JP2001101146A - エージェントシステム及び通信方法並びに機器及び記録媒体 - Google Patents

エージェントシステム及び通信方法並びに機器及び記録媒体

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JP2001101146A
JP2001101146A JP27654099A JP27654099A JP2001101146A JP 2001101146 A JP2001101146 A JP 2001101146A JP 27654099 A JP27654099 A JP 27654099A JP 27654099 A JP27654099 A JP 27654099A JP 2001101146 A JP2001101146 A JP 2001101146A
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agent
network
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physical device
control agent
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JP27654099A
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Maiko Harima
麻衣子 播磨
Takeshi Naganuma
武史 長沼
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮想デバイスと物理デバイスが混在するネッ
トワークにおいて、エージェントを動作させ、物理デバ
イスが故障しても、動作を継続すること 【解決手段】 エージェント7が組み込まれた物理デバ
イス2と仮想デバイス3が、ネットワーク4に接続され
る。各デバイスは、エージェント名とそのアドレスを関
連付けたエージェント参照先リストを記憶したリスト記
憶部6を持ち、エージェントは、他のエージェントと通
信を行う際に、前記参照先リストを参酌して他のエージ
ェントに対して送信する。エージェント(Age2)が
物理デバイスと仮想デバイスの両方に存在すると、物理
デバイス側から仮想デバイス側に定期的にエージェント
のコピーが移動される。物理デバイスからのコピーがこ
ないと、故障とみなし、仮想デバイスのエージェント
(Age2)が稼動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エージェントシス
テム及び通信方法並びに機器及び記録媒体に関するもの
で、より具体的には、エージェントシステムをベースに
構築されるネットワークシステムにおいて、ネットワー
クに接続する物理デバイスを制御するエージェント、及
び、これらのエージェントと協調して動作するエージェ
ントのシミュレーション環境(テストを含む)に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】エージェントシステムをベースに構築す
るネットワークシステムでは、ネットワークに接続する
機器を制御するエージェント(制御エージェント)が互
いに協調して動作している。このようなシステムを開発
する段階において、ネットワーク機器を制御する制御エ
ージェントは、通常、まず、ネットワーク機器を仮想化
したデバイス(仮想デバイス)上で動作確認後、実際に
ネットワーク機器を接続し、実機(物理デバイス)上で
の動作確認を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実機を使った動作確認
では、ネットワークに接続された実機(機器)に障害が
発生すると、その機器を制御している制御エージェント
も停止せざるを得なくなる。その結果、他の制御エージ
ェントとも協調動作をとることができず、システム全体
も停止せざるを得なくなる。
【0004】また、現時点では、仮想化したデバイス上
か実機上のどちらか一方でしかエージェントを動作させ
ることができない。従って、仮想デバイス上で全てのシ
ステムを構築し、そこにおいて動作確認した上で実機に
よる動作確認をする必要がある。よって、例えば実機の
開発と、制御エージェントの開発を平行に行っているよ
うな場合に、全ての実機が完成しないと実機(物理デバ
イス)での動作確認ができなくなる。さらには、開発途
中などの不完全な実機を用いた場合には、システムが不
安定となり、実機の障害が発生し、上記問題(システム
全体の停止)を生じるおそれもある。
【0005】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、仮想デバイスと物理デバイスが混在するネットワー
ク下においても、エージェントを動作させることがで
き、また、実機(物理デバイス)を使った動作確認中
に、そのネットワーク機器に障害が発生した場合でも、
システムを停止することなく動作を継続することのでき
るエージェントシステム及び通信方法並びに機器及び記
録媒体を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る通信方法では、エージェントが組
み込まれた物理デバイスと、エージェントが組み込まれ
た仮想デバイスがネットワークに接続されたエージェン
ト間の通信方法である。前記エージェントは、ネットワ
ーク上に対応するエージェントが存在しない場合には稼
動する。また、前記物理デバイスと前記仮想デバイスに
対応するエージェントが存在した場合には、前記物理デ
バイスのエージェントが稼動し、前記仮想デバイスのエ
ージェントは停止するようにする。この条件の下、稼動
中のエージェントの存在位置を特定するためのエージェ
ントへの参照アドレス情報を前記ネットワークに直接ま
たは間接的に接続される記憶手段に格納させるととも
に、その記憶手段に格納された前記参照アドレス情報
を、前記エージェントの稼動状態に応じて更新し、前記
エージェントは、前記記憶手段に格納された前記稼動中
のエージェントへの参照アドレス情報を参酌して相手先
の他のエージェントの存在位置を認識し、その他のエー
ジェントに送信するようにした(請求項5)。
【0007】また、本発明に係るエージェントシステム
では、まず、エージェントが組み込まれた物理デバイス
と、エージェントが組み込まれた仮想デバイスがネット
ワークに接続されたエージェントシステムであって、前
記ネットワーク上に、稼動中のエージェントの存在位置
を特定する参照アドレス情報(実施の形態では、「エー
ジェント参照先リスト」に対応)を記憶する記憶手段
(実施の形態では、「リスト記憶部6」に対応)を設け
る。そして、前記各エージェントは、他のエージェント
と通信を行う際に、前記記憶手段に格納された前記参照
アドレス情報を参酌して前記他のエージェントに対して
送信するように構成した(請求項1)。
【0008】稼動中のエージェントが何処に存在するか
を特定する参照アドレス情報を設け、それに基づいて通
信を行うようにしたため、物理デバイス上に存在しよう
が、仮想デバイス上に存在しようが関係なく、他のエー
ジェントとの間で通信することができる。さらに、通信
相手のエージェントの存在位置が変更したとしてもそれ
に追従して正しい相手と通信できる。つまり、システム
を停止することなく、後からエージェントを追加・削除
した場合でも、上記参照アドレス情報を適宜に更新する
ことにより、システムを停止することなく稼動するエー
ジェントを切り替える(動的に切り替える)ことができ
る。
【0009】そして、前記記憶手段は、ネットワーク上
に接続された独立した装置(直接的に接続)でも良い
し、前記物理デバイスと前記仮想デバイスにそれぞれ格
納する(間接的に接続する)ようにしてもよい(請求項
2)。このように、各デバイスに組み込むことにより、
迅速に送信先のエージェントの存在位置を特定すること
ができ、スムーズな通信ができる。
【0010】さらに、前記物理デバイスと前記仮想デバ
イスにそれぞれ対応するエージェントが存在する場合に
は、前記物理デバイスのエージェントが稼動するととも
に、所定のタイミングでその物理デバイスのエージェン
トのコピーを生成するとともに前記仮想デバイスに送
り、前記仮想デバイスでは、送られてきた前記エージェ
ントのコピーを保存する処理を行うようにするとよい
(請求項3)。
【0011】このようにすると、実機である物理デバイ
ス側が優先してエージェントが稼動するので、実機を使
った動作確認が確実に行える。そして、仮想デバイス側
でも物理デバイスのエージェントのコピーを定期的に取
得できるので、現在のエージェントの状態を把握でき
る。
【0012】これにより、例えば何らかの理由で物理デ
バイス側がダウンした場合、エージェントのコピーが仮
想デバイスに保持されているので、物理デバイスが復旧
或いは交換後その仮想デバイスに保持されたエージェン
トのコピーを物理デバイス側に送ることにより、ダウン
した状態からシステムを再稼動できる。なお、仮想デバ
イス側では、取得したエージェントのコピーを必ずしも
全て保存しつづける必要はなく、不要となったコピーは
廃棄してももちろん良い。そして、少なくとも1つのコ
ピーを保持していればよく、その1つは好ましくは最新
のコピーとすることである。
【0013】また好ましくは、請求項3に記載の物理デ
バイスに障害が発生した場合、前記仮想デバイスに保存
された前記エージェントのコピーが稼動するように構成
することである(請求項4)。このように構成すると、
物理デバイスに障害が発生しエージェントが動作できな
くなっても、それに替わって、仮想デバイスに保存され
たエージェントのコピーが稼動するので、システムを停
止することなく処理を継続できる。
【0014】これにより、物理デバイスに依存しないエ
ージェントのシミュレーション環境,開発途中の不安定
な物理デバイスを使ったシステムテスト,システムの一
部物理デバイスへの置き換えなどを行うことができる。
【0015】なお、障害が発生したことの判断は、実施
の形態では、物理デバイスから一定時間内にエージェン
ト(制御エージェント)のコピーが移動してこない場
合、物理デバイスに何らかの障害が発生したとみなして
いるが、本発明はこれに限ることはなく、他のエージェ
ントからの通知その他の手法で知る全てを含む。
【0016】一方、本発明の機器では、ネットワークに
接続取り外し可能で、物理デバイス用の機器(実施の形
態では、丸数字の1番からn番までの機器に対応)であ
って、各種制御を実行するためのエージェントを有し、
前記エージェントは、前記ネットワークを介して通信す
る機能と、前記ネットワークを介して接続される他の機
器に、対応するエージェントが存在する場合、所定のタ
イミングで自己のエージェントのコピーを生成するとと
もに、その生成したエージェントのコピーを前記他の機
器に向けて送る機能を持つように構成することである
(請求項6)。
【0017】また、ネットワークに接続取り外し可能
で、仮想デバイス用の機器(実施の形態では、丸数字ゼ
ロ番の機器に対応)としては、各種制御を実行するため
のエージェントを有し、前記エージェントは、前記ネッ
トワークを介して通信する機能と、前記エージェント
は、接続されたネットワーク上に対応するエージェント
が存在しない場合には稼動し、対応するエージェントが
物理デバイス用の機器に存在する場合には停止するとと
もに、前記物理デバイス用の機器のエージェントから送
られてくるコピーを保存する機能を持つように構成する
ことである(請求項7)。
【0018】これら各機器を用いてネットワークを構築
することにより、請求項1等に記載のエージェントシス
テムや、請求項5に記載の通信方法を安定して実現でき
るようになる。
【0019】さらに本発明に係る記録媒体としては、ネ
ットワーク接続された他のエージェントの情報を取得す
る処理、前記取得した他のエージェントの情報から、対
応するエージェントの有無を判断する処理、対応するエ
ージェントが存在する場合に、所定のタイミングで自己
のエージェントのコピーを生成するとともに、その生成
したエージェントのコピーをネットワークを介して送り
出す処理を含み、ネットワーク接続され、各種の制御を
実行するエージェントプログラムを格納したコンピュー
タが読み取り可能に構成することである(請求項8)。
【0020】この記録媒体は、物理デバイス用の機器に
インストールするためのものであり、この記録媒体をイ
ンストールすることにより、例えば請求項6に記載の機
器や、請求項1から3,5を実行するための物理デバイ
スが構成される。
【0021】また、別の記録媒体としては、ネットワー
ク接続された他のエージェントの情報を取得する処理、
前記取得した他のエージェントの情報から、対応するエ
ージェントの有無を判断する処理、対応するエージェン
トが存在しない場合には、各種の制御を実行し、存在す
る場合には、所定のタイミングで送られてくるエージェ
ントのコピーを取得するとともに保存する処理を含み、
ネットワーク接続され、各種の制御を実行するエージェ
ントプログラムを格納したコンピュータが読み取り可能
に構成することである(請求項9)。
【0022】この記録媒体は、仮想デバイス用の機器に
インストールするためのものであり、この記録媒体をイ
ンストールすることにより、例えば請求項7に記載の機
器や、請求項1から3,5を実行するための仮想デバイ
スが構成される。
【0023】そして好ましくは、一定期間以上エージェ
ントのコピーを受信しない場合に、保存したエージェン
トのコピーを稼動する処理プログラムを備えるように構
成することである(請求項10)。この記録媒体は、仮
想デバイス用の機器にインストールするためのものであ
り、この記録媒体をインストールすることにより、例え
ば請求項4を実行するための物理デバイスが構成され
る。
【0024】*用語の定義物理デバイスとは、実際のシ
ステムにおいて動作する実機それ自体或いはその実機に
組み込まれる装置のことを指す。また仮想デバイスと
は、実機ではなく、シミュレーション等をするための仮
想上のデバイスである。
【0025】対応するエージェントとは、実質的に内容
が同一のエージェントのことを言う。実施の形態では、
エージェント名が同一であることにより判断している
が、必ずしも同一である必要はない。さらに、内容が実
質的に同一とは、完全同一を含むのはもちろんである
が、それに限らない。つまり、エージェントは、各種処
理を実行することにより内容が時々刻々と変化すること
があり、後からネットワークに接続されたエージェント
と、すでに存在していたエージェントでは、その内容が
完全に一致しないことが多々ある(そのため、コピーを
定期的に渡して最新の物を保存している)。よって、係
る相違があっても同一内容のエージェントとなる。すな
わち、同一の制御を実行するためのエージェントが対応
するエージェントとなる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるシス
テム全体の構成の一例を示している。同図に示すよう
に、伝送路1に実機である物理デバイス2並びに仮想上
のデバイスである仮想デバイス3が接続されることによ
りLANが構成される。図示の例では、1番(番号は丸
数字で示す)からn番までの機器が物理デバイス2であ
り、ゼロ番の機器が仮想デバイス3となる。ゼロ番の機
器には、n個の仮想デバイス3が組み込まれている。
【0027】仮想デバイス3は、主としてシミュレーシ
ョンをするためのデバイスであり、本形態では、物理デ
バイス2と仮想デバイス3が同一のネットワーク上に接
続され、相互にデータの送受ができるようにしている。
図1に示す例では、システムの通常状態の一例として、
仮想デバイス3上で動作する制御エージェント(Age
2)と物理デバイス2上で動作するAge1,3が通信
している状態を示している。
【0028】また、上記したように物理デバイス2と仮
想デバイス3間で通信ができることから、仮想デバイス
3は、物理デバイス2のバックアップ用としても機能す
る。つまり、物理デバイス2に格納された制御エージェ
ント(エージェント)と同一の制御エージェントを仮想
デバイス3に格納しておくことにより、その物理デバイ
ス2が故障した場合に、その物理デバイス2に替わって
対応する仮想デバイス3に格納されていた制御エージェ
ントが動作することによりシステムを停止することなく
運転を継続できる。
【0029】物理デバイス2,仮想デバイス3のそれぞ
れには、エージェントサーバ5が実装されている。その
エージェントサーバ5は、新規に生成された制御エージ
ェント7や、移動してきた制御エージェント7を保有し
たり、各種リスト情報を格納する。
【0030】さらに、物理デバイス2,仮想デバイス3
のそれぞれには、システム内で稼動中のエージェント
(制御エージェント7)の存在位置(アドレス)を特定
する参照先リストを記憶するリスト記憶部6を有してい
る。このリスト記憶部6に記憶されるエージェント参照
先リストは、エージェント名とそのエージェントが動作
しているデバイスのIPアドレスを関連付けたテーブル
であり、さらにエージェントサーバ5が使用しているポ
ート番号の対照表リストもリスト記憶部6に格納してい
る。
【0031】制御エージェント7(Age1,Age
2,Age3,……)は、それが格納される機器に対し
て所定の制御を行わせたり、他の機器に格納された制御
エージェント7と通信し、所定のデータ・情報を送受信
することにより、互いに協調して動作する。この制御エ
ージェント7は、各機器エージェント名で識別されてお
り、具体的には、以下のような各種の機能を実現する。
【0032】*動作開始時 仮想デバイス3に生成される制御エージェントは図2に
示すフローチャートを実現する機能を有し、物理デバイ
ス2に生成される制御エージェントは図3,図4に示す
フローチャートを実現する機能を有している。
【0033】起動直後の処理は、共に共通する。つま
り、仮想デバイス3,物理デバイス2がネットワークに
接続し起動を開始する(ST101,ST111)と、
制御エージェント7を新規に生成する(ST102,S
T112)。
【0034】そして、新規生成された制御エージェント
(以下、新制御エージェント)は、ネットワーク内の他
のデバイスにエージェント参照先リスト要求メッセージ
を送信し、応答として現在のエージェント参照先リスト
を受け取る(ST103,ST113)。次いで、受け
取ったエージェント参照先リストを、リスト記憶部6に
登録する。
【0035】このようにすることにより、リスト記憶部
6内のエージェント参照リストには、現在のネットワー
ク上に存在する制御エージェントの名前及び存在位置
(IPポート等)が登録されるので、ある制御エージェ
ントが、他の制御エージェントと通信を行うには、ま
ず、エージェント参照先リストから宛先の制御エージェ
ントが何処で動作中であるかを確認することにより、通
信先を特定し、通信を開始することができる。
【0036】そして、取得したエージェント参照先リス
トを検索し、自己(新制御デバイス)と対応するエージ
ェントがすでに存在(稼動中)か否かを判断する。つま
り、仮想デバイス3に生成された新制御エージェント
は、対応するエージェントが物理デバイス上で動作中か
否かを判断する(ST104)。また、物理デバイス2
に生成された新制御エージェントは、対応するエージェ
ントが仮想デバイス上で動作中か否かを判断する(ST
114)。これらの判断は、取得したエージェント参照
リストに、自己と同一のエージェント名が存在している
か否かにより判別できる。
【0037】そして、これら各分岐判断の結果が、「N
o」、つまり、ネットワーク上に存在しない場合には、
新制御エージェントは、処理を開始する(ST107,
ST120)。ここでの処理は、まず、ネットワークに
接続された各制御エージェントに対し、自己(新制御エ
ージェント)の存在を知らせる。つまり、新制御エージ
ェント7がエージェントサーバ6上で動作を開始する際
は、まず、システム内の各物理デバイス2,仮想デバイ
ス3上にあるリスト記憶部6に格納されたエージェント
参照先リストに、自己のエージェント名とデバイスのI
Pアドレスを関連付けたリストを追加登録する。この
後、各デバイス2,3上で制御エージェントの本来の処
理を実行することになる。
【0038】このようにすることにより、リスト記憶部
6内のエージェント参照先リストには、ネットワーク上
に存在する制御エージェントの名前及び存在位置(IP
ポート)が登録されるので、ある制御エージェントが、
他の制御エージェントと通信を行うには、まず、エージ
ェント参照先リストから宛先エージェントが何処で動作
中であるかを確認することにより、通信先を特定し、通
信を開始することができる。
【0039】つまり、上記した処理を実行することによ
り、エージェント7は物理デバイス2に存在しようが、
仮想デバイス3に存在しようが関係なく、エージェント
参照先リストを参照・参酌してネットワーク接続された
デバイスに存在する他のエージェントとの間で通信でき
る。このように仮想デバイス3と物理デバイス2の間で
通信可能とした状態の一例が図1に示したものである
(Age1とAge2の間、Age2とAge3の間で
通信中)。
【0040】一方、すでに対応するエージェントが存在
する場合には、仮想デバイス3で生成された新制御エー
ジェント7と、物理デバイス2で生成された新制御エー
ジェントでは以下のように処理が異なる。
【0041】**仮想デバイス3のエージェントの場合 図2のステップ104でYesとなるのでステップ10
5に進む。そして、すでに物理デバイス2上で対応する
制御エージェントが動作中であるので、その制御エージ
ェントが存在する物理デバイスに仮想デバイスのアドレ
ス(IP、ポート番号)を通知する。これにより、物理
デバイス2のリスト記憶部6には、対応する制御エージ
ェントが存在する仮想デバイス3のアドレスが登録され
る。
【0042】後述するように、物理デバイス2に存在す
る制御エージェント7は、対応する制御エージェントが
仮想デバイス上に存在する場合には、自己(物理デバイ
スの制御エージェント)のコピーを、一定時間間隔ごと
にその仮想デバイスに対して送ってくる。従って、仮想
デバイス3上の新制御エージェントは、対応する制御エ
ージェントから定期的に送られてくる制御エージェント
(コピー)を受け取り、その受け取った制御エージェン
トのみを保存する。つまり、新制御エージェントは、受
け取った制御エージェントに更新され、その後は最新の
制御エージェントに逐次更新される(ST106)。
【0043】これにより、仮想デバイス3側の制御エー
ジェントは、物理デバイス2上で稼動中の対応する制御
エージェントの最新の状態と同一のものとなる。上記の
ステップ105の処理を実行した結果の一例としては、
図5のようになる。この図は、図1に示す状態から、仮
想デバイス(番号n)上に、新制御エージェント(Ag
e3)が生成された状態を示している。図示するよう
に、新制御エージェント(Age3)は、取得したエー
ジェント参照先リストから、同一名称のAge3がすで
に存在することを認識するので、対応するエージェント
(Age3)が存在する物理デバイス2(機器)のリ
スト記憶部6に、仮想デバイスのアドレス(x.x.
x.100 5003)を登録する。
【0044】以後、ステップ106を継続して実行し、
仮想デバイス3上の制御エージェント(Age3)は、
一定時間間隔ごとに物理デバイス2(機器)から送ら
れてくる制御エージェント(Age3)のコピーを受け
取ることになる。
【0045】**物理デバイス2のエージェントの場合 仮想デバイス3に、すでに同一のエージェントが存在す
る場合には、対応する仮想デバイス3上の制御エージェ
ントに停止メッセージを送信し、制御エージェントの処
理を停止させる(ST115)。
【0046】そして、上記停止メッセージを受信した仮
想デバイス上の制御エージェントは、現在の制御エージ
ェントのコピーを生成し、そのコピーを停止メッセージ
を送ってきた物理デバイス2上に移動させるので、物理
デバイス2は、その仮想デバイス3から制御エージェン
トのコピーを受け取り、ステップ112で新規生成した
制御エージェントと置き換える(ST116)。これに
より、物理デバイスを起動し、ネットワークに接続され
た際の対応する制御エージェントのシステム内での現在
の状態(最新版)を入手できる。
【0047】次いで、新制御エージェントと置き換わっ
た仮想デバイスから移動した制御エージェントは、制御
エージェントの参照先を仮想デバイスのアドレスから物
理デバイスのアドレスに変更する(ST117)。つま
り、今まで仮想デバイス3上の制御エージェントとして
ネットワーク接続された各エージェントとの間で通信し
ていたため、各デバイスのリスト記憶部6に登録された
該当する制御エージェントのアドレスは、所定の仮想デ
バイスのものとなっているので、これを新たな物理デバ
イスのアドレスに更新することにより、以後、各制御エ
ージェントは、物理デバイス上の制御エージェント(ス
テップ116でコピー・移動されたもの)と通信するこ
とができる。
【0048】また、対応する制御エージェント、つま
り、受け取ったコピーの制御エージェントを送信した仮
想デバイスのアドレスも保持(リスト記憶部6に登録)
する(ST118)。以後、物理デバイス上で仮想デバ
イスから移動してきた制御エージェントの処理を再開す
る(ステップ119)。
【0049】物理デバイス2上で動作中の制御エージェ
ントは、リスト記憶部6に仮想デバイスのアドレスを保
持しているかを判定する(ST121)。そして、判定
の結果、仮想デバイスのアドレスを保持している場合に
は、一定周期ごとに制御エージェントのコピーを生成す
るとともにそのコピーを当該仮想デバイスに移動させる
(ステップ122)。一方、判定の結果、仮想デバイス
のアドレスを保持していない場合には、仮想デバイスへ
制御エージェントのコピーは移動しない。
【0050】上記のステップ111〜119までの一連
の処理を実行した結果の一例としては、図6のようにな
る。この図は、図1に示す状態から、物理デバイス(機
器)2上に、新制御エージェント(Age2)7が生
成された状態を示している。図示するように、新制御エ
ージェント(Age2)7は、取得したエージェント参
照先リストから、同一名称のAge2が仮想デバイス
にすでに存在することを認識するので、その仮想デバイ
スに対して停止命令を送る。これに伴い、仮想デバイ
スでは、制御エージェント(Age2)を停止すると
ともに、そのコピーを物理デバイス(機器)2に移動
し、物理デバイス2側で更新される(ステップ111か
らステップ116を実行した結果)。
【0051】そして、ステップ117を実行した結果、
各デバイスのリスト記憶部6内のエージェント参照先リ
ストの「Age2」に関する情報は、新たな物理デバイ
スのアドレス(x.x.x.103 8000)に更新
される。さらに、ステップ118を実行した結果、物理
デバイス(機器)には、対応する制御エージェント
(Age2)が存在する仮想デバイスのアドレス
(x.x.x.100 5002)が登録される。その
後、物理デバイス2(機器)上の制御エージェント
(Age2)が、動作を再開し、各制御エージェント
(Age1,Age3)との間で通信を行う。
【0052】上記した工程を経ることにより、すでに仮
想デバイス上で稼動中の制御エージェントを実機である
物理デバイス上に移し替え、実機上でのシステムの運転
を継続できる。しかも、物理デバイスは、切替時の制御
エージェントのコピーを取得し、それを実行するので、
それまで動作してきたシステムに何ら影響を与えること
がなくスムーズかつ安全に切替処理が行える。
【0053】また、上記のステップ122の処理を実行
した結果の一例としては、図7のようになる。この図
は、図6に示す状態で物理デバイス(機器)上の制御
エージェント(Age2)が動作を再開した後の状態を
示している。同図に示すように、この例では、リスト記
憶部6内に対応する仮想デバイス3のアドレス(x.
x.x.100 5002)が登録されているので、物
理デバイス2で制御エージェント(Age2)7が動作
を開始すると、一定時間ごとに制御エージェント(Ag
e2)のコピーを仮想デバイスに移動させる。制御エ
ージェント(Age2)のコピーを受け取る仮想デバイ
スでは、最新の制御エージェントのみを保持する。こ
こで、一定時間(一定周期)とは、あらかじめ、ユーザ
が制御エージェントに任意に設定することができるもの
である。
【0054】これにより、物理デバイス側に制御エージ
ェントのコピーを移動した仮想デバイスであっても、そ
の後は、物理デバイス側で動作する最新の制御エージェ
ントのコピーに更新され、常時、システム稼動中の現在
の制御エージェントと同様のものを保持することにな
る。
【0055】*通常の動作 上記した制御エージェントの新規生成に伴う一連の処理
でも説明したが、改めて説明すると、図2のステップ1
07,ステップ106,図3のステップ120,図4の
ステップ122の各ステップを適宜のタイミングで実行
することになる。
【0056】簡単にまとめると、ある制御エージェント
が、ネットワーク接続された仮想デバイス3と物理デバ
イス2のいずれか1つに存在する場合には、その制御エ
ージェントが独立して通常の処理を実行する。そして、
仮想デバイス3と物理デバイス2の両方に存在する場合
には、物理デバイス2に存在する制御エージェントが実
際の動作を行う。そして、物理デバイス2の制御エージ
ェントは、一定時間ごとに自己のコピーを生成するとと
もに、そのコピーを対応する仮想デバイス3に移動す
る。実際には、物理デバイスは、自分が保持するエージ
ェント参照リストに仮想デバイスのアドレス(IP,ポ
ート番号)が登録されていれば、仮想デバイスが有効で
あると判断し、動作中の制御エージェントのコピーを一
定時間ごとに仮想デバイスに移動させる。一方、仮想デ
バイスの制御エージェントは、自己は実行せず、物理デ
バイス側の制御エージェントから送られるコピーを受け
取り、最新のもののみ保持するようになる。
【0057】そして、システム稼動中に新たに制御エー
ジェントが生成されたり、消失したりするが、係る生成
並びに消失に伴う処理を実行(システムを停止すること
なく動的に切り替えられた)後は、上記した通常の動作
をすることになる。
【0058】さらに、各デバイスの制御エージェントの
機能としては、図8に示すフローチャートのものがあ
る。すなわち、同図に示すように、通常の動作を行って
いる際の仮想デバイス3と物理デバイス2の間で、宛先
の制御エージェントに対してメッセージを送信したなら
ば(ST131)、制御エージェントは、その結果(E
xception発生の有無)を常に判定する(ST1
32)。そして、判定の結果、エージェント移動にEx
ceptionが発生しない場合には、宛先の制御エー
ジェントとの通信を継続する。
【0059】一方、判定の結果、エージェント移動中に
Exceptionが発生した場合には、エージェント
参照先リストから宛先エージェントの新アドレスを取得
し(ST133)、正しい宛先エージェントへ再度メッ
セージを送信する(ST134)。このようにすること
により、確実に制御エージェント間での通信が実行でき
る。
【0060】さらにまた、本形態では、仮想デバイス3
と物理デバイス2の両方に制御エージェントが存在する
場合には、仮想デバイス3がバックアップ機能を持ち、
システム稼動中に物理デバイス2が故障などの障害を発
生した場合でも、対応する仮想デバイス3に存在する制
御エージェントが起動し、システムを継続することがで
きる。
【0061】すなわち、上記したように待機中の仮想デ
バイス(物理デバイス動作中)では、所定のタイミング
(一定時間ごと)で物理デバイスからの制御エージェン
トのコピーが移動してくるので、係る一定時間経過して
も制御エージェント7のコピーを受信できない場合に
は、障害が発生したと推定できる。係る原理を利用し、
仮想デバイス3側の制御エージェント7は、対応する物
理デバイス2の障害の有無を監視し、障害が発生したと
判断した場合には、自己(仮想デバイス側の制御エージ
ェント7)が正規の制御エージェントとして起動し、所
定の処理をするようにしている。
【0062】具体的には、図9に示すように、一定時間
ごとに制御エージェント7のコピーが移動してきている
か否かを判断する(ST141)。そして、判定の結
果、一定時間ごとに物理デバイス2から制御エージェン
ト7のコピーが移動してきている場合は、そのまま、物
理デバイス2からの制御エージェント7のコピーが移動
してきているか否かの監視を続ける。
【0063】一方、一定時間ごとに物理デバイス2から
制御エージェント7のコピーが移動してこない場合に
は、物理デバイス2に障害が発生したとみなし、システ
ム内の全てのデバイス2,3のエージェント参照先リス
トにある制御エージェント7のアドレスを、自己(仮想
デバイス)のものに変更する(ST142)。これによ
り、以後の他の制御エージェントからの通信は、仮想デ
バイス3側の制御エージェント7に来る。そして、物理
デバイス2から移動してきた制御エージェント7の最新
のコピーを仮想デバイス上で処理再開する(ST14
3)。
【0064】上記の図8,図9に示す各処理を実行した
結果の一例としては、図10のようになる。この図は、
制御エージェント(Age2)が物理デバイス(機器
)と仮想デバイスの両方に存在し、物理デバイス
(機器)の制御エージェント(Age1)と物理デバ
イス(機器)の制御エージェント(Age2)との間
で通信していたとする。また、物理デバイス上の制御エ
ージェント(Age2)は仮想デバイスに対して一定
時間間隔で自己のコピーを移動していたとする。従っ
て、当初は、各デバイス2,3のリスト記憶部6に格納
されるAge2についての情報は、物理デバイス2のア
ドレス(x.x.x.102 7000)となってい
る。
【0065】このとき、機器が故障などして動作しな
くなると、仮想デバイスには、コピーが送られてこな
くなるので、故障したと推定し、自己のアドレス(x.
x.x.100 5002)を各デバイスのリスト記憶
部6に登録するとともに、以後仮想デバイス上の制御エ
ージェント(Age2)が処理を実行する。この処理を
実行する制御エージェント7は、物理デバイス2が故障
する直前の最新の制御エージェントのコピーであるの
で、動的に切り替わったとしてもシステムに対する影響
はない。
【0066】一方、物理デバイス(機器)の制御エー
ジェント(Age1)が物理デバイス上の制御エージェ
ント(Age2)に対する通信に失敗したと判断する
と、再度エージェント参照先リストを参照し、正しい宛
先(この場合には、「x.x.x.100 500
2」)を取得し、そのアドレスのデバイス、つまり、仮
想デバイスの制御エージェント(Age2)に対して
情報を送ることになる。
【0067】なお、上記した各実施の形態では、いずれ
もエージェント参照先リストを各デバイス内で保持して
いたが、本発明はこれに限ることはなく、ネットワーク
上にエージェント参照先リストを一括管理する記憶手段
たるサーバを接続するようにしてもよい。この場合、各
デバイスは、宛先の制御エージェントのアドレスを取得
するには、エージェント参照先アドレス管理サーバにア
ドレス取得要求をだし、制御エージェントに対応するア
ドレスを取得することになる。その他の構成並びに作用
効果は、上記した実施の形態と同様である。
【0068】上記した各実施の形態は、いずれも装置に
組み込んだ状態を前提として説明したが、上記した各処
理(例えば各図に示したフローチャートを実行するため
の処理)をコンピュータに実行させるためのプログラム
とし、係るプログラムは所定の記録媒体に記録して提供
するようにしてもよい。
【0069】すなわち、図11,図12に示すように、
記録媒体としては、フロッピー(登録商標)ディスク
(FD)20やCD−ROM21などがあり、係る記録
媒体20,21に格納されたプログラムは、FDドライ
ブ22やCD−ROMドライブ23を介してコンピュー
タ24に接続された(内蔵された)HDユニット25に
インストールされ、これにより、コンピュータ24は、
上記した実施の形態で説明した装置(機器)を構成する
ことになる。
【0070】具体的には、実施の形態における制御エー
ジェント(プログラム)7は、HDユニット25にイン
ストールされ、例えば使用の都度HDユニット25から
内部メモリ26に転送され、そこにおいて各種処理を高
速に行うことができる。また、リスト記憶部6は、HD
ユニット25や内部メモリ26などにより実現される。
【0071】さらに、コンピュータに組み込んだ状態で
は、キーボード27やマウス28などを用いて、ユーザ
からマニュアル操作によって各種に命令を与えることが
できる。なお、符号29は、表示装置である。また、通
信部30を持ち、イーサネット(登録商標)などによる
ネットワーク接続を可能としている。
【0072】なお、図12に示した例では、パソコンそ
の他のいわゆるコンピュータと称される装置の外観を示
し、これは、例えば仮想デバイス3を実装するゼロ番の
機器に対応する。また、物理デバイス(それを実装する
機器)は、例えば、PLCなどのコントローラユニット
であることが有り、係るコントローラユニットの外観
は、図示のものと異なる。しかし、PLCなども内部に
CPUなどを備えた一種のコンピュータであり、本発明
で言う記録媒体が読み取り可能な「コンピュータ」と
は、係るPLCなどのCPU,MPU等を備えた機器一
般を言う。
【0073】そして、そのPLCなどに対するプログラ
ムの読み込みは、そのPLCに各種記録媒体を読み込む
ためのドライブ装置を装着することにより実現できる。
さらには、ネットワーク上に接続された上位コンピュー
タから上記プログラムを伝送し、エージェントプログラ
ムをPLCに組み込むようにしても良い。
【0074】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るエージェン
トシステム及び通信方法並びに機器及び記録媒体では、
エージェントベースのシステムにおいて、仮想デバイス
を用意することで、物理デバイスの障害に関係なく、エ
ージェントのシミュレーションを行うことができる。ま
た、物理デバイス自体が存在しなくてもそれらを制御す
るエージェントのシステムテストを行うこともできる。
【0075】さらに、請求項3のように構成すると、仮
想デバイスでは、所定のタイミングで物理デバイスから
エージェントのコピーを受け取ることで、物理デバイス
が正常に稼動していると判断することができる。逆に、
所定のタイミングを過ぎても、エージェントのコピーが
到着しない場合は、物理デバイスで障害が発生したと推
定することができる。
【0076】そして、請求項4のように構成すると、シ
ステム内の全てのデバイス上のエージェント参照アドレ
ス情報を更新し、エージェントのアドレスを、物理デバ
イスのアドレスから仮想デバイスのアドレスに変更し、
取得したエージェントのコピーを元にエージェントの処
理を仮想デバイス上で再開することができる。これによ
り、物理デバイスに障害が発生したとしても、システム
全体は停止することなく継続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すシステム構成図で
ある。
【図2】仮想デバイス側の制御エージェントの機能の一
部を示すフローチャートである。
【図3】物理デバイス側の制御エージェントの機能の一
部を示すフローチャート(その1)である。
【図4】物理デバイス側の制御エージェントの機能の一
部を示すフローチャート(その2)である。
【図5】仮想デバイス側の制御エージェントが生成され
た際の動作を説明する図である。
【図6】物理デバイス側の制御エージェントが生成され
た際の動作を説明する図(その1)である。
【図7】物理デバイス側の制御エージェントが生成され
た際の動作を説明する図(その2)である。
【図8】通常のシステム稼動中の制御エージェントの機
能の一部を示すフローチャートである。
【図9】通常のシステム稼動中の制御エージェント(仮
想デバイス側)の機能の一部を示すフローチャートであ
る。
【図10】図8,図9に示すフローチャートの機能を説
明する図である。
【図11】本発明に係る記録媒体を実施するシステム構
成を示す図である。
【図12】本発明に係る記録媒体を実施するシステム構
成を示す図である。
【符号の説明】
1 伝送路 2 物理デバイス 3 仮想デバイス 5 エージェントサーバ 6 リスト記憶部 7 制御エージェント 20 FD(記録媒体) 21 CD−ROM(記録媒体) 22 FDドライブ 23 CD−ROMドライブ 24 コンピュータ 25 HDユニット 26 内部メモリ 27 キーボード 28 スキャナー 29 マウス 30 通信部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エージェントが組み込まれた物理デバイ
    スと、エージェントが組み込まれた仮想デバイスがネッ
    トワークに接続されたエージェントシステムであって、 稼動中のエージェントの存在位置を特定する参照アドレ
    ス情報を記憶する記憶手段を前記ネットワーク上に設
    け、 前記各エージェントは、他のエージェントと通信を行う
    際に、前記記憶手段に格納された前記参照アドレス情報
    を参酌して前記他のエージェントに対して送信するよう
    に構成したことを特徴とするエージェントシステム。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、前記物理デバイスと前
    記仮想デバイスにそれぞれ格納されたことを特徴とする
    請求項1に記載のエージェントシステム。
  3. 【請求項3】 前記物理デバイスと前記仮想デバイスに
    それぞれ対応するエージェントが存在する場合には、前
    記物理デバイスのエージェントが稼動するとともに、所
    定のタイミングでその物理デバイスのエージェントのコ
    ピーを生成するとともに前記仮想デバイスに送り、 前記仮想デバイスでは、送られてきた前記エージェント
    のコピーを保存する処理を行うように構成したことを特
    徴とする請求項1または2に記載のエージェントシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の物理デバイスに障害が
    発生した場合、前記仮想デバイスに保存された前記エー
    ジェントのコピーが稼動するように構成したことを特徴
    とする請求項3に記載のエージェントシステム。
  5. 【請求項5】 エージェントが組み込まれた物理デバイ
    スと、エージェントが組み込まれた仮想デバイスがネッ
    トワークに接続されたエージェント間の通信方法であっ
    て、 前記エージェントは、ネットワーク上に対応するエージ
    ェントが存在しない場合には稼動し、 前記物理デバイスと前記仮想デバイスに対応するエージ
    ェントが存在した場合には、前記物理デバイスのエージ
    ェントが稼動し、前記仮想デバイスのエージェントは停
    止するようにし、 稼動中のエージェントの存在位置を特定するためのエー
    ジェントへの参照アドレス情報を前記ネットワークに直
    接または間接的に接続される記憶手段に格納させるとと
    もに、その記憶手段に格納された前記参照アドレス情報
    を、前記エージェントの稼動状態に応じて更新し、 前記エージェントは、前記記憶手段に格納された前記稼
    動中のエージェントへの参照アドレス情報を参酌して相
    手先の他のエージェントの存在位置を認識し、その他の
    エージェントに送信するようにしたことを特徴とする通
    信方法。
  6. 【請求項6】 ネットワークに接続取り外し可能で、物
    理デバイス用の機器であって、 各種制御を実行するためのエージェントを有し、 前記エージェントは、前記ネットワークを介して通信す
    る機能と、 前記ネットワークを介して接続される他の機器に、対応
    するエージェントが存在する場合に、所定のタイミング
    で自己のエージェントのコピーを生成するとともに、そ
    の生成したエージェントのコピーを前記他の機器に向け
    て送る機能を持つことを特徴とする機器。
  7. 【請求項7】 ネットワークに接続取り外し可能で、仮
    想デバイス用の機器であって、 各種制御を実行するためのエージェントを有し、 前記エージェントは、前記ネットワークを介して通信す
    る機能と、 接続されたネットワーク上に対応するエージェントが存
    在しない場合には稼動し、対応するエージェントが物理
    デバイス用の機器に存在する場合には停止するととも
    に、前記物理デバイス用の機器のエージェントから送ら
    れてくるコピーを保存する機能を持つことを特徴とする
    機器。
  8. 【請求項8】 ネットワーク接続された他のエージェン
    トの情報を取得する処理、 前記取得した他のエージェントの情報から、対応するエ
    ージェントの有無を判断する処理、 対応するエージェントが存在する場合に、所定のタイミ
    ングで自己のエージェントのコピーを生成するととも
    に、その生成したエージェントのコピーをネットワーク
    を介して送り出す処理を含み、ネットワーク接続され、
    各種の制御を実行するエージェントプログラムを格納し
    たコンピュータが読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 ネットワーク接続された他のエージェン
    トの情報を取得する処理、 前記取得した他のエージェントの情報から、対応するエ
    ージェントの有無を判断する処理、 対応するエージェントが存在しない場合には、各種の制
    御を実行し、存在する場合には、所定のタイミングで送
    られてくるエージェントのコピーを取得するとともに保
    存する処理を含み、ネットワーク接続され、各種の制御
    を実行するエージェントプログラムを格納したコンピュ
    ータが読み取り可能な記録媒体。
  10. 【請求項10】 一定期間以上前記エージェントのコピ
    ーを受信しない場合に、保存したエージェントのコピー
    を稼動する処理プログラムを備えた請求項9に記載のコ
    ンピュータが読み取り可能な記録媒体。
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