JP4075213B2 - 円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法及びその装置 - Google Patents

円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法及びその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、記録した円盤状光記録媒体を親として次々と複写を行い、俗に言う「孫コピー」を全く意味のない複写としてしまう円盤状光記録媒体の記録方式を提供する。
【0002】
【従来の技術】
最近は、音声、音楽、映像などの情報をデジタル形式で記録し再生する装置が急速に普及しつつある。情報の記録再生をデジタル形式で行うと、複写を何回繰り返しても音質や画質の劣化がない特長がある反面、不正複写による著作権者の権利が侵害されている問題が浮上して来ている。
本発明は、記録した円盤状光記録媒体を親として次々と複写を行い、俗に言う「孫コピー」を全く意味のない複写としてしまう方式を提供するものであり、結果的には不正複写の防止につながる。
【0003】
情報をデジタル形態で記録するシステムでの複写制御を行う第一の方法としては、音楽情報関係に対してはSCMS(Serial Copy Management System)があり、また、映像情報関係に対してはCGMS(Copy Generation Management System)などがあり、以前より採用されている。
【0004】
第一の方法としては、これらは何れも世代管理のためのフラッグを定義し、その世代管理フラッグの状態によって、複写自由、複写禁止、一回のみの複写許可などの制御を行う方式であり、簡単な回路構成で実現できるといった特長を有している。
第二の方法としては、入力情報をそのまま記録せずに、一旦暗号化してから記録することにより、複写自体は可能であっても、暗号化に使用した鍵が無ければ元の情報に戻せないといった方法である。
【0005】
図4及び図5に、従来からの第一の方法である世代管理フラッグを用いた複写制御を行う方式のブロック構成を示す。
図4において、複写元の円盤状光記録媒体41から読み出された信号はデコーダブロック42にて誤り訂正などの処理がなされた後、円盤状光記録媒体41に記録されている情報が出力端子44に送られる。
【0006】
デコーダブロック42からは、世代管理フラッグの信号が世代管理判断ブロック43に供給され、円盤状光記録媒体41に記録されている情報に関する世代管理の状態が判断される。
ここで、世代管理判断ブロック43にて判断した結果が複写禁止を示していれば、不正複写を防止するためにデコーダブロック42は出力端子44に情報を送らないといった仕組みが考えられる。
【0007】
しかし、このようにすると、例えば、複写ではなく、単に円盤状光記録媒体41に記録されている情報を再生しようとしてデジタル入力付きのアンプやテレビに接続したときに、何も再生されないといった問題が発生してしまう。
従って、デジタル出力端子44には、円盤状光記録媒体41に記録されている情報に単に世代管理フラッグを付加するといった程度にとどまっている。
【0008】
図5は、入力情報をデジタル形態で円盤状光記録媒体に記録するときの記録装置のブロック構成図を示す。
図5において、入力端子51には、例えば、前述した情報と世代管理フラッグが一体となって供給され、情報はエンコーダブロック52にて所定の処理が施されて、記録可能な円盤状光記録媒体54に記録される。
【0009】
一方、世代管理フラッグ検出判断ブロック53は、入力情報に付加されている世代管理フラッグを検出し、そのフラッグが示している状態が判断し、その状態に対応してエンコーダブロック52の制御を行う。
【0010】
例えば、
1)複写自由を示していれば、現在のフラッグを変更することなくそのままの状態で円盤状光記録媒体54への記録を許可する。
2)一回のみの複写許可を示していれば、世代管理フラッグを複写禁止の状態に書き換えてから、円盤状光記録媒体54への記録を許可する。
3)複写禁止を示していれば、エンコーダブロック52を制御して円盤状光記録媒体54へ記録を停止させる。
【0011】
以上が、以前より採用されている情報の複写に対しての管理方法の概要である。
当然のことであるが、例えば、図5で示した世代管理フラッグ検出判断ブロック53において入力の世代管理フラッグを無視するとか、或いは入力端子51に供給される信号から世代管理フラッグを書き換えるといったことにより、簡単に不正複写が出来てしまう。
【0012】
特に最近急速に普及しつつあるパソコンでの記録再生装置では、このようなフラッグを検出する機構がほとんどないため、これまた容易に複写できてしまうといった問題点を含んでいる。
【0013】
つぎに、不正複写を防止することを目的とした第二の方法について簡単に説明する。
図6において、入力端子61からの情報は、暗号化ブロック62にて暗号化されてから、エンコーダブロック63を介して書き込み可能な円盤状光記録媒体64に記録される。
【0014】
ブロック65は、暗号化のための鍵を生成するための暗号鍵生成ブロックであり、予め決められた幾つかの鍵束の中から一つを選択したり、或いは乱数発生によって鍵を生成する。
そして、鍵情報は暗号化ブロック65に送られると共に、暗号を解くときのために円盤状光記録媒体64に記録される。このとき鍵情報は特別な領域に記録するなどして、通常は外部に出力されないといった工夫が凝らされている。
【0015】
このように暗号化して情報を記録しておけば、たとえ複写されても暗号が解けなければ、全く意味のないものとなってしまうので、結果的には不正複写の防止につながるわけである。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
当然のことであるが、例えば、図5で示した世代管理フラッグ検出判断ブロック53において入力の世代管理フラッグを無視するとか、或いは入力端子51に供給される信号から世代管理フラッグを書き換えるといったことにより、簡単に不正複写が出来てしまう。
【0017】
特に最近急速に普及しつつあるパソコンでの記録再生装置では、このようなフラッグを検出する機構がほとんどないため、これまた容易に複写できてしまうといった問題点を含んでいる。
また、図6に示されるように、鍵情報は特別な領域といえども円盤状光記録媒体64に記録されているので、鍵情報が記録されている領域を含めて媒体全域を複写してしまえば、暗号が解けてしまうといった問題を含んでいる。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するため、本願の請求項1の発明は、読み出し専用領域と書き込み可能な領域とを有する円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法において、前記円盤状光記録媒体の表面上に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報と前記読み出し専用領域内の基準点信号の位置情報との位置関係を鍵情報として入力情報を暗号化して、前記書き込み可能な領域に記録することを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法を提供し、請求項2の発明は、書き込み可能な領域を有する円盤状光記録媒体を用いた円盤状記録媒体への情報のデジタル記録方法において、前記円盤状記録媒体の表面上に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報と前記書き込み可能な領域内の基準点の位置情報との位置関係を鍵情報として入力情報を暗号化し、前記書き込み可能な領域に記録することを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法を提供し、 請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載された円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法において、前記円盤状光記録媒体上に設けたマークには特殊パターンが刷られていることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法を提供し、請求項4の発明は、読み出し専用領域と書き込み可能な領域とを有する円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置において、前記円盤状光記録媒体上の表面上の少なくとも一箇所に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報を検出するマーク検出部と、前記読み出し専用領域内の基準点信号の位置情報を検出する基準点検出部と、前記円盤状光記録媒体上に設けた前記マークの位置情報と前記読み出し専用領域内の基準点信号の位置情報との位置関係から暗号鍵情報を生成する暗号鍵生成部と、前記暗号鍵生成部の出力信号が供給されて入力情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号化部の出力信号をエンコードし前記書き込み可能な領域に記録する信号を生成するエンコーダ部とより構成されることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置を提供し、請求項5の発明は、書き込み可能な領域を有する円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置において、前記円盤状光記録媒体の表面上の少なくとも一箇所に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報を検出するマーク検出部と、前記書き込み可能な領域内の基準点信号の位置情報を検出する基準点検出部と、前記円盤状光記録媒体上に設けた前記マークの位置情報と前記書き込み可能な領域内の基準点信号の位置情報との位置関係から暗号鍵情報を生成する暗号鍵生成部と、前記暗号鍵生成部の出力信号が供給されて入力情報を暗号化する暗号化部と、前記暗号化部の出力信号をエンコードし前記書き込み可能な領域に記録する信号を生成するエンコーダ部とより構成されることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置を提供し、請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載された円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置において、前記円盤状光記録媒体上に設けたマークには特殊パターンが刷られていることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置を提供する。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明では、情報をそのまま記録せずに、一旦暗号化してから記録するときに用いる鍵の管理方法が従来と大きく異なる。
本発明による暗号鍵管理の基本的な考え方を理解するために、図1を用いて説明する。 図1(a)において、14は書き込み可能な円盤状光記録媒体で、内周の一部は読み出し専用の領域14Aが、その外周に書き込み可能な領域14Bが設けられているが、読み出し専用の領域が外周部にあっても良い。
その読み出し専用領域14A内のある特定の場所を、図中の14aで示す。
【0020】
基準点14aは、読み出し専用領域領域14A内のある特定した場所を示す信号が記録されており、特に外部から直接見えるものではない。
一方、図中の14bは、円盤状光記録媒体14の表面に設けられたマーク(印)であって、印刷或いは刻印によって作られる。
本発明では、基準点14aとマーク14bとの位置関係より、暗号化のための鍵情報を生成し、この鍵情報によって入力情報の暗号化を行うものである。
【0021】
ところで、マーク14bは印刷或いは刻印によって円盤状光記録媒体の表面に設けるので、基準点4aとの位置関係は媒体毎に異なることになり、逆にこのような円盤状光記録媒体を大量生産したとき、基準点14aとマーク14bの位置関係を一定に保持する方が不可能となる。
【0022】
このことは結果的には、暗号化の鍵情報が媒体毎に異なることを意味しており、仮に暗号化された情報をそのまま別の媒体に複写しても、鍵情報が異なってしまうため暗号を解くことができないことになる。
以上が、本発明による鍵管理の基本的手法である。
【0023】
本発明による鍵管理の手法を盛り込んだ円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置及びその方法の一実施例を図2と共に以下に説明する。
図2に、本発明による鍵管理の手法を盛り込んだデジタル記録装置の一実施例は、円盤状光記録媒体14、入力情報が供給される暗号化ブロック22、円盤状光記録媒体14への記録信号を生成するエンコーダブロック23、暗号鍵生成ブロック25、基準点検出ブロック26、マーク検出ブロック27及び位相差検出部28により構成されている。
【0024】
基準点検出ブロック26は、円盤状光記録媒体14の読み出し専用領域14A内から前述した基準点14aの位置情報をピックアップ14apにより検出するための基準点検出ブロックである。
マーク検出ブロック27は、円盤状光記録媒体14の表面の書き込み可能な領域14Bに設けられたマーク14bの位置情報をピックアップ14bpにより読み取るマーク検出ブロックである。
【0025】
基準点14aの回転速度と印刷されたマーク14bの回転速度は同一であるから、2つのブロック26,27の検出結果より、基準点14aの位置情報とマーク14bの位置情報から、位相差検出ブロック28は、互いの位置関係(位相差)を割り出すことが出来る。
暗号鍵生成ブロック25では、位相差検出ブロック28からの位置関係(位相差)の値を用いて鍵を生成し、暗号化ブロック22に供給する。
【0026】
なお、マークが一箇所の場合で説明したが、これに限定されるものではない。例えば、二箇所にマーク14b1、14b2(図示せず。)を設けて、基準点14aとマーク14b1の位置関係(位相差)の第1の値及び基準点14aとマーク14b2の位置関係(位相差)の第2の値を求めて、第1の値及び第2の値の相互関係を示す値から暗号鍵を生成し、暗号化ブロック22に供給するようにして暗号化精度を更に向上させるようにしてもよい。
【0027】
入力情報信号が入力端子21より供給され、暗号化ブロック22で暗号化された出力信号はエンコーダブロック23に供給されてエンコードされ、円盤状光記録媒体14に供給する記録信号を生成する。
【0028】
当然のことであるが、暗号化のための鍵生成は、円盤状光記録媒体14に入書き込む前に必要となるので、情報の書き込み動作に先だって鍵生成を行っておく必要がある。
また、暗号化して記録された情報を読み出して、元の情報に戻すときにも、同様な手順にて暗号鍵を生成することができる。
以上が、本発明による鍵管理手法を採用した装置の動作の概要である。
【0029】
本発明の情報のデジタル記録方法及び記録装置の他の実施例について、図1(b)と共に以下に説明する。
今までの図1(a)に示したものは基準点を円盤状記録媒体14の読み出し専用領域内としていたが、図1(b)に示されるように、書き込み可能な領域14B内であっても基準点14cを設けることが出来る。
一般的に、書き込み可能な媒体14には、前もって読み出し専用情報、例えばアドレス情報が記録されていることが多いので、特定のアドレスを基準点14cとすることができる。
【0030】
或いは、読み出し専用情報ではなく自分自身で書き込んだ情報であっても、例えば、ファイルシステムのボリューム記述子のように常に固定位置に存在する情報であれば、これを基準点14cとすることが出来る。
一方、14bは、円盤状記録媒体14の表面に設けられたマークであり、その設定法は、図1(a)の場合と同じである。
本発明では、基準点14cとマーク14bとの位置関係より、暗号化のための鍵情報を生成し、この鍵情報によって入力情報の暗号化を行うものである。
【0031】
ところで、マーク14bは印刷によって円盤状記録媒体14の表面に設けるので、基準点14cとの位置関係は媒体毎に異なることになり、逆にこのような円盤状記録媒体を大量生産したとき、基準点14cとマーク14bの位置関係を一定に保持する方が不可能となる。
【0032】
このことは結果的には、暗号化の鍵情報が媒体毎に異なることを意味しており、仮に暗号化された情報をそのまま別の媒体に複写しても、鍵情報が異なってしまうため暗号を解くことができないことになる。
【0033】
つぎに、円盤状光記録媒体の表面に印刷されたマーク(印)について以下に説明する。 マークの形状としては、単に位置を判別するに必要な簡単なパターンよりも、傷や付着したゴミによる誤検出を避けるためには、ある程度特殊なパターンである方が望ましい。
【0034】
図3に、特殊なパターンの一実施例を示す。
図3(a)は、円盤状光記録媒体の表面に印刷されたパターンを示しており、このようなパターンが設けられているときの再生信号のエンベロープを図3(b)に示す。
特に図3(a)では、最初の細かなパターンを半透明とし、この後に不透明なパターンを設けた一実施例を示している。
【0035】
このようにマークの形状をある程度特殊な形状にしておけば、ゴミや傷による再生信号のエンベロープ変化と媒体の表面に印刷したマーク(印)による再生信号のエンベロープ変化と確実に見分けることが可能となる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、円盤状光記録媒体の表面に設けたマーク(印)と円盤状光記録媒体内の特定位置からの読み出される信号との位置関係をベースにして暗号化のための鍵情報を生成するので、単に円盤状光記録媒体内の情報を複写しただけでは暗号を解くことができないので、結果的には不正複写の防止に役立つ。
【0037】
更に、円盤状光記録媒体上に特定形状のマーク(印を)設けることは、印刷手法で簡単に実現でき大量生産にむいているといった特長を有している。
【0038】
円盤状光記録媒体の表面に設けたマーク(印)と円盤状光記録媒体内の特定位置からの読み出される信号を検出するピックアップは一種類でよいので、再生装置を大幅にコストアップすることなく構成することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による不正複写防止方式の基本概念図を示したものである。
【図2】本発明による不正複写防止を盛り込んだ記録装置の一実施例を示したものである。
【図3】本発明での円盤状光記録媒体の表面に設ける印の一実施例を示したものである。
【図4】従来よりの世代管理フラッグを利用した記録再生装置での再生側の構成例を示したものである。
【図5】従来よりの世代管理フラッグを利用した記録再生装置での記録側の構成例を示したものである。
【図6】従来よりの不正複写防止を目的として情報の暗号化を行う記録装置の構成例を示したものである。
【符号の説明】
14 円盤状光記録媒体
14A 読み出し専用領域
14B 書き込み可能な領域
14a 基準点
14ap,14bp ピックアップ
14b マーク(印)
14rh 記録ヘッド
22 暗号化部(暗号化ブロック)
23 エンコーダ部(エンコーダブロック)
25 暗号鍵生成部(暗号鍵生成ブロック)
26 基準点検出部(基準点検出ブロック)
27 マーク検出部(マーク検出ブロック)
28 位相差検出部(位相差検出ブロック)

Claims (6)

  1. 読み出し専用領域と書き込み可能な領域とを有する円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法において、
    前記円盤状光記録媒体の表面上に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報と前記読み出し専用領域内の基準点信号の位置情報との位置関係を鍵情報として入力情報を暗号化して、前記書き込み可能な領域に記録することを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法。
  2. 書き込み可能な領域を有する円盤状光記録媒体を用いた円盤状記録媒体への情報のデジタル記録方法において、
    前記円盤状記録媒体の表面上に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報と前記書き込み可能な領域内の基準点の位置情報との位置関係を鍵情報として入力情報を暗号化し、前記書き込み可能な領域に記録することを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載された円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法において、
    前記円盤状光記録媒体上に設けたマークには特殊パターンが刷られていることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録方法。
  4. 読み出し専用領域と書き込み可能な領域と
    を有する円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置において、
    前記円盤状光記録媒体の表面上の少なくとも一箇所に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報を検出するマーク検出部と、
    前記読み出し専用領域内の基準点信号の位置情報を検出する基準点検出部と、
    前記円盤状光記録媒体上に設けた前記マークの位置情報と前記読み出し専用領域内の基準点信号の位置情報との位置関係から暗号鍵情報を生成する暗号鍵生成部と、
    前記暗号鍵生成部の出力信号が供給されて入力情報を暗号化する暗号化部と、
    前記暗号化部の出力信号をエンコードし前記書き込み可能な領域に記録する信号を生成するエンコーダ部とより構成されることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置。
  5. 書き込み可能な領域を有する円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置において、
    前記円盤状光記録媒体の表面上の少なくとも一箇所に印刷或いは刻印によって設けられたマークの位置情報を検出するマーク検出部と、
    前記書き込み可能な領域内の基準点信号の位置情報を検出する基準点検出部と、
    前記円盤状光記録媒体上に設けた前記マークの位置情報と前記書き込み可能な領域内の基準点信号の位置情報との位置関係から暗号鍵情報を生成する暗号鍵生成部と、
    前記暗号鍵生成部の出力信号が供給されて入力情報を暗号化する暗号化部と、
    前記暗号化部の出力信号をエンコードし前記書き込み可能な領域に記録する信号を生成するエンコーダ部とより構成されることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置。
  6. 請求項4または請求項5に記載された円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置において、
    前記円盤状光記録媒体上に設けたマークには特殊パターンが刷られていることを特徴とする円盤状光記録媒体を用いた情報のデジタル記録装置。
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