JPH11259438A - エージェント間通信路確立方法およびエージェント間通信路確立システム - Google Patents

エージェント間通信路確立方法およびエージェント間通信路確立システム

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JPH11259438A
JPH11259438A JP10080329A JP8032998A JPH11259438A JP H11259438 A JPH11259438 A JP H11259438A JP 10080329 A JP10080329 A JP 10080329A JP 8032998 A JP8032998 A JP 8032998A JP H11259438 A JPH11259438 A JP H11259438A
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哲郎 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークエージェントシステムにお
いて、エージェントが自ら自分の名前を決め、そのエー
ジェント名を用いて、コンピュータネットワーク上で動
作する他のエージェントと通信することを目的とする。 【解決手段】 エージェントをコンピュータネットワー
ク上で一意に識別し、エージェントがネットワーク上の
どのコンピュータ上で動作しているか常に把握すること
を可能とするエージェント登録管理装置と、コンピュー
タ上にエージェントを起動することを可能とし、エージ
ェントの移動および終了を感知するエージェント起動装
置と、エージェントが他のエージェントと通信するため
にエージェント名を名乗り、そのエージェント名によっ
てエージェント間で通信することを可能とするエージェ
ント名管理装置からなるエージェント間通信路確立シス
テムにより実現される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ上で
自律的に動作するエージェントと呼ばれるソフトウェア
プログラムが、コンピュータネットワークを介して他の
エージェントと協調的に動作するエージェント間通信路
確立方法およびエージェント間通信路確立システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来プロセス間通信には、クライアント
/サーバモデルが広く使用されている。クライアント/
サーバモデルは、サービスを提供するサーバプロセスと
提供されているサービスを利用するクライアントプロセ
スからなる。
【0003】サーバプロセスは、クライアントプロセス
から要求を受け付ける窓口を用意して、クライアントプ
ロセスからの接続を待つ。サーバプロセスが用意する窓
口は、サーバプロセスが動作するコンピュータのIPアド
レスとサーバプロセスが使用しているポート番号によっ
て示される。
【0004】クライアントプロセスは、サーバプロセス
のIPアドレスとポート番号を用いて、サーバプロセスと
の間に通信路を確立する。例えば、ファイル転送に使用
するFile Transfer Protocol(RFC95)では、FTPサー
バはポート番号に21番を使用して、クライアントプロセ
スからの接続に備えている。
【0005】ネットワークエージェントシステムでは、
図11に示す従来のクライアント/サーバモデルのよう
にサーバプロセスが使用するポート番号を予約しておく
ことは困難である。例えば、FTPサーバは21番ポートを
使用することが予約されており、その番号を他のサーバ
プロセスが使用しないように設定されている。
【0006】ネットワークエージェントシステムでは、
多種多様なサービスが想定される。例えば、ユーザの代
理としてコンピュータネットワーク上で動作するエージ
ェントが考えられる。この場合、ユーザの代理エージェ
ントすべての使用するポート番号を予約することは現実
的ではない。また、ユーザの加盟、離脱による変更への
対応などを考えると、ポート番号の管理が複雑になると
想像される。
【0007】また、ネットワークエージェントシステム
では、任意のエージェントの追加、削除が自由に行える
ことが望ましい。例えば、特開平8―77090号公報
「マルチエージェントシステム」では自動的にエージェ
ントを追加することによって、高い柔軟性と自己組織能
力をもったシステムを実現している。しかし、常時任意
のエージェントの追加、削除を可能とするためには、あ
らかじめそのエージェントの使用するポート番号を予約
しておくことはできない。もし予約する方法をとるなら
ば、任意に起動するエージェントの同時に動作する数の
上限を設けることになる。
【0008】また、ネットワークエージェントシステム
では、エージェントがコンピュータネットワーク上を自
由に移動できることが望ましい。移動することによりコ
ンピュータ資源の有効活用、ネットワーク負荷の軽減な
どが考えられる。しかし、サーバエージェントが移動し
た場合、サーバエージェントが動作するコンピュータの
IPアドレスが変わるだけではなく、使用するポート番号
も移動前と同じ番号を使えるとは限らない。同じポート
番号を使用するためには移動先のコンピュータでポート
番号をあらかじめ予約しておく必要がある。
【0009】ポート番号は有限なコンピュータ資源であ
るため、多種多様なサービスを提供し、任意のエージェ
ントの追加、削除を可能とし、エージェントのネットワ
ーク上の移動を可能とするネットワークエージェントシ
ステムでは、従来のクライアント/サーバモデルのよう
に使用するポート番号を事前に予約しておく方法では対
応できない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術のようにポ
ート番号を予約するシステムでは、ポート番号による制
限が多く自由にサービスを増やすことや広くネットワー
ク上で共有することができないという課題を有してい
た。
【0011】本発明は、ポート番号ではなくエージェン
ト名を用いて通信することにより、コンピュータネット
ワークを介して他のエージェントと協調的に動作し、多
種多様なサービスを提供し、任意のエージェントの追加
・削除可能としたエージェントシステムを実現すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明では、エージェント間の通信路を確立するため
にエージェント名を使用する。
【0013】サーバエージェントは、自身のエージェン
ト名とともに自身の動作するコンピュータのIPアドレス
と使用しているポート番号をエージェント名管理装置に
登録し、クライアントエージェントは、サーバエージェ
ントのエージェント名を用いてエージェント名登録装置
からサーバエージェントの動作するコンピュータのIPア
ドレスと使用しているポート番号を獲得し、それらの値
を用いてサーバプロセスとの間の通信路を確立する。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、コンピュータ上で自律的に動作するエージェントと
呼ばれるソフトウェアプログラムが自ら自分の名前を決
め、そのエージェント名を用いて、他のエージェントと
通信し、エージェントがコンピュータネットワーク上を
移動しても移動前と同じエージェント名を用いて通信す
ることを可能とするエージェント間通信路確立方法であ
り、有限なコンピュータ資源であるポート番号を有効に
活用するという作用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、エージェントを
コンピュータネットワーク上で一意に識別し、エージェ
ントがコンピュータネットワーク上のどのコンピュータ
上で動作しているか常に把握することを可能とするエー
ジェント登録管理装置と、コンピュータ上にエージェン
トを起動することを可能とし、エージェントの移動およ
び終了を感知するエージェント起動装置と、エージェン
トが他のエージェントと通信するためにエージェント名
だけを用いて通信することを可能とし、エージェントが
ネットワーク上で一意なエージェント名を自ら選んで名
乗ることを可能とするエージェント名管理装置からなる
エージェント間通信路確立システムであり、請求項1記
載のエージェント間通信路確立方法を実現する作用を有
する。
【0016】請求項3に記載の発明は、エージェントが
登録しているエージェント名を削除することなく終了し
た場合に、そのエージェントが登録したエージェント名
を自動的に削除することを特徴とする請求項2記載のエ
ージェント間通信路確立システムであり、使用されてい
ないエージェント名を他のエージェントが使用できない
という状態を回避する作用、および通信したいエージェ
ントが動作しているかどうか確認することを可能とする
作用を有する。
【0017】請求項4に記載の発明は、エージェントが
通信しようとした相手先のエージェントが起動していな
い場合、相手先のエージェントを起動して、その相手先
のエージェントと通信することを可能とする請求項2記
載のエージェント間通信路確立システムであり、ネット
ワークエージェントシステムに柔軟に新しいサービスを
付加することを可能とし、また必要なときにだけサービ
スを提供するサーバエージェントを起動することによ
り、コンピュータ資源を有効に活用することを可能とす
る作用を有する。
【0018】以下、本発明の実施の形態について、図を
用いて説明する。
【0019】(実施の形態)本発明の実施の形態におけ
るエージェント間通信路確立システムのシステム構成図
を、図1に示し説明する。図1において、コンピュータ
ネットワーク100、コンピュータネットワーク100
に接続するコンピュータ101、コンピュータ101で
動作するプログラムからなる。コンピュータ101で動
作するプログラムとしては、エージェント起動装置11
0、エージェント登録管理装置111、エージェント名
管理装置112、エージェント120から構成される。
【0020】上記のように構成されたエージェント間通
信路確立システムの動作について以下に説明する。
【0021】エージェント起動装置110は、コンピュ
ータネットワーク100に接続する複数のコンピュータ
101a〜101e上で動作している。ただし一つのコン
ピュータ101上では一つのエージェント起動装置11
0だけが動作する。エージェント120は、このエージ
ェント起動装置110が動作しているコンピュータ10
1上に移動することができる。またユーザまたはエージ
ェント120は、新しくエージェント120をエージェ
ント起動装置110が動作しているコンピュータ101
上に起動することができる。
【0022】エージェント登録管理装置111は、コン
ピュータネットワーク100に接続する1つのコンピュ
ータ101上で動作している。エージェント登録管理装
置111は1つのコンピュータ上で1つだけ動作してい
る。つまりコンピュータネットワーク100上でエージ
ェント登録管理装置111は1つだけ動作している。
【0023】エージェント名管理装置112は、コンピ
ュータネットワーク100に接続する1つのコンピュー
タ101上で動作している。エージェント名管理装置1
12は1つのコンピュータ上で1つだけ動作している。
つまりコンピュータネットワーク100上でエージェン
ト名管理装置112は1つだけ動作している。エージェ
ント名管理装置112とエージェント登録管理装置11
1は同じコンピュータ101上で動作していてもよい。
また異なるコンピュータ101上で動作していてもよ
い。
【0024】エージェント120は、コンピュータネッ
トワーク100に接続するコンピュータ101上で動作
している。1つのコンピュータ101上に0個以上動作
してよい。
【0025】本発明のエージェント間通信路確立システ
ムの構成要素であるエージェント起動装置110、エー
ジェント登録管理装置111、エージェント名登録装置
112の機能を説明する。
【0026】エージェント起動装置110は、ユーザま
たはエージェント120の要求に従って、自身が動作し
ているのと同じコンピュータ101上に、エージェント
120を起動する機能を有する。エージェント起動装置
110は、自身が起動したエージェント120に起動番
号を一意に割り振る。エージェント起動装置110と起
動されたエージェント120の関係は親プロセスと子プ
ロセスの関係である。エージェント起動装置110は、
図2に示すような自身の子プロセスであるエージェント
120のプロセスIDと自身が割り振った起動番号の対応
を管理する機能を有する。
【0027】エージェント起動装置110は、自身が起
動したエージェント120が終了するとその終了を感知
し、その終了したエージェント120に割り振った起動
番号をエージェント登録管理装置111に通知する機能
を有する。
【0028】エージェント登録管理装置111は、エー
ジェント120の登録要求に従って、エージェント登録
処理を行う機能を有する。エージェント120はエージ
ェント登録の際に、自身を起動したエージェント起動装
置110と自身の起動番号および個別認証番号をエージ
ェント登録管理装置111に通知し、エージェント登録
管理装置111からエージェント識別子を割り当てられ
る。エージェント登録管理装置111は、コンピュータ
ネットワーク100上で一意にエージェント120を識
別できるようにエージェント識別子をエージェント12
0に割り当てる。エージェント登録管理装置111は、
図3に示すようなエージェント120のエージェント識
別子、エージェント起動装置110、起動番号、個別認
証番号の対応を管理する機能を有する。個別認証番号
は、エージェント120がエージェント登録管理装置1
11に登録した内容を変更するときに、エージェントの
認証用に使用するもので、エージェント120が自由に
決めることができる値である。
【0029】エージェント登録管理装置111は、エー
ジェント起動装置110からエージェント120の終了
が通知される。エージェント起動装置110から通知さ
れたエージェント120の起動番号によって終了したエ
ージェント120を特定し、管理しているエージェント
のデータテーブルから削除する機能を有する。終了した
エージェントのデータを削除した後、エージェント登録
管理装置111は、エージェント名管理装置112にエ
ージェント識別子を通知する機能を有する。終了したエ
ージェント120のエージェント識別子は回収され、後
で他のエージェント120に割り振られる。エージェン
ト登録管理装置111は、エージェント起動装置110
から通知された起動番号からエージェントを特定できな
い場合は、特になにもしない。
【0030】エージェント登録管理装置111は、エー
ジェント120の登録内容変更要求に従って、エージェ
ント登録管理装置111が管理するエージェント登録デ
ータの内容を変更する機能を有する。エージェント登録
管理装置111は、エージェント120のエージェント
識別子、個別認証番号を確認して、正しければ登録内容
を変更し、登録内容変更成功をエージェント120に通
知する。正しくなければ登録内容変更を行わず、登録内
容変更失敗をエージェント120に通知する。
【0031】エージェント登録管理装置111は、エー
ジェント120の登録内容削除要求に従って、エージェ
ント登録管理装置111が管理するエージェント登録デ
ータからエージェント120のデータを削除する機能を
有する。エージェント登録管理装置111は、エージェ
ント120のエージェント識別子、個別認証番号を確認
してから登録データの削除を行う。登録データを削除し
た後、エージェント登録管理装置は削除したエージェン
ト120のエージェント識別子をエージェント名管理装
置112に通知する。最後に登録内容削除に成功したの
か、または失敗したのか結果をエージェント120に通
知する。
【0032】エージェント名管理装置112は、エージ
ェント120のエージェント名登録要求に従ってエージ
ェント名の登録を行う機能を有する。エージェント12
0は、エージェント名の登録の際、エージェント名管理
装置112に登録するエージェント名、自身のエージェ
ント識別子、自身の動作しているコンピュータ101の
IPアドレス、自身が使用しているポート番号を通知す
る。エージェント名管理装置112は、登録要求された
エージェント名と同じエージェント名が既に登録されて
いるエージェント名の中に存在しないことを確認して、
登録成功をエージェント120に通知する。既に同じエ
ージェント名が存在する場合は、登録失敗をエージェン
ト120に通知する。エージェント名管理装置が管理す
るデータは、例えば図4に示すようなエージェント名、
エージェント識別子、IPアドレス、ポート番号である。
【0033】エージェント名管理装置112は、エージ
ェント登録管理装置111からエージェント120の終
了を通知される。エージェント登録管理装置111から
通知されたエージェント識別子のエージェント120が
登録したエージェント名すべてを管理していたデータか
ら削除する機能を有する。
【0034】エージェント名管理装置112は、エージ
ェント120のエージェント名登録内容変更要求に従っ
てエージェント名登録内容の変更を行う機能を有する。
エージェント名登録内容の変更とは、エージェント名と
ともに登録されたIPアドレスとポート番号の変更を指
す。エージェント名の変更は、新しくエージェント名を
登録し、古いエージェント名を削除することによって実
現される。
【0035】エージェント名管理装置112は、エージ
ェント120のエージェント名削除要求に従って、エー
ジェント120が登録したエージェント名を削除する機
能を有する。エージェント名管理装置112は、エージ
ェント120のエージェント識別子が登録されているエ
ージェント識別子と一致するとき削除を行う。エージェ
ント名管理装置112は、エージェント名削除の結果を
エージェント120に通知する。
【0036】エージェント120は、エージェント起動
装置110、エージェント登録管理装置111、エージ
ェント名管理装置112からなるエージェント間通信路
確立システムによって、コンピュータネットワーク10
0上に起動された他のエージェント120と通信する機
能が実現可能である。また同システムによって、コンピ
ュータネットワーク100に接続されエージェント起動
装置110が動作するコンピュータ101上に移動する
機能が実現可能である。また同システムによって、コン
ピュータネットワーク100に接続されエージェント起
動装置110が動作するコンピュータ101上に新しい
エージェント120を起動することが可能である。
【0037】以下では、(1)エージェントの起動、
(2)エージェントの終了、(3)エージェントの移
動、(4)エージェント間の通信路の確立方法を順番に
説明する。なお、エージェント120は、エージェント
起動装置110と通信するためのポート番号、エージェ
ント登録管理装置と通信するためのIPアドレスおよびポ
ート番号、エージェント名管理装置と通信するためのIP
アドレスおよびポート番号を知っているものとする。エ
ージェント120がこれらの値を知る方法としては、エ
ージェント起動時に入力する方法、起動後に設定ファイ
ルから読み込む方法などがある。
【0038】(1)エージェントの起動 図5を用いて、エージェント120b1の起動手順を説明
する。エージェント120は、エージェント起動装置1
10より起動される。エージェントの起動を希望するユ
ーザまたはエージェント120a1は、エージェント起動
装置110にプログラム名を指示する。エージェント起
動装置110は、ユーザまたはエージェント120a1に
よって指示されたプログラム名が有効なものかどうか判
断してから、そのプログラムを実行する。
【0039】プログラムの実行により起動されたエージ
ェント120b1は、エージェント起動装置110から起
動番号を受け取る。エージェント起動装置110は、自
身が起動したエージェント120b1の起動番号を管理す
る。
【0040】起動番号を受け取ったエージェント120
b1は、自身を起動したエージェント起動装置110と受
け取った起動番号をエージェント登録管理装置111に
登録し、エージェント識別子を受け取る。このエージェ
ント識別子は、コンピュータネットワーク上で一意にな
るようにエージェント登録管理装置111が各エージェ
ント120に割り振る値である。エージェント120b1
は、コンピュータネットワーク100上を移動しても同
じエージェント識別子を使用することができる。
【0041】このエージェント登録の際に、エージェン
ト120b1は個人識別番号も登録する。この個人識別番
号は、エージェント自身しか知らない番号であり、登録
後はエージェント120b1とエージェント登録管理装置
111のみが知る番号となる。エージェント120b1
は、エージェント登録管理装置111に登録している内
容の変更を行う際に、この個人識別番号を認証用に使用
する。
【0042】エージェント登録の終了後、必要ならばエ
ージェント120b1は、エージェント名管理装置112
にエージェント名の登録を行う。エージェント名管理装
置112は、そのエージェント名がすでに登録されてい
るものと同じエージェント名だった場合、登録できない
ことをエージェント120b1に通知する。登録に成功し
た場合も、そのことをエージェント120b1に通知す
る。
【0043】エージェント120b1はエージェント名の
登録の際に、接続要求を受け付けるIPアドレスとポート
番号およびエージェント登録管理装置111より割り当
てられたエージェント識別子をエージェント名管理装置
112に登録する。
【0044】(2)エージェントの終了 図6を用いて、エージェント120a1の終了からエージ
ェント登録内容の削除、エージェント名登録内容の削除
の手順を説明する。ただしここでは、エージェント12
0a1がエージェント名登録内容の削除、エージェント登
録内容の削除をエージェント120a1自ら行わずに終了
した場合について説明する。 エージェント120a1と
エージェント起動装置110の関係は、子プロセスと親
プロセスの関係である。エージェント120a1が終了す
るとそれは親プロセスであるエージェント起動装置11
0に感知される。エージェント起動装置110は、終了
したエージェントの起動番号をエージェント登録管理装
置112に通知し、終了したエージェント120a1を管
理対象からはずす。
【0045】エージェント登録管理装置111は、エー
ジェント起動装置110と起動番号から終了したエージ
ェント120a1を特定し、そのエージェント120a1の
エージェント識別子を割り出す。エージェント登録管理
装置111は、終了したエージェント120a1の登録内
容を削除し、エージェント識別子をエージェント名管理
装置112に通知する。
【0046】エージェント名管理装置112は、終了し
たエージェント120a1のエージェント名を削除する。
複数のサービスを提供するエージェント120a1は複数
のエージェント名を登録することが可能で、複数のエー
ジェント名が登録されている場合は、エージェント12
0a1が登録したすべてのエージェント名が削除される。
【0047】(3)エージェントの移動 図7から図9を用いてエージェントの移動手順を説明す
る。エージェント120a1は移動先のコンピュータ10
1b上で動作するエージェント起動装置110bに実行す
るプログラム名を指示する。移動先で実行されたプログ
ラムは、移動先エージェント120b1としてエージェン
ト起動装置110bより起動番号を受け取る。移動先エ
ージェント120b1は、移動元エージェント120a1と
通信して内部データの移動を行う。この移動の際、図7
に示すようにエージェント識別子および使用していたエ
ージェント名が引き渡される。
【0048】エージェント識別子を受けとった移動先エ
ージェント120b1は、エージェント登録管理装置11
1に登録されている登録内容の変更を行う。具体的には
自身のエージェント起動装置110bと起動番号の変更
を通知する。この際、図8に示すようなエージェント登
録管理装置111に登録してある個人識別番号が認証用
に使用される。
【0049】図9に示すように移動元エージェント12
0a1の終了は、エージェント登録管理装置111の登録
内容が変更されてから行われる。そうでない場合は、移
動元エージェント120a1の終了時点でエージェント登
録装置111に登録されていた登録内容が削除されるた
め移動先エージェント120b1は移動元エージェント1
20a1と同じエージェントIDを使用することができな
い。移動先エージェント120b1は、新しくエージェン
トIDをエージェント登録管理装置111から割り当てら
れることになる。
【0050】移動先エージェント120b1が登録内容の
変更をすませたことを移動元エージェント120a1が知
るためには、移動先エージェント120b1より通知を受
ける必要がある。
【0051】エージェント登録管理装置111の登録内
容を変更した移動先エージェント120b1は、サービス
を提供するための接続待ちの準備を行ってからエージェ
ント名管理装置112にIPアドレスおよびポート番号の
変更を通知する。エージェント名管理装置112は、エ
ージェントIDによってエージェントの認証を行う。
【0052】(4)エージェント間の通信路の確立方法 図10を用いて、エージェント間の通信路確立方法を説
明する。サービスを提供するサーバエージェント120
a1は、通信相手として指定するためのエージェント名を
自身の動作しているコンピュータのIPアドレスと自身が
使用しているポート番号とともにエージェント名管理装
置112に登録する。
【0053】サーバエージェント120a1の提供するサ
ービスを利用するクライアントエージェント120b1
は、サービスを提供しているサーバエージェント120
a1のエージェント名からエージェント名管理装置112
を利用して、サーバエージェント120a1の動作してい
るコンピュータのIPアドレスと使用しているポート番号
を得る。クライアントエージェント120b1は、獲得し
たIPアドレスとポート番号を使用してサーバエージェン
ト120a1との間で通信を行う。
【0054】本発明の方法では、ポート番号を予約しな
いため、エージェントは動作していないが、ポート番号
の使用は禁じられるという状態が回避され、有限なコン
ピュータ資源であるポート番号を有効に使用することが
可能となる。もし想定されるサービスの種類が無数にあ
ったとしても、同時間帯に同コンピュータ上で動作する
エージェントの数が使用可能なポート番号の数以下であ
れば、本発明の方法ではネットワークエージェントシス
テムを実現することができる。
【0055】また、ポート番号は有限であるが、エージ
ェント名の取り方はポート番号に比べてほぼ無限である
ため、エージェントが使用するエージェント名を予約し
たとしても、ポート番号のようにコンピュータ資源の枯
渇を心配する必要はない。
【0056】本発明の方法では、コンピュータネットワ
ーク上を移動したサーバエージェントは、移動先のコン
ピュータのIPアドレスおよび移動先で使用するポート番
号をエージェント名管理装置に通知し、登録内容を変更
するもので、クライアントエージェントはサーバエージ
ェントのコンピュータネットワーク上の移動を意識する
ことなく、移動前も移動後も同じエージェント名を用い
て通信路を確立することが可能である。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、有限なコ
ンピュータ資源であるポート番号を有効に活用し、エー
ジェント名によるエージェント間の通信路確立が可能と
なる。そして、必要なエージェントを必要なときに起動
すること、最適なコンピュータに移動してサービスを提
供するエージェントを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるエージェント通信路
確立システムのシステム構成図
【図2】エージェント起動装置が管理するエージェント
のデータテーブルを示す図
【図3】エージェント登録管理装置が管理するエージェ
ントのデータテーブルを示す図
【図4】エージェント名管理装置が管理するエージェン
トのデータテーブルを示す図
【図5】エージェント間通信路確立システムにおけるエ
ージェントの起動からエージェント登録、エージェント
名登録の手順を示す図
【図6】エージェント間通信路確立システムにおけるエ
ージェントの終了から、エージェント登録内容の削除、
エージェント名登録内容の削除の手順を示す図
【図7】エージェント間通信路確立システムにおけるエ
ージェントの移動を説明する図
【図8】エージェント間通信路確立システムにおけるエ
ージェントの移動を説明する図
【図9】エージェント間通信路確立システムにおけるエ
ージェントの移動を説明する図
【図10】エージェント間の通信路が確立する手順を説
明する図
【図11】従来のクライアント/サーバモデルによるプ
ロセス間通信を示す図
【符号の説明】
100 コンピュータネットワーク 101a 〜 101e コンピュータ 110a 〜 110e エージェント起動装置 111 エージェント登録管理装置 112 エージェント名管理装置 120 エージェント 120a1 〜 120a3 エージェント 120b1 エージェント 120c1 〜 120c3 エージェント 120d1 〜 120d2 エージェント 120e1 〜 120e2 エージェント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータ上で自律的に動作するエー
    ジェントと呼ばれるソフトウェアプログラムが、自ら自
    分の名前を決め、そのエージェント名を用いて他のエー
    ジェントと通信し、エージェントがコンピュータネット
    ワーク上を移動しても移動前と同じエージェント名を用
    いて通信することを可能とするエージェント間通信路確
    立方法。
  2. 【請求項2】 エージェントをコンピュータネットワー
    ク上で一意に識別し、エージェントがコンピュータネッ
    トワーク上のどのコンピュータ上で動作しているか常に
    把握することを可能とするエージェント登録管理装置
    と、コンピュータ上にエージェントを起動することを可
    能とし、エージェントの移動及び終了を感知するエージ
    ェント起動装置と、エージェントが他のエージェントと
    通信するためにエージェント名を用いて通信することを
    可能とし、エージェントがネットワーク上で一意なエー
    ジェント名を自ら選んで名乗ることを可能とするエージ
    ェント名管理装置からなることを特徴とするエージェン
    ト間通信路確立システム。
  3. 【請求項3】 エージェントが登録しているエージェン
    ト名を削除することなく終了した場合に、そのエージェ
    ントが登録したエージェント名を自動的に削除すること
    を特徴とする請求項2記載のエージェント間通信路確立
    システム。
  4. 【請求項4】 エージェントが通信しようとした相手先
    のエージェントが起動していない場合、相手先のエージ
    ェントを起動して、その相手先のエージェントと通信す
    ることを可能とする請求項2記載のエージェント間通信
    路確立システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001101146A (ja) * 1999-09-29 2001-04-13 Omron Corp エージェントシステム及び通信方法並びに機器及び記録媒体
JP2010009380A (ja) * 2008-06-27 2010-01-14 Fujitsu Ltd バスシステム
WO2021111710A1 (ja) * 2019-12-06 2021-06-10 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 配送制御装置、配送制御方法及び配送制御プログラム

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