JP2001097552A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001097552A
JP2001097552A JP27974599A JP27974599A JP2001097552A JP 2001097552 A JP2001097552 A JP 2001097552A JP 27974599 A JP27974599 A JP 27974599A JP 27974599 A JP27974599 A JP 27974599A JP 2001097552 A JP2001097552 A JP 2001097552A
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Takuya Shibao
卓也 柴尾
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 仕切り領域を仕切る遮断部材に処理液ミスト
が付着するのを解消する。 【解決手段】 仕切り部材で仕切り領域を廃幣する仕切
り機構を、遮断部材を複数の分割遮断部材20A、20
Bに分割し、それら分割遮断部材は板状であって、その
表面に垂直な方向へ、互いに間隔を空けて配置し、ファ
ンフィルターユニットによって、仕切り領域に配置され
た第1、第2の分割遮断部材20A、20Bに対して上
方から下方に向けて清浄な気体ARを流下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示器用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基
板、光ディスク用の基板などの基板を処理する基板処理
装置に係り、特には、装置内における雰囲気の流通の遮
断などを行うための、所定の仕切り領域と収納領域との
間で遮断部材を移動させて仕切り領域を開閉する仕切り
開閉手段を備えた基板処理装置の改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の基板処理装置として、例えば、
図13に示すように、複数枚の基板を一括して処理する
ための複数の処理槽100A、100Bを備えた装置が
ある。この装置では、各処理槽100A、100Bに処
理液が貯留され、複数枚の基板が、各処理槽100A、
100Bに貯留された処理液内に順次浸漬させて処理さ
れる。複数枚の基板は、各処理槽100A、100Bの
上方空間で、図示しない基板搬送機構によって一括して
保持され、搬送方向101に沿って搬送されるようにな
っている。
【0003】ところで、処理槽100Aの上方空間の雰
囲気には、処理槽100Aに貯留された処理液の成分が
含まれ、一方、処理槽100Bの上方空間の雰囲気に
は、処理槽100Bに貯留された処理液の成分が含まれ
る。各処理槽100A、100Bに貯留される処理液が
同一である場合には特に問題はないが、各処理槽100
A、100Bに貯留される処理液が異なる場合、処理槽
100Aの上方空間の雰囲気と処理槽100Bの上方空
間の雰囲気とが混じり合って化学反応を起こし、基板に
悪影響を与えることもある。
【0004】そこで、この種の装置には、処理槽100
Aの上方空間と処理槽100Bの上方空間との間におけ
る雰囲気の流通の遮断を行うために、処理槽100Aの
上方空間と処理槽100Bの上方空間との間を仕切り領
域SAとして、この仕切り領域を開閉する仕切り開閉機
構を備えている。すなわち、処理槽100Aから処理槽
100Bへ基板を搬送するときだけ、仕切り領域SAを
開き、それ以外は仕切り領域SAを閉じて、処理槽10
0Aの上方空間の雰囲気と処理槽100Bの上方空間の
雰囲気とが混じり合うことを抑制する。
【0005】このような仕切り開閉機構を備えた従来の
基板処理装置は、例えば、特開平10−335285号
公報などに開示されている。すなわち、図13、図14
に示すように、仕切り領域SAと収納領域PAとの間で
1つの遮断部材110を移動させて仕切り領域SAを開
閉するように構成している。なお、仕切り領域SAと収
納領域PAとの間の遮断部材110の移動は、例えば、
図13、図14(a)に示すように、直線移動でなされ
るものや、図14(b)に示すように、1つの軸芯J周
りでの回動動作によってなされるものなどがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。従来装置は、仕切り領域SAにおいて必要とされ
る遮断面積を有する遮断面111を持つ1つの遮断部材
110を、仕切り領域SAと収納領域PAとの間で移動
させて仕切り領域SAを開閉しているので、収納領域P
Aとして、遮断部材110の遮断面111方向に、仕切
り領域SAと同等の面積の領域を確保しなければならな
い。
【0007】また、図14(b)に示す回動動作によっ
て遮断部材110を移動させる構成では、それに加えて
さらに、遮断部材110を回動させるための斜線で示す
余分な移動領域IAも確保しなければならない。
【0008】そのため、装置内に組み込む部材(処理液
の貯留タンクなど)の配置や、装置内の配線、配管、メ
ンテナンスエリアの確保などを行う上で制約が大きくな
り、装置が大型化したり、メンテナンスエリアが確保し
難くなったり、メンテナンス作業が行い難くなるなどの
問題を招いている。
【0009】かかる問題を解決する対策として、複雑な
形状の部材を多様して、複雑な機構で仕切り開閉機構を
構成することが考えられる。
【0010】しかし、仕切り開閉機構を複雑な形状や機
構にすると、仕切り開閉機構の周囲の気流が乱され、気
流の渦が生じる等して、処理液が蒸発して生じた処理液
ミストが仕切り開閉機構に付着して、仕切り開閉機構が
腐食して耐久性が低下したり、また、仕切り開閉機構に
付着したミストが新たな汚染源となって周囲にパーティ
クルをまき散らして基板を汚染すよ不具合が生じるおそ
れがあった。
【0011】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、仕切り領域において仕切り機構に処理
液ミストが付着することがない基板処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、仕切り領域と収納領域と
の間で遮断部材を移動させて前記仕切り領域を開閉する
仕切り開閉手段を備えた基板処理装置において、前記遮
断部材は分割された複数の分割遮断部材で構成し、前記
仕切り領域を閉じるように前記各分割遮断部材ごとに割
り当てられた各配置位置と、前記各分割遮断部材ごとに
設けた各収納領域との間で、前記各分割遮断部材をそれ
ぞれ移動させる移動手段を備えるとともに、前記仕切領
域にて、前記分割遮断部材の表面に沿って流れる雰囲気
遮断用の気流を生ずる遮断用気流形成手段を備え、前記
各分割遮断部材は板状であって、その表面に垂直な方向
へ、互いに間隔を空けて、前記各配置位置に配置するこ
とを特徴とする基板処理装置である。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。仕切り領域を閉じるための遮断部材は複数の分割遮
断部材に分割されている。移動手段は、仕切り領域を閉
じるように各分割遮断部材ごとに割り当てられた各配置
位置と、各分割遮断部材ごとに設けた各収納領域との間
で、各分割遮断部材をそれぞれ移動させる。
【0014】各分割遮断部材が、それぞれに割り当てら
れた配置位置に配置されると仕切り領域は閉じた姿勢に
なりる。この姿勢では、板状の各分割遮断部材どうし
は、板状であるその表面と垂直な方向へ、互いに間隔を
空けて配置されている。このため、仕切り領域を気密に
は閉じるわけではないが、しかし、遮断用気流形成手段
にっよって生じる雰囲気遮断用の気流は、前記仕切り部
材の板面に沿って流れるので、かかる雰囲気遮断用の気
流が、いわゆるエアーカーテンとして機能し、仕切り領
域の周囲の雰囲気が、仕切り領域を通過するように流れ
ようとするのを遮る。また、気密に閉じないまで、各分
割遮断部材は、雰囲気が仕切り領域を通過するのを、壁
のようにして遮る。また、各分割遮断部材は、各々が雰
囲気遮断用気流を、その表面と平行な向きに流すよう整
流板としても機能する。
【0015】上記のようにして、仕切り領域の周囲の雰
囲気が仕切り空間を通過するのを阻止するにつけ、板状
の各分割遮断部材どうしは、互いに板状であるその表面
に垂直な方向へ、互いに間隔を空けて配置してるので、
雰囲気遮断用の気流が、板状である各分割遮断部材の板
面に沿って流れるのは、板面同士が接するように配置す
るのと違って、流れが乱されることはなく、滑らかに流
れる。
【0016】このため、個々の分割遮断部材は、雰囲気
遮断用の気流に、こと全面が確実に覆われた状態とな
り、雰囲気に処理液ミストや、その他不具合な成分が浮
遊していても、それらが分割遮断部材に付着することは
ない。
【0017】なお、対比例として例えば分割遮断部材ど
うしが一部重なるように配置した場合を想定すると、そ
のような場合には重なり部分にて段差がつき、かかる段
差部分にて、それまで分割遮断部材の表面に沿って滑ら
かに流れてきた雰囲気遮断用の気流のが微少な渦を形成
するなどして流れが乱れ、分割遮断部材の表面は雰囲気
遮断用の気流に覆われなく部分が一部生ずるが、本発明
ではそのようことは生じない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る基
板処理装置の全体的な構成を示す平面図であり、図2は
図1のA−A矢視断面図、図3は図1のB−B矢視断面
図、図4は仕切り領域と第1、第2の配置位置と第1、
第2の収納領域との位置関係を示す図である。
【0019】この実施例装置は、複数枚の基板W(基板
群WG)を一括して処理することができるバッチ式の処
理装置であり、キャリアストッカ1や、基板移載ロボッ
ト2、姿勢転換ロボット3、基板受渡しロボット4、基
板搬送機構5、処理部6A〜6D、仕切り開閉手段に相
当する仕切り開閉機構7などを備えている。
【0020】キャリアストッカ1は、複数枚の基板Wを
収容するキャリアCを搬送したり、一時保管したりする
ためのもので、キャリアCを一時的に保管するキャリア
保管部(図示せず)や、キャリアCを搬送するキャリア
搬送機構10などを備えている。キャリア搬送機構10
は、キャリア保管部と、キャリアCを搬入/搬出する搬
入搬出位置P1と、基板移載ロボット2がキャリアCに
対する各基板Wの取り出し/収容を行う移載位置P2と
の間で、キャリアCを搬送する。なお、このキャリアス
トッカ1内では、各基板Wが水平姿勢で収納された状態
でキャリアCを扱う。
【0021】基板移載ロボット2は、移載位置P2に置
かれたキャリアCから、未処理の基板Wを取り出して姿
勢転換ロボット3に引き渡したり、姿勢転換ロボット3
から処理済の基板Wを受け取って移載位置P2に置かれ
たキャリアCに収納したりする複数枚の基板Wの移載動
作を行う。なお、この基板移載ロボット2による基板W
の移載動作も、基板Wを水平姿勢にして行われる。
【0022】姿勢転換ロボット3は、複数枚の基板Wを
平行に並べて保持した状態で水平軸周りで回動させて、
各基板Wが水平姿勢で垂直方向に並べられた状態と、垂
直姿勢で水平方向に並べられた状態との間で姿勢転換す
る。
【0023】基板受渡しロボット4は、垂直姿勢で水平
方向に並べられた基板群WGを、姿勢転換ロボット3と
基板搬送機構5(挟持機構5a)との間で受け渡す。な
お、この基板受渡しロボット4による基板Wの受渡し
や、後述する基板搬送機構5による基板Wの搬送、各処
理部6A〜6Dでの処理は、基板Wを垂直姿勢にして行
われる。
【0024】基板搬送機構5は、一対の挟持機構5a
と、挟持機構5aを各処理部6A〜6Dの並び方向に水
平移動させる水平移動機構部5bとを備え、垂直姿勢で
水平方向に並べられた基板群WGを挟持機構5aで一括
挟持して各処理部6A〜6Dの上方空間を水平移動し、
各基板Wを各処理部6A〜6Dに順次搬送する。
【0025】処理部6A〜6Cは、処理液を貯留し、そ
の処理液内に基板群WGを浸漬させて複数枚の基板Wを
一括して処理液で処理する処理槽11A〜11Cをそれ
ぞれ備えるとともに、基板群WGを保持し、一括して昇
降させる昇降機構12をそれぞれ備えている。昇降機構
12は、基板搬送機構5の挟持機構5aから未処理の基
板群WGを受け取って処理槽11A〜11Cに浸漬させ
たり、処理済の基板群WGを処理槽11A〜11Cから
引き上げて基板搬送機構5の挟持機構5aに引き渡した
りする。
【0026】処理部6Dは、基板群WGを回転させて乾
燥させる処理を行う。この処理部6Dにも、上記昇降機
構12と同様の動作を行う図示しない昇降機構を備え、
基板搬送機構5の挟持機構5aと処理部6D内との間の
基板群WGの受渡しを行うように構成している。
【0027】基板搬送機構5の水平移動機構部5bと、
各処理部6A〜6Dの上方空間(基板群WGの搬送空
間)との間には仕切り13が設けられ、上記基板群WG
の搬送空間とメンテナンスエリア14との間とも仕切り
15が設けられている。
【0028】また、基板搬送機構5の水平移動機構部5
bが配置された空間と上記基板群WGの搬送空間との天
井部分には、粉塵除去用などのフィルター16と、気体
を下方に送り出すファン17とを有するファンフィルタ
ーユニット18が配設され、基板搬送機構5の水平移動
機構部5bが配置された空間と上記基板群WGの搬送空
間とに清浄な気体が流下されるようになっている。
【0029】本実施例では、各処理槽11A〜11Cに
貯留される処理液の種類が全て異なるものとして、処理
槽11Aの上方空間と処理槽11Bの上方空間との間に
おける雰囲気の流通の遮断と、処理槽11Bの上方空間
と処理槽11Cの上方空間との間における雰囲気の流通
の遮断とを行うために、処理槽11Aの上方空間と処理
槽11Bの上方空間との間と、処理槽11Bの上方空間
と処理槽11Cの上方空間との間とをそれぞれ仕切り領
域SAとし、各仕切り領域SAごとにそれぞれ仕切り開
閉機構7を設けている。
【0030】詳細は後述するが、各仕切り開閉機構7は
それぞれ、仕切り領域SAを閉じる板状の遮断部材を、
複数(本実施例では2つ)の分割遮断部材(第1の分割
遮断部材20A及び第2の分割遮断部材20B)に分割
し、仕切り領域SAを閉じるように各分割遮断部材20
A、20Bごとに割り当てられた各配置位置(図1ない
し図3で各分割遮断部材20A、20Bが実線で示され
た状態の位置であって、図4のSA1、SA2)と、仕
切り領域SAから外れた領域に各分割遮断部材20A、
20Bごとに設けた各収納領域(図2、図3で各分割遮
断部材20A、20Bが二点鎖線で示された状態の位置
であって、図4のPA1、PA2)との間で、各分割遮
断部材20A、20Bをそれぞれ移動させる移動手段に
相当する第1、第2の移動機構(詳細は後述する)を備
えて構成し、かつ、図3、図4に示すように、各収納領
域PA1、PA2に各分割遮断部材20A、20Bを収
納したとき、各分割遮断部材同士20A、20Bは、遮
断面21に向かって見て、それら分割遮断部材20A、
20Bの遮断面21の少なくとも一部が重複した状態で
各々の収納領域PA1、PA2に収納されるように各収
納領域PA1、PA2を設けて構成されている。
【0031】このように構成したことにより、仕切り領
域SAにおいて必要とされる遮断面積を遮断することが
できるとともに、第1、第2の収納領域PA1、PA2
を合わせた全収納領域PA(図4参照)の、遮断面21
方向の面積を小さくすることができ、収納領域PA1、
PA2をコンパクトに構成することができる。
【0032】次に、本発明の要部である仕切り開閉機構
7の詳細な構成を、図1ないし図8を参照して説明す
る。図5は仕切り開閉機構の外観を示す斜視図であり、
図6は分割遮断部材が移動時に通過する開口側から見た
拡大断面図、図7は図6のC−C矢視断面図、図8は駆
動室側から見た拡大断面図である。
【0033】本実施例では、仕切り13、15やファン
フィルターユニット18、各処理部6A〜6Dの上面な
どで囲まれた矩形の仕切り領域SAを開閉するために、
各分割遮断部材20A、20Bは、遮断面21が略矩形
である板状の部材で構成している。
【0034】また、図3ないし図5に示すように、本実
施例では、各分割遮断部材20A、20Bが仕切り領域
SAに配置されたとき、遮断面21に向かって見て、各
分割遮断部材20A、20Bの各遮断面21が上下に並
んで配置されるように、仕切り領域SA内に配置する第
1の分割遮断部材20Aの配置位置(第1の配置位置)
SA1と、第2の分割遮断部材20Bの配置位置(第2
の配置位置)SA2とは、遮断面21に向かって見て、
仕切り領域SA内に上下方向に並べて割り当てている。
【0035】なお、本実施例では、後述するように、第
1、第2の分割遮断部材20A、20Bの対向する側の
各遮断面21の間に隙間が形成された状態で、すなわ
ち、第1、第2の分割遮断部材20A、20Bは互いに
板面同士が間隔を空けて配置されるように、各配置位置
SA1、SA2への配置、各収納領域PA1 、PA2へ
の収納、及び、それらの間の移動を行うように構成して
おり、第1の配置位置SA1と第2の配置位置SA2と
は、遮断面21に向かって見て、分割遮断部材20A、
20Bの遮断面21が若干重複するように設定してい
る。
【0036】また、第1の収納領域PA1と第2の収納
領域PA2とを、第1の配置位置SA1と第2の配置位
置SA1との並び方向に沿った仕切り領域SAの一側方
側に設けている。なお、この第1の収納領域SA1と第
2の収納領域SA2とは、各収納領域SA1、SA2に
各分割遮断部材20A、20Bを収納したとき、遮断面
21に向かって見て、第1、第2の分割遮断部材20
A、20Bの遮断面21の少なくとも一部が重複した状
態で各々収納されるように設けている。
【0037】そして、第1の分割遮断部材20Aを第1
の配置位置SA1と第1の収納領域PA1との間で移動
させる第1の移動機構22Aは、第1の分割遮断部材2
0Aの一端部を中心に、遮断面21に向かって見て、第
2の配置位置SA2を通過するように第1の分割遮断部
材20Aを回動させて、第1の配置位置SA1と第1の
収納領域PA1との間で第1の分割遮断部材20Aを移
動させ、第2の分割遮断部材20Bを第2の配置位置S
A2と第2の収納領域PA2との間で移動させる第2の
移動機構22Bは、第2の分割遮断部材20Bの一端部
を中心に、遮断面21に向かって見て、第1の配置位置
SA1を通過するように第2の分割遮断部材20Bを回
動させて、第2の配置位置SA2と第2の収納領域PA
2との間で第2の分割遮断部材20Bを移動させるよう
に構成している。
【0038】より具体液には、第1の分割遮断部材20
Aを回動させる際の第1の回動軸芯J1を、第1の配置
位置SA1と第2の配置位置SA1との並び方向に沿っ
た仕切り領域SAの一側方付近で、かつ、第2の配置位
置SA2及び第2の収納位置PA2から離れた側の第1
の配置位置SA1及び第1の収納位置PA1の端部付近
に設定し、その第1の回動軸芯J1周りで、第1の分割
遮断部材20Aの一端部(本実施例では、第1の分割遮
断部材20Aの一つの頂点付近の端部)を中心に、遮断
面21に向かって見て、第2の配置位置SA2を通過す
る軌跡をとる回動方向に回動させるとともに、第2の分
割遮断部材20Bを回動させる際の第2の回動軸芯J2
を、第1の配置位置SA1と第2の配置位置SA1との
並び方向に沿った仕切り領域SAの一側方付近で、か
つ、第1の配置位置SA1及び第1の収納位置PA1か
ら離れた側の第2の配置位置SA2及び第2の収納位置
PA2の端部付近に設定し、その第2の回動軸芯J2周
りで、第2の分割遮断部材20Bの一端部(本実施例で
は、第2の分割遮断部材20Bの一つの頂点付近の端
部)を中心に、遮断面21に向かって見て、第1の配置
位置SA1を通過する軌跡をとる回動方向に回動させる
ように構成している。
【0039】そのため、本実施例の第1の移動機構22
Aは、第1の回動軸芯J1周りで回動可能に支持され、
かつ、第1の分割遮断部材20Aの一端部に一端側を固
定した第1の回動軸部材23Aを、第1の駆動源24A
により、第2の回動軸芯J2に対向するθ(略90°)
の回動範囲で回動させることで、第1の配置位置SA1
と第1の収納領域PA1との間で第1の分割遮断部材2
0Aを移動させている。また、第2の移動機構22Bも
同様に、第2の回動軸芯J2周りで回動可能に支持さ
れ、かつ、第2の分割遮断部材20Bの一端部に一端側
を固定した第2の回動軸部材23Bを、第2の駆動源2
4Bにより、第1の回動軸芯J1に対向するθ(略90
°)の回動範囲で回動させることで、第2の配置位置S
A2と第2の収納領域PA2との間で第2の分割遮断部
材20Bを移動させている。
【0040】このように構成したことにより、図4に示
すように、遮断面21に向かって見て、第1の分割遮断
部材20Aの移動領域の一部と第2の分割遮断部材20
Bの移動領域の一部を重複させ、第1の分割遮断部材2
0Aの移動領域及び第2の分割遮断部材20Bの移動領
域の殆ど全てを、第1、第2の配置位置SA1、SA2
及び第1、第2の収納領域PA1、PA2からなる領域
内に収めることができる。従って、第1、第2の分割遮
断部材20A、20Bを移動させるための特別な移動領
域を殆ど設ける必要もなくなり、仕切り領域SAを開く
ために必要な領域をさらに小さくすることができる。
【0041】なお、第1、第2の回動軸芯J1、J2の
位置や、第1、第2の回動軸芯J1、J2周りで回動さ
せる第1、第2の分割遮断部材20A、20Bの一端部
の位置を適宜に調節することで、第1の分割遮断部材2
0Aの移動領域及び第2の分割遮断部材20Bの移動領
域を、第1、第2の配置位置SA1、SA2及び第1、
第2の収納領域PA1、PA2からなる領域内に完全に
収めることもでき、第1、第2の分割遮断部材20A、
20Bを移動させるための特別な移動領域を完全に無視
するように構成することもできる。
【0042】本実施例では、第1、第2の駆動源24
A、24Bをエアシリンダで構成しているが、それ以外
にもモーターなどで構成することもできる。なお、第
1、第2の駆動源24A、24Bをエアシリンダで構成
すると以下のような利点がある。例えば、第1、第2の
駆動源24A、24Bをモーターで構成した場合、通
常、分割遮断部材20A、20Bの遮断面21に直交す
る方向に、モーターの回転軸を配置することになるが、
モーター自体は、通常、モーターの回転軸方向の寸法が
長いので、モーターを配置する関係で、仕切り開閉機構
7は、分割遮断部材20A、20Bの遮断面21に直交
する方向の寸法が大きくなる。また、モーターを駆動す
るための大きなドライバも配置しなければならないの
で、仕切り開閉機構7が大型化することになる。これに
対して、第1、第2の駆動源24A、24Bをエアシリ
ンダで構成した場合、エアシリンダの長手方向となるロ
ッド25の伸縮方向を、分割遮断部材20A、20Bの
遮断面21に平行な方向に配置することができるので、
仕切り開閉機構7は、分割遮断部材20A、20Bの遮
断面21に直交する方向の寸法を小さくすることでき
る。また、エアシリンダを駆動(ロッド25を伸縮駆
動)するためには、エアの給排管や電磁弁などを配設す
る必要であるが、エアの給排管は配置の自由度が高く、
電磁弁は小型である。従って、第1、第2の駆動源24
A、24Bをエアシリンダで構成すると、仕切り開閉機
構7を小型化することができる。
【0043】ここで、エアシリンダ24A(24B)に
より回動軸部材23A(23B)を回動させる原理を、
図6ないし図8を参照して簡単に説明する。
【0044】すなわち、回動軸部材23A(23B)か
ら側方に突出された突起片26と、エアシリンダ24A
(24B)のロッド25の先端部を、回動軸芯J1(J
2)と平行な軸芯Q1(Q2)周りで回動自在に連結す
る。これにより、ロッド25を伸縮すると、突起片26
を押し出したり引き戻したりして、軸芯J1(J2)周
りで回動可能に支持されている回動軸部材23A(23
B)を軸芯J1(J2)周りで回動させることができ
る。ここで、回動軸部材23A(23B)の回動の際
に、軸芯Q1(Q2)は、図8のQR1(QR2)に示
すような軌跡で移動するので、軸芯Q1(Q2)がこの
軌跡QR1(QR2)で移動できるように、エアシリン
ダ24A(24B)の基端部は軸芯R1(R2)周りで
回動自在に支持している。
【0045】また、本実施例では、第1、第2の駆動源
24A、24Bを配置する駆動室27と、第1、第2の
収納領域PA1、PA2を設ける収納室28とを完全に
分離している。
【0046】すなわち、外壁で囲まれた容器内を、隔壁
29、30で2つの部屋に分離し、一方の部屋を駆動室
27とし、他方の部屋を収納室28としている。収納室
28側の外壁には、第1、第2の分割遮断部材20A、
20Bが移動時に通過する開口31が形成され、駆動室
27側の外壁(開口31と反対側の外壁)には、エアの
給排管を導出するための開口(図示せず)が設けられて
いる。
【0047】第1、第2の回動軸部材23A、23B
は、収納時の第1、第2の分割遮断部材20A、20B
と、第1、第2の駆動源24A、24Bとの間に設けら
れた隔壁29を貫通して、この隔壁29に対してそれぞ
れ第1、第2の回動軸芯J1、J2周りで回動自在に支
持されている。
【0048】また、第1、第2の回動軸部材23A、2
3Bを隔壁29に回動自在に貫通すると、第1、第2の
回動軸部材23A、23Bの周囲にリング状の隙間32
が残るが、本実施例では、この隙間32も回転シール機
構でシールしている。すなわち、この隙間32の外周を
覆うように先端部が隔壁29に固定された部材33(隔
壁29の面でもよい)に密着した柔軟なシール部材34
を第1、第2の回動軸部材23A、23Bに取り付けて
回転シール機構を構成している。これにより、第1、第
2の回動軸部材23A、23Bの回動の際もシール部材
34は、その先端部が部材33に密着した状態を維持し
て第1、第2の回動軸部材23A、23Bと一体的に回
動し、第1、第2の回動軸部材23A、23の回動時も
上記隙間32をシールすることができる。
【0049】このように、駆動室27と収納室28とを
完全に分離したことにより、処理槽11A〜11Cで扱
われる薬液などの雰囲気が、開口31や収納室28を介
して駆動室27内に入り込むことを防止でき、薬液など
で駆動源24A、24Bが腐食されることを防止でき
る。逆に、駆動源24A、24Bからの発塵が収納室2
8や開口31を介して基板群WGの搬送空間や処理槽1
1A〜11Cなどに流出することも防止でき、基板Wの
汚染も防止することができる。
【0050】ところで、本実施例では、隔壁29からの
第1、第2のエアシリンダ24A、24Bの距離を同じ
にし、第1、第2の回動軸部材23A、23Bの長さ
を、第1、第2の分割遮断部材20Aと20Bの板厚以
上に違えて、第1、第2の分割遮断部材20A、20B
の対向する側の各遮断面21の間に隙間が形成された状
態で、各配置位置SA1、SA2への配置、各収納領域
PA1 、PA2への収納、及び、それらの間の移動を行
うように構成している。つまり、第1、第2の分割遮断
部材20A、20Bは各々板状であって、その表面に垂
直な方向へ、互いに間隔を空けるようにして、各配置位
置SA1、SA2へ配置されている。このように間隔を
空けているのは、次のような理由による。
【0051】本実施例では、ファンフィルターユニット
18によって、仕切り領域SAに配置された第1、第2
の分割遮断部材20A、20Bに対して上方から下方に
向けて清浄な気体が流下されているので、図9(a)に
示すように、各分割遮断部材20A、20Bの各遮断面
21に沿って清浄な気流ARが流下し、この気体ARの
流下により形成されるエアカーテンで、各分割遮断部材
20A、20Bの間の隙間35を閉じられて、雰囲気の
流通を遮断することができる。また、各分割遮断部材2
0A、20Bの各遮断面21に沿って流下する清浄な気
流ARによって、処理槽11A〜11Cの上方空間に漂
う薬液などの雰囲気が、各分割遮断部材20A、20B
の各遮断面21に触れることも防止でき、薬液などによ
り各分割遮断部材20A、20Bが腐食されることも防
止することができる。
【0052】すなわち、本実施例のように、各分割遮断
部材20A、20Bの対向する側の各遮断面21の間に
隙間が形成されて各分割遮断部材20A、20Bを配置
する場合には、図9(a)に示すように、各分割遮断部
材20A、20Bの各遮断面21に沿って流れる清浄な
気流ARが乱れ難く、上述した乱流RRなどが発生し難
く、各分割遮断部材20A、20Bの腐食を起き難くす
ることができる。なお、対比例として、各分割遮断部材
20A、20Bの対向する側の各遮断面21の間の隙間
を無くすように各分割遮断部材20A、20Bを配置す
るならば、図9(b)に示すように、第1の分割遮断部
材20Aの下端部付近と、第2の分割遮断部材20Bの
上端部付近とに形成される段差によって、流下される気
流ARに乱流RRが形成され、この乱流RRによって、
処理槽11A〜11Cの上方空間に漂う薬液などの雰囲
気を巻き込んで、薬液が各分割遮断部材20A、20B
の各遮断面21に触れ、薬液などにより各分割遮断部材
20A、20Bが腐食されることが起こり易くなる。
【0053】なお、第1、第2の分割遮断部材20A、
20Bの対向する側の各遮断面21の間に隙間が形成さ
れた状態で、各配置位置SA1、SA2への配置、各収
納領域PA1 、PA2への収納、及び、それらの間の移
動を行うように構成したことにより、各分割遮断部材2
0A、20Bの遮断面21が擦れないようにしている。
これにより、各分割遮断部材20A、20Bの遮断面2
1が擦れて発塵が起きることがなく、基板Wの汚染を防
止することができる。
【0054】ところで、各仕切り領域SA付近に流下す
る気流ARは、その流速を速くする方が上記エアカーテ
ンによる遮断をより効果的に達成することが期待でき
る。そこで、図2に示すように、ファンフィルターユニ
ット18内のファン17(気体供給手段)が、少なくと
も各仕切り領域SAの上方に配置されるように構成し、
各分割遮断部材20A、20Bの各遮断面21に沿って
流す(流下する)気流ARの流速を任意に調節できるよ
うに構成することが好ましい。
【0055】また、移動手段は、上記実施例の構成に限
定されない。例えば、図10に示すように、各分割遮断
部材20A、20Bを直線移動させて、各配置位置SA
1、SA2と各収納領域PA1、PA2との間で、各分
割遮断部材20A、20Bを移動させることも可能であ
る。
【0056】ただし、図10に示すように、移動手段を
直線移動する機構で構成すると、各分割遮断部材20
A、20Bを移動させるための移動領域IA1、IA2
の一部が、斜線で示すように、第1、第2の配置位置S
A1、SA2及び第1、第2の収納領域PA1、PA2
からなる領域からはみ出るので、仕切り領域SAを開く
ために必要な領域が大きくなる。また、各分割遮断部材
20A、20Bを直線移動させるためには、移動方向に
沿って配設されたガイド軸に、各分割遮断部材20A、
20Bに連結された部材を摺動させて各分割遮断部材2
0A、20Bを移動させることになるので、広範囲にわ
たって発塵し、発塵量も多くなる。これに対して、上記
実施例の構成では、上述したように各分割遮断部材20
A、20Bを移動させるための特別な移動領域IA1、
IA2を殆ど必要とせず、また、各分割遮断部材20
A、20Bの移動に伴って摺動して変動する部材及びそ
の部材の変動量が少なく、それだけ発塵を少なくするこ
ともできる。従って、図10に示すように構成するより
も上記実施例のように構成する方が好ましい。
【0057】また、上記実施例では、仕切り領域SAを
閉じる遮断部材を2つの分割遮断部材20A、20Bに
分割して構成したが、3つ以上の分割遮断部材に分割し
てもよい。
【0058】3つ以上の分割遮断部材に分割する場合、
例えば、図11(a)に示すように、遮断面21に向か
って見て、収納時に全ての分割遮断部材20A〜20C
同士で遮断面21が重複するように構成してもよいし、
図11(b)に示すように、遮断面21に向かって見
て、収納時に一部の分割遮断部材20A、20Bだけ遮
断面21が重複するように構成してもよし、図12に示
すように、遮断面21に向かって見て、グループ分けさ
れた分割遮断部材20A、20B同士、及び分割遮断部
材20C、20D同士で、それぞれ収納時に遮断面21
が重複するように構成してもよい。
【0059】なお、図11、図12中の、符号SA3、
SA4は、分割遮断部材20C、20Dそれぞれに割り
当てた仕切り領域SA内の配置位置であり、PA3、P
A4は、分割遮断部材20C、20Dそれぞれの収納領
域、J3、J4は、分割遮断部材20C、20Dそれぞ
れの移動の際の回動軸芯である。
【0060】また、例えば、図11に示すように、3つ
以上の分割遮断部材20のうちの2つの分割遮断部材2
0A、20Bを上記実施例のように構成してもよいし、
例えば、図12に示すように、複数の分割遮断部材20
を2つの分割遮断部材20ずつにグループ分けして、各
グループごとに上記実施例のように構成し、上記実施例
を複数組備えて仕切り領域SAを閉じるように構成して
もよい。
【0061】また、遮断面21に向かって見て、遮断面
21を重複させて収納する分割遮断部材同士は、収納時
に、各分割遮断部材の遮断面21の一部だけが重複する
ように構成してもよいし、各分割遮断部材の遮断面21
の全体が完全に重複するように構成してもよい。
【0062】さらに、ある分割遮断部材の収納領域は、
上記実施例や変形例の図に示すように、その分割遮断部
材に割り当てた仕切り領域内の配置位置と隣接するよう
に設けてもよいが、本発明はそれに限定されず、ある分
割遮断部材の収納領域を、その分割遮断部材に割り当て
た仕切り領域内の配置位置から離れた位置や、配置位置
と一部が重複する位置などに設けてもよい。
【0063】また、複数の分割遮断部材の遮断面は、全
て同じ形状で同じ大きさである必要はなく、仕切り領域
SAの形状や大きさなどに応じて、形状や大きさが種々
に異なる遮断面を持つ複数の分割遮断部材で構成しても
よい。
【0064】また、上記実施例では、複数の処理槽11
A〜11Cの上方空間の間を仕切り領域SAとして、そ
の仕切り領域SAの開閉に本発明を適用する場合を例に
採ったが、本発明はこのような適用形態に限定されな
い。例えば、チャンバで囲まれた基板処理部と、そのチ
ャンバの外側に設けられた基板搬送空間とを備え、チャ
ンバに形成された基板搬入搬出口を介して基板搬送空間
から基板処理部内に対する基板の搬入搬出を行うように
構成された基板処理装置において、基板搬入搬出口を仕
切り領域としてその仕切り領域(基板搬入搬出口)を開
閉する場合などにも本発明を適用することができる。
【0065】また、上記実施例は、基板を一括して処理
するバッチ式の基板処理装置を例に採ったが、本発明は
これに限定されず、基板を1枚ずつ処理する枚葉式の基
板処理装置にも本発明を適用することができる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、仕切り領域を閉じる遮断部材
を、複数の分割遮断部材に分割して構成し、板状の各分
割遮断部材どうしは、それら分割遮断部材は板状であっ
て、その表面に垂直な方向へ、互いに間隔を空けて配置
するので、仕切り領域を気密に閉じるわけではないが、
しかし、遮断用気流形成手段にっよって生じる雰囲気遮
断用の気流が、前記仕切り部材の板面に沿って流せてい
るので、かかる雰囲気遮断用の気流が、いわゆるエアー
カーテンとして機能し、仕切り領域の周囲の雰囲気が、
仕切り領域を通過するように流れようとするのを遮る。
また、気密に閉じないまで、各分割遮断部材は、雰囲気
が仕切り領域を通過するのを、壁のようにして遮る。
【0067】上記のようにして、仕切り領域の周囲の雰
囲気が仕切り空間を通過するのを阻止するにつけ、板状
の各分割遮断部材どうしは、互いに板状であるその表面
に垂直な方向へ、互いに間隔を空けて配置してるので、
雰囲気遮断用の気流が、板状である各分割遮断部材の板
面に沿って滑らかに流れ、個々の分割遮断部材は、雰囲
気遮断用の気流に、こと全面が確実に覆われた状態とな
り、雰囲気に処理液ミストや、その他不具合な成分が浮
遊していても、それらが分割遮断部材に付着することが
なく、分割遮断遮断部材の耐久性が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る基板処理装置の全体的
な構成を示す平面図である。
【図2】図1のA−A矢視断面図である。
【図3】図1のB−B矢視断面図である。
【図4】仕切り領域と第1、第2の配置位置と第1、第
2の収納領域との位置関係を示す図である。
【図5】仕切り開閉機構の外観を示す斜視図である。
【図6】仕切り開閉機構を分割遮断部材が移動時に通過
する開口側から見た拡大断面図である。
【図7】図6のC−C矢視断面図である。
【図8】仕切り開閉機構を駆動室側から見た拡大断面図
である。
【図9】仕切り領域に気流を流下させる場合に各分割部
材の分割部分に隙間を形成した状態と対比例として隙間
を無くした状態とで気流の流れを比較した図である。
【図10】移動手段の変形例を示す図である。
【図11】分割遮断部材を3つで構成する場合の変形例
を示す図である。
【図12】分割遮断部材を4つで構成する場合の変形例
を示す図である。
【図13】従来装置の要部構成を示す斜視図である。
【図14】従来の仕切り開閉機構の概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
7:仕切り開閉機構 18:ファンフィルターユニット 20A〜20D:分割遮断部材 21:遮断面 22A、22B:移動機構 24A、24B:駆動源(エアシリンダ) W:基板 SA:仕切り領域 SA1〜SA4:各分割遮断部材に割り当てられた仕切
り領域内の配置位置 PA1〜PA4:各分割遮断部材の収納領域 J1〜J4:各分割遮断部材の回動軸芯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 仕切り領域と収納領域との間で遮断部材
    を移動させて前記仕切り領域を開閉する仕切り開閉手段
    を備えた基板処理装置において、 前記遮断部材は分割された複数の分割遮断部材で構成
    し、 前記仕切り領域を閉じるように前記各分割遮断部材ごと
    に割り当てられた各配置位置と、前記各分割遮断部材ご
    とに設けた各収納領域との間で、前記各分割遮断部材を
    それぞれ移動させる移動手段を備えるとともに、 前記仕切領域にて、前記分割遮断部材の表面に沿って流
    れる雰囲気遮断用の気流を生ずる遮断用気流形成手段を
    備え、 前記各分割遮断部材は板状であって、その表面に垂直な
    方向へ、互いに間隔を空けて、前記各配置位置に配置す
    ることを特徴とする基板処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010182737A (ja) * 2009-02-03 2010-08-19 Tokyo Electron Ltd 処理装置
JP2015185631A (ja) * 2014-03-24 2015-10-22 株式会社荏原製作所 基板処理装置
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