JP2001099934A - 露出時間管理システム - Google Patents

露出時間管理システム

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JP2001099934A
JP2001099934A JP27446799A JP27446799A JP2001099934A JP 2001099934 A JP2001099934 A JP 2001099934A JP 27446799 A JP27446799 A JP 27446799A JP 27446799 A JP27446799 A JP 27446799A JP 2001099934 A JP2001099934 A JP 2001099934A
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JP27446799A
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Takashi Kaneko
孝史 金子
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オートラジオグラフィの露出装置に用いられ
る露出時間管理システムであって、露出終了予定時刻を
確実に管理する。 【解決手段】 露出時間等を入力する時間入力手段20
と、計時手段30と、時間入力手段20に入力された時
間等に基づいて露出終了予定時刻を求め、求められた露
出終了予定時刻に到達したか否かを計時手段30により
計時された時刻を参照して監視する露出終了時刻監視手
段40と、露出終了時刻監視手段40による監視の結
果、計時された時刻が露出終了予定時刻に到達したと
き、露出終了予定時刻に到達したことを表示するCRT
50とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は露出時間管理システ
ムに関し、詳細には、放射性物質が分布してなる試料を
記録媒体に密着露出して、放射性物質の分布を記録する
露出装置に使用される露出時間管理システムに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】放射線が照射されると放射線のエネルギ
を吸収して、この放射線エネルギを蓄積記録し、その後
に特定の波長域の励起光を用いて励起すると、蓄積記録
された放射線エネルギ量に応じた光量の輝尽発光光を発
する特性を有する輝尽性蛍光体が知られており、この輝
尽性蛍光体を放射線検出材料として用いて、被写体を透
過した放射線のエネルギを、蓄積性蛍光体シートに形成
された輝尽性蛍光体層に含まれる輝尽性蛍光体に、蓄積
記録し、しかる後に励起光により輝尽性蛍光体層を走査
して輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から放出され
た輝尽発光光を光電的に検出して、デジタル画像信号を
生成し、このデジタル画像信号に適当な信号処理を施し
て、CRTなどの表示手段あるいは写真フイルムなどの
記録材料上に、放射線画像を生成するように構成された
放射線画像記録再生システムが知られている(特開昭55
-12429号、同56-11395号、同56-11397号等)。
【0003】また薬物動態分野において、放射性物質で
標識された薬剤を生物体に投与して当該薬剤が生物体内
で代謝され分布した後に、その生物体あるいはその生物
体の組織の一部を試料とし、この試料を上述した蓄積性
蛍光体シートと一定時間密着させることにより、蓄積性
蛍光体シートに、試料の密着面における放射性物質の分
布像を露出させ、しかる後に励起光を蓄積性蛍光体シー
トに走査して輝尽性蛍光体を励起し、輝尽性蛍光体から
放出された輝尽発光光を光電的に読み取ってデジタル画
像信号を生成し、この画像信号に信号処理を施してCR
Tなどの表示手段上あるいは写真フイルムなどの記録材
料上に、画像を生成するように構成されたオートラジオ
グラフィシステムが知られている(特公平1-60784 号、
特公平1-60782 号、特公平4-3952号等)。
【0004】このオートラジオグラフィシステムにおい
ては、試料を密着露出させる記録媒体として蓄積性蛍光
体シートだけでなく、放射線フイルムなどを用いること
もできる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記オートラ
ジオグラフィシステムにおいて、試料を記録媒体に密着
露出させる時間は数時間程度から数日に亘るものなど、
薬剤の種類やその実験の目的等に応じて異なり、その露
出時間の管理は、記録媒体にその露出終了予定時刻(日
時)を記載したメモ用紙を貼り付けて個別に行われ、ま
たは所定の管理ノートに記載して行われているのが実状
である。
【0006】しかし、このように単にメモ用紙を貼り付
けただけでは、メモ用紙が記録媒体から脱落して紛失し
終了時刻不詳になったり、露出時間を管理する管理者等
が終了時刻を忘れてしまう場合があり、露出作業を最初
からやり直さなければならない事態が生じるおそれがあ
った。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、露出終了予定時刻を確実に管理することができ
る、オートラジオグラフィの露出装置に用いられる露出
時間管理システムを提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の露出時間管理シ
ステムは、時間入力手段に入力された露出開始時刻と露
出時間等に基づいて、計時手段による計時時刻を参照し
て、露出終了時刻監視手段により露出終了予定時刻を監
視し、露出終了予定時刻に到達したとき、これを報知手
段によって報知することにより、露出終了予定時刻の管
理を確実化したものである。
【0009】すなわち本発明の露出時間管理システム
は、放射性物質が分布してなる試料を所定時間だけ記録
媒体に密着露出して、前記記録媒体に前記放射性物質の
分布を記録する露出装置に使用される露出時間管理シス
テムにおいて、前記所定時間、露出開始時刻と前記所定
時間、または前記所定時間に対応する露出終了予定時刻
を入力する時間入力手段と、計時手段と、前記時間入力
手段に入力された時間および/または時刻に基づいて前
記露出終了予定時刻を求め、該求められた露出終了予定
時刻に到達したか否かを前記計時手段により計時された
時刻を参照して監視する露出終了時刻監視手段と、前記
露出終了時刻監視手段による監視の結果、前記計時され
た時刻が前記露出終了予定時刻に到達したとき、前記露
出終了予定時刻に到達したことを報知する報知手段とを
備えたことを特徴とするものである。
【0010】ここで記録媒体としては、例えば放射線フ
イルムまたは蓄積性蛍光体シート等を適用することがで
きる。
【0011】露出終了時刻監視手段による露出終了予定
時刻の求め方は、例えば (i)露出に要する所定時間のみ
が時間入力手段に入力された場合には、その入力された
瞬間における時刻を露出開始時刻として設定し、この設
定された露出開始時刻に、入力された所定時間を加算し
て得られた時刻を露出終了予定時刻として求め、(ii)露
出開始時刻および露出に要する所定時間が時間入力手段
に入力された場合には、その入力された露出開始時刻
に、入力された所定時間を加算して得られた時刻を露出
終了予定時刻として求め、 (iii)露出終了予定時刻のみ
が時間入力手段に入力された場合には、その入力された
露出終了予定時刻をそのまま露出終了予定時刻として求
めればよい。
【0012】なお時間入力手段は、(iv)露出開始時刻と
露出終了予定時刻との2つ、または(v)露出開始時刻と
露出に要する所定時間と露出終了予定時刻との3つ、が
入力されるものであってもよいが、露出終了時刻監視手
段は、(iv)の場合は入力された露出終了予定時刻をその
まま露出終了予定時刻とし、 (v)の場合は入力された露
出開始時刻と露出に要する所定時間とによって露出終了
予定時刻を求め、若しくは入力された露出終了予定時刻
をそのまま露出終了予定時刻としてもよい。 (v)の場合
には入力者の計算ミスにより、露出開始時刻と露出に要
する所定時間とによって求められた露出終了予定時刻
と、入力された露出終了予定時刻とが一致しないという
矛盾が生じるのを防止するためである。
【0013】露出終了時刻監視手段は、露出終了予定時
刻に到達したか否かを監視するが、ここで露出終了予定
時刻は、真の露出終了予定時刻のみならず、真の露出終
了予定時刻以前の所定時刻(例えば真の露出終了予定時
刻の20〜5分前の時刻等)であってもよい。露出の終
了操作にこの20〜5分間程度の時間を要する場合もあ
り、この終了操作に要する時間だけ露出時間が延長され
るのを防止することができるからである。したがって、
報知手段も、真の露出終了時刻に到達したときのみなら
ず、さらに真の露出終了時刻以前の所定時刻にも、この
所定時刻に到達したことを報知するようにしてもよい。
また真の露出終了予定時刻の1分前の時刻から真の露出
終了予定時刻までの残り時間を順次カウントダウンする
ようにしてもよい。
【0014】報知手段としては、例えば露出終了予定時
刻に到達した旨を画面に表示させて視覚的に報知する表
示手段や、音など聴覚的に報知する発音手段等を適用す
ることができる。これらの報知手段はネットワークを介
して、複数設けられていてもよく、異なる複数の設置場
所にそれぞれネットワークを介して設けることによっ
て、露出時間の管理者が常に単一の場所で待機する必要
がなく、作業効率を向上させることができる。
【0015】本発明の露出時間管理システムは、時間入
力手段に入力された時間および/または時刻に基づい
て、露出に要する所定時間(露出時間)を求める露出時
間算出手段と、求められた所定時間を記録媒体に対応付
けて所定の記憶媒体に記録する露出時間記録手段とをさ
らに備えた構成とするのがより好ましい。このように各
記録媒体ごとに露出時間を対応づけて、HD(ハードデ
ィスク)やFD(フロッピーディスク)等の記憶媒体に
記録することにより、露出時間の履歴管理を適正に行う
ことができるからである。
【0016】ここで露出時間算出手段による露出時間の
算出は、例えば (i)露出に要する所定時間のみが時間入
力手段に入力された場合および(ii)露出開始時刻および
露出に要する所定時間が時間入力手段に入力された場合
には、その入力された所定時間を露出時間とし、 (iii)
露出終了予定時刻のみが時間入力手段に入力された場合
には、その入力された瞬間における時刻を露出開始時刻
として設定し、入力された露出終了予定時刻から、設定
された露出開始時刻を減算して得られた時間を露出時間
として求めればよい。
【0017】なお時間入力手段に、(iv)露出開始時刻と
露出終了予定時刻との2つが入力された場合には、その
入力された露出終了予定時刻から、入力された露出開始
時刻を減算して得られた時間を露出時間として求めれば
よく、 (v)露出開始時刻と露出に要する所定時間と露出
終了予定時刻との3つが入力された場合には、入力され
た露出開始時刻と露出終了予定時刻のみによって露出時
間を算出してもよいし、入力された露出に要する所定時
間をそのまま露出時間としてもよい。
【0018】露出装置において密着露出される記録媒体
が2以上ある場合は、各記録媒体についての露出終了予
定時刻が互いに少なくとも一定時間離れるように、後か
ら時間入力手段に時間および/または時刻が入力された
記録媒体についての該時間入力手段への入力の際に警告
を発する警告手段をさらに備えたものとするのが好まし
い。露出終了後は、記録媒体に励起光を走査してこの記
録媒体から画像の読取りが行なわれるが、この読取り作
業は露出終了後可及的速やかに行う必要があり、複数の
記録媒体についての露出終了時間がほぼ一致すると、複
数の読取装置を有していない限り、1つの記録媒体以外
の他の記録媒体についての読取り作業は待機せざるを得
ず、この待ち時間の間に記録媒体から蓄積エネルギが散
逸したり、環境中の放射線エネルギが記録媒体に新たに
蓄積されて、精度のよい分布画像を得るのが困難となる
が、露出終了予定時刻が一定時間以上離れていない場合
に警告手段により警告を発することによって、露出開始
時刻を遅らせるなどの適切な措置を執ることができるか
らである。
【0019】このような警告手段としては、画面上にそ
の旨を表示する表示手段などを適用することができ、こ
の場合、上述した報知手段としての表示手段と共用する
ものであってもよい。
【0020】なお上記一定の時間とは具体的には、記録
媒体に記録された放射性物質の分布を表す画像を読み取
るのに必要な時間を意味するものであるが、この読取り
のために必要な準備時間や読取り後の退却時間、さらに
は読取装置と一体的に画像解析装置が設けられている場
合には、この解析装置の使用時間(占有時間)などを含
むものであってもよい。
【0021】また記録媒体はそれぞれ、各記録媒体のそ
れぞれを一義的に特定する記録媒体識別標識が備えられ
ていることが好ましい。上述した露出時間の履歴管理を
行う上で便利だからである。このような記録媒体識別標
識としては例えば、互いに異なる標識を表したバーコー
ドなどを適用することができる。
【0022】
【発明の効果】本発明の露出時間管理システムによれ
ば、時間入力手段に入力された露出時間等に基づいて、
計時手段による計時時刻を参照して、露出終了時刻監視
手段が露出終了予定時刻を求め、この求められた露出終
了予定時刻に達したか否かを計時手段を参照して監視す
るとともに、露出終了予定時刻に到達したときは、報知
手段がその旨を報知するため、記録媒体に貼付されたメ
モ用紙や露出時間の管理者の記憶に頼ることなく露出終
了予定時刻を管理することができ、作業の確実化を図る
ことができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の露出時間管理シス
テムの具体的な実施の形態について図面を用いて詳細に
説明する。
【0024】図1は、本発明の露出時間管理システムの
一実施形態の構成を示す図である。図示の露出時間管理
システムは、図2に示すように放射性物質が分布してな
る試料10の表面10aを上向きにして配置し、この表
面10aに蓄積性蛍光体シート100を、その蛍光体層
面(支持体とは反対の面)側が密着するように所定時間
tだけ密着させることにより、この蓄積性蛍光体シート
100に試料10の放射性物質の分布を記録する露出装
置に使用される露出時間管理システムであって、上記所
定時間t、露出開始時刻Tsと上記所定時間t、または
上記所定時間tに対応する露出終了予定時刻Tfを入力
する時間入力手段20と、計時手段30と、時間入力手
段20に入力された時間および/または時刻に基づいて
露出終了予定時刻Tf′を求め、求められた露出終了予
定時刻Tf′に到達したか否かを計時手段30により計
時された時刻Tを参照して監視する露出終了時刻監視手
段40と、露出終了時刻監視手段40による監視の結
果、計時された時刻Tが露出終了予定時刻Tf′に到達
したとき、露出終了予定時刻Tf′に到達したことを報
知する報知手段としてのCRT50と、複数の蓄積性蛍
光体シート100についての露出終了予定時刻が互いに
少なくとも一定時間離れるように、後から時間入力手段
20に時間および/または時刻が入力された蓄積性蛍光
体シートについての時間入力手段20への入力の際にC
RT50に警告を表示させる警告手段60と、キーボー
ド20に入力された時間および/または時刻に基づいて
所定時間tを求める露出時間算出手段70と、この求め
られた所定時間tを各蓄積性蛍光体シート100に対応
付けてHD(ハードディスク)80に記録する露出時間
記録手段90とを備えた構成である。
【0025】ここで各蓄積性蛍光体シート100にはそ
れぞれを特定する標識(番号等)を表すバーコードがそ
の支持体面側に付与されており、時間入力手段20に
は、上述した露出時間等とバーコードが表す標識とが対
応づけられて入力され、露出時間監視手段40は各蓄積
性蛍光体シート100についての露出終了時刻の監視
を、その標識に対応づけて監視する。
【0026】同様に露出時間算出手段70および露出時
間記録手段90も、このバーコードに表された標識と当
該バーコードにより特定される蓄積性蛍光体シート10
0についての露出時間とを対応づけてそれぞれ算出、記
録を行うものである。
【0027】試料10は、放射性物質で標識された薬剤
を生物体に投与して当該薬剤が生物体内で代謝され分布
した後のその生物体の組織の一部であり、蓄積性蛍光体
シート100に密着される表面10aには放射性物質で
標識された薬剤やその代謝物質が分布し、放射性物質が
分布する表面10aが蓄積性蛍光体シート100に密着
されることにより、その放射性物質がシート100を露
出し、シート100には放射性物質の分布像Pが蓄積記
録される。
【0028】ここで、シート100に蓄積記録される放
射性物質による放射線エネルギは、試料10を密着露出
している時間に依存するため、その露出時間の管理が非
常に重要となる。
【0029】以下、本実施形態の露出時間管理システム
の作用について説明する。
【0030】まず特定の標識を表すバーコードが付与さ
れた蓄積性蛍光体シート100に試料10を密着露出さ
せる露出装置に、これらシート100と試料10とを搬
入する前に、オペレータが露出開始時刻Tsと露出時間
tとを、バーコードが表す標識と対応づけて、時間入力
手段20に入力する。ここで、露出開始時刻Tsとは、
露出を開始しようとする将来の時刻、すなわち露出装置
にシート100と試料10とを搬入しようとする将来の
時刻を意味するものである。
【0031】時間入力手段20に入力された露出開始時
刻Ts、露出時間tおよび標識は露出時間監視手段40
に入力され、露出時間監視手段40は、時間入力手段2
0に入力された時間tおよび時刻Tsに基づいて露出終
了予定時刻Tf′を求める。すなわち露出時間監視手段
40は、露出開始時刻Tsに露出時間tを単純に加算す
ることによって、標識ごと、すなわちシート100ごと
の露出終了予定時刻Tf′を求める。
【0032】そして露出時間監視手段40は、求められ
た露出終了予定時刻Tf′に到達したか否かを、計時手
段30により計時された時刻Tを参照して監視し、露出
終了予定時刻Tf′に到達したときは、露出終了予定時
刻Tf′に到達した旨の表示をシート100ごとにCR
T50に表示させる。
【0033】このような表示としては、例えば「標識*
**のシートの露出終了時刻になりました」等の文言の
表示である。なお、複数のCRT50がネットワークを
介してそれぞれ互いに異なる複数の場所に設置されてい
るものであってもよく、このような複数のCRT50を
備えた構成の露出時間管理システムにおいては、全ての
CRT50に同一の表示を行うのが好ましい。
【0034】このように、CRT50に露出終了予定時
刻Tf′に到達したことが表示されるため、オペレータ
に対して、特定の標識のシート100と試料10とを露
出装置から搬出して露出終了の操作を行わせることを確
実に促すことができ、オペレータの記憶に頼ることなく
確実に露出時間を管理することができる。
【0035】さらに露出終了時刻Tf′に到達した後
に、入力された露出開始時刻Ts、露出時間tおよび算
出された露出終了予定時刻Tf′が標識に対応づけられ
て、露出時間監視手段40から露出時間算出手段70に
入力され、露出時間算出手段70は露出時間t′を算出
する。本実施形態においては露出時間tが時間入力手段
20に直接入力されているため、露出時間算出手段70
は、この入力された露出時間tをそのまま露出時間t′
とするが、時間入力手段20に露出時間tが直接入力さ
れず、例えば露出開始時刻Tsと露出終了予定時刻T
f′とが入力された場合には、この入力された露出終了
予定時刻Tf′から露出開始時刻Tsを減算する処理を
行って、得られた時間(Tf′−Ts)を露出時間t′
とする。
【0036】露出時間算出手段70により算出された露
出時間t′はシート100固有の標識と対応づけられて
露出時間記録手段90に入力され、露出時間記録手段9
0は、入力された標識とともに算出された露出時間t′
をHD80に記録する。
【0037】このように、シート100を特定する標識
と露出時間t′とを対応づけて記憶媒体であるHD80
に記録することにより、後に、この記録された情報を読
み出すことによって、シート100ごとの露出時間の履
歴を的確に把握することができ、確実な履歴管理を行う
ことができる。
【0038】さらに本実施形態の露出時間管理システム
には、複数のシート100についての露出開始時間等が
入力されるが、後から入力されたシート100′につい
ての、露出時間監視手段40により求められた露出終了
予定時刻Tf′が、そのシート100′より以前に入力
されたシート100についての露出終了予定時刻と一定
時間離れていない場合には、警告手段60が、CRT5
0にその旨を表示して、露出終了予定時刻が以前のシー
ト100についての露出終了予定時刻Tf′と一定時間
離れた時刻となるように警告する。
【0039】このような表示としては、例えば「入力さ
れた標識***のシート(今回入力)についての露出終
了予定時刻は、既に標識***のシートによって予約さ
れています。一定時間(例えば15〜20分間程度)離
れた時間となるように入力し直して下さい。」等の文言
の表示である。
【0040】このように、露出時間の管理の対象となる
シート100が2以上ある場合は、各記録媒体について
の露出終了予定時刻が互いに少なくとも一定時間離れる
ように警告することにより、露出終了時刻が複数のシー
ト間で一致することがないため、露出終了後に各シート
100から放射線の分布像Pを読み取るための読取装置
が1つしか存在しない場合にも、この読取装置によって
読取りが行われる唯一つのシート以外のシートが、読取
り待ちとなることがなく、読取り待ちの期間中に、シー
トに蓄積されたエネルギが散逸したり、環境中の放射線
エネルギがシートに新たに蓄積されるのを事前に防止す
ることができ、精度のよい分布画像を得ることが可能と
なる。
【0041】なお上記一定時間とは具体的には、シート
に記録された放射性物質の分布を表す画像を画像読取装
置によって読み取るのに必要な時間、その準備作業およ
び読取後の退却などに要する時間、さらには読取装置と
一体的に画像解析装置が設けられている場合には、この
解析装置の使用時間(占有時間)を加えた時間などであ
り、例えば15〜20分間程度である。
【0042】また露出終了時刻監視手段40は、露出終
了予定時刻に到達したか否かを監視するが、ここで露出
終了予定時刻は、真の露出終了予定時刻Tf′のみなら
ず、真の露出終了予定時刻Tf′以前の所定時刻(例え
ば真の露出終了予定時刻Tf′の20〜5分前の時刻
等)Tf″であってもよい。露出の終了操作にこの20
〜5分間程度の時間を要する場合もあり、この終了操作
に要する時間だけ露出時間が延長されるのを防止する上
で有効だからである。したがって、報知手段としてのC
RT50も、真の露出終了時刻Tf′に到達したときの
みならず、さらに真の露出終了時刻Tf′以前の所定時
刻Tf″にも、この所定時刻Tf″に到達したことを報
知する表示を行うものとするのが好ましい。そのような
表示としては、例えば「標識***のシートの露出終了
○○分前です。露出終了操作の準備をして下さい。」等
である。
【0043】さらに、真の露出終了予定時刻Tf′の1
分前程度の時刻から真の露出終了予定時刻Tf′までの
残り時間を順次カウントダウン表示するのも好ましい態
様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の露出時間管理システムの一実施形態を
示す図
【図2】本発明の露出時間管理システムの対象となる蓄
積性蛍光体シートと試料との密着露出を示す図
【符号の説明】
10 試料 10a 密着面 20 時間入力手段 30 計時手段 40 露出時間監視手段 50 CRT 60 警告手段 70 露出時間算出手段 80 ハードディスク(HD) 90 露出時間記録手段 100 蓄積性蛍光体シート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射性物質が分布してなる試料を所定時
    間だけ記録媒体に密着露出して、前記記録媒体に前記放
    射性物質の分布を記録する露出装置に使用される露出時
    間管理システムにおいて、 前記所定時間、露出開始時刻と前記所定時間、または前
    記所定時間に対応する露出終了予定時刻を入力する時間
    入力手段と、計時手段と、前記時間入力手段に入力され
    た時間および/または時刻に基づいて前記露出終了予定
    時刻を求め、該求められた露出終了予定時刻に到達した
    か否かを前記計時手段により計時された時刻を参照して
    監視する露出終了時刻監視手段と、前記露出終了時刻監
    視手段による監視の結果、前記計時された時刻が前記露
    出終了予定時刻に到達したとき、前記露出終了予定時刻
    に到達したことを報知する報知手段とを備えたことを特
    徴とする露出時間管理システム。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体が、放射線フイルムまたは
    蓄積性蛍光体シートであることを特徴とする請求項1記
    載の露出時間管理システム。
  3. 【請求項3】 前記時間入力手段に入力された時間およ
    び/または時刻に基づいて前記所定時間を求める露出時
    間算出手段と、該求められた所定時間を前記記録媒体に
    対応付けて所定の記憶媒体に記録する露出時間記録手段
    とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の露
    出時間管理システム。
  4. 【請求項4】 前記露出装置において密着露出される前
    記記録媒体が2以上有る場合に、各記録媒体についての
    前記露出終了予定時刻が互いに少なくとも一定時間離れ
    るように、後から前記時間入力手段に時間および/また
    は時刻が入力された記録媒体についての該時間入力手段
    への入力の際に警告を発する警告手段をさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1から3のうちいずれか1項に記
    載の露出時間管理システム。
  5. 【請求項5】 前記警告手段が、前記警告を表示する表
    示手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の露出時
    間管理システム。
  6. 【請求項6】 前記一定の時間が、前記記録媒体に記録
    された前記放射性物質の分布を表す画像を読み取るのに
    必要な時間であることを特徴とする請求項4または5記
    載の露出時間管理システム。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体のそれぞれに、該各記録媒
    体のそれぞれを一義的に特定する記録媒体識別標識が備
    えられていることを特徴とする請求項1から6のうちい
    ずれか1項に記載の露出時間管理システム。
  8. 【請求項8】 前記記録媒体識別標識が、互いに異なる
    標識を表したバーコードであることを特徴とする請求項
    7記載の露出時間管理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015155926A (ja) * 2015-06-04 2015-08-27 株式会社島津製作所 食品放射能スクリーニング検査装置
JP5913706B1 (ja) * 2015-08-28 2016-04-27 株式会社日立パワーソリューションズ 放射能測定管理装置

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