JP2001097826A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JP2001097826A
JP2001097826A JP28021899A JP28021899A JP2001097826A JP 2001097826 A JP2001097826 A JP 2001097826A JP 28021899 A JP28021899 A JP 28021899A JP 28021899 A JP28021899 A JP 28021899A JP 2001097826 A JP2001097826 A JP 2001097826A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
hair cosmetic
group
carbon atoms
dimethylpolysiloxane
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Pending
Application number
JP28021899A
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English (en)
Inventor
Kazuhisa Fukuhara
和久 福原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)式(1) 【化1】 (R1 はC8〜C24のアルキル基又はアルケニル基、R
2 はC1〜C5 のアルキレン基、R3 、R4 及びR5
1〜C24のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシ
アルキル基、X- は陰イオンを示す)で表される陽イオ
ン性界面活性剤、及び(B)ジメチルポリシロキサンを
含有する毛髪化粧料。 【効果】 安定で、毛髪に柔軟性、平滑性、しっとり感
及びさらさら感を付与する効果に優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安定性が良好で、
しかも柔軟性、平滑性、しっとり感及びさらさら感を付
与する効果に優れた毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪に柔軟性や平滑性を付与し、毛髪の
保護や整髪を行うため、塩化ステアリルトリメチルアン
モニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化
ジセチルジメチルアンモニウム等の長鎖アルキル基を有
する陽イオン性界面活性剤と、ジメチルポリシロキサン
を配合した毛髪化粧料が使用されている。しかし、これ
らの毛髪化粧料は、保存安定性の点で満足できるもので
はなく、また、特にすすぎ時の柔軟性及び平滑性が十分
でなく、より高い効果が得られる毛髪化粧料が求められ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、安定
性が良好で、しかも柔軟性及び平滑性を付与する効果に
優れた毛髪化粧料を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特定の陽
イオン性界面活性剤(1)とジメチルポリシロキサンを
組合わせて用いれば、安定性が良好で、しかも従来より
高い柔軟性、平滑性、しっとり感及びさらさら感を付与
できる毛髪化粧料が得られることを見出した。
【0005】本発明は、(A)一般式(1)
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1 は炭素数8〜24の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、R2 は炭
素数1〜5の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、R
3 、R 4 及びR5 は同一又は異なって、炭素数1〜24
の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はヒド
ロキシアルキル基を示し、X- は陰イオンを示す)で表
される陽イオン性界面活性剤、及び(B)ジメチルポリ
シロキサンを含有する毛髪化粧料を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明で用いる成分(A)の陽イ
オン性界面活性剤は、前記一般式(1)で表されるもの
であり、式中、R1 は炭素数12〜22、特に炭素数1
4〜18の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル
基が好ましく、更に、炭素数16のものが、安定性及び
性能の点で好ましい。R2 は炭素数1〜3のアルキレン
基、特にメチレン基、エチレン基が好ましい。R3 、R
4 及びR5 は、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキ
シアルキル基、特にメチル基、エチル基、ヒドロキシエ
チル基、ヒドロキシプロピル基が好ましい。X- で示さ
れる陰イオンとしては、Cl-、Br-等のハロゲンイオンが
好ましく、特にCl-が好ましい。
【0009】陽イオン性界面活性剤(1)の好ましい具
体例としては、次のものが挙げられる。
【0010】
【化3】
【0011】成分(A)の陽イオン性界面活性剤(1)
は、1種以上を用いることができ、全組成中に0.01
〜15重量%、特に0.1〜5重量%、更に0.5〜3
重量%配合するのが、良好な安定性及び感触を付与する
上で好ましい。
【0012】本発明で用いる成分(B)のジメチルポリ
シロキサンとしては、25℃における粘度が100〜3
0000000mm2/s、特に500〜10000000m
m2/s、更に1000〜150000mm2/sのものが好ま
しい。また、ジメチルポリシロキサンの重合度は50〜
5000であるのが好ましい。
【0013】成分(B)のジメチルポリシロキサンとし
ては、特に粘度2000000〜4000000mm2/s
のジメチルポリシロキサンと、500〜6000mm2/s
のジメチルポリシロキサンを混合して、粘度を1000
〜150000mm2/sに調整したものを用いるのが好ま
しい。
【0014】成分(B)のジメチルポリシロキサンは、
1種以上を用いることができ、全組成中に0.01〜3
0重量%、特に0.1〜10重量%、更に0.3〜3重
量%配合するのが、シリコーン特有の感触を付与する上
で好ましい。また、成分(A)と成分(B)の配合割合
は、重量比で(A)/(B)=1/30〜20/1、特
に1/10〜5/1、更に1/3〜3/1であるのが、
安定性の点で好ましい。
【0015】本発明の毛髪化粧料には、更に通常の毛髪
化粧料に用いられる成分、例えば成分(A)以外の陽イ
オン性界面活性剤、陰イオン性界面活性剤、非イオン性
界面活性剤、両性界面活性剤等の界面活性剤;成分
(B)以外のシリコーン類、炭化水素、高級アルコール
類、ラノリン誘導体、高級脂肪酸エステル類、高級脂肪
酸類、油脂類、グリセリン、ベタイン、保湿剤、カチオ
ン性ポリマー、多糖類、ポリペプタイド、パール化剤、
溶剤、液晶形成基剤、芳香族スルホン酸類、色素、香
料、噴射剤、キレート剤、pH調整剤、抗フケ剤等を、適
宜配合できる。
【0016】本発明の毛髪化粧料は、常法により製造さ
れ、pH4.5以下、特にpH3.0〜4.0に調整するの
が、より安定性に優れるので好ましい。pHの調整には、
クエン酸、乳酸等の有機酸や、無機酸等が使用できる。
また、本発明の毛髪化粧料は、水溶液、エタノール溶
液、エマルション、サスペンション、ゲル、液晶、固
形、エアゾール等の所望の形態にすることができ、例え
ば、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリート
メント、ヘアパック、ヘアクリーム、コンディショニン
グムース、ヘアムース、ヘアスプレー、シャンプー、リ
ーブオントリートメント等に適用できる。特に、ヘアリ
ンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント等の
洗い流して使用する剤型として好適である。
【0017】
【発明の効果】本発明の毛髪化粧料は、安定性が良好
で、しかも柔軟性、平滑性、しっとり感及びさらさら感
を付与する効果に優れたものである。
【0018】
【実施例】実施例1 表1〜表3に示す組成の毛髪化粧料(ヘアリンス、ヘア
トリートメント)を製造し、安定性、及びこれらを使用
したときの性能を評価した。結果を表1〜表3に併せて
示す。
【0019】(製造法) (1)製造法1:油相成分を75℃に加熱して均一に溶
解、分散させた後、75℃に加熱した水相成分中に攪拌
しながら添加する。十分に攪拌した後、攪拌しながら徐
々に45℃以下に冷却し、補助成分を添加して均一にな
るまで十分に攪拌し、毛髪化粧料を得た。
【0020】(2)製造法2:油相成分を75℃に加熱
して均一に溶解、分散させた後、この油相中に75℃に
加熱した水相成分を攪拌しながら添加する。十分に攪拌
した後、攪拌しながら徐々に45℃以下に冷却し、補助
成分を添加して均一になるまで十分に攪拌し、毛髪化粧
料を得た。
【0021】(評価方法) (1)安定性:ガラス製のサンプル容器に各毛髪化粧料
を入れ、50℃で保存したときの状態を、目視により以
下の基準で評価した。 ○;配合後均一に分散しており、1ケ月保存後も外観に
変化なし。 △;配合後均一に分散しているが、保存後10日以内に
不均一で分離を起こしている状態。 ×;配合直後から不均一で分離を起こしている状態。
【0022】(2)性能:コールドパーマ等の化学処理
を行っていない日本人女性の毛髪20g(長さ20cm)
を束ね、陰イオン活性剤を主体とする市販のシャンプー
(花王社製、ラビナスコットンフィールシャンプー)を
用いて洗浄した。その後、各毛髪化粧料2.0gを均一
に塗布し、30秒間40℃の流水ですすいだ後、ドライ
ヤーを用いて十分乾燥させた。以上の過程において、す
すぎ時の毛髪の柔軟性及び平滑性、並びに乾燥後のしっ
とり感及びさらさら感を10人の専門パネラーにより官
能評価し、それぞれについて、非常に良好の場合を2
点、良好の場合を1点、不良の場合を0点とした。10
人の合計点が15以上を◎、6〜14を○、5以下を×
として示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【表3】
【0026】 *1:HECダイセル850K(ダイセル化学工業社製) *2:コスモール168AR(日清製油社製) *3:SH200C-5000cs(東レ・ダウコーニング・シリコー
ン社製) *4:SH1200C-120000cs(東レ・ダウコーニング・シリコ
ーン社製) *5:SM8704C(東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製) *6:乳化物にならない

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は炭素数8〜24の直鎖又は分岐鎖のアル
    キル基又はアルケニル基を示し、R2 は炭素数1〜5の
    直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、R3 、R 4 及び
    5 は同一又は異なって、炭素数1〜24の直鎖又は分
    岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキ
    ル基を示し、X- は陰イオンを示す)で表される陽イオ
    ン性界面活性剤、及び(B)ジメチルポリシロキサンを
    含有する毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 成分(B)が、25℃における粘度が1
    00〜30000000mm2/sのものである請求項1記
    載の毛髪化粧料。
  3. 【請求項3】 pH4.5以下である請求項1又は2記載
    の毛髪化粧料。
JP28021899A 1999-09-30 1999-09-30 毛髪化粧料 Pending JP2001097826A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522226A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 3種類のシリコーンの予め混合された混合物を含むヘアコンディショニング組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007522226A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 3種類のシリコーンの予め混合された混合物を含むヘアコンディショニング組成物

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