JP2001097951A - 4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドの製造方法、中間体化合物、該化合物の製造方法、およびヒドラジン誘導体の製造方法 - Google Patents
4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドの製造方法、中間体化合物、該化合物の製造方法、およびヒドラジン誘導体の製造方法Info
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Abstract
する方法の提供。 【解決手段】 新規な、2-(4-フ゛ロモメチルフェニル)ヒ゜リシ゛ン(I)の
塩、2-(4-シ゛フ゛ロモメチルフェニル)ヒ゜リシ゛ン(II)、およびその塩の
うち少なくとも1つを、ヘキサメチレンテトラミンおよび水と反応さ
せることにより、4-(ヒ゜リシ゛ン-2-イル)ヘ゛ンス゛アルテ゛ヒト゛(III)を
安価に製造することができる。(I)の塩、(II)およびそ
の塩は、2-(4-トリル)ヒ゜リシ゛ンの塩(IV)を臭素化剤と反応さ
せることにより得ることができる。 【化1】
Description
2−イル)ベンズアルデヒドの新規な製造方法、その中
間体化合物である2−(4−ブロモメチルフェニル)ピ
リジンの塩、2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリ
ジン、およびその塩、該中間体化合物の製造方法、並び
に4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドを用い
るN−(tert−ブトキシカルボニル)−N’−[4
−(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラ
ジンの製造方法に関する。N−(tert−ブトキシカ
ルボニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェ
ニルメチリデン]ヒドラジンは、抗HIV薬である後述
の化合物(A)の製造用中間体として有用な化合物であ
る。
シカルボニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)
フェニルメチリデン]ヒドラジンは、抗HIV薬である
下式
て有用であり、例えばWO97/40029号に記載の
方法により、当該中間体を経由して化合物(A)へと導
くことができる。
t−ブトキシカルボニル)−N’−[4−(ピリジン−
2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジンの製造方法
として、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド
とtert−ブチルカルバゼート[tBuOC(=O)
NHNH2](式中、tBuはtert−ブチルを示
す)とを反応させることによる製造方法が記載されてお
り、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドは医
薬品の中間体として重要である。
ヒドの製造方法として、例えば特開平3−95157号
公報およびWO97/40029号に、4−ブロモベン
ズアルデヒドジメチルアセタールから調製されたグリニ
ャール試薬と2−ブロモピリジンとを、触媒として
[1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ)プロパン]ニ
ッケル(II)クロライドを用いて反応させる方法が記
載されている。しかしながら、上記の製造方法では反応
試薬である、4−ブロモベンズアルデヒドジメチルアセ
タールおよび2−ブロモピリジンは比較的高価であり、
さらに触媒である[1,3−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)プロパン]ニッケル(II)クロライドは極めて高
価であり、工業的に入手も困難である。このため、4−
(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドを安価に製造
する方法の開発が望まれていた。
は4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドを安価
に製造し得る方法を提供することである。また、本発明
の目的は、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒ
ドを製造するための中間体を提供することである。さら
に、本発明の目的は、該中間体を製造する方法を提供す
ることである。
を達成するため鋭意研究を行った結果、新規な化合物で
ある、2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジンの
塩、2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジン、お
よびその塩が、2−(4−トリル)ピリジンの塩と臭素
化剤とを反応させることにより得られる製造方法を見出
した。さらに2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジ
ンの塩、2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジ
ン、またはその塩をヘキサメチレンテトラミンおよび水
と反応させることにより、4−(ピリジン−2−イル)
ベンズアルデヒドを安価に製造できる方法を見出し、本
発明を完成するに至った。
ル)ピリジンの塩、式(II)
ニル)ピリジン、およびその塩からなる群より選ばれる
少なくとも1つを、ヘキサメチレンテトラミンおよび水
と反応させることを特徴とする、式(III)
ンズアルデヒドの製造方法、(2)式(I)
ル)ピリジンの塩および/または式(II)
ニル)ピリジンの塩を、ヘキサメチレンテトラミンおよ
び水と反応させることを特徴とする、式(III)
ンズアルデヒドの製造方法、(3)2−(4−ブロモメ
チルフェニル)ピリジンの塩、(4)2−(4−ジブロ
モメチルフェニル)ピリジン、またはその塩、(5)式
(IV)
酸残基を表す)で表される2−(4−トリル)ピリジン
の塩を臭素化剤と反応させることを特徴とする、2−
(4−ブロモメチルフェニル)ピリジンの塩、2−(4
−ジブロモメチルフェニル)ピリジン、またはその塩の
製造方法、(6)Xがハロゲン原子である、上記(5)
の製造方法、(7)臭素化剤が臭素であることを特徴と
する、上記(5)の製造方法、(8)上記(1)または
(2)の方法により製造した4−(ピリジン−2−イ
ル)ベンズアルデヒドをヒドラジンと反応させ、式
(V)
ンズアルデヒドヒドラゾンとし、さらにこれを式[〔t
BuOC(=O)〕2O](式中、tBuはtert−
ブチルを示す)で表されるジ−tert−ブチルジカー
ボネートと反応させることを特徴とする、式(VI)
す)で表されるN−(tert−ブトキシカルボニル)
−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニルメチリ
デン]ヒドラジンの製造方法、および(9)上記(1)
または(2)の方法により製造した4−(ピリジン−2
−イル)ベンズアルデヒドを式[tBuOC(=O)N
HNH2](式中、tBuはtert−ブチルを示す)
で表されるtert−ブチルカルバゼートと反応させる
ことを特徴とする、式(VI)
す)で表されるN−(tert−ブトキシカルボニル)
−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニルメチリ
デン]ヒドラジンの製造方法に関する。
チルフェニル)ピリジンの塩、2−(4−ジブロモメチ
ルフェニル)ピリジン、およびその塩の製造において、
2−(4−トリル)ピリジンを塩の形態にせずに臭素化
を行うと、一旦生成した置換ベンジルブロマイドが分子
内にある窒素原子と反応し、目的以外の生成物を得るこ
とになる。そこで、本発明者らは2−(4−トリル)ピ
リジンを塩の形態とし臭素化を行うことにより、2−
(4−ブロモメチルフェニル)ピリジンの塩、2−(4
−ジブロモメチルフェニル)ピリジン、またはその塩
が、目的以外の生成物を生成することなく得られること
を見出した。
明する。4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド(II
I)の製造方法 4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドは、2−
(4−ブロモメチルフェニル)ピリジンの塩、2−(4
−ジブロモメチルフェニル)ピリジン、およびその塩の
うち少なくとも1つをヘキサメチレンテトラミンおよび
水と反応させることにより得ることができる。詳細に
は、反応溶媒中、2−(4−ブロモメチルフェニル)ピ
リジンの塩、2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリ
ジン、およびその塩のうち少なくとも1つに、水および
ヘキサメチレンテトラミンを加え、加熱攪拌することに
より、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドを
得ることができる。また、必要に応じて、塩基性物質
(例えば、酢酸ナトリウムなど)をヘキサメチレンテト
ラミン1molに対して、0.5〜2.0mol加えて
もよい。
し、反応試薬として、臭素化の出発原料である2−(4
−トリル)ピリジンに対して2〜10倍重量、好ましく
は4〜6倍重量用い、10倍重量を越える量の水は、反
応溶媒として用いることになる。
酢酸などが挙げられ、好ましくは酢酸が挙げられる。水
および水以外の反応溶媒の単独溶媒、並びにこれらの混
合溶媒を反応溶媒として用いることができ、好ましい混
合溶媒として酢酸水溶液が挙げられる。反応溶媒の使用
量は臭素化の出発原料である2−(4−トリル)ピリジ
ンに対して、2〜10倍重量、好ましくは4〜7倍重量
である。
素化の出発原料である2−(4−トリル)ピリジンに対
して、等mol〜15倍mol、好ましくは2倍mol
〜10倍mol、より好ましくは3倍mol〜10倍m
olである。
での範囲、好ましくは85〜95℃である。
3時間である。
ヒドの単離は、通常の操作、例えば抽出、蒸留、および
カラムクロマトグラフィーなどにより行うことができ
る。例えば、反応後の系内にある酸性物質を中和した
後、抽出することにより4−(ピリジン−2−イル)ベ
ンズアルデヒドが得られる。また抽出後、亜硫酸水素ナ
トリウムなどの亜硫酸水素塩、またはピロ亜硫酸ナトリ
ウムを用いて、水または水と低級アルコールもしくは酢
酸エチルとの混合溶媒中、結晶性の、4−(ピリジン−
2−イル)ベンズアルデヒドのアルカリ金属亜硫酸水素
塩として得ることもできる。得られた4−(ピリジン−
2−イル)ベンズアルデヒドのアルカリ金属亜硫酸水素
塩は、酸性またはアルカリ性の水溶液と接触することに
より、元の4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒ
ドに再生することができ、これを利用して精製すること
ができる。
ン(I)の塩、2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピ
リジン(II)、およびその塩の製造方法 上記の4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドの
製造における原料化合物である2−(4−ブロモメチル
フェニル)ピリジン(以下、モノブロモ体ともいう)の
塩、2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジン(以
下、ジブロモ体ともいう)、およびその塩は新規な化合
物であり、2−(4−トリル)ピリジンの塩と臭素化剤
とを反応させることにより得ることができる。詳細に
は、例えば2−(4−トリル)ピリジンの塩と溶媒との
混合物に、加熱しながら臭素化剤を添加することによ
り、モノブロモ体の塩とジブロモ体の塩を、また必要に
よりジブロモ体の塩を適当に処理して遊離塩基の形態の
ジブロモ体を得ることができる。モノブロモ体の塩とジ
ブロモ体の塩の分離は、再結晶などの精製手段により行
うことができる。あるいは、モノブロモ体の塩とジブロ
モ体の塩の混合物を遊離塩基の形態にした後、カラムク
ロマトグラフィーなどによる精製を行うことによって、
モノブロモ体とジブロモ体とに分離することができる。
臭素化剤を多く用いるとモノブロモ体はジブロモ体へと
変換され、ジブロモ体の生成物中での割合は多くなる。
また、必要に応じて、反応系内に生成する臭化水素酸
を、窒素ガスを導入することにより取り除くことができ
る。2−(4−トリル)ピリジンの塩の形成は、臭素化
の前に調製しておいても、臭素化と同じ反応系内で調製
してもどちらでもよい。
おける塩としては、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸
塩、ベンゼンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、p−
トルエンスルホン酸塩などが挙げられる。
たはスルホン酸残基を表し、ハロゲン原子としては、好
ましくは塩素および臭素が挙げられ、スルホン酸残基と
しては、好ましくは硫酸、ベンゼンスルホン酸、メタン
スルホン酸、p−トルエンスルホン酸などの残基が挙げ
られ、Xとしてより好ましくは、塩素、ベンゼンスルホ
ン酸残基が挙げられる。
る方法は、特に限定はなく、例えば臭素化の前に調製す
る場合、2−(4−トリル)ピリジンの溶液に無機酸ま
たは有機酸を種々な形態で添加する方法などが挙げられ
る。該反応溶媒は、例えばメタノール、エタノール、プ
ロパノール、およびイソプロパノールなどの炭素数1〜
3の低級アルコール溶媒、クロロベンゼンなどのハロゲ
ン化炭化水素系溶媒が挙げられ、好ましくはクロロベン
ゼンが挙げられる。
ル)ピリジンに対して、1〜6倍重量、好ましくは3〜
4倍重量である。
ける無機酸としては、特に限定はなく、好ましくは塩酸
および臭化水素酸が挙げられる。
ける有機酸としては、ベンゼンスルホン酸、メタンスル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸などが挙げられ、好ま
しくはベンゼンスルホン酸が挙げられる。また、これら
有機酸の水和物または水溶液を使用してもよい。
(4−トリル)ピリジンに対して、0.5〜1.5倍m
ol、好ましくは1.0〜1.1倍molである。
臭素化と同じ反応系内で調製する場合、臭素化の際に発
生する臭化水素酸により2−(4−トリル)ピリジン臭
化水素酸塩を得ることができる。
ル)ピリジンの塩の臭素化反応について、以下に説明す
る。臭素化反応における臭素化剤として、例えば臭素、
1,3−ジブロモ−5,5−ジメチルヒダントイン、N
−ブロモスクシンイミドが挙げられ、好ましくは臭素が
挙げられる。
ル)ピリジンに対して、1.0〜3.0倍mol、好ま
しくは1.3〜2.3倍mol、より好ましくは1.4
〜2.3倍molである。
性溶媒を用いるのが好ましく、具体的にはクロロベンゼ
ン、o−ジクロロベンゼン、1,2−ジクロロエタンが
挙げられ、好ましくはクロロベンゼンが挙げられる。
2−(4−トリル)ピリジン1molに対して、0.2
〜1.0Lであるのが好ましい。
溶媒の沸点の範囲であり、好ましくは100〜130℃
である。
時間であり、好ましくは10〜14時間である。
ジブロモ体は塩の形態をとっており、反応液を中和後、
通常の操作、例えば抽出、およびカラムクロマトグラフ
ィーにより単離すると、塩の形態をとっていないモノブ
ロモ体およびジブロモ体が得られる。しかし、モノブロ
モ体およびジブロモ体を4−(ピリジン−2−イル)ベ
ンズアルデヒドの合成に使用する際には、塩の形態のま
までも使用することができるため、中和や単離の手間が
省かれるという点から、モノブロモ体の塩および/また
はジブロモ体の塩を用いるのが好ましい。4−(ピリジ
ン−2−イル)ベンズアルデヒドの合成にモノブロモ体
の塩および/またはジブロモ体の塩を使用する際には、
反応液から溶媒を留去することなくそのまま次の工程に
使用することができる。
ヒドヒドラゾン(V)の製造方法 4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドヒドラゾ
ンは、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドと
ヒドラジンとを反応させて製造することができる。詳細
には、例えばヒドラジンを低級アルコールと混合し、こ
れに4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドを攪
拌下にそのまま添加して反応させるか、または有機溶媒
溶液として攪拌下に滴下して反応させることにより行う
ことができる。この反応は、均一系または均一に近い系
で、ヒドラジンを4−(ピリジン−2−イル)ベンズア
ルデヒドに対して過剰に用いて行うのが好ましい。
ル)ベンズアルデヒド1molに対して1〜5倍mo
l、好ましくは1〜3倍mol用いる。また、本発明に
おいてヒドラジンはヒドラジンヒドラートを用いるの
が、経済性および安全性の点から好ましい。
炭素数1〜3のアルコールが挙げられ、具体的には、メ
タノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノー
ルなどが挙げられる。該低級アルコールの使用量は特に
限定はなく、反応後の液が均一系、または均一に近い系
になる量であればよい。例えば、80%ヒドラジンヒド
ラートに対して、メタノールを1〜10倍重量用いると
よい。
ヒドを溶解する有機溶媒としては、上記炭素数1〜3の
低級アルコール、THFなどのエーテル系溶媒、トルエ
ンなどの芳香族系溶媒、モノクロロベンゼンなどのハロ
ゲン化炭化水素系溶媒が挙げられ、好ましくは低級アル
コールが挙げられる。該有機溶媒としては、操作の煩雑
さの点から前工程で抽出に用いた溶媒を用るのが好まし
い。該有機溶媒の使用量は、4−(ピリジン−2−イ
ル)ベンズアルデヒド1重量部に対して、0.5〜20
重量部、好ましくは3〜10重量部である。
温度範囲であり、好ましくは常温から50℃である。
ズアルデヒドの滴下終了と同時、または滴下終了後から
3時間程度まで保温をすることにより完結する。反応の
終了後、得られた4−(ピリジン−2−イル)ベンズア
ルデヒドヒドラゾンは、例えばそのまま減圧下に濃縮
後、または特に低級アルコールを留去後、抽出すること
により取り出すことができる。抽出に用いる溶媒とし
て、例えばエーテル系溶媒(例えば、テトラヒドロフラ
ンなど)、ハロゲン化芳香族系溶媒(例えば、モノクロ
ロベンゼンなど)が挙げられる。減圧濃縮の際、4−
(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドヒドラゾンの
安定剤として少量のアルカリ金属水酸化物(例えば、水
酸化ナトリウムなど)を加えることが好ましい。
N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデ
ン]ヒドラジン(VI)の製造方法 N−(tert−ブトキシカルボニル)−N’−[4−
(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジ
ンは、例えば4−(ピリジン−2−イル)ベンズアル
デヒドヒドラゾンをジ−tert−ブチルジカーボネー
ト[〔tBuOC(=O)〕2O](式中、tBuはt
ert−ブチルを示す)と反応させること(以下、の
方法ともいう)により、または4−(ピリジン−2−
イル)ベンズアルデヒドをtert−ブチルカルバゼー
ト[tBuOC(=O)NHNH 2](式中、tBuは
前記と同義である)と反応させること(以下、の方法
ともいう)により製造することができる。
る。の方法によるN−(tert−ブトキシカルボニ
ル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニルメ
チリデン]ヒドラジンの製造は、下記溶媒中、必要に応
じて有機塩基または無機塩基の存在下で、4−(ピリジ
ン−2−イル)ベンズアルデヒドヒドラゾンをジ−te
rt−ブチルジカーボネートと反応させることにより行
うことができる。有機塩基または無機塩基を反応系に添
加することにより、反応速度を速めることができる。ま
た、ジ−tert−ブチルジカーボネートは、下記溶媒
の溶液として反応系に滴下するのが好ましい。
テトラヒドロフラン(THF)、トルエン、モノクロロ
ベンゼン、水、またはこれらの混合溶媒等が挙げられ、
THFおよびモノクロロベンゼンが好ましい。
する量であれば特に限定はなく、例えば4−(ピリジン
−2−イル)ベンズアルデヒドヒドラゾンに対して1〜
50倍重量が好ましい。
用量は、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド
ヒドラゾンに対して1〜3倍molが好ましい。
機塩基は、触媒量から4−(ピリジン−2−イル)ベン
ズアルデヒドヒドラゾンに対して3倍molの量で用い
ることができる。該有機塩基としては、例えばトリエチ
ルアミン等の第3級アミンが、該無機塩基としては、水
酸化ナトリウム、および水酸化カリウムなどのアルカリ
金属水酸化物、炭酸ナトリウム、および炭酸カリウムな
どのアルカリ金属の炭酸塩、並びに炭酸水素ナトリウ
ム、および炭酸水素カリウムなどのアルカリ金属の炭酸
水素塩が挙げられ、好ましくは水酸化ナトリウムが挙げ
られ、通常水溶液の形態で用いられる。
あり、好ましくは常温から60℃である。
から12時間であり、好ましくは1〜3時間である。
ニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニル
メチリデン]ヒドラジンは、洗浄、再結晶、およびカラ
ムクロマトグラフィーなどの公知の方法により単離、精
製することができる。例えば反応液を濃縮後、洗浄する
ことにより精製することができ、また洗浄後、適当な有
機溶媒(例えば、トルエンなど)を用いて再結晶をする
ことにより、さらに精製することができる。
カルボニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フ
ェニルメチリデン]ヒドラジンの製造は、WO97/4
0029号に記載の方法、またはこれに準ずる方法によ
って行うことができる。の方法によるN−(tert
−ブトキシカルボニル)−N’−[4−(ピリジン−2
−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジンの製造は、下
記溶媒中、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒ
ドをtert−ブチルカルバゼートと反応させることに
より行うことができる。詳細には、tert−ブチルカ
ルバゼートの溶液に、4−(ピリジン−2−イル)ベン
ズアルデヒドを添加することによりN−(tert−ブ
トキシカルボニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イ
ル)フェニルメチリデン]ヒドラジンを得ることができ
る。また、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒ
ドは、下記溶媒の溶液として反応系に滴下するのが好ま
しい。
メタノール、エタノール、アセトニトリル、THFが挙
げられ、好ましくはメタノールが挙げられる。
ンズアルデヒドに対して、2〜10倍重量用いるのが好
ましい。
は、4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドに対
して、1.0〜3.0倍molであり、好ましくは1.
2倍molである。
しくは50℃以下である。
20時間であり、好ましくは2時間以下である。
ニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニル
メチリデン]ヒドラジンは、洗浄、再結晶、およびカラ
ムクロマトグラフィーなどの公知の方法により単離、精
製することができる。
ル)ピリジンの製造方法は、Tetrahedron,
54,1289−1298(1998)などに記載され
ており、例えば電気化学的に得られるトリルジンクハラ
イドを、ニッケル触媒を用いて2−ハロピリジンと反応
させることにより、2−(4−トリル)ピリジンを得る
ことができる。
t−ブトキシカルボニル)−N’−[4−(ピリジン−
2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジンは、前述の
抗HIV薬である化合物(A)の合成中間体として有用
であり、例えばWO97/40029号記載の方法によ
り抗HIV薬(A)に誘導することができる。
に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定される
ものではない。
造 100ml容の4つ口フラスコ内に2−(4−トリル)
ピリジン塩酸塩5.0g(24.3mmol)、および
クロロベンゼン(15ml)を入れ、110〜120℃
に加熱しながら臭素8.5g(53.2mmol)を1
2時間で滴下した。前記の温度範囲で、1時間加熱攪拌
後、反応液を高速液体クロマトグラフィー(以下、HP
LCと略す)で分析した結果、2−(4−ブロモメチル
フェニル)ピリジンが収率64.5%で生成しているこ
とが確認できた。反応液を冷却し、結晶を析出させて濾
取し、少量の冷メタノールで洗浄した。1H−NMR分
析から2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジン塩酸
塩であることを確認した2−(4−ブロモメチルフェニ
ル)ピリジン塩酸塩1 H−NMR(DMSO−d6,ppm)δ:4.83
(s,2H),7.73(d,J=8.0Hz,2
H),7.94−8.02(m,2H),8.05
(d,J=8.0Hz,2H),8.38−8.45
(m,1H),8.54−8.58(m,1H),8.
91(d,J=5.2Hz,1H)
ピリジン塩酸塩の含まれた反応容器に、ヘキサメチレン
テトラミン25.5g(181.9mmol)を酢酸
(25ml)と脱イオン水(25ml)との混合溶媒に
溶解させた混合液を室温で加えた。その後、80〜90
℃の温度範囲で1時間加熱攪拌した。この後、反応液を
HPLCで分析した結果、4−(ピリジン−2−イル)
ベンズアルデヒドが収率79.9%で生成していること
が確認できた。4−(ピリジン−2−イル)ベンズアル
デヒドは、反応系内の酢酸を10M水酸化ナトリウム水
溶液(35ml)を用いて中和後、トルエン(40m
l)で抽出し溶媒を減圧下で留去したのち、次の反応に
用いた。
ンの製造 100ml容の4つ口フラスコ内に80%ヒドラジンヒ
ドラート1.5g(24.0mmol)およびメタノー
ル(5ml)を入れ攪拌しながら、実施例2で得られた
4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド2.19
g(12.0mmol)のメタノール(5ml)溶液
を、25℃で1時間かけて滴下した。さらに25℃で1
時間攪拌した後、反応液をHPLCで分析した結果、4
−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドヒドラゾン
が収率85.1%で生成していることが確認できた。反
応終了後、反応液に1.0M水酸化ナトリウム水溶液
(30ml)を加え、ロータリーエバポレーターを用い
てメタノールを留去した。析出した粗結晶を一部取り出
し乾燥して1H−NMRを測定した結果、4−(ピリジ
ン−2−イル)ベンズアルデヒドヒドラゾンであること
を確認した。残渣にTHF(60ml)を加え、生成物
を抽出し実施例4に用いた。 粗結晶融点:65.7〜67.8℃ IR(KBr)cm-1:3700〜3000,163
6,1590,1468,1432,1394,115
0,1114,924,840,778,742,72
61 H−NMR(CDCl3,ppm)δ:5.60(s,
2H),7.22(m,1H),7.65(d,2
H),7.74(m,2H),7.78(s,1H),
8.00(d,2H),8.69(d,1H)
(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジ
ンの製造 100ml容の4つ口フラスコ内に実施例3で得られた
4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドヒドラゾ
ン2.2g(12.0mmol)、THF(50m
l)、および0.5M水酸化ナトリウム水溶液(10m
l)を入れ、攪拌しながらジ−tert−ブチルジカー
ボネート5.2g(23.8mmol)のTHF(5m
l)溶液を、30℃で20分間で滴下した。その後、反
応液を55〜60℃に加熱し、3時間激しく攪拌した。
この後、反応液をHPLCで分析した結果、N−(te
rt−ブトキシカルボニル)−N’−[4−(ピリジン
−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジンが収率9
3.2%で生成していることが確認できた。減圧濃縮後
の結晶残留物を少量の冷メタノールにより洗浄し、トル
エンを用いて再結晶させ、N−(tert−ブトキシカ
ルボニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェ
ニルメチリデン]ヒドラジンを収量2.1gで得た。得
られたN−(tert−ブトキシカルボニル)−N’−
[4−(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデン]ヒ
ドラジンの各種スペクトルデータを以下に示す。 融点:169.2〜171.5℃ IR(KBr)cm-1:3308,1712,161
2,1586,1528,1510,1468,143
4,1394,1360,1310,1246,115
8,7801 H−NMR(CDCl3,ppm)δ:1.55(s,
9H),7.24(m,1H),7.75(m,2
H),7.78(d,2H),7.87(s,1H),
8.00(d,2H),8.16(s,1H),8.7
0(m,1H)
(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジ
ンの製造 100ml容の4つ口フラスコ内にtert−ブチルカ
ルバゼート1.87g(14.1mmol)とメタノー
ル(5ml)を入れ、攪拌しながら実施例2で得られた
4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒド2.16
g(11.8mmol)のメタノール溶液(5ml)を
25℃、20分間で滴下した。さらに、50℃で2時間
攪拌後、反応液をHPLCで分析した結果、N−(te
rt−ブトキシカルボニル)−N’−[4−(ピリジン
−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジンが定量的
に生成していることが確認できた。減圧濃縮後の結晶残
留物を少量の冷メタノールにより洗浄し、N−(ter
t−ブトキシカルボニル)−N’−[4−(ピリジン−
2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジンを収量2.
3gで得た。得られたN−(tert−ブトキシカルボ
ニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニル
メチリデン]ヒドラジンの各種スペクトルデータは、実
施例4と同様であった。
ピリジン5.0g(29.6mmol)、クロロベンゼ
ン(18ml)を加え、110〜120℃に加熱しなが
ら臭素9.4g(59.1mmol)を12時間で滴下
した。前記の温度範囲で、1時間加熱攪拌後、反応液を
HPLCで分析した結果、2−(4−ブロモメチルフェ
ニル)ピリジンが収率60.7%で生成していることが
確認できた。得られた反応液を冷却し、析出した2−
(4−ブロモメチルフェニル)ピリジンの塩を濾別し
た。濾液に5%水酸化ナトリウム水溶液を加え中和し、
水洗後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。クロロベ
ンゼンを減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィ(溶離液:酢酸エチル−ヘキサン)に付すこ
とにより2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジン
を収量1.2gで得た。 1H−NMR分析から、2−
(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジンであることを
確認した。 2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジン1 H−NMR(CDCl3,ppm)δ:6.70(s,
1H),7.23−7.29(m,1H),7.66−
7.68(d,2H),7.68−7.78(m,2
H),7.98−8.01(d,2H),8.69−
8.71(m,1H)
ル)ピリジン100mg(0.306mmol)を30
mlの4つ口フラスコに入れ、クロロベンゼン(0.1
ml)に溶解した。室温で、ヘキサメチレンテトラミン
192mg(1.37mmol)を酢酸(0.2ml)
と脱イオン水(0.2ml)との混合溶媒に溶解させ加
えた。その後、80℃で1時間加熱攪拌した。この後、
反応液をHPLCで分析した結果、4−(ピリジン−2
−イル)ベンズアルデヒドが生成していることを確認し
た。溶媒を除いた液体クロマトグラフィの面積百分率は
60.0%であった。
た、2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジンの塩と
2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジンの塩とを
含む反応液(8.9mmol分)を入れ、これをクロロ
ベンゼン(5ml)で懸濁させた。室温で、ヘキサメチ
レンテトラミン6.4g(45.8mmol)を酢酸
(6ml)と脱イオン水(6ml)との混合溶媒に溶解
させ加えた。その後、80℃で1時間加熱攪拌した。こ
の後、反応液をHPLCで分析した結果、4−(ピリジ
ン−2−イル)ベンズアルデヒドが生成していることを
確認した。溶媒を除いた液体クロマトグラフィの面積百
分率は70.0%であった。
ルホン酸塩、および2−(4−ジブロモメチルフェニ
ル)ピリジンベンゼンスルホン酸塩の製造 水分離器を取りつけた300ml容の4つ口フラスコ内
に2−(4−トリル)ピリジン20.0g(0.118
mol)、クロロベンゼン(100ml)、およびベン
ゼンスルホン酸1水和物20.82g(0.118mo
l)を仕込み、加熱した。90℃付近から水が水分離器
に留出してきた。このまま水を留出しながら、塔頂の温
度が131℃に達するまで加熱を続けた。次に、この反
応マスに、臭素26.4g(0.165mol)を12
0〜130℃で8時間かけて滴下した。その後、前記の
温度範囲で4時間加熱攪拌後、反応液をHPLCで分析
した結果、2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジン
が収率68.89%、2−(4−ジブロモメチルフェニ
ル)ピリジンが収率19.49%で生成していることが
確認できた。この反応マスはこのまま次の反応に用い
た。また、1H−NMR分析から、2−(4−ブロモメ
チルフェニル)ピリジンベンゼンスルホン酸塩、および
2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジンベンゼン
スルホン酸塩の生成を確認した。 2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジンベンゼンス
ルホン酸塩1 H−NMR(CDCl3,ppm)δ:4.575
(s,2H),7.03−7.05(m,1H),7.
35−7.42(m,3H),7.63(d,J=8H
z,2H),7.80−7.87(m,2H),7.8
8−8.05(m,1H),7.99(d,J=8H
z,2H),8.21−8.24(m,1H),8.5
0−8.56(m,1H) 2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジンベンゼン
スルホン酸塩1 H−NMR(CDCl3,ppm)δ:6.886
(s,1H),7.03−7.05(m,1H),7.
35−7.42(m,3H),7.63(d,J=8H
z,2H),7.8−8.07(m,1H),7.88
−8.07(m,1H),7.99(d,J=8Hz,
2H),8.21−8.24(m,1H),8.49−
8.6(m,1H)
ピリジンベンゼンスルホン酸塩および2−(4−ジブロ
モメチルフェニル)ピリジンベンゼンスルホン酸塩を含
有する反応容器に、室温で、ヘキサメチレンテトラミン
33.08g(0.236mol)、酢酸ナトリウム1
9.36g(0.236mol)と脱イオン水80ml
との混合溶液を加えた。その後、90〜95℃で3時間
加熱攪拌した。反応終了後、反応液に20%水酸化ナト
リウム水溶液50gを添加して中和し、クロロベンゼン
層をHPLCで分析した結果、4−(ピリジン−2−イ
ル)ベンズアルデヒドが収率81.8%で生成している
ことが確認できた。
シカルボニル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)
フェニルメチリデン]ヒドラジンの合成中間体である4
−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドを、新規な
化合物である、2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリ
ジンの塩、2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジ
ン、またはその塩を経由して安価に製造することができ
る。これにより、N−(tert−ブトキシカルボニ
ル)−N’−[4−(ピリジン−2−イル)フェニルメ
チリデン]ヒドラジンから、例えばWO97/4002
9号記載の方法により、化合物(A)に誘導でき、結果
として安価に、且つ容易に抗HIV薬を提供することが
できる。
Claims (9)
- 【請求項1】 式(I) 【化1】 で表される2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジン
の塩、式(II) 【化2】 で表される2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジ
ン、およびその塩からなる群より選ばれる少なくとも1
つを、ヘキサメチレンテトラミンおよび水と反応させる
ことを特徴とする、式(III) 【化3】 で表される4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒ
ドの製造方法。 - 【請求項2】 式(I) 【化4】 で表される2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリジン
の塩および/または式(II) 【化5】 で表される2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピリジ
ンの塩を、ヘキサメチレンテトラミンおよび水と反応さ
せることを特徴とする、式(III) 【化6】 で表される4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒ
ドの製造方法。 - 【請求項3】 2−(4−ブロモメチルフェニル)ピリ
ジンの塩。 - 【請求項4】 2−(4−ジブロモメチルフェニル)ピ
リジン、またはその塩。 - 【請求項5】 式(IV) 【化7】 (式中、Xはハロゲン原子またはスルホン酸残基を表
す)で表される2−(4−トリル)ピリジンの塩を臭素
化剤と反応させることを特徴とする、2−(4−ブロモ
メチルフェニル)ピリジンの塩、2−(4−ジブロモメ
チルフェニル)ピリジン、またはその塩の製造方法。 - 【請求項6】 Xがハロゲン原子である、請求項5記載
の製造方法。 - 【請求項7】 臭素化剤が臭素であることを特徴とす
る、請求項5記載の製造方法。 - 【請求項8】 請求項1または2記載の方法により製造
した4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドをヒ
ドラジンと反応させ、式(V) 【化8】 で表される4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒ
ドヒドラゾンとし、さらにこれを式[〔tBuOC(=
O)〕2O](式中、tBuはtert−ブチルを示
す)で表されるジ−tert−ブチルジカーボネートと
反応させることを特徴とする、式(VI) 【化9】 (式中、tBuはtert−ブチルを示す)で表される
N−(tert−ブトキシカルボニル)−N’−[4−
(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジ
ンの製造方法。 - 【請求項9】 請求項1または2記載の方法により製造
した4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドを式
[tBuOC(=O)NHNH2](式中、tBuはt
ert−ブチルを示す)で表されるtert−ブチルカ
ルバゼートと反応させることを特徴とする、式(VI) 【化10】 (式中、tBuはtert−ブチルを示す)で表される
N−(tert−ブトキシカルボニル)−N’−[4−
(ピリジン−2−イル)フェニルメチリデン]ヒドラジ
ンの製造方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP21811299A JP4028945B2 (ja) | 1998-09-07 | 1999-07-30 | 4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドの製造方法、中間体化合物、該化合物の製造方法、およびヒドラジン誘導体の製造方法 |
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JP25264598 | 1998-09-07 | ||
JP11-212902 | 1999-07-27 | ||
JP21290299 | 1999-07-27 | ||
JP21811299A JP4028945B2 (ja) | 1998-09-07 | 1999-07-30 | 4−(ピリジン−2−イル)ベンズアルデヒドの製造方法、中間体化合物、該化合物の製造方法、およびヒドラジン誘導体の製造方法 |
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JP4028945B2 JP4028945B2 (ja) | 2008-01-09 |
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