JP2001101791A - 光情報記録媒体及び光情報記録再生装置 - Google Patents

光情報記録媒体及び光情報記録再生装置

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JP2001101791A
JP2001101791A JP27411199A JP27411199A JP2001101791A JP 2001101791 A JP2001101791 A JP 2001101791A JP 27411199 A JP27411199 A JP 27411199A JP 27411199 A JP27411199 A JP 27411199A JP 2001101791 A JP2001101791 A JP 2001101791A
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Akihiko Shimizu
明彦 清水
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Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】違法に複製して記録することを防止する。 【解決手段】光情報記録媒体1は記録領域3以外に光情
報記録媒体1の個々に特有な認識情報記録領域3を有す
る。認識情報記録領域3は光情報記録媒体1の反射膜を
レーザトリミングで部分的に焼き切ったり、光情報記録
媒体1の基板を部分的に熱変形させてバーコード状の認
識情報4が記録される。認識情報4には複製記録の許可
の有無を示す複製許可情報45を有する。複製許可情報
45は認識情報記録領域3の反射膜を部分的に焼き切っ
たり、光情報記録媒体1の基板を部分的に熱変形させて
にバーコード状に記録され、上書きして改ざんされるこ
とを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば光ディス
クの複製防止やソフトの不正使用や不正コピー防止等の
著作権保護に利用可能な光情報記録媒体及び光情報記録
再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクの複製防止や不法コピーや海
賊盤の動作防止するため、例えば特開平10−2330
19号公報に示すように、完成した光ディスクの反射膜
にレーザートリミングにより海賊版防止のマーキングを
施した後、このマークの正確な位置情報を読み取り、こ
の光ディスクの物理的特徴情報を暗号化し、この暗号を
PWM変調した信号をレーザ光によりバーコード信号と
して光ディスク上に記録する。この記録されたバーコー
ド信号は光ディスク個々で独立した情報となり、海賊盤
に複製することを防止するようにしている。
【0003】また、特開平11−66706号公報に示
された光ディスク記録再生装置は、光ディスクに記録す
るデータを暗号化して光ディスクに記録する。この暗号
化して記録されたデータを再生するときは、光ディスク
に記録されたデータを復号化して再生するようにしてい
る。このようにして光ディスクデータを不正にコピーし
ようとする者が光ディスクデータを読出したとしても、
読出された光ディスクデータは暗号化されているため、
その目的が達成できないようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平10−2330
19号公報に示された光デイスクは2層構成の再生専用
光情報記録媒体の場合に強力な海賊盤防止策となり得る
が、単層ROMディスクにおいて海賊盤に同じように物
理的特徴情報をレーザトリミングで記録した場合には、
正規盤と海賊盤の判定を再生装置で判定するのは困難で
ある。このため単層光情報記録媒体での海賊盤防止効果
は低い。
【0005】また、特開平11−66706号公報に示
すように、光ディスクに情報を暗号化して記録しておく
と、記録された情報が盗まれても情報を再生できない点
が有効であるが、光ディスクに記録した情報を記録可能
な光ディスクに複製することを防止することはできな
い。また、暗号化して記録された情報を復号化して再生
した場合、その再生した情報を複製することも防止でき
ない。
【0006】この発明はかかる短所を改善し、違法に複
製して記録することを防止することができる光情報記録
媒体及び光情報記録再生装置を提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光情報記
録媒体は、複製記録の許可の有無を示す複製許可情報を
修正できない形態で記録領域外に記録したことを特徴と
する。
【0008】この発明に係る第2の光情報記録媒体は、
複製記録の許可の有無を示す複製許可情報を記録領域に
記録する情報と同じ変調方式を使用して記録領域内に記
録したことを特徴とする。
【0009】この発明に係る第3の光情報記録媒体は、
複製記録の許可の有無を示す複製許可情報を記録領域外
に修正できない形態で記録するとともに記録領域に記録
する情報と同じ変調方式を使用して記録領域内に記録し
たことを特徴とする。
【0010】上記複製記録の許可の有無を示す複製許可
情報を暗号化して記録領域内に記録すると良い。
【0011】また、上記暗号化を光情報記録媒体のシリ
アル番号,製造元,品種など光情報記録媒体特有の情報
又はその組合せにより行うことが望ましい。
【0012】さらに、上記暗号化を光情報記録媒体に情
報を記録する光情報記録再生装置特有の情報により行っ
ても良い。
【0013】この発明に係る光情報記録再生装置は、情
報再生装置と情報記録装置を有し、情報再生装置は光情
報記録媒体に記録された複製許可情報によって複製が禁
止されている場合は、光情報記録媒体に記録された情報
をアナログ信号として情報記録装置に出力し、複製許可
情報によって複製が許可されている場合は、光情報記録
媒体に記録された情報をデジタル信号として情報記録装
置に出力し、情報記録装置は光情報記録媒体に記録され
た情報がアナログ信号で送られた場合、アナログ信号を
デジタル信号に変換して複製記録することを特徴とす
る。
【0014】この発明に係る第2の光情報記録再生装置
は、情報再生装置と情報記録装置を有し、情報再生装置
は光情報記録媒体の記録領域外に修正できない形態で記
録された複製許可情報と記録領域内に記録された複製許
可情報を比較し、両方の複製許可情報が一致したときに
再生を許可し、複製許可情報によって複製が禁止されて
いる場合は、光情報記録媒体に記録された情報をアナロ
グ信号として情報記録装置に出力し、複製許可情報によ
って複製が許可されている場合は、光情報記録媒体に記
録された情報をデジタル信号として情報記録装置に出力
し、情報記録装置は光情報記録媒体に記録された情報が
アナログ信号で送られた場合、アナログ信号をデジタル
信号に変換して複製記録することを特徴とする。
【0015】上記情報再生装置は光情報記録媒体に記録
された暗号化された複製許可情報を解読できない場合に
は再生を不許可にすると良い。
【0016】
【発明の実施の形態】この発明の光ディスク等の光情報
記録媒体は記録領域以外に光情報記録媒体の個々に特有
な認識情報記録領域を有する。認識情報記録領域は光情
報記録媒体の反射膜をレーザトリミングで部分的に焼き
切ったり、光情報記録媒体の基板を部分的に熱変形させ
てバーコード状の認識情報が記録される。この認識情報
には複製記録の許可の有無を示す複製許可情報を有す
る。この複製許可情報が認識情報記録領域の反射膜を部
分的に焼き切ったり、光情報記録媒体の基板を部分的に
熱変形させてにバーコード状に記録されているから、上
書きして改ざんすることができないようになっている。
【0017】この光情報記録媒体を情報再生装置にセッ
トして再生を開始すると、まず、光情報記録媒体に記録
されたバーコード状の認識情報を読み取り再生する。こ
の再生した認識情報のなかから複製許可情報を抽出し、
複製許可情報に複製許可が記録してあるか複製不許可が
記録してあるかを確認する。この確認の結果、複製許可
が記録してある場合、デジタル入出力部とアナログ出力
部に使用許可を送り、デジタル入出力部とアナログ出力
部を開放する。デジタル入出力部が開放されると、再生
した光情報記録媒体の記録領域に記録された情報をデジ
タル入出力部から情報記録装置のデジタル入出力部に転
送し、記録部で他の光情報記録媒体に複製記録する。ま
た、複製許可情報に複製不許可が記録してあることを確
認すると、アナログ出力部に使用許可を送り、アナログ
出力部だけを開放する。アナログ出力部が開放される
と、再生した光情報記録媒体の記録領域に記録された情
報をアナログ出力部でアナログ信号に変換して情報記録
装置のアナログ入力部に送る。アナログ入力部は送られ
たアナログ信号をデジタル信号に変換して記録部に送
り、記録部で他の光情報記録媒体に複製記録する。
【0018】このように複製記録が禁止された光情報記
録媒体に記録された情報はアナログ信号として情報記録
装置に送られるから、例えば光情報記録媒体に記録され
たプログラムソフト情報と同じ情報が複製先の光情報記
録媒体に記録されることを防ぐことができる。また、複
製元の光情報記録媒体に音声情報やビデオ情報が記録し
てある場合には、一旦アナログ信号化されるため信号品
質が劣化し、複製先の光情報記録媒体に複製してもデジ
タル信号とし作製された複製元の光情報記録媒体の高品
位な情報は保護される。
【0019】
【実施例】[実施例1」 図1はこの発明の一実施例の
正面図である。図に示すように、例えば光ディスク等の
光情報記録媒体1は記録領域2以外、例えば記録領域2
の内部に光情報記録媒体1の個々に特有な認識情報記録
領域3を有する。認識情報記録領域3は光情報記録媒体
1の反射膜をレーザトリミングで部分的に焼き切った
り、光情報記録媒体1の基板を部分的に熱変形させてバ
ーコード状の認識情報4が記録されている。このバーコ
ード状の認識情報4を記録する記録装置は、例えば図2
のブロック図に示すように、パソコン等の認識情報変換
部5と、制御部6と、ターンテーブル7と、ターンテー
ブル7を回転する回転モータ8と、レーザ記録ヘッド9
及びレーザ記録ヘッド9を移動する送りモータ10を有
する。そして認識情報変換部5から出力する認識情報に
応じて制御部6で回転モータ8と送りモータ10を駆動
制御してターンテーブル7に載置された光情報記録媒体
1にレーザ記録ヘッド9からレーザ光を照射し、認識情
報記録領域3に認識情報4をバーコード状に記録する。
【0020】この記録される認識情報4は、例えば図3
に示すように同期信号41と、光情報記録媒体1のシリ
アル番号(製造番号)42と製造元情報43と品種情報
44のほかに複製記録の許可の有無を示す複製許可情報
45を有する。この認識情報4が認識情報記録領域3の
反射膜を部分的に焼き切ったり、光情報記録媒体1の基
板を部分的に熱変形させてにバーコード状に記録されて
いるから、認識情報4は上書きして改ざんすることがで
きないようになっている。したがって記録した認識情報
4の安全性は高い。したがって光情報記録媒体1の製造
元は、製造した光情報記録媒体1の認識情報記録領域3
の認識情報4に複製許可又は複製不許可を複製許可情報
45として記録することにより、複製記録ができる光情
報記録媒体1と複製記録ができない光情報記録媒体1を
区別して製造することができる。
【0021】このように光情報記録媒体1の複製許可と
複製不許可を製造元で管理することは、例えばROM等
の製造元の著作権を保護する上で重要である。例えば全
ての光情報記録媒体1の複製記録を容認するかわりに、
全ての光情報記録媒体1に課金して販売することも考え
られるが、複製記録以外のホームムービーの録画や録音
などの用途で光情報記録媒体1を使用するユーザにとっ
て課金されるのは不当である。そこで、記録可能な光情
報記録媒体1の場合、複製記録限定と複製記録以外の2
種類の用途に分類して使えることが望まれている。そこ
で光情報記録媒体1の認識情報記録領域3に複製許可又
は複製不許可を上書きして改ざんできない複製許可情報
45として記録することにより、複製を許可する光情報
記録媒体1と複製を許可しない光情報記録媒体1を正確
に管理することができる。
【0022】この認識情報記録領域3に複製許可情報4
5が記録された光情報記録媒体1の情報を再生する情報
再生装置11には、図4のブロック図に示すように、デ
コード部12と光再生部13と入出力切換部14とデジ
タル入出力部15及びアナログ出力部16を有する。デ
コード部12は光情報記録媒体1に記録されたバーコー
ド状の認識情報4を読み取り再生する。光再生部13は
光情報記録媒体1の記録領域2に記録された情報を読み
取り再生する。入出力切換部14はデコード部12で再
生した認識情報4の複製許可情報45に複製許可が記録
されているときはデジタル入出力部15の使用を許可
し、複製許可情報45に複製不許可が記録されていると
きはデジタル入出力部15の使用を禁止しアナログ出力
部16だけを開放する。情報再生装置11で再生された
情報を複製する情報記録装置17には情報再生装置11
のデジタル入出力部15にIEE1394等の信号バス
で接続されたデジタル入出力部18と、情報再生装置1
1のアナログ出力部16にアナログ専用信号線で接続さ
れたアナログ入力部19及び記録部20を有する。
【0023】上記のように構成された情報再生装置11
で光情報記録媒体1の情報を再生し、再生した情報を情
報記録装置17で複製するときの動作を図5のフローチ
ャートを参照して説明する。
【0024】光情報記録媒体1を情報再生装置11にセ
ットして再生を開始すると、まず、デコード部12で光
情報記録媒体1に記録されたバーコード状の認識情報4
を読み取り再生する(ステップS1)。入出力切換部1
4はデコード部12で再生した認識情報4のなかから複
製許可情報45を抽出し、複製許可情報45に複製許可
が記録してあるか複製不許可が記録してあるかを確認す
る(ステップS2,S3)。この確認の結果、複製許可
が記録してある場合、入出力切換部14はデジタル入出
力部15とアナログ出力部16に使用許可を送り、デジ
タル入出力部15とアナログ出力部16を開放する(ス
テップS4)。デジタル入出力部15が開放されると、
光再生部13で再生した光情報記録媒体1の記録領域2
に記録された情報をデジタル入出力部15から情報記録
装置17のデジタル入出力部15に転送し、記録部20
で他の光情報記録媒体1に複製記録する(ステップS
6)。一方、入出力切換部14は複製許可情報45に複
製不許可が記録してあることを確認すると、アナログ出
力部16に使用許可を送り、アナログ出力部15だけを
開放する(ステップS5)。アナログ出力部15が開放
されると、光再生部13で再生した光情報記録媒体1の
記録領域2に記録された情報をアナログ出力部15でア
ナログ信号に変換して情報記録装置17のアナログ入力
部19に送る。アナログ入力部19は送られたアナログ
信号をデジタル信号に変換して記録部20に送り、記録
部20で他の光情報記録媒体1に複製記録する(ステッ
プS6)。
【0025】このように複製記録が禁止された光情報記
録媒体1に記録された情報はアナログ信号として情報記
録装置17に送られるから、例えば光情報記録媒体1に
記録されたプログラムソフト情報と同じ情報が複製先の
光情報記録媒体1に記録されることを防ぐことができ
る。また、複製元の光情報記録媒体1に音声情報やビデ
オ情報が記録してある場合には、一旦アナログ信号化さ
れるため信号品質が劣化し、複製先の光情報記録媒体1
に複製してもデジタル信号とし作製された複製元の光情
報記録媒体1の高品位な情報は保護される。なお、情報
記録装置17にアナログ入力部19がない場合には複製
元の光情報記録媒体1に情報を複製記録できないことに
なる。
【0026】[実施例2」 上記実施例1は光情報記録
媒体1の記録領域2以外の認識情報記録領域3に複製許
可情報45を有するバーコード状の認識情報4を記録し
た場合について説明したが、例えば図6に示すように、
光情報記録媒体1の記録領域2内に複製の許可又は不許
可を示す複製許可情報45を、記録領域2に記録する情
報と同じ変調方式で記録しても良い。このように、複製
許可情報45を記録領域2に記録する情報と同じ変調方
式で記録領域2内に記録することにより、図7のブロッ
ク図に示すように、情報再生装置11にバーコード状の
情報を再生するデコード部12を設けないで済む。
【0027】この場合は、光情報記録媒体1の記録領域
2に記録された情報を光再生部13で再生したときに、
入出力切換部14で再生した情報のなかから複製許可情
報45を抽出し、複製許可情報45に複製許可が記録し
てあるか複製不許可が記録してあるかを確認する。この
確認の結果、複製許可が記録してある場合、入出力切換
部14はデジタル入出力部15とアナログ出力部16を
開放し、光再生部13で再生した情報をデジタル入出力
部15から情報記録装置17のデジタル入出力部15に
転送し、記録部20で他の光情報記録媒体1に複製記録
する。一方、入出力切換部14で複製許可情報45に複
製不許可が記録してあることを確認すると、アナログ出
力部16だけを開放し、光再生部13で再生した情報を
アナログ信号として情報記録装置17に送る。このよう
にして簡単な構成で複製記録が許可された光情報記録媒
体1と複製記録が許可されない光情報記録媒体1を管理
することができる。
【0028】[実施例3] 上記のように光情報記録媒
体1の記録領域2内に複製の許可又は不許可を示す複製
許可情報45を記録した場合、光情報記録媒体1が1回
だけしか記録できない光情報記録媒体であれば、記録領
域2内に記録し直された複製許可情報の改ざんをするこ
とは不可能である。しかし光情報記録媒体1が書き直し
可能な光情報記録媒体であれば複製許可情報45を改ざ
んすることができる。この複製許可情報45が改ざんさ
れたことを検出するために、複製許可情報45を光情報
記録媒体1の記録領域2に記録するとともに、光情報記
録媒体1の記録領域2以外の認識情報記録領域3に複製
許可情報45をバーコード状情報として記録しておくと
良い。
【0029】この複製許可情報45を2重に記録した光
情報記録媒体1の情報再生装置11には、図8のブロッ
ク図に示すように、複製許可情報比較部21を有する。
複製許可情報比較部21はバーコード状に記録された複
製許可情報45と光情報記録媒体1の記録領域2内に記
録された複製許可情報45を比較し、両方の複製許可情
報45が一致しているか否を判定する。この情報再生装
置11の動作を図9のフローチャートを参照して説明す
る。
【0030】光情報記録媒体1を情報再生装置11にセ
ットして再生を開始すると、まず、デコード部12で光
情報記録媒体1に記録されたバーコード状の認識情報4
を読み取り再生する(ステップS11)。引き続いて光
再生部13で光情報記録媒体1の記録領域2に記録され
た情報を再生する(ステップS12)。複製許可情報比
較部21はデコード部12で再生したバーコード状の認
識情報4のなかから複製許可情報45を抽出し、光再生
部13で再生した情報の中から複製許可情報45を抽出
し、抽出した2つの複製許可情報45をを比較し、両方
の複製許可情報45が一致しているか否を判定する(ス
テップS13)。この判定の結果、両方の複製許可情報
45が一致していない場合に、複製許可情報比較部21
は再生不許可として再生処理を終了させる(ステップS
14)。また、両方の複製許可情報45が一致している
場合は複製許可情報45を入出力切換部14に送る。入
出力切換部14送られた複製許可情報45に複製許可が
記録してあるか複製不許可が記録してあるかを確認する
(ステップS15)。この確認の結果、複製許可が記録
してある場合、入出力切換部14はデジタル入出力部1
5とアナログ出力部16に使用許可を送り、デジタル入
出力部15とアナログ出力部16を開放する(ステップ
S16)。デジタル入出力部15が開放されると、光再
生部13で再生した光情報記録媒体1の記録領域2に記
録された情報をデジタル入出力部15から情報記録装置
17のデジタル入出力部15に転送し、記録部20で他
の光情報記録媒体1に複製記録する(ステップS1
8)。また、入出力切換部14は複製許可情報45に複
製不許可が記録してあることを確認すると、アナログ出
力部16に使用許可を送り、アナログ出力部15だけを
開放する(ステップS17)。アナログ出力部15が開
放されると、光再生部13で再生した光情報記録媒体1
の記録領域2に記録された情報をアナログ出力部15で
アナログ信号に変換して情報記録装置17のアナログ入
力部19に送る。アナログ入力部19は送られたアナロ
グ信号をデジタル信号に変換して記録部20に送り、記
録部20で他の光情報記録媒体1に複製記録する(ステ
ップS18)。
【0031】このようにして書き直し可能な光情報記録
媒体1の記録領域2に記録された複製許可情報45が改
ざんされて複製されることを防止することができる。
【0032】[実施例4] また、光情報記録媒体1の
記録領域2に記録する複製許可情報45を暗号化して、
複製許可情報45の改ざんを防止するようにしても良
い。この複製許可情報45を暗号化する方法として、解
読に1つの決まった解読式を採用するのではなく、個々
の光情報記録媒体1で決まる固有の情報を暗号化するた
めの鍵情報として使用すると、より暗号化が複雑にな
る。そこで個々の光情報記録媒体1で独立に有する認識
情報、例えば光情報記録媒体1のシリアル番号や製造名
称あるいはシリアル番号と品種などを組み合せた情報か
ら暗号化するための関数情報を生成する。この関数情報
で複製許可情報を単純に暗号化しても良いが、前記組み
合わせ情報を元に複製許可情報45を記録する物理番地
を変更しても良い。このような複雑な暗号化方式により
複製許可情報45を記録することにより、記録された複
製許可情報を発見することが困難になり、複製許可情報
45だけを再生して改ざんすることが不可能になる。
【0033】例えば光情報記録媒体1個々に固有な情報
としてシリアル番号を採用した場合には、複製許可情報
コードのうち複製不許可コードを例えば「01」、複製
許可コードを例えば「02」とし、シリアル番号を複製
許可情報コード「01」又は「02」で割り、その商と
余りの数字を新たに複製許可情報45として記録領域2
内に記録する。この暗号化された複製許可情報45の暗
号を解読するためには、光情報記録媒体1のシリアル番
号を元に逆算すれば、正しい複製許可情報コードを得る
ことができる。また、シリアル番号に各複製許可情報コ
ードを掛け算した数値を複製許可情報45として記録領
域内に記録しても良い。この場合も光情報記録媒体1の
シリアル番号を元に逆算すれば、正しい複製許可情報コ
ードを得ることができる。このように複製許可情報45
を暗号化することにより、書き直し可能な光情報記録媒
体1の記録領域2に記録された複製許可情報45が改ざ
んされて複製されることを防止することができる。ま
た、暗号化して光情報記録媒体1の記録領域2内に記録
された複製許可情報45が万一改ざんされても、所定の
解読方法で解読できない場合には再生を不許可にするこ
とにより、光情報記録媒体1に記録された情報を複製す
ることを防ぐことができる。
【0034】[実施例5] また、暗号化した複製許可
情報45を光情報記録媒体1の記録領域2内に記録する
とともに、光情報記録媒体1の記録領域2以外の認識情
報記録領域3に複製許可情報45をバーコード状情報と
して記録しておくことにより、より確実に複製記録が許
可された光情報記録媒体1と複製記録が許可されない光
情報記録媒体1を管理することができる。この場合、暗
号化して光情報記録媒体1の記録領域2内に記録された
複製許可情報45が万一改ざんされても、複製許可情報
45が解読できない場合や、バーコード状情報として記
録した複製許可情報45と一致しない場合には再生を不
許可にすることにより、光情報記録媒体1に記録された
情報を複製することを確実に防ぐことができる。
【0035】[実施例6] さらに、光情報記録媒体1
の記録領域2に情報を記録する光情報記録再生装置の固
有の情報、例えばシリアル番号を利用して複製許可情報
45を暗号化して記録領域2又は記録領域2以外の認識
情報記録領域3と記録領域2に記録することにより、重
要な情報が記録された光情報記録媒体1において、情報
を記録した光情報記録再生装置に限定された自己記録と
自己再生だけを許可することができ、秘密にしておきた
い重要情報の漏洩及び改ざんを防止することができる。
この場合、例えば図10に示すように、複製許可情報4
5に改ざん漏洩フラグ451を設け、改ざん漏洩フラグ
451が立っている場合、情報を記録した光情報記録再
生装置のシリアル番号で複製許可コード452を暗号化
して記録領域2に記録する。この暗号化された複製許可
コード452は情報が記録された光情報記録再生装置だ
けで暗号を解読することができる。この光情報記録媒体
1を他の光情報記録再生装置で再生使用としても複製許
可情報45の暗号が解読できず、暗号が解読できない場
合に光情報記録媒体1を他の光情報記録再生装置で記録
したものと判断して記録も再生もできないようすること
により、情報の記録漏洩と改ざんを防止することができ
る。
【0036】また、改ざん漏洩フラグ451を再生許可
フラグ453と記録再生禁止フラグ454の2段階にし
ても良い。このように改ざん漏洩フラグ451を2段階
にすることにより、再生許可フラグ453がたっている
場合は、他の光情報記録再生装置で再生できるが情報の
変更等の改ざんはできないようにし、記録再生禁止フラ
グ454がたっている場合は、他の光情報記録再生装置
で再生も改ざんもできないようにすることができる。
【0037】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、光情報
記録媒体に複製記録の許可の有無を示す複製許可情報を
修正できない形態で記録領域外に記録したから、複製許
可情報が改ざんされることを防ぐことができる。
【0038】また、複製記録の許可の有無を示す複製許
可情報を記録領域に記録する情報と同じ変調方式を使用
して記録領域内に記録することにより、複製許可情報の
再生を容易にすることができる。
【0039】さらに、複製記録の許可の有無を示す複製
許可情報を記録領域外に修正できない形態で記録すると
ともに記録領域に記録する情報と同じ変調方式を使用し
て記録領域内に記録することにより、記録領域内に記録
した複製許可情報が改ざんされたか否を容易に確認する
ことができる。
【0040】また、複製記録の許可の有無を示す複製許
可情報を暗号化して記録領域内に記録することにより、
複製許可情報の改ざんを防止することができる。
【0041】また、暗号化を光情報記録媒体のシリアル
番号,製造元,品種など光情報記録媒体特有の情報又は
その組合せにより行うことにより、複製許可情報の改ざ
んを確実に防止することができる。
【0042】さらに、暗号化を光情報記録媒体に情報を
記録する光情報記録再生装置特有の情報により行うこと
により、情報を記録した光情報記録再生装置に限定され
た自己記録と自己再生だけを許可することができ、秘密
にしておきたい重要情報の漏洩及び改ざんを防止するこ
とができる。
【0043】また、光情報記録媒体に記録された複製許
可情報によって複製が禁止されている場合は、光情報記
録媒体に記録された情報をアナログ信号に変換し、この
アナログ信号をデジタル信号に変換して複製記録するこ
とにより、光情報記録媒体に記録されたプログラムソフ
ト情報と同じ情報が複製先の光情報記録媒体に記録され
ることを防ぐことができる。また、複製元の光情報記録
媒体に音声情報やビデオ情報が記録してある場合には、
一旦アナログ信号化されるため信号品質が劣化し、複製
先の光情報記録媒体に複製してもデジタル信号とし作製
された複製元の光情報記録媒体の高品位な情報を保護す
ることができる。
【0044】また、光情報記録媒体の記録領域外に修正
できない形態で記録された複製許可情報と記録領域内に
記録された複製許可情報を比較することにより、複製許
可情報が改ざんされているかいなを確実に検出すること
ができる。さらに、記録領域外に修正できない形態で記
録された複製許可情報と記録領域内に記録された複製許
可情報が一致したときにだけ再生を許可するから、複製
許可情報を改ざんして違法に複製することを防止するこ
とができる。
【0045】また、光情報記録媒体に記録された暗号化
された複製許可情報を解読できない場合には再生を不許
可にすることにより、重要な情報が記録された光情報記
録媒体の情報の漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の光情報記録媒体を示す正面
図である。
【図2】認識情報を記録する記録装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図3】認識情報の構成図である。
【図4】情報再生装置と情報記録装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図5】情報を複製するときの動作を示すフローチャー
トである。
【図6】複製許可情報領域を有する光情報記録媒体の記
録領域の構成図である。
【図7】第2の実施例の情報再生装置と情報記録装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】第3の実施例の情報再生装置と情報記録装置の
構成を示すブロック図である。
【図9】第3の実施例の情報を複製するときの動作を示
すフローチャートである。
【図10】複製許可情報の構成図である。
【符号の説明】
1;光情報記録媒体、2;記録領域、3;認識情報記録
領域、4;認識情報、11;情報再生装置、12;デコ
ード部、13;光再生部、14;入出力切換部、15;
デジタル入出力部、16;アナログ出力部、17;情報
記録装置、18;デジタル入出力部、19;アナログ入
力部、20;記録部、45;複製許可情報。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複製記録の許可の有無を示す複製許可情
    報を修正できない形態で記録領域外に記録したことを特
    徴とする光情報記録媒体。
  2. 【請求項2】 複製記録の許可の有無を示す複製許可情
    報を記録領域に記録する情報と同じ変調方式を使用して
    記録領域内に記録したことを特徴とする光情報記録媒
    体。
  3. 【請求項3】 複製記録の許可の有無を示す複製許可情
    報を記録領域外に修正できない形態で記録するとともに
    記録領域に記録する情報と同じ変調方式を使用して記録
    領域内に記録したことを特徴とする光情報記録媒体。
  4. 【請求項4】 上記複製記録の許可の有無を示す複製許
    可情報を暗号化して記録領域内に記録した請求項2又は
    3記載の光情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 上記暗号化を光情報記録媒体のシリアル
    番号,製造元,品種など光情報記録媒体特有の情報又は
    その組合せにより行って記録した請求項4記載の光情報
    記録媒体。
  6. 【請求項6】 上記暗号化を光情報記録媒体に情報を記
    録する光情報記録再生装置特有の情報により行って記録
    した請求項4記載の光情報記録媒体。
  7. 【請求項7】 情報再生装置と情報記録装置を有する光
    情報記録再生装置において、 情報再生装置は光情報記録媒体に記録された複製許可情
    報によって複製が禁止されている場合は、光情報記録媒
    体に記録された情報をアナログ信号として情報記録装置
    に出力し、複製許可情報によって複製が許可されている
    場合は、光情報記録媒体に記録された情報をデジタル信
    号として情報記録装置に出力し、 情報記録装置は光情報記録媒体に記録された情報がアナ
    ログ信号で送られた場合、アナログ信号をデジタル信号
    に変換して複製記録することを特徴とする光情報記録再
    生装置。
  8. 【請求項8】 情報再生装置と情報記録装置を有する光
    情報記録再生装置において、 情報再生装置は光情報記録媒体の記録領域外に修正でき
    ない形態で記録された複製許可情報と記録領域内に記録
    された複製許可情報を比較し、両方の複製許可情報が一
    致したときに再生を許可し、複製許可情報によって複製
    が禁止されている場合は、光情報記録媒体に記録された
    情報をアナログ信号として情報記録装置に出力し、複製
    許可情報によって複製が許可されている場合は、光情報
    記録媒体に記録された情報をデジタル信号として情報記
    録装置に出力し、 情報記録装置は光情報記録媒体に記録された情報がアナ
    ログ信号で送られた場合、アナログ信号をデジタル信号
    に変換して複製記録することを特徴とする光情報記録再
    生装置。
  9. 【請求項9】 上記情報再生装置は光情報記録媒体に記
    録された暗号化された複製許可情報を解読できない場合
    には再生を不許可にする請求項7又は8記載の光情報記
    録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1770300B (zh) * 2004-10-04 2011-01-12 太阳诱电株式会社 光信息记录介质及其制造方法

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