JP2001101755A - ディスクの記録及び/又は再生装置 - Google Patents
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- G11B2220/00—Record carriers by type
- G11B2220/20—Disc-shaped record carriers
Abstract
鉛直方向に複数積層したものを積層方向に移動させるデ
ィスク昇降台22と、CDを挟持して回転駆動させる挟
持手段14とを有した車載用のディスクプレーヤにおい
て、装置構成を簡単化するとともに小型化を図る。 【解決手段】 前記ディスク載置手段の積層方向に直交
する方向(ディスクの平面方向)に移動してディスク昇
降台22および挟持手段14を前記積層方向へ移動させ
る内スライダ139と、前記積層されたディスク載置手
段を分割して所定の空間を形成する分離カム82と、該
分離カム82に連結されるとともにディスクの平面方向
に移動する外スライダ140とを設ける。
Description
収容して記録及び/又は再生を行なうディスクの記録及
び/又は再生装置に関する。
ディスクの記録及び/又は再生装置としては、ディスク
プレーヤがある。このディスクプレーヤは、複数枚のデ
ィスク、例えばコンパクトディスク(以下、CDと称す
る)をマガジンに収納し、マガジン単位でまとめて複数
枚のCDを一度に交換する方式になっている。このた
め、大形化するので本体部分をトランク内に収容する一
方、車室内には操作に必要な部分のみが設置されてい
る。しかし、車両の走行中にCDを交換することはでき
ず、停車してトランクを開けて行なうことが必要にな
り、面倒である。
用のディスクプレーヤが開発されている。車載用のディ
スクプレーヤは複数枚のCDを収容できるものが要求さ
れており、車室内のインダッシュの定められた空間に収
容される。従って、車載用のディスクプレーヤを小形化
することが重要な課題となっている。
例えば1DINサイズ等と呼ばれる一定の寸法の略直方
体の形状の筺体(ケース)内に例えば6枚のCDを個別
に載せるトレイ(ディスク載置手段)を6枚重ねてディ
スク収納部を構成し、6枚のCDは個別に挿入と排出と
が可能であって、6枚のCDのうちの一枚を選択して再
生できるように構成されている。
プレーヤは、複数枚のCDを収納するとともに、CDの
挿入、排出、再生(記録)等の多くの動作を行う各機構
制御関係の部品を収納しなくてはならず、装置全体を小
型化するのは難しいものであった。
その目的は、装置構成を簡単化するとともに、小型化を
図ったディスクの記録及び/又は再生装置を提供するこ
とにある。
クが載置されるディスク載置手段を複数積層して成るデ
ィスク収納部と、前記ディスク載置手段の積層方向と直
交する方向に所定距離隔てた部位であって、前記ディス
ク収納部と対向し、且つ前記積層方向と同一方向に移動
可能に配設され、ディスクを挟持して回転駆動させる駆
動部とを有したディスクの記録及び/又は再生装置にお
いて、前記ディスク載置手段の積層方向と略直交する方
向に移動して前記ディスク収納部および駆動部を前記積
層方向へ移動させる第1の制御板と、前記ディスク収納
部の所望のディスク載置手段に隣接するディスク載置手
段を積層方向に移動させて所望のディスク載置手段の積
層方向の少なくとも一方側に所定の空間を形成する空間
形成手段と、前記空間形成手段に連結されるとともに前
記積層方向と直交する方向に移動する第2の制御板とを
備えたことを特徴としている。
て前記ディスク収納部および駆動部を前記積層方向の所
望の位置へ移動制御する位置制御部を有していることを
特徴とし、また前記第2の制御板は、前記第1の制御板
の動作モードを、前記ディスク収納部を移動させるモー
ドと前記駆動部のみを移動させるモードとで切り換える
所定長さのモード切換部を有していることを特徴とし、
また前記空間形成手段と前記第2の制御板は、前記積層
方向への移動を可能にして連結されていることを特徴と
し、また前記第1の制御板は第1の駆動源によって駆動
される一対から構成され、前記第2の制御板は第2の駆
動源によって駆動される一対から構成されるようにした
ことを特徴としている。 (2)上記のように構成された装置において、ディスク
の挿入時は、第1の制御板をディスク載置手段の積層方
向と直交する方向に移動して、ディスク収納部を前記積
層方向へ移動させ、所望のディスク載置手段がディスク
挿脱口に対向する位置にくるようにする。
ディスク載置手段に載置した後に、第1の制御板によっ
てディスク収納部を、前記積層方向と同一方向の所定の
記録再生位置まで移動させる。
たディスクが載置されているディスク載置手段と対向す
る位置に、前記駆動部を移動させる。
る方向に移動させると、該第2の制御板と連結された空
間形成手段は、前記挿入されたディスクが載置されてい
るディスク載置手段の積層方向の少なくとも一方側に所
定の空間を形成する。
前記ディスクを挟持して回転駆動し、記録、再生を行
う。
前記と逆の動作となる。
1および第2の制御板と空間形成手段のみで行うことが
でき、装置構成を大幅に簡素化することができる。
収納部内のディスク載置手段の積層方向と直交する方向
に移動するものであるから、装置の厚みはほぼディスク
載置手段が積層方向に移動する分の厚み分だけで済み、
装置全体を薄型化することができる。
録及び/又は再生装置の実施の形態を説明する。
クプレーヤに本発明を適用したものである。 (A)ディスクプレーヤの構造の全体構成 図1〜図11に示すようにディスクプレーヤは大きく分
けて外観形状を形成するケース1と、ケース1内の前面
側に配置されるとともにCDを載せる複数枚のトレイ2
(ディスク載置手段)で構成されるディスク収納部3
と、ケース1の前面板1aの挿脱口4に設けられるとと
もに、ディスク収納部3内へCDを挿入したり排出した
りするための移送手段5と、移送手段5の前面側に設け
られるとともに前面板1aの挿脱口4を開閉する開閉手
段6と、ケース1内の背面側に配置されるとともにディ
スク収納部3内のCDのうちのいずれか一枚を選択して
再生する再生手段7と、ディスク収納部3の背面側の左
右に設けられるとともに排出しようとするCDを移送手
段5へ向かって押し出す押出手段8と、ケース1の左右
の側板1b,1cの外側に主として設けられるととも
に、ディスク収納部3や再生手段7等を操作するための
操作手段9とで構成される。
プ昇降台10の両側に配置されるとともにディスク収納
部3内の複数のCDのうちの再生しようとするCDの上
下に空間を形成するための空間形成手段11と、ピック
アップ昇降台10の上に回動自在に設けられた上アーム
12と下アーム13とによって構成されるとともに前記
空間に入り込んで選択されたCDを挟持する挟持手段1
4(駆動部)と、前記下アーム13に取り付けられると
ともに挟持したCDを回転駆動するCD駆動手段15
(駆動部)と、前記下アーム13に設けられるとともに
回転するCDから情報を読み取るピックアップユニット
16と、CDを挿脱するための状態である挿脱モードと
CDを再生するための状態である再生モードとのうちの
再生モードのときにのみ前記移送手段5の駆動力を挟持
手段14へ伝えて回動させる回動力供給手段17と、挟
持手段14がCDを挟持する時期を設定する規制手段1
8とで構成されている。 (B)ケース まず、ケース1について説明する。ケース1は前面板1
aと側板1b,1cと天井板1dと底板1eとで構成さ
れ、背面は開放されている。そして、側板1b,1cと
底板1eとは一体化されている。 (C)ディスク収納部 図3(a)に示すように、ディスク収納部3はディスク
載置手段としての本実施の形態では6枚のトレイ2と6
枚のトレイ2を載せたディスク昇降台22とによって構
成されており、ケース1内の前面側には支持手段として
鉛直方向に沿う4本のガイド支柱23の両端が底板1
e,天井板1dに結合して支持されている。
2aの両側の上面に樹脂2bを貼着して形成されてい
る。夫々の樹脂2bの中間部と背面側には側方へ突出す
る一対のピン2c,2dが形成されており、前面側のも
のは長く、背面側のものは短い。樹脂2bの高さはCD
の厚さと略同一の厚さに設定されており、樹脂2bの上
面にはアルミ板2aとの間にCDを挟むための板バネ2
e(ディスクを保持する保持手段)の前面側が固着され
ている。
る押え部2fが形成される一方、背面側の外側には後述
する分離カム82の下面によって下方へ押さえられる受
け部2gと、後述する上段嵌入部82jの下面によって
上方へ向かう力を受ける受け部2hとが形成されてい
る。夫々の樹脂2bの前面側及び背面側には、前記ガイ
ド支柱23を挿通するためのガイド孔2iが樹脂2b及
びアルミ板2aを貫通して形成されている。
近傍が当接する部分には円弧に沿って図示しない緩衝材
が貼着されている。最上段のトレイ2における樹脂2b
の両端には、図3(a)にも示すように天井板1dと最
上段のトレイ2との間に設ける付勢手段としてのコイル
バネ24を受けるための円筒形のバネ受け2jが一体的
に形成され、図3(b)に示すように、バネ受け2jの
下端が内側へ少し突出して受け部2kが形成され、該受
け部2kでコイルバネ24の下端を受けるようになって
いる。これは、長いバネを用いることによって圧縮長さ
が大きくなっても圧縮に要する荷重があまり大きくなら
ないようにするために設けられている。
方へ屈曲させた形状に形成されている。水平な部分には
前記ガイド支柱23を挿通するためのガイド孔22aが
形成され、左右の鉛直な部分の外側にはディスク昇降台
22を昇降させるための一対のピン22bが水平方向へ
突出させて固着されている。これらの一対のピン22b
は、ケース1の側板1b,1cに夫々形成された2本の
鉛直スリット25に挿通されてケース1の外へ突出して
いる。
とが、これらのガイド孔22a,2iにガイド支柱23
を挿通させることで昇降自在に支持されている。そし
て、ケース1の天井板1d,底板1eには4本のバネガ
イド26の上端,下端が固着され、夫々のバネガイド2
6はバネ受け2jに挿通されている。そして、バネガイ
ド26を囲繞するようにして設けられた付勢手段として
のコイルバネ24の下端がバネ受け2jの下端の前記受
け部に当接している。 (D)移送手段 図2に示すように、移送手段5は、ケース1の前面板1
aに設けられている。前面板1aには挿脱口4が形成さ
れている。挿脱口4には駆動軸30と従動軸31とが回
転自在に支持されている。駆動軸30の両端は回転自在
に前面板1aに取り付けられている。従動軸31の両端
は前面板1aの側面に鉛直方向へ長く形成された長孔3
2に挿通されている。
るため、図5に示すように下方への移動が拘束された樹
脂軸受33の背面側の溝33aに駆動軸30の中間部の
小径部が回転自在に嵌め込まれる一方、図示しない一対
のガイド突起と一対のガイド溝とを介して昇降自在な樹
脂軸受34の背面側の溝34aに従動軸31の中間部の
小径部が回転自在に嵌め込まれている。
35が取り付けられ、駆動軸30にはゴムからなる一対
のローラ36が取り付けられ、いずれも図示しない止め
輪により軸心方向へのスライドが拘束されている。従動
軸31の両端には円周溝が形成され、前面板1aの側面
に固着されたバネ掛ピン37と円周溝の部分とには、従
動軸31を駆動軸30へ向かって付勢するためのバネ3
8の両端が係合している。
いて説明する。図6に示すように、駆動軸30の右端に
は歯車39が固着され、右側板1cの内側には歯車40
と、歯車41と、相互に一体化した歯車42,43が回
転自在に支持されている。底板1eの上には歯車43に
噛み合うウォーム44と歯車45とが一体となって回転
自在に支持され、底板1eに取り付けた移送用モータ4
6の出力軸に固着したウォーム47が歯車45と噛み合
っている。
したのちに更に数ミリメートルだけCDを押し込む操作
が自動的に行なわれるようにするため、図2,図5に示
すように押込手段48が設けられている。前面板1aに
おける挿脱口4の上下には三対の長孔状のガイド孔4
9,50,51が水平方向に沿って形成されている。
イド台52が設けられ、スライド台52に固着された3
本のガイドピン53,54,55が前記ガイド孔49,
50,51に抜取不可能に挿通されている。
鉛直軸56を介して樹脂製の縦ローラ57が回転自在に
支持されている。一対のスライド台52を相互に接近す
る方向へ付勢するため、前面板1aに形成されたバネ掛
部58とスライド台52に形成されたバネ掛部59との
間には押込バネ60が設けられている。
は縦ローラ57によって水平方向の位置決めがなされる
が、縦ローラ57よりも下方及び上方のCDの位置決め
は図5のように底板1eに立設された位置決めロッド6
1,62と天井板1dに垂下するように取り付けられた
図示しない一対の位置決めロッド(位置決めロッド6
1,62の延長線上に配置され、位置決めロッド61,
62との間には挿脱されるCDの通る空間が形成されて
いる)により行われている。 (E)開閉手段 前面板1aの挿脱口4を開閉する開閉手段6について説
明する。図2に示すように前面板1aの前面側にはシャ
ッタ64が昇降自在に設けられている。シャッタ64に
はCDを通過させるための開口部64aが形成され、シ
ャッタ64が上昇すると開口部64aの中間高さ位置が
ローラ35,36の境界位置を占めて「開」になる一
方、シャッタ64が下降すると「閉」になる。
ガイドピン65が立設される一方、シャッタ64には鉛
直方向へ長い一対のガイド孔64bが形成され、ガイド
孔64bに挿通されたガイドピン65の先端には止め輪
が嵌合されている。
きにのみ一対のスライド台52の間隔が大きくなり得る
ようにするため、中央近傍の一対の前記ガイドピン54
が他のガイドピン53,55よりも長く設定され、ガイ
ドピン54を挿通するためのL字形のガイド孔64cが
シャッタ64に形成されている。
理由で一対の縦ローラ57どうしの間隔を押し広げてC
Dが無理に排出されたときにはシャッタ64が強制的に
上昇させられて「開」になるようにするため、ガイドレ
ール部64dが形成されている。
ク機構について説明する。断面形状が略L字形の左右ス
ライド板66の前面及び下面に左右方向へ長いガイド孔
66aが形成される一方、当該ガイド孔66aへ挿通さ
れたガイドピン67が前面板1a,底板1eに固着され
ている。
eが形成される一方、左右スライド板66の前面側の両
端にはスライドピン66bが固着され、スライドピン6
6bがカム孔64eに挿通されている。左右スライド板
66の下面と底面1eの下面とには図17(b)に示す
ように下方へ突出するバネ掛部66c,68が形成さ
れ、両者間には復帰バネ69が掛けられている。
自在に前後スライド板70が設けられている。即ち、前
後スライド板70に一対のガイド孔70aが形成される
一方、ガイド孔70aに挿通した図示しない頭付ピンが
底板1eに固着されている。
うに固定軸73を介して回動自在に底板1eの下面に取
り付けられ、レバー72の先端には長孔72a,72a
が夫々形成されている。そして、左右スライド板66,
前後スライド板70に固着されたピン66d,70bが
長孔72a,72aに遊嵌されている。前後スライド板
70には後述する外スライダ140によって押圧される
被押圧部70cが形成されている。 (F)再生手段 再生手段7は、ディスクプレーヤの奥行寸法をできるだ
け小さくするため、ディスク収納部3の背後に接近して
配置されている。再生手段7における挟持手段14は図
2に示すようにピックアップ昇降台10の上に搭載され
ているので、最初にピックアップ昇降台10について説
明する。
側の鉛直板とを一体に形成したものであり、水平板の前
面側にはCDがはい入り込むように円弧状の切欠部10
aが形成されている。夫々の鉛直板にはピックアップ昇
降台10を昇降させるための一対のピン77が水平方向
へ突出させて固着されている。一対のピン77は同一高
さに配置され、前記ディスク昇降台22の一対のピン2
2bよりも短くなっている。これらのピン77は、ケー
ス1の側板1b,1cに形成された一対の鉛直スリット
78に挿通されてケース1の外へ突出している。
側の鉛直板の内側には、上下方向へ重なり合うトレイ2
の間へ挿入して選択されたCDの上下に空間を形成する
空間形成手段11として、樹脂からなる分離カム82が
前後方向へスライド自在に設けられている。
直板の前面側上部にガイド孔10aが形成されるととも
にガイド孔10aに挿通された頭付ガイドピン82aが
分離カム82に固着される一方、図3に示すように分離
カム82の下部にガイド孔82bが形成されるとともに
ガイド孔82bに挿通された図2の頭付ガイドピン10
bが鉛直板の前後方向での中間位置に固着されている。
入し、トレイ2における両側の4本のピン2c,2dを
押し上げることによってトレイ2を安定して支持しかつ
再生するCDが載ったトレイ2の上下に空間を形成する
ものである。
2枚の板にスリットを形成して貼り合せたような形状に
なっており、分離カム82をトレイ2の両側へ滑り込ま
せることにより、前面側はトレイ2の一対の長いピン2
cを上動させ、背面側は一対の短いピン2dを上動させ
るように構成されている。
されたCDを載せる選択トレイ2及びこれより上方のト
レイ2を上動させるために一対の第一分離制御部82c
1,82c1が形成され、夫々の第一分離制御部82c1
の上方には選択トレイ2よりも上方のトレイ2だけを上
動させるための第二分離制御部82c2,82c2が形成
されている。
離制御部82c2との間には選択トレイ2のみを保持す
る第三分離制御部82d,82dが夫々形成されてい
る。選択トレイ2よりも上方のトレイ2のピン2c,2
dの位置を保持する上面82fと、選択トレイ2よりも
下方のトレイ2のピン2c,2dの位置を保持しかつ板
バネ2eの受け部2gを押さえ込む位置制御手段として
の下面82hとが分離カム82の移動方向に沿って形成
されている。
レイ2のピン2c,2dは第一,第二分離制御部82c
1,82c2の前進によって押し上げられるため、本来は
例えばθ=45゜等の一定の値に設定される。しかし、
ここではコイルバネ24を圧縮しながらトレイ2が上昇
することになり、トレイ2の位置が高くなるほどコイル
バネ24の圧縮量が大きくなってトレイ2を押し上げる
際に加わる負荷が大きくなる。換言すればコイルバネ2
4の圧縮の初期の段階では負荷が小さい。このため、図
21(a)に示すように第一,第二分離制御部82
c1,82c2の上部は例えばθ1=45゜とする一方、
下部は例えばθ2=60゜とし、両者の中間部は弧状の
面により形成されている。
て説明する。第三分離制御部82d,82dは、上段嵌
入部82j,82jと、中段嵌入部82k,82kと、
下段嵌入部82m,82mとで構成されている。上段嵌
入部82j,82jは選択トレイ2の上下に空間を形成
するためのものであり、中段嵌入部82k,82kは選
択トレイ2及び選択CDを共に降下させて下アーム13
のターンテーブル97上に選択CDを載せるためのもの
であり、下段嵌入部82m,82mは選択トレイ2のみ
を再び降下させて選択トレイ2を選択CDから離すため
のものである。
間へ向かって回動させて選択CDを挟持する挟持手段1
4について説明する。ピックアップ昇降台10の左側に
は下アーム13と上アーム12との基端部が回動自在に
取り付けられている。即ち、以下のようになっている。
86の下端近傍が固着され、この中空軸86の下端がピ
ックアップ昇降台10を回動自在に貫通し、抜け止めの
ために中空軸86の下端には平座金93と止め輪94と
が取り付けられている。そして、上アーム12の基端部
には銅合金からなるスリーブ87が貫通して固着され、
スリーブ87に中空軸86が挿通されることにより下ア
ーム13に対して上アーム12が平行な状態で、降下し
て選択CDが挟持されるようになっている。
れるとともに止め輪が取り付けられており、平座金88
とスリーブ87との間には上アーム12を下方へ付勢す
る挟持バネ89が設けられている。
上アーム12とが相対的に回動することなく同期して一
体的に回動するように、図7に示すように下アーム13
に立設した摺動ピン90が上アーム12に形成した孔9
1に摺動自在に挿通されている。挟持手段14が回動し
たときに下アーム13上の後述するターンテーブル97
とCDとの位置決めの精度を上げるため、ピックアップ
昇降台10上の中空軸86の中には底板1eに立設した
支柱92が挿通されている。
けられている。即ち、図7に示すようにスピンドルモー
タ96が取り付けられ、スピンドルモータ96の出力軸
にはCDの中央の孔へ嵌まり込むターンテーブル97が
取り付けられている。一方、上アーム12の先端近傍に
は図34に示すように支持板98の一端が固着され、他
端には円形の孔が形成されている。
円板の下面に円に沿って畝状の凸部を形成したチャック
プレート99が上方から孔に回転自在に嵌め込まれてい
る。このチャックプレート99は、上アーム12の下面
に一端が固着された図示しないバネ板の他端により抜け
止めされている。
ニット16も搭載されている。ピックアップユニット1
6の構成を以下に説明する。下アーム13と一体に形成
されたガイドレール161を介して光ピックアップ16
2が下アーム13の長さ方向に沿って移動自在に設けら
れている。そして、光ピックアップ162をガイドレー
ル161に沿って往復移動させるための手段が設けられ
ている。
63を介してねじ軸164が回動自在に支持され、光ピ
ックアップ162の図示しないめねじ部がねじ軸164
に螺合している。このねじ軸164には前記スリーブ8
7の近傍に固定した走査用モータ165の出力軸が連動
連結されている。
167とを一体化した歯車168が回転自在に支持さ
れ、出力軸のウォーム169がウォームホイール166
に噛み合う一方、ねじ軸164に取り付けられたねじ歯
車170がねじ歯車167に噛み合っている。
せるための回動力供給手段17の構成を以下に説明す
る。ケース1の左の側板1bの内側には図6のように歯
車列103が設けられている。即ち、歯車列103は、
歯車103a〜103hによって構成されている。
4が固着されている。左の側板1bの内側には、鉛直方
向へ移動自在にプレート105が設けられている。即
ち、プレート105の上部には鉛直方向へ長いガイド孔
105aが形成され、ガイド孔105aに挿通されたガ
イドピン106(図28参照)が左の側板1bに固着さ
れてガイドピン106には止め輪が取り付けられてい
る。
eとにはバネ掛け部105b,107が形成され、プレ
ート105を下方へ付勢する復帰バネ108が両者間に
設けられている。
109(側板1bに固着されている)を挿通する逃げ孔
105cが形成されており、軸109にはレバー110
の基端部が回動自在に取り付けられている。このレバー
110の先端にはレバー110を貫通する移動軸111
が固着され、移動軸111には歯車103hと噛み合う
歯車112が回転自在に取り付けられている。
上方にはカム孔105dが形成され、移動軸111の貫
通端部がカム孔105dに挿通されている。つまりプレ
ート105を上動させると、カム孔105dが上動し、
カム孔105dに挿通されている移動軸111は前面側
へ移動することから、移動軸111に取り付けられた歯
車112が、駆動軸30の歯車104とも噛み合うこと
になる。
バー113の中間部がピン114を介して左の側板1b
の内側に回動自在に支持され、レバー113の一端がピ
ン115を介して回動自在にプレート105の下部に結
合されている。
のピン22bが挿通される左の側板1bの一対のガイド
孔25の前面側のものの下部に臨んでいる。つまり、デ
ィスク昇降台22が最下位置にきて再生モードになる
と、ピン22bがレバー113の他端を下方へ押して歯
車112が歯車104と噛み合う。
aと挟持手段14の下アーム13とが以下のようにして
連動連結されている。図2に示すように前後方向へ長い
鉛直部と鉛直部の背面側に一体に形成された水平部とか
らなるスライドバー116が設けられている。
近傍には一対のガイド孔116aが形成され、図5のよ
うに一対のガイド孔116aに挿通された一対のガイド
ピン117が左の側板1bの内側に固着されるとともに
止め輪が取り付けられている。このようにして前後方向
へスライド自在なスライドバー116における前面側の
下部にはラック116bが形成されて前記歯車103a
と噛み合う一方、背面側の水平部の先端には下方へ突出
する係合ピン116cの上端が固着されている。
記下アーム13の基端部に一体に形成されるとともに上
アーム12の高さまで延長した水平部の長孔13aに遊
嵌されている。この長孔13aは図9のようにスリーブ
87の軸心を通りかつスリーブ87と直角な半径方向の
直線に沿って長く形成されている。
内にCDを挿入したり排出したりする挿脱モードの状態
と、CDを再生する再生モードの状態との2つの操作状
態があり、前者の場合は挟持手段14は図30のように
B位置を占め、後者の場合は図31のようにA位置を占
める。
回動は前記のように回動力供給手段17を介して行なわ
れる。しかし、選択CDと下アーム13上のターンテー
ブル97との位置決めを高精度に行なう必要があるの
で、図10の位置決め手段118が設けられている。
る。図9,10に示すように下アーム13における中空
軸86の近傍には、下方へ向かって突出する位置決めピ
ン119の上端が固着されている。一方、挟持手段14
が回動するときに位置決めピン119が移動する範囲と
対応する部分のピックアップ昇降台10には円弧孔10
cが形成され、円弧孔10cに位置決めピン119が遊
嵌されている。
てバネ掛け部10dが形成され、バネ掛け部10dと位
置決めピン119との間にはトグルバネ120の両端が
掛けられている。挟持手段14がB,A位置を占めると
きに位置決めピン119が占める位置をb,a位置とす
ると、b,aの中間点であるc位置が位置決めピン11
9の運動の方向が変わる変曲点であり、c位置と対応す
る位置に前記バネ掛け部10dが配置されている。
より下方へ付勢されており、図7のようにこの挟持バネ
89の付勢力で上アームが降下する時期を設定するため
の規制手段18が設けられている。即ち、以下のように
構成されている。
記挟持手段14と分離カム82との間には円筒板124
が立設されている。この円筒板124はスリーブ87を
中心とする円筒の一部である部分円筒を形成しており、
図32,図33のように円筒板124には周方向に長い
水平部125aと軸方向に長い鉛直部125bとからな
るL字形のガイド孔125が形成されている。
87を中心とする半径方向の外側へ向かって突出するガ
イドピン12aが固着され、ガイドピン12aはガイド
孔125に挿入されている。
機位置のB位置を占めるときと、B位置から再生位置の
A位置を占める直前まではガイドピン12aがガイド孔
125の水平部125aに位置するため、挟持バネ89
の付勢力が加わっていても上アーム12は降下すること
なく挟持手段14は開の状態を維持する一方、挟持手段
14がA位置にくると、ガイドピン12aが鉛直部12
5bに位置するため、挟持バネ89の付勢力で上アーム
12が降下してガイドピン12aも鉛直部125bの下
端まで下がることになる。
ガイドピン12aがガイド孔125の鉛直部125bま
で回動してきても直ちに挟持手段14が挟持動作をせず
に、指令を与えて初めて挟持動作するようにするため、
ガイドピン12aの下動を一時的に規制する第一規制手
段と、規制後に前記分離カム82が前進し、選択CD及
び選択トレイ2が降下して前記ターンテーブル97の上
に載ったときに規制を解除して選択CDを挟持させる第
二規制手段が設けられている。即ち、以下のように構成
されている。
て前記円筒板124と前記分離カム82との間には図
7,図30に示すように軸受板126が分離カム82と
平行に立設されている。軸受板126の内側には図7に
示すように回動軸129を介して回動自在に拘束レバー
127の中間部が支持され、拘束レバー127の前面側
には外側へ向かって突出するピン127aが固着され、
背面側は内側へ向かって曲げられてガイド孔125の鉛
直部125bに臨んでいる。
ー127の背面側を下方へ向かって付勢するバネ128
が設けられている。一方、拘束レバー127の前面側の
ピン127aは図32のように分離カム82の内側下部
に形成されたカム溝82rに遊嵌されている。このカム
溝82rにおける背面側の上部には逃げ部が形成されて
おり、分離カム82が前面側へ移動して選択トレイ2の
ピン2c,2dが中段嵌入部82k,82kにはいると
ピン127aがカム溝82rの逃げ部に逃げ得る状態と
なって拘束レバー127がバネ128により回動し、挟
持バネ89の付勢力により上アーム12が降下するよう
に設定されている。 (G)押出手段 押出手段8はケース1の内部の左右に設けられている。
これらは略同一の構成なので一方についてのみ説明す
る。図1,図19に示すように、回動することによって
CDを押し出すための押出レバー132が、ケース1の
天井板1dから下方へ突出する固定軸133に回動自在
に取り付けられている。押出レバー132の高さは前記
ローラ35,36の間の高さと同一に設定されている。
て設けられた復帰バネ134の両端が、押出レバー13
2に形成されたバネ掛け部132aと天井板1dに形成
されたバネ掛け部とに掛けられている。
側へ移動することによる空間形成の作用とは反対の方向
である背面側へ移動することで押出レバー132が回動
するように構成されている。即ち、以下のようになって
いる。
には前後方向へ一定量だけスライド自在にプレート13
5が設けられている。つまり、軸受板126に一対のガ
イド孔126aが形成される一方、夫々のガイド孔12
6aに挿通したガイドピン135aがプレート135に
固着されている。プレート135の前面側端は内側へ折
り曲げられて押出レバー132と一体の被押圧部132
bと係合しうるようになっており、背面側端は外側へ折
り曲げられて分離カム82の背後へ向かって突出してい
る。 (H)操作手段 最後に、操作手段9について説明する。この操作手段9
は、挿脱モードのときにはディスク昇降台22を昇降さ
せて各段のトレイ2上のCDの挿脱を可能にし、更には
前記開閉手段6を開いたり押出手段8を動作させたり
し、再生モードのときにはディスク昇降台22を最下位
置に保持した状態でピックアップ昇降台10を昇降させ
て再生したいCDを選択し、更には空間形成手段11を
動作させかつ規制手段18を動作させる。
の側板1b,1cの外側には、前後方向へスライド自在
に内スライダ139(第1の制御板)と外スライダ14
0(第2の制御板)とが設けられている。左右対称なの
で、一方について説明する。内,外スライダ139,1
40の上下にガイド孔139a,140aが形成され、
側板に固着したガイドピン158,159がガイド孔1
39aとガイド孔140aとの双方に挿通され、ガイド
ピン158,159には止め輪が取り付けられている。
ット78から突出するピックアップ昇降台10の一対の
ピン77を6段階に昇降させるための一対の階段スリッ
ト141(位置制御部)が形成されている。内スライダ
139の前面側には、鉛直スリット25から突出するデ
ィスク昇降台22の一対のピン22bを6段階に昇降さ
せるための一対の階段スリット142(位置制御部)が
形成されるとともに夫々の階段スリット142の下には
再生モードのときにディスク昇降台22を最下位置に保
持してピックアップ昇降台10のみを昇降させるための
床面スリット143が連続して形成されている。
るディスク昇降台22の一対のピン22bが入り込むス
リットのみが形成されている。即ち、一対のピン22b
を階段スリット142内に入れて上下動させるための四
角形状の一対の挿脱モード用スリット144と、床面ス
リット143内に入れて最下位置に保持するための水平
線状の一対の再生モード用スリット145と、外スライ
ダ140をいずれかの方向へスライドさせることにより
テーパ面146a,146bによりピン22bを上動又
は下動させて一対の階段スリット142と床面スリット
143との間で一対のピン22bの位置を入れ替えるた
めの45゜に傾斜した切換用スリット146(モード切
換部)とが連通して形成されている。
方向の位置を同一にすると、スリットどうしが重なって
連通してしまうことから、再生モード用スリット14
5,挿脱モード用スリット144,床面スリット14
3,階段スリット142と、これらに挿入するピン22
bの高さが相互に異なっている。
向かって直角に曲げられ、突出部140bが形成されて
いる。外スライダ140と共にこの突出部140bが移
動できるように、内スライダ139及び側板1bの背面
側には逃げ切欠139b,逃げスリット147が形成さ
れている。
離カム82の高さ位置に拘らず分離カム82が外スライ
ダ140と一体にスライドさせられるようにするため、
図2のように分離カム82の背面側の外側の面には鉛直
方向沿って係合溝82sが形成され、当該係合溝82s
に突出部140bがスライド自在に嵌め込まれている。
また、左側の外スライダ140における前面側にはケー
ス1の底板1eの下へ向かって折り曲げて係合部140
cが形成されている。
が背面側へスライドする際に前記被押圧部70cを背面
側へ押圧し、復帰バネ69の付勢力に拘してシャッタ6
4を開くようになっている。
ダ140の右側のものと左側のものとを同期して同時に
スライドさせるための駆動機構について説明する。図
2,図6に示すようにケース1の底板1eの下であって
背面側には二対の軸受を介して2本の連結軸148,1
49が回転自在に支持されている。
ニオン150,151が固着され、これらのピニオン1
50,151は内スライダ139,外スライダ140の
背面側の下部に形成されたラック139c,140dと
噛み合っている。連結軸148,149には歯車15
2,153が固着されており、この歯車152,153
には操作用モータ154,155が個別に連動連結され
ている。即ち、以下のようになっている。
る前記軸受板126の内側の上下位置に操作用モータ1
55,154が取り付けられ、これらのモータ155,
154の出力軸が軸受板126の内側に設けた2組の減
速手段156,157を介して歯車152,153に連
動連結されている。
明する。
の挿入とディスク収納部3からのCDの排出と、ディス
ク収納部3にストックされた複数のCDのうちの一枚を
選択して再生するCDの再生との3つの作用によって構
成される。
付されている番号(上から下へ向かって1〜6の番号が
付されている)を選択して図示しない番号ボタンの例え
ば「2」のボタンを押したのちに図示しない挿入ボタン
を押す。
手段156,連結軸148に伝わり一対の内スライダ1
39がスライドする動きと、操作用モータ155の出力
軸の回転が減速手段157,連結軸149に伝わり一対
の外スライダ140がスライドする動きとが別個独立に
行われる。
リット144内に一対のピン22bが入り込んで、例え
ば図12のように一対のピン22bが挿脱モードにおけ
るモード切換位置にあるときにボタンが押されると、内
スライダ139が後退することにより図13(a)に示
すように一対のピン22bが階段スリット142の下か
ら2番目まで上昇してそれと共にディスク昇降台22も
上昇して上から2番目のトレイ2上のCDが押出レバー
132の高さに設定される。
も同時に上昇するが、これは不要な動きとなる。内スラ
イダ139を更に後退させれば、ピン22bと共にピッ
クアップ昇降台10が上昇し、順次に3〜6番目のトレ
イ2が押出レバー132の高さになる。
ード用スリット144の前後方向での中間位置にピン2
2bが来るまで外スライダ140が後退すると、外スラ
イダ140の係合部140cが底板1eの下で図2に示
す被押圧部70cを背面側へ押圧するため、前後スライ
ド板70の動きがレバー72を介して左右スライド板6
6へ伝わり、復帰バネ69の付勢力に抗して左右スライ
ド板66が左方へ移動し、シャッタ64が上昇して図1
7(b)のように挿脱口4が開放される。
記のように既に上から2番目のトレイ2が押出レバー1
32と同一高さになっているので、図17(a)のよう
に上下のローラ35,36の間へCD171を挿入しよ
うとすると、シャッタ64の手前中央に配置した図示し
ないセンサがCD171を検出し、移送用モータ46が
回転を始める。
ローラ36に伝わるため、図18のようにバネ38によ
りローラ36へ付勢されるローラ35との間にCD17
1が噛み込まれ、ローラ35,36の回転によってCD
は上から2番目のトレイ2の上に挿入されるが、CD1
71がローラ35,36から離れた状態までしか挿入さ
れないので、残りの数mmは押込バネ60によって中央
方向へ付勢される一対の縦ローラ57により押し込まれ
る。
2eの押さえ部2fによりトレイ2上に保持される。C
D171がローラ35,36から離れると、図示しない
リミットスイッチが動作して移送用モータ46の回転が
止まると同時に外スライダ140が前進して図13
(a)の待機位置へ戻るため、背後側へ向かって押圧さ
れていた被押圧部70cが開放され、復帰バネ69の作
用でシャッタ64が閉じる。
他の高さ位置(下から1,3〜6番目)を占める場合も
上記と同じ動作でCDを挿入できる。
「2」の番号ボタンと排出ボタンとを押す。すると挿入
時と同様に例えば図12の挿脱モードの切換位置から図
13(a)の待機位置へピン22bが移動し、上から2
番目のトレイ2上のCDが押出レバー132の高さに設
定される。そして前記と同様に図13(b)の位置にピ
ン22bが来るまで外スライダ140が後退するとシャ
ッタ64が開く。ここまでの動作はCDの挿入時と全く
同じである。
リット144の前面側にピン22bが来るまで外スライ
ダ140が更に後退すると、図19に示すように外スラ
イダ140の背後側の突出部140bを介して外スライ
ダ140と連動する分離カム82が後退し、分離カム8
2の背面がプレート135の背後側を押して後退させ
る。
バー132の被押圧部132bを背面側へ押し、押出レ
バー132が回動して上から2番目のCD171の両側
を押し出す。排出ボタンを押すと同時に移送用モータ4
6が回転してローラ35,36は既に回転しているの
で、押し出されたCD171が図20のようにローラ3
5,36間に挟まれて排出される。排出によりCD17
1が落下するのを防止するため、CD171の背面側の
一部がローラ35,36に挟まれているときに図示しな
いリミットスイッチがこれを検出し、移送用モータ46
の回転が停止する。このあとは手動でCD171を一対
のローラ35,36間から抜き取ることになる。
いセンサが検出すると、外スライダ140が前進し、ピ
ン22bが図14の位置から図13(a)の待機位置へ
戻る。
へ加わっていた背面側への力が除去されるため、押出レ
バー132は復帰バネ134の付勢力により回動して図
19(a)に実線で示す元の位置へ復帰し、続いてCD
の挿入後と同様にシャッタ64が閉じる。
他の高さ位置(下から1,3〜6番目)を占める場合も
上記と同じ動作でCDを排出できる。
番号ボタンの例えば「2」のボタンと再生ボタンとを押
す。すると、前記の図13(a)の状態から内スライダ
139が前進することにより図12のようにピン22b
が挿脱モード用スリット144の最下位置まで降下して
モード切換位置に来た後、外スライダ140が前進す
る。
146b(図11(c)参照)が押圧されることによっ
てピン22bが降下して内スライダ139の床面スリッ
ト143へ移動すると同時に、このピン22bは外スラ
イダ140の再生モード用スリット145内へ移動して
図15(a)のように再生モードに切り換わる。この切
り換え時には、ピックアップ昇降台10の一対のピン7
7は階段スリット141の最下位置に止まったままであ
る。
ドにおける挿脱モードへの切換位置であり、この状態か
ら外スライダ140を後退させると切換スリット146
の下テーパ面146aが押圧されることによってピン2
2bが上昇して図12のように前記の挿脱モードにおけ
るモード切換位置へ戻ることができる。
ダ140に対する位置はモード切換位置であるだけでな
くピックアップ昇降台10の高さのみを変えて再生する
CDを選択するCD選択位置でもある。
ダ139のみを後退させれば、一対のピン22bは相対
的に床面スリット143の中を前進するように見えて実
際には鉛直スリット25の最下位置に保持されるためデ
ィスク昇降台22は最下の再生位置から動くことはない
が、他方の一対のピン77は外スライダ140に隠れて
見えないが相対的に階段スリット141に沿って上昇す
るように見えて実際には鉛直スリット78の中を段階的
に上昇する。
とにより床面スリット143の位置に付された番号1〜
6の位置に一対のピン22bを位置させると、一対のピ
ン77は上下方向に付された番号1〜6の高さまで昇降
し、当該番号のCDを再生できる状態となる。図15
(a)は6番のCDを再生できる状態であり、図15
(b)は1番のCDを再生できる状態である。
れているので、図16(a)に示すように一対のピン7
7が上から2番目の位置まで上昇する。以上の動作で再
生するCDが再生しうる状態になり、以後の動作は何番
のCDが選ばれた場合も同じであり、外スライダ140
の動きと移送用モータ46の駆動によって動作する。
(a)の待機状態の後の作用を以下に説明する。図16
(b)の外スライダ140上のD位置をピン22bが占
めるときつまりは図16(a)の状態は待機状態であ
り、このとき分離カム82は図22の位置にあり、外ス
ライダ140が前進してピン22bが第一段階としてE
位置に来ると、分離カム82が前進して図21(a)の
ように上から2段目と3段目とのトレイ2のピン2d同
士の間へ分離カム82の背面側の下部先端が入り込み
(ピン2cについても前面側の下部先端が入り込んで、
以下ピン2dと同様の作用となる)、次に第二段階とし
てピン22bがF位置に来ると、上から2段目のトレイ
2のピン2dが第一分離制御部82c1を摺動して上段
嵌入部82jの上に載り、分離カム82の上部先端が上
から1段目と2段目とのトレイ2のピン2d同士の間へ
入り込んで図23の状態となり、次に第三段階としてピ
ン22bがG位置に来ると、上から1段目のトレイ2の
ピン2dは第二分離制御部82c 2を摺動して分離カム
82の上面82fに載る。このため、第三段階でピン2
2bがG位置にくると、図24のように上から2番目の
選択トレイ2の上と下とに空間が形成される。
たことが図示しないセンサにより検出されると、移送用
モータ46が回転を開始する。前記のように再生モード
に切り換わったときに一対のピン22bが床面スリット
143内に入り込んで回動力供給手段17のレバー11
3を下方へ押した状態になっているので、図28(a)
の状態からレバー113がピン114を中心として反時
計方向へ回動し、プレート105が上昇してレバー11
0が軸109を中心に時計方向へ回動し、図28(b)
のように歯車112が歯車103hに噛み合いながら歯
車104とも噛み合う状態に既になっている。
30と歯車列103とを介してラック116bを有する
スライドバー116に伝わり、図29のようにスライド
バー116が後退する。するとスライドバー116の背
面側下部の係合ピン116cが長孔13aに遊嵌されて
いることから挟持手段14が前面側へ向かって回動し、
図10(a)の位置決めピン119が変曲点であるc位
置を越えると、トグルバネ120の付勢力が反対方向へ
作用して図10(b)のように位置決めピン119がa
位置まで回動し、図24に示すように再生しようとする
CD2の上下に上アーム12,下アーム13と共にチャ
ックプレート99,ターンテーブル97が入り込む。
図31の状態になる。挟持手段14の回動を検出する図
示しないリミットスイッチにより移送用モータ46の回
転が止まる。
のHの位置に来るまで外スライダ140が前進すると、
選択トレイ2のピン2dが中段嵌入部82kの中へ降下
するため、選択トレイ2及び選択CDが降下して図25
のように選択CDがターンテーブル97の上に載る。
共に分離カム82が前進することによって規制手段18
が動作し、挟持バネ89の作用によって挟持手段14の
上アーム12が下動し、再生しようとするCDがターン
テーブル97とチャックプレート99との間に挟持され
る。
になる。ピン22bがGの位置にあって挟持手段14が
待機位置Bを占めるときは図32のようにガイドピン1
2aはガイド孔125の水平部125aに位置し、挟持
手段14が再生位置Aを占めるときは図21(b),図
33(a)のようにガイドピン12aはガイド孔125
の鉛直部125bに移動するが、ピン127aは分離カ
ム82のカム溝82rの逃げ部へは逃げられないために
ガイドピン12aは拘束レバー127の背面側に阻止さ
れて降下できない。
と、分離カム82も前進するために図21(b),図3
3(b)に示すようにピン127aはカム溝82rの逃
げ部へ逃げることが可能になり、バネ128で付勢され
る拘束レバー127のピン127aが分離カム82のカ
ム溝82rの逃げ部へ向かって上動し、拘束レバー12
8の背面側が下がる。このため、図34のように挟持バ
ネ89によって付勢されていた上アーム12が降下して
前記のように選択CD171が挟持される。
4の回動中心である中空軸86に挿通することで挟持手
段14の回動中心は底板1eの上で高精度に位置決めさ
れ、かつトグルバネ120で位置決めピン119をピッ
クアップ昇降台10に押圧した状態で保持するので、タ
ーンテーブル97,チャックプレート99は円周方向の
軌跡上で高精度に位置決めされる。
るガイド支柱23も支柱92と同様に底板1e上に立設
されているため、CD171も底板1eの上で高精度に
位置決めされている。従って、再生されるCDの中心
と、ターンテーブル97の中心と、チャックプレート9
9の中心とが高精度で一致し、CD171の挟持が確実
に行われる。
(b)のI位置に来るまで外スライダ140が前進する
と、図21(a)のように選択トレイ2のピン2dが下
段嵌入部82mまで降下し、それまでは選択CD171
と接触していた選択トレイ2が図26のように降下して
選択CD171から離れると同時に、図27のように選
択CD171を押さえていた板バネ2eの受け部2hが
分離カム82の背面側の上段嵌入部82jの下面に押さ
れて押し上げられ選択CD171を開放する。このとき
の要部のみを示したものが図35(a),(b)であ
る。
は分離カム82の下面82hによって押さえられてお
り、選択トレイ2より上方のトレイ2はコイルバネ24
によって下方へ付勢されているので、車両の振動する影
響を受けてトレイ2が振動するのが防止される。
挟持されたあとは、挟持手段14が図31のようにA位
置に保持された状態でCDの再生が行われる。まずスピ
ンドルモータ96が回転するとターンテーブル97を介
してCDが回転する。
ータ165が回転するとその回転がねじ軸164に伝わ
り、光ピックアップ162がねじ軸164に沿ってCD
の半径方向の内側から外側へ向かって移動し、CDの再
生が行われる。
逆回転して光ピックアップ162が元の位置へ戻ると走
査用モータ165の回転が停止し、スピンドルモータ9
6の回転も停止する。その後は前記と逆の手順で外スラ
イダ140が後退し、分離カム82も後退する。
27aがH位置からG位置へ戻ると、図33(b)の位
置にあった拘束レバー127のピン127aが図33
(a)のように分離カムの逃げ部から外れて下動し、拘
束レバー127の背面側が上がる。このため、挟持手段
14から外側へ向かって突出するガイドピン12aがガ
イド孔125の鉛直部125bに沿って押し上げられ、
挟持手段14は回動し得る状態になる。
12aの上動したことを検出し、移送用モータ46が前
記とは逆方向へ回転して挟持手段14が背面側へ回動す
る。そして、図10(b)のb位置を占めていた位置決
めピン119が変曲点であるc位置を越えると、トグル
バネ120の付勢力が反対方向へ作用して図10(a)
のように位置決めピン119がb位置まで回動し、挟持
手段14は待機位置であるB位置へ戻る。
リミットスイッチにより移送用モータ46の回転は止ま
る。挟持手段14は待機位置Bに位置していてもトグル
バネ120により背面側へ付勢されているので、車両の
振動による影響を受けることはない。
ン22bが図16(b)の待機位置Dまで戻ると、分離
カム82も後退して第1〜3番目のトレイ2の全てが降
下し、6枚のトレイ2が分割されない図22の状態に戻
る。
合は、図16(a)の状態から内スライダ139を前進
又は後退させて図中の内スライダ139に付された1,
3,4,5,6のいずれかの位置へピン22bを相対的
に移動させたのちに、外スライダ140をスライドさせ
て図16(b)の外スライダ140上のD〜Iの位置を
ピン22bに順次合わせることにより、前記と同じ動作
を繰り返すことができる。
く形成することによって挿脱モード用スリット144の
最下位置を高くすることができ、ピン22bが図12の
位置にきた際にディスク昇降台22を高い位置に留める
ことができる。このためCDの挿脱口4をより高く形成
することができる。
/又は再生装置を音声の再生のためのディスクプレーヤ
に適用した場合について示したが、音声の記録用の装置
あるいは記録及び再生用の装置、又は音声に限らず映像
の記録及び/又は再生のための装置に適用してもよい。
また、トレイの重なる方向が鉛直方向である場合として
示したが、トレイの重なる方向を水平方向にすることも
できる。更に、ディスクの大きさは12cmのものを用
いるが8cm等の他の大きさのものにも適用できる。
部を構成するトレイの数を6枚にしたが、5枚以下でも
7枚以上でもよい。また更に、ディスク載置手段として
本実施の形態では図3,図4のトレイを用いたが、図中
に二点鎖線で示す部分を切断し、アルミ板2aのうちの
CDの外周部が載る両端部のみを残して中央部を除去し
た一対の載置片を用いることもできる。
生、排出の各動作を第1および第2の制御板と空間形成
手段のみで行うことができ、装置構成を大幅に簡素化す
ることができる。
収納部内のディスク載置手段の積層方向と直交する方向
に移動するものであるから、装置の厚みはほぼディスク
載置手段が積層方向に移動する分の厚み分だけで済み、
装置全体を薄型化することができる。
ことにより、例えばディスクの積層方向を鉛直方向とし
た場合であれば、ディスクの挿脱口を高い位置にするこ
とができる。
置の実施の形態を示すディスクプレーヤの外観斜視図。
納部の分解斜視図、(b)はトレイの要部を一部破断し
て示す斜視図。
り、(a)は平面図、(b)は正面図。
図。
機位置に位置決めされた場合の背面図、(b)は再生位
置に位置決めされた場合の背面図。
台及びディスク昇降台の正面図、(b)は内スライダの
正面図、(c)は外スライダの正面図。
態であってモード切換位置を示す操作手段の作用説明
図。
(a)は2番目のCDが選択された待機状態の操作手段
の作用説明図、(b)はシャッタが開いた状態の操作手
段の作用説明図。
押出レバーが回動した状態の操作手段の作用説明図。
り、(a)は上から6番目のCDを再生する場合の操作
手段の作用説明図、(b)は上から1番目のCDを再生
する場合の操作手段の作用説明図。
(a)はピンがD位置の待機状態にあるときの操作手段
の作用説明図、(b)はピンがI位置の再生状態にある
ときの操作手段の作用説明図。
(a)は平面図、(b)は正面図。
図。
図、(b)は正面図。
きとの関係を示す作用説明図、(b)はピンとの関係を
示す作用説明図。
示す側面図。
状態を示す側面図。
状態を示す側面図。
みが降下して選択CDがターンテーブル上に載り挟持手
段に挟持された状態を示す側面図。
レイのみが再び降下して選択CDから離れた状態を示す
側面図。
CDが開放された状態を示す説明図。
されない状態の作用説明図、(b)は供給される状態の
作用説明図。
す作用説明図。
説明図。
説明図。
の状態を示す作用説明図。
に係り、(a)は挟持を阻止している状態を示す作用説
明図、(b)は阻止を解除した状態を示す作用説明図。
CDを挟持した状態を示す作用説明図。
ク収納部、5…移送手段、6…開閉手段、7…再生手
段、8…押出手段、9…操作手段、11…空間形成手
段、14…挟持手段、15…CD駆動手段、16…ピッ
クアップユニット、17…回動力供給手段、18…規制
手段、82…分離カム、139…内スライダ(第1の制
御板)、140…外スライダ(第2の制御板)、14
1,142…階段スリット(位置制御部)、146…切
換用スリット(モード切換部)。
Claims (16)
- 【請求項1】 ディスクが載置されるディスク載置手段
を複数積層して成るディスク収納部と、前記ディスク載
置手段の積層方向と直交する方向に所定距離隔てた部位
であって、前記ディスク収納部と対向し、且つ前記積層
方向と同一方向に移動可能に配設され、ディスクを挟持
して回転駆動させる駆動部とを有したディスクの記録及
び/又は再生装置において、 前記ディスク載置手段の積層方向と略直交する方向に移
動して前記ディスク収納部および駆動部を前記積層方向
へ移動させる第1の制御板と、 前記ディスク収納部の所望のディスク載置手段に隣接す
るディスク載置手段を積層方向に移動させて所望のディ
スク載置手段の積層方向の少なくとも一方側に所定の空
間を形成する空間形成手段と、 前記空間形成手段に連結されるとともに前記積層方向と
直交する方向に移動する第2の制御板とを備えたことを
特徴とするディスクの記録及び/又は再生装置。 - 【請求項2】 前記第1の制御板は、移動距離に応じて
前記ディスク収納部および駆動部を前記積層方向の所望
の位置へ移動制御する位置制御部を有していることを特
徴とする請求項1に記載のディスクの記録及び/又は再
生装置。 - 【請求項3】 前記第2の制御板は、前記第1の制御板
の動作モードを、前記ディスク収納部を移動させるモー
ドと前記駆動部のみを移動させるモードとで切り換える
所定長さのモード切換部を有していることを特徴とする
請求項1に記載のディスクの記録及び/又は再生装置。 - 【請求項4】 前記第2の制御板は、前記第1の制御板
の動作モードを、前記ディスク収納部を移動させるモー
ドと前記駆動部のみを移動させるモードとで切り換える
所定長さのモード切換部を有していることを特徴とする
請求項2に記載のディスクの記録及び/又は再生装置。 - 【請求項5】 前記空間形成手段と前記第2の制御板
は、前記積層方向への移動を可能にして連結されている
ことを特徴とする請求項1に記載のディスクの記録及び
/又は再生装置。 - 【請求項6】 前記空間形成手段と前記第2の制御板
は、前記積層方向への移動を可能にして連結されている
ことを特徴とする請求項2に記載のディスクの記録及び
/又は再生装置。 - 【請求項7】 前記空間形成手段と前記第2の制御板
は、前記積層方向への移動を可能にして連結されている
ことを特徴とする請求項3に記載のディスクの記録及び
/又は再生装置。 - 【請求項8】 前記空間形成手段と前記第2の制御板
は、前記積層方向への移動を可能にして連結されている
ことを特徴とする請求項4に記載のディスクの記録及び
/又は再生装置。 - 【請求項9】 前記第1の制御板は第1の駆動源によっ
て駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は第
2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよう
にしたことを特徴とする請求項1に記載のディスクの記
録及び/又は再生装置。 - 【請求項10】 前記第1の制御板は第1の駆動源によ
って駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は
第2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよ
うにしたことを特徴とする請求項2に記載のディスクの
記録及び/又は再生装置。 - 【請求項11】 前記第1の制御板は第1の駆動源によ
って駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は
第2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよ
うにしたことを特徴とする請求項3に記載のディスクの
記録及び/又は再生装置。 - 【請求項12】 前記第1の制御板は第1の駆動源によ
って駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は
第2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよ
うにしたことを特徴とする請求項4に記載のディスクの
記録及び/又は再生装置。 - 【請求項13】 前記第1の制御板は第1の駆動源によ
って駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は
第2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよ
うにしたことを特徴とする請求項5に記載のディスクの
記録及び/又は再生装置。 - 【請求項14】 前記第1の制御板は第1の駆動源によ
って駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は
第2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよ
うにしたことを特徴とする請求項6に記載のディスクの
記録及び/又は再生装置。 - 【請求項15】 前記第1の制御板は第1の駆動源によ
って駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は
第2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよ
うにしたことを特徴とする請求項7に記載のディスクの
記録及び/又は再生装置。 - 【請求項16】 前記第1の制御板は第1の駆動源によ
って駆動される一対から構成され、前記第2の制御板は
第2の駆動源によって駆動される一対から構成されるよ
うにしたことを特徴とする請求項8に記載のディスクの
記録及び/又は再生装置。
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