JP2001099782A - 果実等の撮像装置 - Google Patents

果実等の撮像装置

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JP2001099782A
JP2001099782A JP27544299A JP27544299A JP2001099782A JP 2001099782 A JP2001099782 A JP 2001099782A JP 27544299 A JP27544299 A JP 27544299A JP 27544299 A JP27544299 A JP 27544299A JP 2001099782 A JP2001099782 A JP 2001099782A
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fruit
imaging
reflecting
color
imaging means
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JP27544299A
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Akira Tanaka
瑛 田中
Hitoshi Fujino
仁志 藤野
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】果実の撮像装置の改良。 【解決手段】搬送中の果実1が第1撮像手段8の撮像位
置に来ると、果実1は蛍光灯によりその底部を除く全体
に照射されて、第1撮像手段8により、果実1の上面部
を直接の反射光により撮像され、左・右側面部は左・右
反射鏡9,9を経由した反射光により撮像され、3面部
が撮像される。また、前記撮像位置では、第2撮像手段
11により、果実1の右斜め後面部を直接の反射光で撮
像され、左斜め前部反射鏡12からの反射光により果実
1の左斜め前面部が撮像され、2面が撮像される。しか
して、果実1の5面部が撮像される。中継反射鏡を省略
して、果実1の5面部を直接の反射光及び単一の反射鏡
を経由した反射光により撮像されて、撮像面積が正確と
なり、果実1の色・傷の面積を正確に計算することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、果実等の撮像装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来装置は、例えば、図3に示すよう
に、1台のカメラにより搬送中の果実の5面を計測する
ものである。即ち、この従来装置は、果実1を搬送する
搬送装置2の中途部に、果実1の左・右斜め前部を反射
する左・右斜め前部反射鏡3,3、、果実1の左・右斜
め後部を反射する左・右斜め後部反射鏡4,4、及び、
果実1の上部を反射する上部反射鏡5を夫れ夫れ設け、
これらの反射鏡3,4,5からの反射光を、更に、45
度ずつつ傾斜した多数の中継反射鏡7,7,…を経由し
てカメラ6に送り、果実の5面部を計測するものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来構成にあって
は、果実1の反射光を多くの中継反射鏡7,7,…を経
由してカメラ6に送るので、反射鏡の汚れの除去等や、
反射角度のメンテナンスが煩わしく、また、果実1の反
射光を45度ずつ傾斜中継して計測するため、正確な面
積計算ができにくく、撮像精度が向上しないという問題
点があった。
【0004】そこで、この発明は、2個の撮像手段を特
殊な撮像角度に配置して、中継反射鏡を省略して構成を
簡単化しながら、果実の上面部,左・右側面部及び前・
後側面部の計測を正確にしようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、次の如き技術手段を講ずるもので
ある。
【0006】即ち、請求項1の発明は、撮像ボックス1
3内の搬送装置2の撮像位置上方には、果実の色・傷を
検出できる第1撮像手段8を配置すると共に、搬送装置
2の果実撮像位置の左右両側方には果実の左・右側面部
の反射光を前記第1撮像手段8に反射する左・右反射鏡
9,9を配置して、第1撮像手段8により果実の上面
部,左・右側面部を撮像する構成とし、前記撮像位置の
斜め前後のいずれか一方には、同様に色・傷を検出でき
る第2撮像手段11を配置し、前記撮像位置の斜め前後
いずれか他方には、果実1の斜め前・後面部のいずれか
の反射光を前記第2撮像手段11に反射する例えば左斜
め前部反射鏡12を配置し、第2撮像手段11により果
実の斜め前・後面部を撮像することを特徴とする果実等
の撮像装置である。
【0007】
【発明の作用及び効果】前記の構成であるので、搬送装
置2の果実1が第1撮像手段8の撮像位置に来ると、果
実1には例えば蛍光灯によりその底部を除く全体が照明
されて、第1撮像手段8により、果実1の上面部を直接
の反射光により、また、左・右側面部を左・右反射鏡
9,9からの反射光により撮像し、果実1の3面を撮像
する。
【0008】また、前記撮像位置では、第2撮像手段1
1により、果実1の例えば右斜め後面部を直接の反射光
で撮像し、また、例えば左斜め前部反射鏡12からの反
射光により果実1の左斜め前面部を撮像し、果実1の2
面を撮像する。しかして、果実1の5面部を撮像する。
【0009】前記のように、中継反射鏡を省略して構成
を簡単にしながら、果実1の5面部を直接の反射光及び
単一の反射鏡を経由した反射光により撮像するので、撮
像面積が正確となり、果実1の色・傷の面積を正確に測
定することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3に基づき果実
の5面の色傷を計測する撮像装置の実施例について説明
する。
【0011】従来装置として、図3に示すように、1台
のカメラにより搬送中の果実の5面部を計測するものが
ある。この従来装置は、果実1を搬送する搬送装置2の
中途部に、果実1の左・右斜め前部を反射する左・右斜
め前部反射鏡3,3、果実1の左・右斜め後部を反射す
る左・右斜め後部反射鏡4,4、及び、果実1の上面部
を反射する上部反射鏡5を夫れ夫れ設け、これらの反射
鏡3,4,5からの反射光を、更に、45度ずつつ傾斜
した多数の中継反射鏡7,7,…を経由してカメラ6に
送り、果実の5面部を計測するものである。
【0012】前記従来構成にあっては、果実の反射光を
多くの中継反射鏡を経由してカメラ6に送るので、反射
鏡の汚れの除去や、反射角度の調整等のメンテナンスが
煩わしく、また、果実の反射光を45度ずつ傾斜させ数
回にわたり反射させつつ計測するため、正確な面積計算
ができなく、計測精度が向上しないという問題点があっ
た。
【0013】そこで、この実施例では、2個のカメラを
特殊な撮像角度に配置して、中継反射鏡を省略した簡単
な構成としながら、果実の5面部の計測を正確化しよう
とするものである。
【0014】図2に示すように、搬送装置2は、例え
ば、搬送面が夫れ夫れ独立した複数の鍵盤状の移動部材
で構成し、果実1を載せて搬送する構成である。搬送装
置2の中途部には、図示は省略したが、撮像ボックスを
設け、この撮像ボックス内には、例えば、直管状の蛍光
灯を門型に配置して、蛍光灯から果実1に照射する構成
としている。
【0015】撮像ボックスにおける搬送装置2の撮像位
置上方には、例えば、CCD式のR・G・Bカラーカメ
ラにより果実の色・傷を検出できる第1撮像手段8を配
置している。搬送装置2の果実撮像箇所の左右両側部に
は、果実1の左・右側面からの反射光を受けて前記第1
撮像手段8に送る左・右反射鏡9,9を配置し、左・右
反射鏡9,9の一方の側部には、色基準板10を配置
し、果実1と同時に基準色も撮像できる構成としてい
る。しかして、第1撮像手段8では果実1の上面部を直
接の反射光により、また、果実1の左・右側面部を左・
右反射鏡9,9の反射光により、撮像する構成である。
【0016】次ぎに、第2撮像手段11について説明す
る。前記撮像位置の例えば右斜め後方には、果実1の右
斜め後面部の色・傷を直接測定できる第2撮像手段11
を配置し、また、前記撮像位置の例えば左斜め前方に
は、果実1の左斜め前面部からの反射光を前記第2撮像
手段11に反射する左斜め前部反射鏡12を配置してい
る。
【0017】しかして、第2撮像手段11により、果実
1の右斜め後面部を直接撮像すると共に、左斜め前部反
射鏡12からの反射光により果実1の左斜め前面部を撮
像し、2面の撮像をする構成である。なお、搬送装置2
の果実1aは、形状計測用の他の撮像手段(図示省略)
の撮像位置を示すものである。
【0018】前記第1撮像手段8,第2撮像手段11の
測定画像情報はA/D変換回路(図示省略)を経由し
て、画像処理用コンピュータ(図示省略)に入力される
構成であり、また、画像処理用コンピュータ(図示省
略)には表示装置やプリンタなどの出力装置に接続し、
画像情報等を記憶するメモリー(図示省略)を接続して
いる。
【0019】搬送果実1が第1撮像手段8の真下の撮像
位置に来ると、果実1は蛍光灯(図示省略)により底部
を除く全体が照射される。しかして、第1撮像手段8に
より、果実1の上面部を直接の反射光により、また、左
・右側面部を左・右反射鏡9,9を経由した反射光によ
り撮像する。
【0020】また、第2撮像手段11により、果実1の
右斜め後面部を直接の反射光で撮像すると共に、左斜め
前部反射鏡12からの反射光により果実1の左斜め前面
部を撮像し、果実1の5面が撮像される。これらの5面
の撮像情報は画像処理用コンピュータに送られて画像処
理され、秀・優・並の判定がされる。
【0021】この実施例は、前記のように、中継反射鏡
を省略した簡単な構成でありながら、果実1の5面部を
直接の反射光及び単一の反射鏡を経由した反射光により
撮像できて、撮像面積が正確となり、果実1の色・傷の
面積を正確に測定することができる。
【0022】次ぎに、図4に基づき撮像方法の他の実施
例について説明する。前搬送装置2aの果実1の撮像位
置真上には、第1撮像手段8を配置し、果実撮像位置の
左右両側部には、果実1の左右側面からの反射光を受け
て前記第1撮像手段8に送る左・右反射鏡9,9を配置
して、第1撮像手段8により果実の上面部及び左・右側
面部の3面を撮像する構成としている。
【0023】第1搬送装置2aの終端側には、果実1を
反転させながら終端側に搬送する反転搬送装置2bを配
置している。その反転搬送装置2bは、左右一側に位置
している低速搬送装置2c、及び、左右他側に位置して
所定比率速く搬送する高速搬送装置2dにより構成し、
反転搬送装置2bの終端側には、第2搬送装置2eの始
端側を接続している。
【0024】しかして、第1搬送装置2aの終端から低
速搬送装置2c及び高速搬送装置2dの始端部内側に果
実1が送り込まれると、高・低速搬送装置2c,2dの
速度差により果実1は約90度回転され、後続の第2搬
送装置2eに引き継がれる。
【0025】第2搬送装置2eの果実1の撮像位置真上
には、第2撮像手段11を配置し、撮像位置の左右両側
部には左・右反射鏡9,9を配置して、果実1の左・右
側面部の2面を撮像する構成である。
【0026】前記のように、第1撮像位置では第1撮像
手段8により、上面部及び左・右側面部を撮像し、次い
で、果実1は反転搬送装置2bの搬送中に約90度反転
されて、第2搬送装置2eの第1撮像位置で死角であっ
た果実1の前部及び後部に位置していた部分が左右両側
方に位置変更して、第2搬送装置2eの第2撮像位置で
左・右反射鏡9,9空の反射光を受けて、第2撮像手段
11により2面が撮像され、合計5面が撮像される次ぎ
に、図5乃至図7に示す撮像装置の他の実施例について
説明する。
【0027】前搬送装置2f,2fは、例えば搬送面が
夫れ夫れ独立した鍵盤状、バケット形等の移動部材で構
成したもので、前搬送装置2fにおける果実1の撮像位
置を撮像ボックス13で囲み、撮像位置の真上には、カ
ラー撮像できる第1撮像手段8,8を配置し、果実撮像
位置の左右両側部には、果実の左・右側面からの反射光
を受けて前記第1撮像手段8に反射する左・右反射鏡
9,9を配置している。しかして、第1撮像手段8によ
り果実の上面部及び左・右側面部の3面を撮像する。
【0028】前搬送装置2f,2fの終端には、直交状
に後搬送装置2g,2gの始端側を接続し、この接続部
には、前搬送装置2fの終端部に搬送されてきた果実1
を後搬送装置2g,2gに載せる替える載せ替え装置1
4を配置している。この載せ替え装置14は、例えば、
果実検出手段(図示省略)の検出情報に基づき、載せ替
えアーム14aが作動して、先端の吸着部14bで果実
1を吸着保持し、次いで、平面視で前搬送装置2fの搬
送方向に移動しながら後搬送装置2gの始端側に果実1
を載せ替えるものである。しかして、後搬送装置2gに
載せ替えられた果実1は、前搬送装置2fでの前後方向
が後搬送装置2gでは左右方向に位置変更した状態で載
せ替えられるものである。
【0029】後搬送装置2g,2gの果実1の撮像位置
を撮像ボックス13で囲み、搬送前側の前撮像位置の真
上には、カラー撮像できる第2撮像手段11を配置し、
その果実撮像位置の左右両側部には、果実1の左右側面
からの反射光を受けて前記第2撮像手段11に反射する
左・右反射鏡9,9を配置して、第2撮像手段11によ
り果実の左・右側面部(前搬送装置2f,2fでの前・
後面部)の2面を撮像する構成としている。
【0030】また、搬送後側の後撮像位置の真上には、
モノクロ方式で形状を撮像するモノクロ撮像手段25,
25を配置し、果実1の形状を撮像する構成としてい
る。しかして、これらの5面の撮像情報及びモノクロ撮
像情報は、画像処理用コンピュータに送られて画像処理
され、秀・優・並の果実に判別する。
【0031】次ぎに、図8乃至図10に示す撮像装置の
他の実施例について説明する。果実の入ったコンテナ
(図示省略)は荷受コンベヤ15によりオートダンパー
16に搬送供給され、次いで、オートダンパー16によ
りコンテナは反転されて、供給コンベヤ17上に果実が
取り出される。供給コンベヤ17で搬送された果実は分
配コンベヤ(図示省略)を経て左右の仕分けコンベヤ
(図示省略)に引き継がれる構成である。左右の仕分け
コンベヤ(図示省略)の内側空間には、果実受皿(図示
省略)を多数有する選別コンベヤ18,18,…を5条
配置している。この選別コンベヤ18,18,…の内、
左右の仕分けコンベヤに近い位置に、左・右秀選別コン
ベヤ18a,18aを配置して、作業者により仕分けコ
ンベヤ(図示省略)から高階級品質の秀の果実を載置選
別するものである。左・右秀選別コンベヤ18a,18
aの内側には、比較的に高階級品質の優の果実を載置選
別する左・右優選別コンベヤ18b,18bを配置し
て、作業者により仕分けコンベヤ(図示省略)から優の
果実を載置選別する。左・右優選別コンベヤ18b,1
8bの内側、即ち、中央寄りには、並階級品質の並の果
実を載置選別する並選別コンベヤ18cを配置し、作業
者により仕分けコンベヤ(図示省略)から並の果実を載
置選別する。
【0032】しかして、左右の仕分けコンベヤ(図示省
略)の搬送中に、左右の仕分けコンベヤ(図示省略)の
側方にいる選別作業者(図示省略)により、形状,色
彩,傷,大きさ等の基準に基づき果実を秀・優・並の階
級別に目視判定して、夫れ夫れの該当品質の選別コンベ
ヤに載置されるものである。
【0033】前記左・右秀選別コンベヤ18a,18
a、及び、左・右優選別コンベヤ18b,18bの中途
部には、撮像ボックス13を配置し、図9に示すよう
に、その搬送上手側の第1撮像位置には、例えば、CC
D式の形状検出用の第1撮像手段8,8を、また、搬送
下手側の第2撮像位置には、CCD式の色・傷検出用の
第2撮像手段11を設けている。また、図10に示すよ
うに、撮像ボックス13の並選別コンベヤ18cの撮像
位置上方には、例えば、CCD式の形状検出用の並撮像
手段19を設けている。なお、28,28は果実を照明
する蛍光灯である。
【0034】前記選別コンベヤにおける撮像位置の下手
側下方位置には、左右方向に沿わせて左・右秀分級排出
部20,20、左・右優分級排出部21,21、並分級
排出部22を夫れ夫れ設けている。
【0035】前記第1撮像手段8,第2撮像手段11、
及び、並撮像手段19により検出された検出果実情報
は、制御部(図示省略)に入力されて、各種基準形状及
び各種基準重量と比較演算して、秀・優・並の階級毎に
例えば3L,2L,L,M,3S,2S,Sの7等級に
判別・記憶され、搬送中の果実が該当する分級排出位置
まで搬送されると、制御部からの排出指令により、排出
駆動手段(図示省略)が作動して、例えば果実受皿を傾
斜回動して、左右の分級受皿部に果実が排出される構成
である。
【0036】前記のように、高い階級品質の果実を第1
撮像手段8及び第2撮像手段11により、色・傷及び形
状について詳細な検出情報に基づき選別し、低い階級品
質の果実を安価な並撮像手段10により、形状のみの単
純な検出情報に基づく選別としたので、コストの低減を
図ることができる。
【0037】次ぎに、図11に基づき、多数の選別ライ
ンで果実1,1,…の色・傷撮像装置におけるカラー基
準色の補正方法について説明する。従来装置にあって
は、左右方向に配置された複数のラインセンサカメラに
より、果実の上面部,左・右側面部及び基準カラーを測
定する構成である。撮像ボックス内では果実に高周波蛍
光灯を照射して、複数のカラーセンサカメラにより撮像
するところ、同一のテストピースを流しても、各選別ラ
インのセンサカメラの検出値は外気温度,電源電圧の変
化,ボックス内の外乱光,光源の位置等の関係で同一に
はならず、このため、各選別ラインセンサカメラ毎にカ
ラー基準値を補正する必要があった。
【0038】従来装置にあっては、複数の選別コンベヤ
に単一のテストピースを流し、複数の調節用ボリューム
を各センサカメラ毎に操作して、各カメラの出力値が同
じになるように調節するものであり、その調節操作に時
間がかかるという問題があった。この実施例はこのよう
な問題を解決しようとするものである。以下、その基準
カラーの補正方法について説明する。
【0039】撮像ボックス(図示省略)内では、例え
ば、CCD式で色・傷を撮像する撮像手段25,25に
より、左・右選別コンベヤ18,18の果実1,1を夫
れ夫れ撮像する構成である。果実1の撮像位置には、基
準カラー表示部26が併設されていて、左・右撮像手段
25,25により果実1及び基準カラーを夫れ夫れ撮像
できる構成である。
【0040】図11に示すように、例えば、左選別コン
ベヤ18を基準選別ラインとして、基準カラー表示部2
6に基準カラーSを表示し、果実1のテストピース27
を左選別コンベヤ18により搬送し、左撮像手段25に
よりテストピース27及び基準カラーSを撮像し、テス
トピース27の撮像データH1,基準カラーデータS1
が制御部(図示省略)に入力されて記憶され、基準比率
H1/S1=Kを算出する。
【0041】次いで、補正選別ラインの右選別コンベヤ
18に同じテストピース27を載置搬送して、右撮像手
段25によりテストピース27を撮像し、テストピース
27の撮像データH2を制御部(図示省略)に入力して
記憶し、次いで、所定の比率計算式(H2/S2=K)
から右選別コンベヤ18の基準カラーS2を算出決定す
る。次いで、制御部(図示省略)の記憶装置に記憶され
ている例えば4個の補正用カラー色Sa,Sb,Sc,
Sdの中から近似のものSaを補正基準カラーとして選
択決定する。次いで、制御部の指令信号に基づき選択決
定された基準カラーSaを基準カラー表示部26に表示
する。
【0042】しかして、左・右選別コンベヤ18,18
に載置搬送された果実1,1が撮像位置に到達すると、
左撮像手段25により基準カラーS、及び、果実1の上
面部,左・右側面部が撮像され、また、右撮像手段25
により補正した基準カラーSa、及び、果実1の上面
部,左・右側面部が撮像される。次いで、左撮像手段2
5の果実1の撮像情報は、基準カラーSにより比率処理
されたデータを基準値と比較して秀・優・並の判定を
し、また、右撮像手段25の果実1の撮像情報は、補正
基準カラーS2により比率処理されたデータを基準値と
比較して秀・優・並の判定をする。
【0043】前記のように、基準カラーの補正が迅速に
完了し、品種の切替時にも短時間で対応できて、能率的
に果実の選別作業をすることができる。前記補正用カラ
ー色は、みかん,柿,トマト等の果実毎に例えば4色の
補正色が記憶されている構成である。なお、基準カラー
色を補正するにあたり、補正用のカラー色を複数組用意
し、果実の色付き度合い、あるいは、該当品種に適した
カラー色を選択して、基準カラー色を表示すると、より
精度の高い補正をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】要部の斜視図である。
【図2】要部の平面図である。
【図3】従来装置を示す斜視図である。
【図4】要部の斜視図である。
【図5】要部の平面図である。
【図6】要部の切断正面図である。
【図7】要部の側面図である。
【図8】全体の平面図である。
【図9】要部の切断側面図、正面図である。
【図10】要部の切断側面図、正面図である。
【図11】要部の正面図である。
【符号の説明】
1 果実 2 搬送装置 3 左・右斜め前部反射鏡 4 左・右斜め後部反射鏡 5 上部反射鏡 6 カメラ 7 中継反射鏡 8 第1撮像手段 9 左・右反射鏡 10 色基準板 11 第2撮像手段 12 左斜め前部反射鏡 13 撮像ボックス
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA00 AA49 AA58 AA61 BB05 BB07 BB15 CC00 DD06 EE00 FF41 FF61 GG03 GG16 HH12 HH14 JJ03 JJ05 JJ07 JJ08 JJ09 JJ26 LL12 PP15 QQ00 QQ03 QQ21 QQ24 QQ25 QQ26 RR05 RR06 SS06 SS11 TT01 TT03 2G051 AA05 AB07 AB08 AB20 AC21 BA02 CA04 CA08 CB01 DA20 EA11 EA14 EB02 EC01 3F079 AC21 CA32 CA42 CB01 CB29 CB33 CB35 DA18

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像ボックス13内の搬送装置2の撮
    像位置上方には、果実の色・傷を検出できる第1撮像手
    段8を配置すると共に、搬送装置2の果実撮像位置の左
    右両側方には果実の左・右側面部の反射光を前記第1撮
    像手段8に反射する左・右反射鏡9,9を配置して、第
    1撮像手段8により果実の上面部,左・右側面部を撮像
    する構成とし、前記撮像位置の斜め前後のいずれか一方
    には、同様に色・傷を検出できる第2撮像手段11を配
    置し、前記撮像位置の斜め前後いずれか他方には、果実
    1の斜め前・後面部のいずれかの反射光を前記第2撮像
    手段11に反射する例えば左斜め前部反射鏡12を配置
    し、第2撮像手段11により果実の斜め前・後面部を撮
    像することを特徴とする果実等の撮像装置。
JP27544299A 1999-09-29 1999-09-29 果実等の撮像装置 Pending JP2001099782A (ja)

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