JP2001098747A - 二重床 - Google Patents

二重床

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JP2001098747A
JP2001098747A JP27867299A JP27867299A JP2001098747A JP 2001098747 A JP2001098747 A JP 2001098747A JP 27867299 A JP27867299 A JP 27867299A JP 27867299 A JP27867299 A JP 27867299A JP 2001098747 A JP2001098747 A JP 2001098747A
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JP
Japan
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joist
floor
joists
line
double
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JP27867299A
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Shuji Endo
修司 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二重床における上床のきしみを減少させると
共に階下に伝わる音を減少させる。 【解決手段】 下床の上に複数並べて配置した、少なく
とも両端付近から下方に突出する複数個の足部材を有す
る細長い板状の根太材と、その上に貼付した上床パネル
とを有する二重床において、X方向に向けた根太材を、
これと直角のY方向に同間隔で複数配置した根太列をX
方向に複数列配置し、かつ、各根太列において、各根太
材を隣の根太列の各根太材の間の中央に来るように前記
間隔の1/2の距離だけずらせて配置する。また、隣り
合う根太列の各根太材の端部の足部材の位置が、Y方向
にほぼ一直線となるようにし、上床パネルを、その継ぎ
目が、ほぼ一直線となった足部材の真上に来るように貼
付する。根太の存在しないY方向の列が存在せず、各根
太列の根太の間隔が均等になるので、上床のきしみが減
少し、階下に伝わる音も小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄筋コンクリート
造などのコンクリートスラブなどの下床の上に上床を施
工する二重床に関する。
【0002】
【従来の技術】図6〜9は従来の二重床11に関し、図
6は二重床11の平面説明図、図7は図6におけるCC
線断面図、図8は図6におけるDD線断面図、図9は図
6におけるEE線断面図である。
【0003】従来から、コンクリートスラブなどの下床
2の上に根太材3を複数並べて配置し、その上にパーテ
ィクルボード9などの上床パネルを貼付する二重床が知
られている。根太材3は、図4、5に示すように、細長
い板状をなし、少なくとも両端付近から下方に突出する
複数個の足部材5を有するものである。図4、5の場合
は、2個の足部材5は下端に防音ゴム8を有するボルト
6で、木質の板部材4に取り付けたナット7に螺着され
ている。ボルト6の上端面には溝6aが形成されてお
り、上からドライバーなどで回転させることで高さを調
整できるようになっている。
【0004】従来の二重床11においては、根太材3を
図6に示すように配置していた。すなわち、X方向に向
けた根太材3を、これと直角のY方向に同間隔で複数配
置した根太列を形成し、この根太列をX方向に間隔を開
けて複数列配置する。そして、足部材5がX方向及びY
方向に直線状に並ぶようにする。このように配置した根
太材3の上に上床パネル(パーティクルボード9)を貼
付する。パーティクルボードの継ぎ目にはボルト6の上
端面が露出し、高さ調整できるようにする。パーティク
ルボード9の上には通常更にベニヤ板を貼り、その上に
絨毯や畳などの仕上げ材を施工する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の二重床11は、
根太材3が図6のように配置されていたので、上床パネ
ルの上に積載荷重がかかったときに、極端に大きく撓む
ところと小さく撓むところとが生じていた。図6のDD
線断面(図8)においては、上床パネル(パーティクル
ボード9)の下に根太材3が所定間隔で存在するが、E
E線断面(図9)においては、上床パネル(パーティク
ルボード9)の下に根太材3は全く存在しない。したが
って、EE線断面においては、DD線断面に比べて上床
パネルが非常に大きく撓むことになる。このように、上
床の撓みが極端に大きい部分と小さい部分とに分かれる
と、上床のきしみが発生し、床上を歩く人に不快感を生
じさせる。また、上床パネルに無理な応力が生じるの
で、荷重が各足部材5に均等に分散せずに、階下に伝わ
る音(下床に伝わる音)が大きくなり、問題となってい
た。
【0006】本発明は、上床のきしみを減少させ、ま
た、階下に伝わる音を減少させることを課題としてなさ
れたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、コンクリート
スラブなどの下床の上に複数並べて配置した、少なくと
も両端付近から下方に突出する複数個の足部材を有する
細長い板状の根太材と、その上に貼付した上床パネルと
を有する二重床において、X方向に向けた根太材を、こ
れと直角のY方向に同間隔で複数配置した根太列をX方
向に複数列配置し、かつ、各根太列において、各根太材
を隣の根太列の各根太材の間の中央に来るように前記間
隔の1/2の距離だけずらせて配置し、さらに、隣り合
う根太列の各根太材の端部の足部材の位置が、Y方向に
ほぼ一直線となっており、上床パネルを、その継ぎ目
が、ほぼ一直線となった足部材の真上に来るように貼付
したことを特徴とする二重床である。
【0008】図1に示すように、Y方向の各根太列にお
いて、各根太材を隣の根太列の根太材の間の中央に来る
ように根太の間隔の1/2の距離だけずらせて配置して
いるので、根太の存在しないY方向の列が存在せず、各
根太列の根太の間隔が均等になっている。したがって、
従来のように、上床の上に荷重がかかったときに上床の
撓みが極端に大きい部分と小さい部分に分かれることが
ないので、上床のきしみが減少する。また、上床に無理
な応力が生じにくいので、荷重が各足部材に比較的均等
に分散し、階下に伝わる音(特に重量音)も小さくな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、実施例を表した図面に基づ
いて本発明を詳細に説明する。図1は実施例の二重床1
の平面説明図、図2は図1におけるAA線断面図、図3
は図1におけるBB線断面図、図4は根太材の断面の説
明図、図5は根太材の平面図である。
【0010】実施例の二重床1は、根太材3が図1に示
すように配置されている。すなわち、X方向に向けた根
太材3を、これと直角のY方向に同間隔で複数配置した
根太列をX方向に複数列配置している。また、各根太列
において、各根太材3を隣の根太列の根太材3の間の中
央に来るように、根太材3のY方向の間隔の1/2の距
離だけずらせて配置している。すなわち、隣り合う根太
列においては、根太材3がY方向の間隔の1/2の距離
だけずさせて、互い違いに配置している。さらに、隣り
合う根太列の各根太材3の端部の足部材5の位置が、Y
方向に一直線となるように配置している。そして、上床
パネル(パーティクルボード9)は、そのX方向におけ
る継ぎ目9xが、一直線となった足部材5の真上に来る
ように貼付されている。なお、図中符号9yは上床パネ
ルのY方向における継ぎ目である。
【0011】根太材3は、既に従来技術において説明し
たものである。板部材4の大きさは600×72×15
mmである。図6における足部材5の間隔は、X方向にお
いて480mm、Y方向において455mmである。パーテ
ィクルボード9の大きさは450×1820×20mmで
ある。
【0012】実施例の二重床1と従来例の二重床11に
ついて、財団法人建材試験センターにて、衝撃音の比較
テストを行った。その結果を表1、2に示す。
【表1】
【表2】
【0013】表1は上床にタッピングマシンで軽量衝撃
を与えたテストの結果である。実施例と従来例とではL
L値に変わりはないものの、各周波数の平均上床衝撃
音、及び、推定床衝撃音レベルにおいて、実施例の方の
音レベルが小さくなっている。
【0014】表1は上床にバングマシンで重量衝撃を与
えたテストの結果である。実施例は従来例に比較してL
L値が5ポイント小さくなっており、明らかに下床に伝
わる音が小さくなっているのが分かる。
【0015】この結果、実施例の二重床は従来例に比べ
て、軽量衝撃においても重量衝撃においても下床に伝わ
る音が小さいが、特に生活環境に与える影響の大きい重
量衝撃において明らかに下床に伝わる音が小さくなるこ
とが立証された。
【0016】
【発明の効果】本発明の二重床は、上床の上に荷重がか
かったときに上床の撓みが極端に大きい部分と小さい部
分に分かれることがないので、上床のきしみが減少す
る。また、上床に無理な応力が生じにくいので、荷重が
各足部材に比較的均等に分散し、階下に伝わる音(特に
重量音)も小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の二重床1の平面説明図である。
【図2】図1におけるAA線断面図である。
【図3】図1におけるBB線断面図である。
【図4】根太材3の断面の説明図である。
【図5】根太材3の平面図である。
【図6】従来の二重床11の平面説明図である。
【図7】図6におけるCC線断面図である。
【図8】図6におけるDD線断面図である。
【図9】図6におけるEE線断面図である。
【符号の説明】
1 二重床 2 下床 3 根太材 4 板部分 5 足部材 6 ボルト 7 ナット 8 防音ゴム 9 パーティクルボード 11 二重床

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリートスラブなどの下床の上に複
    数並べて配置した、少なくとも両端付近から下方に突出
    する複数の足部材を有する細長い板状の根太材と、その
    上に貼付した上床パネルとを有する二重床において、X
    方向に向けた根太材を、これと直角のY方向に同間隔で
    複数配置した根太列をX方向に複数列配置し、かつ、各
    根太列において、各根太材を隣の根太列の根太材の間の
    中央に来るように前記間隔の1/2の距離だけずらせて
    配置し、さらに、隣り合う根太列の各根太材の端部の足
    部材の位置が、Y方向にほぼ一直線となっており、上床
    パネルを、その継ぎ目が、ほぼ一直線となった足金具の
    真上に来るように貼付したことを特徴とする二重床
JP27867299A 1999-09-30 1999-09-30 二重床 Pending JP2001098747A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016148217A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 大成建設株式会社 二重床

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016148217A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 大成建設株式会社 二重床

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