JP2001103318A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001103318A
JP2001103318A JP27487999A JP27487999A JP2001103318A JP 2001103318 A JP2001103318 A JP 2001103318A JP 27487999 A JP27487999 A JP 27487999A JP 27487999 A JP27487999 A JP 27487999A JP 2001103318 A JP2001103318 A JP 2001103318A
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JP27487999A
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Hiroyuki Kato
裕之 加藤
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カラーページとモノクロページが混在した試
し印刷を行う場合、システム全体のスループット(試し
印刷〜確認〜残り部数印刷)を向上させ、利用者による
使い勝手が大幅に向上する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 カラーページとモノクロページが混在し
た画像形成に際し、カラーページの優先出力またはモノ
クロページの優先出力を指定するための指定手段を設け
る。この指定手段でカラーページの優先出力が指定され
た場合には、カラーページを先に出力し、その後、モノ
クロページを出力する。モノクロページの優先出力が指
定された場合には、モノクロページを先に出力し、その
後、カラーページを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モノクロページ
およびカラーページの印刷を行う画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】モノクロページおよびカラーページの印
刷を行う画像形成装置として、中間転写体を使用した1
ドラム方式のカラー印刷装置がある。
【0003】このカラー印刷装置では、複数ページの文
書を複数部数印刷する場合に、1部目を試し印刷し、そ
の印刷結果を確認した後に残りの部数を印刷することが
できる。試し印刷の結果に不具合があった場合には、残
りの部数の印刷を中止して、多量の用紙が無駄になるの
を防ぐことができる。
【0004】試し印刷でユーザーが確認したい項目とし
ては、例えば、「網掛けの濃さ・網掛け中の文字がつぶ
れていないか」「罫線などの線が期待した通りの太さに
出力されているか」「ページ中のレイアウト/配置など
が実際に期待通りであるか」などがある。
【0005】また、カラーページに至っては、「写真、
文字の色再現や発色の具合」「背景色で文字が見づらい
か」など、ディスブレイ装置では確認が難しい、紙に印
刷してみて初めて分かるような項目に対して有効であ
る。
【0006】近年、中間転写体を使用した1ドラム方式
のカラー印刷装置が普及し、カラー/モノクロ混在の印
刷環境が整つてきた。中間転写体を使用した1ドラム方
式のカラー印刷装置では、その機構からモノクロページ
とカラーページの印刷完了タイミングが異なる。
【0007】カラー印刷の場合にはCMYK(シアン、
マゼンタ、イエロー、ブラック)4色それぞれのトナー
を1回転づつ載せるので、印刷完了までにドラムは4回
転することになる。モノクロ印刷の場合にはK(ブラッ
ク)1色のみで、印刷完了までにドラムは1回転で済
む。単純にカラー印刷はモノクロ印刷の4倍の時間がか
かることになる。
【0008】転写の効率を考え、ドラムは通常A4が2
ページ分(A3で1ページ分)巻き付けられるような径
になっている。
【0009】アブリケーシヨンの近年の状況では、Micr
osoft Word(マイクロソフト社の登録商標)、Excel
(マイクロソフト社の登録商標)、Power point(マイ
クロソフト社の登録商標)等、統合的なビジネスアプリ
ケーションの普及と、インターネットの普及によりブラ
ウザやPDFファイルなどのカラーを扱う機会が増え、
従来のモノクロ文書と混在して取り扱う環境となりつつ
ある。DocuWorks(Xerox社の登録商標)というソフト
ウェアでは、Microsoft Word、Excel、Power pointなど
異なるアプリケーシヨンで作成した文書を1つのフアイ
ル(文書)としてまとめる機能を持っており、カラーペ
ージとモノクロページが混在する機会が増加している。
例えば、ビジネス企画書などで説明の文書はモノクロペ
ージ、統計/グラフなどはカラーページで、これらを1
つの文書として扱う場合などである。
【0010】従来、ビジネス文書を作成するフローとし
ては、プリンタで1部のみを出力し、出力結果に不具合
がないかを確認した上で、その出力結果を複写機に持っ
ていき必要部数コピーしていた。これに対して、MOP
Yと呼ばれる方式ではプリンタで直接必要部数の出力を
行い、所望する部数の出力結果を得られる。この場合、
不具合がないかの確認手段として試し印刷の機能が存在
する。
【0011】カラーページが混在する場合の印刷では、
カラーページはモノクロの4倍の時間がかかることか
ら、試し印刷の機能が益々重要となっている。この場合
最終的に出力結果を得られるまでの時間短縮が大きな課
題となる。
【0012】従来、カラー印刷においては「カタログ印
刷」という機能がある。この機能はカラー画像において
ユーザーが希望する出力結果を得られることを目的とし
て、複数のパラメータ(色み、色調、彩度、明度、コン
トラスト)に対応する複数のサンプル画像をNin1(9
in1)モードで印刷することで、色再現の具合などを視
覚的に理解できるような機能である。複数バラメータの
最終決定はユーザーがカタログ印刷結果を確認してから
パソコンのプリンタドライバにて選択する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術においては、
以下の問題点があった。通常のプリント動作では、印刷
ジョブのページ順に印刷を行っていくので、カラーペー
ジとモノクロページが混在している場合には、カラーペ
ージのみ、モノクロページのみの印刷と比較すると印刷
が完了するまでのスループットが低下する。
【0014】具体的には、カラー/モノクロ混在原稿
(原稿A4サイズ、中間転写体A3サイズ)を印刷する
場合、A3サイズの中間転写体はA4サイズ2ページ分
の画像を保持することができる。1ページのカラーペー
ジに続いてモノクロページを連続して印刷すると、カラ
ーページの印刷が完了するにはドラム4回転必要である
が、カラーページの印刷が完了する前に、後発のモノク
ロページ3ページ分印刷することができる。従来ページ
順序反転を避けるためにカラーページの印刷を待ってか
ら、続くモノクロページの印刷を行っていた。
【0015】また、ユーザーは文書中のページにおいて
重点的に印刷結果を確認したいページが存在するが、従
来の試し印刷ではページ順に印刷を行っていくので文書
の最後の方にあるページの確認を重点的に行いたい場合
には、そのページが印刷されるまで待たなければならな
かった。例えば、モノクロページの印刷確認は行わない
でカラーページの色再現具合を先に確認したいユーザー
は、所定のページの印刷が完了するまで待たされた。
【0016】さらに、カラーページの試し印刷において
ユーザーが特に着目することは色再現の具合である。従
来のカタログ印刷ではカラー/モノクロ混在原稿の場
合、モノクロページに対してもNin1モード印刷を行
っていた。つまりカタログ印刷機能はジョブ単位でしか
指定できず、カラー/モノクロ混在文書ジョブの場合に
はカラーページだけでなくモノクロページもNin1モ
ード印刷されていた。
【0017】また、最終的にカタログ印刷結果を確認し
て各バラメータを決定する手段はプリンタドライバ上の
みであるので、ユーザーは一度パソコンのある場所まで
戻りパラメータ指示を行う必要があった。
【0018】この発明は上記の事情を考慮したもので、
その目的とするところは、カラーページとモノクロペー
ジが混在した試し印刷を行う場合、システム全体のスル
ープット(試し印刷〜確認〜残り部数印刷)を向上さ
せ、利用者による使い勝手が大幅に向上する画像形成装
置を提供することにある。
【0019】また、この発明の目的は、カラーページの
条件を容易に変更することができ、カラーページの試し
印刷の効率化が図れる画像形成装置を提供することにあ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の画
像形成装置は、カラーページとモノクロページが混在し
た画像形成に際し、カラーページの優先出力またはモノ
クロページの優先出力を指定するための指定手段と、こ
の指定手段でカラーページの優先出力が指定された場合
に、カラーページを先に出力し、その後、モノクロペー
ジを出力する制御手段と、前記指定手段でモノクロペー
ジの優先出力が指定された場合に、モノクロページを先
に出力し、その後、カラーページを出力する制御手段
と、を備える。
【0021】請求項2に係る発明の画像形成装置は、カ
ラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
し、カラーページの優先出力のみまたはモノクロページ
の優先出力のみを指定するための指定手段と、この指定
手段でカラーページの優先出力のみが指定された場合
に、カラーページのみを出力する制御手段と、前記指定
手段でモノクロページの優先出力のみが指定された場合
に、モノクロページのみを出力する制御手段と、を備え
る。
【0022】請求項3に係る発明の画像形成装置は、カ
ラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
し、カラーページの優先出力またはモノクロページの優
先出力を指定するための指定手段と、Nin1モードの
画像形成を指定するための指定手段と、前記カラーペー
ジの優先出力が指定され、かつ前記Nin1モードが指
定された場合に、カラーページをNin1モードで先に
出力し、その後、モノクロページをNin1モードで出
力する制御手段と、前記モノクロページの優先出力が指
定され、かつ前記Nin1モードが指定された場合に、
モノクロページをNin1モードで先に出力し、その
後、カラーページをNin1モードで出力する制御手段
と、を備える。
【0023】請求項4に係る発明の画像形成装置は、カ
ラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
し、カラーページの優先出力またはモノクロページの優
先出力を指定するための指定手段と、前記カラーページ
の優先出力が指定され、かつ画像形成のサイズが通常の
場合に、カラーページを先に出力し、その後、モノクロ
ページをNin1モードで出力する制御手段と、前記モ
ノクロページの優先出力が指定され、かつ画像形成のサ
イズが通常の場合に、モノクロページを先に出力し、そ
の後、カラーページをNin1モードで出力する制御手
段と、を備える。
【0024】請求項5に係る発明の画像形成装置は、複
数ページの画像を複数部数形成する際に、1部目の画像
形成を試しとして先ず実行し、残り部数についての画像
形成はユーザの指定に応じて選択的に実行する制御手段
と、ページ番号を付与しない画像形成のとき、前記1部
目の画像形成に限定してページ番号を付与する制御手段
と、を備える。
【0025】請求項6に係る発明の画像形成装置は、請
求項5の発明において、さらに、複数ページの画像を複
数部数形成する際に、1部目の画像形成において付与さ
れたページ番号を入力パラメータとして残り部数の画像
形成における特定ページの条件設定を行う制御手段、を
備える。
【0026】請求項7に係る発明の画像形成装置は、複
数ページの画像を複数部数形成する際に、1部目の画像
形成を試しとして先ず実行し、残り部数についての画像
形成はユーザの指定に応じて選択的に実行する制御手段
と、カタログモードの画像形成を指定するための指定手
段と、前記1部目の画像形成に際し、前記カタログモー
ドが指定されていれば、カラーページの画像について互
いにパラメータが異なる複数のパターンが収まった形の
カタログページをカラーページ毎に形成する制御手段
と、を備える。
【0027】請求項8に係る発明の画像形成装置は、請
求項7の発明において、さらに、前記形成された各カタ
ログページのいずれかおよび同カタログページ内の各パ
ターンのいずれかを選択するための選択手段と、前記残
り部数の画像形成に際し、前記選択手段で選択されたカ
タログページに対応するカラーページについて、同選択
手段で選択されたパターンに合わせた画像形成を実行す
る制御手段と、を備える。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0029】図1にように、カラーページおよびモノク
ロページの画像形成が可能な画像形成装置たとえばカラ
ーディジタル複写機1がインタフェース2を介してプリ
ンタコントローラ3に接続される。そして、プリンタコ
ントローラ3がLAN(ローカル・エリア・ネットワー
ク)4に接続される。LAN4にはクライアントPC
(パーソナルコンピュータ)5が接続される。
【0030】プリンタコントローラ3は、カラーディジ
タル複写機1のスキャン機能およびプリント機能等を制
御する。クライアントPC5は、アプリケーシヨンを起
動して印刷指示(画像形成指示)を出す。
【0031】カラーディジタル複写機1は、紙原稿をス
キャンしてイメージデータとしてディジタル化するスキ
ャナと、イメージデータを用紙に印刷するプリンタと、
図4に示す操作部と、全体を制御するCPU(中央演算
処理装置)と、制御プログフムおよび管理データを記憶
するメモリおよびHDD(ハードディスク装置)と、プ
リンタコントローラ3との送受信を行う通信部とから構
成される。また、カラーディジタル複写機1は、紙原稿
からのスキャンデータを用紙にカラー複写およびモノク
ロ複写する複写機能を持つ。この複写機能は従来の複写
機と同じ機能なので、説明を省略する。
【0032】さらに、カラーディジタル複写機1は、プ
リンタコントローラ3に制御されて、クライアントPC
5上で動作する文書作成ソフトからのページ記述言語
(PDL)で記述された印刷コマンドを受信し、PDL
からイメージデータを作成して、紙へ印刷を打つ通常印
刷機能を持つ。この機能は一般のネットワークプリンタ
と同様である。
【0033】とくに、カラーディジタル複写機1は、プ
リンタコントローラ3に制御されて、主要な機能として
次に[1]〜[17]を備える。
【0034】[1]カラーページとモノクロページが混
在した画像形成(試し印刷)に際し、カラーページの優
先出力またはモノクロページの優先出力を後述の操作部
の操作に応じて指定するための指定手段。
【0035】[2]カラーページの優先出力が指定され
た場合に、カラーページを先に出力し、その後、モノク
ロページを出力する制御手段。
【0036】[3]モノクロページの優先出力が指定さ
れた場合に、モノクロページを先に出力し、その後、カ
ラーページを出力する制御手段。
【0037】[4]カラーページの優先出力のみが指定
された場合に、優先対象のカラーページのみを出力(モ
ノクロページは非出力)する制御手段。
【0038】[5]でモノクロページの優先出力のみが
指定された場合に、優先対象のモノクロページのみを出
力(カラーページは非出力)する制御手段。
【0039】[6]Nin1モードの画像形成を後述の
操作部の操作に応じて指定するための指定手段。
【0040】[7]カラーページの優先出力が指定さ
れ、かつNin1モードが指定された場合に、カラーペ
ージをNin1モードで先に出力し、その後、モノクロ
ページをNin1モードで出力する制御手段。
【0041】[8]モノクロページの優先出力が指定さ
れ、かつNin1モードが指定された場合に、モノクロ
ページをNin1モードで先に出力し、その後、カラー
ページをNin1モードで出力する制御手段。
【0042】[9]カラーページの優先出力が指定さ
れ、かつ画像形成のサイズが通常の場合に、カラーペー
ジを先に出力し、その後、モノクロページをNin1モ
ードで出力する制御手段。
【0043】[10]モノクロページの優先出力が指定さ
れ、かつ画像形成のサイズが通常の場合に、モノクロペ
ージを先に出力し、その後、カラーページをNin1モ
ードで出力する制御手段。
【0044】[11]複数ページの画像を複数部数形成す
る際に、1部目の画像形成を試しとして先ず実行し、残
り部数についての画像形成はユーザの指定に応じて選択
的に実行する制御手段。
【0045】[12]ページ番号を付与しない画像形成の
とき、上記1部目の画像形成に限定してページ番号を付
与する制御手段。
【0046】[13]複数ページの画像を複数部数形成す
る際に、1部目の画像形成において付与されたページ番
号を入力パラメータとして残り部数の画像形成における
特定ページの条件設定を行う制御手段。
【0047】[14]カタログモードの画像形成を指定す
るための指定手段。
【0048】[15]上記1部目の画像形成に際し、カタ
ログモードが指定されていれば、カラーページの画像に
ついて互いにパラメータが異なる複数のパターンが収ま
った形のカタログページをカラーページ毎に形成する制
御手段。
【0049】[16]形成された各カタログページのいず
れかおよび同カタログページ内の各パターンのいずれか
を選択するための選択手段。
【0050】[17]残り部数の画像形成に際し、上記選
択手段で選択されたカタログページに対応するカラーペ
ージについて、同選択手段で選択されたパターンに合わ
せた画像形成を実行する制御手段。
【0051】図2はプリンタ動作時のモジュール構成と
データの流れを示している。グラフィックデバイスイン
タフェース(Graphics Device Int
erface:GDI)は、例えば文書作成用ソフトウ
エア等のアプリケーシヨンプログラムと印刷装置との間
でデータ通信を行うためのアブリケーシヨンプログラム
インタフェース(Application Progr
am Interface:API)であり、グラフィ
ック要素を管理するものである。プリンタドライバは、
印刷装置に出力するための印刷データを生成するもの
で、上記GDIと接続され、GDIからの描画命令によ
って、イメージデータを印刷装置が解釈可能な印刷デー
タに変換する。例えば、文書作成用アプリケーシヨンに
より作成した文書に対して印刷を指示すると、文書デー
タがプリンタドライバによりPDLに変換される。プリ
ンタドライバではアプリケーシヨンより渡されるデータ
からページがカラーであるかモノクロであるかを認識で
きる。
【0052】次に、PDLに変換されたデータは1つの
印刷ジョブとしてストリームになり、LAN4を通じて
プリンタコントローラのスプーラに転送される。プリン
タコントローラでは、プリンタモジュールと呼ばれる部
分があり、RIP(Raster Image Processor)処理を行
う。RIP処理とはPDLからビットマップにイメージ
展開する処理のことである。イメージ展開はページバッ
ファと呼ばれる部分にページ単位で展開される。展開さ
れた時点ではカラーページであるかモノクロページであ
るかの判別が可能である。次に、ページバッファに展開
されたページ単位のイメージデータは、カラーディジタ
ル複写機1に内臓されているHDDに転送される。その
後、エンジンにデータが転送されて印刷が実行される。
【0053】図3にカラーディジタル複写機1のプリン
タ部のシステム構成を示す。まず、露光手段から発せら
れるレーザ光が像担持体である感光体ドラム11上に照
射されることにより感光体ドラム11上に静電潜像が形
成され、その静電潜像が現像装置12からY(イエロ
ー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)
の順番で供給されるトナーにより現像されて可視像とな
る。この可視像は、A4サイズ2枚分(A3サイズ1枚
分)の表面積を持つ中間転写体13に移される。A4サ
イズ2枚分の内、一方をA面、もう一方をB面と呼ぶ。
モノクロイメージの現像の場合にはK1色のトナーのみ
が中間転写体に移される。カラーイメージの現像の場合
にはYMCKの4色のトナーが順番に中間転写体の上で
重ね合わされる。
【0054】給紙トレイ14もしくは用紙スタッカ15
から給紙されたコピー用紙は、転写部16において、モ
ノクロイメージの場合は1回転してコピー用紙に転写さ
れ、カラーイメージの場合には4回転してYMCK4色
のトナーが中間転写体13に載った上でコピー用紙に転
写される。
【0055】次に、定着部17によりトナーがコピー用
紙に溶融定着され、排紙ローラ18により排紙トレイ1
9に排紙される。カラーページおよびモノクロページ混
在時の場合には、文書内のページ順序を守るためにAD
Uが使用されることがあり、定着部によりイメージが定
着されたコピー用紙がADUのスタツカ20に一時スト
ツクされる。その後、排紙のページ順が来たら排紙ロー
ラ18により排紙トレイ19に排紙される。
【0056】図4にカラーディジタル複写機1の操作部
を示す。操作部はハードキーと呼ばれる部分(余熱キ
ー、割り込みキー、HELPキー、コピーキー、フアッ
クスキー、プリンタキー、オールクリアキー、テンキ
ー、クリア/ストッブキー]31、スタートキー3
1)、およびコントールパネル(タッチパネル式の液晶
表示部)32により構成される。
【0057】試し印刷の流れを図5に示す。まず、クラ
イアントPC5上で文書作成アプリケーションから印刷
指示を行うと、図6に示すプリンタドライバ画面がコン
トールパネル32に現われる。ここで印刷部数の指定を
行い(ステップS100)、次に図6中プロパティボタ
ンをクリックすると図7に示すブリンタドライバ画面が
コントールパネル32に現われる。ここで、「試し印
刷」のプロパティを設定する。試し印刷を行う場合には
「試し印刷」のチェックボックスをクリックして試し印
刷を行うことを指定する(ステップS101)。続い
て、カラーページを優先した試し印刷を行うか、モノク
ロページを優先した試し印刷を行うか、通常のページ順
で試し印刷を行うかの指定を行う。指定する項目のチェ
ックボックスをチェックする(ステップS102)。以
上の指定が終わると、「OK」ボタンをクリックし印刷
データ送信開始を指示する(ステップS103)。
【0058】なお、ブリンタドライバ画面には、試し印
刷を全てのページについて行うか、優先ページのみ行う
か、優先ページ以外をNin1モードで行うかをそれぞ
れ指定するためのチェックボックスも用意されている。
Nin1モードとは、1枚の用紙上に複数ページ(Nペ
ージ)の画像を印刷するもので、2in1モード、4i
n1モード、8in1モードなどがある。また、このブ
リンタドライバ画面において、見出しの仕上げ部分をク
リックすると図8に示すブリンタドライバ画面がコント
ールパネル32に現われる。この画面には、両面印刷を
行うか、Nin1モードの印刷を行うかのをそれぞれ指
定するためのチェックボックスが用意されている。
【0059】印刷データ送信開始が指示されると、プリ
ンタコントローラはプリンタドライバによりPDL化さ
れた印刷ジョブをスプーラに受信する(ステップS10
4)。スプーラに印刷ジョブが蓄積されると、プリンタ
モジュールによってページバッファヘのイメージ展開を
行う(ステップS105)。ここで、プリンタドライバ
により試し印刷モードが指定されている場合には(ステ
ップS106のYES)、カラーページ優先モードが指
定されているかの判断を行い、カラーページ優先モード
が指定されていれば(ステップS107のYES)、カ
ラーページのみを先にカラーディジタル複写機1に送信
するページ順序の入れ替え処理を行う(ステップS11
7)。また、カラーページ優先モードが指定されていな
い場合には(ステップS107のNO)、モノクロペー
ジ優先モードが指定されているかを判断し(ステップS
108)、モノクロページ優先モードが指定されている
場合には(ステップS108のYES)、モノクロペー
ジのみを先にカラーディジタル複写機1に送信する(ス
テップS118)。以後、全てのページデータをページ
バッファからカラーディジタル複写機1のHDDに転送
完了した後、カラーディジタル複写機1で試し印刷が開
始される(ステップS109)。
【0060】試し印刷とは、複数ページの画像を複数部
数印刷する際に、1部目の印刷を試しとして先ず実行
し、残り部数についての印刷はユーザの指定に応じて選
択的に実行する処理のことである。
【0061】試し印刷が実行されている間は、図9に示
す画面がコントールパネル32に表示される。ユーザは
この表示を見ることで、試し印刷が実行中であることを
把握する。
【0062】試し印刷が終了すると、図10に示す画面
がコントールパネル32に表示され、ユーザに残り部数
の印刷を行うかどうかの確認がなされ、コントールパネ
ル32からのコマンドを受付ける処理が実行される(ス
テップS110)。ここで、画面中の「削除する」アイ
コンが押下されて(スタートキー31は押下されず)、
残り部数の印刷が指示されない場合には(ステップS1
11のNO)、図11に示す画面がコントールパネル3
2に表示され、残り部数印刷のために保持している印刷
ジョブを削除するかどうかの再確認がユーザに対して問
われる。「削除する」アイコンが選択された場合には、
印刷データを開放して処理を終了する。
【0063】コントールパネル32で図10の画面が表
示されているときに、スタートキー31が押下されて残
り部数の印刷が指示されると(ステップS111のYE
S)、印刷データをディジタルPPC内部のHDDから
取得し(ステップS112)、残り部数の印刷を行う
(ステップS113)。指定部数の印刷が完了すると
(ステップS114のYES)、カラーディジタル複写
機1のHDDに蓄積されている印刷データを開放し(ス
テップS115)、処埋を終了する。
【0064】指定部数の印刷が完了しない場合には(ス
テップS114のNO)、指定部数の印刷が完了するま
で印刷処理を繰り返す。
【0065】また、プリンタドライバにより試し印刷モ
ードが指定されていない場合には(ステップS106の
NO)、試し印刷を行わずに通常印刷を行い(ステップ
S116)、処理を終了する。
【0066】なお、図10の画面には、残り部数の印刷
における特定ページの条件設定を行う手段として、「カ
ラーページ設定マニュアル変更ボタン」アイコンが用意
されており、このアイコンが押下されると、図12に示
す画面がコントールパネル32で表示される。この表示
は、条件設定の対象となるカラーページのページ数を指
定するためのもので、数値が入力されて「確定」アイコ
ンが押下されると、図13に示す画面がコントールパネ
ル32で表示される。この表示は、カラーページの条件
設定に関する各種パラメータの具体的な数値で指定する
ためのもので、数値が入力されて「確定」アイコンが押
下されると、指定完了となる。図12および図13の画
面において「取り消し」アイコンが押下されると、図1
0の画面に戻る。
【0067】カラーページとモノクロページが混在した
印刷を優先出力の指定なしに実行した場合の出力例を図
14に示す。
【0068】カラーページとモノクロページが混在した
印刷に際し、カラーページ優先出力を指定した場合の出
力例を図15に示す。
【0069】カラーページとモノクロページが混在した
印刷に際し、モノクロページ優先出力を指定した場合の
出力例を図16に示す。
【0070】図17にフェースダウン排紙時のプリント
シーケンス、図18にフェースアップ排紙時のプリント
シーケンスを示している。従来方式での動作と本実施形
態での動作とを比較して、本実施形態の場合に時間縮が
図れることを示している。
【0071】フェースダウン排紙時の動作とフエースア
ツプ排紙時の動作では、カラーディジタル複写機1のH
DDに蓄積されるページ順序が異なる。図中、「HD
D」はカラーディジタル複写機1のHDD、「PM−A
面」「PM−B面」は中間転写体13のA面、B面それ
ぞれに対応したページメモリを示す。サイズはそれそれ
A4サイズ1枚分を仮定している。「現像」「中間転写
体」「転写―定着」「ADU」「排紙」はそのユニット
を経過していることを示しているが、時間幅を論埋的に
示すため、各々のユニットにかかる時間は全て一定と仮
定している。
【0072】使用されている記号のうち、数字は原稿の
ページ番号を示し、「カ」はカラーページ、「モ」はモ
ノクロページを示している。この例では1ページ目と3
ぺージ目がモノクロページ、2ページ目と4ページ目が
カラーページとなるカラー/モノクロ混在原稿を印刷す
る場合を仮定している。
【0073】すなわち、従来例では13ステップの時間
が消費されるが、本実施形態では12ステップとADU
に入る時間分が短縮されていることがわかる。また、印
刷した結果をユーザーが確認する時間を考慮すると、カ
ラーページを先に確認したい場合、およびモノクロペー
ジを先に確認したい場合のそれぞれにおいて、本実施形
態ではさらに時間短縮が期待できることがわかる。
【0074】モノクロページにおいては、従来例より9
ステップも早くユーザが印刷結果を確認できる。
【0075】一般に、試し印刷を行ってその印刷結果を
確認する場合、確認の対象としてページ順序に依存しな
い項目が多くある。この点に着目し、あえてページ順序
を入れ換えることにより、感光体ドラム11を効率的に
使用することができ、残り部数の印刷が完了するまでの
システムトータルのスループットを改善することができ
る。
【0076】試し印刷でカラーページのみを先に印刷可
能であれば、ユーザーは早くにカラーページの印刷具合
を確認でき、またカラーページの印刷具合を確認中にモ
ノクロページの印刷が完了するので残り部数の印刷を行
うかどうか判断するまでの時間を短縮できる。逆に、カ
ラーページの色再現よりもモノクロページの網掛けの濃
さが気になるユーザーは、試し印刷でモノクロページの
みを先に印刷可能であれば、先にモノクロページの印刷
結果の確認ができ、モノクロページ印刷結果確認中にカ
ラーページの印刷が完了する。そしてすぐに残り部数の
印刷を指示できる。
【0077】なお、試し印刷では、カラーページの優先
出力のみを指定することで、優先対象のカラーページの
みを印刷(モノクロページは非印刷)することが可能で
ある。モノクロページの優先出力のみを指定すれば、優
先対象のモノクロページのみを印刷(カラーページは非
印刷)することができる。
【0078】カラーページの優先出力が指定され、かつ
Nin1モードが指定された場合には、カラーページを
Nin1モードで先に印刷し、その後、モノクロページ
をNin1モードで印刷することができる。モノクロペ
ージの優先出力が指定され、かつNin1モードが指定
された場合には、モノクロページをNin1モードで先
に印刷し、その後、カラーページをNin1モードで印
刷することができる。
【0079】カラーページの優先出力が指定され、かつ
画像形成のサイズが通常の場合には、カラーページを先
に印刷し、その後、モノクロページをNin1モードで
印刷することができる。モノクロページの優先出力が指
定され、かつ画像形成のサイズが通常の場合には、モノ
クロページを先に印刷し、その後、カラーページをNi
n1モードで印刷することができる。
【0080】一方、図7のコントールパネル画面で「カ
タログ印刷」アイコンが押下されると、カタログモード
の指定となり、図19に示すようなカタログ印刷を行う
ことができる。これは、カラーページについて互いにパ
ラメータが異なる複数のパターンが収まった形のカタロ
グページをカラーページ毎に印刷するものである。
【0081】すなわち、「色み」のパラメータが数%ず
つ異なる9個のパターンを配列してなる色み優先のカタ
ログと、「明度」のパラメータが少しずつ異なる9個の
パターンを配列してなる明度優先のカタログとが、1枚
の用紙に上下の関係に収められている。各パターンの下
方には、それぞれパターン選択用のチェックボックスが
付されている。また、用紙の最下部には、対応するカラ
ーページのページ数が付されている。
【0082】色み優先のカタログでは、中心位置にある
パターンについて、「色み」のパラメータをイエロ−5
0%、マゼンタ50%、シアン50%、ブラック50%
とし、その周囲に各パラメータが10%あるいは90%
となるパターンを配している。明度優先のカタログで
は、中心位置にあるパターンについて、「明度」のパラ
メータを明度50%、コントラスト50%とし、その周
囲に各パラメータが10%あるいは90%となるパター
ンを配している。なお、図面上では全てのパターンが同
じになっているが、これは、各パターンのパラメータの
ずれを図面として表現することが難しいためであり、実
際はパラメータが少しずつずれている。
【0083】このカタログ印刷を含めた試し印刷の流れ
を図20のフローチャートに示している。
【0084】まず、クライアントPC5上で文書作成ア
プリケーションから印刷指示を行うと、図6に示すプリ
ンタドライバ画面がコントールパネル32に現われる。
ここで印刷部数の指定を行い(ステップS200)、次
に図6中プロパティボタンをクリックすると図7に示す
ブリンタドライバ画面がコントールパネル32に現われ
る。ここで、「試し印刷」のプロパティを設定する。試
し印刷を行う場合には「試し印刷」のチェックボックス
をクリックして試し印刷を行うことを指定する(ステッ
プS201)。続いて、カラーページを優先した試し印
刷を行うか、モノクロページを優先した試し印刷を行う
か、通常のページ順で試し印刷を行うかの指定を行う。
指定する項目のチェックボックスをチェックする(ステ
ップS202)。そして、カタログ印刷を指示するため
に「カタログ印刷」のチェックボックスをクリックする
(S203)。以上の指定が終わると、「OK」ボタン
をクリックし印刷データ送信開始を指示する(ステップ
S204)。
【0085】印刷データ送信開始が指示されると、プリ
ンタコントローラはプリンタドライバによりPDL化さ
れた印刷ジョブをスプーラに受信する(ステップS20
5)。スプーラに印刷ジョブが蓄積されると、プリンタ
モジュールによってページバッファヘのイメージ展開を
行う(ステップS206)。ここで、プリンタドライバ
により試し印刷モードが指定されている場合には(ステ
ップS207のYES)、カラーページ優先モードが指
定されているかの判断を行い、カラーページ優先モード
が指定されていれば(ステップS208のYES)、カ
ラーページのみを先にカラーディジタル複写機1に送信
するページ順序の入れ替え処理を行う(ステップS22
0)。また、カラーページ優先モードが指定されていな
い場合には(ステップS208のNO)、モノクロペー
ジ優先モードが指定されているかを判断し(ステップS
209)、モノクロページ優先モードが指定されている
場合には(ステップS209のYES)、モノクロペー
ジのみを先にカラーディジタル複写機1に送信する(ス
テップS221)。
【0086】続いて、カタログモードが指定されている
かどうかの判定を行い(ステップS210)、指定され
ていれば(ステップS210のYES)、カラーページ
についてカタログ印刷の処理が実行される(ステップS
222)。
【0087】以後、全てのページデータをページバッフ
ァからカラーディジタル複写機1のHDDに転送完了し
た後、カラーディジタル複写機1で試し印刷が開始され
る(S211)。試し印刷が実行されている間は、図2
1に示す画面がコントールパネル32に表示される。ユ
ーザはこの表示を見ることで、試し印刷が実行中で、し
かもカタログ印刷ありの旨を把握する。
【0088】試し印刷が終了すると、図22に示す画面
がコントールパネル32に表示され、ユーザにカタログ
印刷スキャンを開始するかどうかの確認がなされ、コン
トールパネル32からのコマンドを受付ける処理が実行
される(ステップS212)。ここで、ユーザがカラー
ページの各パラメータを変更したい場合には、カタログ
印刷された用紙において好みのパターンを選んでその近
傍のチェックボックスにペン等で印を記入し、その用紙
をカラーディジタル複写機1の原稿台にセットしてスキ
ャンする。このスキャンにより、各パラメータの変更内
容およびページ番号が認識される(ステップS22
3)。変更内容は、ページ単位で保持される。スキャン
中は、コントールパネル32で図23に示す画面が表示
される。
【0089】図22の画面において、「スキャンしな
い」アイコンが押下されて、スキャンが指示されない場
合には(ステップS213のNO)、図24に示す画面
がコントールパネル32に表示され、残り部数印刷のた
めに保持している印刷ジョブを削除するかどうかの再確
認がユーザに対して問われる。
【0090】コントールパネル32で図24の画面が表
示されているときに、スタートキー31が押下されて残
り部数の印刷が指示されると(ステップS214のYE
S)、印刷データをディジタルPPC内部のHDDから
取得し(ステップS215)、残り部数の印刷を行う
(ステップS216)。指定部数の印刷が完了すると
(ステップS217のYES)、カラーディジタル複写
機1のHDDに蓄積されている印刷データを開放し(ス
テップS218)、処埋を終了する。
【0091】指定部数の印刷が完了しない場合には(ス
テップS217のNO)、指定部数の印刷が完了するま
で印刷処理を繰り返す。
【0092】また、プリンタドライバにより試し印刷モ
ードが指定されていない場合には(ステップS207の
NO)、試し印刷を行わずに通常印刷を行い(ステップ
S219)、処理を終了する。
【0093】なお、図24の画面には、残り部数の印刷
における特定ページの条件設定を行う手段として、「カ
ラーページ設定確認」アイコンが用意されており、この
アイコンが押下されると、図25に示す画面がコントー
ルパネル32で表示される。この表示は、条件設定の対
象となるカラーページのページ数および変更パラメータ
を指定するためのもので、数値が入力されて「確定」ア
イコンが押下されると、指定完了となる。
【0094】このように、カラーページのみをカタログ
印刷することで、モノクロページまでカタログ印刷処理
を行っていた時間を短縮し、モノクロページは最終的な
印刷結果と等倍で印刷する。また、前述のカラーページ
のみを先に試し印刷することと合わせると、カラーペー
ジの色再現の具合を確認したいユーザにとっては大幅な
時間短縮が期待できる。また、カタログ印刷結果(Ni
n1モードで印刷されている状態)の用紙上にユーザが
好みのパターンを選択できる手段を提供し、その用紙を
スキャンさせることにより印刷装置がユーザの選択した
パラメータを自動認識して、残りの部数を印刷する際に
は認識したパラメータをもってカラーページを印刷する
ので、ユーザが一度クライアントPC5まで戻ることな
く所望の印刷結果が得られ、時間短縮になることが期待
できる。
【0095】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、カ
ラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
し、カラーページの優先出力またはモノクロページの優
先出力を指定するための指定手段と、この指定手段でカ
ラーページの優先出力が指定された場合に、カラーペー
ジを先に出力し、その後、モノクロページを出力する制
御手段と、前記選択手段でモノクロページの優先出力が
指定された場合に、モノクロページを先に出力し、その
後、カラーページを出力する制御手段とを備えたので、
カラーページとモノクロページが混在した試し印刷を行
う場合、システム全体のスループット(試し印刷〜確認
〜残り部数印刷)を向上させ、利用者による使い勝手が
大幅に向上する画像形成装置を提供できる。
【0096】また、この発明によれば、複数ページの画
像を複数部数形成する際に、1部目の画像形成を試しと
して先ず実行し、残り部数についての画像形成はユーザ
の指定に応じて選択的に実行する制御手段と、カタログ
モードの画像形成を指定するための指定手段と、前記1
部目の画像形成に際し、前記カタログモードが指定され
ていれば、カラーページの画像について互いにパラメー
タが異なる複数のパターンが収まった形のカタログペー
ジをカラーページ毎に形成する制御手段とを備えたの
で、カラーページの条件を容易に変更することができ、
カラーページの試し印刷の効率化が図れる画像形成装置
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の全体的な構成を示す図。
【図2】同実施形態における要部のブロック図。
【図3】同実施形態におけるカラーディジタル複写機の
要部の構成を示す図。
【図4】同実施形態におけるカラーディジタル複写機の
操作部の構成を示す図。
【図5】同実施形態の作用を説明するためのフローチャ
ート。
【図6】同実施形態におけるコントールパネルで表示さ
れる画面を示す図。
【図7】図6に続いて表示される画面を示す図。
【図8】図7に続いて表示される画面を示す図。
【図9】同実施形態における試し印刷中に表示される画
面を示す図。
【図10】同実施形態における試し印刷の終了時に表示
される画面を示す図。
【図11】図10に続いて表示される画面を示す図。
【図12】図10に続いて表示される画面を示す図。
【図13】図12に続いて表示される画面を示す図。
【図14】同実施形態における優先モードなしでの試し
印刷の出力例を示す図。
【図15】同実施形態におけるカラーページ優先モード
での試し印刷の出力例を示す図。
【図16】同実施形態におけるモノクロページ優先モー
ドでの試し印刷の出力例を示す図。
【図17】同実施形態におけるフェースダウン排紙時の
プリントシーケンスを示す図。
【図18】同実施形態におけるフェースアップ排紙時の
プリントシーケンスを示す図。
【図19】同実施形態におけるカタログ印刷の出力例を
示す図。
【図20】同実施形態におけるカタログ印刷を含む作用
を説明するためのフローチャート。
【図21】同実施形態におけるカタログ印刷後に表示さ
れる画面を示す図。
【図22】図21に続いて表示される画面を示す図。
【図23】図22に続いて表示される画面を示す図。
【図24】図22に続いて表示される画面を示す図。
【図25】図24に続いて表示される画面を示す図。
【符号の説明】
1…カラーディジタル複写機 3…プリンタコントローラ 4…LAN 5…クライアントPC 11…感光体ドラム(像担持体) 12…現像装置 13…中間転写体 31…スタートキー 32…コントールパネル(タッチパネル式の液晶表示
部)
フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 AR01 HH05 HJ06 HN02 HN15 HN25 KK15 KK25 KK26 2H030 AD07 AD08 5B021 BB02 KK01 LG07 PP04 PP06 5C079 HA13 KA00 KA04 LA31 MA10 MA19 NA13 NA25

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラーページおよびモノクロページの画
    像形成を行う画像形成装置において、 カラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
    し、カラーページの優先出力またはモノクロページの優
    先出力を指定するための指定手段と、 この指定手段でカラーページの優先出力が指定された場
    合に、カラーページを先に出力し、その後、モノクロペ
    ージを出力する制御手段と、 前記指定手段でモノクロページの優先出力が指定された
    場合に、モノクロページを先に出力し、その後、カラー
    ページを出力する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 カラーページおよびモノクロページの画
    像形成を行う画像形成装置において、 カラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
    し、カラーページの優先出力のみまたはモノクロページ
    の優先出力のみを指定するための指定手段と、 この指定手段でカラーページの優先出力のみが指定され
    た場合に、カラーページのみを出力する制御手段と、 前記指定手段でモノクロページの優先出力のみが指定さ
    れた場合に、モノクロページのみを出力する制御手段
    と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 カラーページおよびモノクロページの画
    像形成を行う画像形成装置において、 カラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
    し、カラーページの優先出力またはモノクロページの優
    先出力を指定するための指定手段と、 Nin1モードの画像形成を指定するための指定手段
    と、 前記カラーページの優先出力が指定され、かつ前記Ni
    n1モードが指定された場合に、カラーページをNin
    1モードで先に出力し、その後、モノクロページをNi
    n1モードで出力する制御手段と、 前記モノクロページの優先出力が指定され、かつ前記N
    in1モードが指定された場合に、モノクロページをN
    in1モードで先に出力し、その後、カラーページをN
    in1モードで出力する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 カラーページおよびモノクロページの画
    像形成を行う画像形成装置において、 カラーページとモノクロページが混在した画像形成に際
    し、カラーページの優先出力またはモノクロページの優
    先出力を指定するための指定手段と、 前記カラーページの優先出力が指定され、かつ画像形成
    のサイズが通常の場合に、カラーページを先に出力し、
    その後、モノクロページをNin1モードで出力する制
    御手段と、 前記モノクロページの優先出力が指定され、かつ画像形
    成のサイズが通常の場合に、モノクロページを先に出力
    し、その後、カラーページをNin1モードで出力する
    制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 複数ページの画像を複数部数形成する際
    に、1部目の画像形成を試しとして先ず実行し、残り部
    数についての画像形成はユーザの指定に応じて選択的に
    実行する制御手段と、 ページ番号を付与しない画像形成のとき、前記1部目の
    画像形成に限定してページ番号を付与する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成装置におい
    て、 複数ページの画像を複数部数形成する際に、1部目の画
    像形成において付与されたページ番号を入力パラメータ
    として残り部数の画像形成における特定ページの条件設
    定を行う制御手段、をさらに具備したことを特徴とする
    画像形成装置。
  7. 【請求項7】 カラーページおよびモノクロページの画
    像形成を行う画像形成装置において、 複数ページの画像を複数部数形成する際に、1部目の画
    像形成を試しとして先ず実行し、残り部数についての画
    像形成はユーザの指定に応じて選択的に実行する制御手
    段と、 カタログモードの画像形成を指定するための指定手段
    と、 前記1部目の画像形成に際し、前記カタログモードが指
    定されていれば、カラーページの画像について互いにパ
    ラメータが異なる複数のパターンが収まった形のカタロ
    グページをカラーページ毎に形成する制御手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の画像形成装置におい
    て、 前記形成された各カタログページのいずれかおよび同カ
    タログページ内の各パターンのいずれかを選択するため
    の選択手段と、 前記残り部数の画像形成に際し、前記選択手段で選択さ
    れたカタログページに対応するカラーページについて、
    同選択手段で選択されたパターンに合わせた画像形成を
    実行する制御手段と、 をさらに具備したことを特徴とする画像形成装置。
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