JP2001102137A - 同軸ケーブル終端機構を備えた電気コネクタ - Google Patents
同軸ケーブル終端機構を備えた電気コネクタInfo
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- JP2001102137A JP2001102137A JP2000253344A JP2000253344A JP2001102137A JP 2001102137 A JP2001102137 A JP 2001102137A JP 2000253344 A JP2000253344 A JP 2000253344A JP 2000253344 A JP2000253344 A JP 2000253344A JP 2001102137 A JP2001102137 A JP 2001102137A
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R24/00—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
- H01R24/28—Coupling parts carrying pins, blades or analogous contacts and secured only to wire or cable
- H01R24/30—Coupling parts carrying pins, blades or analogous contacts and secured only to wire or cable with additional earth or shield contacts
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R9/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, e.g. terminal strips or terminal blocks; Terminals or binding posts mounted upon a base or in a case; Bases therefor
- H01R9/03—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections
- H01R9/05—Connectors arranged to contact a plurality of the conductors of a multiconductor cable, e.g. tapping connections for coaxial cables
- H01R9/0518—Connection to outer conductor by crimping or by crimping ferrule
Landscapes
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Processing Of Terminals (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数の同軸ケーブルの金属シールドを接地ブ
レードのような接地部材に終端する高速同軸ケーブル用
の改良された終端機構を備えた電気コネクタを提供す
る。 【解決手段】 電気コネクタ１４は、絶縁ハウジング１
５と、そこに取り付けられる複数の端子３２とを備えて
いる。ハウジング１５には導電性接地ブレード２８が取
り付けられ、該接地ブレードから少なくとも一対の位置
決めアーム５２が突出して、一対の同軸ケーブル６４の
金属シールド８８に係合される。ハウジング１５には独
立したケーブル終端部材６０が取り付けられ、その仕切
壁６２は、上記位置決めアーム５２間に延びて、同軸ケ
ーブル６４を分離すると共に、その金属シールド８８を
位置決めアーム５２の付近に維持する。
レードのような接地部材に終端する高速同軸ケーブル用
の改良された終端機構を備えた電気コネクタを提供す
る。 【解決手段】 電気コネクタ１４は、絶縁ハウジング１
５と、そこに取り付けられる複数の端子３２とを備えて
いる。ハウジング１５には導電性接地ブレード２８が取
り付けられ、該接地ブレードから少なくとも一対の位置
決めアーム５２が突出して、一対の同軸ケーブル６４の
金属シールド８８に係合される。ハウジング１５には独
立したケーブル終端部材６０が取り付けられ、その仕切
壁６２は、上記位置決めアーム５２間に延びて、同軸ケ
ーブル６４を分離すると共に、その金属シールド８８を
位置決めアーム５２の付近に維持する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電気コネ
クタに係り、より詳細には、高速ケーブルの金属シール
ド、例えば、金属編組線を終端する機構を備えた複数の
同軸ケーブル用の電気コネクタに係る。
クタに係り、より詳細には、高速ケーブルの金属シール
ド、例えば、金属編組線を終端する機構を備えた複数の
同軸ケーブル用の電気コネクタに係る。
【０００２】
【従来の技術】典型的な高速ケーブルは、中心導体即ち
コアと、その周囲を取り巻く管状内部絶縁被覆とを備え
ている。ケーブルをシールド及び／又は接地するために
内部絶縁被覆の外側にシールドが配置される。シールド
は、通常、管状の金属編組線である。しかしながら、１
つ以上の長手方向導線も使用され、これは一般に「ドレ
イン線」と称される。絶縁ジャケットが、シールドの外
側で複合ケーブルを取り巻く。
コアと、その周囲を取り巻く管状内部絶縁被覆とを備え
ている。ケーブルをシールド及び／又は接地するために
内部絶縁被覆の外側にシールドが配置される。シールド
は、通常、管状の金属編組線である。しかしながら、１
つ以上の長手方向導線も使用され、これは一般に「ドレ
イン線」と称される。絶縁ジャケットが、シールドの外
側で複合ケーブルを取り巻く。
【０００３】種々の形式のコネクタを使用して、高速ケ
ーブルが終端される。コネクタは、通常、その接点がケ
ーブルの中心導体即ちコアに終端される。又、コネクタ
は、通常、接地の目的で高速ケーブルの金属シールドを
終端する終端部材も備えている。このようなコネクタで
は、金属シールドが半田付け又は溶接により終端部材に
終端される。或いは又、クリンプ機構を使用して、終端
部材の少なくとも一部分を金属編組にしっかりクリンプ
することもできる。
ーブルが終端される。コネクタは、通常、その接点がケ
ーブルの中心導体即ちコアに終端される。又、コネクタ
は、通常、接地の目的で高速ケーブルの金属シールドを
終端する終端部材も備えている。このようなコネクタで
は、金属シールドが半田付け又は溶接により終端部材に
終端される。或いは又、クリンプ機構を使用して、終端
部材の少なくとも一部分を金属編組にしっかりクリンプ
することもできる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータやテレコ
ミュニケーション業界において電子装置が益々小型化さ
れるに伴い電気コネクタも小型化されてきたために、細
い高速ケーブル、特に、ケーブルの金属シールドを終端
するのに著しい問題に遭遇している。例えば、細い同軸
ケーブルの外径は、０．０９０インチ程度である。中心
導体／コアを取り巻く内部絶縁被覆の外径は、０．０５
１インチ程度であり、そして中心導体／コアの直径は、
０．０１２インチ程度である。益々小さな寸法パラメー
タを有する同軸ケーブルが使用されてきている。
ミュニケーション業界において電子装置が益々小型化さ
れるに伴い電気コネクタも小型化されてきたために、細
い高速ケーブル、特に、ケーブルの金属シールドを終端
するのに著しい問題に遭遇している。例えば、細い同軸
ケーブルの外径は、０．０９０インチ程度である。中心
導体／コアを取り巻く内部絶縁被覆の外径は、０．０５
１インチ程度であり、そして中心導体／コアの直径は、
０．０１２インチ程度である。益々小さな寸法パラメー
タを有する同軸ケーブルが使用されてきている。
【０００５】細い同軸ケーブルを終端する際の問題は、
ケーブルの金属シールドを終端する際にしばしば生じ
る。例えば、半田付け方法が使用される場合には、金属
シールドの付近に熱（半田付けに必要な）を加えると、
その下の内部絶縁被覆に熱によるダメージが生じ、実際
には、内部絶縁被覆をかなり破壊又は劣化させる。又、
従来のクリンプ型終端が使用される場合には、典型的な
クリンプ力によりケーブルの中心導体／コアを取り巻く
内部絶縁被覆が潰れたり変形したりする。
ケーブルの金属シールドを終端する際にしばしば生じ
る。例えば、半田付け方法が使用される場合には、金属
シールドの付近に熱（半田付けに必要な）を加えると、
その下の内部絶縁被覆に熱によるダメージが生じ、実際
には、内部絶縁被覆をかなり破壊又は劣化させる。又、
従来のクリンプ型終端が使用される場合には、典型的な
クリンプ力によりケーブルの中心導体／コアを取り巻く
内部絶縁被覆が潰れたり変形したりする。
【０００６】これらの問題は、高速ケーブルの金属シー
ルドが円筒形の終端部材に終端されず、平らな終端部材
又は接点に終端されるときには、更に複雑になる。例え
ば、同軸ケーブルの金属シールド即ち編組線を平らな接
地部材に終端する例が、本発明の譲受人に譲渡された１
９９４年４月１９日付の米国特許第５，３０４，０６９
号に開示されている。該特許では、複数の同軸ケーブル
の金属編組が高速信号送信ターミナルモジュールの接地
プレートに終端される。同軸ケーブルの導体／コアは、
モジュールの信号端子に終端される。別の例が、１９９
８年１月２７日付の米国特許第５，７１１，６８６号、
１９９８年２月１０日付の第５，７１６，２３６号、１
９９８年２月１７日付の第５，７１８，６０７号、１９
９８年３月１０日付の第５，７２５，３８７号、及び１
９９８年７月２８日付の第５，７８５，５５５号に開示
されており、これらは、全て、本発明の譲受人に譲渡さ
れたものである。
ルドが円筒形の終端部材に終端されず、平らな終端部材
又は接点に終端されるときには、更に複雑になる。例え
ば、同軸ケーブルの金属シールド即ち編組線を平らな接
地部材に終端する例が、本発明の譲受人に譲渡された１
９９４年４月１９日付の米国特許第５，３０４，０６９
号に開示されている。該特許では、複数の同軸ケーブル
の金属編組が高速信号送信ターミナルモジュールの接地
プレートに終端される。同軸ケーブルの導体／コアは、
モジュールの信号端子に終端される。別の例が、１９９
８年１月２７日付の米国特許第５，７１１，６８６号、
１９９８年２月１０日付の第５，７１６，２３６号、１
９９８年２月１７日付の第５，７１８，６０７号、１９
９８年３月１０日付の第５，７２５，３８７号、及び１
９９８年７月２８日付の第５，７８５，５５５号に開示
されており、これらは、全て、本発明の譲受人に譲渡さ
れたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のケーブ
ルの金属シールドを接地ブレードのような接地部材に終
端する高速同軸ケーブル用の終端機構の改良に向けられ
る。それ故、本発明の目的は、高速ケーブルの金属シー
ルドを終端する機構を備えた新規で且つ改良された電気
コネクタを提供することである。本発明のコネクタは、
前方嵌合面と、後方終端面と、これら両方の面間に延び
る複数の端子受入通路と、これら両方の面間に延びるブ
レード受入通路とを有する絶縁ハウジングを備えてい
る。端子受入通路には、複数の端子が受け入れられる。
ブレード受入通路には導電性接地ブレードが受け入れら
れる。ハウジングの後方終端面において接地ブレードか
ら少なくとも一対の位置決めアームが突出し、一対の同
軸ケーブルの金属シールドに係合される。ハウジングに
は独立したケーブル終端部材が取り付けられ、該終端部
材は、同軸ケーブルを分離しそして金属シールドを位置
決めアーム付近に維持するために位置決めアーム間に延
びる仕切壁を含む。
ルの金属シールドを接地ブレードのような接地部材に終
端する高速同軸ケーブル用の終端機構の改良に向けられ
る。それ故、本発明の目的は、高速ケーブルの金属シー
ルドを終端する機構を備えた新規で且つ改良された電気
コネクタを提供することである。本発明のコネクタは、
前方嵌合面と、後方終端面と、これら両方の面間に延び
る複数の端子受入通路と、これら両方の面間に延びるブ
レード受入通路とを有する絶縁ハウジングを備えてい
る。端子受入通路には、複数の端子が受け入れられる。
ブレード受入通路には導電性接地ブレードが受け入れら
れる。ハウジングの後方終端面において接地ブレードか
ら少なくとも一対の位置決めアームが突出し、一対の同
軸ケーブルの金属シールドに係合される。ハウジングに
は独立したケーブル終端部材が取り付けられ、該終端部
材は、同軸ケーブルを分離しそして金属シールドを位置
決めアーム付近に維持するために位置決めアーム間に延
びる仕切壁を含む。
【０００８】接地ブレードは、ほぼ平面であり、スロッ
トを含んでいる。ケーブル終端部材は、このスロットを
通して位置決めアーム間に突出する壁部分を含み、これ
は、接地ブレードがブレード受入通路から抜け落ちるの
を防止するための当接肩部を形成する。接地ブレード
は、一対の位置決めアームがその各側から突出してお
り、これらのアームの各対間にケーブル終端部材の仕切
壁が延びる。これは、４本の同軸ケーブルを受け入れる
ための４つの象限を画成する。４つの信号端子を受け入
れるために４つの象限に整列してハウジングに４つの端
子受入通路が設けられる。
トを含んでいる。ケーブル終端部材は、このスロットを
通して位置決めアーム間に突出する壁部分を含み、これ
は、接地ブレードがブレード受入通路から抜け落ちるの
を防止するための当接肩部を形成する。接地ブレード
は、一対の位置決めアームがその各側から突出してお
り、これらのアームの各対間にケーブル終端部材の仕切
壁が延びる。これは、４本の同軸ケーブルを受け入れる
ための４つの象限を画成する。４つの信号端子を受け入
れるために４つの象限に整列してハウジングに４つの端
子受入通路が設けられる。
【０００９】又、本発明によれば、ハウジングの少なく
とも一部分の周りにシールドが配置され、このシールド
は、ケーブル終端部材の少なくとも一部分に係合してそ
れをハウジングに保持する。ケーブル終端部材の少なく
とも１つの位置決め突起がハウジングの位置決めくぼみ
に配置される。これら位置決め突起は、ケーブル終端部
材のアーム上にあり、そしてシールドはアームに係合し
て、ケーブル終端部材をハウジングに保持する。
とも一部分の周りにシールドが配置され、このシールド
は、ケーブル終端部材の少なくとも一部分に係合してそ
れをハウジングに保持する。ケーブル終端部材の少なく
とも１つの位置決め突起がハウジングの位置決めくぼみ
に配置される。これら位置決め突起は、ケーブル終端部
材のアーム上にあり、そしてシールドはアームに係合し
て、ケーブル終端部材をハウジングに保持する。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の好適な実施形態を詳細に説明する。先ず、図１ない
し５を参照すれば、本発明の電気コネクタ１４は、前部
シールド１６及び後部シールド１７でほぼ取り巻かれた
絶縁ハウジング１５を備えている。ハウジング１５はプ
ラスチック等の絶縁材料で一体成形された１部片構造体
である。各シールド１６及び１７は、導電性シートメタ
ル材料で型抜き成形又は引き出し加工された１部片構造
体である。このコネクタ１４は、前部シールド１６が前
方嵌合面１８を形成しそして後部シールド１７が後方終
端面２０を形成する入力／出力（Ｉ／Ｏ）電気コネクタ
である。前方嵌合面１８は、実際には、３行のデータ送
信端子２４の前方に突出する接点部分を取り巻くシール
ド１６のシュラウド２２によって形成される。データ送
信端子２４は、コネクタハウジング１５の端子受入通路
２６を経て突出し、テール部分２５を有している。導電
性接地ブレード２８は、コネクタハウジング１５のブレ
ード受入通路３０を経て突出する。一対の高速信号端子
３２は、接地ブレード２８の各側でハウジング１５の一
対の端子受入通路３４を経て突出する。高速信号端子３
２のテール部分３６（図２）は、コネクタハウジング１
５の後部プラットホーム４０において後部シールド１７
の後方に突出する。
明の好適な実施形態を詳細に説明する。先ず、図１ない
し５を参照すれば、本発明の電気コネクタ１４は、前部
シールド１６及び後部シールド１７でほぼ取り巻かれた
絶縁ハウジング１５を備えている。ハウジング１５はプ
ラスチック等の絶縁材料で一体成形された１部片構造体
である。各シールド１６及び１７は、導電性シートメタ
ル材料で型抜き成形又は引き出し加工された１部片構造
体である。このコネクタ１４は、前部シールド１６が前
方嵌合面１８を形成しそして後部シールド１７が後方終
端面２０を形成する入力／出力（Ｉ／Ｏ）電気コネクタ
である。前方嵌合面１８は、実際には、３行のデータ送
信端子２４の前方に突出する接点部分を取り巻くシール
ド１６のシュラウド２２によって形成される。データ送
信端子２４は、コネクタハウジング１５の端子受入通路
２６を経て突出し、テール部分２５を有している。導電
性接地ブレード２８は、コネクタハウジング１５のブレ
ード受入通路３０を経て突出する。一対の高速信号端子
３２は、接地ブレード２８の各側でハウジング１５の一
対の端子受入通路３４を経て突出する。高速信号端子３
２のテール部分３６（図２）は、コネクタハウジング１
５の後部プラットホーム４０において後部シールド１７
の後方に突出する。
【００１１】図１及び２には、１つの高速信号端子３２
しか示されていないが、一対の高速信号端子が接地ブレ
ード２８の各側に配置されることを理解されたい。同様
に、図１には、６個のデータ送信端子２４しか示されて
いないが、ハウジング１５の３行の端子受入通路２６に
は、３０個のデータ送信端子２４が配置される。前部シ
ールド１６は、一対の後方に突出するタブ４２をその上
下に有している。これらのタブ４２は、前部シールド１
６のベースプレート４６の後方に、後部シールド１７の
ベースプレート４８のノッチ４７を経て突出する。上部
のタブ４２は、矢印Ａ（図２）の方向に下方に曲げら
れ、そして下部のタブ４２は、矢印Ｂの方向に上方に曲
げられる。これは、前部及び後部シールド１６、１７を
コネクタハウジング１５の周りにしっかり固定させる。
しか示されていないが、一対の高速信号端子が接地ブレ
ード２８の各側に配置されることを理解されたい。同様
に、図１には、６個のデータ送信端子２４しか示されて
いないが、ハウジング１５の３行の端子受入通路２６に
は、３０個のデータ送信端子２４が配置される。前部シ
ールド１６は、一対の後方に突出するタブ４２をその上
下に有している。これらのタブ４２は、前部シールド１
６のベースプレート４６の後方に、後部シールド１７の
ベースプレート４８のノッチ４７を経て突出する。上部
のタブ４２は、矢印Ａ（図２）の方向に下方に曲げら
れ、そして下部のタブ４２は、矢印Ｂの方向に上方に曲
げられる。これは、前部及び後部シールド１６、１７を
コネクタハウジング１５の周りにしっかり固定させる。
【００１２】コネクタの内部について詳細に説明する前
に、導電性接地ブレード２８を詳細に示した図３及び４
を参照する。このブレード２８は、シートメタル材料か
ら型抜き成形される。明らかなように、このブレード２
８は、全体的に平らで細長い接地ブレードである。ハウ
ジング１５のブレード受入通路３０内に締りばめを確立
するために接地ブレード２８の両縁にはとげ５０が型抜
きされる。一対の位置決めアーム５２が、接地ブレード
２８の後方終端５４においてその各側から突出してい
る。各位置決めアーム５２は、型抜きされた窓５６を含
む。位置決めアーム５２は、同軸ケーブルの金属編組の
ような金属シールドに係合するために正確な形状にされ
る。位置決めアーム５２は、金属シールドに半田付けさ
れ、そして窓５６は、半田材料がアーム５２を通して流
れてシールドに係合できるようにする。接地ブレード２
８にはスロット５８が形成される。このスロット５８
は、ブレード２８の後端５４で開いており、そしてその
閉じた端５８ａは、以下に述べる目的で当接端を形成す
る。
に、導電性接地ブレード２８を詳細に示した図３及び４
を参照する。このブレード２８は、シートメタル材料か
ら型抜き成形される。明らかなように、このブレード２
８は、全体的に平らで細長い接地ブレードである。ハウ
ジング１５のブレード受入通路３０内に締りばめを確立
するために接地ブレード２８の両縁にはとげ５０が型抜
きされる。一対の位置決めアーム５２が、接地ブレード
２８の後方終端５４においてその各側から突出してい
る。各位置決めアーム５２は、型抜きされた窓５６を含
む。位置決めアーム５２は、同軸ケーブルの金属編組の
ような金属シールドに係合するために正確な形状にされ
る。位置決めアーム５２は、金属シールドに半田付けさ
れ、そして窓５６は、半田材料がアーム５２を通して流
れてシールドに係合できるようにする。接地ブレード２
８にはスロット５８が形成される。このスロット５８
は、ブレード２８の後端５４で開いており、そしてその
閉じた端５８ａは、以下に述べる目的で当接端を形成す
る。
【００１３】図５は、本発明によるケーブル終端部材６
０を示す。このケーブル終端部材６０は、一対の互いに
逆方向に延びる仕切壁６２を備え、これらの仕切壁は、
図１及び２から明らかなように、接地ブレード２８の後
端において位置決めアーム５２の上下対間に延びる。こ
れらの仕切壁は、ケーブルをしかるべき位置へと案内す
るための傾斜した導入面６３と、ケーブルが挿入された
後にそれを保持する捕獲部６５とを有する。従って、仕
切壁６２及び位置決めアーム５２は、上記のようにコネ
クタハウジング１５の４つの端子受入通路３４に挿入さ
れた４つの高速信号端子３２のテール３６に終端される
４本の同軸ケーブル６４（図２）を受け入れるための４
つの象限に分割されたケーブル終端機構を形成する。本
質的に、４つの高速信号端子のテール３６は、ケーブル
終端部材６０の仕切壁６２及び接地ブレード２８の位置
決めアーム５２によって画成された４つの象限と整列さ
れる。ケーブル終端部材６０は、一対の長手方向フラン
ジ６６を各側に有し、接地ブレード２８のスロット５８
（図３及び４）の両側の平面部分を受け入れるためのチ
ャンネル６８を形成する。ケーブル終端部材６０の前方
当接肩部７０（図５）は、スロット５８の閉じた端５０
ａに当接し、接地ブレード２８がコネクタハウジング１
５の通路３０から抜け落ちるのを防止する。換言すれ
ば、接地ブレード２８がハウジング１５の後部に挿入さ
れた後に、ケーブル終端部材６０をハウジング１５に組
み立てると、ケーブル終端部材６０の当接肩部７０が接
地ブレード２８のスロット５８の当接端５８ａに係合さ
れ、これにより、ケーブル終端部材６０は、接地ブレー
ド２８がハウジング１５から抜け落ちるのを防止する。
更に、図５を参照すれば、ケーブル終端部材６０は、前
方を向いた位置決め突起７４を有する一対のアーム７２
によりコネクタハウジング１５に組み立てられる。位置
決め突起７４は、以下に述べるように、コネクタハウジ
ング１５の位置決めくぼみに受け入れられる。或いは
又、接地ブレード２８及びケーブル終端部材６０を予め
組み立て、次いで、そのサブ組立体をハウジング１５の
後部に設置してもよい。
０を示す。このケーブル終端部材６０は、一対の互いに
逆方向に延びる仕切壁６２を備え、これらの仕切壁は、
図１及び２から明らかなように、接地ブレード２８の後
端において位置決めアーム５２の上下対間に延びる。こ
れらの仕切壁は、ケーブルをしかるべき位置へと案内す
るための傾斜した導入面６３と、ケーブルが挿入された
後にそれを保持する捕獲部６５とを有する。従って、仕
切壁６２及び位置決めアーム５２は、上記のようにコネ
クタハウジング１５の４つの端子受入通路３４に挿入さ
れた４つの高速信号端子３２のテール３６に終端される
４本の同軸ケーブル６４（図２）を受け入れるための４
つの象限に分割されたケーブル終端機構を形成する。本
質的に、４つの高速信号端子のテール３６は、ケーブル
終端部材６０の仕切壁６２及び接地ブレード２８の位置
決めアーム５２によって画成された４つの象限と整列さ
れる。ケーブル終端部材６０は、一対の長手方向フラン
ジ６６を各側に有し、接地ブレード２８のスロット５８
（図３及び４）の両側の平面部分を受け入れるためのチ
ャンネル６８を形成する。ケーブル終端部材６０の前方
当接肩部７０（図５）は、スロット５８の閉じた端５０
ａに当接し、接地ブレード２８がコネクタハウジング１
５の通路３０から抜け落ちるのを防止する。換言すれ
ば、接地ブレード２８がハウジング１５の後部に挿入さ
れた後に、ケーブル終端部材６０をハウジング１５に組
み立てると、ケーブル終端部材６０の当接肩部７０が接
地ブレード２８のスロット５８の当接端５８ａに係合さ
れ、これにより、ケーブル終端部材６０は、接地ブレー
ド２８がハウジング１５から抜け落ちるのを防止する。
更に、図５を参照すれば、ケーブル終端部材６０は、前
方を向いた位置決め突起７４を有する一対のアーム７２
によりコネクタハウジング１５に組み立てられる。位置
決め突起７４は、以下に述べるように、コネクタハウジ
ング１５の位置決めくぼみに受け入れられる。或いは
又、接地ブレード２８及びケーブル終端部材６０を予め
組み立て、次いで、そのサブ組立体をハウジング１５の
後部に設置してもよい。
【００１４】図６ないし８は、前部シールド１６及び後
部シールド１７を取り外した状態でコネクタ１４の内部
部品を示している。ケーブル終端部材６０のアーム７２
は、ハウジング１５の後面７８に形成されたスロット７
６に配置される。ケーブル終端部材６０の仕切壁６２が
接地ブレード２８の位置決めアーム５２といかに協働し
て、これら仕切壁６２と位置決めアーム５２との間に４
つの象限を定めるケーブル終端機構を形成するか明らか
であろう。図９及び１０に示すように、コネクタハウジ
ング１５は、ケーブル終端部材６０の位置決め突起７４
（図５）を受け入れるためにブレード受入通路３０の上
下に一対の位置決めくぼみ８０を備えている。位置決め
突起７４は、必要に応じてこれら位置決めくぼみ８０に
プレスフィットされて、ケーブル終端部材６０の予備保
持手段を形成する。後部シールド１７は、アーム７２
（図５）の後部に当接し、ケーブル終端部材６０を組立
位置に保持することを理解されたい。最後に、図９及び
１０に示すように、ハウジング１５のプラットホーム４
０は、データ送信端子２４のテール部分２５に個別の電
線を容易に終端するためにノッチ８２を有している。
部シールド１７を取り外した状態でコネクタ１４の内部
部品を示している。ケーブル終端部材６０のアーム７２
は、ハウジング１５の後面７８に形成されたスロット７
６に配置される。ケーブル終端部材６０の仕切壁６２が
接地ブレード２８の位置決めアーム５２といかに協働し
て、これら仕切壁６２と位置決めアーム５２との間に４
つの象限を定めるケーブル終端機構を形成するか明らか
であろう。図９及び１０に示すように、コネクタハウジ
ング１５は、ケーブル終端部材６０の位置決め突起７４
（図５）を受け入れるためにブレード受入通路３０の上
下に一対の位置決めくぼみ８０を備えている。位置決め
突起７４は、必要に応じてこれら位置決めくぼみ８０に
プレスフィットされて、ケーブル終端部材６０の予備保
持手段を形成する。後部シールド１７は、アーム７２
（図５）の後部に当接し、ケーブル終端部材６０を組立
位置に保持することを理解されたい。最後に、図９及び
１０に示すように、ハウジング１５のプラットホーム４
０は、データ送信端子２４のテール部分２５に個別の電
線を容易に終端するためにノッチ８２を有している。
【００１５】良く知られたように、典型的な同軸ケーブ
ル６４（図２）は、内部導体８４と、この内部導体を取
り巻く内部絶縁被覆８６と、この内部絶縁被覆を取り巻
く金属編組のような金属シールド８８と、この金属シー
ルドを取り巻く外部絶縁ジャケット９０とを有してい
る。ケーブル６４を高速信号端子３２のテール部分３６
に終端し、そしてその金属シールド８８を接地ブレード
２８のアーム５２に終端するときには、同軸ケーブル６
４の外部ジャケット９０を除去して、位置決めアーム５
２に係合する位置で金属シールド８８の一部分を露出さ
せ、そして内部絶縁被覆８６の一部分を除去して内部導
体８４を露出させる。次いで、金属シールド８８を切断
するか又は折り返して、内部導体８４の遠方端を露出さ
せ、高速端子３２のテール部分３６に半田接続する。次
いで、同軸ケーブル６４は、仕切壁６６及び位置決めア
ーム５２により形成された象限に配置される。このよう
に配置されると、同軸ケーブル６４の金属シールド８８
が位置決めアーム５２に並置され、そして窓５６により
半田材料を流して金属シールド８８に接触させるように
容易に半田付けすることができる。更に、同軸ケーブル
６４の内部導体８４は、信号端子３２のテール部分３６
に並置するように整列され、容易に半田付けすることが
できる。図２には、１つの同軸ケーブル６４しか示され
ていないが、４本の同軸ケーブルを接地ブレード２８及
び端子テール３６に容易に終端することができる。とい
うのは、ケーブル終端部材６０の仕切壁６２が接地ブレ
ード２８の位置決めアーム５２と協働して、同軸ケーブ
ルの終端領域を、それらケーブルを適切に配置するため
の４つの象限に分割するからである。
ル６４（図２）は、内部導体８４と、この内部導体を取
り巻く内部絶縁被覆８６と、この内部絶縁被覆を取り巻
く金属編組のような金属シールド８８と、この金属シー
ルドを取り巻く外部絶縁ジャケット９０とを有してい
る。ケーブル６４を高速信号端子３２のテール部分３６
に終端し、そしてその金属シールド８８を接地ブレード
２８のアーム５２に終端するときには、同軸ケーブル６
４の外部ジャケット９０を除去して、位置決めアーム５
２に係合する位置で金属シールド８８の一部分を露出さ
せ、そして内部絶縁被覆８６の一部分を除去して内部導
体８４を露出させる。次いで、金属シールド８８を切断
するか又は折り返して、内部導体８４の遠方端を露出さ
せ、高速端子３２のテール部分３６に半田接続する。次
いで、同軸ケーブル６４は、仕切壁６６及び位置決めア
ーム５２により形成された象限に配置される。このよう
に配置されると、同軸ケーブル６４の金属シールド８８
が位置決めアーム５２に並置され、そして窓５６により
半田材料を流して金属シールド８８に接触させるように
容易に半田付けすることができる。更に、同軸ケーブル
６４の内部導体８４は、信号端子３２のテール部分３６
に並置するように整列され、容易に半田付けすることが
できる。図２には、１つの同軸ケーブル６４しか示され
ていないが、４本の同軸ケーブルを接地ブレード２８及
び端子テール３６に容易に終端することができる。とい
うのは、ケーブル終端部材６０の仕切壁６２が接地ブレ
ード２８の位置決めアーム５２と協働して、同軸ケーブ
ルの終端領域を、それらケーブルを適切に配置するため
の４つの象限に分割するからである。
【００１６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
により、複数のケーブルの金属シールドを接地ブレード
のような接地部材に終端する高速同軸ケーブル用の改良
された終端機構が提供され、そして高速ケーブルの金属
シールドを終端する改良された機構を備えた電気コネク
タが提供された。
により、複数のケーブルの金属シールドを接地ブレード
のような接地部材に終端する高速同軸ケーブル用の改良
された終端機構が提供され、そして高速ケーブルの金属
シールドを終端する改良された機構を備えた電気コネク
タが提供された。
【図１】本発明の電気コネクタの前方斜視図である。
【図２】電気コネクタの後方斜視図である。
【図３】電気コネクタの接地ブレードを示す前方斜視図
である。
である。
【図４】接地ブレードの後方斜視図である。
【図５】ケーブル終端部材の後方斜視図である。
【図６】シールドを除去したコネクタの前方斜視図であ
る。
る。
【図７】図６と同様の後方斜視図である。
【図８】図７とは異なる角度で見た後方斜視図である。
【図９】ハウジング及び接地ブレードのみを示す後方斜
視図である。
視図である。
【図１０】ハウジングのみを示す後方斜視図である。
１４ 電気コネクタ １５ 絶縁ハウジング １６ 前部シールド １７ 後部シールド １８ 前方嵌合面 ２０ 後方終端面 ２２ シュラウド ２４ データ送信端子 ２５、３６ テール部分 ２６ 端子受入通路 ２８ 接地ブレード ３０ ブレード受入通路 ３２ 高速信号端子 ３４ 端子受入通路 ４０ プラットホーム ４６、４８ ベースプレート ５２ 位置決めアーム ５６ 窓 ５８ スロット ５８ａ 当接端 ６０ ケーブル終端部材 ６２ 仕切壁 ６４ 同軸ケーブル ６６ フランジ ６８ チャンネル ７０ 当接肩部 ７２ アーム ７４ 位置決め突起 ８０ 位置決めくぼみ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｈ０１Ｒ 103:00 Ｈ０１Ｒ 17/04 Ｎ
Claims (6)
- 【請求項１】 前方嵌合面１８、後方終端面２０、これ
ら両面間に延びる複数の端子受入通路３４、及びこれら
両面間に延びるブレード受入通路３０を含む絶縁ハウジ
ング１５と、 上記端子受入通路３４に受け入れられる複数の導電性端
子３２と、 上記ブレード受入通路３０に受け入れられる導電性接地
ブレード２８であって、一対の同軸ケーブル６４の金属
シールド８８に係合するように上記ハウジング１５の後
方終端面２０において少なくとも一対の位置決めアーム
５２が突出している接地ブレード２８と、 上記ハウジング１５に取り付けられる独立したケーブル
終端部材６０であって、上記同軸ケーブル６４を分離す
ると共に、上記金属シールド８８を上記位置決めアーム
５２の付近に維持するために上記位置決めアーム５２間
に延びる仕切壁６２を含むケーブル終端部材６０と、を
備えたことを特徴とする電気コネクタ１４。 - 【請求項２】 上記ケーブル終端部材６０は、接地ブレ
ード２８がブレード受入通路３０から抜け落ちるのを防
止するために接地ブレード２８の当接端５８ａに係合す
る当接肩部７０を含む請求項１に記載の電気コネクタ１
４。 - 【請求項３】 一対の上記位置決めアーム５２が接地ブ
レード２８の各側から突出し、ケーブル終端部材６０の
仕切壁６２は、アーム５２の各対間に延びて、４本の同
軸ケーブル６４を受け入れるための４つの象限を形成す
る請求項１に記載の電気コネクタ１４。 - 【請求項４】 上記ハウジング１５の少なくとも一部分
の周りにあり、そしてケーブル終端部材６０のアーム７
２に係合して該ケーブル終端部材６０をハウジング１５
に保持するためのシールド１６、１７を更に備えた請求
項１に記載の電気コネクタ１４。 - 【請求項５】 内部導体８４と、この内部導体８４の少
なくとも一部分を取り巻く内部絶縁被覆８６と、この内
部絶縁被覆８６の少なくとも一部分を取り巻く金属シー
ルド８８と、この金属シールド８８の少なくとも一部分
を取り巻く外部絶縁ジャケット９０とを各々有する少な
くとも一対の同軸ケーブル６４を終端するための終端機
構であって、各同軸ケーブル６４の外部ジャケット９０
の一部分を除去して、金属シールド８８の一部分を露出
するようにされた終端機構において、 絶縁ハウジング１５を含むコネクタ１４と、 上記ハウジング１５内に取り付けられる複数の導電性端
子３２と、 上記ハウジング１５内に取り付けられる導電性接地ブレ
ード２８であって、上記一対の同軸ケーブル６４の金属
シールド８８に係合するための少なくとも一対の離間さ
れた位置決めアーム５２を含む接地ブレード２８と、 上記ハウジング１５に取り付けられる独立したケーブル
終端部材６０であって、上記同軸ケーブル６４を分離す
ると共に、上記金属シールド８８を上記位置決めアーム
５２の付近に維持するために上記位置決めアーム５２間
に延びる仕切壁６２を含むケーブル終端部材６０と、を
備えたことを特徴とする終端機構。 - 【請求項６】 一対の上記位置決めアーム５２が接地ブ
レード２８の各側から突出し、ケーブル終端部材６０の
仕切壁６２は、アーム５２の各対間に延びて、４本の同
軸ケーブル６４を受け入れるための４つの象限を形成す
る請求項５に記載の終端機構。
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