JP2001098097A - スチレン樹脂組成物 - Google Patents
スチレン樹脂組成物Info
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- JP2001098097A JP2001098097A JP27643599A JP27643599A JP2001098097A JP 2001098097 A JP2001098097 A JP 2001098097A JP 27643599 A JP27643599 A JP 27643599A JP 27643599 A JP27643599 A JP 27643599A JP 2001098097 A JP2001098097 A JP 2001098097A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回収スチレン樹脂を利用して、均一な発泡セ
ルを有し、優れた耐衝撃強度に加えて顕著な剛性をも併
せ持った発泡成形品を与えることのできるスチレン樹脂
組成物を提供する。 【解決手段】 (A)回収スチレン樹脂を少なくとも5
0重量%以上含有するスチレン樹脂10〜90重量%お
よび(B)耐衝撃性スチレン樹脂90〜10重量%から
なるスチレン系樹脂100重量部、(C)スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体2〜50重量部および(D)
発泡剤0.2〜3重量部を含有してなるスチレン樹脂組
成物。
ルを有し、優れた耐衝撃強度に加えて顕著な剛性をも併
せ持った発泡成形品を与えることのできるスチレン樹脂
組成物を提供する。 【解決手段】 (A)回収スチレン樹脂を少なくとも5
0重量%以上含有するスチレン樹脂10〜90重量%お
よび(B)耐衝撃性スチレン樹脂90〜10重量%から
なるスチレン系樹脂100重量部、(C)スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体2〜50重量部および(D)
発泡剤0.2〜3重量部を含有してなるスチレン樹脂組
成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スチレン樹脂成形
品を再利用するスチレン樹脂組成物に関し、詳しくは、
均一な発泡セルを有し、優れた耐衝撃強度に加えて顕著
な剛性をも併せ持った発泡成形品を成形するのに適し
た、スチレン樹脂組成物に関する。
品を再利用するスチレン樹脂組成物に関し、詳しくは、
均一な発泡セルを有し、優れた耐衝撃強度に加えて顕著
な剛性をも併せ持った発泡成形品を成形するのに適し
た、スチレン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】スチレン樹脂は、硬質成形品は硬度が大
きく透明性、電気特性に優れるので日用品、文具、電気
部品などに広く使用され、また、発泡成形品は軽量であ
りながら比較的堅固で緩衝作用があるので電気製品の梱
包材、鮮魚収容箱、食品収納トレイ等に多く使われてい
る。これらの用途で使用された後のスチレン樹脂成形品
は、従来ほとんど焼却または埋立てにより処分されてい
たが、近年、廃棄物処理能力の限界、資源の枯渇対策お
よび環境保全の観点から、回収再利用が検討されるよう
になった。スチレン樹脂成形品を再利用するためには、
先ず、回収されたスチレン樹脂成形品を成形原料として
使用しやすい形態に整える必要がある。そのため、硬質
成形品は粉砕して2〜8mm程度の大きさのフレークと
される。発泡成形品は、使用されたスチレン樹脂の10
〜70倍の容積に膨張しているので、単位重量当りの回
収経費を低減するために減容が行なわれる。スチレン樹
脂発泡成形品の主な減容の方法としては、加熱溶融する
熱減容方式による方法、溶剤に溶解する溶剤減容方式に
よる方法などがある。硬質成形品の再生スチレン樹脂や
発泡成形品の熱減容方式回収による再生スチレン樹脂
は、安価である利点があるものの、得られる成形品は耐
衝撃性などの機械的強度が小さいことに加えて、品質の
ばらつきが大きいという問題を有していた。また、発泡
成形品の溶剤減容方式による回収スチレン樹脂は、溶液
を濾過することにより混入している異物を簡易に除去で
きる利点はあるものの、溶剤を蒸発分離する設備を必要
とするのでコストがかかる上に、成形品は残留溶剤のた
めに不均一な柔らかさと不均一な発泡セルを有する難点
があった。このような回収スチレン樹脂の持つ難点のた
め、再利用がはかばかしく進まないでいた。
きく透明性、電気特性に優れるので日用品、文具、電気
部品などに広く使用され、また、発泡成形品は軽量であ
りながら比較的堅固で緩衝作用があるので電気製品の梱
包材、鮮魚収容箱、食品収納トレイ等に多く使われてい
る。これらの用途で使用された後のスチレン樹脂成形品
は、従来ほとんど焼却または埋立てにより処分されてい
たが、近年、廃棄物処理能力の限界、資源の枯渇対策お
よび環境保全の観点から、回収再利用が検討されるよう
になった。スチレン樹脂成形品を再利用するためには、
先ず、回収されたスチレン樹脂成形品を成形原料として
使用しやすい形態に整える必要がある。そのため、硬質
成形品は粉砕して2〜8mm程度の大きさのフレークと
される。発泡成形品は、使用されたスチレン樹脂の10
〜70倍の容積に膨張しているので、単位重量当りの回
収経費を低減するために減容が行なわれる。スチレン樹
脂発泡成形品の主な減容の方法としては、加熱溶融する
熱減容方式による方法、溶剤に溶解する溶剤減容方式に
よる方法などがある。硬質成形品の再生スチレン樹脂や
発泡成形品の熱減容方式回収による再生スチレン樹脂
は、安価である利点があるものの、得られる成形品は耐
衝撃性などの機械的強度が小さいことに加えて、品質の
ばらつきが大きいという問題を有していた。また、発泡
成形品の溶剤減容方式による回収スチレン樹脂は、溶液
を濾過することにより混入している異物を簡易に除去で
きる利点はあるものの、溶剤を蒸発分離する設備を必要
とするのでコストがかかる上に、成形品は残留溶剤のた
めに不均一な柔らかさと不均一な発泡セルを有する難点
があった。このような回収スチレン樹脂の持つ難点のた
め、再利用がはかばかしく進まないでいた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
に鑑み、回収スチレン樹脂の有効な活用方法を提供する
ことを目的に、具体的には、発泡成形により優れた耐衝
撃強度に加えて顕著な剛をも併せ持った軽量の構造用材
料を得るのに適したスチレン樹脂組成物を提供すること
を目的としてなされたものである。
に鑑み、回収スチレン樹脂の有効な活用方法を提供する
ことを目的に、具体的には、発泡成形により優れた耐衝
撃強度に加えて顕著な剛をも併せ持った軽量の構造用材
料を得るのに適したスチレン樹脂組成物を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、回収スチ
レン樹脂に耐衝撃性スチレン樹脂とスチレン−アクリル
酸エステル共重合体とを配合して発泡成形することによ
り、耐衝撃強度に優れる上に剛性も大きな、従って垂木
のような軽量の構造材料に好適な成形品が得られること
を見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は、(A)回収スチレン樹脂を少なく
とも50重量%以上含有するスチレン樹脂10〜90重
量%および(B)耐衝撃性スチレン樹脂90〜10重量
%からなるスチレン系樹脂100重量部、(C)スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体2〜50重量部および
(D)発泡剤0.2〜3重量部を含有してなるスチレン
樹脂組成物を提供するものである。本発明組成物によ
り、回収スチレン樹脂の有効活用ができ、得られる成形
品は、発泡セルが均一で、耐衝撃強度と剛性とを併せ持
つものとなる。
レン樹脂に耐衝撃性スチレン樹脂とスチレン−アクリル
酸エステル共重合体とを配合して発泡成形することによ
り、耐衝撃強度に優れる上に剛性も大きな、従って垂木
のような軽量の構造材料に好適な成形品が得られること
を見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至っ
た。即ち、本発明は、(A)回収スチレン樹脂を少なく
とも50重量%以上含有するスチレン樹脂10〜90重
量%および(B)耐衝撃性スチレン樹脂90〜10重量
%からなるスチレン系樹脂100重量部、(C)スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体2〜50重量部および
(D)発泡剤0.2〜3重量部を含有してなるスチレン
樹脂組成物を提供するものである。本発明組成物によ
り、回収スチレン樹脂の有効活用ができ、得られる成形
品は、発泡セルが均一で、耐衝撃強度と剛性とを併せ持
つものとなる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明組成物の(A)成分のスチ
レン樹脂は、少なくともその50重量%以上はスチレン
樹脂の回収品である。この場合の回収品とは、必ずしも
使用済み品に限定されるものではなく、スチレン樹脂の
生産の過程で品質規格から外れたり、不純物が混入する
などの理由で通常のスチレン樹脂として扱えないものを
も含むものである。本発明組成物において、スチレン樹
脂とは、スチレン単独重合体、または、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエンもしくはジビニルベンゼン単量体
単位を合計30重量%以下含有するスチレンとの共重合
体、またはスチレンを80重量%以上含有する、スチレ
ンと共重合可能なその他の単量体との共重合体である。
スチレンと共重合可能な単量体としては酢酸ビニル、カ
プロン酸ビニルなどの炭素数2〜18のビニルエステル
類;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸
などの不飽和カルボン酸類;アクリル酸エステルとメタ
クリル酸エステルを除くマレイン酸モノメチル、フマル
酸ジメチルなどの不飽和カルボン酸エステル類;エチレ
ン、1−ペンテンなどのオレフィン類;アリルグリシジ
ルエーテル、メタリルグリシジルエーテルなどのエポキ
シ基含有不飽和化合物;イソブチルビニルエーテル、オ
クチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アクリ
ロニトリル、塩化ビニリデンなどが挙げられる。
レン樹脂は、少なくともその50重量%以上はスチレン
樹脂の回収品である。この場合の回収品とは、必ずしも
使用済み品に限定されるものではなく、スチレン樹脂の
生産の過程で品質規格から外れたり、不純物が混入する
などの理由で通常のスチレン樹脂として扱えないものを
も含むものである。本発明組成物において、スチレン樹
脂とは、スチレン単独重合体、または、α−メチルスチ
レン、ビニルトルエンもしくはジビニルベンゼン単量体
単位を合計30重量%以下含有するスチレンとの共重合
体、またはスチレンを80重量%以上含有する、スチレ
ンと共重合可能なその他の単量体との共重合体である。
スチレンと共重合可能な単量体としては酢酸ビニル、カ
プロン酸ビニルなどの炭素数2〜18のビニルエステル
類;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、フマル酸
などの不飽和カルボン酸類;アクリル酸エステルとメタ
クリル酸エステルを除くマレイン酸モノメチル、フマル
酸ジメチルなどの不飽和カルボン酸エステル類;エチレ
ン、1−ペンテンなどのオレフィン類;アリルグリシジ
ルエーテル、メタリルグリシジルエーテルなどのエポキ
シ基含有不飽和化合物;イソブチルビニルエーテル、オ
クチルビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アクリ
ロニトリル、塩化ビニリデンなどが挙げられる。
【0006】回収スチレン樹脂の典型例は、上記組成の
スチレン樹脂が硬質成形品として日用品、文具、電気部
品などに使用された後、回収され、粉砕されて好ましく
は2〜8mm程度の大きさのフレークにされたもの、ま
たは、スチレン樹脂が発泡成形品として梱包用緩衝材、
食品収納用トレーなどに使用された後、熱減容方式もし
くは溶剤減容方式により回収され、好ましくは2〜4m
m程度の大きさに細粒化されたものである。また、本発
明において回収品とは、必ずしも使用済み品の回収品に
限定されるものではなく、スチレン樹脂の生産の過程で
品質規格から外れたり、不純物が混入するなどの理由で
正常のスチレン樹脂として扱えないものをも含むもので
ある。本発明の(A)成分としては、かかる回収スチレ
ン樹脂のほかに、必要に応じて未使用のスチレン樹脂
を、スチレン樹脂全体の50重量%未満の範囲で使用す
ることができる。(A)成分スチレン樹脂は、温度20
0℃、荷重5kgfでのメルトフローレート(MFR)
が0.1〜50g/10分のものが好ましく、更に好ま
しくは1〜30g/10分のものである。MFRが0.
1より小さいと溶融樹脂の粘度が高くて成形が困難にな
る傾向があり、一方、MFRが50より大きいと他の成
分との均一混合が阻害され、そのため成形性が悪化する
とともに成形品の強度が低下する虞がある。
スチレン樹脂が硬質成形品として日用品、文具、電気部
品などに使用された後、回収され、粉砕されて好ましく
は2〜8mm程度の大きさのフレークにされたもの、ま
たは、スチレン樹脂が発泡成形品として梱包用緩衝材、
食品収納用トレーなどに使用された後、熱減容方式もし
くは溶剤減容方式により回収され、好ましくは2〜4m
m程度の大きさに細粒化されたものである。また、本発
明において回収品とは、必ずしも使用済み品の回収品に
限定されるものではなく、スチレン樹脂の生産の過程で
品質規格から外れたり、不純物が混入するなどの理由で
正常のスチレン樹脂として扱えないものをも含むもので
ある。本発明の(A)成分としては、かかる回収スチレ
ン樹脂のほかに、必要に応じて未使用のスチレン樹脂
を、スチレン樹脂全体の50重量%未満の範囲で使用す
ることができる。(A)成分スチレン樹脂は、温度20
0℃、荷重5kgfでのメルトフローレート(MFR)
が0.1〜50g/10分のものが好ましく、更に好ま
しくは1〜30g/10分のものである。MFRが0.
1より小さいと溶融樹脂の粘度が高くて成形が困難にな
る傾向があり、一方、MFRが50より大きいと他の成
分との均一混合が阻害され、そのため成形性が悪化する
とともに成形品の強度が低下する虞がある。
【0007】本発明組成物の(B)成分耐衝撃性スチレ
ン樹脂(HIPS)は、共役ジエン系重合体の存在下で
スチレン、α−メチルスチレンもしくはビニルトルエン
の単独または混合単量体を重合してなるスチレン系樹脂
のことである。ここで共役ジエン系重合体とは、1,3
−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソ
プレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2
−クロロ−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン
などの共役ジエン単量体単独重合体、または、これらを
60重量%以上含有する、これらと共重合可能な単量体
との共重合体である。前記共役ジエン単量体と共重合可
能な単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、
2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチル
スチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,4−ジイソ
プロピルスチレン、ジクロロスチレンなどの芳香族ビニ
ル単量体;エチレン、プロピレン、1−ブテン、シクロ
ペンテン、2−ノルボルネンなどのオレフィン系単量
体;1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン、
1,7−オクタジエン、ジシクロペンタジエン、5−エ
チリデン−2−ノルボルネンなどの非共役ジエン系単量
体;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレートな
どのアクリル酸エステル系単量体などが挙げられる。好
ましい共役ジエン系重合体としては、ポリブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体などが挙げられる。好ましいドメイン
の大きさは5〜50μmであり、好ましいサブドメイン
の大きさは0.5〜3μmである。
ン樹脂(HIPS)は、共役ジエン系重合体の存在下で
スチレン、α−メチルスチレンもしくはビニルトルエン
の単独または混合単量体を重合してなるスチレン系樹脂
のことである。ここで共役ジエン系重合体とは、1,3
−ブタジエン、2−メチル−1,3−ブタジエン(イソ
プレン)、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン、2
−クロロ−1,3−ブタジエン、1,3−ペンタジエン
などの共役ジエン単量体単独重合体、または、これらを
60重量%以上含有する、これらと共重合可能な単量体
との共重合体である。前記共役ジエン単量体と共重合可
能な単量体としては、スチレン、α−メチルスチレン、
2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチル
スチレン、2,4−ジメチルスチレン、2,4−ジイソ
プロピルスチレン、ジクロロスチレンなどの芳香族ビニ
ル単量体;エチレン、プロピレン、1−ブテン、シクロ
ペンテン、2−ノルボルネンなどのオレフィン系単量
体;1,5−ヘキサジエン、1,6−ヘプタジエン、
1,7−オクタジエン、ジシクロペンタジエン、5−エ
チリデン−2−ノルボルネンなどの非共役ジエン系単量
体;メチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチ
ルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレートな
どのアクリル酸エステル系単量体などが挙げられる。好
ましい共役ジエン系重合体としては、ポリブタジエンゴ
ム、スチレン−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体などが挙げられる。好ましいドメイン
の大きさは5〜50μmであり、好ましいサブドメイン
の大きさは0.5〜3μmである。
【0008】耐衝撃性スチレン樹脂の温度200℃、荷
重5kgfでのメルトフローレート(MFR)は、0.
1〜50g/10分が好ましく、更に好ましくは1〜1
5g/10分である。MFRが0.1g/10分より小
さいと溶融樹脂の粘度が高くて成形が困難になる傾向が
あり、一方、MFRが50g/10分より大きいと他の
成分との十分な混練が妨げられ、そのため成形性が低下
すると同時に成形品の強度が低下する虞がある。係る
(B)成分の耐衝撃性スチレン樹脂は、回収スチレン樹
脂を多く含有する(A)成分のスチレン樹脂の耐衝撃性
を向上させる効果を有する。なお、本発明において、
(B)成分は、成形されて使用された後、分別回収され
てフレーク状に粉砕された耐衝撃性スチレン樹脂であっ
ても良い。本発明の主成分のスチレン系樹脂は、(A)
成分のスチレン樹脂10〜90重量%および(B)成分
の耐衝撃性スチレン樹脂90〜10重量%からなるもの
である。(B)成分が90重量%より多いと成形品の剛
性が劣るばかりでなく耐衝撃強度も改善されない傾向が
ある。一方、(B)成分が10重量%より少ないと成形
品の耐衝撃強度が小さくなる。
重5kgfでのメルトフローレート(MFR)は、0.
1〜50g/10分が好ましく、更に好ましくは1〜1
5g/10分である。MFRが0.1g/10分より小
さいと溶融樹脂の粘度が高くて成形が困難になる傾向が
あり、一方、MFRが50g/10分より大きいと他の
成分との十分な混練が妨げられ、そのため成形性が低下
すると同時に成形品の強度が低下する虞がある。係る
(B)成分の耐衝撃性スチレン樹脂は、回収スチレン樹
脂を多く含有する(A)成分のスチレン樹脂の耐衝撃性
を向上させる効果を有する。なお、本発明において、
(B)成分は、成形されて使用された後、分別回収され
てフレーク状に粉砕された耐衝撃性スチレン樹脂であっ
ても良い。本発明の主成分のスチレン系樹脂は、(A)
成分のスチレン樹脂10〜90重量%および(B)成分
の耐衝撃性スチレン樹脂90〜10重量%からなるもの
である。(B)成分が90重量%より多いと成形品の剛
性が劣るばかりでなく耐衝撃強度も改善されない傾向が
ある。一方、(B)成分が10重量%より少ないと成形
品の耐衝撃強度が小さくなる。
【0009】本発明組成物には、(C)成分として、ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体が配合される。ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体のスチレンの含有
量は50〜90重量%が好ましく、より好ましくは75
〜85重量%である。スチレン含有量が50重量%より
少ないと(A)成分のスチレン樹脂への相溶性が低下し
て成形品の曲げ強度や耐衝撃強度が低下する傾向があ
る。スチレン含有量が90重量%を越えると、曲げ弾性
率(剛性)が低下する虞がある。本発明組成物において
上記の(B)成分の耐衝撃性スチレン樹脂は、(A)成
分のスチレン樹脂の有する曲げ強度特性や耐衝撃強度特
性の悪さを改善する反面、成形品の剛性を落とす難点を
有しているところを、(A)成分、(B)成分の双方に
相溶性のある(C)成分が、成形品の剛性を高める作用
を付与するのである。アクリル酸エステルとしては、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸−2−エチルヘキシルなどの炭素数1〜
8のアルコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸−2−エチルヘキシルなどの炭素数1〜8
のアルコールのメタクリル酸エステルがある。また、ス
チレンおよびアクリル酸エステルと共重合可能なその他
の単量体単位を共重合体全体の20重量%以下含有して
も良い。このような単量体としては、酢酸ビニル、カプ
ロン酸ビニルなどの炭素数2〜18のビニルエステル
類;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸などの不飽
和カルボン酸類;マレイン酸モノメチル、フマル酸ジエ
チルなどの不飽和カルボン酸エステル類;エチレン、1
−ペンテンなどのオレフィン類;アリルグリシジルエー
テル、メタリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含
有不飽和化合物;イソブチルビニルエーテル、オクチル
ビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アクリロニト
リル、塩化ビニリデンなどが挙げられる。また、ジビニ
ルベンゼンなどの架橋性単量体を全単量体の0.1〜2
重量%に相当する量を添加することによりテトラヒドロ
フラン(THF)不溶解のゲル分を70重量%以下の範
囲で存在させることも可能である。ゲル分は後述の静電
荷像現像用のトナー樹脂においてしばしばホットオフセ
ット防止のために含有させるものである。(C)成分の
スチレン−アクリル酸エステル共重合体(ゲル分を除
く)の平均分子量は、標準ポリスチレンを参照してテト
ラヒドロフランを溶離液とするゲルパーミエーション
(GPC)により求めることができ、重量平均分子量
(Mw)は、10,000〜2,000,000が好ま
しく、より好ましくは50,000〜1,000,00
0であり、数平均分子量(Mn)は5,000〜30,
000が好ましく、より好ましくは8,000〜15,
000である。Mwが10,000より小さいと、また
はMnが5,000より小さいと、成形品の剛性を高め
る作用が劣る傾向がある。一方、Mwが2,000,0
00より大きいと、またはMnが30,000より大き
いとスチレン−アクリル酸アステル共重合体が組成物内
に均一に混合されない虞がある。
チレン−アクリル酸エステル共重合体が配合される。ス
チレン−アクリル酸エステル共重合体のスチレンの含有
量は50〜90重量%が好ましく、より好ましくは75
〜85重量%である。スチレン含有量が50重量%より
少ないと(A)成分のスチレン樹脂への相溶性が低下し
て成形品の曲げ強度や耐衝撃強度が低下する傾向があ
る。スチレン含有量が90重量%を越えると、曲げ弾性
率(剛性)が低下する虞がある。本発明組成物において
上記の(B)成分の耐衝撃性スチレン樹脂は、(A)成
分のスチレン樹脂の有する曲げ強度特性や耐衝撃強度特
性の悪さを改善する反面、成形品の剛性を落とす難点を
有しているところを、(A)成分、(B)成分の双方に
相溶性のある(C)成分が、成形品の剛性を高める作用
を付与するのである。アクリル酸エステルとしては、ア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチ
ル、アクリル酸−2−エチルヘキシルなどの炭素数1〜
8のアルコールのアクリル酸エステルおよびメタクリル
酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸−2−エチルヘキシルなどの炭素数1〜8
のアルコールのメタクリル酸エステルがある。また、ス
チレンおよびアクリル酸エステルと共重合可能なその他
の単量体単位を共重合体全体の20重量%以下含有して
も良い。このような単量体としては、酢酸ビニル、カプ
ロン酸ビニルなどの炭素数2〜18のビニルエステル
類;アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸などの不飽
和カルボン酸類;マレイン酸モノメチル、フマル酸ジエ
チルなどの不飽和カルボン酸エステル類;エチレン、1
−ペンテンなどのオレフィン類;アリルグリシジルエー
テル、メタリルグリシジルエーテルなどのエポキシ基含
有不飽和化合物;イソブチルビニルエーテル、オクチル
ビニルエーテルなどのビニルエーテル類;アクリロニト
リル、塩化ビニリデンなどが挙げられる。また、ジビニ
ルベンゼンなどの架橋性単量体を全単量体の0.1〜2
重量%に相当する量を添加することによりテトラヒドロ
フラン(THF)不溶解のゲル分を70重量%以下の範
囲で存在させることも可能である。ゲル分は後述の静電
荷像現像用のトナー樹脂においてしばしばホットオフセ
ット防止のために含有させるものである。(C)成分の
スチレン−アクリル酸エステル共重合体(ゲル分を除
く)の平均分子量は、標準ポリスチレンを参照してテト
ラヒドロフランを溶離液とするゲルパーミエーション
(GPC)により求めることができ、重量平均分子量
(Mw)は、10,000〜2,000,000が好ま
しく、より好ましくは50,000〜1,000,00
0であり、数平均分子量(Mn)は5,000〜30,
000が好ましく、より好ましくは8,000〜15,
000である。Mwが10,000より小さいと、また
はMnが5,000より小さいと、成形品の剛性を高め
る作用が劣る傾向がある。一方、Mwが2,000,0
00より大きいと、またはMnが30,000より大き
いとスチレン−アクリル酸アステル共重合体が組成物内
に均一に混合されない虞がある。
【0010】このようなスチレン−アクリル酸エステル
共重合体の製造は、懸濁重合によっても、乳化重合によ
っても良い。好ましいスチレン−アクリル酸エステル共
重合体として、電子写真法、静電記録法、静電印刷法な
どで形成される静電荷像を現像するためのトナーに用い
られる結着樹脂が挙げられる。着色剤が本発明組成物の
着色剤に利用できるのであればトナーごと用いると好都
合である。かかるトナーは重合法トナーでも、粉砕法ト
ナーでも良く、また、粒子構造は一様であっても、ガラ
ス転移温度(Tg)が10℃以上低い着色重合体のコア
をシェルで被覆したコア−シェル構造であっても良い。
共重合体のガラス転移温度(Tg)は50℃以上である
こと(コア−シェル構造の場合はシェルのTg)が夏場
の粒子互着を防ぐ意味で好ましい。上記のトナーは、ま
た、回収品であっても良い。この場合の回収品とは、必
ずしも使用済み品に限定されるものではなく、トナーの
生産の過程で品質規格から外れたり、不純物が混入する
などの理由で正常のトナーとして扱えないものをも含む
ものである。(C)成分のスチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体の使用量は、(A)成分の耐衝撃性スチレン
樹脂100重量部あたり2〜50重量部であり、好まし
くは5〜30重量部である。2重量部より少ないと成形
品の剛性が不足する虞があり、50重量部より多いと耐
衝撃性が低下する傾向がある。
共重合体の製造は、懸濁重合によっても、乳化重合によ
っても良い。好ましいスチレン−アクリル酸エステル共
重合体として、電子写真法、静電記録法、静電印刷法な
どで形成される静電荷像を現像するためのトナーに用い
られる結着樹脂が挙げられる。着色剤が本発明組成物の
着色剤に利用できるのであればトナーごと用いると好都
合である。かかるトナーは重合法トナーでも、粉砕法ト
ナーでも良く、また、粒子構造は一様であっても、ガラ
ス転移温度(Tg)が10℃以上低い着色重合体のコア
をシェルで被覆したコア−シェル構造であっても良い。
共重合体のガラス転移温度(Tg)は50℃以上である
こと(コア−シェル構造の場合はシェルのTg)が夏場
の粒子互着を防ぐ意味で好ましい。上記のトナーは、ま
た、回収品であっても良い。この場合の回収品とは、必
ずしも使用済み品に限定されるものではなく、トナーの
生産の過程で品質規格から外れたり、不純物が混入する
などの理由で正常のトナーとして扱えないものをも含む
ものである。(C)成分のスチレン−アクリル酸エステ
ル共重合体の使用量は、(A)成分の耐衝撃性スチレン
樹脂100重量部あたり2〜50重量部であり、好まし
くは5〜30重量部である。2重量部より少ないと成形
品の剛性が不足する虞があり、50重量部より多いと耐
衝撃性が低下する傾向がある。
【0011】本発明組成物において(D)成分として添
加される発泡剤としては、熱分解型発泡剤および揮発性
発泡剤が挙げられる。熱分解型発泡剤としては、N,
N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N′
−ジメチル−N,N′−ジニトロソテレフタルアミドな
どのニトロソ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビス
イソブチロニトリルなどのアゾ化合物;ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド、p,p′−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)、トルエンスルホニルヒドラジドな
どのスルホニルヒドラジド類などの熱分解型有機発泡
剤、および、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、
炭酸アンモニウムなどの熱分解型無機発泡剤が好適に用
いられる。揮発性発泡剤としては、ノルマルブタン、イ
ソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタル、ノルマル
ヘキサンなどが例示される。特にアゾ化合物およびスル
ホニルヒドラジド類が好ましい。これら発泡剤は1種ま
たは2種以上を、(A)成分のスチレン樹脂100重量
部あたり0.2〜3重量部用い、好ましくは0.5〜1.
5重量部用いる。発泡剤使用量が0.2重量部より少い
と、得られる成形品は発泡倍率が低くなる傾向があり、
3重量部より多く用いると表面硬度が低下し、発泡セル
の大きさが不均一化する虞れがある。
加される発泡剤としては、熱分解型発泡剤および揮発性
発泡剤が挙げられる。熱分解型発泡剤としては、N,
N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、N,N′
−ジメチル−N,N′−ジニトロソテレフタルアミドな
どのニトロソ化合物;アゾジカルボンアミド、アゾビス
イソブチロニトリルなどのアゾ化合物;ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド、p,p′−オキシビス(ベンゼンスル
ホニルヒドラジド)、トルエンスルホニルヒドラジドな
どのスルホニルヒドラジド類などの熱分解型有機発泡
剤、および、重炭酸ナトリウム、重炭酸アンモニウム、
炭酸アンモニウムなどの熱分解型無機発泡剤が好適に用
いられる。揮発性発泡剤としては、ノルマルブタン、イ
ソブタン、ノルマルペンタン、イソペンタル、ノルマル
ヘキサンなどが例示される。特にアゾ化合物およびスル
ホニルヒドラジド類が好ましい。これら発泡剤は1種ま
たは2種以上を、(A)成分のスチレン樹脂100重量
部あたり0.2〜3重量部用い、好ましくは0.5〜1.
5重量部用いる。発泡剤使用量が0.2重量部より少い
と、得られる成形品は発泡倍率が低くなる傾向があり、
3重量部より多く用いると表面硬度が低下し、発泡セル
の大きさが不均一化する虞れがある。
【0012】本発明組成物には、必要により、充填剤、
可塑剤、滑剤、顔料、難燃剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤などのその他の成分を配合することができる。本発明
組成物に添加可能な充填剤は、有機、無機あるいは天
然、合成のいずれのものでも良い。無機充填剤には、炭
酸カルシウム、クレー、シリカ、珪酸カルシウム、珪酸
アルミニウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、ケイ
ソウ土、マイカ、タルクなどがある。火力発電所から燃
焼廃棄物として排出される平均粒径0.1〜40μmの
微細な石炭灰も、充填剤として有用である。また、成形
品の曲げ剛性、耐衝撃性を一層高めるためには、シラン
カップリング剤で処理したアスペクト比10〜40の珪
酸カルシウムは、無機充填剤として有効である。無機充
填剤の使用量は、スチレン系樹脂100重量部あたり、
通常、60重量部以下である。
可塑剤、滑剤、顔料、難燃剤、帯電防止剤、紫外線吸収
剤などのその他の成分を配合することができる。本発明
組成物に添加可能な充填剤は、有機、無機あるいは天
然、合成のいずれのものでも良い。無機充填剤には、炭
酸カルシウム、クレー、シリカ、珪酸カルシウム、珪酸
アルミニウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、ケイ
ソウ土、マイカ、タルクなどがある。火力発電所から燃
焼廃棄物として排出される平均粒径0.1〜40μmの
微細な石炭灰も、充填剤として有用である。また、成形
品の曲げ剛性、耐衝撃性を一層高めるためには、シラン
カップリング剤で処理したアスペクト比10〜40の珪
酸カルシウムは、無機充填剤として有効である。無機充
填剤の使用量は、スチレン系樹脂100重量部あたり、
通常、60重量部以下である。
【0013】本発明組成物は、前記(A)成分、(B)
成分および(C)成分ならびに必要に応じて用いられる
その他の成分をタンブラー、スーパーミキサー、リボン
ブレンダーなどの混合機で20〜120℃で混合して粒
状とし、通常はこれに(D)成分の発泡剤を添加して押
出し機で加熱・溶融、押出し、ペレットに形成する。た
だし、発泡剤として揮発性発泡剤を用いるときは、通
常、揮発性発泡剤は、押出機などでの発泡成形加工の段
階で系内に投入する方法が採られる。
成分および(C)成分ならびに必要に応じて用いられる
その他の成分をタンブラー、スーパーミキサー、リボン
ブレンダーなどの混合機で20〜120℃で混合して粒
状とし、通常はこれに(D)成分の発泡剤を添加して押
出し機で加熱・溶融、押出し、ペレットに形成する。た
だし、発泡剤として揮発性発泡剤を用いるときは、通
常、揮発性発泡剤は、押出機などでの発泡成形加工の段
階で系内に投入する方法が採られる。
【0014】こうして製造された本発明組成物は、押出
機にて成形することにより、均一な発泡セルを有し、耐
衝撃性、曲げ強度、剛性などに優れた成形品に加工され
る。本発明組成物によると、優れた耐衝撃性に加えて顕
著な剛性をも併せ持った発泡成型品が得られるので、垂
木のような軽量の構造材料として好適であり、回収スチ
レン樹脂の有効な用途を開くことができた。押出機は特
に限定されるものではなく、一軸押出機が十分使用可能
であり、また、二軸(同方向、異方向、コニカル)押出
機、コニーダ押出機などの各形式のものが適用可能であ
る。スクリューは、ダルメージ付き、高圧縮比、高L/
Dタイプなどが混練性能、発泡押出性能などの点で有利
であるが、特に限定されるものではない。トーピード、
スタティックミキサーなどの使用も好適ではあるが、特
に限定されるものではない。また、シリンダーサイズ、
押出容量速度なども限定されるものではない。押出機に
おける加工条件は、通常、シリンダー温度120〜18
0℃、ダイス温度120〜160℃、サイザー温度10
〜25℃などの条件が好適に用いられる。
機にて成形することにより、均一な発泡セルを有し、耐
衝撃性、曲げ強度、剛性などに優れた成形品に加工され
る。本発明組成物によると、優れた耐衝撃性に加えて顕
著な剛性をも併せ持った発泡成型品が得られるので、垂
木のような軽量の構造材料として好適であり、回収スチ
レン樹脂の有効な用途を開くことができた。押出機は特
に限定されるものではなく、一軸押出機が十分使用可能
であり、また、二軸(同方向、異方向、コニカル)押出
機、コニーダ押出機などの各形式のものが適用可能であ
る。スクリューは、ダルメージ付き、高圧縮比、高L/
Dタイプなどが混練性能、発泡押出性能などの点で有利
であるが、特に限定されるものではない。トーピード、
スタティックミキサーなどの使用も好適ではあるが、特
に限定されるものではない。また、シリンダーサイズ、
押出容量速度なども限定されるものではない。押出機に
おける加工条件は、通常、シリンダー温度120〜18
0℃、ダイス温度120〜160℃、サイザー温度10
〜25℃などの条件が好適に用いられる。
【0015】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
スチレン−アクリル酸エステル共重合体として下記の製
造例によって調達したトナー粒子を用いた。 スチレン−アクリル酸エステル共重合体製造例 スチレン82重量部およびアクリル酸n−ブチル18重
量部とカーボンブラック(商品名モナーク120、キャ
ボット社製)7重量部、帯電制御剤(商品名スピロンブ
ラックTRH,保土谷化学(株)製)1重量部、ジビニ
ルベンゼン0.6重量部、およびt−ドデシルメルカプ
タン1重量部を室温下ビーズミルで分散して均一混合液
(単量体組成物)を調製した。イオン交換水250重量
部に塩化マグネシウム(水溶性多価金属塩)11.6重
量部を溶解した水溶液を、20℃に制御したステンレス
製容器に入れ、イオン交換水50部に水酸化ナトリウム
(アルカリ金属水酸化物)7.1重量部を溶解した水溶
液を攪拌下で90分間にわたって徐々に滴下し、水酸化
マグネシウムコロイド(難水溶性の金属水酸化物コロイ
ド)分散液を調製した。生成した上記コロイドの平均粒
径(凍結して電界放出型電子顕微鏡で測定)は300n
mであった。得られた水酸化マグネシウムコロイド水分
散液に、前記単量体組成物を投入し、TK式ホモミキサ
ーを用いて3分間低速で攪拌を続けながら、系内を20
〜30℃に保ち、体積平均粒径が約200μmの一次粒
径が形成されたときに、ラジカル開始剤t−ブチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート4重量部を添加し
た。さらにTK式ホモミキサーを用いて12,000r
pmにて高速攪拌して体積平均粒径5.4μmの単量体
混合物の液滴を造粒した。この造粒した単量体の水分散
液を攪拌機つき反応器に入れ、温度90℃で重合反応を
8時間行った後、冷却して着色重合体粒子の水分散液を
得た。得られた着色重合体粒子の水分散液を攪拌しなが
ら、硫酸にて系のpHを4以下にして25℃にて10分
間酸洗浄した。次いで濾過により水を除き、新たなイオ
ン交換水500重量部にてリスラリーし、洗浄した。こ
の水除去、リスラリーの操作を合計3回行った。その後
固形分を濾取し、乾燥機にて45℃で2昼夜乾燥して単
一粒子の体積平均粒径(コールター社製マルチサイザー
で、アパチャー径50μm、媒体イソトン11、濃度1
0%、測定個数50000にて測定)が6.5μmの着
色重合体粉末を得た。
説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。
スチレン−アクリル酸エステル共重合体として下記の製
造例によって調達したトナー粒子を用いた。 スチレン−アクリル酸エステル共重合体製造例 スチレン82重量部およびアクリル酸n−ブチル18重
量部とカーボンブラック(商品名モナーク120、キャ
ボット社製)7重量部、帯電制御剤(商品名スピロンブ
ラックTRH,保土谷化学(株)製)1重量部、ジビニ
ルベンゼン0.6重量部、およびt−ドデシルメルカプ
タン1重量部を室温下ビーズミルで分散して均一混合液
(単量体組成物)を調製した。イオン交換水250重量
部に塩化マグネシウム(水溶性多価金属塩)11.6重
量部を溶解した水溶液を、20℃に制御したステンレス
製容器に入れ、イオン交換水50部に水酸化ナトリウム
(アルカリ金属水酸化物)7.1重量部を溶解した水溶
液を攪拌下で90分間にわたって徐々に滴下し、水酸化
マグネシウムコロイド(難水溶性の金属水酸化物コロイ
ド)分散液を調製した。生成した上記コロイドの平均粒
径(凍結して電界放出型電子顕微鏡で測定)は300n
mであった。得られた水酸化マグネシウムコロイド水分
散液に、前記単量体組成物を投入し、TK式ホモミキサ
ーを用いて3分間低速で攪拌を続けながら、系内を20
〜30℃に保ち、体積平均粒径が約200μmの一次粒
径が形成されたときに、ラジカル開始剤t−ブチルパー
オキシ−2−エチルヘキサノエート4重量部を添加し
た。さらにTK式ホモミキサーを用いて12,000r
pmにて高速攪拌して体積平均粒径5.4μmの単量体
混合物の液滴を造粒した。この造粒した単量体の水分散
液を攪拌機つき反応器に入れ、温度90℃で重合反応を
8時間行った後、冷却して着色重合体粒子の水分散液を
得た。得られた着色重合体粒子の水分散液を攪拌しなが
ら、硫酸にて系のpHを4以下にして25℃にて10分
間酸洗浄した。次いで濾過により水を除き、新たなイオ
ン交換水500重量部にてリスラリーし、洗浄した。こ
の水除去、リスラリーの操作を合計3回行った。その後
固形分を濾取し、乾燥機にて45℃で2昼夜乾燥して単
一粒子の体積平均粒径(コールター社製マルチサイザー
で、アパチャー径50μm、媒体イソトン11、濃度1
0%、測定個数50000にて測定)が6.5μmの着
色重合体粉末を得た。
【0016】実施例1〜3、比較例1〜4 表1に示す種類と量の各成分を用い、タンブラーにて次
の要領でブレンドした。タンブラーに回収スチレン樹脂
と回収耐衝撃性スチレン樹脂(比較例1および2では耐
衝撃性スチレン樹脂なし)を、次いで(C)成分のスチ
レン−アクリル酸エステル共重合体(実施例1では更に
石炭灰も)を入れて15分間混合し、得られた混合物を
シリンダー径75mmの一軸押出機で、シリンダー温度
170℃、3mmφの12穴ペレットダイス温度160
℃にて押出し、ペレタイザーで長さ約3mmに裁断して
粒状混合物を得た。次いで、タンブラー内に上記粒状混
合物を入れてから発泡剤を添加して15分間混合し発泡
成形用のペレットを作製した。得られたペレットを、シ
リンダー径60mmの一軸押出機を用い、スクリュウL
/D比28、圧縮比2.5、回転数30rpm、シリン
ダーおよびダイス温度140〜170℃にて押出発泡成
形した。ダイス、サイザー、水槽を用いて賦形、冷却、
固化を行い、厚み20mm、幅30mmの断面を有する
角柱状の発泡角材を成形した。
の要領でブレンドした。タンブラーに回収スチレン樹脂
と回収耐衝撃性スチレン樹脂(比較例1および2では耐
衝撃性スチレン樹脂なし)を、次いで(C)成分のスチ
レン−アクリル酸エステル共重合体(実施例1では更に
石炭灰も)を入れて15分間混合し、得られた混合物を
シリンダー径75mmの一軸押出機で、シリンダー温度
170℃、3mmφの12穴ペレットダイス温度160
℃にて押出し、ペレタイザーで長さ約3mmに裁断して
粒状混合物を得た。次いで、タンブラー内に上記粒状混
合物を入れてから発泡剤を添加して15分間混合し発泡
成形用のペレットを作製した。得られたペレットを、シ
リンダー径60mmの一軸押出機を用い、スクリュウL
/D比28、圧縮比2.5、回転数30rpm、シリン
ダーおよびダイス温度140〜170℃にて押出発泡成
形した。ダイス、サイザー、水槽を用いて賦形、冷却、
固化を行い、厚み20mm、幅30mmの断面を有する
角柱状の発泡角材を成形した。
【0017】押出発泡成形品の試験、評価は以下によっ
た。結果を表1に示す。 (1)セル状態 ○:成形品断面の発泡セルが細かくまた比較的均一であ
る。 △:成形品断面に粗い発泡セルが多く見られる。 ×:成形品断面中央部の発泡セルの大半が粗くて不揃い
である. (2)表面状態 ○:成形品表面が略平滑である。 △:成形品表面に僅かに流れシワが見られるが、凹凸は
僅かである。 ×:成形品表面に流れシワおよび凹凸が明確に見られ
る。 (3)発泡倍率 JIS K 7112による水中置換法により真比重お
よび成形品比重を測定し、下式により求める。 発泡倍率=真比重/成形品比重 (4)曲げ強度および曲げ弾性率 JIS K 7203の曲げ試験法による。 (5)耐衝撃強度 落球(500g鋼球)によりノッチ付き成形品が破壊に
至るときの落球の高さ(cm)で評価する。即ち、成形
された角材を長さ300mmに切断し、中央部に幅(3
0mm)に対し深さ5mmまで鋸刃にてノッチを入れ、
ノッチをを下方に向けてスパン250mmにて支持し、
その中央を落球により打撃する。
た。結果を表1に示す。 (1)セル状態 ○:成形品断面の発泡セルが細かくまた比較的均一であ
る。 △:成形品断面に粗い発泡セルが多く見られる。 ×:成形品断面中央部の発泡セルの大半が粗くて不揃い
である. (2)表面状態 ○:成形品表面が略平滑である。 △:成形品表面に僅かに流れシワが見られるが、凹凸は
僅かである。 ×:成形品表面に流れシワおよび凹凸が明確に見られ
る。 (3)発泡倍率 JIS K 7112による水中置換法により真比重お
よび成形品比重を測定し、下式により求める。 発泡倍率=真比重/成形品比重 (4)曲げ強度および曲げ弾性率 JIS K 7203の曲げ試験法による。 (5)耐衝撃強度 落球(500g鋼球)によりノッチ付き成形品が破壊に
至るときの落球の高さ(cm)で評価する。即ち、成形
された角材を長さ300mmに切断し、中央部に幅(3
0mm)に対し深さ5mmまで鋸刃にてノッチを入れ、
ノッチをを下方に向けてスパン250mmにて支持し、
その中央を落球により打撃する。
【0018】
【表1】
【0019】注 *1:熱減容再生スチレン樹脂、大塚産業(株)製、W
FR15g/10分。 *2:溶剤減容再生スチレン樹脂、スタイロジャパン
(株)製、WFR30g/10分 。溶剤含有量(23
0℃下1時間加熱での重量減)4重量%。 *3:耐衝撃性ポリスチレン樹脂再生品フレーク、総和
(株)製、MFR2.8g/10分、ブタジエン含有量
3〜20重量%。 *4;上記スチレン−アクリル酸エステル共重合体製造
例で得た着色重合体粉末、THF不溶解ゲル分60重量
%、THF溶解成分のMwは94,000,Mnは9,
400。 *5:大同炭燃焼灰、中国電力(株)新小野田発電所産
出、12〜23μm。
FR15g/10分。 *2:溶剤減容再生スチレン樹脂、スタイロジャパン
(株)製、WFR30g/10分 。溶剤含有量(23
0℃下1時間加熱での重量減)4重量%。 *3:耐衝撃性ポリスチレン樹脂再生品フレーク、総和
(株)製、MFR2.8g/10分、ブタジエン含有量
3〜20重量%。 *4;上記スチレン−アクリル酸エステル共重合体製造
例で得た着色重合体粉末、THF不溶解ゲル分60重量
%、THF溶解成分のMwは94,000,Mnは9,
400。 *5:大同炭燃焼灰、中国電力(株)新小野田発電所産
出、12〜23μm。
【0020】本発明組成物の要件を備えた配合にするこ
とにより、回収スチレン樹脂を用いて均一な発泡セルを
有し、耐衝撃強度に優れ、曲げ弾性率が大きくて剛性の
強い発泡成形体が得られる(実施例1〜3)。本発明の
規定から外れた組成物を使用すると、次ぎに記すように
得られる成形体は何らかの不具合を発現する。回収スチ
レン樹脂に対して耐衝撃性スチレン樹脂を配合しない比
較例1および2では、発泡セルが不均一で、耐衝撃強度
も曲げ弾性率(剛性)も小さい成形品を与える。本発明
の(C)成分のスチレン−アクリル酸エステル共重合体
を配合しないと、発泡セルは良好で耐衝撃強度は大きい
ものの剛性の小さな成形体が得られる(比較例3)。ま
た、(C)成分の配合量が規定より多いと、発泡性状が
悪化傾向を示し、曲げ強度および耐衝撃強度が大きく低
下する(比較例4)。
とにより、回収スチレン樹脂を用いて均一な発泡セルを
有し、耐衝撃強度に優れ、曲げ弾性率が大きくて剛性の
強い発泡成形体が得られる(実施例1〜3)。本発明の
規定から外れた組成物を使用すると、次ぎに記すように
得られる成形体は何らかの不具合を発現する。回収スチ
レン樹脂に対して耐衝撃性スチレン樹脂を配合しない比
較例1および2では、発泡セルが不均一で、耐衝撃強度
も曲げ弾性率(剛性)も小さい成形品を与える。本発明
の(C)成分のスチレン−アクリル酸エステル共重合体
を配合しないと、発泡セルは良好で耐衝撃強度は大きい
ものの剛性の小さな成形体が得られる(比較例3)。ま
た、(C)成分の配合量が規定より多いと、発泡性状が
悪化傾向を示し、曲げ強度および耐衝撃強度が大きく低
下する(比較例4)。
【0021】
【発明の効果】本発明により、回収スチレン樹脂を利用
して、均一な発泡セルを有し、優れた耐衝撃強度に加え
て顕著な剛性をも併せ持った発泡成形体を与えることの
できるスチレン樹脂組成物を提供することができる。
して、均一な発泡セルを有し、優れた耐衝撃強度に加え
て顕著な剛性をも併せ持った発泡成形体を与えることの
できるスチレン樹脂組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29K 105:04 B29K 105:04 Fターム(参考) 4F074 AA32 AA32D AA33 AC25 BA03 BA04 BA13 BA14 BA16 BA18 BA20 CA22 DA02 DA03 DA33 DA34 4J002 BC03W BC04W BC04X BC07Y BC08W BC09W BN14X DE226 DE246 EA016 EQ016 ES006 ET006 EV266 FD010 FD326 GC00 GQ00
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)回収スチレン樹脂を少なくとも5
0重量%以上含有するスチレン樹脂10〜90重量%お
よび(B)耐衝撃性スチレン樹脂90〜10重量%から
なるスチレン系樹脂100重量部、(C)スチレン−ア
クリル酸エステル共重合体2〜50重量部および(D)
発泡剤0.2〜3重量部を含有してなるスチレン樹脂組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27643599A JP2001098097A (ja) | 1999-09-29 | 1999-09-29 | スチレン樹脂組成物 |
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-
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