JP2001101151A - 転送制御方法及び情報処理装置 - Google Patents
転送制御方法及び情報処理装置Info
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Abstract
し、データやコマンドの同期転送及び非同期転送を可能
とすると共に、転送効率を向上することを目的とする。 【解決手段】 少なくともバッファ機能を有する制御ブ
ロックと、リクエスト元からのリクエストに対し、制御
ブロックを介してリクエスト先へ非同期転送を行うため
の第1のルート又は制御ブロックを介さずリクエスト先
へ同期転送を行うための第2のルートを選択するセレク
タとを備えるように構成する。
Description
報処理装置に係り、特に複数のプロセッサに対するデー
タやコマンド等の情報転送を制御する転送制御方法及び
そのような転送制御方法を用いる情報処理装置に関す
る。複数のプロセッサを備えた情報処理装置では、扱う
データの量が膨大である。このため、プロセッサ間のデ
ータ転送を高速に行える転送制御方法が望まれている。
明するためのブロック図である。同図に示す情報処理装
置は、大略複数のプロセッサ1−1〜1−nと、制御ブ
ロック2と、リザーブ3とからなる。制御ブロック2
は、排他制御用に設けられた、バッファ機能を有する一
種のプロセッサである。リザーブ3は、プロセッサ(転
送ユニット)間のデータ又はコマンドの転送ステータス
(busy or free)を示すレジスタであり、
転送の排他制御を行う際のステータスとして用いられ
る。説明の便宜上、プロセッサ1−1がリクエスト元で
あり、プロセッサ1−2〜1−nがリクエスト先である
ものとする。
ストを発生すると、プロセッサ1−1からのデータやコ
マンドは、一旦制御ブロック2に供給されて格納され
る。制御ブロック2は、格納されたデータやコマンドに
基づいて、制御ブロック2とリクエスト先の例えばプロ
セッサ1−2との間のリザーブ3を取得して、リクエス
ト先のプロセッサ1−2にデータやコマンドを転送す
る。
は、制御ブロック2にデータやコマンドを供給した後
は、他の処理を行うことができる。
御方法では、リクエスト元のプロセッサ1−1からリク
エスト先のプロセッサ1−2へのデータやコマンドの転
送が非同期に行われ、同期転送が行えないという問題が
あった。又、リクエスト元のプロセッサ1−1が連続し
てリクエストを発生するような場合には、リクエストが
発生する都度リザーブ3を取得し直す必要があり、転送
効率が悪いという問題もあった。
期転送及び非同期転送を可能とすると共に、転送効率を
向上することのできる転送制御方法及び情報処理装置を
提供することを目的とする。
ト元からのリクエストに対し、制御ブロックを介してリ
クエスト先へ非同期転送を行うための第1のルート又は
該制御ブロックを介さずリクエスト先へ同期転送を行う
ための第2のルートを選択するステップを含む転送制御
方法によって達成される。
てリザーブを取得することで前記第1のルートを選択
し、直接該リザーブを取得することで前記第2のルート
を選択するようにしても良い。又、前記ステップは、前
記制御ブロックを介して第1のリザーブを取得すること
で前記第1のルートを選択し、直接該第1のリザーブと
は異なる第2のリザーブを取得することで前記第2のル
ートを選択するようにしても良い。
順位及び/又はリクエストの優先順位に基づいて前記第
1のルート又は前記第2のルートを選択するようにして
も良い。転送制御方法は、1度取得したリザーブを保持
して新たにリザーブを取得し直すことなく連続して転送
を行うステップを更に含んでも良い。
の排他制御を行うステップを更に含んでも良い。上記の
課題は、少なくともバッファ機能を有する制御ブロック
と、リクエスト元からのリクエストに対し、該制御ブロ
ックを介してリクエスト先へ非同期転送を行うための第
1のルート又は該制御ブロックを介さずリクエスト先へ
同期転送を行うための第2のルートを選択するセレクタ
とを備えた情報処理装置によっても達成される。
記セレクタは、前記制御ブロックを介して該リザーブを
取得することで前記第1のルートを選択し、直接該リザ
ーブを取得することで前記第2のルートを選択する構成
としても良い。又、情報処理装置は、第1のリザーブ
と、該第1のリザーブとは異なる第2のリザーブとを更
に備え、前記セレクタは、前記制御ブロックを介して該
第1のリザーブを取得することで前記第1のルートを選
択し、直接該第2のリザーブを取得することで前記第2
のルートを選択する構成としても良い。
順位及び/又はリクエストの優先順位に基づいて前記第
1のルート又は前記第2のルートを選択するようにして
も良い。情報処理装置は、1度取得したリザーブを保持
して新たにリザーブを取得し直すことなく連続して転送
を行う手段を更に備える構成としても良い。
の排他制御を行う手段を更に備える構成としても良い。
従って、本発明によれば、データやコマンドの同期転送
及び非同期転送を可能とすると共に、転送効率を向上す
ることのできる転送制御方法及び情報処理装置を実現す
ることができる。
なる転送制御方法及び情報処理装置の実施例を説明す
る。
施例を示すブロック図である。情報処理装置の第1実施
例では、本発明になる転送制御方法の第1実施例を採用
する。図2に示す情報処理装置は、大略複数のプロセッ
サ11−1〜11−nと、制御ブロック12と、リザー
ブ13と、セレクタ15とからなる。制御ブロック12
は、排他制御用に設けられた、バッファ機能を有する一
種のプロセッサである。説明の便宜上、プロセッサ11
−1がリクエスト元であり、プロセッサ11−2〜11
−nがリクエスト先であるものとする。
エストを発生すると、プロセッサ11−1からのデータ
やコマンドは、一旦セレクタ15に供給される。セレク
タ15は、供給されるデータやコマンドに含まれるルー
ト情報に基づいて、供給されたデータやコマンドを制御
ブロック12又はリザーブ13に供給する。ルート情報
は、リクエスト元のプロセッサ11−1からのデータや
コマンドが、制御ブロック12を介してリザーブ13に
供給される非同期転送のためのルートであるか、リザー
ブ13に直接供給される同期転送のためのルートである
かを示す。
ルートを示す場合、プロセッサ11−1からのデータや
コマンドは、一旦制御ブロック12に供給されて格納さ
れる。制御ブロック12は、格納されたデータやコマン
ドに基づいて、制御ブロック12とリクエスト先の例え
ばプロセッサ11−2との間のリザーブ13を取得し
て、リクエスト先のプロセッサ11−2にデータやコマ
ンドを転送する。このため、リクエスト元のプロセッサ
11−1は、制御ブロック12にデータやコマンドを供
給した後は、他の処理を行うことができる。
トを示す場合、データやコマンドは直接リザーブ13に
供給される。つまり、セレクタ15とリクエスト先の例
えばプロセッサ11−2との間のリザーブ13を取得し
て、リクエスト先のプロセッサ11−2にデータやコマ
ンドを転送する。このようにして、本実施例によれば、
同期転送と非同期転送とを選択的に行うことができる。
て、新たにリザーブ13を取得することなく連続して転
送を行うようにしてもよい。つまり、同期転送のための
ルートを選択してデータやコマンドを直接リザーブ13
に供給した後は、リザーブ13を取得し続けて、新たに
リザーブ13を取得し直すことなく、引き続きリクエス
ト元のプロセッサ11- 1からの転送を可能とする構成
としても良い。又、リクエスト元がリクエスト先にリク
エストを送出した後、そのリクエストに対するリクエス
ト先の応答等をすぐに受け取りたい場合にも、リザーブ
を保持して、あたかもリクエスト先がリザーブを取得し
たようにして、リクエスト先からの転送を行う構成とし
ても良い。
実施例を示すブロック図である。情報処理装置の第2実
施例では、本発明になる転送制御方法の第2実施例を採
用する。同図中、図2と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。本実施例では、図3に示すように
ルート毎に1つのリザーブが設けられている。具体的に
は、非同期転送のためのルートに対してはリザーブ13
−1が設けられ、同期転送のためのルートに対してはリ
ザーブ13−2が設けられている。
コード(X,Y)で表し、「1」を使用状態、「0」を
非使用状態とすると、非同期転送のためのルートを選択
した場合は、リザーブ13−1,13−2の状態に拘わ
らず、リザーブ13−1の取得を可能とする。他方、同
期転送のためのルートを選択した場合は、リザーブ13
−1,13−2の状態コードが(0,0)の時だけ、リ
ザーブ13−2の取得を可能とする。これにより、同期
転送のためのルートが既に選択されており、リザーブ1
3−1,13−2の状態コードが(0,1)となってい
ても、非同期転送のリクエストが発生すれば、仮にリザ
ーブ13−1を取得してリザーブ13−1,13−2の
状態をコードを(1,1)とすることができる。
るデータやコマンドの中に、同期転送のためのルートで
転送されるデータやコマンドより優先して転送するか否
かを示す情報を含めることにより、制御ブロック12
は、リザーブ13−1,13−2からの状態コードが
(1,1)であると、状態コードを(0,1)に変更す
るか(1,1)のままで保持するかを指示する命令を選
択して送出できる。制御ブロック12は、非同期転送の
ためのルートのリクエストを優先させる場合、リザーブ
13−1,13−2の状態コードを(1,1)のまま保
持するように指示する命令を送出する。
リザーブ13−1,13−2の状態コードが(0,0)
の場合にのみリザーブ13−2を取得できる。そこで、
同期転送のためのルートのリクエストの終了後は、仮に
リザーブ13−1を取得していた非同期転送のためのル
ートのリクエストの方を優先して、データやコマンドの
転送を行うことができる。
ストを優先させない場合には、制御ブロック12はリザ
ーブ13−1,13−2の状態コードを(0,1)に変
更するように指示する命令を送出する。その後は、非同
期転送のためのルートのリクエストでも、同期転送のた
めのルートのリクエストでも受け付けることができる。
けることで、リクエストの状況を詳細に把握することが
可能となり、エラー時の原因解析等を容易に行うことが
できる。図4は、本実施例において、非同期転送のため
のルートを選択した場合の動作を説明するフローチャー
トである。同図中、ステップS1では、リクエスト元の
プロセッサ11−1からセレクタ15を介して制御ブロ
ック12にデータやコマンドを供給する。ステップS2
では、制御ブロック12からリザーブ13−1を取得し
に行く。ステップS3では、リザーブ13−1,13−
2の状態コードが(0,1)であるか、(0,0)であ
るか、或いは(1,0)又は(1,1)であるかを判定
する。
3−1,13−2の状態コードが(0,1)であると、
ステップS4では、状態コードを(1,1)にセットし
て、制御ブロック12に状態コード(1,1)を返す。
又、ステップS5では、制御ブロック12がリザーブ1
3−1をオフにする命令を送出し、状態コードを再び
(0,1)にセットする。ステップS5の後、処理はス
テップS2へ戻る。
3−1,13−2の状態コードが(0,0)であると、
ステップS6では、状態コードを(1,0)にセットし
て、制御ブロック12に状態コード(1,0)を返す。
又、ステップS7では、制御ブロック12からデータや
コマンドをリザーブ13−1へ転送し、処理は終了す
る。
ーブ13−1,13−2の状態コードが(1,0)又は
(1,1)であると、ステップS8では、制御ブロック
12にエラー状態コードを返し、処理は終了する。図5
は、本実施例において、同期転送のためのルートによる
リクエスト終了後に非同期転送のためのルートを優先し
た場合の動作を説明するフローチャートである。同図
中、図4と同一ステップには同一符号を付し、その説明
は省略する。
リザーブ13−1,13−2の状態コードが(0,1)
であると、ステップS4では、状態コードを(1,1)
にセットして、制御ブロック12に状態コード(1,
1)を返す。又、ステップS11では、制御ブロック1
2はリザーブ13−1をオフとすることなく、状態コー
ド(1,1)を保持する。更に、ステップS12では、
制御ブロック12は状態コードが(1,1)になるまで
定期的に再実行を繰り返し、ステップS12の後に処理
はステップS7へ進む。ステップS7では、制御ブロッ
ク12からデータやコマンドをリザーブ13−1へ転送
し、処理は終了する。
のルートを選択した場合の動作を説明するフローチャー
トである。同図中、ステップS21では、リクエスト元
のプロセッサ11−1がリザーブ13−2を取得しに行
く。ステップS22では、リザーブ13−1,13−2
の状態コードが(0,1)又は(1,0)又は(1,
1)であるか、或いは(0,0)であるかを判定する。
3−1,13−2の状態コードが(0,1)又は(1,
0)又は(1,1)であると、ステップS23では、リ
ザーブ13−1,13−2の状態コードはそのままにし
て、リクエスト元のプロセッサ11−1にリザーブ13
−2が取得できなかった旨を報告し、処理はステップS
21へ戻る。他方、ステップS3での判定の結果、リザ
ーブ13−1,13−2の状態コードが(0,0)であ
ると、ステップS24では、リザーブ13−1,13−
2の状態コードを(0,1)にセットして、リクエスト
元のプロセッサ11−1にリザーブ13−2が取得でき
た旨を報告すると共に、データやコマンドをプロセッサ
11−1からリザーブ13−2へ転送し、処理は終了す
る。
実施例を示すブロック図である。情報処理装置の第3実
施例では、本発明になる転送制御方法の第3実施例を採
用する。同図中、図3と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。本実施例では、図7に示すよう
に、リザーブ13−1,13−2とプロセッサ11−2
〜11−nとの間に、セレクタ16が設けられている。
セレクタ16は、非同期転送のためのルートを介して得
られるデータやコマンドと、同期転送のためのルートを
介して得られるデータやコマンドとを、夫々リクエスト
先のプロセッサ11−2〜11−nに供給するルートを
選択する。このため、セレクタ16からリクエスト先の
プロセッサ11−2〜11−nへのルートは、各プロセ
ッサに対して1つ設ければ良く、プロセッサ11−2〜
11−nに対する接続を簡略化することができる。
ためのルートを選択した場合の動作及び同期転送のため
のルートによるリクエスト終了後に非同期転送のための
ルートを優先した場合の動作を説明するフローチャート
である。同図中、図4及び図5と同一ステップには同一
符号を付し、その説明は省略する。図8において、ステ
ップS4の後、ステップS31では、制御ブロック12
がリザーブ13−1をオンのまま保持するか否かを判定
する。ステップS31の判定結果がNOであると、ステ
ップS5では、制御ブロック12がリザーブ13−1を
オフにする命令を送出し、状態コードを再び(0,1)
にセットする。ステップS5の後、処理はステップS2
へ戻る。他方、ステップS31の判定結果がYESであ
ると、ステップS12では、制御ブロック12は状態コ
ードが(1,1)になるまで定期的に再実行を繰り返
し、ステップS12の後に処理はステップS7へ進む。
ステップS7では、制御ブロック12からデータやコマ
ンドをリザーブ13−1へ転送し、処理は終了する。
を選択した場合の動作は、図6と共に説明した動作と同
じであるため、その説明は省略する。図9は、本発明に
なる情報処理装置の第4実施例を示すブロック図であ
る。情報処理装置の第4実施例では、本発明になる転送
制御方法の第4実施例を採用する。同図中、図7と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
スト元のプロセッサが複数設けられている。尚、本実施
例では、2つのリクエスト元のプロセッサ11−1,1
1−n+1が設けられているが、リクエスト元のプロセ
ッサの数は3以上であっても良いことは、言うまでもな
い。又、プロセッサ11−1は、非同期転送のためのル
ートに対して固定的に設けられており、プロセッサ11
−n+1は、同期転送のためのルートに対して固定的に
設けられている。
に対して1つのリザーブを固定的に設けることで、セレ
クタ15を設けることなく、非同期転送及び同期転送を
選択的に行うことができる。図10は、本発明になる情
報処理装置の第5実施例を示すブロック図である。情報
処理装置の第5実施例では、本発明になる転送制御方法
の第5実施例を採用する。同図中、図7及び図9と同一
部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
のリクエスト元のプロセッサ11−1,11−n+1が
設けられているが、リクエスト元のプロセッサの数は3
以上であっても良いことは、言うまでもない。又、リク
エスト元のプロセッサ11−1,11−n+1と、非同
期転送のためのルート及び同期転送のためのルートとの
間には、セレクタ15が設けられている。従って、セレ
クタ15は、リクエスト元のプロセッサ11−1,11
−n+1からのリクエストに応じて、非同期転送のため
のルートと、同期転送のためのルートとを選択できる。
に応じて、絶対的な優先順位を設定することもできる。
例えば、プロセッサ11−1の優先順位をプロセッサ1
1−nの優先順位より高く設定しておくと、プロセッサ
11−1からのリクエストと、プロセッサ11−n+1
からのリクエストとが同じルートを指定している場合、
セレクタ15は、リクエストが同時に入力されても、優
先順位の高い方のプロセッサ11−1からのリクエスト
を受け付ける。これにより、優先順位の高いプロセッサ
からのリクエストを優先順位の低いプロセッサからのリ
クエストより優先して早く処理することができる。
ロセッサ11−1,11−n+1に応じて、非同期転送
のためのルート又は同期転送のためのルートを固定的に
選択する構成としても良い。又、リクエスト元のプロセ
ッサに応じて、絶対的な優先順位を設定しないようにす
ることもできる。この場合、リザーブ13−1,13−
2は、各リザーブ13−1,13−2を最後に取得した
リクエスト元のプロセッサの履歴を保持するように構成
される。これにより、同じルートを指定するリクエスト
元のプロセッサ11−1,11−n+1からのリクエス
トが同時に発生しても、上記履歴に基づいて前回リザー
ブ13−1,13−2を取得しなかった方のプロセッサ
からのリクエストを優先的に処理することができる。こ
の結果、複数のリクエスト元のプロセッサの間で、リザ
ーブの取得頻度の偏りを防止することが可能となる。
に対して共通のセレクタ15を設けることで、複数のリ
クエスト元のプロセッサからのリクエストに応じて、非
同期転送及び同期転送を固定的に、或いは、選択的に行
うことができる。図11は、本発明になる情報処理装置
の第6実施例を示すブロック図である。情報処理装置の
第6実施例では、本発明になる転送制御方法の第6実施
例を採用する。同図中、図10と同一部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。尚、上記図10等では、
説明の便宜上、データ及び制御信号用のバスを1本の信
号線として図示したが、図11及び後述する図12〜図
15では、データ用のバスは太い実線で示し、制御信号
用のバスは破線で示す。又、図11において、RSV1
は制御ブロック12を介する非同期転送のためのルート
を用いる場合のリザーブ、RSV2は制御ブロックを介
さない同期転送のためのルートを用いる場合のリザーブ
を示す。
エスト元のプロセッサ11−1は、CPUで構成され、
リクエスト先のプロセッサ11−2〜11−nは、排他
用ビットが予め設けられた、夫々リザーブ113−2〜
113−nを備えた汎用のプロセッサで構成される。制
御ブロック12は、バッファ121と、RSV1を含む
複数のリザーブ13とからなる汎用のプロセッサで構成
される。本実施例では、複数のリザーブ13は、マイク
ロプログラムによる制御により実現される。セレクタ1
5d,16dは、データバスに対して設けられている。
他方、セレクタ15c,16c−1,16c−2は、制
御信号バスに対して設けられている。
ッサ11−1からのデータやコマンドを、制御ブロック
2を介する非同期転送のためのルートに供給するか、制
御ブロック2を介さない同期転送のためのルートに供給
するかをコマンド内のオペレーションコードに基づいて
選択する。図12は、コマンド及びデータのフォーマッ
トを示す図である。プロセッサ11−1からのデータや
コマンドは、例えば図12に示すワードWord0〜W
ord9からなるパケット単位で転送される。ワードW
ord0は、コマンドを構成するオペレーションコード
OP、リクエスト先のプロセッサを示すプロセッサ識別
情報CHID、リクエスト元のプロセッサを示すプロセ
ッサ識別情報CPUID等を含む。オペレーションコー
ドOPは、非同期転送を指定する場合と同期転送を指定
する場合とで異なる値を有する。ワードWord1は、
リザーブドフィールドからなる。ワードWord2〜W
ord9は、夫々データDATA0〜DATA7からな
る。
ッサ11−1が制御ブロック12内のリザーブ13内の
情報を知りたい場合に、複数のリザーブ13のうち知り
たいリザーブ13内の情報をだけを選択する。セレクタ
16c−1は、リクエスト元のプロセッサ11−1がリ
クエスト先のプロセッサ11−2〜11−nのリザーブ
113−2〜113−n内の情報を知りたい場合に、複
数のリザーブ113−2〜113−nのうち知りたいプ
ロセッサのリザーブ内の情報だけを選択する。セレクタ
16c−2は、制御ブロック12がリクエスト先のプロ
セッサ11−2〜11−nのリザーブ113−2〜11
3−n内の情報を知りたい場合に、複数のリザーブ11
3−2〜113−nのうち知りたいプロセッサのリザー
ブ内の情報だけを選択する。又、セレクタ16dは、リ
クエスト元のプロセッサ11−1又は制御ブロック12
から送られてくるデータやコマンドをリクエスト先のプ
ロセッサに送るように、非同期転送のためのルート又は
同期転送のためのルートを選択する。
による制御により実現し、セレクタ15d,15c,1
6c−1,16c−2,16dを汎用のセレクタにより
実現することで、情報処理装置のコストを抑えることが
できる。図13は、本発明になる情報処理装置の第7実
施例を示すブロック図である。情報処理装置の第7実施
例では、本発明になる転送制御方法の第7実施例を採用
する。同図中、図11と同一部分には同一符号を付し、
その説明は省略する。
複数のリザーブ13と、セレクタ15d,15c,16
c−1,16c−2とからなるプロセッサで構成され
る。複数のリザーブ13と、セレクタ15d,15c,
16c−1,16c−2とをマイクロプログラムによる
制御により実現した場合には、制御ブロック12は汎用
のプロセッサで実現できるので、制御ブロック12のコ
ストを抑えることができる。又、複数のリザーブ13
と、セレクタ15d,15c,16c−1,16c−2
とをハードウェアで実現した場合には、制御ブロック1
2は専用のプロセッサで実現されるので、処理を高速に
行うことができる。
8実施例を示すブロック図である。情報処理装置の第8
実施例では、本発明になる転送制御方法の第8実施例を
採用する。同図中、図11と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本実施例では、図14に示す
ように、リクエスト元のプロセッサ11−1は、CPU
で構成され、リクエスト先のプロセッサ11−2〜11
−nは、排他用ビットが予め設けられていない汎用のプ
ロセッサで構成される。制御ブロック12は、バッファ
121と、RSV1含む複数のリザーブ13−1と、R
SV2を含む複数のリザーブ13−2とからなる汎用の
プロセッサで構成される。本実施例では、複数のリザー
ブ13−1,13−2は、マイクロプログラムによる制
御により実現される。セレクタ15d,16dは、デー
タバスに対して設けられている。他方、セレクタ15c
−1,15c−2は、制御信号バスに対して設けられて
いる。
ッサ11−1からのデータやコマンドを、制御ブロック
2を介する非同期転送のためのルートに供給するか、制
御ブロック2を介さない同期転送のためのルートに供給
するかをコマンド内のオペレーションコードに基づいて
選択する。セレクタ15c−1は、リクエスト元のプロ
セッサ11−1が制御ブロック12内のリザーブ13−
1内の情報を知りたい場合に、複数のリザーブ13−1
のうち知りたいリザーブ13−1内の情報をだけを選択
する。セレクタ15c−2は、リクエスト元のプロセッ
サ11−1が制御ブロック12内のリザーブ13−2内
の情報を知りたい場合に、複数のリザーブ13−2のう
ち知りたいリザーブ13−2内の情報をだけを選択す
る。セレクタ16dは、リクエスト元のプロセッサ11
−1又は制御ブロック12から送られてくるデータやコ
マンドをリクエスト先のプロセッサに送るように、非同
期転送のためのルート又は同期転送のためのルートを選
択する。
ブ13−1,13−2の管理を行う場合には、制御ブロ
ック12により排他制御を高速に行うことができる。
又、セレクタ15d,15c−1,15c−2,16d
を汎用のセレクタで実現すれば、情報処理装置のコスト
を抑えることができ、セレクタ15d,15c−1,1
5c−2,16dを専用のハードウェアで実現すれば、
情報処理装置の処理速度を向上することができる。
9実施例を示すブロック図である。情報処理装置の第9
実施例では、本発明になる転送制御方法の第9実施例を
採用する。同図中、図14と同一部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。本実施例では、図15に示す
ように、リクエスト元のプロセッサ11−1は、CPU
で構成され、リクエスト先のプロセッサ11−2〜11
−nは、排他用ビットが予め設けられていない汎用のプ
ロセッサで構成される。制御ブロック12は、バッファ
121と、RSV1含む複数のリザーブ13−1と、R
SV2を含む複数のリザーブ13−2と、セレクタ15
d,15c−1,15c−2とからなるプロセッサで構
成される。
レクタ15d,15c−1,15c−2とをマイクロプ
ログラムによる制御により実現した場合には、制御ブロ
ック12は汎用のプロセッサで実現できるので、制御ブ
ロック12のコストを抑えることができる。又、複数の
リザーブ13−1,13−2と、セレクタ15d,15
c−1,15c−2とをハードウェアで実現した場合に
は、制御ブロック12は専用のプロセッサで実現される
ので、処理を高速に行うことができる。
制御方法が適用されたシステムについて、図16〜図1
8と共に説明する。図16は、本発明を適用可能なシス
テムを示すブロック図であり、同図中、図2と同一部分
には同一符号を付し、その説明は省略する。又、図17
及び図18は、図16に示すシステムの動作を説明する
タイムチャートである。
51−1〜51−nと、ファイルシステム52とからな
り、本発明の第1実施例が適用されている。各クラスタ
51−1〜51−nは同じ構成を有し、クラスタ51−
1がマスタとして機能し、クラスタ51−2〜51−n
がスレーブとして機能する。同図では、便宜上、4つの
クラスタ51−1〜51−4のみを示す。又、同図で
は、図を見やすくするために、データやコマンドが転送
されるルートの一例のみを示し、バスによる実際の接続
の図示は省略する。同図中、同期転送のためのルートは
太い実線で示し、非同期転送のためのルートは太い破線
で示す。
ッサ11−1〜プロセッサ11−nと、入出力(IO)
プロセッサ61と、主記憶装置62とからなる。図16
では、説明の便宜上、4つのプロセッサ11−1〜11
−4のみを示す。プロセッサ11−1は主記憶装置62
に接続されたCPUにより構成され、プロセッサ11−
2〜11−4は夫々チャネルプロセッサにより構成され
ている。IOプロセッサ61は、制御ブロック12と、
リザーブ13と、セレクタ15とからなる。制御ブロッ
ク12は、チャネルマネージャにより構成されている。
5と、複数のディスクDisk0,Disk1,...
とからなる周知の構成を有する。図16は、システムの
動作の一例として、非同期転送により各スレーブクラス
タ51−2〜51−4からファイルシステム52をアク
セスし、非同期転送によりアクセスした結果をマスタク
ラスタ51−1の主記憶装置62に格納する場合のデー
タやコマンドの流れを示す。この時、スレーブクラスタ
がファイルシステムにアクセスするのに先立って、マス
タクラスタの主記憶装置にアクセスする。スレーブクラ
スタがファイルシステムにアクセスするためには、マス
タクラスタの主記憶装置内にある制御テーブルを書き換
えなければならない。
において、プロセッサ11−1及び制御ブロック12、
即ち、CPUからの同期転送リクエスト及びチャネルマ
ネージャからの非同期転送リクエストに優先順位を設け
ない場合のデータやコマンドの転送タイミングを説明す
るタイムチャートである。同図中、(a)はCPUから
リクエストが転送されるタイミング、(b)は制御ブロ
ック12、即ち、チャネルマネージャからリザーブ13
のRSV1をセットするタイミング、(c)はリザーブ
13からRSV1のセット完了をチャネルマネージャに
通知するタイミング、(d)はチャネルマネージャから
RSV1をリセットするタイミング、(e)はRSV1
の取得されるタイミング、(f)はチャネルマネージャ
からリクエストが転送されるタイミングを示す。又、同
図中、(g)はCPUからリザーブ13のRSV2をセ
ットするタイミング、(h)はリザーブ13からRSV
2のセット完了をCPUに通知するタイミング、(i)
はCPUからRSV2をリセットするタイミング、
(j)はRSV2の取得されるタイミング、(k)はC
PUからリクエストが転送されるタイミングを示す。
尚、同図中、OKはリザーブ13の取得が成功したこと
を示し、NGは失敗したことを示す。
において、制御ブロック12及びプロセッサ11−1、
即ち、チャネルプロセッサからの非同期転送リクエスト
をCPUからの同期転送リクエストより優先する場合の
データやコマンドの転送タイミングを説明するタイムチ
ャートである。同図中、(a)はCPUからリクエスト
が転送されるタイミング、(b)は制御ブロック12、
即ち、チャネルマネージャからリザーブ13のRSV1
をセットするタイミング、(c)はリザーブ13からR
SV1のセット完了をチャネルマネージャに通知するタ
イミング、(d)はチャネルマネージャからRSV1を
リセットするタイミング、(e)はRSV1の取得され
るタイミング、(f)はチャネルマネージャからリクエ
ストが転送されるタイミングを示す。又、同図中、
(g)はCPUからリザーブ13のRSV2をセットす
るタイミング、(h)はリザーブ13からRSV2のセ
ット完了をCPUに通知するタイミング、(i)はCP
UからRSV2をリセットするタイミング、(j)はR
SV2の取得されるタイミング、(k)はCPUからリ
クエストが転送されるタイミングを示す。尚、同図中、
OKはリザーブ13の取得が成功したことを示し、NG
は失敗したことを示す。
ロセッサ自体に優先順位を設ける場合について説明した
が、例えば図3に示す第2実施例では、リクエスト自体
に優先順位を設けて非同期又は同期転送用のルートを選
択しても良く、又、プロセッサ及びリクエストの両方に
優先順位を設けても良い。以上、本発明を実施例により
説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であ
ることは、言うまでもない。
期転送及び非同期転送を可能とすると共に、転送効率を
向上することのできる転送制御方法及び情報処理装置を
実現することができる。
ロック図である。
ブロック図である。
ブロック図である。
を選択した場合の動作を説明するフローチャートであ
る。
よるリクエスト終了後に非同期転送のためのルートを優
先した場合の動作を説明するフローチャートである。
選択した場合の動作を説明するフローチャートである。
ブロック図である。
トを選択した場合の動作及び非同期転送のためのルート
を優先した場合の動作を説明するフローチャートであ
る。
ブロック図である。
すブロック図である。
すブロック図である。
である。
すブロック図である。
すブロック図である。
すブロック図である。
図である。
ムチャートである。
ムチャートである。
Claims (12)
- 【請求項1】 リクエスト元からのリクエストに対し、
制御ブロックを介してリクエスト先へ非同期転送を行う
ための第1のルート又は該制御ブロックを介さずリクエ
スト先へ同期転送を行うための第2のルートを選択する
ステップを含む、転送制御方法。 - 【請求項2】 前記ステップは、前記制御ブロックを介
してリザーブを取得することで前記第1のルートを選択
し、直接該リザーブを取得することで前記第2のルート
を選択する、請求項1記載の転送制御方法。 - 【請求項3】 前記ステップは、前記制御ブロックを介
して第1のリザーブを取得することで前記第1のルート
を選択し、直接該第1のリザーブとは異なる第2のリザ
ーブを取得することで前記第2のルートを選択する、請
求項1記載の転送制御方法。 - 【請求項4】 前記ステップは、前記リクエスト元の優
先順位及び/又はリクエストの優先順位に基づいて前記
第1のルート又は前記第2のルートを選択する、請求項
1〜3のいずれか1項記載の転送制御方法。 - 【請求項5】 1度取得したリザーブを保持して新たに
リザーブを取得し直すことなく連続して転送を行うステ
ップを更に含む、請求項2又は3記載の転送制御方法。 - 【請求項6】 前記リザーブの取得の排他制御を行うス
テップを更に含む、請求項2、3又は5記載の転送制御
方法。 - 【請求項7】 少なくともバッファ機能を有する制御ブ
ロックと、 リクエスト元からのリクエストに対し、該制御ブロック
を介してリクエスト先へ非同期転送を行うための第1の
ルート又は該制御ブロックを介さずリクエスト先へ同期
転送を行うための第2のルートを選択するセレクタとを
備えた、情報処理装置。 - 【請求項8】 リザーブを更に備え、 前記セレクタは、前記制御ブロックを介して該リザーブ
を取得することで前記第1のルートを選択し、直接該リ
ザーブを取得することで前記第2のルートを選択する、
請求項7記載の情報処理装置。 - 【請求項9】 第1のリザーブと、 該第1のリザーブとは異なる第2のリザーブとを更に備
え、 前記セレクタは、前記制御ブロックを介して該第1のリ
ザーブを取得することで前記第1のルートを選択し、直
接該第2のリザーブを取得することで前記第2のルート
を選択する、請求項7記載の情報処理装置。 - 【請求項10】 前記セレクタは、前記リクエスト元の
優先順位及び/又はリクエストの優先順位に基づいて前
記第1のルート又は前記第2のルートを選択する、請求
項7〜9のいずれか1項記載の情報処理装置。 - 【請求項11】 1度取得したリザーブを保持して新た
にリザーブを取得し直すことなく連続して転送を行う手
段を更に備えた、請求項8又は9記載の情報処理装置。 - 【請求項12】 前記リザーブの取得の排他制御を行う
手段を更に備えた、請求項8、9又は11記載の情報処
理装置。
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1999
- 1999-09-28 JP JP27466099A patent/JP4119582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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2000
- 2000-03-22 US US09/533,068 patent/US6591326B1/en not_active Expired - Fee Related
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