JP2001100614A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001100614A
JP2001100614A JP27858499A JP27858499A JP2001100614A JP 2001100614 A JP2001100614 A JP 2001100614A JP 27858499 A JP27858499 A JP 27858499A JP 27858499 A JP27858499 A JP 27858499A JP 2001100614 A JP2001100614 A JP 2001100614A
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image forming
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forming apparatus
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JP27858499A
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Takayuki Fukutani
隆之 福谷
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Canon Inc
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  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 像担持体の取り付け交差等や環境にかかわら
ず、中間転写体上に転写した画像の副走査方向の位置ず
れを防止して、転写材に色ずれのないカラー画像を得る
ことである。 【解決手段】 中間転写ベルトを回動し、中間転写ベル
トに沿って配置された感光ドラムを含む4色のプロセス
カートリッジにより同時に4色のパターンを形成して、
中間転写ベルトに転写し、パターンセンサで検出するこ
とにより各色のカートリッジの設置間隔を測定する。同
時に位相センサで中間転写ベルトの位相をモニターして
おき、各色のパターンを検出したときの位相TY、T
M、TC、TKを検出すると、中間転写ベルトのどの位
相のときに、各色のパターンの画像書き出し(転写)が
行われるかが分かるので、画像形成時、位相データから
中間転写ベルトの位相がTY、TM、TC、TKに達す
るタイミングで画像形成開始信号を形成し、カートリッ
ジに送信して画像形成を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の像担持体上
に形成した複数色の画像を転写材に重ね合わせて転写す
る前に、一旦中間転写体上に重ね合わせて転写し、その
後、転写材に一括転写して転写材にカラー画像を得る、
中間転写方式の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーの画像形成装置として、中
間転写ベルトに沿って像担持体として感光ドラムを4つ
設置した中間転写方式の装置が知られている。
【0003】これは、4つの感光ドラムに電子写真プロ
セスによりイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4
色のトナー像を形成して、その4色のトナー像を中間転
写ベルト上に重ね合わせて転写し、ついで転写材に一括
転写して、転写材にカラー画像を得るものである。
【0004】近年では、この感光ドラムは、帯電器、現
像器、クリーナ等と組み合わせて、画像形成装置本体に
着脱自在なプロセスカートリッジとして構成し、扱いが
容易な形態とされることがある。
【0005】このような中間転写方式の画像形成装置で
は、同一転写体の同一面上に順次画像を転写するため、
中間転写体上での画像の位置ずれが最終的に転写材での
画像の色ずれにつながる。したがって、各色の感光ドラ
ムやプロセスカートリッジの位置ずれなどを補正した各
色の書き出し位置を、各色のそれぞれのTOP信号(書
き出し信号)により規定して設定し、転写材での副走査
方向の画像の色ずれを抑えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
画像形成装置では、感光ドラムの取り付け交差、プロセ
スカートリッジ化された感光ドラムでは、そのプロセス
カートリッジの取り付け交差により、さらには画像形成
時の環境により、書き出し位置がずれることがあり、中
間転写体上での画像の位置ずれにより、最終的な転写材
上に得られるフルカラー画像に色ずれが発生して、画像
品質の低下を招くことがあった。
【0007】したがって、本発明の目的は、像担持体の
取り付け交差等や環境にかかわらず、中間転写体上に転
写した画像の副走査方向の位置ずれを防止して、転写材
に色ずれのないカラー画像を得ることを可能とした画像
形成装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
中間転写体の回転方向に沿って複数の像担持体を配置
し、前記複数の像担持体に帯電、画像露光および現像を
行って複数色の画像を1色ずつ形成し、前記複数色の画
像を前記中間転写体上に順次重ね合わせて転写し、つい
でその複数色の画像を転写材に一括して転写する画像形
成装置において、前記中間転写体を駆動する駆動源にク
ランク機構を構成するカムを連結し、前記駆動源の駆動
による中間転写体の回転方向上の位相を、前記カムの回
転によるカムの回転方向上の位相として検出し、画像形
成時、前記検出した中間転写体の位相から画像形成開始
位置を決定して、画像形成を行うことを特徴とする画像
形成装置である。本発明によれば、前記複数の像担持体
の各々が、帯電手段、現像手段およびクリーニング手段
のうちの少なくとも1つと組み合わされて、画像形成装
置本体に着脱自在に設置されるプロセスカートリッジに
構成されることができる。
【0009】また、前記複数の像担持体からの複数色の
画像の前記中間転写体への転写位置を前記中間転写体の
位相と相関させることにより、前記画像形成時、前記検
出した中間転写体の位相から前記画像形成開始位置を決
定するようにすることができる。前記中間転写体の1回
転が前記カムのn回転(nは整数)となるように同期さ
せ、前記中間転写体の速度をv、前記カムが1回転する
のに要する時間をtまたは2tとして、前記複数の像担
持体を互いに距離vtの間隔で配置する。あるいは、前
記複数の像担持体に同時に複数色の画像形成して前記中
間転写体に転写し、前記中体に転写された複数色の画像
を検出するとともに、そのときの前記中間転写体の位相
を検出して、前記画像形成時、前記検出された中間転写
体の位相から前記画像形成開始位置を決定するようにす
ることができる。前記中間転写体の1回転が前記カムの
1回転となるように同期させる。
【0010】本発明によれば、前記カムはその中心を回
転中心とする円形カムであり、前記クランク機構は、前
記カムと、カムにその回転中心から偏芯して取り付けた
連接棒と、連接棒に連結されたピストンと、ピストンを
収容したシリンダとからなり、前記シリンダに、前記ピ
ストンの位置から前記カムの位相を検出する位相センサ
を収容した。前記位相センサは、前記ピストンに光を照
射してその反射光を受光することにより前記ピストンの
位置を検知する、前記シリンダ内に収容された光学セン
サである。あるいは、前記位相センサは、前記シリンダ
内に光を照射して、その光の前記ピストンによる遮蔽の
有無を検知することにより前記ピストンの位置を検知す
る、前記シリンダの所定高さの位置の相対する周面に設
けられた光学センサである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0012】実施例1 図1は、本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【0013】本画像形成装置は、駆動ローラを含む複数
のローラに掛け回された矢印方向に回動する中間転写ベ
ルト9を備え、その中間転写ベルト9の上側の軌道に沿
って、複数のプロセスカートリッジYC、MC、CC、
KCが並設されている。各カートリッジYC〜KCは、
感光ドラム4、帯電ローラ3および現像器2、それとド
ラムクリーナおよび廃トナー容器とを組み合わせて、画
像形成装置本体に着脱自在に設置されている。カートリ
ッジYC、MC、CC、KCの現像器2には、それぞれ
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナーが収容
されている。
【0014】各カートリッジYC〜KCの上方にはレー
ザースキャナ1が設置され、このスキャナ1は、半導体
レーザーと多面鏡等とから構成されている。また中間転
写ベルト9の上側の軌道には、各カートリッジYC〜K
Cの感光ドラム4とベルト9を挟んで対向する位置に図
示しない1次転写手段が設置され、また中間転写ベルト
9の下側の軌道には、中間転写ベルト9に接離自在な2
次転写ローラ10が設置されている。2次転写ローラ1
0の左方延長上には定着器11が配置される。
【0015】4色フルカラーの画像形成をするには、ま
ず、各カートリッジYC〜YKの感光ドラム4を回転
し、各感光ドラム4を帯電ローラ3により一様帯電し、
スキャナ1からの各色成分のレーザー光を照射して、感
光ドラム4の表面にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ック用の静電潜像をそれぞれ形成する。ついで各潜像を
それぞれの現像器2により現像してイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラック色のトナー像として可視化し、得
られた各色のトナー像をそれぞれの1次転写手段により
中間転写ベルト9上に重ね合わせて転写する(1次転
写)。
【0016】ついで、中間転写ベルト9上に重畳された
転写された4色のトナー像を、図示しない給送手段によ
り中間転写ベルト9に供給された転写材P(普通は紙)
上に、2次転写ローラ10により一括して転写し(2次
転写)、その後、転写材Pを定着器11に送って加熱お
よび加圧することにより、転写材上にカラー画像を定着
したフルカラーのプリントが得られる。
【0017】さて、本実施例では、画像の色合わせ制御
を行うために、各プロセスカートリッジYC〜KCによ
り中間転写ベルト9上に各色のパターンを形成して、カ
ートリッジYC〜KCの設置位置を、中間転写ベルト9
の回動方向上の位相として検出するようにしており、こ
のため位相検出手段5およびパターンセンサ15を、画
像形成装置本体内の適当な箇所にそれぞれ設置した。
【0018】上記の位相検出手段5は、中間転写ベルト
9を駆動する図示しないモータの出力軸にギア列を介し
て歯合した、中心に回転中心を有する円形カム12と、
このカム12の回転中心から偏芯して一端を取り付けた
連接棒13cと、連接棒13cの他端を連結したピスト
ン13bを収容したシリンダ13aとからなるクランク
機構、およびカム12の回転で上下動するピストン13
bの位置からカム12の回転方向上の位相を検出する、
シリンダ13内に収容した位相センサ14を備えてなっ
ている。
【0019】位相センサ14は光学センサからなり、図
2に示すように、LEDからなる発光素子14aと、P
SD(POSITOIN SENSING DEVIC
E)からなる位置検出素子14bとを備える。位相セン
サ14は、発光素子14aからピストン13bに光を照
射し、その反射光量を位置検出素子14bで受光するこ
とにより、ピストン13aの位置を測定するもので、そ
れからカム12の回転方向上の位相を検出することがで
きる。
【0020】本実施例では、カム12は、中間転写ベル
ト9が1回転すると1回転するように同期がとられてお
り、中間転写ベルト9の回転方向上の位相をカム12の
回転方向上の位相、すなわち位相センサ14の出力(サ
イン波)上の位相として検出することができる。
【0021】本実施例における画像の色合わせ制御につ
いて説明する。まず、中間転写ベルト9を回動し、この
中間転写ベルト9に対して、プロセスカートリッジY
C、MC、CC、KCにより同時にイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックのパターンを形成して転写する。
この各色のパターンは、中間転写ベルト9の回転により
移動してパターンセンサ15(光学センサである)を通
過し、センサ15により検出されて設置間隔が測定され
る。
【0022】このとき同時に、位相センサ14により中
間転写ベルト9の位相をモニターしておき、各色のパタ
ーンを検出したときの位相を検出すれば、中間転写ベル
ト9のどの位相のときに、各色のパターンの画像書き出
し(転写)が行われるかが分かり、したがって感光ドラ
ム4への潜像の書き出し(画像形成開始)のタイミング
が分かる。各色のパターンを検出したときの位相は記憶
手段に格納しておく。
【0023】図3に、パターンセンサの出力と位相セン
サの出力との相関の一例を示す。図3において、TY、
TM、TC、TKは、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像形成開始
タイミングを表している。
【0024】上記のように、各色のパターンを検出した
ときの位相を記憶手段に格納したら、ついで画像形成
時、格納した位相データから中間転写ベルトの位相がそ
れぞれTY、TM、TC、TKに達するタイミングで、
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成開始
信号を形成し、プロセスカートリッジYC、MC、C
C、KCに送信して、感光ドラム4への潜像の書き出し
以下の画像形成を行う。
【0025】これにより、プロセスカートリッジの取り
付け交差等や環境にかかわらず、中間転写ベルト9上に
4色のトナー像を位置ずれなく転写したカラー画像を形
成でき、転写材への転写により転写材に色ずれのないカ
ラー画像を得ることができる。
【0026】実施例2 図4は、本発明の画像形成装置の他の一実施例を示す概
略構成図である。本実施例では、画像の色合わせ制御
に、中間転写ベルト9上にパターンを形成して検出する
ことを行わないので、パターンセンサを有していない。
【0027】位相検出手段5のカム16は、実施例1と
同様、中間転写ベルト9を駆動するモータに同期して、
モータの速度(周速度)vと同速度vで回転させてい
る。中間転写ベルト9の速度はvである。本実施例で
は、このカム16は、中間転写ベルト9が1回転する間
にn回転(nは整数)する円周を有している。またカム
16は、1色目のイエロー(Y)の書き出し位置で、連
接棒13cの連結位置が最上点になるように設定されて
いる。
【0028】また、プロセスカートリッジYC、MC、
CC、KCは、カム16が半回転する時間をtとして、
距離vtの間隔で設置されている。カム16が半回転す
ると、中間転写ベルト9は左方に距離vtだけ進む。し
たがって、中間転写ベルト9上の画像の先端は、カム1
6が半回転するたびに、(Y)の書き出し位置(転写位
置)から、図5に示すように、マゼンタ(M)、シアン
(C)、ブラック(K)の書き出し位置へ進行して行
く。
【0029】このとき、カム16はイエローで最上点に
来るように設置されているので、イエローおよびシアン
ではカム16の最上点、マゼンタおよびブラックではカ
ム16の最下点となる。このため位相センサ14の出力
は、図5に示すように、イエローおよびシアンの書き出
し位置で最小、マゼンタおよびブラックの書き出し位置
で最大となる。
【0030】したがって、本実施例では、イエロー画像
の書き出し位置より位相センサ14の出力の最大、最小
をモニターし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の画像形成開始信号を形成して、各プロセスカートリッ
ジYC、MC、CC、KCでの感光ドラム4への潜像の
書き出し以下の画像形成を行う。
【0031】これにより、中間転写ベルト9上に4色の
トナー像を位置ずれなく転写したカラー画像を形成で
き、転写材への転写により転写材に色ずれのないカラー
画像を得ることができる。
【0032】実施例3 図6は、本発明のさらに他の一実施例における画像形成
装置を示す概略構成図で、プロセスカートリッジYC、
MC、CC、KC等の画像形成手段その他は、これまで
の実施例と同じであるので、プロセスカートリッジを略
して示した他は省略してある。本実施例でも、実施例2
と同様、画像の色合わせ制御に、中間転写ベルト9上に
パターンを形成して検出することを行わないので、パタ
ーンセンサを有していない。
【0033】本実施例において、図6に示す位相検出手
段5のカム17は、中間転写ベルト9を駆動するモータ
に同期して、モータの速度(周速度)vと同速度vで回
転させている。中間転写ベルト9の速度はvである。こ
のカム17は、中間転写ベルト9が1回転する間にm回
転(mは整数)する円周を有している。またカム17
は、1色目のイエロー(Y)の書き出し位置で、連接棒
13cの連結位置が最下点になるように設定されてい
る。
【0034】プロセスカートリッジYC、MC、CC、
KCは、カム17が1回転する時間をtとして、距離v
tの間隔で設置されている。カム17が1回転すると、
中間転写ベルト9は左方に距離vtだけ進み、中間転写
ベルト9上の画像の先端は、カム17が1回転するたび
に、イエロー(Y)の書き出し位置(転写位置)から、
図7に示すように、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(K)の書き出し位置へ進行して行く。
【0035】このとき、カム17はイエローで最下点に
来るように設置されているので、イエロー、マゼンタ、
シアンおよびブラックの全てでカム17の最下点とな
る。このため位相センサ14の出力は、図7に示すよう
に、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの全て
の書き出し位置で位置で最大となる。
【0036】したがって、本実施例によれば、イエロー
画像の書き出し位置より位相センサ14の出力の最大を
モニターし、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの
画像形成開始信号を形成して、各プロセスカートリッジ
YC、MC、CC、KCでの感光ドラム4への潜像の書
き出し以下の画像形成を行えば、中間転写ベルト9上に
4色のトナー像を位置ずれなく転写したカラー画像を形
成でき、転写材への転写により転写材に色ずれのないカ
ラー画像を得ることができる。
【0037】実施例4 図8は、本発明のさらに他の一実施例における画像形成
装置を示す概略構成図である。実施例3のときと同様、
プロセスカートリッジYC、MC、CC、KCを略して
示した他は省略してある。本実施例でも、画像の色合わ
せ制御に、中間転写ベルト9上にパターンを形成して検
出することを行わないので、パターンセンサを有してい
ない。
【0038】本実施例では、位相検出手段5は、図8に
示すように、位相センサを発光素子であるLED18と
受光素子であるフォトダイオード19とで構成した。器
の位相センサは、ピストン13bを収容したシリンダ1
3aの周面の相対する位置に穴21を空けて、その一方
の外側にLED18を、他方の外側にフォトダイオード
19を設置して、LED18から照射した光をフォトダ
イオード19で受光するようにして使用した。フォトダ
イオード19の出力は5Vに設定しておく。
【0039】位相検出手段5のカム20は、実施例3と
同様、中間転写ベルト9を駆動するモータに同期して、
モータの速度(周速度)vと同速度vで回転させてお
り、中間転写ベルト9が1回転する間にm回転(mは整
数)する円周を有する。またカム20は、1色目のイエ
ロー(Y)の書き出し位置で、連接棒13cの連結位置
が最下点になるように設定されている。
【0040】同様に、プロセスカートリッジYC、M
C、CC、KCは、カム20が1回転する時間をtとし
て、距離vtの間隔で設置されており、カム20が1回
転すると、中間転写ベルト9は左方に距離vtだけ進
み、中間転写ベルト9上の画像の先端は、カム17が1
回転するたびに、イエロー(Y)の書き出し位置(転写
位置)から、図9に示すように、マゼンタ(M)、シア
ン(C)、ブラック(K)の書き出し位置へ進行して行
く。
【0041】このとき、カム20はイエローで最下点に
来るように設置されているので、イエロー、マゼンタ、
シアンおよびブラックの全てでカム20の最下点とな
る。カム20が最下点にきたときにピストン13bが下
がって、LED18からの光を遮るので、フォトダイオ
ード19への光の入射がなく、図9に示すように、フォ
トダイオード19の出力がLOWからHIGH(5V)
となる。すなわち、イエロー、マゼンタ、シアンおよび
ブラックの全ての書き出し位置で、フォトダイオード1
9のHIGHになる。
【0042】したがって、イエロー画像の書き出し位置
よりフォトダイオード19の出力をモニターし、出力が
HIGHのタイミングでイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの画像形成開始信号を形成して、各プロセスカ
ートリッジYC、MC、CC、KCでの感光ドラム4へ
の潜像の書き出し以下の画像形成を行えば、中間転写ベ
ルト9上に4色のトナー像を位置ずれなく転写したカラ
ー画像を形成でき、転写材への転写により転写材に色ず
れのないカラー画像を得ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中間転写体を駆動する駆動源にクランク機構を構成する
カムを連結し、駆動源の駆動による中間転写体の回転方
向上の位相を、カムの回転によるカムの回転方向上の位
相として検出して、中間転写体の位相をモニターし、画
像形成時、位相データから画像形成開始位置を決定して
画像形成を行うので、感光ドラムの取り付け交差等や環
境にかかわらず、中間転写体上に転写した画像の位置ず
れを防止して、転写材に色ずれのないカラー画像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置の一実施例を示す概略構
成図である。
【図2】図1の画像形成装置の設置した画像の色合わせ
制御に使用する位相検出手段に組み込んだ位相センサを
示す説明図である。
【図3】図1の実施例における画像の色合わせ制御での
パターンセンサ出力と位相センサ出力の相関を示す図で
ある。
【図4】本発明の画像形成装置の他の一実施例を示す概
略構成図である。
【図5】図4の実施例における画像の色合わせ制御での
画像書き出し位置と位相センサ出力の相関を示す図であ
る。
【図6】本発明の画像形成装置の他の一実施例を示す概
略構成図である。
【図7】図6の実施例における画像の色合わせ制御での
画像書き出し位置と位相センサ出力の相関を示す図であ
る。
【図8】本発明の画像形成装置の他の一実施例を示す概
略構成図である。
【図9】図8の実施例における画像の色合わせ制御での
画像書き出し位置と位相センサ出力の相関を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザースキャナ 3 帯電ローラ 4 感光ドラム 5 位相検出手段 9 中間転写ベルト 12、16、17、20 カム 13a シリンダ 13b ピストン 13c 連接棒 14 位相センサ 15 パターンセンサ 18 LED 19 フォトダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA21 DE02 DE07 EB04 ED06 ED24 EE02 EE04 EF09 2H030 AA01 AB02 AD05 AD17 BB02 BB42 BB56 2H032 AA05 AA15 BA09 BA23 CA02 CA12 2H071 BA04 BA13 DA06 DA08 DA09 DA13 DA15 DA26 DA31

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中間転写体の回転方向に沿って複数の像
    担持体を配置し、前記複数の像担持体に帯電、画像露光
    および現像を行って複数色の画像を1色ずつ形成し、前
    記複数色の画像を前記中間転写体上に順次重ね合わせて
    転写し、ついでその複数色の画像を転写材に一括して転
    写する画像形成装置において、 前記中間転写体を駆動する駆動源にクランク機構を構成
    するカムを連結し、前記駆動源の駆動による中間転写体
    の回転方向上の位相を、前記カムの回転によるカムの回
    転方向上の位相として検出し、画像形成時、前記検出し
    た中間転写体の位相から画像形成開始位置を決定して、
    画像形成を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の像担持体からの複数色の画像
    の前記中間転写体への転写位置を前記中間転写体の位相
    と相関させることにより、前記画像形成時、前記検出し
    た中間転写体の位相から前記画像形成開始位置を決定す
    る請求項1の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間転写体の1回転が前記カムのn
    回転(nは整数)となるように同期させ、前記中間転写
    体の速度をv、前記カムが1回転するのに要する時間を
    tまたは2tとして、前記複数の像担持体を互いに距離
    vtの間隔で配置した請求項2の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の像担持体に同時に複数色の画
    像形成して前記中間転写体に転写し、前記中体に転写さ
    れた複数色の画像を検出するとともに、そのときの前記
    中間転写体の位相を検出して、前記画像形成時、前記検
    出された中間転写体の位相から前記画像形成開始位置を
    決定する請求項1の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記中間転写体の1回転が前記カムの1
    回転となるように同期させた請求項4の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記カムはその中心を回転中心とする円
    形カムであり、前記クランク機構は、前記カムと、カム
    にその回転中心から偏芯して取り付けた連接棒と、連接
    棒に連結されたピストンと、ピストンを収容したシリン
    ダとからなり、前記シリンダに、前記ピストンの位置か
    ら前記カムの位相を検出する位相センサを収容した請求
    項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記位相センサは、前記ピストンに光を
    照射してその反射光を受光することにより前記ピストン
    の位置を検知する、前記シリンダ内に収容された光学セ
    ンサである請求項6の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記位相センサは、前記シリンダ内に光
    を照射して、その光の前記ピストンによる遮蔽の有無を
    検知することにより前記ピストンの位置を検知する、前
    記シリンダの所定高さの位置の相対する周面に設けられ
    た光学センサである請求項6の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の像担持体の各々が、帯電手
    段、現像手段およびクリーニング手段のうちの少なくと
    も1つと組み合わされて、画像形成装置本体に着脱自在
    に設置されるプロセスカートリッジに構成された請求項
    1〜8のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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