JP2001103351A - プリンタ付きカメラ - Google Patents

プリンタ付きカメラ

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JP2001103351A
JP2001103351A JP27668699A JP27668699A JP2001103351A JP 2001103351 A JP2001103351 A JP 2001103351A JP 27668699 A JP27668699 A JP 27668699A JP 27668699 A JP27668699 A JP 27668699A JP 2001103351 A JP2001103351 A JP 2001103351A
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Masakatsu Itsukaichi
正勝 五日市
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の画像データをつなぎ写真の手法にならっ
て合成処理して得られるパノラマ画像を横方向(又は縦
方向)の長さに制限なくプリント可能とするプリンタ付
きカメラを提供する。 【解決手段】被写体を撮像して電子画像データを得る撮
像手段と、前記撮像手段で撮像される複数の画像をつな
ぎ合わせて一つの合成画像を得る合成処理手段と、プリ
ント用紙としてロール型の連続用紙が用いられ、前記合
成画像を前記連続用紙にプリントするプリント手段と、
を備えたプリンタ付きカメラ。本発明のカメラは連続用
紙を使用するため、画像の長さに応じて用紙の長さを自
由に裁断することができる。したがって、画像の長さが
確定していない任意のサイズのパノラマ画像を一枚の用
紙にプリントできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンタ付きカメラ
に係り、特に風景など広がりのあるシーンを分割して複
数回撮影し、これら画像をつなぎ合わせることによりパ
ノラマ画像を得る機能を備えた電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−56604号公報には、プ
リンタ内蔵型電子カメラが開示されている。このカメラ
は記録テープが巻回収納されてなるテープカセットが装
着され、CCDなどの撮像部より取り込まれた被写体画
像がプリンタ部によって前記記録テープにプリントされ
る。
【0003】一方、特開平9−322039号公報は、
撮影した複数の画像をつなぎ合わせて一枚のパノラマ画
像を得る撮像装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタ内蔵型電子カメラにおけるプリント出力は、定
形のカード形式(所定のカードサイズ又は写真サイズ)
のものであり、横長のパノラマプリントを得ることは不
可能であるか、もしくは、横方向のサイズに制限があっ
た。また、特開平9−322039号公報のように、撮
像装置にプリンタを接続することによりパノラマ画像を
プリント可能としたシステムの場合も、通常は、所定形
状のプリント用紙が複数枚収納されてなるペーパーカー
トリッジが用いられ、又はプリント用紙を一枚ずつ給紙
口に挿入して、プリントするものである。そのため、横
方向の画像長さに制約があり、一つのパノラマ画像が複
数の用紙に分割されて印刷されるなど、パノラマ画像の
プリントには適していない。
【0005】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、つなぎ写真の手法により合成したパノラマ画像
を横方向の長さに制限なく、一枚の用紙にプリントする
ことができるプリンタ付きカメラを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明に係るプリンタ付きカメラは、撮像手段と、前
記撮像手段で撮像される複数の画像をつなぎ合わせて一
つの合成画像を得る合成処理手段と、プリント用紙とし
て連続用紙が用いられ、前記合成画像を前記連続用紙に
プリントするプリント手段と、を備えたことを特徴とす
る。
【0007】本明細書において「プリンタ付きカメラ」
とは、撮影機能とプリント機能とがカメラ本体に一体的
(分離不能)に搭載されているプリンタ一体型カメラに
限定するものではなく、撮影機能を有する撮像ユニット
と、プリント機能を有するプリントユニットとが別体で
構成され、これらが有線又は無線の信号伝達手段を介し
て連携されるシステムをも含む。「用紙」という語句
は、材質に関して「紙」に限定するものでなく、紙に類
するプリント可能な媒体、例えば、樹脂シートなどをも
包含するものとする。
【0008】本発明によれば、つなぎ写真の手法にした
がって複数の画像を撮影すると、これら複数の画像デー
タが合成処理手段によってつなぎ合わされ、横長若しく
は縦長の合成画像が得られる。プリント手段ではプリン
ト用紙として連続用紙を使用しているので、画像の長さ
に応じて用紙の長さを自由に裁断することができる。し
たがって、画像の長さが確定されていない、任意のサイ
ズの合成画像を一枚の用紙にプリントすることができ
る。
【0009】前記連続用紙の一態様として、プリント用
紙がロール状に巻回されてなるロール型用紙が適用され
る。本発明の他の態様に係るプリンタ付きカメラによれ
ば、前記合成画像は、プリント時に前記連続用紙の送り
出し方向に沿う当該画像の横方向又は縦方向の長さが可
変であり、前記合成処理手段で得られる合成画像の長さ
に応じて、前記プリント手段から得られる前記合成画像
のプリント物の長さが変更されることを特徴とする。こ
の場合、合成画像の長さに一定の上限を設けても良い
し、かかる長さの制限(上限)を設けず、任意の長さの
画像をプリントし得るように構成してもよい。
【0010】本発明の更に他の態様に係るプリンタ付き
カメラは、上述のカメラ構成に加えて、連続用紙を前記
プリント手段の印画部に供給する給紙機構と、前記合成
画像が途切れることなく一枚のプリント用紙にプリント
されるように前記連続用紙を給紙するように前記給紙機
構を制御する給紙制御手段と、を有していることを特徴
とする。また、前記プリント手段による前記合成画像の
プリント終了後に当該プリント物を前記連続用紙から切
り離す切断手段を付加する態様がある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るプリンタ付きカメラの好ましい実施の形態について説
明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態に係るプリンタ
付きカメラのシステム構成を示すブロック図である。同
図に示すように、このプリンタ付きカメラ10は、レン
ズ12、CCD14、A/D変換器16、輝度・色差信
号処理回路(YC信号処理回路)18、圧縮伸張回路2
0、操作部に相当するデータ入力部22、システムコン
トローラ24、メモリコントロール回路26、メモリ2
8、ビデオ再生回路32、液晶ディスプレイ(以下、L
CDと略記する)34、カードインターフェース36、
カードコネクタ38、メモリカード40、プリンタイン
ターフェース44、プリンタ制御回路46、プリンタ駆
動部48、プリンタの検出部50、給紙機構52及びカ
ッタ部54等から構成される。
【0013】レンズ12はズームレンズでもよいし、単
焦点レンズでもよい。レンズ12は図示せぬモータ(ズ
ームモータやフォーカスモータ)を有するレンズ駆動装
置によって駆動される。CCD14は、シャッタゲート
パルスのタイミングによって各受光センサの電荷蓄積時
間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シ
ャッター機能を有している。
【0014】レンズ12及び図示せぬ絞り装置を介して
CCD14の受光面に入射した被写体光は、CCD14
の各受光センサにおいて入射光量に応じた量の信号電荷
に変換される。この信号電荷は転送パルスに基づいて順
次転送され、電圧信号(画像信号)として読み出され
る。CCD14から出力された画像信号はR、G、Bの
各色信号に分離されると共にゲイン調整され、A/D変
換器16によりデジタル信号に変換される。デジタル化
された画像信号はメモリコントロール回路26を介して
一旦メモリ28に格納される。
【0015】YC処理回路18は、システムコントロー
ラ24からのコマンド信号に従ってメモリ28上の画像
信号を輝度信号(Y信号)とクロマ信号(C信号)に変
換する。YC処理回路18で得られた輝度及び色差信号
(YC信号)は再びメモリ28に保存される。
【0016】メモリ28に記憶されたYC信号は、メモ
リコントロール回路26を介してビデオ再生回路32に
提供され、ここでビデオ信号に変換される。ビデオ信号
がLCD34に供給されることにより、撮影モード時に
はCCD14が捉える画像がリアルタイムに動画像とし
て、又はリアルタイムではないが、ほぼ連続した画像
(間欠画像)としてLCD34に表示される。撮影者は
LCD34の表示画面を見ながら被写体の構図等を決め
ることができる。記録用の画像データの取り込みはレリ
ーズボタンの押下操作に呼応して開始される。
【0017】画像データをメモリカード40に記録する
モードが選択されている場合、システムコントローラ2
4は、圧縮伸張回路20にコマンドを送り、これにより
圧縮伸張回路20はメモリ28上のYC信号をJPEG
その他の所定の形式に従って圧縮する。圧縮された画像
データはカードインタフェース36、カードコネクタ3
8を介してメモリカード40に記録される。メモリカー
ド40には、例えば、スマートメディアと呼ばれるカー
ド型ICメモリであるSSFDC(Solid-State Floppy
Disk Card)が用いられる。なお、記録媒体はメモリカ
ード40に限らず、PCカード、磁気ディスク、光磁気
ディスク、メモリスティックなど種々の形態が可能であ
る。
【0018】データ入力部22は、画像記録開始の指示
を与えるレリーズボタンのほか、日付のセット、カメラ
のモード設定、その他の設定入力手段を含むブロックで
ある。システムコントローラ24は、マイクロコンピュ
ータを含むブロックであり、本カメラシステムの各回路
を統括制御する処理部(制御手段)である。システムコ
ントローラ24はデータ入力部22からの入力信号に応
じて、対応する動作の制御を行い、レンズ12のズーミ
ング動作や自動焦点調節(AF)動作の制御、並びに自
動露出調節(AE)制御等を行う。また、システムコン
トローラ24は、複数の画像データをつなぎ合わせて一
つの合成画像を生成する合成処理部として機能するとと
もに、LCD34に表示する表示用のデータを生成する
処理部、及びプリント用のデータ(プリントデータ)を
生成する処理部として機能する。
【0019】LCD34は、撮影確認装置として機能す
るのみならず、再生画像の表示部として機能する。再生
モード時にはメモリカード40に記録されている画像デ
ータが読み出され、圧縮伸張回路20によって伸張処理
された後、LCD34に出力され、LCD34に再生画
像が表示される。その他、LCD34には、カメラのモ
ード設定その他の各種設定・選択操作に必要なメニュー
や選択項目、メモリカード40の残記憶容量表示、撮影
可能画像数、再生画像のコマ番号、電池の残量等のカメ
ラ機能に関連する情報も表示される。なお、LCD34
に代えて、プラズマディスプレイその他の表示装置を用
いることもできる。
【0020】本カメラシステムのプリント手段として
は、サーモオートクローム(TA)方式のプリンタ、イ
ンクジェット方式のプリンタ、昇華型プリンタなど、様
々な方式のプリント装置(プリンタ)を用いることがで
きる。使用されるプリンタの形態に応じてプリンタ駆動
部48や検出部50の具体的構成は異なる。TAプリン
タの場合、プリンタ駆動部48にはサーマルヘッドや定
着ランプが含まれ、検出部50にはペーパー検出手段や
温度検出手段、及びバーコードリーダーが含まれる。ま
た、インクジェット方式のプリンタの場合、プリンタ駆
動部48にはインク噴射部が含まれ、検出部50にはイ
ンク残量検出手段、ペーパー有無検出手段などが含まれ
る。プリント用紙(記録用紙)には、連続用紙が用いら
れる。なお、プリント用紙は、普通紙(ノーマルペーパ
ー)でもよいし、用紙の裏面に粘着剤を有し、この裏面
に対して剥離可能な台紙が貼付されてなるシール用紙で
もよい。
【0021】給紙機構52は、プリント用紙をプリンタ
の印画部へ供給する手段である。給紙機構52は図示せ
ぬモータ、キャプスタンローラ、ニップローラなどを含
み、プリンタ制御回路46によって制御される。カッタ
部54は、プリント用紙を切断するためのカッタ刃を含
むブロックであり、プリンタ制御回路46によって制御
される。
【0022】プリンタ制御回路46はシステムコントロ
ーラ24からのコマンド信号に従って、プリントデータ
をプリンタ駆動部48に供給するとともにプリンタ駆動
部48、及び給紙機構52を制御してプリントを実行す
る。また、プリンタ制御回路46はシステムコントロー
ラ24からのコマンド信号に従って、カッタ部54を制
御する。本カメラでは、前記給紙機構52とカッタ部5
4の連携により連続用紙を所望の大きさに裁断すること
ができる。プリント終了後、前記カッタ部54が駆動制
御されることにより、プリント物は連続用紙から切り離
され、図示せぬ排紙口から排出される。
【0023】図2は本発明の実施の形態に係るプリンタ
付きカメラの要部を示す底面透視図である。同図におい
て、符号56はカメラ本体、58はレンズ部、60はペ
ーパーカートリッジ、62はプリントヘッドである。
【0024】ペーパーカートリッジ60は、略円筒形状
の容器64内に長尺のプリント用紙(連続用紙)66が
巻回収納されて成る。ペーパーカートリッジ60からプ
リント用紙が送り出され、プリントヘッド62によって
プリントが行われた後、カッタ部54によって切断され
る。
【0025】次に、図3を用いて、本例のプリンタ付き
カメラ10を用いてパノラマ画像をプリントする場合の
手順を説明する。
【0026】パノラマ撮影を行う場合には、先ず、モー
ド選択手段を操作してカメラをパノラマ撮影モードに設
定する。そして、図3(a)に示すように、つなぎ写真
の手法にならって、複数の画像を撮影する。各撮影コマ
の画像データはシステムコントローラ24によってつな
ぎ合わせの処理(パノラマ合成処理という)が施され、
図3(b)に示すように、一つのパノラマ画像が得られ
る。
【0027】かかるパノラマ画像がプリントデータに変
換されてプリント制御回路46に提供されることによ
り、図3(c)に示すようなパノラマプリントが得られ
る。パノラマ画像の横方向と、プリント用紙の送り出し
方向とが一致しており、横長のパノラマ画像を一枚のプ
リント用紙にプリントすることができる。
【0028】合成前の各撮影コマの画像データをメモリ
カード40に記録してもよいし、つなぎ合わされた合成
処理後の画像(パノラマ合成画像)をメモリカード40
に記録してもよい。
【0029】図3では、3コマ分の画像をつなぎ合わせ
て一つのパノラマ画像を形成しているが、つなぎ合わせ
る画像数に制約はなく、画像の横方向の長さは自由に設
定できる。なお、パノラマ合成処理に必要なメモリ容量
などを考慮して、つなぎ合わせる画像数に妥当な上限を
設けても良い。例えば、10コマ分の画像までパノラマ
合成できるものとし、その範囲内で撮影者が自由に画像
サイズを変更できるように構成される。また、プリント
用紙の残量を検知して、その残量分でプリント可能なパ
ノラマ画像のサイズ(つなぎ合わせ可能な画像数)をL
CD34等を通してユーザに提示してもよい。
【0030】図3には横長のパノラマ画像の例が示され
ているが、これに限らず、高いビルを撮影する場合のよ
うに、撮影コマの画像を縦方向につなぎ合わせて縦長の
合成画像を形成してもよい。この場合は、画像のつなぎ
合わせ方向(合成方向)をプリント用紙の送り出し方向
と一致させてプリントすることで、一枚のプリント用紙
に合成画像をプリントできる。プリント時または画像の
合成処理時などに、必要に応じて画像データの回転処理
(例えば、90度転倒処理)が行われ、画像の長手方向
とプリント用紙の送り出し方向の一致化が図られる。
【0031】複数のコマ画像をつなぎ合わせて一つの画
像を形成するに際し、画像の横方向及び縦方向の両方向
に各画像をつなぎ合わせてもよい。この場合、プリント
用紙の幅方向には寸法上の制限があるため、プリント時
にプリント用紙の幅方向に相当する画像の横方向又は縦
方向の何れか一方の方向については、その合成画像の長
さに制限が設けられるが、他方の方向についてはプリン
ト用紙の送り出し方向に沿うため合成画像の長さに制約
が無い。
【0032】つなぎ写真の手法によって隣接する画像を
確実に撮影するための支援手段として、例えば、次のよ
うな手段がある。
【0033】広がりのある風景を撮影する場合のよう
に、シーンを2以上の画面に分割して各画面を順次撮影
し、その後各コマ画像をつなぎ合わせる撮影を行うモー
ドでは、撮影済み画像の画面の一部分をつなぎ位置確認
用の参照画像としてLCD34上に表示させると共に、
CCD14が現在捉えている映像(スルー画という)を
前記参照画像に合成して前記LCD34に表示させる。
【0034】例えば、図4に示すように、画面の上下左
右に予め画面の端から所定画素数分の領域L、R、T、
Bを参照画像用の切り出し部分として定めておき、撮影
済みの画面から各領域L、R、T、Bの画像情報をメモ
リ28に記憶しておく。
【0035】次に、カメラを左右方向又は上下方向にパ
ンニングさせて隣接画像の撮影に移行する。この時、L
CD34には図5のような画像が表示される。すなわ
ち、メモリ28から直前画像の周辺部(領域L、R、
T、Bの部分画像)が読み出され、領域Rは画面左側
に、領域Lは画面右側に、領域Bは画面上部に、領域T
は画面下部にそれぞれ表示され、画面中央部に現在の撮
影に係る映像(スルー画)が表示される。
【0036】このように、直前に取得した画像の上下左
右の周辺部と、現在の撮影に係るスルー画とを合成し、
その合成画面をLCD34に表示するようにしたので、
撮影者は直前に撮影した画像に対して上下左右何れの方
向の隣接画像を撮影する場合であっても、領域L、R、
T、Bの参照画像を手掛かりに撮影位置を容易に決定す
ることができる。これにより、隣接画像どうしの位置的
なズレを撮影の段階で防止することができ、合成時のつ
なぎ目の位置的なズレを減少させることができる。
【0037】また、上述の例では、直前に撮影(記録)
した画像の周辺部を参照画像として表示させているが、
これに限らず、メモリカード40に保存されている記録
済み画像の周辺部(領域L、R、T、Bに相当する部分
画像)を再生表示させることによって参照画像を形成
し、次撮影の撮影位置を合わせることも可能である。か
かる態様によれば、例えば、最初の撮影画面から一旦左
方向へ水平にパンニングして分割撮影を行った後、再び
最初の撮影画面に戻してそこから更に右方向へ水平パン
ニングしたり、又は上下方向へ垂直パンニング(チルテ
ィング)して分割撮影を続行するというような利用態様
が可能になる。
【0038】また、上述の形態では、直前画面の上下左
右の4つの領域をすべて次の撮影時にLCD34に表示
させているが、仮に、分割撮影のパンニング方向を左右
上下の何れかの方向に限定した場合には、4つの領域の
全てをLCD34に表示させる必要はない。
【0039】例えば、カメラを右方向へ水平パンニング
させるだけであれば、LCD34には図5の領域Rだけ
を表示すればよく、また、カメラを上方向へ垂直パンニ
ングさせるだけならばLCD34には図5の領域Tだけ
を表示すればよい。
【0040】カメラをどの方向にパンニングさせるかを
撮影者自身がデータ入力部22の所定の操作手段から手
入力して設定できるように構成し、ユーザ操作に応じて
システムコントローラ24が参照画像として表示すべき
領域を自動判断するようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るプリン
タ付きカメラによれば、撮像手段で撮影した複数の画像
データをつなぎ合わせて横方向又は縦方向に長い一枚の
合成画像を得るとともに、プリント用紙として連続用紙
を用い、画像の長手方向を連続用紙の長さ方向とを一致
させてプリントすることによって、前記合成画像を一枚
の用紙にプリントすることができる。本発明によれば、
画像の横方向又は縦方向の長さが確定していない任意の
大きさのパノラマ画像を一枚のプリント物としてプリン
トすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタ付きカメラ
のシステム構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態に係るプリンタ付きカメラ
の要部構成を示す底面透視図
【図3】本例のプリンタ付きカメラによってパノラマ画
像をプリントする手順を示す説明図
【図4】図1に示した液晶ディスプレイの表示画面の一
例を示す図
【図5】隣接する画像を撮影する際に位置合わせの手が
かりとなる参照画像の表示例を示す図
【符号の説明】
10…プリンタ付きカメラ、12…レンズ、14…CC
D(撮像手段)、22…データ入力部、24…システム
コントローラ(給紙制御手段)、34…液晶ディスプレ
イ、48…プリンタ駆動部(プリント手段)、52…給
紙機構、54…カッタ部(切断手段)、56…カメラ本
体、60…ペーパーカートリッジ、62…プリントヘッ
ド(印画部)、66…プリント用紙(連続用紙)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像手段と、 前記撮像手段で撮像される複数の画像をつなぎ合わせて
    一つの合成画像を得る合成処理手段と、 プリント用紙として連続用紙が用いられ、前記合成画像
    を前記連続用紙にプリントするプリント手段と、 を備えたことを特徴とするプリンタ付きカメラ。
  2. 【請求項2】 前記連続用紙は、プリント用紙がロール
    状に巻回されてなるロール型用紙であることを特徴とす
    る請求項1のプリンタ付きカメラ。
  3. 【請求項3】 前記合成画像は、プリント時に前記連続
    用紙の送り出し方向に沿う当該画像の横方向又は縦方向
    の長さが可変であり、前記合成処理手段で得られる合成
    画像の長さに応じて、前記プリント手段から得られる前
    記合成画像のプリント物の長さが変更されることを特徴
    とする請求項1又は2のプリンタ付きカメラ。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のうち何れか一の請求項
    に記載のプリンタ付きカメラにおいて、該カメラは、 連続用紙を前記プリント手段の印画部に供給する給紙機
    構と、 前記合成画像が途切れることなく一枚のプリント用紙に
    プリントされるように前記連続用紙を給紙するように前
    記給紙機構を制御する給紙制御手段と、 を有していることを特徴とするプリンタ付きカメラ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうち何れか一の請求項
    に記載のプリンタ付きカメラにおいて、該カメラは、前
    記プリント手段による前記合成画像のプリント終了後に
    当該プリント物を前記連続用紙から切り離す切断手段を
    有していることを特徴とするプリンタ付きカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005284685A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Rumine:Kk 画像合成装置、画像複写装置及びプログラム
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