JP2001097808A - シロアリ防除用ベイト - Google Patents

シロアリ防除用ベイト

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JP2001097808A
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Yoshio Katsuta
純郎 勝田
Koji Nakayama
幸治 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】低毒性で、かつ屋外での使用によっても有効成
分の流亡が少なく、しかもシロアリに対して高い防除効
果を示すシロアリ防除用ベイトの提供。 【解決手段】シロアリ好喫食性基材(ユーカリ樹皮,バ
ガス,アカマツ等)にモリブデン酸ナトリウムおよびタ
ングステン酸ナトリウムの水溶液を含浸させて得られる
混合物を水分量15%以下に乾燥させた後、過剰の遊離
ホルムアルデヒドを含まないフェノール系樹脂接着剤ま
たはユリア系樹脂接着剤をベイト全体量に対して5〜2
0重量%加え、さらに加熱加圧条件下で成型して調製さ
れるシロアリ防除用ベイト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシロアリ防除用ベイ
トに関し、より詳しくはモリブデン酸およびタングステ
ン酸の無機塩を含有するシロアリ防除用ベイトの改良に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、木材を食害したり、堤防を破壊す
るシロアリ類の被害が問題となっており、特にツチシロ
アリによる堤防の被害は重大である。これまでシロアリ
防除の目的で、予め用材や周辺土壌に防虫剤処理を施し
たり、ベイト剤を使用する手段が採られ、防虫成分とし
てクロルデン、ディルドリン、マイレックス等の有機塩
素系防虫剤が使用されてきた。しかしながら、これらの
防虫成分はいずれも残留性、毒性、刺激性、環境汚染等
の点で問題があり、低毒性で、かつシロアリ防除効果の
高い防虫剤の開発が望まれている。ところで、モリブデ
ンおよびタングステンは、シロアリに対して選択的に殺
蟻効力を示し、しかもクロム等の金属に比べて安全性が
高いことから、木材用防虫剤として有用であることが知
られているが、水溶性であるモリブデンおよびタングス
テン化合物を単独で使用した場合、有効成分流亡のため
実用場面での防虫効果は必ずしも十分とはいえないもの
であった。そこで、本発明者等は、水溶性のモリブデン
酸およびタングステン酸のアルカリ金属塩に無機塩の水
溶液を加え、基材中に水難溶性のモリブデン酸およびタ
ングステン酸の無機塩を生成させてなるシロアリ防除用
ベイトを先に開発し、特許出願を行い、既に特許を得て
いる(特開平2−6402号公報,特許第279359
5号明細書参照)。これは、屋外使用でも有効成分が流
亡せず極めて有用であったが、製造工程が煩雑であるた
め、改良の余地を残していた。このため、本発明者等は
これを改良したベイトとして、基材と水溶性のモリブデ
ンおよびタングステン化合物の混合物をシロアリ非忌避
性樹脂接着剤を用いて固めてなるシロアリ防除用ベイト
を開発し、特許出願した(特開平10−324608号
公報参照)。これは、水溶性のモリブデンおよびタング
ステン化合物を水難溶性の化合物に転換する必要がない
ため、簡便に調製することができ、特にシロアリ非忌避
性樹脂接着剤としてイソシアネート系樹脂接着剤を用い
たベイトは、有効成分の保留性に優れ、しかも高いシロ
アリ防除効果を示した。一方、フェノール系およびユリ
ア系樹脂接着剤については、ホルムアルデヒドを過剰に
含む従来の樹脂接着剤を使用していたために、シロアリ
に対して忌避性を示し、その防除効果は不満足なもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような状
況を考慮してなされたものであり、低毒性で、かつ屋外
での使用によっても有効成分の流亡が少なく、しかもシ
ロアリに対して高い防除効果を示す新規なシロアリ防除
用ベイトの提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、樹脂接着
剤の入手容易性や経済性に鑑み検討を行った結果、上記
特許公開公報(特開平10−324608号)において
不適当であるとみなされていたフェノール系およびユリ
ア系樹脂接着剤であっても、該樹脂接着剤中に過剰の遊
離ホルムアルデヒドを含まないように調製したものを使
用することにより、上記目的を達成し得ることを驚くべ
きことに見出し、さらに検討を重ね、本発明を完成し
た。
【0005】すなわち、本発明は、シロアリ好喫食性基
材にモリブデン酸ナトリウムおよびタングステン酸ナト
リウムの水溶液を含浸させて得られる混合物を水分量1
5%以下に乾燥させた後、過剰の遊離ホルムアルデヒド
を含まないフェノール系樹脂接着剤またはユリア系樹脂
接着剤をベイト全体量に対して5〜20重量%加え、加
熱加圧条件下で成型してなることを特徴とするシロアリ
防除用ベイトに関する。本発明において有効成分として
使用されるモリブデン酸ナトリウムおよびタングステン
酸ナトリウムの化学式はそれぞれ下記のとおりであり、
化学式の次に示す数字は文献によるカッコ内の温度での
水溶解度(g/100ml)である: モリブデン酸ナトリウム〔Na2 MoO4 ・2H2 O;
39.4(28℃)〕 タングステン酸ナトリウム〔Na2 WO4 ・2H2 O;
57.6(0℃)〕 ベイト中のモリブデン酸ナトリウムおよびタングステン
酸ナトリウムの配合量は特に限定されないが、それぞれ
モリブデンおよびタングステンとして1〜10重量%程
度であることが適当である。また、モリブデン酸ナトリ
ウムとタングステン酸ナトリウムの組成比もまた特に限
定されないが、両者の相乗効果を期待できる点で、モリ
ブデン、タングステンとして75〜15:25〜85
(Mo:W)の範囲が好ましい。本発明では、ベイト調
製用のシロアリ好喫食性基材として、ツチシロアリやヤ
マトシロアリ等の種々のシロアリが好んで喫食するユー
カリ樹皮、バガスおよびアカマツからなる群から選択さ
れる少なくとも1種を使用するのが好ましく、シロアリ
の喫食性を阻害しない限り、他の基材、例えばサトウキ
ビ、各種デンプンまたは広義の植物性粉末を配合しても
よい。各種デンプンには糖質分が50%以上の穀類や加
工品があり、例えば小麦粉、トウモロコシ粉、オートミ
ール、ふすま、甘薯デンプン、トウモロコシデンプン、
小麦粉デンプン、テンサイ糖、スイートポテト、α−ス
ターチ等を挙げることができる。本発明のシロアリ防除
用ベイトは、上記シロアリ好喫食性基材と、モリブデン
酸ナトリウムおよびタングステン酸ナトリウムとからな
る水分量15%以下、好ましくは10%以下の混合物
に、過剰の遊離ホルムアルデヒドを含まないフェノール
系樹脂接着剤またはユリア系樹脂接着剤をベイト全体量
に対して5〜20重量%加え、それらを加熱固化させた
ことに特徴を有する。フェノール系またはユリア系樹脂
接着剤は、これに遊離ホルムアルデヒドを含む場合はシ
ロアリに対して忌避性を示すが、本発明では過剰の遊離
ホルムアルデヒドを含まないように調製したものを使用
することが必須である。このようなフェノール系樹脂接
着剤としては、フェノールに対するホルムアルデヒドの
反応モル比が理論値(化学量論的値)の0.7〜1.0
倍量で調製されたものが好ましく、そしてこれを用いる
成型加熱条件は130〜200℃で6〜30分間である
ことが好ましい。一方、ユリア系樹脂接着剤としては、
尿素に対するホルムアルデヒドの反応モル比が理論値の
0.6〜0.9倍量で調製されたものが適当であり、こ
れを用いる成型加熱条件は100〜150℃で3〜20
分間であることが好ましく、さらに遊離ホルムアルデヒ
ドをより確実に除去するために、ホルムアルデヒド捕捉
剤を用いて処理してもよい。ホルムアルデヒド捕捉剤と
しては、アミン類、メラミン、尿素等が挙げられ、その
処理工程は樹脂接着剤の調製時、またはベイト調製時の
いずれに実施されてもよい。通常、フェノールや尿素に
対するホルムアルデヒドの反応モル比を低くすれば、遊
離ホルムアルデヒド量を低く抑えることができるが、水
を含むと崩壊しやすくなるため、本発明では好適な反応
モル比範囲で調製された樹脂接着剤を用い、さらに加熱
加圧処理やホルムアルデヒド捕捉剤の使用を組み合わせ
ることにより、遊離ホルムアルデヒドを確実に除去し、
フェノール系樹脂接着剤やユリア系樹脂接着剤のシロア
リ防除用ベイトへの適用を可能としたものである。な
お、フェノール系樹脂接着剤やユリア系樹脂接着剤の配
合量は、有効成分の保留性を保持するために5重量%以
上を必要とするが、20重量%を越えて配合しても相応
のメリットはない。また、これらの樹脂接着剤に、本発
明の目的に合致する限り、例えばメラミン系、イソシア
ネート系等の他のタイプの樹脂接着剤を配合してもよい
ことはもちろんである。さらに、本発明では、樹脂接着
剤を添加した後、ベイトを固めるに際し、スチームプレ
ス処理を施してもよい。スチームプレス処理により、基
材のヘミセルロースの分解が促進され、その結果、シロ
アリの摂食を促すことが報告されており、防虫効果の増
強に寄与するものである。なお、ベイト成型時の温度や
圧力は、使用される樹脂接着剤等により適宜選択される
が(各々の樹脂接着剤に対する好ましい加熱条件は上記
したとおりである)、成型ベイトが見掛け比重0.4〜
0.9程度の硬さに調製されるのが好ましい。本発明の
ベイトは、補助剤として固体担体、液体担体または有機
質原料を適宜配合することができ、例えば樹脂接着剤を
溶解するか、またはエマルジョン化するためのアセト
ン、アルコール、エステル等の液体担体、乳化剤、分散
剤等が必要に応じて使用されてもよい。また、本発明の
ベイトには、殺蟻効果をより効率よく発揮させるため
に、シロアリ誘引剤を配合してもよいし、他の殺虫剤、
防腐剤、防黴剤、色素等を適宜混合して有用な多目的組
成物を得ることもできる。本発明のベイトの製造は、シ
ロアリ好喫食性基材に、モリブデン酸ナトリウムおよび
タングステン酸ナトリウムの水溶液を、好ましくモリブ
デンおよびタングステンとして75〜15:25〜85
の組成比で、噴霧または浸漬等の方法により含浸させた
後、水分量15%以下に乾燥させ、この後、この乾燥物
に所定量の樹脂接着剤を溶剤等で希釈したものを添加
し、該接着剤に応じた加熱加圧条件下で成型後、例えば
約3日間風乾することにより好適に行われ得る。従っ
て、本発明はまた、シロアリ好喫食性基材に、モリブデ
ン酸ナトリウムおよびタングステン酸ナトリウムの水溶
液を含浸させ、この混合物を水分量15%以下に乾燥さ
せた後、この乾燥物に過剰の遊離ホルムアルデヒドを含
まないフェノール系樹脂接着剤またはユリア系樹脂接着
剤をベイト全体量に対して5〜20重量%加え、そして
加熱加圧条件下で成型することからなる、シロアリ防除
用ベイトの製造方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】上記のように本発明に従って得ら
れたシロアリ防除用ベイトは、シロアリに対する防虫効
果に優れることはもちろん、樹脂接着剤で固めたことに
より、屋外使用時に崩壊せず、また、有効成分の流亡が
少なく、実用に極めて適するものである。本発明のシロ
アリ防除用ベイトの形状は、ブロック状、杭状、板状
等、適用場所に応じて任意に選択することができ、家屋
の床下や周囲の土壌に載置または埋設させてイエシロア
リ、ヤマトシロアリ等の防除に用いたり、堤防や土手等
に埋設してツチシロアリ等による被害を未然に防止する
ことができる。また、モリブデン化合物およびタングス
テン化合物が一般の殺虫剤に比べ、シロアリに対し、よ
り遅効性で忌避性が低いことから、本発明のシロアリ防
除用ベイトはそれを摂食したシロアリのグルーミング現
象、食物交換または共食い現象を利用し巣全体のレベル
でのシロアリの撲滅を可能とする。
【0007】
【実施例】本発明によって提供されるシロアリ防除用ベ
イトが優れたものであることをより明らかにするため
に、以下に実施例および試験例を示す。 実施例1 下記の処方にてベイトを調製した。 モリブデン酸ナトリウム(Na2 MoO4 ・2H2 O)*1 12.6g タングステン酸ナトリウム(Na2 WO4 ・2H2 O)*2 5.4g アカマツ 68g ユーカリ樹皮 4g フェノール系樹脂接着剤*3 10g*1 Moとして5.0g。*2 Wとして3.0g。*3 フェノールに対するホルムアルデヒドの反応モル比が理論値の0.9倍量。 まず、所定量のモリブデン酸ナトリウムおよびタングス
テン酸ナトリウムを水100mlに溶解し、この水溶液
をアカマツチップおよび粗砕したユーカリ樹皮からなる
基材に噴霧し、均一に含浸させた後、温風で乾燥した
(水分量9%)。所定量のフェノール系樹脂接着剤をア
セトン20mlに溶解させた液を前記乾燥混合物に噴霧
し、仮成型した。さらに、この仮成型物に150℃で1
0分間加熱処理を行い固めた後、約3日間風乾して、本
発明のシロアリ防除用ベイトを得た。 実施例2 バガス30g、クロマツ樹皮35gおよび小麦粉9.7
gからなるチップ状基材を十分に混合し、これにモリブ
デン酸ナトリウム(Na2 MoO4 ・2H2 O)10.
1g(Moとして4.0g)およびタングステン酸ナト
リウム(Na2WO4 ・2H2 O)7.2g(Wとして
4.0g)を水50mlに溶解させた水溶液を添加して
よく混和した。次いで、これを十分に乾燥後(水分量8
%)、ユリア樹脂接着剤(尿素に対するホルムアルデヒ
ドの反応モル比が理論値の0.7倍量で調製)8gをエ
タノール50mlに溶解させた液を前記乾燥混合物に噴
霧、攪拌し、正方状の枠を用いて仮成型した。この仮成
型物に対し、130℃で10分間スチームプレス処理を
行い、さらに、約3日間キュアリングして固体状の本発
明のシロアリ防除用ベイトを得た。 試験例 実施例1に記載の操作に準じて、モリブデン酸ナトリウ
ム12.6gおよびタングステン酸ナトリウム5.4g
ならびに基材としてアカマツチップ63〜68gおよび
粗砕したユーカリ樹皮4gを用い、下の表1に示す方法
にて数種類のシロアリ防除用ベイトを調製した。これら
のベイトを用いて、シロアリに対する効力試験および溶
脱試験を行った。これらの試験方法は以下のとおりであ
る。結果は下の表1にまとめて示す。 (1)効力試験:石膏で底面を埋めたプラスチック製円
筒容器(内径8cm,高さ7cm)の中央部に、供試ベ
イト(2cm立方)1個を置き、シロアリ50頭を入れ
た。水分を含ませた脱脂綿を容器に入れることにより水
分を補給して、1週間後、2週間後および5週間後の死
虫率を観察した。 (2)溶脱試験:300mlのビーカーの中に水を入
れ、ベイト片をたこ糸でくくって上方から水中に5時間
吊るした。処理後、水を軽くきったベイト片を坩堝に入
れ、ガスバーナーを用いて強熱残分(無機物含量)を測
定した。溶脱率は下式に従って算出した。 溶脱率(%)={(A−B)/A}×100 (式中,A:試験開始前の無機物含量,B:試験後の無
機物含量)
【0008】
【表1】
【0009】本発明のベイト1と対照のベイト1〜3と
の比較から、遊離ホルムアルデヒドを含まないベイトを
得るために、樹脂接着剤調製時におけるホルムアルデヒ
ドの反応モル比が最も考慮すべき要件であり、また、加
熱条件も重要であることが確認された。また、本発明の
ベイト2と対照のベイト4との比較から、樹脂接着剤調
製時のホルムアルデヒドの反応モル比の調整や、ホルム
アルデヒド捕捉剤での処理による確実なホルムアルデヒ
ドの排除の重要性が確認された。さらに、上の試験結果
から、本発明のベイトの効力は従来のベイトに比べ非常
に高く、しかも水中に晒された場合の有効成分の溶脱は
樹脂接着剤で固めていないもの(対照のベイト5)に比
べ格段に少ないことがわかる。
【0010】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のシ
ロアリ防除用ベイトは、屋外で使用しても有効成分であ
るモリブデン化合物およびタングステン化合物の溶脱が
少なく、しかもシロアリに対して特異的に高い防蟻効果
を示すものである。従って、本発明のシロアリ防除用ベ
イトは建物や堤防等におけるシロアリの被害防止に極め
て有用である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シロアリ好喫食性基材にモリブデン酸ナ
    トリウムおよびタングステン酸ナトリウムの水溶液を含
    浸させて得られる混合物を水分量15%以下に乾燥させ
    た後、過剰の遊離ホルムアルデヒドを含まないフェノー
    ル系樹脂接着剤またはユリア系樹脂接着剤をベイト全体
    量に対して5〜20重量%加え、加熱加圧条件下で成型
    してなることを特徴とするシロアリ防除用ベイト。
  2. 【請求項2】 フェノールに対するホルムアルデヒドの
    反応モル比が理論値の0.7〜1.0倍量で調製された
    フェノール系樹脂接着剤を用い、加熱条件が130〜2
    00℃で6〜30分間である請求項1記載のシロアリ防
    除用ベイト。
  3. 【請求項3】 尿素に対するホルムアルデヒドの反応モ
    ル比が理論値の0.6〜0.9倍量で調製されたユリア
    系樹脂接着剤を用い、加熱条件が100〜150℃で3
    〜20分間である請求項1記載のシロアリ防除用ベイ
    ト。
  4. 【請求項4】 ホルムアルデヒド捕捉剤を用いてさらに
    処理した請求項3記載のシロアリ防除用ベイト。
  5. 【請求項5】 シロアリ好喫食性基材が、ユーカリ樹
    皮、バガスおよびアカマツからなる群から選択される少
    なくとも1種である請求項1ないし4のいずれか1項に
    記載のシロアリ防除用ベイト。
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