JP2001099671A - ナビゲーションシステム、音声案内方法及び記録媒体 - Google Patents

ナビゲーションシステム、音声案内方法及び記録媒体

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JP2001099671A
JP2001099671A JP28208199A JP28208199A JP2001099671A JP 2001099671 A JP2001099671 A JP 2001099671A JP 28208199 A JP28208199 A JP 28208199A JP 28208199 A JP28208199 A JP 28208199A JP 2001099671 A JP2001099671 A JP 2001099671A
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JP28208199A
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English (en)
Inventor
Tomohisa Higuchi
知久 樋口
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Kenwood KK
Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者をより安全に目的地に導くことのでき
るナビゲーションシステムを提供することである。 【解決手段】 自車が誘導経路に従って交差点等を曲が
り終えた後に、処理制御部は、前の道路ノードの直後に
位置していると判別し(ステップS17)、報知するラ
ンドマークの有無を判別する(ステップS18)。処理
制御部は、報知するランドマークがあると判別した場
合、ランドマーク情報からランドマーク名称を抽出する
(ステップS21)。一方、報知するランドマークがな
いと判別した場合、処理制御部は、道路セグメント情報
からセグメント名称を抽出する(ステップS19)。処
理制御部は、抽出したランドマーク名称又は、セグメン
ト名称から案内メッセージを編集し、音声合成部に供給
する(ステップS22)。音声合成部は、音声出力部を
介して案内メッセージを出力する(ステップS23)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、誘導経路におけ
る種々の情報を音声にて的確に報知することにより、利
用者をより安全に目的地に導くことのできるナビゲーシ
ョンシステム、音声案内方法及び記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のナビゲーションシステムは、例え
ば、ナビゲーションシステムを搭載した車両(以下、
「自車」という。)の出発地から目的地までの誘導経路
を検索し、検索した誘導経路を地図情報(道路情報)と
共に所定の画面に表示する。そして、ナビゲーションシ
ステムは、自車の現在位置を示すシンボルをこれら誘導
経路等と合成して表示する。これにより、利用者は、誘
導経路に沿うように自車を運転することにより、目的地
まで容易に到達することができる。
【0003】近年では、自車が誘導経路に沿って曲がる
べき交差点等に差し掛かった際に、曲がるべき方向等を
画面に表示すると共に、音声によっても同様の内容を利
用者に報知する音声案内ナビゲーションシステムも知ら
れている。このような、音声案内ナビゲーションシステ
ムは、所定の音声合成部等を備え、予め定められた案内
メッセージを適切なタイミングで所定のスピーカから発
する。例えば、音声案内ナビゲーションシステムは、図
7(a)に示すように、曲がるべき交差点の所定距離手
前に自車Vaが到達した際に、右折表示Yaを画面に表
示すると共に、「この先、右方向です。」といった案内
メッセージを音声にて発して利用者に誘導経路を報知す
る。
【0004】このような音声案内ナビゲーションシステ
ムでは、誘導経路上の分岐点となる交差点等に自車が差
し掛かった際に、音声によっても曲がるべき方向等が報
知されるため、通常利用者が画面を注視する必要がなく
なる。そのため、運転に不慣れな場合や視線を進行先か
ら外せない状況等であっても、利用者は、一般に誘導経
路から逸脱することなく目的地に到達することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現実の道路において、
複雑な交差点や変則的な分岐路等が数多く存在し、ま
た、時間帯によって通行できない経路等も存在するのが
実情である。そのため、従来の音声案内ナビゲーション
システムは、交差点等の種類に応じて案内メッセージの
内容を変えるなど、できるだけ分かり易い情報を利用者
に報知している。例えば、音声案内ナビゲーションシス
テムは、図7(b)に示すように、自車Vaが変則的な
分岐路に差し掛かった際に、右折表示Ybを画面に表示
すると共に、「この先、ななめ右方向、道なりです。」
といった音声を発する。
【0006】しかしながらこのような場合、案内メッセ
ージに従って自車VaをB方向に運転したとしても、利
用者は、右折した後に現在進んでいる方向が正しい方向
であるかどうか不安になる。すなわち、利用者は、誘導
経路に沿って進むべき方向が、もしかしたらA方向であ
ったかも知れないといった不安が生ずる。このような状
況下では、その不安を払拭するために、結局利用者は、
画面を注視して、誘導経路と自車の位置関係を確認しな
ければならなかった。そのため、運転に不慣れな場合や
視線を進行先から外せない状況等であっても、進行先か
ら無理に視線を外して画面を注視する必要があり、大変
危険であった。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、誘導経路における種々の情報を音声にて的確に報
知することにより、利用者をより安全に目的地に導くこ
とのできるナビゲーションシステム、音声案内方法及び
記録媒体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の観点に係るナビゲーションシステム
は、所定の出発地から目的地までの進むべき道筋を定め
た誘導経路の近傍に位置する特徴物に関するランドマー
ク情報を記憶するランドマーク情報記憶手段と、自車の
現在位置を取得する現在位置取得手段と、前記現在位置
取得手段が取得した現在位置に従って、前記ランドマー
ク情報記憶手段から対象となるランドマーク情報を取得
するランドマーク情報取得手段と、前記ランドマーク情
報取得手段が取得したランドマーク情報に従って、音声
信号を生成する音声信号生成手段と、前記音声信号生成
手段が生成した音声信号に従って、音声を出力する音声
出力手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、ランドマーク情報記憶
手段は、自車が進むべき道筋を定めた誘導経路の近傍に
位置する特徴物、例えば、建築物等に関するランドマー
ク情報を記憶する。現在位置取得手段は、例えば、GP
S衛星から送られる信号を受信することにより、自車の
現在位置を取得する。ランドマーク情報取得手段は、現
在位置取得手段が取得した現在位置に従って、ランドマ
ーク情報記憶手段から対象となるランドマーク情報を取
得する。音声信号生成手段は、ランドマーク情報取得手
段が取得したランドマーク情報に従って、音声信号を生
成する。音声出力手段は、音声信号生成手段が生成した
音声信号に従って、例えば、特徴物の名称を音声にて出
力する。このように、誘導経路における特徴物(ランド
マーク)に関する情報を音声にて的確に報知することに
より、利用者が画面を注視することなく現在位置の妥当
性を確認できる。この結果、利用者をより安全に目的地
に導くことができる。
【0010】上記目的を達成するため、本発明の第2の
観点に係るナビゲーションシステムは、所定の出発地か
ら目的地までの進むべき道筋を定めた誘導経路を規定す
る誘導経路情報を記憶する誘導経路情報記憶手段と、前
記誘導経路情報記憶手段に記憶された誘導経路情報によ
り規定される誘導経路の近傍に位置する特徴物に関する
ランドマーク情報を記憶するランドマーク情報記憶手段
と、自車の現在位置を取得する現在位置取得手段と、前
記現在位置取得手段が取得した現在位置に従って、前記
ランドマーク情報記憶手段から対象となるランドマーク
情報を取得するランドマーク情報取得手段と、前記ラン
ドマーク情報取得手段が取得したランドマーク情報に従
って、特徴物の名称を含む所定の案内メッセージを生成
するメッセージ生成手段と、前記メッセージ生成手段に
より生成された案内メッセージに従って、音声信号を生
成する音声信号生成手段と、前記音声信号生成手段が生
成した音声信号に従って、音声を出力する音声出力手段
と、を備えることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、誘導経路情報記憶手段
は、自車が進むべき道筋を定めた誘導経路を規定する誘
導経路情報を記憶する。ランドマーク情報記憶手段は、
誘導経路情報記憶手段に記憶された誘導経路情報により
規定される誘導経路の近傍に位置する特徴物、例えば、
建築物等に関するランドマーク情報を記憶する。現在位
置取得手段は、例えば、GPS衛星から送られる信号を
受信することにより、自車の現在位置を取得する。ラン
ドマーク情報取得手段は、現在位置取得手段が取得した
現在位置に従って、ランドマーク情報記憶手段から対象
となるランドマーク情報を取得する。メッセージ生成手
段は、ランドマーク情報取得手段が取得したランドマー
ク情報に従って、特徴物の名称を含む所定の案内メッセ
ージを生成する。音声信号生成手段は、メッセージ生成
手段により生成された案内メッセージに従って、音声信
号を生成する。音声出力手段は、音声信号生成手段が生
成した音声信号に従って、案内メッセージを音声にて出
力する。このように、誘導経路における特徴物(ランド
マーク)に関する情報を音声にて的確に報知することに
より、利用者が画面を注視することなく現在位置の妥当
性を確認できる。この結果、利用者をより安全に目的地
に導くことができる。
【0012】上記目的を達成するため、本発明の第3の
観点に係るナビゲーションシステムは、所定の出発地か
ら目的地までの進むべき道筋を定めた誘導経路を規定す
る道路セグメント及び道路ノードの組み合わせから構成
される誘導経路情報を記憶する誘導経路情報記憶手段
と、前記誘導経路情報記憶手段に記憶された誘導経路情
報により規定される誘導経路の近傍に位置する特徴物に
関するランドマーク情報を記憶するランドマーク情報記
憶手段と、自車の現在位置を取得する現在位置取得手段
と、前記現在位置取得手段が取得した現在位置に従っ
て、前記誘導経路情報記憶手段から自車が曲がるべき分
岐点を示す道路ノードを取得する道路ノード取得手段
と、前記現在位置取得手段が取得した現在位置に従っ
て、前記道路ノード取得手段が取得した道路ノードによ
り規定される分岐点の近傍に位置するランドマーク情報
を前記ランドマーク情報記憶手段から取得するランドマ
ーク情報取得手段と、前記ランドマーク情報取得手段が
取得したランドマーク情報に従って、ランドマークの名
称を含む所定の案内メッセージを生成するメッセージ生
成手段と、前記メッセージ生成手段により生成された案
内メッセージに従って、音声信号を生成する音声信号生
成手段と、前記音声信号生成手段が生成した音声信号に
従って、音声を出力する音声出力手段と、を備えること
を特徴とする。
【0013】この発明によれば、誘導経路情報記憶手段
は、自車が進むべき道筋を定めた誘導経路を規定する道
路セグメント及び道路ノードの組み合わせから構成され
る誘導経路情報を記憶する。ランドマーク情報記憶手段
は、誘導経路情報記憶手段に記憶された誘導経路情報に
より規定される誘導経路の近傍に位置する特徴物、例え
ば、建築物等に関するランドマーク情報を記憶する。現
在位置取得手段は、例えば、GPS衛星から送られる信
号を受信することにより、自車の現在位置を取得する。
道路ノード取得手段は、現在位置取得手段が取得した現
在位置に従って、誘導経路情報記憶手段から自車が曲が
るべき分岐点を示す道路ノードを取得する。ランドマー
ク情報取得手段は、現在位置取得手段が取得した現在位
置に従って、道路ノード取得手段が取得した道路ノード
により規定される分岐点の近傍に位置するランドマーク
情報をランドマーク情報記憶手段から取得する。メッセ
ージ生成手段は、ランドマーク情報取得手段が取得した
ランドマーク情報に従って、ランドマークの名称を含む
所定の案内メッセージを生成する。音声信号生成手段
は、メッセージ生成手段により生成された案内メッセー
ジに従って、音声信号を生成する。音声出力手段は、音
声信号生成手段が生成した音声信号に従って、案内メッ
セージを音声にて出力する。このように、誘導経路にお
ける種々の情報を音声にて的確に報知することにより、
利用者が画面を注視することなく現在位置の妥当性を確
認できる。この結果、利用者をより安全に目的地に導く
ことができる。
【0014】上記ナビゲーションシステムは、所定の情
報発信装置から送られるランドマーク情報を受信する情
報受信手段を更に備え、前記メッセージ生成手段は、前
記情報受信手段が受信したランドマーク情報に従って、
ランドマークの名称を含む所定の案内メッセージを生成
してもよい。この場合、ランドマーク情報記憶手段に記
憶されていない特徴物(ランドマーク)に関する情報も
利用者に報知することができる。
【0015】上記目的を達成するため、本発明の第4の
観点に係る音声案内方法は、自車の現在位置を取得する
現在位置取得ステップと、前記現在位置取得ステップに
て取得された現在位置に従って、所定の出発地から目的
地までの進むべき道筋を定めた誘導経路の近傍に位置す
る特徴物に関するランドマーク情報を取得するランドマ
ーク情報取得ステップと、前記ランドマーク情報取得ス
テップにて取得されたランドマーク情報に従って、音声
信号を生成する音声信号生成ステップと、前記音声信号
生成ステップにて生成された音声信号に従って、音声を
出力する音声出力ステップと、を備えることを特徴とす
る。
【0016】この発明によれば、現在位置取得ステップ
は、例えば、GPS衛星から送られる信号を受信するこ
とにより、自車の現在位置を取得する。ランドマーク情
報取得ステップは、現在位置取得ステップにて取得され
た現在位置に従って、自車が進むべき道筋を定めた誘導
経路の近傍に位置する特徴物、例えば、建築物等に関す
るランドマーク情報を取得する。音声信号生成ステップ
は、ランドマーク情報取得ステップにて取得されたラン
ドマーク情報に従って、音声信号を生成する。音声出力
ステップは、音声信号生成ステップにて生成された音声
信号に従って、例えば、特徴物の名称を音声にて出力す
る。このように、誘導経路における特徴物(ランドマー
ク)に関する情報を音声にて的確に報知することによ
り、利用者が画面を注視することなく現在位置の妥当性
を確認できる。この結果、利用者をより安全に目的地に
導くことができる。
【0017】上記目的を達成するため、本発明の第5の
観点に係る記録媒体は、自車の現在位置を取得する現在
位置取得ステップと、前記現在位置取得ステップにて取
得された現在位置に従って、所定の出発地から目的地ま
での進むべき道筋を定めた誘導経路の近傍に位置する特
徴物に関するランドマーク情報を取得するランドマーク
情報取得ステップと、前記ランドマーク情報取得ステッ
プにて取得されたランドマーク情報に従って、音声信号
を生成する音声信号生成ステップと、前記音声信号生成
ステップにて生成された音声信号に従って、音声を出力
する音声出力ステップとを有する音声案内方法をコンピ
ュータに実行させるためのプログラムを記録する。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかるナビ
ゲーションシステムについて、以下図面を参照して説明
する。
【0019】図1は、この発明の実施の形態に適用され
るナビゲーションシステムの一例を示す模式図である。
このシステムは、GPSアンテナ11と、GPSモジュ
ール12と、受信アンテナ13と、受信モジュール14
と、操作部15と、処理制御部16と、CD−ROM1
7と、記憶部18と、表示部19と、音声合成部20
と、音声出力部21とを備える。このナビゲーションシ
ステムは、例えば、自動車等の車両に搭載され、現在地
から目的地までの進むべき道筋を示す誘導経路を地図情
報等と併せて表示し、また、所定の条件に合致する毎
に、誘導経路における自車の近傍に位置するランドマー
ク(特徴物)に関する情報等を音声によって報知する。
以下、ナビゲーションシステムを搭載した車両のことを
「自車」という。
【0020】GPS(Global Positioning System)ア
ンテナ11は、ヘリカル型アンテナ、誘電体アンテナ、
パッチ型平面アンテナ等からなり、所定のGPS衛星が
発信するスペクトラム拡散変調された衛星電波を受信す
る。
【0021】GPSモジュール12は、複数のGPS衛
星から送信され、GPSアンテナ11が受信した衛星電
波に同調し、各衛星電波をそれぞれ逆拡散復調して複数
の衛星受信信号を取得する。GPSモジュール12は、
取得したそれぞれの衛星受信信号に従って算出した各衛
星電波の到達時間の差に基づいて、緯度、経度及び高度
等からなる位置情報を生成する。GPSモジュール12
は、所定のタイミング毎に、生成した位置情報を処理制
御部16に供給する。
【0022】受信アンテナ13は、エレメントを備えた
所定のロッドアンテナ等からなり、沿道に備えられた所
定の情報発信装置から送られるFM多重信号、電波ビー
コン及び光ビーコン等を受信し、受信モジュール14に
供給する。なお、受信アンテナ13は、一般の移動体通
信システムにおける所定の無線局から送られる通信情報
等を受信してもよい。
【0023】受信モジュール14は、受信アンテナ13
が受信したFM多重信号、電波ビーコン及び光ビーコン
等から所定の情報を抽出するデコーダユニット等からな
る。具体的に説明すると、受信モジュール14は、自車
の近傍に位置するランドマークに関する情報を、受信し
たFM多重信号等から抽出し、抽出した情報を記憶部1
8に供給して受信ランドマーク情報として記憶させる。
この受信ランドマーク情報は、処理制御部16に使用さ
れ、所定の案内メッセージに編集された後に、音声合成
部20等を介して利用者に報知される。なお、受信モジ
ュール14は、一般の移動体通信システムを利用して所
定のネットワーク(インターネット等)に通信接続し、
所定のサーバから送られるランドマーク情報を取得して
もよい。
【0024】操作部15は、所定の操作パネル等からな
り、利用者による入力操作に従って、種々の情報を処理
制御部16に供給する。例えば、操作部15は、利用者
の操作に従って、目的地を指定する座標情報等を入力
し、処理制御部16に供給する。
【0025】処理制御部16は、例えば、ROM(Read
Only Memory)及びRAM(RandomAccess Memory)等
を備えたCPU(Central Processing Unit)から構成
され、ナビゲーションシステム全体を制御する。すなわ
ち、処理制御部16は、GPSモジュール12から供給
された位置情報に従って、CD−ROM17に記憶され
た対象の地図情報等を読み出し、また、記憶部18に記
憶された対象の誘導経路情報及びランドマーク情報等を
取得する。そして、取得した地図情報及び誘導経路情報
に自車の現在位置を示すシンボル等を合成して得られる
ナビゲーション画像を表示部19に描画する。
【0026】また、処理制御部16は、自車の現在位置
に従って記憶部18に記憶されたランドマーク情報から
対象のランドマーク名称を抽出し、抽出したランドマー
ク名称を含む案内メッセージを生成する。処理制御部1
6は、生成した案内メッセージを音声合成部20に供給
することにより、音声出力部21を介して音声にてラン
ドマークに関する情報を利用者に報知する。
【0027】更に、処理制御部16は、受信モジュール
14がランドマーク情報を受信した際に、受信モジュー
ル14により記憶部18に記憶された受信ランドマーク
情報からランドマーク名称を抽出して案内メッセージを
生成する。処理制御部16は、生成した案内メッセージ
を音声合成部20に供給し、音声出力部21を介して音
声にて受信モジュール14が受信したランドマークに関
する情報を報知する。
【0028】CD−DOM17は、所定の表示用の地図
情報を記憶すると共に、道路セグメント(リンク)や道
路ノード等の情報からなる道路網情報を記憶する。具体
的に説明すると、道路網情報は、図2(a)に示すよう
な道路セグメント71と、図2(b)に示すような道路
ノード72とから構成される。
【0029】図2(a)に示す道路セグメント71は、
各道路を構成する所定の区間情報であって、道路セグメ
ントID、位置座標、セグメント名称、及び、距離等か
ら構成される。また、図2(b)に示す道路ノード72
は、交差点(分岐点)等の情報であって、道路ノードI
D、位置座標、ノード名称、及び、接続先道路セグメン
トID等から構成される。
【0030】更に、CD−DOM17は、図2(c)に
示すようなランドマーク情報73を記憶する。このラン
ドマーク情報73は、ランドマーク(特徴物)に関する
情報であって、ランドマークID、種別、位置座標、及
び、ランドマーク名称等から構成される。
【0031】上記の道路情報(道路セグメント71、道
路ノード72)から所定の道路セグメント及び道路ノー
ドを検索して、現在地と目的地とを結ぶ誘導経路が定め
られる。例えば、処理制御部16は、現在地と目的地と
の間における距離又は所要時間が最小になるような組み
合わせを取得することにより誘導経路を定める。そし
て、処理制御部16は、定めた誘導経路の近傍に位置す
るランドマークをランドマーク情報73から特定して、
後述する誘導経路情報を生成する。
【0032】なお、CD−ROM17は、処理制御部1
6からの制御に従って、図示せぬドライバ装置を介し
て、上記の地図情報、道路網情報(道路セグメント7
1、道路ノード72)及びランドマーク情報73を処理
制御部16に供給する。
【0033】図1に戻って、記憶部18は、RAMやハ
ードディスク等の情報記憶デバイスからなり、図3
(a)に示すような誘導経路情報81を記憶する。この
誘導経路情報81は、出発前等に上述の道路情報(道路
セグメント71、道路ノード72)及びランドマーク情
報73から処理制御部16により検索された自車が進む
べき誘導経路を規定する情報である。例えば、図3
(a)に示す誘導経路情報81は、図3(b)に示すよ
うな誘導経路を構成する道路セグメント、道路ノード及
びランドマーク等を順番に特定するための情報である。
【0034】また、記憶部18は、図3(c)に示すよ
うな受信ランドマーク情報82を記憶する。この受信ラ
ンドマーク情報82は、受信モジュール14が受信アン
テナ13を介してFM多重信号等を受信した際に生成さ
れる情報であって、種別及び、ランドマーク名称等から
構成される。
【0035】なお、受信ランドマーク情報82は、初期
状態(ナビゲーションシステムの電源投入時等)におい
て、記憶部18に記憶されておらず、受信モジュール1
4がランドマークに関する情報を受信した際に、受信モ
ジュール14により生成される。そして、処理制御部1
6が、受信ランドマーク情報82を使用して案内メッセ
ージを生成した後に、受信ランドマーク情報82は、処
理制御部16により記憶部18から削除される。すなわ
ち、受信ランドマーク情報82は、受信モジュール14
がランドマークに関する情報を受信すると記憶部18に
記憶され、処理制御部16が案内メッセージを生成した
後に記憶部18から削除される。
【0036】図1に戻って、表示部19は、LCD(Li
quid Crystal Display)又はCRT(Cathode Ray Tub
e)等からなり、処理制御部16からの制御に従って、
地図情報、誘導経路、現在位置シンボル及び、目的地シ
ンボル等を表示する。
【0037】音声合成部20は、所定の音声信号(電気
信号)を合成することのできる音声チップ(Voice IC)
等からなる。音声合成部20は、処理制御部16により
制御され、合成した音声信号を音声出力部21に供給す
る。
【0038】音声出力部21は、スピーカ等からなり、
音声合成部20から供給された音声信号に従って、所定
のメッセージを音声にて出力する。
【0039】以下、この実施の形態に係るナビゲーショ
ンシステムにおけるナビゲーション処理について図面を
参照して説明する。図4は、ナビゲーション処理を説明
するためのフローチャートである。このナビゲーション
処理は、操作部15を介して利用者から入力された目的
地等に従って、出発地点から目的地までの誘導経路(ラ
ンドマークを含む)が検索され、検索された誘導経路を
規定する誘導経路情報81が記憶部18に記憶された後
に開始する。
【0040】まず、処理制御部16は、GPSモジュー
ル12から送られた位置情報に従って、自車の現在位置
を取得する(ステップS1)。処理制御部16は、取得
した現在位置に従って、対象となる地図情報をCD−R
OM17から読み出す(ステップS2)。また、処理制
御部16は、取得した現在位置に従って、対象の誘導経
路情報81を記憶部18から取得する(ステップS
3)。
【0041】処理制御部16は、取得した地図情報及び
誘導経路情報81に自車の現在位置を示すシンボル等を
合成して得られるナビゲーション画像を生成し、生成し
たナビゲーション画像を表示部19に表示する(ステッ
プS4)。
【0042】処理制御部16は、音声案内処理を行う
(ステップS5)。すなわち、処理制御部16は、所定
の条件に従って、誘導経路の案内等に必要な案内メッセ
ージを生成し、生成した案内メッセージを音声合成部2
0等を介して音声にて出力する。なお、この音声案内処
理の詳細については、後述する。
【0043】処理制御部16は、自車が目的地に到着し
たか否かを判別する(ステップS6)。処理制御部16
は、目的地に到着していないと判別した場合、ステップ
S1に処理を戻し、上述のステップS1〜S6の処理を
繰り返す。一方、目的地に到着したと判別した場合、処
理制御部16は、ナビゲーション処理を終了する。
【0044】次に、上述のステップS5における音声案
内処理について、図5を参照して詳細に説明する。図5
は、音声案内処理を説明するためのフローチャートであ
る。
【0045】まず、処理制御部16は、受信モジュール
14を介してランドマーク情報を受信しているか否かを
判別する(ステップS11)。すなわち、処理制御部1
6は、受信モジュール14がランドマークに関する情報
を受信することにより生成される受信ランドマーク情報
82が、記憶部18に記憶されているか否かを判別す
る。
【0046】処理制御部16は、ランドマーク情報を受
信していると判別した場合、受信ランドマーク情報82
からランドマーク名称を抽出する(ステップS12)。
すなわち、処理制御部16は、受信モジュール14がラ
ンドマーク情報を受信することにより生成された受信ラ
ンドマーク情報82から、自車の近傍に位置するランド
マークを特定するためのランドマーク名称を抽出する。
【0047】処理制御部16は、受信ランドマーク情報
82を記憶部18から削除する(ステップS13)。す
なわち、処理制御部16は、ランドマーク名称を抽出す
ることにより不要となった受信ランドマーク情報82を
記憶部18から削除する。処理制御部16は、受信ラン
ドマーク情報82を削除した後、後述するステップS2
2に処理を進める。
【0048】一方、ステップS11にて、ランドマーク
情報を受信していないと判別した場合、処理制御部16
は、自車が誘導経路上における次の道路ノードの直前に
位置しているか否かを判別する(ステップS14)。す
なわち、処理制御部16は、誘導経路に沿って曲がるべ
き交差点等の直前に自車が到達しているか否かを判別す
る。具体的に説明すると、処理制御部16は、自車の現
在位置及び誘導経路情報81等に従って、CD−ROM
17に記憶される道路ノード72における対象の道路ノ
ードを特定し、特定した道路ノードの位置座標を基準と
して自車の現在位置が予め定められた距離内に位置する
か否かを判別する。
【0049】処理制御部16は、自車が次の道路ノード
の直前に位置していると判別した場合、道路ノード72
から対象のノード名称を抽出する(ステップS15)。
すなわち、処理制御部16は、自車が曲がるべき交差点
等を特定するためのノード名称を抽出する。
【0050】処理制御部16は、特定した交差点等にお
ける自車の曲がるべき方向を特定する(ステップS1
6)。すなわち、処理制御部16は、次の道路ノードを
前後に挟む2つの道路セグメントを誘導経路情報81に
従って特定し、特定した2つの道路セグメントにおける
位置座標の関係から、自車が曲がるべき方向を特定す
る。処理制御部16は、曲がるべき方向を特定した後、
後述するステップS22に処理を進める。
【0051】一方、ステップS14にて、次の道路ノー
ドの直前でないと判別した場合、処理制御部16は、自
車が誘導経路上における前の道路ノードの直後に位置し
ているか否かを判別する(ステップS17)。すなわ
ち、処理制御部16は、曲がるべき交差点等を正しく曲
がり終えたことを検出した後に、その検出箇所から所定
距離内に自車が位置するか否かを判別する。
【0052】処理制御部16は、自車が前の道路ノード
の直後に位置していると判別した場合、報知するランド
マークがあるか否かを判別する(ステップS18)。す
なわち、処理制御部16は、自車の現在位置及び誘導経
路情報81等に従って、CD−ROM17に記憶される
ランドマーク情報73における報知対象のランドマーク
を特定し、特定したランドマークの位置座標を基準とし
て自車の現在位置が予め定められた距離内に位置するか
否かを判別する。
【0053】処理制御部16は、報知対象のランドマー
クがあると判別した場合、後述するステップS21に処
理を進める。一方、報知対象のランドマークがないと判
別した場合、処理制御部16は、自車が現在走行中であ
る道路を特定するためのセグメント名称を道路セグメン
ト71から抽出する(ステップS19)。すなわち、処
理制御部16は、自車の現在位置及び誘導経路情報81
等に従って、CD−ROM17に記憶される道路セグメ
ント71における対象の道路セグメントを特定し、特定
した道路セグメントのセグメント名称を抽出する。処理
制御部16は、セグメント名称を抽出した後、後述する
ステップS22に処理を進める。
【0054】一方、ステップS17にて、自車が前の道
路ノードの直後に位置していないと判別した場合、処理
制御部16は、自車が次のランドマークの直前に位置し
ているか否かを判別する(ステップS20)。すなわ
ち、処理制御部16は、自車の現在位置及び誘導経路情
報81等に従って、ランドマーク情報73における対象
のランドマークを特定し、特定したランドマークの位置
座標を基準として自車の現在位置が予め定められた距離
内に位置するか否かを判別する。
【0055】処理制御部16は、自車が次のランドマー
クの直前に位置していると判別した場合(及び、ステッ
プS18にて報知するランドマークがあると判別した場
合)、ランドマーク情報73から対象のランドマーク名
称を抽出する(ステップS21)。すなわち、処理制御
部16は、自車の近傍に位置するランドマークを特定す
るためのランドマーク名称を抽出する。
【0056】一方、次のランドマークの直前に位置して
いないと判別した場合、処理制御部16は、音声案内処
理を終了し、上述のナビゲーション処理のステップS6
に処理を戻す。
【0057】処理制御部16は、案内メッセージを編集
し、音声合成部20に供給する(ステップS22)。す
なわち、ステップS13、S16、S19及び、S21
にて抽出したいずれかの名称を含んだ案内メッセージを
作成し、音声合成部20に供給する。例えば、ステップ
S21にて「○○タワー」というランドマーク名称を抽
出している場合、処理制御部16は、「まもなく、○○
タワーが見えます。」といった案内メッセージを作成
し、音声合成部20に供給する。
【0058】音声合成部20は、案内メッセージに従っ
た音声を音声出力部21から出力する(ステップS2
3)。すなわち、音声合成部20は、案内メッセージに
従った音声信号を生成し、生成した音声信号を音声出力
部21を介して音声にて出力する。そして、案内メッセ
ージを音声にて出力すると、処理制御部16は、音声案
内処理を終了し、上述のナビゲーション処理のステップ
S6に処理を戻す。
【0059】以下、上記説明した音声案内処理につい
て、図6を参照して、より具体的に説明する。図6は、
利用者の運転による自車Vaが誘導経路に沿って移動す
る様子を説明する模式図である。
【0060】まず、図6(a)に示すように、自車Va
が曲がるべき交差点(○○公園入口)の所定距離前に到
達すると、処理制御部16は、自車Vaが誘導経路上に
おける次の道路ノードの直前に位置していると判別し
(ステップS14)、道路ノード72から対象のノード
名称「○○公園入口」を抽出する(ステップS15)。
そして、処理制御部16は、交差点(○○公園入口)に
おける自車Vaの曲がるべき方向である「ななめ右方
向、道なり」を特定する(ステップS16)。
【0061】処理制御部16は、抽出したノード名称及
び、曲がるべき方向から、「まもなく、○○公園入口で
す。ここをななめ右方向、道なりです。」といった案内
メッセージを編集し、音声合成部20に供給する(ステ
ップS22)。音声合成部20は、案内メッセージに従
った音声を音声出力部21から出力する(ステップS2
3)。利用者は、報知された案内メッセージに従って、
交差点(○○公園入口)を右折し、そのまま道なりに自
車Vaを移動させる。
【0062】そして、図6(b)に示すように、自車V
aが交差点(○○公園入口)を曲がり終えて道なりに進
んだところで、処理制御部16は、自車Vaが前の道路
ノードの直後に位置していると判別し(ステップS1
7)、報知対象となるランドマークの有無を判別する
(ステップS18)。ここで処理制御部16は、自車V
aの現在位置及び誘導経路情報81等に従って、報知対
象のランドマーク(○○公園)があることを判別し、ラ
ンドマーク情報73からランドマーク名称「○○公園」
を抽出する(ステップS21)。なおこの際、報知対象
のランドマークがないと判別した場合、処理制御部16
は、道路セグメント71から現在走行中の道路であるセ
グメント名称「国道△△号線」を抽出する(ステップS
19)。
【0063】処理制御部16は、抽出したランドマーク
名称から、「まもなく、○○公園が見えます。」といっ
た案内メッセージを編集し、音声合成部20に供給する
(ステップS22)。音声合成部20は、案内メッセー
ジに従った音声を音声出力部21から出力する(ステッ
プS23)。
【0064】利用者は、報知された案内メッセージによ
り、交差点「○○公園入口」を右折した後に、現在進ん
でいる方向が正しい方向であることを確認できる。この
結果、利用者が表示部19を注視する必要がないため、
利用者をより安全に目的地に導くことができる。
【0065】そして、図6(c)に示すように、自車V
aがランドマーク(△△ツインビル)の所定距離前に到
達すると、処理制御部16は、自車Vaが次のランドマ
ークの直前に位置していると判別し(ステップS2
0)、ランドマーク情報73からランドマーク名称「△
△ツインビル」を抽出する(ステップS21)。処理制
御部16は、抽出したランドマーク名称から、「まもな
く、△△ツインビルが見えます。」といった案内メッセ
ージを編集し、音声合成部20に供給する(ステップS
22)。音声合成部20は、案内メッセージに従った音
声を音声出力部21から出力する(ステップS23)。
【0066】更に、自車Vaが移動して、図6(d)に
示すように、情報発信装置Fが発するFM多重信号等を
受信できる範囲内に到達すると、受信モジュール14
は、ランドマークに関する情報を受信アンテナ13を介
して受信することにより生成した受信ランドマーク情報
82を記憶部18に記憶させる。そして、処理制御部1
6は、ランドマーク情報を受信していると判別し(ステ
ップS11)、受信ランドマーク情報82からランドマ
ーク名称「□□酒店」を抽出する(ステップS12)。
処理制御部16は、抽出したランドマーク名称から、
「この付近に、□□酒店があります。」といった案内メ
ッセージを編集し、音声合成部20に供給する(ステッ
プS22)。音声合成部20は、案内メッセージに従っ
た音声を音声出力部21から出力する(ステップS2
3)。
【0067】このように、所定の条件に合致する毎に、
誘導経路における自車の近傍に位置するランドマーク
(特徴物)に関する情報が音声によって報知されるた
め、利用者は、表示部19を注視しなくとも、誘導経路
に沿って正しく運転していることを確認できる。この結
果、利用者をより安全に目的地に導くことができる。
【0068】上記の実施の形態では、ランドマークに関
する情報(受信ランドマーク情報82)を受信モジュー
ル14にて受信する度に音声にて報知したが、利用者が
報知対象のランドマークの種類を指定できるようにして
もよい。
【0069】例えば、利用者が、運転しながらスーパー
マーケットを探しているような場合、操作部15を介し
て報知対象のランドマークの種類を「大規模小売店舗」
に設定する。処理制御部16は、記憶部18に記憶され
た受信ランドマーク情報82の種類が「大規模小売店
舗」である場合に、案内メッセージを編集し、音声合成
部20に供給する。一方、受信ランドマーク情報82の
種類が「大規模小売店舗」でない場合、処理制御部16
は、案内メッセージを編集することなく、受信ランドマ
ーク情報82を記憶部18から削除する。
【0070】上記の実施の形態では、受信モジュール1
4にて受信したランドマークに関する情報(受信ランド
マーク情報82)からランドマーク名称を抽出し、そし
て案内メッセージを編集したが、受信モジュール14に
て受信した情報をそのまま案内メッセージとして使用し
てもよい。
【0071】例えば、FM多重信号等により、例えば、
「なんでも安い○○スーパーマーケットが、もうじき見
えます。駐車場も完備して夜7時まで営業してます。」
といったコマーシャル情報を受信すると、受信モジュー
ル14は、受信したコマーシャル情報をそのまま記憶部
18に記憶する。処理制御部16は、記憶部18に記憶
したコマーシャル情報を音声合成部20に供給する。音
声合成部20は、コマーシャル情報に従った音声信号を
生成し、生成した音声信号を音声出力部21を介して音
声にて出力する。
【0072】なお、この発明の実施の形態にかかるナビ
ゲーションシステムは、専用のシステムによらず、通常
のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例え
ば、コンピュータに上述のいずれかを実行するためのプ
ログラムを格納した媒体(フロッピーディスク、CD−
ROM等)から当該プログラムをインストールすること
により、上述の処理を実行するナビゲーションシステム
を構成することができる。
【0073】また、コンピュータにプログラムを供給す
るための媒体は、通信媒体(通信回線、通信ネットワー
ク、通信システムのように、一時的かつ流動的にプログ
ラムを保持する媒体)でもよい。例えば、通信ネットワ
ークの掲示板(BBS)に当該プログラムを掲示し、こ
れをネットワークを介して配信してもよい。そして、こ
のプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケ
ーションプログラムと同様に実行することにより、上述
の処理を実行することができる。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
誘導経路における種々の情報を音声にて的確に報知する
ことにより、利用者をより安全に目的地に導くことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るナビゲーションシス
テムの構成の一例を示すブロック図である。
【図2】CD−ROMに記憶される情報の一例を示す模
式図であり、(a)が道路セグメントであり、(b)が
道路ノードであり、(c)がランドマーク情報である。
【図3】(a)が記憶部に記憶される誘導経路情報の一
例を示す模式図であり、(b)が誘導経路の模式図であ
り、(c)が記憶部に記憶される受信ランドマーク情報
の一例を示す模式図である。
【図4】本発明の実施の形態に係るナビゲーション処理
を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る音声案内処理を説明
するためのフローチャートである。
【図6】(a)〜(d)の順番に自車が移動する様子を
説明するための模式図である。
【図7】(a)、(b)いずれも、自車が交差点におい
て右折をする様子を説明するための模式図である。
【符号の説明】
11 GPSアンテナ 12 GPSモジュール 13 受信アンテナ 14 受信モジュール 15 操作部 16 処理制御部 17 CD−ROM 18 記憶部 19 表示部 20 音声合成部 21 音声出力部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の出発地から目的地までの進むべき道
    筋を定めた誘導経路の近傍に位置する特徴物に関するラ
    ンドマーク情報を記憶するランドマーク情報記憶手段
    と、 自車の現在位置を取得する現在位置取得手段と、 前記現在位置取得手段が取得した現在位置に従って、前
    記ランドマーク情報記憶手段から対象となるランドマー
    ク情報を取得するランドマーク情報取得手段と、 前記ランドマーク情報取得手段が取得したランドマーク
    情報に従って、音声信号を生成する音声信号生成手段
    と、 前記音声信号生成手段が生成した音声信号に従って、音
    声を出力する音声出力手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】所定の出発地から目的地までの進むべき道
    筋を定めた誘導経路を規定する誘導経路情報を記憶する
    誘導経路情報記憶手段と、 前記誘導経路情報記憶手段に記憶された誘導経路情報に
    より規定される誘導経路の近傍に位置する特徴物に関す
    るランドマーク情報を記憶するランドマーク情報記憶手
    段と、 自車の現在位置を取得する現在位置取得手段と、 前記現在位置取得手段が取得した現在位置に従って、前
    記ランドマーク情報記憶手段から対象となるランドマー
    ク情報を取得するランドマーク情報取得手段と、 前記ランドマーク情報取得手段が取得したランドマーク
    情報に従って、特徴物の名称を含む所定の案内メッセー
    ジを生成するメッセージ生成手段と、 前記メッセージ生成手段により生成された案内メッセー
    ジに従って、音声信号を生成する音声信号生成手段と、 前記音声信号生成手段が生成した音声信号に従って、音
    声を出力する音声出力手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】所定の出発地から目的地までの進むべき道
    筋を定めた誘導経路を規定する道路セグメント及び道路
    ノードの組み合わせから構成される誘導経路情報を記憶
    する誘導経路情報記憶手段と、 前記誘導経路情報記憶手段に記憶された誘導経路情報に
    より規定される誘導経路の近傍に位置する特徴物に関す
    るランドマーク情報を記憶するランドマーク情報記憶手
    段と、 自車の現在位置を取得する現在位置取得手段と、 前記現在位置取得手段が取得した現在位置に従って、前
    記誘導経路情報記憶手段から自車が曲がるべき分岐点を
    示す道路ノードを取得する道路ノード取得手段 と、前記現在位置取得手段が取得した現在位置に従っ
    て、前記道路ノード取得手段が取得した道路ノードによ
    り規定される分岐点の近傍に位置するランドマーク情報
    を前記ランドマーク情報記憶手段から取得するランドマ
    ーク情報取得手段と、 前記ランドマーク情報取得手段が取得したランドマーク
    情報に従って、ランドマークの名称を含む所定の案内メ
    ッセージを生成するメッセージ生成手段と、 前記メッセージ生成手段により生成された案内メッセー
    ジに従って、音声信号を生成する音声信号生成手段と、 前記音声信号生成手段が生成した音声信号に従って、音
    声を出力する音声出力手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】所定の情報発信装置から送られるランドマ
    ーク情報を受信する情報受信手段を更に備え、 前記メッセージ生成手段は、前記情報受信手段が受信し
    たランドマーク情報に従って、ランドマークの名称を含
    む所定の案内メッセージを生成する、 ことを特徴とする請求項2又は3に記載のナビゲーショ
    ンシステム。
  5. 【請求項5】自車の現在位置を取得する現在位置取得ス
    テップと、 前記現在位置取得ステップにて取得された現在位置に従
    って、所定の出発地から目的地までの進むべき道筋を定
    めた誘導経路の近傍に位置する特徴物に関するランドマ
    ーク情報を取得するランドマーク情報取得ステップと、 前記ランドマーク情報取得ステップにて取得されたラン
    ドマーク情報に従って、音声信号を生成する音声信号生
    成ステップと、 前記音声信号生成ステップにて生成された音声信号に従
    って、音声を出力する音声出力ステップと、 を備えることを特徴とする音声案内方法。
  6. 【請求項6】自車の現在位置を取得する現在位置取得ス
    テップと、前記現在位置取得ステップにて取得された現
    在位置に従って、所定の出発地から目的地までの進むべ
    き道筋を定めた誘導経路の近傍に位置する特徴物に関す
    るランドマーク情報を取得するランドマーク情報取得ス
    テップと、前記ランドマーク情報取得ステップにて取得
    されたランドマーク情報に従って、音声信号を生成する
    音声信号生成ステップと、前記音声信号生成ステップに
    て生成された音声信号に従って、音声を出力する音声出
    力ステップとを有する音声案内方法をコンピュータに実
    行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018058891A1 (zh) * 2016-09-30 2018-04-05 百度在线网络技术(北京)有限公司 导航信息展示方法和装置

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WO2018058891A1 (zh) * 2016-09-30 2018-04-05 百度在线网络技术(北京)有限公司 导航信息展示方法和装置

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