGデコーダ407とを備えている。
【0039】
記録再生装置400における記録処理について説明する。
PIDフィルタ401は、入力された記録再生装置400の外部から入力されたTSから、ユーザーの指示に応じたPIDをフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0040】
PIDフィルタ401は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部402へ出力する。
タイムスタンプ生成部402は、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として31ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+31ビット)、暗号化部410へ出力する。
【0041】
暗号化部410は、入力されたパケットのTSヘッダ以下(アダプテーションフィールドおよびペイロード)を、暗号鍵を用いて暗号化する。暗号鍵を変える場合は、“鍵変更フラグ”を1にセットし、暗号鍵を変えない場合は、“鍵変更フラグ”を0にセットして、データ管理部404へ出力する。データ管理部404は、暗号化部410から入力されたパケット(192バイト)を記録媒体405へ書き込む。
【0042】
次に、記録再生装置400における再生処理について説明する。
再生時、データ管理部404は、記録媒体405から記録されたパケットを読み出し、暗号化部410に出力する。
暗号化部410は、入力されたパケットの“鍵変更フラグ”が1の場合、復号鍵を切り替える。また、暗号化部410は、復号鍵を用いて復号したパケットをパケット送出部406へ出力する。
【0043】
パケット送出部406は、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミングを制御し、MPEGデコーダ407へ188バイトのパケットのデータを出力する。
【0044】
MPEGデコーダ407は、パケット送出部406から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分を暗号鍵が切り替わるパケットの識別情報に利用することにより、鍵の変更の制御が容易になる。
【0045】
なお、タイムスタンプは32ビット無くても良い理由については実施の形態の欄の最後に記載する。
(第4の実施の形態)
この第4の実施の形態においては、4バイトよりも小さいタイムスタンプを付すことにより空く領域に、“バッファのバンクが切り替わるパケットの識別に用いるための制御情報”を記録している。
【0046】
具体的には、付加するタイムスタンプを31ビットとし、バッファのバンクが切り替わるパケットの識別情報に1ビット(以下、“バンク変更フラグ”と記す)を使用する。
【0047】
本発明の第4の実施の形態に係る記録再生装置で記録するトランスポートストリームおよびこのトランスポートストリームに付加するタイムスタンプについて図1と同じである。
【0048】
次に、この発明の第4の実施の形態に係る記録再生装置の構成について図5を用いて詳細に説明する。
図5は、この発明の第4の実施の形態に係る記録再生装置の構成を示す図である。
図5において、記録再生装置500は、PIDフィルタ501と、タイムスタンプ生成部502と、データ管理部504と、バッファ510と、記録媒体505と、パケット送出部506と、MPEGデコーダ507とを備えている。
【0049】
バッファ510は、記録媒体505の書き込みサイズに合わせて複数のバンクで構成される。
図6に、バッファサイズ3Mバイト、バンクサイズ1Mバイトの場合の模式図を示す。
記録再生装置500における記録処理について説明する。
PIDフィルタ501は、入力された記録再生装置500の外部から入力されたTSから、ユーザーの指示に応じたPIDをフィルタリングすることにより所望のパケットを選別する。
【0050】
PIDフィルタ501は、記録するTSパケット(188バイト)については、タイムスタンプ生成部502へ出力する。
タイムスタンプ生成部502は、TSパケット(188バイト)に、到来時刻情報として31ビットのタイムスタンプを付加し(188バイト+31ビット)、データ管理部504へ出力する。
【0051】
データ管理部504は、入力されたパケット(192バイト)をバッファ510に順次出力する。
バッファ510は、データ管理部504から入力されたパケットを、バンク単位にて記録媒体505に書き込む。
データ管理部504は、記録しているストリームをファイル分割したい場合等に、“バンク変更フラグ”を1にセットしたパケットをバッファ510へ出力してから、バッファ510のバンクを次バンクに切り替える。
【0052】
図7に、バンク途中でバンク切り替えをした場合の模式図を示す。図7は、バッファのバンク1が一杯になる前に、バッファのバンクが切り替えられ、バンク単位で記録媒体に記録したためにTSパケットが不連続に記録された様子を示している。
【0053】
次に、記録再生装置500における再生処理について説明する。
再生時、記録媒体505に記録されたパケットは、バッファ510にバンク単位で読み出される。
データ管理部504は、バッファ510に読み出されたパケットを、順次、パケット送出部506へ出力する。このときパケットの“バンク変更フラグ”をチェックし、もし“バンク変更フラグ”が1の場合は、次のパケットは次バンクの先頭から読み出す。
【0054】
パケット送出部506は、記録時にパケットに付加したタイムスタンプを利用して送出タイミングを制御し、MPEGデコーダ507へ188バイトのパケットのデータを出力する。
【0055】
MPEGデコーダ507は、パケット送出部506から入力されたパケットのデータをデコードし映像信号として外部のディスプレイへ出力する。
以上説明したように、付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも縮小し、この縮小により空いた部分をバッファのバンクが切り替わるパケットの識別情報に利用することにより、バッファのバンク変更の制御が容易になる。
【0056】
なお、上記4つの実施の形態にて示した制御情報は、組み合わせて利用しても良い。
上記4つの実施例を全て利用した場合、使用できるタイムスタンプのデータ長は、32ビットから27ビットに縮小される。27MHzのシステムクロック(System Time Clock)の下位27ビットをタイムスタンプに利用した場合、タイムスタンプは約2.9秒で一周する。記録するトランスポートストリームのレートが1Mbpsの場合、タイムスタンプが一周する約2.9秒間にTSパケットが約665パケット記録されることになり、パケットの転送タイミング制御に十分な値である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、トランスポートストリームに付加するタイムスタンプのデータ長を4バイトよりも小さくし、この小さくしたことにより空いた部分を識別情報に利用することにより、特殊再生等、他の制御を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】記録媒体に記録されるときのデータの構造を示す図。
【図2】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図3】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図4】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図5】本発明の記録再生装置の構成を説明するためのブロック図。
【図6】バッファサイズ3Mバイト、バンクサイズ1Mバイトの場合のバッファの模式図。
【図7】バンク途中でバンク切り替えをした場合のバッファの模式図。
【符号の説明】
200,300,400,500…記録再生装置、201,301,401,501…PIDフィルタ、202,302,402,502…タイムスタンプ生成部、203…ピクチャ検出部、204,304,404,504…データ管理部、205,305,405,505…記録媒体、206,306,406,506…パケット送出部、207,307,407,507…MPEGデコーダ、410…暗号化部、510…バッファ。
Claims (4)
- パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、
時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、
前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、
前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを解析することにより前記各パケットがIフレーム,Bフレーム,Pフレームの内、いずれのフレームのパケットかを判定するフレーム判定手段と、
前記フレーム判定手段による判定結果に応じて前記パケットが前記いずれのフレームかを示すフレーム種別情報を、前記各パケットに付加するフレーム種別情報付加手段と、
前記到来時刻情報および前記フレーム種別情報とが付加されたパケットを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体から前記パケットを再生する再生手段と、
前記再生手段により再生されたパケットが入力され、前記フレーム種別情報に基づく前記パケットを、前記到来時刻情報に基づいた時間に出力する出力手段と、
前記出力手段から入力された前記パケットをデパケット化した後デコードするデコード手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。 - パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、
時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、
前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、
前記到来時刻情報および前記フレーム種別情報とが付加されたパケットを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体から特殊再生に必要な前記パケットのみを選択して再生する特殊再生手段と、
前記特殊再生手段により再生された不連続なパケットに、不連続であることを示す不連続情報を付加し、前記到来時刻情報に応じたタイミングで出力する不連続情報付加手段と、
前記不連続情報付加手段から前記不連続情報が付加された前記パケットが入力され、前記パケットをデパケットすると共に前記不連続情報に応じてデコードするデコード手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。 - パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、
時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、
前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、
前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを暗号化する暗号化手段と、
前記暗号化手段による暗号化に用いた暗号鍵の鍵更新情報を前記パケットに付加する更新情報付加手段と、
前記暗号化手段により暗号化されたトランスポートストリーム,前記到来時刻情報および前記鍵更新情報を記録する記録手段と、
前記記録媒体から前記暗号化されたトランスポートストリーム,前記到来時刻情報および前記鍵更新情報を再生する再生手段と、
前記再生手段により再生された暗号化されているトランスポートストリームが入力され、このトランスポートストリームを前記暗号鍵および前記鍵更新情報に基づいて復号する復号手段と、
前記復号手段にて復号されたストリームを前記到来時刻情報に応じたタイミングで出力する出力手段とを備えたことを特徴とする記録再生装置。 - パケット化されたトランスポートストリームが入力される入力端と、
時間を計数し、この計数した時間情報を出力する自走式のタイマーと、
前記タイマーからの時間情報を、前記入力端から入力された前記トランスポートストリームを構成する各パケットに到来時刻情報として付加するタイムスタンプ付加手段と、
前記タイムスタンプ付加手段により到来時刻情報が付加されたトランスポートストリームが入力され、このトランスポートストリームを任意のパケットの区切り目にて分割し、この分割されたパケットに前記分割の区切り目となったパケットを識別するための分割識別情報を付加する分割識別情報付加手段と、
前記分割識別情報付加手段から入力されたトランスポートストリームを前記分割した点にて不連続になるように記録媒体へ記録する分割記録手段と、
前記分割記録手段により前記記録媒体へ記録されたストリームを前記到来時刻情報と前記分割識別情報に基づいて再生する再生手段とを備えることを特徴とする記録再生装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7822052B2 (en) | 2006-03-21 | 2010-10-26 | Fujitsu Limited | Communication processing apparatus and totalizing system |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002282917A patent/JP2004120509A/ja active Pending
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US7822052B2 (en) | 2006-03-21 | 2010-10-26 | Fujitsu Limited | Communication processing apparatus and totalizing system |
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