JP2001099493A - 燃焼装置 - Google Patents

燃焼装置

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JP2001099493A
JP2001099493A JP27417899A JP27417899A JP2001099493A JP 2001099493 A JP2001099493 A JP 2001099493A JP 27417899 A JP27417899 A JP 27417899A JP 27417899 A JP27417899 A JP 27417899A JP 2001099493 A JP2001099493 A JP 2001099493A
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JP
Japan
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joining
pipe
flow
interval
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JP27417899A
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English (en)
Inventor
Masamitsu Kondo
正満 近藤
Hideo Tomita
英夫 富田
Kazuya Ariyama
和也 有山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一つの缶体に複数の機能を有する流路を設け
た燃焼装置において、各単独運転時に使用しない流路内
にスケールが堆積し耐久性能が劣化したり、出力が低下
するのを防止する。 【解決手段】 伝熱フィン4を貫通する第一流路10と
第二流路5が互いに接合した接合流路7を設け、接合流
路7の流路間隔Pを第一流路10または第二流路5の流
路間隔Pの少なくともどちらか一方より狭くしたもので
ある。したがて、単独で加熱する運転を行っても接合流
路7の流路間隔Pが狭いため高温の燃焼ガスが接合流路
7を通過しにくくなることで受熱量が減少し、接合流路
7の滞留している他方の管内の水の温度上昇を抑制し、
管内スケールの発生防止と熱交換器8の延命化が実現で
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は暖房機能や風呂の追
い焚き機能を有する給湯機において、燃焼熱源が1カ所
存在し、前記複数の機能を満足する燃焼装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、一つの燃焼熱源によって複数の流
路を同時に加熱できる燃焼装置は、給湯と風呂の運転が
できる給湯風呂装置などの複合給湯機に採用されてい
る。この種の従来の燃焼装置は特開平9−243166
号公報に記載されているようなものがあった。この燃焼
装置では、図8に示す様に、バーナユニット1とバーナ
ーユニット1に設けられた給湯バーナユニット1Aと風
呂バーナユニット1Bと、バーナユニット1に空気を供
給する送風ファン2と、燃料を供給するガス比例弁3
と、複数の伝熱フィン4と、伝熱フィン4を貫通しバー
ナユニット1で加熱する給湯管5と風呂管6から構成さ
れる。給湯管5と風呂管6は互いに並行に並べられ、間
に互いの丸管を接合した接合流路7を有している。この
時給湯バーナユニット1Aは給湯管5と接合流路7を加
熱し、風呂バーナユニット1Bは風呂管6を加熱する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の燃焼装置の構成では、給湯バーナユニット1Aと風
呂バーナユニット1Bはバーナユニット1内でそれぞれ
完全に独立しているため、装置の小型化ができない構成
であると共に、特に給湯単独の最大運転を行う際に接合
流路7と給湯管5の間を高温の燃焼ガスが多量に通過す
るため、運転を行っていない接合流路7の他方の風呂管
6内の水温が上昇してしまう。すなわち、接合流路7と
給湯管5の高温ガスの流れる通路抵抗が同じであれば最
大燃焼時に接合流路7の加熱量が増加し、所定の燃焼量
を超えると接合流路7の風呂管6への受熱量が多くな
り、風呂管6の水温が上昇し沸騰に至ることもあった。
管内の水が沸騰すると管内にスケールが付着し流路を閉
塞し運転ができなくなる可能性が生じる。また、風呂の
単独運転を行う際も、接合流路7と風呂管6の高温ガス
の流れる通路抵抗が同じであれば最大燃焼時に接合流路
7の加熱量が増加し、所定の燃焼量を超えると給湯管5
への受熱量が多くなり、給湯管5内の水温が上昇し高温
になることもあった。そのため、給湯運転開始時の初期
水温の上昇による高温出湯や、熱交換器の耐久性と信頼
性に課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、並行に複数本のバーナを設けたバーナユニ
ットに第一バーナ群と第二バーナ群を設け、バーナユニ
ットによって生成される高温ガスで加熱される複数の伝
熱フィンと、伝熱フィンを貫通しバーナユニットと並行
して設けた複数の流路と、流路は第一流路と第二流路と
両流路の間に設けた接合流路から構成され、接合流路の
高温ガスの流路抵抗が、第一流路と第二流路の高温ガス
の流れる流路抵抗のうち少なくともどちらか一方よりも
大きくなることを特徴とする燃焼装置である。
【0005】上記発明によれば、一つの缶体で給湯・風
呂もしくは給湯・暖房等の複数の機能を備えた燃焼装置
において、一つの機能のみを使用したときに、使用しな
い機能の管内流体の沸騰を抑制できることから、十分な
給湯能力や暖房能力や風呂沸き上げ性能の発揮と、高い
耐久性能と信頼性能を確保できる。
【0006】
【発明の実施の形態】請求項1の発明は、複数の流路を
加熱するバーナ群を並行に設けたバーナユニットと、バ
ーナユニットは第一バーナ群と、第二バーナ群を備え、
バーナ群で加熱される複数の流路を設けた伝熱フィン
と、伝熱フィンを貫通しバーナユニットと並行して設け
た複数の流路を構成する第一流路と第二流路を備え、第
一流路と前記第二流路の間に互いに接合した接合流路を
構成し、接合流路の流路間隔が第一流路の流路間隔また
は第二流路の流路間隔より少なくともどちらか一方が狭
くなるようにしたものである。
【0007】これにより、接合流路を通過する高温ガス
の通過量が減少し、流路間隔が狭い流路を単独で加熱す
る運転を行っても、接合流路の滞留している他方の管内
の水の温度上昇を抑制し、管内スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現できる。すなわち装置の持つ性能
が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の信
頼性が大幅に向上する。
【0008】また、請求項2の発明は、第一流路の流路
間隔が接合流路の流路間隔よりも狭く、第二流路の流路
間隔が接合流路の流路間隔よりも広く、接合流路の火炎
の上流側に第一流路を配したものである。
【0009】そして、接合流路の第一流路を燃焼ガスが
流れる上流側に配することで、第二流路は第一流路の高
温ガスの下流側になり直接高温ガスで加熱される量が減
り管内沸騰を抑制できる。すなわち、管内スケールの発
生防止と熱交換器の延命化が実現できる。すなわち装置
の持つ性能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上
し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0010】また、請求項3の発明は、接合流路の火炎
下流側に配した第二流路の周囲の伝熱フィンに遮熱穴を
設けたものである。
【0011】そして、接合流路の第一流路を燃焼ガスが
流れる上流側に配し、さらに第二流路の周囲で伝熱フィ
ンに遮熱穴を設けることで第二流路の受熱量をさらに減
らすことができ管内の温度上昇を抑制できる。すなわ
ち、管内スケールの発生防止と熱交換器の延命化が実現
できる。すなわち装置の持つ性能が十分に発揮され、缶
体の耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅に向上す
る。
【0012】また、請求項4の発明は、接合流路の火炎
の上流側に第一流路を配し、接合流路の周囲の伝熱フィ
ンの面積を第一流路と第二流路の周囲の伝熱フィン面積
よりも小さくしたものである。
【0013】そして、接合流路の第一流路近傍の伝熱フ
ィンの面積を少なくすると第一流路の受熱量が減り管内
沸騰を抑制できる。すなわち、管内スケールの発生防止
と熱交換器の延命化が実現できる。すなわち持つ性能が
十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の信頼
性が大幅に向上する。
【0014】また、請求項5の発明は、第二流路の流路
間隔が接合流路の流路間隔よりも狭く、接合流路の火炎
の下流側に前記第二流路を配し、接合流路の周囲の伝熱
フィンの面積を小さくしたものである。
【0015】そして、複数段設けた第一流路と接合流路
と第二流路のうち、接合流路の上下段の流路間隔が第一
流路と第二流路の上下段の流路間隔よりも狭くすること
で接合流路を通過する高温ガスの通過量が減少し、各流
路を単独で加熱する運転を行っても、滞留している他方
の管内の水の温度上昇を抑制し、管内スケールの発生防
止と熱交換器の延命化が実現できる。すなわち装置の持
つ性能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製
品の信頼性が大幅に向上する。
【0016】また、請求項6の発明は、接合流路の流路
径が第一流路の流路径と第二流路の流路径より大きくし
たものである。
【0017】そして、接合流路の流路径を第一流路と第
二流路径よりも大きくすることで流路間隔が同一であっ
ても接合流路を通過する高温ガスの通過量が減少し、各
流路を単独で加熱する運転を行っても、滞留している他
方の管内の水の温度上昇を抑制し、管内スケールの発生
防止と熱交換器の延命化が実現できる。すなわち装置の
持つ性能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、
製品の信頼性が大幅に向上する。
【0018】また、請求項7の発明は、バーナユニット
から発生した高温の燃焼ガスが伝熱フィンを通過し外部
へ排出される排気口を備え、接合流路の下流側で排気口
の内部に設けた抵抗体により燃焼ガスの流れを抑制する
ものである。
【0019】そして、接合流路を高温ガスが通過した下
流側で排気通路内に抵抗体を設け排気抵抗を大きくする
ことで接合流路を通過する高温ガスの通過量が減少し、
各流路を単独で加熱する運転を行っても、滞留している
他方の管内の水の温度上昇を抑制し、管内スケールの発
生防止と熱交換器の延命化が実現できる。すなわち装置
の持つ性能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上
し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0020】また、請求項8の発明は、接合流路が貫通
した伝熱フィンの高温ガスが流れる下流端部に燃焼ガス
の流れを抑制する折り曲げ部を設けたものである。
【0021】そして、接合流路が貫通し伝熱フィンの高
温ガスが通過する下流端部に折り曲げ部を設け高温ガス
の流路抵抗を大きくすることで、接合流路を通過する高
温ガスの通過量が減少し、各流路を単独で加熱する運転
を行っても、滞留している他方の管内の水の温度上昇を
抑制し、管内スケールの発生防止と熱交換器の延命化が
実現できる。すなわち装置の持つ性能が十分に発揮さ
れ、缶体の耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅に向
上する。また、折り曲げ部により接合流路の直上に高温
ガスを導くことができ伝熱フィンによる受熱を促進でき
受熱効率を向上できる。
【0022】また、請求項9の発明は、接合流路が貫通
した伝熱フィンの高温ガスが流れる下流端部に燃焼ガス
の流れを抑制する折り曲げ部を設けたものである。
【0023】そして、接合流路が貫通し伝熱フィンの高
温ガスの流路抵抗を大きくすることで、接合流路を通過
する高温ガスの通過量が減少し、各流路を単独で加熱す
る運転を行っても、滞留している他方の管内の水の温度
上昇を抑制し、管内スケールの発生防止と熱交換器の延
命化が実現できる。すなわち装置の持つ性能が十分に発
揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅
に向上する。また、流路抵抗を上流側接合流路のすぐ下
流で下流側接合流路の間に設けることで伝熱フィンの低
温部で結露の発生が起こりやすい箇所であれば、結露発
生の防止を行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0025】(実施例1)本発明の実施例を、図1を用
いて説明する。図1は燃焼装置の熱交換器とバーナユニ
ットの構成図で、給湯と暖房の同時運転を行っている場
合である。尚、従来例と同一部分には同一番号を付与し
て詳細な説明を省略する。図において、1は複数本ある
バーナユニットであり、バーナユニット1は第一バーナ
群である暖房バーナユニット1Cと共用バーナ群である
共用バーナユニット1Dと第二バーナ群である給湯バー
ナユニット1Aから構成される。共用バーナユニット1
Dは給湯運転と暖房運転のどちらの運転を行うときも燃
焼するバーナユニット1である。
【0026】バーナユニット1に空気を供給するファン
2と、バーナユニット1へのガス供給量を制御するガス
比例弁3と、バーナユニット1によって生成される高温
ガスで加熱される複数の伝熱フィン4と、給湯運転と暖
房運転の切り替え及び、バーナユニット1の燃焼本数切
り替えを行う複数の電磁弁9と、高温ガスの下流側で高
温ガスの流れと交差し伝熱フィン4を貫通しバーナユニ
ット1と並行して設けた第一流路である暖房管10と第
二流路である給湯管5を上下2段に設けている。また、
複数本ある暖房管の一部は略ハート型に管の流路を変形
し給湯管5とロウ接合され接合流路7を上下2段に構成
している。このとき、高温ガスの上流側に位置する暖房
管10と給湯管5の周囲の伝熱フィン4面積より接合流
路7の周囲の伝熱フィン4面積の方が小さくなる構成と
している。さらに暖房管10は温水を循環させるための
暖房循環ポンプ11と、暖房端末機12を設けている。
【0027】従来例の構成における課題は、給湯もしく
は風呂の単独運転を行う際に接合流路7が常に加熱され
るため、運転を行っていない他方の管内の水温が上昇し
てしまう。例えば給湯運転を行う際に、所定の燃焼量を
超えると風呂管6への受熱量が多くなり、風呂管6内の
水温が上昇し沸騰に至ることもあった。風呂管6内の水
が沸騰すると風呂管6内にスケールが付着し風呂管6を
閉塞し風呂運転ができなくなる可能性が生じる。また、
風呂の単独運転を行う際も、接合流路7周囲の伝熱フィ
ン4面積が大きいため所定の燃焼量を超えると接合流路
7の給湯管5の受熱量が多くなり、給湯管5内の水温が
上昇し高温になることもあった。そのため、給湯運転開
始時の初期水温の上昇による高温出湯や、熱交換器の耐
久性と信頼性に課題があった。
【0028】この課題を解決する手段として、バーナユ
ニット1に接合流路7を同時に加熱する共用バーナユニ
ット1Dを設け、各バーナユニット1の並びと並行して
給湯管5と暖房管10を設け、給湯管5と暖房管10を
接合した接合流路7を設け、接合流路7の高温ガス上流
側に暖房管10を略ハート型に変形した変形パイプを設
け、接合流路7の流路間隔Pである接合管ピッチSPを
給湯管5の流路間隔Pである給湯管ピッチWPよりも狭
くし、接合流路7の接合管ピッチSPを暖房管10の流
路間隔Pである暖房管ピッチDPよりも広くするととも
に、接合流路7の周囲の伝熱フィン4面積を暖房管10
もしくは給湯管5周囲の伝熱面積よりも小さくする構成
としている。
【0029】そこで図1に示す本発明の構成によれば、
給湯最大運転したときには給湯バーナユニット1Aと共
用バーナユニット1Dで燃焼し、高温の燃焼ガスは給湯
管5と接合流路7の間を通過する。このとき接合流路7
の接合管ピッチSPを給湯管5の給湯管ピッチWPより
も狭くし、さらに接合流路7の上下2段の間隔が給湯管
5の上下2段の間隔よりも狭くなるため、高温の燃焼ガ
スは流路抵抗の少ない給湯管5側へ流れやすくなり、接
合流路7を加熱する熱量は少なくなる。さらに図2に示
すように、高温ガスの上流側に位置する接合流路7周囲
の伝熱フィン4の受熱面積を、暖房管10もしくは給湯
管5の周囲の伝熱フィン4の受熱面積よりも小さくする
ことで接合流路7の暖房管10の受熱量が減り、運転を
停止している接合流路7の暖房管10内部の滞留水の温
度上昇を抑制できる。すなわち滞留している管内のスケ
ール付着抑制と熱交換器の延命化が実現されるととも
に、耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅に向上す
る。
【0030】また、接合流路7のうち暖房管10を略ハ
ート型に変形し給湯管5と接合していることから給湯管
5と暖房管11の接合面積が大きくなり、運転を停止し
ている管内部の滞留水の熱は他方の管に容易に伝熱し、
滞留水の温度上昇を抑制できる。すなわち滞留している
管内のスケール付着抑制と熱交換器8の延命化が実現さ
れるとともに、耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅
に向上する。
【0031】一方暖房最大運転したときには暖房バーナ
ユニット1Cと共用バーナユニット1Dで燃焼し、暖房
管10と接合流路7を加熱する。このとき暖房管10の
暖房管ピッチDPは接合流路7の接合管ピッチSPより
も狭いが、接合流路7の上下2段の間隔が給湯管5の上
下2段の間隔よりも狭くなるため、高温の燃焼ガスは流
路抵抗の少ない暖房管10側へ流れやすくなる。さら
に、接合流路7の火炎上流側に暖房管10を配している
ため、接合流路7で管内水が滞留している給湯管5は暖
房管10の高温ガスの下流側になり直接高温ガスで加熱
される量が減る。さらに図2に示すように接合流路7の
給湯管5周囲の伝熱フィン4に遮熱穴13を設けること
で給湯管5の受熱量が減り給湯管5内沸騰を抑制でき
る。すなわち、接合流路7の管内スケールの発生防止と
熱交換器8の延命化が実現できる。すなわち装置の持つ
性能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品
の信頼性が大幅に向上する。
【0032】また本実施例では、暖房管10の暖房管ピ
ッチDPが接合流路7の接合管ピッチSPよりも狭い場
合について説明したが、暖房管ピッチDPが広いか同一
ピッチである場合においても暖房最大運転時に高温の燃
焼ガスが暖房管10側へ流れやすくなるため接合流路7
の給湯管5への受熱量が減り給湯管5の沸騰は抑制でき
ることから同様の効果を発揮できる。さらに、伝熱フィ
ン4を貫通する流路を給湯管5と暖房管10に適用した
例で説明したが、給湯管5と風呂管6、もしくは暖房管
10と風呂管6に適用しても同様の効果を発揮できる。
さらに、接合流路7のうち暖房管10の片方のみを略ハ
ート型に変形した例を示したが、全ての管を変形し接合
面積を大きくする構成をとることでも同様の効果を発揮
できる。ところで、本実施例では接合流路7を加熱する
領域を共用バーナユニット1Dで加熱する例を示し小型
化可能な構成で説明したが、共用バーナユニット1Dが
存在せず暖房バーナユニット1Cと給湯バーナユニット
1Aの各専用バーナユニット1で構成したとしても同様
の効果を発揮できるものである。
【0033】(実施例2)図3は本発明の実施例2の燃
焼装置の伝熱フィンの構成図で、暖房管10と給湯管5
と接合流路7がそれぞれ上下2段となりほぼ同一の管ピ
ッチPで構成される場合である。本発明の目的と効果
は、実施例1で示したものと同じであり、本実施例との
構成における違いは、接合流路7の暖房管10と給湯管
5の管の外形が、暖房管10と給湯管5の管の外形より
大きくする構成をとったことである。
【0034】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0035】図3に示すように暖房管10と給湯管5と
接合流路7が横方向と上下方向とでほぼ同一の管ピッチ
Pで構成される場合においても、接合流路7の暖房管1
0と給湯管5の管径が大きいために高温の燃焼ガスは流
路抵抗の少ない給湯管5もしくは暖房管10側へ流れや
すくなり、接合流路7を加熱する熱量は少なくなり、運
転を停止している接合流路7の管内部の滞留水の温度上
昇を抑制できる。すなわち滞留している管内のスケール
付着抑制と熱交換器8の延命化が実現されるとともに、
耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0036】(実施例3)図4は本発明の実施例3であ
り、本発明の燃焼装置の熱交換器とバーナユニットと排
気口の構成図で、給湯と暖房の同時運転を行っている場
合である。本発明の目的と効果は、実施例1で示したも
のと同じであり、本実施例との構成における違いは、接
合流路7の高温ガスが流れる下流側で排気口14の間に
抵抗体である邪魔板15を設けた構成をとったことであ
る。
【0037】なお、実施例1と同一符号のものは同一構
造を有し、説明は省略する。
【0038】図4に示すように共用バーナユニット1D
で発生した高温ガスは接合流路7を通過する。ところ
が、接合流路7を通過した後に邪魔板15が存在するた
め、接合流路7を通過する高温ガスの流路抵抗が暖房管
10や給湯管5を通過した後の高温ガスの流路抵抗より
も大きいため、接合流路7を通過する高温ガスの流量が
減少する。すなわち高温の燃焼ガスは流路抵抗の少ない
給湯管5もしくは暖房管10側へ流れやすくなり、接合
流路7を加熱する熱量は少なくなり、運転を停止してい
る接合流路7の管内部の滞留水の温度上昇を抑制でき
る。すなわち滞留している管内のスケール付着抑制と熱
交換器8の延命化が実現されるとともに、耐久性能が向
上し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0039】次に図5に示すように、伝熱フィン4の接
合流路7が存在する下流端部に折り曲げ部16を設ける
ことで、接合流路7を通過する高温ガスの流路抵抗を大
きくする構成をとる場合でも同様の効果を発揮できる。
また図6に示すように、伝熱フィン4の1段目の接合流
路7の流路間で切り込み部17に抵抗体である折り曲げ
部16を設けることで、接合流路7を通過する高温ガス
の流路抵抗を大きくする構成をとる場合でも同様の効果
を発揮できる。さらに図7に示すように、伝熱フィン4
の1段目の接合流路7と2段目の接合流路7の間に抵抗
体であるバーリング部18げを設けることで、接合流路
7を通過する高温ガスの流路抵抗を大きくする構成をと
る場合でも同様の効果を発揮できる。このとき、1段目
の接合流路7の間もしくは2段目の接合流路7の間にバ
ーリング部18を設けても同様の効果を発揮する。
【0040】また本実施例では、伝熱フィン4を貫通す
る流路を給湯管5と暖房管10に適用した例で説明した
が、給湯管5と風呂管6、もしくは暖房管10と風呂管
6に適用しても同様の効果を発揮できる。さらに、接合
流路7のうち暖房管10の片方のみを略ハート型に変形
した例を示したが、全ての管を変形し接合面積を大きく
する構成をとることでも同様の効果を発揮できる。とこ
ろで、本実施例では接合管を加熱する領域を共用バーナ
ユニット1Dで加熱する例を示し小型化可能な構成で説
明したが、共用バーナユニット1Dが存在せず暖房バー
ナユニット1Cと給湯バーナ1Aの各専用バーナユニッ
ト1で構成したとしても同様の効果を発揮できるもので
ある。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明のような構成の燃
焼装置において、次のような効果が得られる。
【0042】請求項1の発明は、接合流路の流路間隔を
第一流路または第二流路の流路間隔よりも少なくともど
ちらか一方を狭くすることで接合流路を通過する高温ガ
スの通過量が減少し、流路間隔が狭い流路を単独で加熱
する運転を行っても、接合流路の滞留している他方の管
内の水の温度上昇を抑制し、管内スケールの発生防止と
熱交換器の延命化が実現できる。すなわち装置の持つ性
能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の
信頼性が大幅に向上する。
【0043】請求項2の発明は、第一流路の流路間隔が
接合流路の流路間隔より狭い場合に、第一流路を単独で
加熱すると燃焼ガスは接合流路の方に多く流れ、接合流
路の加熱量が増加する。しかるに接合流路の第一流路を
燃焼ガスが流れる上流側に配することで、第二流路は第
一流路の高温ガスの下流側になり直接高温ガスで加熱さ
れる量が減り管内沸騰を抑制できる。すなわち、管内ス
ケールの発生防止と熱交換器の延命化が実現できる。す
なわち装置の持つ性能が十分に発揮され、缶体の耐久性
能が向上し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0044】請求項3の発明は、第一流路の流路間隔が
接合流路の流路間隔より狭い場合に、第一流路を単独で
加熱すると燃焼ガスは接合流路の方に多く流れ、接合流
路の第二流路が沸騰する。しかるに接合流路の第一流路
を燃焼ガスが流れる上流側に配し、さらに第二流路の周
囲で伝熱フィンに遮熱穴を設けることで第二流路の受熱
量をさらに減らすこができ管内の温度上昇を抑制でき
る。すなわち、管内スケールの発生防止と熱交換器の延
命化が実現できる。すなわち装置の持つ性能が十分に発
揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅
に向上する。
【0045】請求項4の発明は、第二流路を単独で運転
すると、高温の燃焼ガスにより接合流路の第一流路が沸
騰する。しかるに接合流路の第一流路近傍の伝熱フィン
の面積を少なくすると第一流路の受熱量が減り管内沸騰
を抑制できる。すなわち、管内スケールの発生防止と熱
交換器の延命化が実現できる。すなわち装置の持つ性能
が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の信
頼性が大幅に向上する。
【0046】請求項5の発明は、複数段設けた第一流路
と接合流路と第二流路のうち、接合流路の上下段の流路
間隔が第一流路と第二流路の上下段の流路間隔よりも狭
くすることで接合流路を通過する高温ガスの通過量が減
少し、各流路を単独で加熱する運転を行っても、滞留し
ている他方の管内の水の温度上昇を抑制し、管内スケー
ルの発生防止と熱交換器の延命化が実現できる。すなわ
ち装置の持つ性能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が
向上し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0047】請求項6の発明は、接合流路の流路径を第
一流路と第二流路の流路径よりも大きくすることで流路
間隔が同一であっても接合流路を通過する高温ガスの通
過量が減少し、各流路を単独で加熱する運転を行って
も、滞留している他方の管内の水の温度上昇を抑制し、
管内スケールの発生防止と熱交換器の延命化が実現でき
る。すなわち装置の持つ性能が十分に発揮され、缶体の
耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0048】請求項7の発明は、接合流路を高温ガスが
通過した下流側で排気通路内部に抵抗体を設け排気抵抗
を大きくすることで、接合流路を通過する高温ガスの通
過量が減少し、各流路を単独で加熱する運転を行って
も、滞留している他方の管内の水の温度上昇を抑制し、
管内スケールの発生防止と熱交換器の延命化が実現でき
る。すなわち装置の持つ性能が十分に発揮され、缶体の
耐久性能が向上し、製品の信頼性が大幅に向上する。
【0049】請求項8の発明は、接合流路が貫通し伝熱
フィンの高温ガスが通過する下流端部に折り曲げ部を設
け高温ガスの流路抵抗を大きくすることで、接合流路を
通過する高温ガスの通過量が減少し、各流路を単独で加
熱する運転を行っても、滞留している他方の管内の水の
温度上昇を抑制し、管内スケールの発生防止と熱交換器
の延命化が実現できる。すなわち装置の持つ性能が十分
に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の信頼性が
大幅に向上する。また、折り曲げ部により接合流路の直
上に高温ガスを導くことができ伝熱フィンによる受熱を
促進でき受熱効率を向上できる。
【0050】請求項9の発明は、接合流路の流路間に抵
抗体を設け高温ガスの流路抵抗を大きくすることで、接
合流路を通過する高温ガスの通過量が減少し、各流路を
単独で加熱する運転を行っても、滞留している他方の管
内の水の温度上昇を抑制し、管内スケールの発生防止と
熱交換器の延命化が実現できる。すなわち装置の持つ性
能が十分に発揮され、缶体の耐久性能が向上し、製品の
信頼性が大幅に向上する。また、流路抵抗を上流側接合
流路のすぐ下流で下流側接合流路の間に設けることで伝
熱フィンの低温部で結露の発生が起こりやすい箇所であ
れば、結露発生の防止を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の燃焼装置の構成図
【図2】本発明の実施例1の伝熱フィンの構成図
【図3】本発明の実施例2の伝熱フィンのの構成図
【図4】本発明の実施例3の燃焼装置の構成図
【図5】本発明の実施例3の伝熱フィンの構成図
【図6】本発明の実施例3の伝熱フィンの他の構成図
【図7】本発明の実施例3の伝熱フィンの他の構成図
【図8】従来の燃焼装置の構成図
【符号の説明】
1 バーナユニット 1A 給湯バーナユニット(第二バーナ群) 1C 暖房バーナユニット(第一バーナ群) 4 伝熱フィン 5 給湯管(第二流路) 7 接合流路 10 暖房管(第一流路) P 流路間隔 13 遮熱穴 14 排気口 15 邪魔板(抵抗体) 16 折り曲げ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有山 和也 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L036 AA04 AA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の流路を加熱するバーナ群を並行に設
    けたバーナユニットと、前記バーナユニットは第一バー
    ナ群と、第二バーナ群を備え、前記バーナ群で加熱され
    る複数の流路を設けた伝熱フィンと、前記伝熱フィンを
    貫通し前記バーナユニットと並行して設けた前記複数の
    流路を構成する第一流路と第二流路を備え、前記第一流
    路と前記第二流路の間に互いに接合した接合流路を構成
    し、前記接合流路の流路間隔が前記第一流路の流路間隔
    または前記第二流路の流路間隔より少なくともどちらか
    一方が狭くなる燃焼装置。
  2. 【請求項2】第一流路の流路間隔が接合流路の流路間隔
    よりも狭く、第二流路の流路間隔が前記接合流路の流路
    間隔よりも広く、前記接合流路の火炎の上流側に前記第
    一流路を配した請求項1記載の燃焼装置。
  3. 【請求項3】接合流路の火炎下流側に配した第二流路の
    周囲の伝熱フィンに遮熱穴を設けた請求項2記載の燃焼
    装置。
  4. 【請求項4】接合流路の火炎の上流側に第一流路を配
    し、前記接合流路の周囲の伝熱フィンの面積を前記第一
    流路と第二流路の周囲の伝熱フィン面積よりも小さくし
    た請求項2記載の燃焼装置。
  5. 【請求項5】第一流路と接合流路と第二流路が少なくと
    も二段以上の複数の流路で構成され、前記接合流路の上
    下段の流路間隔が前記第一流路の上下段の流路間隔また
    は前記第二流路の上下段の流路間隔より狭くなる請求項
    1記載の燃焼装置。
  6. 【請求項6】接合流路の流路径が第一流路の流路径と第
    二流路の流路径より大きくしてなる請求項1記載の燃焼
    装置。
  7. 【請求項7】バーナユニットから発生した高温の燃焼ガ
    スが伝熱フィンを通過し外部へ排出される排気口を備
    え、接合流路の下流側で前記排気口の内部に設けた抵抗
    体により燃焼ガスの流れを抑制する請求項1記載の燃焼
    装置。
  8. 【請求項8】接合流路が貫通した伝熱フィンの高温ガス
    が流れる下流端部に燃焼ガスの流れを抑制する折り曲げ
    部を設けた請求項1記載の燃焼装置。
  9. 【請求項9】伝熱フィンの接合流路の流路間に燃焼ガス
    の流れを抑制する抵抗体を設けた請求項1記載の燃焼装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109237603B (zh) * 2018-09-30 2020-09-22 珠海格力电器股份有限公司 壁挂炉维护方法、装置、壁挂炉和采暖系统

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